【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ひ、姫様、よろしくお願いします……」
「う、うむ、ミランダ……」
寝台にあがってきたミランダとイザベラがぎこちない挨拶を交わす。
一緒に寝台にあがった一郎は、横で噴き出してしまった。
「な、なによ」
「なんじゃ?」
ミランダとイザベラは不満そうに一郎を睨んだ。
もっとも、ふたりの不満顔は不安の裏返しだ。
それはわかっている。
ふたりとも、思わぬ相手と組むことになって照れくさいということもあるし、気恥ずかしいというのもあるだろう。
一郎たちの女たちの中では、ふたりとも真面目な部類だ。
性についても、自分から羽目を外す方ではない。
「おふたりに言いたいのは、せめてセックスのときくらい、我を忘れて愉しんでくれということです……。ミランダ、両手をあげて。今回はミランダが縛られる方で、姫様が縛られない方でしたね」
さて、ここから先は、一郎の独壇場だ。
女たちを相手に、なにをしてもいい時間なのだ。
一郎はあらかじめ準備してあった天井から鎖でおりている手枷に、ミランダの両手首を繋いだ。長さはちょうどミランダが寝台に跪く状態で、万歳をするような長さにした。
ただの鎖じゃない。
一郎の淫魔術の紋様を練り込んであり、自在に伸縮できる。
以前、女たちの身体に紋様を刻んで、ほかの男に犯されないように淫魔術を注いだことがあったが、それを道具に施した応用だ。
どうやら、スクルズなどが、魔道具を作るのと同じ工程のようなのだが、やってみたらできた。
淫事に関することである限り、想像した通りに、なんでもできてしまう自分が怖い。
とにかく、この鎖でうまく長さを調製して、ミランダを膝立ちさせる。
次いで、ミランダの両目を目隠しをして覆ってしまった。
「あっ」
視界を失ったミランダが身を捩った。
一郎はさらに、淫魔術を使って、一時的に聴覚を奪ってしまう。
これでミランダは、視界と聴覚を奪われてしまったということだ。
「な、なにをしたの? なんなの?」
ミランダが狼狽えた声を出した。
自分の声が聞こえないはずなので、馬鹿みたいに声が大きい。
「姫様、知っていますか? 人というものは視界も聴覚も奪われると、ものすごく皮膚感覚が鋭くなるんですよ」
一郎はすかさず亜空間からローターを取り出すと、それを振動させてミランダの股間に粘着効果をつけた粘性体でぴたりと貼りつける。
「あっ、だ、だめ……ああ」
途端にミランダの腰が砕けたように、がくりと両手に全身をもたれかからせるようになった。
さらに取り出したローターを、ミランダの両乳首に貼りつけ、続いて膣、お尻の穴にも挿入する。一郎の媚薬効果付きの潤滑性と粘着性のある体液をまぶしているので、簡単にミランダの身体に密着するし、穴から抜けることはない。
「う、ううっ、くっ、うううっ」
ミランダの全身から汗が噴き出して、腰がくねくねと動き出す。
視界と聴覚を奪ったために、ローターの振動の刺激を感じすぎるくらいに感じてしまい、全身が溶けるような快感が沸き起こっているのだと思う。
一郎はさらにミランダに箝口具をした。口の部分が空間になっている筒状のものだ。
大抵の責め具は、いつでも取り出せるように亜空間に集めている。
便利なものだ。
「あ、ああ……」
大きく開いたままのミランダの口から、涎が流れ出す。
一郎は舌でそれを舐めとるようにしてやった。
同時にローターが貼りついて淫らな振動を加えている、ミランダの豊かな乳房を前から揉みしだく。
「んあ、んああっ」
ミランダの身体からさらに力が抜ける。
そのミランダが、箝口具の周りを舐めている一郎の舌を追いかけるように舌を伸ばしてきた。
ミランダは人前であまり積極的になることはないが、今回は周りを感じることができないためか、いつになく大胆だ。
一郎は、しばらくのあいだ、ミランダとの舌の絡め合いを愉しんだ。
やがて、やっとミランダから口を離した一郎は、すぐ横で座っているイザベラに視線を向ける。
イザベラは、一郎がミランダを責めるのにあてられたように、赤い顔をして呆けていた。
一郎はその手が自分の乳房と股間をぎゅっと押さえつけるようになっていることを見逃さなかった。
「あっ」
一郎の視線に気がついて、イザベラが慌てたように手をどける。
「どうです? やっぱり、縛られて俺に責められたくなったんじゃないですか、姫様?」
一郎はにんまりと笑った。
どうして、縛られないで抱かれる青い箱に自分の玉を入れたか知らないが、イザベラはマゾだ。一郎がセックスでそれを躾けたのであり、イザベラはそれ以外の性交をしたことがないので、彼女が知っているのは、そんなセックスだけなのだ。
まあ、自由を奪われて抱かれたいと自分から表明することが恥ずかしかっただけだと思う。
「そ、そうじゃな……。ロ、ロウがそうしたいのであれば……」
イザベラがもじもじしながら口にし、同時にほっとした顔になった。
やっぱり、イザベラも縛られて抱かれたかったようだ。
一郎はイザベラの両手を背中側に回させて、亜空間から取り出した縄で素早く後手縛りにする。
さらに、ミランダと同じように目隠しをした。
「姫様、ミランダの涎を舐め取ってあげてください。命令です」
一郎は拘束したイザベラをミランダの裸身に押しつけるようにした。
「ああ、ああっ?」
「え、えっ?」
ミランダが戸惑った声を出す。
イザベラもまた、困惑した声を出した。
「い、いやじゃ、ミランダとは恥ずかしいし……」
イザベラが、ミランダから顔を離して、怖がるように首を横に振る。
一郎は返事の代わりに、新しいローターを取り出すして潤滑油の体液を塗ってからイザベラのお尻につるりと入れてしまう。
「んはあっ、ああっ──。や、やじゃ──。とって……とってくれ、ロウ──」
イザベラがお尻を激しく振って、悲鳴をあげた。
すっかりアナル調教の終わっている女もいるが、イザベラはほとんどお尻を責めてやったことがない。
いやがるイザベラへ二個目、三個目とどんどんお尻の穴に振動を続けるローターを挿入していく。
「何個くらい入れたら、姫様も素直になりますかね」
四個目は股間に密着させた。
イザベラがやっとミランダと口づけをすることに同意した。
ふたりの口を重ねさせる。
ミランダは、すぐに相手が一郎ではないことに気がついたとは思うが、もう観念したのかイザベラの舌に応じるように舌をねちゃねちゃと舐め合いだす。
一郎は満足しながらも、ふと周りに意識を移す。
今回は寝台の上が直接見れないように、周囲を完全にカーテンで囲っているが、もちろん声や音は聞こえるし、三人の動きは内側の燭台によってシルエットとして外からわかるようにしている。
さっきまで騒がしかった周りの女たちは、すっかりとしんとなっていた。
どうやら、一郎とミランダとイザベラの三人セックスに注目しきっているようだ。
ふたりが身体を向き合わせているので、ふたりの乳房はほとんど接触している。
一郎はイザベラの乳房をミランダの乳首に装着しているローターにくっつけるように押しつつ、舌でふたりの乳首を転がした。
さらに、両手をそれぞれの股間に移動して、クリトリスを刺激してやる。
「あっ」
「ああっ」
ふたりの身体がびくりと跳ねた。
それぞれの腰の動きが淫らになり、女の性臭が匂いたってくる。
すでにすっかりと準備は整っているようだ。
ふたりとも、そろそろ挿入してもらって、絶頂したいだろう。
なにしろ、ふたりともローターを身体にくっつけられて責められっぱなしなのだ。
特にお尻の穴に挿入されているものがつらそうである。
しかし、一郎は簡単には犯しはしなかった。
いつまでも愛撫を続けて焦らすように悶えさせる。
ローターだって、いきそうになれば振動を緩めてやる。
後がつかえているので、そんなに長い時間をふたりだけで使うわけにはいかないが、それでも一郎の時間感覚で十五分は焦らすような愛撫を続ける。
ふたりともすっかりと息を乱して、汗びっしょりになった。
そのあいだも、ふたりは口や首筋へのキスをずっと続けさせた。
「そろそろ、いきましょうか。じゃあ、姫様からです」
一郎はイザベラをうつ伏せにして、お尻を天井に突きあげるような姿勢にさせた。
お尻を持ちあげ、すっかりと濡れている肉孔に怒張を埋めていく。
ローターについては、股間は外したが、お尻はそのままだ。
「うう、ああ、ああっ」
怒張を挿入すると、イザベラの背中が大きく反った。
だが、完全に根元まで収まると、逆に力が抜けたようになり、イザベラの身体からくたくたと砕ける。
一郎は背中側からイザベラの乳房を抱き、乳首を指で弾くように転がしながら、秘奥に向かって荒々しく怒張を律動させた。
ここからは一郎の真骨頂だといっていい。
触れる場所、突く位置、ちょっとした指の動きに至るまで、すべてイザベラの性感帯を示す赤いもやにしか向かっていない。
全身に浮かぶ性感帯のつぼを的確に連続で刺激され、生身の女が耐えられるわけがない。
「んあああっ、ロ、ロウ、き、気持ちいい……。き、気持ちいい……、う、うあああっ、はあああっ」
散々に焦らしてやったイザベラの身体は、あっという間に絶頂をした。
イザベラの裸身が弓なりになってがくがくと震える。
一郎はイザベラの子宮にたっぷりと精を注いでやった。
「どうします? このまま孕みますか? 避妊薬は常時飲んでいると思いますが、俺の精はその気になれば、それに関係なく、イザベラ姫様を妊娠させてしまいますよ」
一郎はからかった。
他意はない。
ちょっと意地悪を言ってみただけだ。
「い、いや……、ひ、避妊薬など……。の、飲んでない……。お、お前の子なら、う、産んでもいい……」
イザベラが脱力したまま言った。
一郎は少し驚いてしまった。
この世界には、身体に無害な避妊薬が安価で売られている。どこにでもあるような雑草から作るので、いくらでも量産できるらしい。
だから、当然全員が服用していると思っていた。
しかし、イザベラは口にしてはいなかったようだ。
「おう、いいぞ、ロウ殿──。王家のことは、わたしがなんとでもする。なんだったら、わたしでもいいぞ。まだまだ、もうひとりくらい大丈夫だ」
すると、カーテンの向こうから、笑いながらの野次のような声が聞こえてきた。
アネルザだ。
「そ、そうか……」
一郎は戸惑いながらも、だったらいいのかな、と思ってしまった。
イザベラの子なら、気が強くで可愛い子供ができるような気がした。
まあ、本当にそんなことになれば、大騒ぎになるだろうが……。
そんなことを考えてるうちに、一郎は精を放っていた。
「まあ、そのうちにね……」
一郎は口づけをして、怒張をイザベラから抜く。
一緒に尻穴のローター責めからも解放してあげた。
今度はすかさず、ミランダに向かう。
ミランダは全身をローターだらけにし、両手を上にあげて全身を痙攣させたようになっていた。
それでも、まだ一度も達していない。
ぎりぎりのところをさまようように保持させていたのだ。
一郎はまずはミランダからすべてのローターを外した。
次に、ほとんど朦朧となっているミランダの小さな身体を抱えて、ミランダの真下に仰向けに寝る。
そして、ミランダの股間に天井を向いている怒張の先をあてがい、淫魔術で細工ができるようにしているミランダの手首の枷と繋がっている鎖を伸ばして、すとんと落とすようにした。
「んふううっ、ほおおおっ」
早くもミランダはそれで達してしまった。
完全に両手を拘束している鎖に身体を預けて脱力する。
「まだまだ、だよ」
一郎はミランダの腰を一郎の腰の動きで捩じり動かすようにした。
しかも、ミランダの全身に下から手を這わせている。
もっとも、ミランダの視界と聴覚は奪ったままだ。
ミランダが知覚するのは、一郎の愛撫と怒張だけのはずだ。
その状態で膣を掻きまわされて、しかも、全身の性感帯を刺激され、ミランダは立て続けにさらに二度気をやった。
もういいだろう。
一郎は精を放った。
そして、怒張を抜いてからミランダの聴覚を解放すると、両手首の枷、目隠し、箝口具を外す。
「う、ううう……」
さすがのミランダが完全にノックダウンだ。
「次は誰かな? さあ、クジと行こうか」
一郎はカーテンをさっと開けて、寝台を降りた。
「わっ、そんなに近くにいたのか」
すると、ほかの女がびっしりと寝台を取り巻くように、すぐそばに座っていた。
一郎は驚いてしまった。
*
次の回は、青い玉がシャーラで、赤い玉がシャングリアだった。
一郎はシャングリアを縄で後手縛りにして、ふたりの身体を「69」状態で向かい合わせる。つまりは、シャーラの股間にシャングリアの顔、そして、シャングリアの股間にシャーラの顔がある体勢だ。
そして、お互いの股間を舌で舐めさせた。
さすがに恥ずかしがったふたりだったが、「競争」だといい、先に達した方は全員の前でおしっこをさせるというと、ふたりとも相手をいかせようと励み合った。
もともと、競争心の強いふたりだ。
どんなことであろうと、勝負事となると夢中になるところがある。
そのあいだも一郎はふたりの全身を横から好きなように嬲った。
特にお尻の穴に指を代わる代わる入れて刺激してやると、ふたりとも面白いように反応した。
結局のところ、負けたのはシャングリアだ。
縛られている分、感じてしまったのか、あるいは一郎が念入りに愛撫しすぎたのかもしれない。
一郎は約束通りに、淫魔術でシャングリアの膀胱を水分でいっぱいにしてやり、そのうえで性交をした。
シャングリアは悶え狂った。
そして、絶頂の直後、ついに失禁した。
だが、一郎もそれがわかっていたので、すかさずシャングリアを幼女をおしっこさせるように後ろから膝を抱え込むと、寝台の外に出し、皆の前で床におしっこさせた。
全員が苦笑するなか、イライジャは目を丸くしていた。
シャングリアの尿はあっという間に屋敷妖精のシルキーがきれいにした。
次にシャーラを抱いた。
シャーラもたっぷりと二度いきさせた。
もちろん、ふたりにも最後に精を注いでいる。
*
三回目の玉はコゼとノヴァだった。
ノヴァはアンと快感を同調させているので、ふたりは一緒に抱くことにし、アンも寝台にあげて、青い箱から、もうひとりを選ぶことにした。
五人セックスだ。
選んだのは、シルキーの十四だった。
アンとノヴァを縛り、コゼとシルキーをさらに寝台にあげる。
四人一度だが、一郎には問題ない。
半ノスほど愉しむと、四人とも三回ずつ昇天させる。そして、四人全員に最後に一度ずつ射精をした。
四人とも完全に脱力した。
シルキーでさえも、ぺたんとお尻をつけて座ったまま動かなくなった。
達した回数はアンとノヴァなど、もうひとりの分も引き受けているので六回もいっており、特にふたりは完全に白目を剥いて気を失った。
寝台の外にいたエリカとシャングリアが、どこからか毛布を出してきて部屋の床に拡げた。とりあえず、そのまま寝てしまったアンとノヴァを手空きの者がそこに運び、一郎に抱かれ終わってまだ身体がだるい者も、そこに休みにいく。
「まるで、なにかの難民キャンプだね」
一郎はその光景に笑ってしまった。
*
「ロウ、あなたって、これだけやって、まだ、本当に大丈夫なの?」
次の相手を選ぶために寝台をおりると、身体を手で隠すようにしているイライジャが声をかけてきた。
「わかったであろう、イライジャよ。こいつは信じられないような絶倫なのだ。だから、女が大勢必要になるのだ。すでに八人終わっているが、どうやら相手をするだけじゃなく、全員に精も放ったようだしな」
アネルザが言った。
「だって、昨日の話は、多分、大袈裟に盛ってるんだろうと……。アネルザとミランダが口にしたロウの話は、とても本当とは思えなくって……。でも、むしろ、控え目な話だったのね……」
イライジャがそれだけ言って絶句している。
「次は誰かな?」
一郎は玉を引いた。
青い箱、すなわち、縛らない側は、イライジャになった。
「じゃあ、寝台にどうぞ、イライジャ」
「は、はい……」
少し圧倒されてしまった感のあるイライジャが寝台に行く。
「さて、もうひとりは……」
一郎は玉を赤い箱から出す。
「十一だ」
「わ、わたしです」
スクルズが小さく手をあげた。