【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
ミウから凄まじいほどの火炎の塊が放出されて、辺り一帯を紅蓮の炎が包み込む。
ベルズは、慌てて結界を強化するとともに、空中に浮いているミウの魔道紋に向かって衝撃波を叩き込む。
ミウの魔道を霧散させるためだ。
しかし、あまりにも強いミウからの魔力の放出のために、逆に押し返されそうになる。
ベルズの魔道力をもってして、ミウに弾かれかかるとは……。
だが、もしも、このまま押し返されたら、ベルズどころか、この第二神殿の道場ごと、ベルズもミウも吹き飛ぶだろう。
ベルズは必死に、自分の魔道に全力を注いだ。
「ミウ、魔道を解除せい──」
ベルズは、とにかく、ありったけの魔力の念を込めた。
また、やっと我に返ったミウが、焦って魔道の効果を取り消そうとする。だが、うまく魔力を制御できないために、自己から放出される魔力の勢いに押されている。
それにしても、なんという力──。
よくも、こんなに魔力を集められるものだ──。
「ひ、ひいいっ」
ミウが焦ったように悲鳴をあげる。
ベルズは、二重三重の結界でミウを包む。
万が一にも、ミウを守れるようにだ。
だが、次の瞬間、魔道紋の破壊に成功し、大火炎が消失して、辺り一面に見えない魔力となって発散していった。
ベルズは、道場とミウに張っていた防護結界を解いた。
しかし、もう限界だった。
一時的な魔力の欠乏に陥ったベルズは、その場に座り込んでしまった。
「ベ、ベルズ様──」
びっくりしてミウが駆けてくる。
その顔は真っ蒼だ。
自分の起こした魔道の暴発に恐怖しているのだろう。
しかし、ベルズのような魔力の欠乏状態にはなっていないみたいだ。
ベルズは肩で息をしながら苦笑した。
「ご、ごめんなさい──。あ、あたし……申し訳ありません」
ミウが駆け込んできた勢いのままに、ベルズの前にひれ伏すようにして、ベルズの身体を掴む。
ベルズは、ミウの頭にそっと手を置いた。
「き、気にするな……。わたしが試してみろと言ったのだ。一応は、そなたをスクルズから預かったからには、実力を試してみたかった。しかし、大したものだ。とても、魔道遣いとして目覚めて半年余りとは思えん。とにかく、あれだけの現象を引き起こせるのだ。自信を持つがいい」
ベルズはそう言いながら、一時的に外させていた『魔力制御の腕輪』をミウに嵌める。
スクルズが作ったものであり、魔力制御の苦手なミウから魔力の発散を制御するものだ。これだけの魔道遣いでありながら、ミウはまだ魔力制御ができず、ともすれば、なにかの激しい感情に襲われただけでも、意図しない魔道を発動させることがある。
魔道遣いが魔力制御できないというのは、大変に危険なことであり、スクルズはミウが魔力の放出によって事故を起こさないように、常にそれを装着することを強要していたのだ。
ただ、今日はスクルズから、留守中のミウの面倒を看ることを頼まれたこともあり、一度改めて、ミウの真の実力を確かめようと思って、あえて、腕輪を外させて魔道を発揮させてみたのだ。
いつもは、スクルズの施した『魔力制御の腕輪』を装着した状態でしか、魔道訓練をしていないので、ベルズもミウがどれくらいの実力を秘めているかベルズも肌で知らなかった。
しかし、まさか、あれ程のものとは……。
これは危険だ……。
ミウが大した魔道遣いでないなら問題はない。
だが、あれ程の魔道を発揮できる少女が、魔力の制御をできないとは……。
「申し訳ありません」
ミウがまだ項垂れている。
ベルズは立ちあがった。
ミウは心配そうな顔をしている。
「大事無い。魔力が底をつきそうになっただけだ。それよりも、そなたはなんともないのか?」
ベルズは、まだミウの頭の上に手を置いていたが、いまこうやっていても、ミウから魔力を感じることはない。
そういう意味では不思議だ。
「なんとも……」
ミウはきょとんとしている。
体内に蓄積している魔力を感じにくい者というのはまれに存在し、個人差の問題だ。一般に、高位魔道遣いは、自分の魔力を周囲に同化することを巧みにすることができる者が多いので、魔道遣いであることすらわからない相手もいることはいる。
だが、ベルズ程になると、それでも、大抵の魔道遣いから魔力量を感じることはできる。
そもそも、ミウは魔道遣いとしては、未熟もいいところであり、本格的な修行が半年をやっと超えたところどころか、魔道遣いの素質を秘めていることがわかってからも、一年もすぎていないのだ。
しかし、わからない。
不思議だ。
あのクライド事件のとき、一軒の家に立てこもったクライドをロウが倒した後、ロウがミウをして、魔道遣いとしての大きな素質があると口にしたときのことは、ベルズもその場にいたので覚えている。
だが、正直、ベルズは半信半疑だった。
いや、信じられないという気持ちの方が大きかった。そもそも、魔道遣いとしての素質があるかどうかは、五歳になるまでにほぼわかる。
ミウのように、十歳になるまで魔道適正が認められなかった子供が、実は魔道遣いの素養があったなどとされる例など、聞いたこともない。
ましてや、いまのように、ベルズを凌ぐほどの魔道を発動できるなど……。
とにかく、常識外の存在がミウなのだ。
「……とにかく、魔力の制御だな。そなたは、自分の魔力を感じることができるか?」
ベルズは訊ねた。
だが、ミウは残念そうに首を横に振る。
「スクルズ様にも、色々な修行を教わっているのですが、あたしは魔力を感じることが苦手で……」
「そうか……」
ベルズは嘆息した。
ミウの問題については、スクルズからも耳にしているし、ベルズも立ち会って、問題解決の方策を探ろうと、幾度となく検証もしたし、試しもした。
だが、そもそも、魔力をうまく感じることができない者が、魔力を制御するなどできるわけがない。
さらに、ミウは感情が昂ぶったりすると、意図しないで強力な魔道を発動したりもするそうだ。
そんな存在などが、世間に混じれば、怖くて仕方がない。
しかし、それがミウなのだ。
どうしたらいいのか……。
ある一定以上の魔道力を持っている者が魔力を制御できなくなった場合は、社会の罪悪として処断をすることが求められる。
もちろん、ミウにそんなことをするわけがないが、スクルズもベルズも、王国に属する高位魔道遣いとして、神官であることとは別に、制御不能の魔道遣いの排除についての義務を帯びているのだ。
こんなことなら、魔道遣いとして目覚めさせなければよかったとは思うが、おそらく、スクルズやベルズが介入しなくても、ミウは早晩、魔道遣いに目覚めていただろう。
これだけの素質のある魔道遣いの子供が全く発見されてなかったというのは、ミウが一定の居住地を持たずに行商を中心に生活していた夫婦の子供だったからというのもあるだろうし、そもそも、魔力が他人からわかりにくいという、ミウの特異体質が余人から指摘されるのを拒んだのだろう。
だが、感情が昂ぶることで魔道が発生してしまうのであれば、スクルズが引き取らなければ、遅かれ早かれ、なんらかの魔道の暴発事故を起こしていたかもしれない。
そのときには、こうやって、こっそりと魔道修行をさせながら、魔力の安定化のために努力させるということもできなかった。
ミウのような者は、すぐに排除対象として指定されてしまう。
「魔力を安定するために、秘法の修行が有効だ。だが、そなたの場合は、それそのものが心の不安を及ぼしている可能性もあるな……」
「そ、そんなことは……」
ミウは慌てたように首を横に振った。
秘法の修行というのは、実のところ、自慰や同じ世代の同性相手による疑似性愛──。そういうもののことだ。
諸説あるものの、性愛に対して解放的であり、好色であることとは、なぜか魔道遣いとしての能力向上に繋がるのだ。
どうして、好色と魔道が関係があるのかはわかっていないものの、性愛について早熟で肉体的に淫乱な者が、高い魔道の遣い手として大成することは、多くの実例がかなり古くから知られていた。
だから、ベルズも、神殿巫女としての修行時代には、毎夜毎夜、同室の修行巫女を相手に、積極的に淫行に耽ることを求められていた。
それが、神殿界の秘法の修行なのだ。
スクルズもウルズも、そして、かつて、魔瘴石をベルズたちの身体に埋め込んで、破滅に追い込もうとしたノルズもまた、修行時代の秘法仲間だ。
ベルズもスクルズも、普通の魔道修行では、ミウの魔道制御が上手くいかないと悟ると、かなり早い段階で、秘法を修行に取り込む処置をしていた。
もっとも、ミウには、両親を目の前で殺したクライドに、まだ無垢な身体を犯され、日々虐待を受け続けてきた記憶がある。
秘法で要求される淫らな行為は、逆に、ミウの心の傷を呼び起こすことに繋がっているかもしれない。
もしかしたら、それが、ミウが魔道制御をできなくしている原因かも……。
だが、試すことのできるものは、すべて試さないと……。
このままでは……。
「ミウ、スクルズとは、秘法についても受けているのだな……?」
「は、はい……」
ミウが顔を赤くする。
秘法の修行をしているのかという問いは、言い換えれば、夜寝る前には、手や淫具で自慰をしているのかと訊ねているのと同じことだ。
さすがに、恥ずかしいのだろう。
「では、わたしと一度するか」
ベルズは言った。
通常は、秘法は年頃の同じ同性の相手と協力して行う。
自慰ということもあるが、それだって、修行仲間として心を通じ合った者の前で痴態を見せ合うことにより、身体と心の淫乱に拍車がかかり、魔道力の活性化が効率的に行われるのだ。
だが、ミウの場合は同世代の相手がいない。
魔道制御のできないミウをほかの者に紹介するわけにはいかないし、万が一、秘法の修行行為の最中に、魔道が暴発したりすれば、相手が危険なだけでなく、ミウの魔道制御の問題が発覚してしまうからだ。
「ベ、ベルズ様と──?」
ミウは目を丸くしている。
「嫌なら強要はせんが、なんでも試したい。わたしとスクルズが愛し合ったのは見せたな? 高位魔道遣いというのは、ああいうことをして、魔道力を高めるということをしている。わたしなら、ミウの魔道の暴発にも、すぐに対処できるし、やってみるのは駄目か?」
ベルズは言った。
スクルズとベルズが愛し合う姿をミウに見学させたのは、秘法の修行に移らせることを決めた最初の段階だ。
淫乱になれば、魔力が向上し、魔道能力があがるなどということは、たとえ、事実であっても、なかなか信じられないし、そもそも抵抗があるだろう。
だから、秘法に入る前に、大抵は、先輩神官がお互いに性愛をする姿を見せ、そのときに放出される魔力に触れさせることで、納得をさせるのだ。
ベルズも、スクルズたちとともに、先輩巫女たちが寝台で身体を貪る光景を最初に見物させられたことをよく覚えている。
「い、嫌じゃありませんが、ベ、ベルズ様が、あ、あたしとですか……?」
ミウは驚いているみたいだ。
ベルズはくすりと笑った。
「スクルズと肌を触れ合わせたことはないのか?」
「ス、スクルズ様となど……。とんでもありません」
ミウは左右に首を振った。
まあ、あの女は、ミウのことに真面目でないというわけではないが、暇さえあれば、ロウのところに通うようだし、ミウにまでは手を出さないか……。
それに、スクルズもまた、ミウの受けた仕打ちを考慮し、他者を介しての秘法は躊躇していたみたいだ。
しかし、もうそんなことは言っていられない。
「ならば、来い」
ベルズはミウの手を握って、足を前に進めた。
行先はベルズの個人的な寝室だ。
ミウの身体が、かっと熱くなり、その温もりが握っているミウの手を通して伝わってきた。
*
「ミウ、来るのだ……」
先に生まれたままの姿になって寝台にあがったベルズに、ミウは呼ばれた。
どきどきしていた。
まさか、ベルズとこんな行為をすることになるなど……。
もちろん、ベルズが大真面目な気持ちでミウのことを心配し、ミウにままならない魔道制御が上手になるように、ミウに付き合ってくれようとしているのはわかっている。
だが、まだ昼間だ。
ベルズに呼び出されて、魔道修行を第二神殿の道場で行っていたのは、まだ陽が中天にある頃だし、その途中でベルズに言いつけられて、このベルズの私室に連れられてきたのだ。
まだ明るい。
しかも、第二神殿の筆頭巫女であるベルズと、ミウが愛し合うことになるなど……。
「は、はい……」
ミウもまたすべての服を脱ぎ、いま最後の一枚を脱いで、ベルズと同じように生まれたままの姿になる。
寝台にあがる。
すると、自分の裸体にかけていた薄い布の中に、ベルズがミウの身体を引き込んだ。
美しいベルズの裸体に、ミウの肌が密着する。
緊張で鼓動の音が聞こえるくらいに大きくなる。
「落ち着くがいい……。心をゆったりとさせて快感だけを追うのだ。ほかのことは一切頭から排除せよ。わたしの胸の音が聞こえるか?」
ベルズがミウの裸を抱き締めて、乳房と乳房のあいだに、ミウの耳を押しつけるようにした。
耳にベルズの胸の音が入ってきた。
ミウと同じくらいに鼓動が大きくて速い。
「わたしもまた、緊張をしておる。だが、なんでもやってみよう……。スクルズから、このまま魔道制御ができなければどうなるか聞いたか?」
ベルズがミウを抱き締めながら言った。
「はい……」
ミウは小さく頷く。
「そうか……。だが、わたしから改めて説明をさせてくれ。そして、受け入れて欲しい。ミウにとっては、こんなことは汚らわしいことだし、醜いことのように思うかもしれないが、必要なことのひとつなのだ。わたしたちは、ミウを助けたい」
ベルズがミウを抱き締めながら言った。
ミウは返事の代わりに、ベルズの胸に顔をつけたまま首を横に振る。
「ふふ……」
すると、ベルズがちょっとくすぐったそうに笑った。
ミウのやったことで、ベルズが反応した。
そう思うと、ちょっと嬉しくなった。
だいたい、ベルズにしても、スクルズにしても勘違いをしている。
ミウがこういうことを嫌がると思っているのだ。
まだ、自慰のような行為をするのはいいけど、他人からされるのは極度に嫌がると思い込んでいる……。
だから、スクルズはこれまでの秘法の修行では、スクルズは触れることなく、自慰行為の延長上だけでそれを行おうとしていた気配がある。
でも、秘法により魔力を増幅するには、他人とそういう行為をやり合う方が、ずっと効果がある……。
それはミウも、秘法に関する書物を読まされたから知っていた。
「何度も繰り返すが、これは必要なことなのだ……。心を解放して受け入れてくれ……。魔道制御できない魔道遣い……。それは過去に何十という実害を生んできた。約五十年前のアーロンド事件では、制御不能となった魔力の暴走が都市の四分の一を崩壊させたことがある。大勢の無辜の民が犠牲になって死んだ。この現象については、さらに百五十年前、最初に実例が報告された魔力暴走者の名を取り、アルペンガウム症候群という……」
「知っています……。しょ、書物で読みました」
「そうか……。勉強熱心でよい……。とにかく、それ以来、さまざまな対策が考察されてきた。アーロンドのような魔道の暴発が起きないようにするためにな……。魔道の封印というのは、何度も試されてきたものの、これは意識的に魔道を遣うのを妨げるだけで、無意識化の魔道の放出を防ぐ効果はない。もっとも、これは既存の技術だけの話であり、わたしも魔道封印については、サロンを通じて新技術を探っておるし、場合によっては、そっちの正面でも……。とにかく、嫌かもしれんが……」
「ベルズ様──」
ミウは顔をあげた。
ベルズが第二神殿の筆頭巫女というだけでなく、王都の魔道技術者の集まるサロンの主催者という顔も持っているのは知っている。
このままミウの魔道制御がうまくいかず、さらに、暴発する魔道が危険域に達すれば、スクルズもベルズも、アルペンガウム症候群の対象者として、ミウを処断しなければならないというのもわかっている。
だから、スクルズも、ベルズも、懸命にミウの暴発を防ぐ方法を探ってくれているというのも……。
今日、ベルズがミウに愛の行為をするという理由も、十分に認識している。
「んん?」
ベルズがミウを見た。
「わかっております……。嫌じゃありません。それどころか、あたしのような子供のお相手をして頂けるのが嬉しいのです。よろしくお願いします……」
ミウはぎゅっとベルズの裸体を抱き締めた。
ベルズの身体からすっと力が抜けた気がした。
「ふふふ……、どうやら緊張しておるのは、わたしの方か……。すまんな……。正直に言えば、わたしはいつも“受け”でな。ちゃんとミウを気持ちよくできるのか……。いや、なにを言っておるのだ、わたしは……」
ベルズが照れたような表情になった。
なんだか、ベルズの態度がおかしくなり、失礼ながら、ミウはくすりと笑ってしまった。
「まあ、とにかく、始めよう……。ああ、ロウ殿のように、上手にできれば、いいのだがな……」
ベルズはミウの股間にすっと手を伸ばしてきた。
ミウは羞恥とくすぐったさで、びくりと身体を反応させた。
ロウ……。
ベルズが何気なく口にしたその名前……。
ミウは、急に胃が締めつけられるような心地に襲われた。
しかし、ゆっくりとベルズがミウの亀裂を指で上下に刺激し始めると、痺れるような心地が全身に拡がり、ミウは思念を続けることができなくなった。
「痛かったり、嫌だったら言ってくれ……。それと、快感が拡がると、同時に魔力が大きく膨らむような感覚に襲われるかもしれん。そのときは、抵抗をせんことだ。下手に我慢しようとすると、逆に制御力を失う。何度も言うが、魔力と快感は連動しておるのでな」
ベルズがミウと身体を入れ替わり、ミウの背中を寝台につけて仰向けにする。
そして、ベルズ自身は、すっと掛け布の中に身体を潜らせて、完全に掛け布の中に全身を入れてしまった。
そして、ミウの下半身側で身体を丸くする。
「えっ、ベルズ様?」
困惑して中を覗き込もうとしたが、ベルズの両手でがっしりと両脚を押さえつけられた。
しかも、ベルズの顔がミウの股間に動く。
「ひゃん、んはあっ」
ミウは身体をぴんと張り、全身を突っ張らせた。
ベルズの舌がぺろぺろとミウの股間を舐め始めたのだ。
「あっ、あっ」
ミウは身悶えをしながら、声をあげていた。
ベルズの舌は内腿の付け根を丁寧に丁寧に舐めあげている。
そして、股間の亀裂に沿って、つっと下から上に舌で舐めあげた。
「あっ、あんっ」
ミウは大きく首筋を反り返らせて、左右に割って押さえられている太腿をひきつらせた。
ベルズの舌の愛撫は続く。
だんだんと、ミウは絶頂に向かって追い立てられていく。
身体が解けていくような甘美感……。
どうして、こんなに舌だけで……。
自分でするのとは全く違う気持ちよさ……。
「も、もっと上の方を……」
ベルズの粘っこい舌責めに追い立てられるように、ミウはひっそりと口に出した。
すぐにベルズの舌が亀裂の上側の一番気持ちのいいところを強めに舐め始めた。
「ああっ、き、気持ちいい──。気持いいですっ」
ミウは鋭い快感に下半身を痺れさせた。
そして、さらに繰り返される淫靡な舌の愛撫により、まるで電撃でも帯びたのかと思うような激しさで、ミウは裸身をぶるぶると震わせて、うっと全身をのけ反らせた。