【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
266 女神官長襲撃
地方神官を集めた会合に引き続く宴は佳境に入っていた。
一年に一度の会合であり、スクルズが正式に神殿長に就任してからは、最初の会合だ。
特に、今年はスクルズの神殿長としての初年度ということで、会場は第三神殿ということになっていた。
この会合は、毎年、王都神殿の巫女団の共同主宰ということになっていて、本来は、本会合の準備のための話し合いが先日の王都巫女会の共同祭祀だったのだが、スクルズはロウのクエストについていっていたので、ベルズに話し合いの議長を押し付けて、戻ってこなかった。
それで、王都に戻ってきたときには、ベルズは烈火のごとく怒っており、あれから口もきいてくれない。
昨日も、ロウの屋敷の性宴の誘いに行ったところ、完全無視されてしまい、会うこともできなかった。ベルズの侍女役の巫女から、親族と会うので同行しないという伝言をもらっただけだ。
そして、今日の地方神殿会議にしても、本当はベルズが手伝うことになっていたのに、仮病で出てこない。
きっと、まだ腹を立てているのだろう。
さすがに、スクルズも少し反省した。
とにかく、今夜はその地方神殿会議における懇親会のための宴だ。
神官同士の内輪の宴といえども、その辺の貴族の宴と変わりない。
音楽があり、酒と料理があり、お互いに談笑をしてすごすというものだ。
スクルズは、立席で行われている大広間を回って、ひと通りの挨拶をすませ、しばらく過ごしたところで、会場を抜けることにした。
一応の挨拶も終わったし、神殿長のスクルズには退出が許される時間だ。
招待の地方神官たちも、高位神官はそろそろ退席を始めている。
「このまま、戻りますね、ミウ」
会場を出ると、すぐに追ってきたミウに声をかけた。
顔が赤い。
息もつらそうだ。
しかし、スクルズは無視した。
可哀想だが、これも業だ。
「はい」
ミウがスクルズに従ってついてくる。
あのクライド事件のときに、引き取った童女だ。
いまはスクルズ専任の付き人のような役割をしている。
ロウの勧めで、魔道遣いとしての修行をさせてみたが、ミウは修行を開始してわずか数日で、有り余る魔道遣いとしての才能を開花した。
いきなり上級魔道を簡単にやってのけたときには、スクルズさえも度肝を抜かれたが、あのまま数年修行を続ければ、スクルズさえも上回る魔道遣いになることは間違いないと思っていた。
当初は、スクルズやベルズが学んだ上級魔道遣い候補が集まる神学校に行かせることも考えたが、とりあえず、そのときは保留にした。
親を無残に殺されてまだ間もないミウをひとりにさせるというのが可哀想だというのもあったし、ミウ自身がここを離れることを嫌がっていた。
上級魔道遣いの神学校は、王都からずっと北側のエルニア王国に近い国境沿いにあるのだ。
そして、問題がすぐに発覚した。
ミウの「アルペンガウム症候群」の疑いだ。
アルペンガウム症候群とは、高位魔道師がなにかの理由により、魔道制御ができなくなることであり、脳や肉体の老化などにより、制御力が失われてしまった場合や、精神的な平静を失うような衝撃的な出来事があり、感情の抑制ができなくなった場合などに引き起こると言われていた。
ミウは、高い魔道現象を引き起こせる反面、まったく魔力制御ができず、明らかにアルペンガウム症候群の要件に合致していた。
スクルズは焦った。
アルペンガウム症候群の疑い者については、約五十年前に、アルペンガウム症候群だったアーロンド神官が都市を巻き込んで爆死して以来、問答無用で兆候があり次第に、当局に届け出て、安楽死させることが決まっている。
ミウは、アルペンガウム症候群の発祥者に該当していると思われた。
その理由も容易に類推できた。
老化によって引き起こされるアルペンガウム症候群発症者とは異なり、若年者の場合は、ほとんどが性的虐待による精神的不安定により起きるのが通例だった。
理由はわかっていないが、魔道の高さや安定さは、当人の性的な好色さと比例するとされていて、性愛の快感に強い抵抗がある者は、心が魔道を無意識に拒否するので、魔道の不安定現象を生むのだとされている。
ミウはおそらく、それに該当すると思った。
なにしろ、ミウは、あのクライドの可哀想な犠牲者だ。
それから、スクルズ、そして、ベルズも巻き込んだ。上級魔道師のための、秘法の修行を開始した。
すなわち、ミウが性愛の快感を拒否しないように、徹底的に性の快感を植えつけ、心の抵抗を取り除くということだ。
こうなった以上、あのとき神学校に送るのを躊躇ってよかったと思った。
もしも、神学校で発見されていたら、向こうでミウは処分されていただろう。
すぐに、スクルズの直接の指導で、上級魔道師としての「修行の秘法」を開始した。
すなわち、自分の身体をできるだけ淫らで感じやすいものにするための行為だ。
自慰……。
淫具……。
媚薬……。
そして、同性愛……。
それが修行の秘法だ。
限られた神官しか知られていないことだが、頻繁な性的絶頂が魔道遣いの力を高めることは知られており、肉体の淫乱さがその魔道遣いの魔道能力を飛躍的に増大することもわかっている。
なぜ、そうなのかはわかっていないが、歴史に名を遺す魔道遣いは、誰もが多淫であるし、スクルズ自身も自分が人よりも淫乱だということを感じている。
だから神学校では、男子であっても女子であっても、妊娠の恐れのない同性同士の性愛は推奨されていた。
それが高位魔道遣いの能力向上に繋がるし、お互いの友情を深めることにもなるからだ。
そんな環境の中で、スクルズは、ノルズ、ウルズ、ベルズという女生徒と百合の深い関係になった。
魔道学に造詣の深いベルズによれば、魔道に必要な魔力と、性愛に生みだされる淫気が同質なのではないかという説もあるらしい。だから、魔道力の高い者は、多淫で感じやすくなるのだということのようだ。ベルズもまた、この説に賛成している。
もっとも、これについては、あまりにも荒唐無稽すぎるという反論もあって、魔道学会の見解は統一されていない。
ただ、スクルズはベルズと意見を同じくしている。
ロウという男と出逢えばそう思わざるを得ない。
彼は、高位魔道遣いであるスクルズやベルズの魔道にかからず、スクルズたちですらどうにもできなかった魔瘴石を呆気なく除去してみせた。ほかにもいろいろな根拠はあるが、なによりも、最近になって駆使するようになったロウの不可思議な術は魔道そのものだ。
ロウは自分は魔道遣いではないと口にするが、間違いなくロウは魔道遣いだ。
しかも、スクルズでさえ再現が不可能な高位魔道の保持者に匹敵する能力保持者だ。
いずれにせよ、ミウがあの悪しき記憶を乗り越え、性愛の快感を受け入れるようになれば、ミウの魔道制御力が安定することも望める。
思念に耽っていたスクルズは、そろそろ私室に近いということに気がついた。
ミウに振り返る。
「部屋に戻ったら、今夜は休んでもいいですよ。着替えはひとりでしますから」
「わ、わかりました……。そ、それで、あのう……」
すると、ミウが困ったようにスクルズに声をかけてきた。
言いたいことはわかっている。
魔道遣いとしての秘法の修行に入って以来、休む前に必ずやるように命じていた自慰をしたいのだ。
だが、帰都以来、ミウには禁淫の業を強いていた。
だから、そろそろ許してくれと言いたいのだと思う。
廊下を進んでいたスクルズは、周囲に人影がないことを確認して、ミウを物陰に連れていった。
「言いたいことはわかっています。でも、これも魔道遣いの修行なのです。我慢しなさい。それよりも、厠は大丈夫ですか? これはそういうものを我慢するためのものじゃありませんから、厠に行きたくなったら我慢せずに言うのですよ」
スクルズは小柄なミウの前に屈み込み、彼女巫女服のスカートの裾をめくりあげて股間の部分にそっと手を置いた。
「あっ、ああっ」
ミウが顔を真っ赤にして身体をびくりとさせた。
その股間には、スクルズが嵌めさせた革の貞操帯がしっかりと嵌まっている。
この貞操帯は、内側に大小の丸い突起があり、それが常に振動して、ミウに淫らな刺激を与え続けている。
スクルズは股間の部分に魔道を送り込んで、内側の部分にさらに強い振動を送った。
この貞操帯は、「修行の秘術」用の特別なものであり、禁淫の業を行うときのものだ。
これをしている限り、いまのような他人からの魔道以外に、股間に淫らな刺激を感じることができない。
なんでもないことのようだが、秘法の修行をしている神官は毎晩のように自慰や同性同士の性愛を繰り返している。
それが数日間、時には一箇月以上もそんな行為を禁止されるのだ。
これは結構つらい。
スクルズも少女時代にこれをやったから、禁淫期に入ったミウが悶々とした苦しみを送っているのはわかっている。
だが、これをすると、身体が敏感になるのと引き換えに魔力が飛躍的に増大する。
大きな効果が認められている修行法のひとつだ。
しかも、ミウについては、ただ刺激を遮断するのみならず、特別貞操帯によって、微弱ながら一日中淫らな刺激を受けつつ禁淫をするという最上級の業をやらせている。
まだ、二日目だが、ミウが音をあげるのに、十分な時間だろう。
「んんんっ、んああっ」
ミウがぶるぶると身体を震わせて、淫らな声をあげた。
スクルズは、ミウに首を横に振ってたしなめる。
ミウがぐっと、歯を喰い縛る。
「声を出してはいけませんよ、ミウ……。修業の秘法である、禁淫の業は、我慢すればするほど、効果があります」
「は、はい……」
貞操帯の淫らな刺激を受けているミウが、真っ赤な顔になって懸命に口をつぐむ。
可愛い……。
スクルズは、適当なところで、ミウの貞操帯に魔道を送るのをやめて、刺激を元通りに弱くした。
「ああ……」
ミウが残念そうな表情になる。
かなり、物欲しそうな仕草もしている。
しかし、スクルズは、ミウのスカートを元に戻して、何食わぬ顔で立ちあがる。
歩き始めるとミウがついてきた。
ちらりと後ろを振り返ると、ミウはもじもじと内腿を擦りつけるような仕草をしながら、十一歳の童女とは思えないほどの淫らな表情をしていた。
「……ところで、あのことは考えてくれましたか、ミウ?」
スクルズはミウを横に招き寄せて声をかけた。
「……は、はい……。ご、ご命令であれば、や、やってみようと……、いえ、やっていただいてもいいと思っています……」
ミウが俯いたまま答える。
スクルズは完全な拒絶ではないことにほっとした。
「あのこと」というのはロウのことだ。
つまり、修行の延長として、ロウに抱いてもらうことを勧めているのである。
本当は、修行の秘術は同性間の行為に限られており、男女間の行為に至ることはご法度だ。
男女の性愛は単なる行為で終わらず、恋愛に発展することが多いし妊娠というトラブルもある。また、魔力を高める修行のためとはいえ、巫女が異性との多淫な性愛を繰り返すということが、世間の理解の外であることは確実だからだ。
しかし、スクルズはミウのことをロウに委ねてみたいと思っている。
ベルズも言及していたが、ロウには不思議な力がある。
ロウと関係を持つようになって、スクルズの魔道力は飛躍的な上昇をした。
それは常識では考えられない向上だった。
スクルズほどではないが、同じようにベルズも魔道力があがったし、シャーラに至ってはそれまでできなかった移動術ができるようにもなった。
ロウが魔道遣いの能力を向上させる力を持っているのは間違いないのだ。
ミウの魔力が安定しない理由もわかっている。
それは、残酷なミウの初体験が関係している。
あのクライドだ。
ミウは目の前で母親が犯されて殺されるのを目撃したし、ミウもまた童女好きのクライドに無理矢理何度も犯され続けた。
そのことは、ミウに激しいまでの男女の性愛に対する嫌悪感を作ってしまった。
いまでも悪夢にうなされて夜中に飛び起きることがあるようだ。
魔力の放出が起きるのは、大抵そのときや、その後のことが多い。
ここまで安定したのが十分に奇跡のようなものなのだ。
しかし、ロウとミウが男女の営みをすることは、それはそれで、危険なことでもあった。
ミウの魔道制御の問題が、クライドの凌辱が原因なら、ミウがロウと関係をもとうとしたとき、思わぬミウの感情の暴発が起きて、ロウを傷つける可能性もある。
そのときには、スクルズやベルズとは違い、魔道遣いではないロウには対応できないだろう。
だから、ロウには相談しつつも、最終的にロウに、ミウのことを委ねていいかの決心はついてなかった。
先日のクエストのときにも、ミウの問題について、ロウには相談したものの、やはり、ロウはクライドの件が心の傷になっているかもしれないミウについては、慎重な態度を取りたいという返事であり、いまのところ、保留状態ということになっている。
でも、ロウは、あと数日したら、約三箇月の不在になる。
どうしようか……。
もう一度相談しようか……。
焦るのはよくないかもしれないけど、ロウが不在のあいだに、ミウのアルペンガウム症候群が進んでしまったら……。
「命令ではありませんよ。あなたの意思を訊ねています。もしも嫌ならやめてかまいません。あなたが望む事が前提です。でも、ロウ殿はあと十日足らずで出立されます。戻ってくるのは早くても三箇月後です。それは承知しているでしょう」
「は、はい……」
しかし、ミウの口調には、まだ迷いの響きがある。
スクルズは小さく嘆息した。
いっそのこと強引に犯してもらうか……。
ロウなら、そんな行為であったとしても、ミウの心を安定させてしまう気もするのだが……。
でも、万が一にも、ロウを傷つけたら……。
「それでは失礼します」
スクルズの私室の前に着くと、ミウがスクルズに向かって頭をさげた。
ミウの私室はスクルズ専任の付き人なので隣室の小部屋だ。
スクルズは「おやすみなさい」と言って、ミウと別れた。
部屋に入る。
魔道を飛ばして、部屋の燭台に火をともす。
「えっ?」
スクルズは声をあげた。
明るくなったことで、寝台の真ん中に無造作に置いてある一通の手紙が目に入ったのだ。
とりあえず、中を読む。
“お前の秘密を知っている。”
手紙はその言葉から始まっていた。
それによれば、秘密をばらされたくなければ、このまま神殿長用の厠にいって、そこにある命令書に従えと書いてある。逆らえば、神殿長として相応しくない行為をしたことを世間に暴露するそうだ。
読み終わったスクルズは、思わず微笑んでしまった。
「まあ……」
スクルズはくすりと笑った。
こんな悪戯をするのは十中八九、ロウだろう。
本当にスクルズを愉しませてくれる人だ。
スクルズはわくわくする気持ちを抱きながら、部屋を出て指示のとおりに厠に向かう。
神殿長用の厠は、他の神官たちとは離隔していて、神殿長の私室のある棟の隅にある。
個室に入ると、二通目の手紙が床にあった。
また、その横には袋がある。
とりあえず、手紙を読む。
“服を脱いで、その袋の中に入れろ。
サンダルはそのままでいいが、下着もなにもかも全部だ。
そして、袋の中に拘束具が入っている。
それを全部しろ。
まずは革紐付きの白い玉がある。
それは口に咥えて首の後ろで鈎をかけろ。しっかりと口の奥に詰め込め。”
スクルズは袋を開いて中を覗いた。
確かに、書いてあるものが入っていた。
だがほかにもある。
目隠しと、二個の手錠だ。
手錠には魔道がかかっている。
それもわかった。
手紙の続きに視線を向け直す。
“次は手錠を持って目隠しだ。
手錠はそれぞれの左右の手首にかけるんだ。手錠をかけてから左右の壁にある柱の金具にもう一方の輪っかを押しつけるようにしろ。すると、ちゃんと嵌まるようになっている。
その状態で待て。
もちろん、扉に鍵をするな。”
「あらあら……」
念のこもった命令だ。
スクルズは袋の中の物を全部手に取った。
驚いたことに、口枷にも目隠しにも、手錠にもそのすべての拘束具に魔道封じの紋様が刻んであった。
これだけ念を入れてあれば、さすがに、スクルズの魔道も封じられてしまうだろう。
ロウもいろいろなことを考えてくれる……。
そして、スクルズはもう一度命令に目をやって、読み直した。
読み終わってどんな状態になるかということを想像すると、きゅっと全身が火照って股間の奥が疼く感じがした。
とにかく、スクルズは身につけている巫女服と下着を脱いで畳んで袋に入れた。
個室の外はまだ廊下ではなく手洗いをする場所だが、扉を開いてそこに出す。
次に、口をいっぱいに開いて白い玉を押し込み、革紐で装着した。
玉にはたくさんの小さな穴が開いていて、涎が止められないようになっていた。また、玉はかなり大きくて、一生懸命に口を開かなければ押し込むことができなかった。
「……」
試しに小さく声を出してみた。
驚くことに呻き声さえも洩れない。
なにか特殊な魔道陣が刻まれているらしく、声を完全に遮断する効果もあるようだ。
次はとりあえず手錠だ。
それぞれの左右の手首にかける。
さっきの口枷と相まって、スクルズの魔道が凍結状態になったのがわかった。
スクルズは目隠しを持って、左右の柱にある金具の位置を確認する。
そんなものはなかったはずだが、左右の柱に手錠をかけるような金属の輪っかがある。これに手錠の輪を押しつければ、外れなくなるようだ。
これを嵌めてしまって、もしもロウでなかったら……。
そんなことはあり得ないが、訪問している地方神官の客の中でスクルズを罠にかけようとしている者がいないとも限らない。
そもそも手紙には、“秘密を知っている”と書いてあっただけで、それがどんな秘密かは書かれていなかった。
いえ、そんなことはない……。
こんなことをロウ以外の誰がやるというのだ。
スクルズは自分に言い聞かせて、厠の内鍵を外す。
これで誰がやって来ても侵入は拒めない。
目隠しをする。
そして、手探りで左右の金具の位置を探り、まずは右手側の輪を嵌めた。
最後は左手側だ。
がちゃりと金属音がする。
これでスクルズはどうあっても逃げられない。
誰でも入って来れる状態で、スクルズは素っ裸で左右の手を拡げた状態で、声を封じる口枷と目隠しをしているのだ。
そう思った途端に、スクルズは軽い絶頂の酔いのようなものを感じた。
だが、なかなかロウはやって来なかった。
口に溜まった涎が顎を伝い、身体の下の床に落ちるのがわかった。
どうしてロウはやって来ないのだろう……。
だんだんと不安が大きくなっていく、
あり得ないが、もしかしたら、ロウのやったことではないのかも……。
そんな妄想は消えては浮かび、浮かんでは消える……。
どれくらいの時間がすぎただろうか……。
やがて、廊下に通じる扉が静かに開く物音がした。
そして、個室に入る扉も無造作に開く。
「思ったとおり、いい身体じゃな。しかも、まぞか……。股間がべっとりと濡れておるわ。前戯もいらんな」
スクルズは戦慄した。
背後に立つ声はロウの声ではなかった。
老人を思わせるしわがれ声であり、スクルズは混乱状態に陥った。
しかし、腕ががっしりとスクルズを掴み、強引に両脚に足を割り込まれた。
そして、腰を引き寄せられて、あっという間に後ろから肉棒を股間に挿入されてしまった。