※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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236 元王女の赤らむ頬(裏面)

【アン視点】

 

 

 夜に届いたのは、王太女の紋章のある王宮からの手紙であり、一度だけ、アーサーと面談をして欲しいという王太女のイザベラからの指示だった。

 イザベラが、アンになにかを指示するのも、頼むのも珍しいことだった。

 アンは、気が進まなかったが、アーサーと会うことにした。

 スクルズに相談をしたが、スクルズのところには、ロウからも、同じようなことを伝言で届いたということだった。

 

 イザベラもそうだが、ロウの言葉なら嫌も応もない。

 アンは、アーサーと会うことにした。

 場所は第三神殿内であり、どこかに出かけるということでもないようだ。

 面談の時間も、半ノス程度のことと、スクルズからは申し訳なさそうに語られた。

 

 タリオ大公のアーサーという男が、アンとの再婚話を持ち掛けているという話は、少し前にアネルザから言われていた。

 アンとしては、寝耳に水のことであり、驚くしかなかった。

 もちろん、王家に生を受けたものとして、国としての命令であれば、二度目であろうと、三度目であろうとも、政略の必要により嫁がなければならないということはわかっている。

 しかし、まさか、アンに再婚の打診があるなど夢にも思わなかった。

 なにしろ、アンは、キシダインを追い落とすために、自分が受けた凌辱の数々を明らかにして世間に公開していた。

 不特定多数の相手に、性奴隷のように奉仕をしていたなどというのは、王族であろうとも、貴族女としては終わりである。

 アンを妻とする相手がいるとも思えない。

 ましては、タリオ大公アーサーといえば、改革に次ぐ改革により、飛ぶ鳥を落とす勢いで、この数年で力をつけてきた有力国の事実上の「国王」である。

 三人目の妃とはいえ、アンを指名するというのは意外だ。

 

 ただ、アーサーという男は、非常に計算高く、陰謀好きの側面があると聞いている。

 もしかしたら、アンと婚約をするという話を利用して、ハロンドール王家に取り入り、なにかしらの国益を得ようということではないだろうか。

 まあ、そんなところではないかと想像した

 

 いずれにしても、アンは、もうロウの女のひとりのつもりである。

 イザベラにしても、王妃アネルザにしても、それを知っているはずだ。

 だから、今回の話は、完全に断るということで一致していてくれ、スクルズも巻き込んで、とにかく、アンを隔離するということに決まっていたはずなのだ。

 それで、頑として、アーサーがアンに接触することを各正面で拒んできた。

 ところが、アーサーの帰国数日前にして、いきなりの面談指示である。

 アンとしては、ちょっと驚いた。

 もっとも、イザベラからの手紙にも、これで話を進めるのではなく、引導を渡すためのものでしかなく、どうか理解して欲しいとあり、まあ、国と国との外交のこともあり、仕方のない側面もあるのだろうと納得した。

 

 そして、当日がやって来た。

 約束の刻限に近づくと、連絡があり、アーサーが神殿に入ったと報せが入る。

 アンは、ノヴァとともにふたりでアーサーが待っているはずの客間に向かった。

 しかし、途中の廊下で、いきなり陰から腕を掴まれた。

 

「ロウ様──?」

「ご主人様──?」

 

 アンは、ノヴァとともに、思わず声をあげてしまった。

 陰からアンたちを阻んだのは、ロウだったのだ。

 エリカとコゼもいる。

 

 また、ロウのことを“ご主人様”と呼ぶのは、アンだけがもらったご褒美だ。ノヴァについては、まだ許可を受けていない。

 ノヴァは、アンがロウのことを“ご主人様”と呼ぶなら、自分もそうしたいようだが、アンは許していない。

 これは、アンがもらった特権だ。

 また、呼び方を変えてもらってから、ロウはアンに丁寧語を使わなくなった。

 アンは、それが嬉しい。

 

「ロウ様、大丈夫です。誰もいません」

「ここで? それとも隠れます?」

 

 エリカとコゼがさっと、物陰に押し込まれたアンたちを外部の者から見張るような体勢をとる。

 慌ただしいロウたちの姿に面食らった。

 

「ここでいい。一瞬で終わる。亜空間に連れ込む」

 

 ロウが短く言った。

 次の瞬間、アンとノヴァは、神殿ではなく、なにもない真っ白の空間にいた。

 ロウの亜空間術の世界だ。

 不思議な術であり、この場所で過ごした時間は、外の空間とは無関係に流れ、ここでどんなに長い時間をすごしても、さっき亜空間に連れ込まれたときの、一瞬後に戻ることができるのだ。

 

 気がつくと、ロウと三人でそこにいた。

 アンは当惑した。

 まあ、久しぶりに面会できて、とても嬉しかったが……。

 

「ご主人様、どうして?」

 

 アンはロウに言った。

 すると、ロウがアンとノヴァをそれぞれに一瞥して、ノヴァをその場に四つん這いにさせた。

 後ろから、ノヴァのスカートをがばりとめくり、下着の上からノヴァのお尻を撫ぜてくる。アンはそれをノヴァを通した感覚の共鳴で感じた。

 

「はんっ」

「ああっ」

 

 ロウが愛撫しているのはノヴァのお尻だが、そのロウの不思議な術により、アンとノヴァの性感が一心同体になるように「共感」により結ばれているのだ。

 つまり、ノヴァの受ける快感がなにもしなくてもアンに伝わり、また、アンが受けた愛撫は、ノヴァにもそのまま伝わる。

 だから、アンは、ノヴァがロウから刺激を受けたことで、一緒にその快感を受けてしまったのだ。

 

「アンは、綺麗な衣装だからね。犯せば皺になる。まあ、ノヴァを犯せば、アンを犯すのと同じだし……」

 

 ロウが言った。

 そして、股間にぞくぞくする刺激が走った。

 横を見ると、ノヴァの下着越しに、ロウがお尻から秘裂の膨らみにかける辺りを指で繰り返し撫で返している。

 

「あっ、ああっ」

「あんっ、ご主人様──」

 

 ノヴァとアンは、ふたりでよがり声をあげてしまった。

 

「本来であれば、事前にアンに説明をしておくべきだったんだけど、ばたばたしてしまっていて、会いに来るのがここまでぎりぎりになって申し訳ない。単刀直入に言えば、アンにはアーサーを見極めて欲しい。ただ、会ってどう思ったかだけを教えて欲しいんだ。深く考えないで……。ノヴァもね……」

 

 ロウがアンの耳元でささやく。

 一方で、ロウがノヴァの下着をおろして、直接に指でノヴァの股間を愛撫し始めたのがわかった。

 稲妻のようなロウの快感がアンの全身を駆け巡ったのだ。

 ノヴァとロウは、アンのすぐ横にいる。

 視線を向けると、膝上ほどの丈のノヴァの侍女服のスカートからノヴァの下着が引きおろされている。

 ロウに犯されているノヴァの身体は、アンの身体と快感の一心同体の状態なので、ノヴァが受けている快感は、アンにもそのまま伝わる。

 むしろ、他人の受ける快感を強制的に身体に発生させられる側の方が、頭と身体が合致しないので、追い詰められ方が激しいといえる。

 

「ああ、ご主人様──」

 

 アンは両手で股間をおさえたような格好で、ノヴァと同じような恰好で、お尻だけを高く上げた格好でうつ伏せに倒れてしまった。

 

「ロウ様、あん──、あはああ」

 

 ノヴァの甲高い奇声が耳に入ってくる。

 そして、ロウの指が秘部に入ってきた。

 いや、挿入されているのは、ノヴァの中だが、アンの股間にもしっかりと、その感覚が伝わってくる。

 その指が、股間の中の感じやすい場所を刺激する。

 

「あはああっ」

「んあああっ」

 

 アンとノヴァは隣り合って、一緒にぶるぶると身体を痙攣させた。

 

「……ただ、悪いんだけど、どうにも、おふたりには、無自覚で構えることなく、ただ直観だけで、アーサーを見てもらう必要があるみたいなんで……。まあ、俺にもよくわからないんだけど、ふたりに発生している能力が、それぞれ、“無自覚の直観力”と“無自覚の強運”とあるみたいで……。まあ、ふたりには無自覚でいてもらうために、俺に犯された余韻のまま、アーサーに面会してもらうよ」

 

 しばらく、指の抽送が繰り返される。

 ロウの言葉は、まったく頭に入って来ない。

 よくわからないけど、ロウは、アンたちに、アーサーと会うことで、なにを感じたかを教えてもらいたいようだ。

 アンがなんの役に立つのかわからないが、もちろん、ロウが望むなら、なんでもしてあげたい。

 とにかく、ふたりして翻弄され、よがり合う。

 しばらくすると、指が抜かれて、入れ替わるようにロウの怒張が押し当てられた。

 

「あんっ」

「はうっ」

 

 秘裂が押し広げられて、お尻越しに男根が打ち込まれてきた。

 衝撃を噛みしめながら、アンは下腹部の力を抜く。

 ロウの与える快感に身を委ねようと思ったのだ。

 

「いやあ、ああっ、あっ、あっ、ああ」

「あん、あああっ、んはあああ」

 

 抽送が始まるとともに、胸がぎゅうぎゅうと揉まれだした。

 なんでもない愛撫のようだが、とにかく、ロウに触れられる乳房が気持ちいい。まるで溶けてしまいそうだ。

 揉まれているのはノヴァであり、その感触は伝わってこない。アンに伝わるのは、揉まれることによって発生する快感だけだ。

 頭がついていかなくて、おかしくなりそうだ。

 

「ああああっ、い、いきますうっ、ロウ様、いきそうです──」

「あふううっ、あああ、ご主人様──」

 

 ノヴァが絶頂しかかっているのを感じた。

 その強烈な快感のせり上がりがアンを襲ったのだ。

 全身が痺れる。

 

「いっていいよ……。俺も気持ちいい。こうやって、ふたりを愛すると、おふたりの優しさが伝わってくる気がします」

 

 ロウが嬉しそうに笑った。

 そして、律動がさらに激しくなる。

 快感の槍がアンの全身を貫いた──。

 

「くううううっんんん」

「んふうううううっ」

 

 絶頂した。

 ノヴァもまた、同じだ。

 一緒に快感を極める──。

 何度繰り返しても、この幸福感は凄まじい──。

 子宮にどくどくとロウの情欲の迸りが当たるのがわかった。

 注がれたのは、ノヴァの身体だろうが、ロウの欲情の証は、しっかりとアンにも伝わった。

 

 しばらく、快感の余韻が続く。

 やっと、ロウがノヴァの股間から抜けていった。

 アンは手を伸ばして、脱力していくノヴァと抱き合うようにして、身体を支え合った。

 

「ノヴァの下着は返さないよ。俺の精液もそのままにする。アーサーと会う時間、しっかりと股間を締めて、精液を垂らさないようにするんだ。それがノヴァへの調教だ。まあ、それくらいのことをしながらの方が、“無自覚”という状態に合致するんじゃないかなあ」

 

 ロウがノヴァの足首に絡まっていたノヴァの下着を抜き取ったのが見えた。

 宙に消えるように、その下着がロウの手から消滅する。

 

「はあ、はあ、はあ……。は、はい、ロウ様……」

 

 ノヴァがアンに抱かれながら、ロウに向かって、数回頷いた。

 性交の余韻に浸るノヴァは、顔が上気して、とろんと目が潤んでいる。とても、可愛らしくて、そして、いやらしい……。

 もしかしたら、自分もあんな表情をしているのだろうか。

 アンは必死に呼吸を整えながら、ロウに視線を向ける。

 

「む、無自覚……とおっしゃいましたか?」

 

 アンは訊ねた。

 ロウがさっきから、その不思議な言葉をアンたちに言い聞かせる。

 なんのことだろう?

 

「うん、前からそうだったんだけど、俺の性奴隷の刻みを受けると、なぜか、女たちの能力が覚醒する。淫魔師の恩恵という現象みたいなんだけど、実は、ふたりにも、能力が覚醒しているんだ」

 

 ロウが言った。

 アンはちょっと驚いた。

 ロウが淫魔師という能力があることは、すでに知っているが、その淫魔師の力で性奴隷の刻みをした女性は、なんらかの能力が覚醒することがあるいうことは、最近になって教えられた。

 そのときは、その不思議な話にびっくりしたが、腑に落ちることもあった。

 

 アンの知る限り、第三神殿のスクルズは、筆頭巫女時代には、あれほどの魔道遣いではなかったし、イザベラに仕える侍女たちも、驚くべき業務処理能力が突如として発揮できるようになったという。

 イザベラにしても、キシダインからの監禁から解放されてみると、魔道力が向上していたし、最近では不思議なくらいに、王太女として複雑な政務の業務を卒なくこなしている。

 深い面識はないが、ミランダの預かるランという少女は、限られた文字しか読めない程度の無学だったのに、ある日突然に、誰よりも上手に書類仕事ができるようになったということだった。

 そういうことが周りにあったので、「淫魔師の恩恵」というロウによる新たな能力発動の話に、妙に納得したものだった。

 

 しかし、アンについては、自分の能力が特段に変わったということもないし、いつも一緒にいるノヴァも、以前からの変化のようなものは感じていなかった。

 だから、淫魔師の恩恵というものは、全員に発動するわけじゃなく、アンのようなもともとの能力が低く、なんの取り柄もない女には発生しないのかなあと思っていた。

 だから、たったいま、アンとノヴァにも、なにかの能力が発生していると聞かされて、驚いてしまった。

 

「あ、あたしにも、なにかの能力が? もしかしたら、ロウ様のお役に立てるのですか?」

 

 ノヴァが呆気にとられながらも、少し嬉しそうに言った。

 これまで、ずっとロウには助けてもらったり、ほかの女性の方々と同じように愛してもらったりと、ずっと、受け取るばかりだったので、その覚醒したものがなにかということはわからないけど、もしかしたら、恩返しできるかもしれないというのが嬉しいのだろう。

 アンも同じ気持ちだった。

 

「お役に立てるというか……。おふたりには、こうやって、俺の無尽蔵で破廉恥な性の相手をしてもらっているだけで、十分に尽くしてもらっているんだが……。とにかく、なにも考えずに、アーサーという男に接して、ふたりがどうすべきと思ったか、あるいは、どういう男だと思ったかということを教えて欲しい。実のところ、俺もどうすべきかわからなくてね」

 

「そ、それはもちろん……。でも、わたしは、アーサー大公には、あまり面識が……。会ったのは、エルザの婚姻のときで三年前ですし……。エルザには手紙ももらってますけど、そもそも面識がほとんど……」

 

 それから、アンもキシダインと結婚し、最近になって、ロウに救出されるまで、完全に世間と隔離されて閉じ込められていた。

 それ以降も、世に隠れるように、第三神殿に匿われていたので、ほとんど何も知らない、世間知らずなのだ。

 

「それは問題ない。むしろ、都合がいい。多分だけど、先入観があると、うまく能力が発動しないんじゃないかと思うんだよね。なにせ、“無自覚”っていうのが条件のようだし……。事前情報は忘れてくれ。だから、アンにはこれをしてもらうよ。面談に集中できないくらいで丁度いい」

 

 ロウが取りだしたのは、鍵付きの革の下着だった。ただし、大小の二本の張形が内側にある。

 それがどういう機能を持つものなのかは、アンにもわかる。

 アンは、自分の顔がかっと赤面するのがわかった。

 

「貞操帯だ。アーサーとの面会のあいだ、嵌めてもらうよ。もちろん、拒否は認めない。これは調教でもあるしね」

 

 ロウがにやりと淫靡に微笑んだ。

 アンは当惑しながらも、ふっと微笑んでしまった。

 こういう悪戯をするときには、ロウはとても、無邪気そうな表情になる。いまも、もっともらしいことを言いながらも、実際には、十分に愉しんでいるようだ。

 ロウが愉しんでくれるのであれば、アンも本望だ。

 アンは、ノヴァから手を離して、立ちあがった。

 

「わ、わかりました……。お言い付けに従います……。あ、あのう、なにも知らない方がいいとおっしゃられるなら、その通りにいたします。そ、それも……」

 

 アンは恥ずかしかったが、ロウに身体を向けて、スカートをたくし上げようとした。

 だが、ロウにそれを制された。

 

「そのままでいいですよ……、いや、いいよ。綺麗なドレスみたいだから、申し訳なくて」

 

 ロウがアンの衣装のスカートに身体を潜り込ませてきた。

 いつもは、神殿から出ないので、平服か、それとも、巫女服なのだが、今日は王族として会う必要があり、それなりのものを準備してもらっている。

 スカートもふわりと膨らみが大きいもので、丈もくるぶし近くまである。

 そのスカートの中に、ロウがすっぽりと入った。

 

 さすがにたじろいだが、とにかく、ロウの作業がしやすいように、脚を開き気味にして大人しくした。

 一瞬にして、下着が消滅し……、おそらく、すでに下着として役に立たないくらいに濡れていたと思うが……、すぐに張形が股間とお尻を深々と打ち抜いてきた。

 

「あっ、あんっ」

 

 声を出してしまった。

 なにかの潤滑油も塗ってあるみたいだ。

 違和感もなく、むしろ気持ちいい。

 だが、完全に貞操帯という下着を装着されて、腰の後ろ側でがちゃりと鍵が嵌められたときには、妙な痒みのようなものが加わってきた。

 

「いつもの調教用の痒み剤じゃない。ちょっとむず痒いくらいのものさ。何度も言うけど、無自覚にアーサーに面してもらうための処置だからね」

 

 ロウがスカートから身体を出して笑った。

 

「も、問題ございません……。が、頑張りましょうね、ノヴァ……」

 

 アンと同じように感じているはずのノヴァに、アンは声をかけた。

 侍女服のノヴァは、両手で股間を押さえるようにして、真っ赤な顔でもじもじしている。

 すでに頭がぼうっとしてきた。

 まるで、さっきまでの性交がずっと続いているみたいな感覚だ。

 ただ挿入されているだけなのに、二本の張形でいやでも性感が刺激されて、どんどん熱い蜜が股間を濡らすのがわかる。

 

「実のところ、その張形は、俺の男根をまったく同じかたち、同じ質感に調整してある。存分に愉しんでよ、無自覚にね……」

 

 ロウが言った。

 次の瞬間、アンとノヴァは、真っ白な亜空間の世界から、再び神殿の廊下の途中に戻っていた。

 

「終わったんですか?」

「本当に一瞬ですね」

 

 エリカとコゼが声をかけてきた。

 相変わらず不思議だが、現実側ではほとんど時間がすぎていないのだろう。

 

「じゃあ、頼んだよ。俺たちは席を外すように言われているので、待機しているよ。スクルズがいるので、万事、彼女に任せればいい。アーサーについて、思ったことを後で教えてくれ」

 

 ロウに送り出された。

 しかし、こんな状態で、アーサーとまともに話などできるのだろうか。

 アンは、脚ががに股にならないように、意識して両膝を閉じて歩いた。

 でも、それにより、股間とお尻の張形を締めつけることになり、一段と快感が増幅する。

 

「んっ」

「あっ」

 

 知らず、アンはノヴァと手を繋いでいた。

 とにかく、アーサーが待っているはずの部屋に進む。

 しかし、一歩歩くたびに、じんじんと甘美感が股間を駆け抜ける。

 ノヴァも必死に声を押し殺して、吐息をついている。

 

 やっと、扉の前に着く。

 アンはノヴァから手を離して、ノックした。

 返事があり、部屋に入ると、まさに美貌の貴公子という外観の男が立ちあがって待っていた。

 アーサーだ。

 顔など覚えていなかったが、会ってすぐに思い出した。

 そういえば、キシダインとの婚姻が決まる前には、このアーサーの美しさに、ときめきのようなものを覚えた記憶があるが、いま久しぶりに会って思ったのは、なにかぎらぎらと粘っこく観察されて気持ち悪いなという印象だ。

 

 計算高い……。

 じろじろとアンを眺めているが、まるでアンの価値のようなものを数値測定でもされている感じ……。

 夫だったキシダインと同じような自尊心の高さ……。

 好きになれそうにない相手……。

 

 ロウから感じたことを教えてくれと言われているので、アーサーの印象を懸命に自分で分析してみた。

 

「アーサー=ブルテン、タリオ大公です。幾久しく」

 

「ア、アン=ハロンドール・ラングーンです」

 

 アンは儀礼のために身体を低くした。

 身体を動かすと、ずんと張形が股間に響く。

 懸命に歯を噛みしめて声を我慢する。

 後ろのノヴァも、息を殺して耐えているのが伝わってくる。いま、感じている張形の刺激は、ノヴァにも共鳴しているのだ。

 ノヴァも必死だろう。

 

「お目にかかれて光栄です、アン殿」

 

 アーサーが改めて儀礼のための頭をさげた。

 三年前に素敵な男性だと思ったのに、いまは所作が気障っぽくて、不快ささえある。

 なんだか、不思議だ。

 そのときだった。

 

「あっ」

 

 思わず腰を落としかけた。

 突然として、股間の二本の張形がぶるぶると動き出したのだ。

 脳天まで突き抜けるような快感の衝撃が走る。

 倒れそうになって、腰を後ろから支えられた。

 扉のところまで出迎えるようにしてくれていたスクルズだ。

 咄嗟に、手を伸ばしてアンを掴まえてくれたのだ。

 

「……ロウ様ですね……?」

 

 耳元でささやかれた。

 アンがかすかに頷くと、くすりと笑うのが聞こえた。

 

「さあ、どうぞ、アン様……。ノヴァもこちらに……」

 

 今度は一転して大きな声だ。

 アンを椅子に座らせてくれる。

 それだけじゃなく、ノヴァもまた、導いてスクルズの隣に腰掛けさせてくれた。

 本来であれば、侍女のノヴァの立場なら、部屋の隅で立っていなければならないが、それが無理であるのは、同じ快感の共鳴状態にあるアンが誰よりもわかっている。

 スクルズの配慮がありがたかった。

 しかし、ふと顔をあげると、アーサーが面白くなさそうな表情で、ノヴァを睨んでいるのがわかった。

 声を耐えるのが必死のノヴァは、そのアーサーの視線には気がついていないようだが……。

 そして、振動がとまる。

 アンはほっとした。

 

「それにしても、お美しくなられて驚きました。そう言えば、神殿の前庭には、美しい薔薇園がありましたね。いまが丁度季節なのですか?」

 

 アーサーは語りかけてきた。

 前庭の薔薇というのは、ここ巫女たちが共同で管理している花園にあるものだ。

 神殿の庭に、花の庭園というのは不似合いな感じだが、この第三神殿には巫女が多いので、みんなで話し合って、作ったもののようだ。

 その前庭で、しばらく前にクライドというならず者が暴れて、多くの神官が死んでいる。

 このときの慰霊の意味もあるようだ。

 それはともかく、アンは会話どころじゃない。

 股間の張形が微妙な振動を始めたり、とまったりということが繰り返され始めたのだ。

 これは間違いなくロウの悪戯だろう。

 アンは、ただただ、身体を震わせながらも、できるだけ、それを表に出さないように努力した。

 しかも、刺激が繰り返されることで、だんだんとむず痒さが一層増幅してきており、それが振動のたびに癒されて、大きな愉悦になって肉体に響き渡る。

 さすがに会話どころじゃない。

 アーサーがしきりに話しかけるが、アンはひたすらに、張形の刺激に翻弄されるばかりだった。

 

 そうやって、淫具に弄ばれる時間が刻々と過ぎていった。

 どのくらい過ごした頃だろうか。

 会話が途切れたのを見計らったように、アーサーが卓の隅の置いていた四角いの布の包みを前に出してきた。

 その頃には、もうアンの身体が汗びっしょりになっている。

 アーサーとの会話など、なにも耳に入らない。

 会話といっても、一方的にアーサーが喋るのを懸命に相槌を打つだけだが……。

 

「そうそう、忘れるところだった……。今日のお近づきの印に……。タリオ公国産の品です。拒否をして、俺を失望させないでください」

 

 アーサーが茶目っ気のある口調で手元に置きっぱなしだった包みを開いた。

 中身は宝石箱のようだ。

 美しいものであり、一見して高価なものとわかる。意匠も凝らしたものであり、綺麗な宝石を散りばめさせている。

 儀礼上、受け取らないとならないだろう。

 アンは手を伸ばした。

 

「あっ、つっ──」

 

 そのとき、アーサーの指が触れるか触れないかというタイミングで、股間が急に激しく動いたのだ。

 これまでのように、微妙な振動じゃない。

 かなり激しい刺激だ。

 長い時間じゃなかったが、短い時間でもなかった。

 やっと、とまったときには、腰から力が抜けるように下半身が痺れてしまっていた。

 

「さあ、そろそろ……」

 

 スクルズが声をかけてくれた。

 おそらく、スクルズは、アンたちがどういう状況にあるかを薄々わかっているだろう。

 それで、口を挟んでくれたのだと思う。

 すると、アーサーが口を開いた。

 しかし、股間にはどうにもならない焦燥感が渦巻いている。

 あんな風に、張形の振動を繰り返されてしまったら、アンもどうしようもなく追い詰められてしまうしかない。

 股間のむず痒さもこれまで以上に、耐えられないものになっている。

 

 そのとき、ふと、ノヴァを見た。

 アンの衣装とは異なり、ノヴァの侍女服のスカート丈は、膝上くらいの短いものだ。

 その裾の下に、つっと愛液が垂れ落ちているのが見えた。

 ノヴァもまた、握りこぶしを両膝に置いて、懸命に耐えている。

 

「……しても、いいですか?」

 

 そのとき、アーサーがじっとアンの顔を覗き込むようにしてきた。

 まったく、話を聞いていなかったアンは、困惑してしまった。

 

「えっ?」

 

 しかも、不躾にも無遠慮に問い返してしまった。

 あまりもの股間の刺激の繰り返しで、アンも余裕がなくなっていたようだ。

 だが、アーサーがくすりと笑った。

 

「また、遊びに来てもいいですか、アン殿? 俺とあなたは、とてもいい話し相手になれると思います。……とはいっても、ハロンドールにいられるのも、あとは数日のこと……。ああ、そうだ。今度は是非、タリオ公国に来るといい。今度は、アン殿をタリオで歓待いたしましょう。エルザも会いたいでしょうし」

 

 アーサーの言葉に、アンは慌てた。

 生返事をしているうちに、もしかしたら、アンがタリオ公国を訪問するという話になりかけていたのだろうか。

 

「た、大公殿が、わたしのような者に心を配られることはないでしょう……。どうか、お構いなく。きょ、今日は愉しい会話でした……。お、お気をつけてお国にお戻りください……。で、では……」

 

 アンは急いで立ちあがる。

 

「さ、さあ、ノヴァ……」

 

 アンはとにかく、ノヴァの腕を掴むようにして引っ張って、挨拶もそこそこに、部屋を出ていった。

 すでに立ちあがっているスクルズが、アンの耳元に口を近づけた。

 

「大丈夫です……。多分、お隣の部屋にロウ様がおられます……」

 

 スクルズに耳打ちされた。

 アンはノヴァとともに、廊下に出た。

 

「ふふふ、こっちですよ、アン様」

 

 部屋を出ると、そこにコゼが待っていた。

 ほかには人はない。

 人払いをされていたのか、廊下にも人影はない。

 コゼがいるだけだ。

 

「コ、コゼさん……?」

 

「ご主人様が呼んで来いって……。さあ……」

 

 ノヴァとともに、手を引っ張られて、さっきまでいた客間の隣室に連れ込まれた。

 室内に入ると、すぐに扉が閉じられた。

 果たして、そこにロウがいた。

 しかも、客間に面する壁に向かっていて、その壁には、隣室の様子が透けて見えていた。

 ロウはその透明の壁に面して、座椅子に腰掛けていた。

 横にはエリカもいる。

 

「調子に乗って悪かったね……。ここは、スクルズがあらかじめ準備していた部屋みたいだよ。ここから、隣の部屋の声も聞こえるし、様子も見える。そっちからはわからなかっただろう?」

 

 ロウがアンたちを振り向いて言った。

 アンには、そんな仕掛けになっていたなんて、客間ではまったくわからなかったので驚いてしまった。

 だが、壁の下になにかの魔道具のような箱がある。

 これが、その仕掛けなのだろう。

 壁の向こうでは、アーサーを護衛騎士が迎えに来て、スクルズが見送りをしている。

 

「あんまり遊ばないつもりだったけど、ふたりを見ていると、ついつい……。申しわけない」

 

 ロウが頭を掻いた。

 呼び寄せられるまま、ロウの足元の床に、ノヴァととも座り込む。

 

「どうぞ」

 

 エリカが苦笑のような笑みを浮かべたまま、ロウの横の位置を空けた。

 アンとノヴァは、両側からロウを挟むかたちになった。

 

「……さて、本題に入る前に、アーサーの印象を教えてもらおうかな?」

 

 ロウがアンとノヴァを抱き寄せながら言った。

 アンは、流石に噴き出した。

 

「そっちは、本題ではないのですか?」

 

 アンは、ロウに言われたので、股間の刺激に耐えながらも、必死にアーサーを観察していたのだ。

 

「本題は、ふたりの調教だよ。ほら、ご褒美だ」

 

 アンの唇をロウの口が塞ぐ。

 舌を差し込まれて、口の中を舐められると、全身の力が抜けて、ロウにしだれかかってしまった。

 

「ノヴァもごめんな」

 

 あまり悪びれた感じもなく、アンから唇を離すと、ロウは、今度はノヴァに口づけをする。

 

「んん、んあっ」

 

 ノヴァも夢中になって、ロウの口を吸っている。

 彼女もまた、すっかりと興奮してしまっていたのだとわかる。

 

「……さて、アーサーについて、どう思った、アン?」

 

 ロウがふたりから口を離して、改めて質問した。

 アンは首を傾げた。

 よく覚えていないというのが印象だ。

 それでも、思い出す限りのことを言った。

 

 計算高い──。

 自尊心が高そう──。

 野心家──。

 人をぎらぎらした視線で観察している──。

 虚栄心が高そう──。

 自信家──。

 

 とにかく、思いつくままのことを語る。

 ロウは満足そうに頷いた。

 でも、これはなにかの役に立っているのだろうか……?

 

「……アーサーは、本当に、アンを妃にしようとしていると感じたかい? 勘でいい」

 

 ロウが訊ねた。

 アンは首を横に振った。

 

「そんな風には感じませんでした。あのう、正直に言えば、なんで、わたしに会いに来られたのか……」

 

 今日の会談でわかったが、アーサーにはまるでアンに対する興味がなさそうだ。

 そもそも、だったら、どうして、婚約の打診をしようとしたのかわからない。

 

「なるほど……。だったら、イザベラ姫様だったら、アーサーは興味を持つかな?」

 

「イザベラ……ですか……? そうですねえ……。特に根拠はありませんが、あの人だったら、イザベラには興味を抱くかもしれませんね。イザベラは王太女ですし……。あっ、もしかしたら、わたしに接触をしてきたのは、最終的には、やっぱり、イザベラを狙っていると?」

 

 野心家で虚栄心が高そうなアーサーだったら、平凡そうなアンではなく、王族らしい外見と所作を持ち、さらに、れっきとした王太女のイザベラにこそ、興味を抱きそうだ。

 理由らしい理由もなく直観なのだが……。

 

「なるほど……。俺以外の直感者に触れると、やっぱり参考になる……。じゃあ、そのイザベラが絶対に自分には惚れないとわかったら、あいつは諦めると思うか?」

 

「そんなことはわたしには……」

 

 アンは困惑してしまった。

 そもそも、アーサーについては、ほとんど知らないのだ。

 

「いいから、いいから……。直観だけで言ってよ」

 

 ロウの手が服のスカートに入り込み、革の下着の上から股間をぐいぐいと揺する。

 

「んふうっ」

「ひゃん」

 

 アンだけでなく、ノヴァも悲鳴をあげた。

 頭の中が真っ白になる。

 

「ほら、思うことを言って……」

 

 耳元でささやかれる。

 なんの話だったか……。

 ああ、アーサーが諦めるかどうかか……。

 

「わ、わかりませんが……。か、彼は自信家の、よ、ようなので……、自分に靡かないような女性に自分から言い寄るのは、自尊心が耐えられないような……」

 

 短い面談だけの印象だが、ほかの男が好きな女に、あのアーサーが言い寄るとは思えない。

 イザベラも、ロウが好きだろう。

 そんなイザベラを追いかけるのは、アーサーがやりそうなこととは思えなかった。

 

「なるほど……。なら、方針が決まったな……」

 

 ロウが満足そうに言った。

 しかし、アンはさらに口を開いた。

 

「……で、でも、か、彼は野心家……。欲しいものを諦めはしない……。どうにかして、自分を求めざるを得なくするとか……。裏工作をして陥れてでも、欲しいものを得ようとするような……」

 

 そんな気がした。

 思うままのことを口にしただけだが、するとロウは考え込むような表情になる。

 

「も、申し訳ありません……。た、ただ、思っただけで……」

 

「いや、いいんだ。ありがとう……。すごく参考になった……。引導は渡す。でも、これからも、面倒になる可能性もあるということか……」

 

 ロウが妙に納得した様子になる。

 アンは、自分の言葉の何が参考になったのかわからず、逆に恐縮してしまった。

 

「じゃあ、次はノヴァだ。君には、ただこの硬貨を選んで欲しい。表と裏……。どちらでもいい……。運を天に任せて弾いてもいい。とにかく、表か裏かを選べばいい。俺はそれに従おうと思う」

 

「選ぶ? 表、裏?」

 

 ノヴァはロウに一枚の銅貨を渡されている。

 アンに対する質問よりも、もっとわけがわからない。

 ノヴァも困惑している。

 

「いいから……」

 

 ロウにさらに言われて、ノヴァは首を傾げながらも、両手で銅貨を包んで、その中で転がす。

 そして、ぱっと片手の手のひらに、その銅貨を載せた。

 

「表か……。わかった、決心がついたよ」

 

 ロウが笑った。

 アンとノヴァは、さっぱりとなにがわかったのがわからない。

 

「今後の方針は決めた……。じゃあ、さて、遊び時間だ。さっきはつらかっただろう。抜いてあげよう」

 

 ロウの手が再びスカートの中に伸びて、やっと革の下着の鍵が外されて、二本の張形が引き抜かれた。

 

「んふううっ」

「きゃああ、あああっ」

 

 アンとノヴァは甲高い悲鳴をあげた。

 そのとき、廊下に通じる扉が開くのがわかった。

 びっくりしたが、入ってきたのはスクルズだった。

 すぐに扉が閉じられる。

 

「ああ、もう仲良くされているのですね。ロウ様、先ほどは失礼しました。まさか、お見えだとは思わずに、失礼なふるまいを……。さあ、どうか、スクルズに罰を……」

 

 そのスクルズがやって来て、巫女服の腰紐に手を掛け始める。

 どうやら、脱ごうとしているみたいだ。

 

「わっ、また、この淫乱巫女──。いま、アン様たちがお相手なのが見えないの──」

 

 コゼだ。

 スクルズが関わると、このコゼが時々、大人しく感じることがあるから不思議だ。

 一方で、エリカは、スクルズのいきなりの乱入に目を丸くしている。

 

「でも、ロウ様は、愛の多いお方ですし……。それに、わたしは罰を受けるべきで……」

 

「なにが罰よ──。あっ、そうだ。ご主人様、この淫乱巫女への罰で、その革の下着をしてやったらいいんじゃないですか? この巫女様は罰が欲しいみたいですよ」

 

 コゼが言った。

 革の下着というのは、アンから外された張形付きの下着のことだ。

 でも、たったいままでアンが装着されていたものであり、まだぬらぬらとアンの愛液で光っている。

 アンはびっくりした。

 

「なるほど、それはいいな。じゃあ、スクルズへの罰はこれだ。これで焦らし責めになってもらおう。それを嵌めて、エリカとコゼも含めて、俺が四人を愛するのを見物しているんだ」

 

 ロウが笑った。

 

「そ、そんなあ」

 

 腰から巫女服の下袍を脱ぎかけていたスクルズが顔色を変えた。

 一方で、コゼとエリカが嬉しそうに微笑んで、ロウに抱きついてくるのがわかった。




 “アン=ハロンドール・ハロルド・ラングーン
  人間族、女
   元ハロンドール第一王女
  年齢:24歳
  ジョブ
   なし
  生命力:50
  戦闘力:10
  魔道力:なし
  経験人数
   男6、女1
  淫乱レベル:S
  快感値:100(平常時)
  状態
   ロウの性奴隷
   淫魔師の恩恵
    無自覚のときの直観(予想)力
   ノヴァとの快感共鳴
   性奴隷の刻印”



 “ノヴァ
  人間族、女
   アンの侍女
  年齢:18歳
  ジョブ
   侍女(レベル10)
  生命力:50
  戦闘力:10
  魔道力:なし
  経験人数
   男15、女1
  淫乱レベル:S
  快感値:100(平常時)
  状態
   ロウの性奴隷
   淫魔師の恩恵
    無自覚のときの強運
   アンとの快感共鳴
   性奴隷の刻印”
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