【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
286 童女から女に・承前(1)
この日、移動しながらの四度の戦闘となった。
陽は中天から半分ほど西側に傾いている。陽射しもかなり優しくなってきている。
「
一郎は馭者台から声をあげた。
すでに馬車はとまっている。
馬車を操るのは、一郎の隣のコゼであり、マーズとエリカは、最初から馬車の前を警戒しながら歩いていた。
一郎の警告で、ふたりは馬車を守るように、武器を抜いて前に立つ。
「異常な頻度ね。タイランの街を出てから、魔獣と遭遇するのが四度目なんて」
幌馬車側から顔を出したイライジャが、驚いたように言った。
一郎たちは、タイランの街を出立して、主街道に戻る山道を進んでいたが、これで朝から四回目の魔獣との遭遇ということになった。
だが、探知器代わりの一郎が馭者台から距離のあるうちに警告することで、奇襲のようなものは受けないで済んでいる。
今回も、まだかなりの距離であり、逃げるにしても、こちらから襲撃するにしても、十分な距離だ。
そもそも、
「ご主人様が特異点を封印して、瘴気を消失させてしまったからな。多分、新しい瘴気の場所を求めて、どんどんと移動しているんだと思うぞ」
一郎の外衣の内側からクグルスがひょいと顔を出して言った。
魔獣といえば、クグルスだ。
出立してから二度目の魔獣との遭遇のときに、呼び出してきてもらった。
魔獣との頻繁な遭遇は、かなりの頻度で近傍に特異点と呼ばれる異界との封印の綻びがあることに通じるからだ。
しかし、クグルスは、少なくとも近くには、特異点はないと断定した。
どうやら、やたらに魔獣に遭遇するのは、一郎たちがタイランの街の近くで特異点を封印したことにより、急激に瘴気が減ったことから、新しい瘴気溜まりを求めて、これまでに出現していた魔獣が一斉に移動を始めたときに、たまたま一郎たちが移動をしたためのようだ。
「魔獣はどっちに向かって移動しているの、クグルス?」
幌から顔だけ出しているイライジャがクグルスに訊ねた。
最初の対面のときに、いきなり敵対しかけたふたりだったが、割り切りがいいのがイライジャであり、早くも受け入れている。
瘴気の探知能力の高さという点で、クグルスが有益だということを認めたようだ。
「西みたいだね、黒エルフ。多分、お前らの森だ。だけど、多分、辿りつかないな。それまでに野垂れ死ぬと思うぞ」
クグルスが一郎の服の中に身体を潜らせたまま言った。
ほとんど人通りのない主街道から離れた山道だが、他人にクグルスの姿を見られると大変な騒ぎになることがわかっている。
だから、ここから出てくるなと厳命している。
「ナタルの森のこと? ここからだと随分とあるわ。そこまで魔獣が移動していくの?」
「それまでにほかの瘴気の溜まり場を見つければ、そこに集まるだろうけどな。だけど、ナタルの森の方向からは、すごく濃い瘴気の流れがある。あいつら、頭ないからな。ただ、本能で瘴気の濃い気配に反応しているだけだ」
「だけど、ナタルの森には、ここからでも感じるくらいの瘴気の集まりがあるということ? 本当に?」
イライジャが怪訝な表情になった。
半信半疑という感じだ。
それはそうだろう。
ここから、ナタルの森まではかなりの距離がある。
特異点の封印により、瘴気の源を失った魔獣が、こんなところからナタル森林の瘴気を感知して、移動しているというのは、一郎にもいまひとつ信じられない。
イライジャは考え込む様子になった。
すると、シャングリアも幌馬車側から顔を出して口を開く。シャングリアもまた、幌で休んでいたのだ。
「だが、いまの話によれば、あの魔獣を追っていれば、まだ発見されていない特異点にぶつかる可能性も高いな。つまりは、魔獣の本能で瘴気の濃いところに集まるのだろう? ロウ、どうする? あの魔獣をこっそりと追いかけていけば、またまた、瘴気が発生しているところに辿り着くことになるのではないか」
確かに、いまのところ、
本来であれば、気配に敏感なウルフ系の魔獣が近距離で馬車の接近に気がつかないということなどないのだが、実は、外敵避けの魔道が得手であるエリカが、この馬車に特殊な結界を刻んでいる。
だから、魔獣側からでは、エリカの魔道による感知の阻害効果が働き、こちらから攻撃でもしない限り、向こうから気がつかないらしいのだ。
そういえば、まだエリカと一郎がふたりきりで旅をしていた頃も、エリカは野宿で外敵避けに絶対の自信を持っていて、夜になれば、一郎の調教を唯々諾々と受けていた。
一郎の調教を受けて動けなくなっても、危害を加えるような危険なものは、絶対に襲ってこないという確信があったのだろう。
そんなことを思い出した。
「いや、クグルスが探知できるような特異点が近傍にないということは、それらしい特異点をあの連中が見つけるまで、それなりの日数がかかるだろうし、そもそも、この幌馬車じゃあ、追いかけられんよ。それに、クグルスの言うとおりに、結局、特異点を見つけるまで、あの魔獣ももたないかもしれんしね」
魔獣や魔物というのは生存に、必ず瘴気という特殊なエネルギー源を必要とする。
中には例外もあるようだが、タイランの街の近傍にいた魔獣のように、比較的新しい特異点から発生した魔獣たちは、まだこちら側の世界への順応度が低く、やはり、瘴気がなければ、長い生存は無理らしい。
クグルスの主張するとおりに、いま現在で、近くにある次の瘴気溜まりを目指しているのではなく、遥かな遠方にある特異点を本能的に目指しているだけなのであれば、おそらく、かなりの可能性で、魔獣たちは近いうちに死んでしまうと思う。
「まあ、そうだな」
シャングリアは頷いた。
「だったらどうします、ご主人様? 少し待って、いなくなるのを待ちますか?」
一郎の隣に座っている馭者をしているコゼだ。
馬車を操っているのはコゼであり、いまは一郎の警告に接して、停車させている状況だ。
「うーん、
一郎はイライジャに視線を向けた。
すると、イライジャは首を横に振る。
「酸を吐くから厄介だけど、距離を取って仕留めればどうということもない相手だと思うわ。これだけ距離があって、あの程度の数なら、順番に全部エリカが射抜けるわよ。弓で届くでしょう、エリカ?」
イライジャが馬車の前に徒歩であるエリカに声をかけた。
「任せて」
いまのエリカは弓矢を装備していて、一郎の指示があればすぐに狙いを定めるだろう。
「いや、だったら、また、ミウの魔道の練習台になってもらうか。ミウ、なんでもいい……。少しずつ接近するから、届くようになったら魔道で攻撃してみろ。さっきのように落ち着いてやればいい」
一郎は幌馬車から前を覗いているミウに声をかけた。
タイランの街では、マイセンの片割れに憑依されて、身体を操られたミウだったが、副産物もあった。
あのマイセンがミウの身体に入って、高位魔道を頻繁に使ったために、ミウが魔道の制御の方法をなんとか体得できたみたいなのだ。
魔道制御といっても、王都でスクルズとベルズが一生懸命に教えようとしたやり方ではなく、
まあ、一郎もよくわからないのだが、
ところが、それをマイセンがミウの身体に入って魔道を遣うことで、すでにミウの身体は、自分の魔道体質に見合う魔道制御の要領を意図せずに、体得したということのようだ。
さっきも、全員で
「は、はい」
途端に緊張した面持ちになったミウが返事をして、馭者台側から降りる体勢になる。
「ほら、ミウ」
馬車の下から手を出したマーズがひょいとミウの小さな身体を抱えおろす。
ミウの記憶にはないらしいが、マイセンがミウの身体に憑依したとき、ミウの身体でマーズに襲いかかり、相当のことをしたらしい。
そのせいではないとは思うが、前からいる三人娘には遠慮のようなものが垣間見えるが、マーズにはミウも心安いみたいだ。
今日も、時折話し込んでいたりするのを目にしたりした。
「頑張んなさいよ、小娘。タイランでは散々に迷惑をかけた罪滅ぼしなんだから」
コゼが冗談っぽく声をかけた。
「もちろんです。あ、あのう、皆さまには、本当に大変なご迷惑を……」
地面に降りたミウだったが、コゼのからかいに、顔を真っ赤にして全員に頭をさげる。
「やめなさい、ミウ──。それはすんだことよ。謝る必要もないと言ったでしょう。コゼもからかわないのよ……。じゃあ、ミウ、思い切りやりなさい。失敗しても問題ないわ。わたしたちがフォローするわ」
エリカが口を挟んだ。
「ミウ、
イライジャが馬車からミウに助言する。
すると、ミウが首を横に振る。
「ここから、いけます……」
ミウが魔道を放つ体勢になる。
「ここから?」
イライジャが怪訝な声を出した。
一郎も首を傾げた。
実際、かなりの距離がある。
エリカの弓ならともかく、これまでの経験による一郎の感覚では、まだ魔道の届く距離じゃない。
「
ミウが声を放つとともに、衝撃波が飛び地面を這った。
そして、土の表面を剥ぎ、それが波動とともに回転してまとまり、さらに
すべてが当たったわけではないが、破片も大きいので身体の一部でも命中された
「うわっ」
「ふえええ」
「ほおお」
ここから見えるだけでも、血みどろの肉塊が向こう側でぶち撒かれているのがわかる。
ほかの女たちが唖然とした顔でそれを眺めている。
「二射、三射すでに出てます」
ミウが叫んだ。
そのとおり、さっきの炸裂弾のようなものが飛んでいっている。
一射目だけで半数は即死し、死ななかった魔獣も、仲間の魔獣が爆発のように散弾した肉塊にぶつかり倒れている。
そこに、ミウの放った魔道の
ちなみに、魔道遣いが放った魔道を口にするのは、パーティで戦うときの鉄則だそうだ。
そうしないと、特にミウのような多彩な魔道を遣うような者になると、なにが放たれるのかわからないので、連携がとれないのだそうだ。
最初のときに、イライジャがミウに厳しく諭していた。
そして、三射目が到達した。
すでに肉片になっていた魔獣をさらに細かく吹っ飛ばす。
「確かにすごいわねえ……。だけど、次からは魔道を選んでもらえると嬉しいわね。いまから、ここを通過するのよ」
コゼが呆れた声で言った。
確かに、ミウが打った
その結果、通過できないことはないが、道が荒れてしまい、でこぼこが凄まじいことになっている。
「あっ、ごめんなさい、コゼさん」
ミウが恐縮したような表情になる。その顔は真っ赤になっていて、汗で前髪がおでこに張りついている。一郎はその理由がわかってるが……。
「いや、よくやった。何度も繰り返せば、少しずつ加減もわかるだろうし、最適の魔道も覚えるさ。何事も経験だ。だけど、ミウの魔道は強すぎるかもな。普通に戦うときには手加減を覚えてもらう方がいいだろう」
一郎は言った。
やはり、マイセンに乗っ取られたおかげで、
もっとも、いまのを集団戦でやられたら、味方にも被害が及びかねないので、適切な魔力量の調整の仕方を体得してもらう必要はあるだろう。
しかし、力を込める方に練習するのではなく、手を抜く方に調整していくのだ。
すぐに、慣れると思う。
「中級魔道だけど、かなりの魔力を込めたみたいね。魔力の枯渇の感じはないの?」
エリカが真剣な顔でミウに声をかける。
だが、ミウは首を横に振る。
「多分、あたしの場合は、その魔道の枯渇という感覚はないのかもしれません。疲れた感じも、眠くなるような心地もないです。どちらかといえば、お腹が空いたような感覚に似ているかもしれませんが……」
ミウが首を捻りながら言った。
自分の魔道遣いの体質というのが、
そして、スクルズたちの教えた魔道制御が、あくまでも
だから、
一郎は、いまも、ミウのステータスを確認し続けているので、ミウが重篤な状態ではないということはわかっている。
さっきのような大魔道を放っておいて、けろりとしているというのは、大した十一歳だ。
だが……。
「なにがお腹が空いただ。正直に言え、小さいの──。大量の魔力を吸い込んで、一気に発散すると、激しくむらむらした感じになるんだろう。また、ご主人様に構ってもらいたいって、正直に言いな。どうでもいいけど、魔道を遣うと、それに応じて欲情してくるなんて、お前は本当に、性奴隷向きの異常淫乱体質だな」
クグルスが一郎の胸のところから、ミウに向かって言った。
「わっ、わっ、なにを言うんですか、魔妖精さん」
ミウが焦ったように顔をさらに真っ赤にする。
そして、半泣きの表情で懸命に否定するように、両手を顔の前でぶんぶんと横に振っているが、一郎もまた、クグルスの言葉がほぼ正しいことに気がついていた。
“ミウ
人間族、女
見習い巫女
冒険者
年齢:11歳
ジョブ
魔道遣い(レベル15)↑
生命力:50
攻撃力:5
魔道力:Freely
経験人数:男1
淫乱レベル:A
快感値:50↓↓
状態
一郎の性奴隷(軽支配)”
前の三回のときには気がつかなかったが、今回はかなりの大きな魔力を一気に吸収して、それを一度に放出したためだろうか、ミウの『快感値』が急速に低下したのだ。
『快感値』というのは、性的な興奮の度合いであり、人により母数には差があるが、“100”を下回ると、かなり淫情に襲われている状態であり、“30”以下で、大人の女なら挿入可能なくらいに濡れている状態だ。
“10”以下だと、絶頂の秒読みというところで、“0”ぴったりで、どの女も絶頂する。
一郎は、支配した女の『快感値』を自在に操ることで、かなり愉しい悪戯もやらせてもらっている。
それはともかく、ミウは魔道を打つだけで、瞬時に“50”まで、これが低下した。
ミウの『快感値』は常態で“120”と、彼女の年齢にしては低いとは思うが、こんなにも一気に低くなれば、かなりの性的な興奮状態といっていい。
表には現れないようにしているようだが、クグルスの表現のとおりに、かなりの淫乱体質というのは、当たっていなくもないと思う。
もっとも、これがミウだけの体質なのか、それとも、
だが、それにしても、マイセンの片割れに支配される前と後では、ミウの魔道遣いとしての能力は、一気に“3”レベルもあがっている。
まだ、性行為をしていないので、淫魔師の恩恵による能力向上はないが、それでも大きな能力向上が観察できる。
もしも、ミウを完全に性支配すれば、飛躍的な能力向上がみられるのは間違いない。
昨日は、ばたばたして果たせなかったが、一郎は今夜にでもミウを自分の女にすると決めている。
それについても、ミウに言い渡している。
「とにかく、よくやった、ミウ。また、ご褒美だ」
一郎は、馬車から飛び降りてミウの前に立った。
小さなミウの身体を正面から、ぎゅっと抱く。
「あっ」
ミウが一郎の腕の中で身体を固くする。
「うわっ」
「おっと」
「待って」
周りにいた女たちが一斉に、一郎たちから離れた。
一郎がミウを抱くと、ミウの魔道放出が起こり得るということを知っているのだ。
実際、今日も朝同じように抱いたが、そのときには、あの東の森のときのような
またもや、全員が倒れ、クグルスは大喜びしていたが……。
しかし、ミウが処置させた三度の魔獣退治が終わるたびに、こうやってミウを抱いているが、魔道の暴流が起こったのは、最初の一回だけだ。
二度目からはなにも起きていない。
あくまでも仮説だが、一郎はミウの起こす魔道の暴発について、実際には、淫気の抑制による無意識の暴発現象ではないかという考えを抱いている。
つまりは、魔道暴発は、クグルスが主張するとおりに、ミウの欲求不満から起きるのではないかという仮説だ。
魔道には完全な素人の一郎だが、実のところ、この世界においても、魔道についてはよくわからないことが多いらしく、一郎の淫魔術の源である「淫気」と一般の魔道遣いの魔道との因果関係は類推されながらも、淫魔師や魔妖精が禁忌の存在であることもあり、まったく研究が進んでいないというのが実際のようだ。
それは、魔道研究に造詣が深いベルズも認めていた。
ただ、能力の高い魔道遣いほど、性的に淫乱の傾向があるということくらいが伝わっているだけらしい。
ならば、ミウの無意識の魔道放出が、その高位魔道遣いの条件に、極端に特化しているために起きているとしたらどうだろう。
スクルズとベルズのミウへの探求が素人の一郎に劣るというのは考えにくいが、どうせこの世界での魔道研究そのものが、進んでないのだ。
一郎は、ミウはかなり体質的に淫質な傾向が強く、だからこそ、同時に人間族には極めて珍しい
それが表に出る前に、クライドによって性的虐待を受けたため、性的なことに怯えるようになった。
このことが身体に集めやすい魔力や淫気を体内に抑圧させるようにさせ、さらに、逆に、その時期に魔道遣いの修行を始めてしまったために、身体に集める魔力、すなわち、淫気が拡大した。しかしながら、無意識にミウは性的衝動を拒絶している。
それが、行き場をなくした淫気、すなわち魔力がなにかのきっかけで暴発する現象を起こさせているのではないだろうか。
当て推量だが、一郎としてはそれで説明できる。
この世界に、ほかに淫魔師に詳しい者がいないので、果たして正しいかどうかを訊けないのが残念だが……。
しかし、この仮定を正しいと想定すれば、対策は難しくない。
つまりは、ミウの無意識の魔道放出を防ぐために、適度に性欲を発散させればいいのだ。本人の性的欲望の発散に対抗心を失わせればいい。つまり、慣れさせることだ。
だが、そのやり方は、スクルズやベルズのようなやり方では不十分だ。
そういう意味では、ミウは「ノーマル」なのだろう。
ミウの性欲発散は女同士ではなく、男相手、もっといえば、一郎相手でなければならないみたいだ。
それは、先日、そして、今日一日、ミウと接しながら、魔眼によって、ミウの性的なステータスの変異を観察してわかった。
ありがたいことだが、ミウは一郎が相手だと、極端に性的に興奮を示してくれるし、これも嬉しいことなのだが、ミウが一郎に好意を持ってくれているのも、さすがに察している。
密かに童女フェチのエリカがちょっかい出したそうだったので、ほんのちょっとだけ試させたら、ミウは緊張するだけで、あまり性的な欲情は示さなかった。
王都やタイランの街の東の森のときの前二回や、今日の最初に一郎が触れたときに魔道を暴発させたのは、あまりにもミウが驚いてしまったからだと思う。
慣れさせてからは、肌に触れても、魔道の暴発現象は起きてないし、そもそも、だんだんと普通の魔道制御も身についてきて、余分な魔力を集めなくなってきていることもあり、おそらく、適度に一郎がミウの相手をしていれば、魔道暴発は起きない気がする。
要は頻繁に性の相手をさせればいいのだ。
しかし、逆に、まだ感情の成熟していないミウでは、一郎との触れ合いが乏しくなれば、またまた、魔道、つまり、淫気の制御を失って、魔道が不安定になる可能性がある。
まあ、そんなところではないかと思うのだが、誰にも教わることができないので、一郎の突拍子もない考えが正しいのかわからない。
ただ、一郎が積極的にミウに触れることで、ミウの魔道が安定状態になれば、それが正解ということになるのだろう。
「ほら、固くなるな。これが調教だと教えただろう?」
一郎はミウを抱き締め、ミウのローブに両手を入れ、さらに短めのスカートの中に手を差し込む。そして、さっと紐パンの紐を解いて股間の亀裂をまさぐった。
ミウには、今日の一度目のスキンシップで下着をびっしょりと濡らしたので、一郎の亜空間に大量にある女たち用の紐パンをはかせていたのだ。
「あんっ」
ミウが可愛らしい声を出す。
やっぱり、十一歳の童女にしては、不似合いなくらいに股間をべっとりと濡らしていた。
いま触って濡れたのではなく、その前から濡れているのだから、大量の魔道を遣うと、性的に興奮するというのは正しい気がする。
ところで、その濡れ具合も、今日の一回目よりも二回目、二回目よりも三回目、そして、三回目よりも今回が激しくなっているので、ミウの淫乱度もだんだんと確実に上昇傾向だと推量できる。
魔道に慣れるとそうなるのか、それとも、一郎に慣れてきたのか……。
「ええ? また、こいつにご褒美?」
すると、コゼがちょっと不満そうに口を挟んだ。