【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ほら、ほら、もっと速く走れよ」
一郎はからかった。
マーズとふたりで出かけてきた宿場町から少し離れた川の土手沿いだ。
身体の鍛錬のための駆け足の最中である。
淫魔術に頼り切っているとはいえ、一郎も冒険者の端くれではあるので身体は資本だ。
日ごろから、しっかりと鍛錬する必要があり、余裕があるときには、マーズを誘って早朝の鍛錬をするのだが、今日も約束通りに、夜明けを待ってマーズと鍛錬に出掛けてきたのだ。
ところで、昨夜はミウとの最初の夜を終えた。
好色な一郎だが、なんとかミウにはやり過ぎないで済んだと思う。出かけてくるときには、ミウに寝起きの口づけをしてもらったが、十分に身体の回復もしているようだった。
寝直すように諭したので、まだ寝台にいるとは思う。
「は、はい、せ、先生……」
すでに、息をあげているマーズが上気した顔で返事をする。
一郎を遥かに凌ぐ体力があるはずの筋肉少女のマーズが、一郎の駆け足に追いつくのに苦労しているのは理由がある。
汗のために薄いシャツに肌が貼り付きだしたマーズの姿を堪能しながら、マーズの横で走り続ける。
いずれにせよ、持久力は鍛錬の基本だ。
走る力がなくなれば、それで命を落とすこともある。
体力が生死を分けることだって少なくない。
そういう点では、パーティの中では一郎が一番体力がない。
だから、鍛えているのだ。
もっとも、それは口実だ。
まあ、全部が嘘ではないが、鍛錬なら愉しい方がいいに決まっている。
実は、生真面目な筋肉娘のマーズをからかうのが愉しいので、こうやって連れ出しているという方が正しい。
「じゃあ、速度をあげるぞ」
一郎はペースをあげた。
「は、はい、先生……。うっ、はあ、ひあっ」
隣で走っている汗びっしょりのマーズが、必死の様子で足を速める。
だが、途端に身体がよろけて、足元がふらついた。
しかし、なんとかちょっとだけ速度をあげてもいる。
これでも精一杯というのはわかる。
一郎は懸命な感じのマーズを眺めながら、眼の至福を堪能した。
マーズは麻のシャツに、麻の半ズボンという格好である。
一郎も同じような格好だが、マーズには胸当てをさせていない。
だから、走るとマーズの巨乳が上下に大きく揺れる。
十六歳とは思えない大きなマーズのおっぱいの揺れに、一郎は思わずにんまりしてしまう。
本来であれば、一郎よりも遥かに持久力のあるマーズが、一郎のペースについていくにも苦労している理由のひとつは、その胸の揺れだ。
一郎は淫魔術で、マーズの乳首の感度を、いまこの瞬間については、普段の十倍くらいにあげてやっていた。
だから、胸当てをしていない乳房が揺れるたびに、麻の粗い生地に乳首が擦れるのだ。
鋭敏になっている乳首の先端部が布地に触れることで、マーズが絶えずびくびくと身体を悶えさせているのが、実にいい。
「はあ、ああっ」
マーズが足をよろけさせた。
ふと見ると、マーズの半ズボンの股間部分には、すでに丸い分泌液による染みもできている。
半ズボンの下にも仕掛けがある。
マーズに、下着をつけさせていないのはもちろんだが、その代わりに股縄を股間に喰い込ませているのだ。
しかも、大きな縄瘤が三個。
身動きするたびに、マーズの敏感な部分を抉るように当たっている。
それでマーズは、たかが一郎の速度にもついていけないくらいに、走るのに苦労しているというわけだ。
「ほら、しっかりと進め──。これも稽古だ。闘気を練れ。身体の疼きを気で制御するんだ。お前は闘気を扱える。この疼きくらい、気でどうにでも逸らすことができるはずだぞ」
一郎は声をかけた。
もちろん出鱈目だ。
しかし、この真面目娘は、身体鍛錬の話に結びつけると、すぐに信じ込み必死になるので可愛い。
いまも、一郎の言葉に、はっとしたように顔を引き締めた。
「はい、先生──。う、ううっ」
すると、本当に気のようなものを胸と股間に送って、厳しい疼きを消そうとし始めた。
一郎には、淫魔術で支配している女の身体については、眼で見るようにすべてを知ることができる。一郎のでまかせに従い、本当に気で淫魔術に対抗しようとするのは大したものだ。
もっとも、それを邪魔するのも、一郎にとっては朝飯前だ。
一郎は、マーズの身体の中でどんどんと膨れあがっている「淫気」を操作して、マーズが疼きと刺激を制御するために送っている「闘気」にぶち当てては消していく。
「う、ううっ」
マーズの全身が真っ赤になり、また身体がよろけた。
だが、一方で闘気も拡大し、さらに数も増え、どんどんと股間と乳房に送られる。
一郎は感嘆した。
本当に大したものだ。
次々に「淫気」を当てて、すべてを無効化しているが、それにつれて闘気の数も質も桁違いにどんどんと増大する。
「すごいぞ、マーズ──。気の質があがっている。俺の妨害を潜り抜けろ。俺に勝てるようなら、お前に闘気で勝てる者はいなくなる」
「はい、先生──」
褒められたマーズが嬉しそうに微笑んだ。
こんな笑顔は、やっぱり十六歳の少女そのものだ。
だが、身体は横幅も高さも、一郎よりもずっと大きい。
とにかく、信じられないのだが、マーズは一郎のことをいまだに「闘い」の師匠と信じ切っているようなのだ。
一郎の言うことさえ聞いていれば、闘技を極められると思い込んでいる。
あまりにも、それが一途なので、一郎の言うことなど出鱈目でなんの効果もないとは言いにくく、いまに至っている。
まあいい……。
そのうち、自分で一郎など弱いということを悟るだろう。
それに、これが闘気の操りに効果があることは間違いない。
いま、こうやってるだけで、マーズの闘気の練りは、どんどんと精度が拡大している。
レベル“99”の淫魔師の一郎の淫魔術に対抗できるくらいの闘気を操ることができるようになれば、本当に間違いなく、この世界でマーズの敵などいなくなるだろう。
「ほら、ほら、もっといくぞ。気を抜くと、身体の感度をさらにあげるぞ。気だ──。気を練れ──。俺の淫気が襲いかかっているのがわかるか──。考えるな。感じろ──。淫気も闘気も一緒だ。俺がマーズの身体に入り込んでいるのを感じて、それに闘気の壁をぶつけるんだ」
一郎は走りながら言った。
「き、気はわかります……。せ、先生の気も……」
わかるのか……?
一郎は苦笑しながら、本当に壁のようなものができあがった闘気を避けて、淫気の塊を縄瘤があたっているマーズのクリトリスにまとめてぶつけてやった。
「ああああっ」
マーズの膝ががくりとよろける。
闘気の壁が一瞬にして瓦解した。
すると、止められていた一郎の淫気が股間に、膣に、お尻に、そして、ふたつの乳房に殺到する。
「ああ、はああああっ」
マーズの巨体が艶めかしく悶える。
膝を折って、その場にがっくりと崩れ落ちた。
制御できない巨大な淫気が襲いかかり、一瞬にして達してしまったのだ。
なまじ闘気で押さえていただけに、それが消失したときに多くの淫気を一瞬にして受けすぎてしまったようだ。
「次は乱取り稽古だ。遠慮しなくていい。かかって来い」
跪いているマーズに一郎は声をかけるとともに、粘性体を飛ばす。
マーズがはっとしたように、信じられない速度でそれを飛び避ける。
「ほう……」
一郎は感心した。
とりあえず、周囲を見回す。
この辺りには人影もない。
まあ、大丈夫だろう。
「俺に勝ってみろ。俺なんか非力もいいところだ。蹴りでも殴打でも、気弾でも一発当てれば、マーズの勝ちだ。だけど、負ければどうなるかわかっているな?」
一郎は距離を保って構えながら言った。
マーズも姿勢をとる。
ただし、さっき絶頂したばかりなので、やはり腰は安定していない。
なによりも、まるで失禁したように丸い染みができている股間が哀れだ。
「ま、負ければ、女は犯されます──。よろしくお願いします、先生」
負ければ犯されれるというのは、一郎がマーズをこうやって相手にするときの常套句だ。
これによって、一郎は鍛錬のたびに、マーズをその場で犯す口実にしている。
そう言っておけば、レイプまがいの行為そのものが鍛錬と結びつくことになる。
生真面目なマーズは、一郎に負けて犯されることは、それも闘士としての自分の精神を鍛えることだと認識しているらしい。
いずれにしても、マーズは一郎と稽古ができることが嬉しそうだ。
実のところ、いまのところ、一郎が負けたのは、最初にクエストでぬるぬる試合をして、気弾をぶつけられて気を失ったのが最後である。
それから、あまり機会はなかったが、それでも片手くらいは、こういう乱取り稽古をして、すべて一郎が勝っている。
マーズに言わせれば、闘士時代でも、マーズよりも強い相手と錬成できる機会など、ほとんどなかったらしい。
一郎との稽古は嬉しいそうだ。
「い、いきます」
マーズが動く。
一郎はすでに足元に粘性体を作っている。
それに身体を絡まれれば終わりだということがわかっているので、マーズは信じられないような速度で、じぐざぐに動いてみるみる距離を詰めてくる。
しかも、手に気弾を練っている。
距離を詰めて、それを一郎にぶつける気なのだろう。
一郎はその気弾に淫気をぶつけて、さっと囲んでしまった。
自分の気を操作されることについては油断していたのだろう。
動きの途中で、マーズが顔を曇らせたのがわかった。
「気を抜いたな」
間近だったが、一郎はさっと後方にさがる。今度は、気に意識がいっていたマーズは一郎との距離を詰められなかった。中途半端な距離でマーズが速度を落とす。
一方で、一郎はマーズが練った闘気を包んだ淫気で一瞬にして、淫気に変質させると、それをマーズの全身に逆流させた。
「んはあああっ、はううううっ」
マーズの身体が反り返り、喘ぎ声が迸った。
またしても、一気に達したのだ。
そして、一郎の粘性体がすっぽりとマーズの全身を包む。
これでチェックメイトだ。
もう、マーズには反撃の手段は残っていない。
「う、うう……ああ、はあ、はあ、はあ……」
マーズがもがいている。
だが、すでに脱力して、普通の少女よりもいまは非力な状態だ。
達したばかりの身体で闘気が練れるわけもなく、マーズの中ではあがり切った快感が大波を打つようにまだまだ渦巻いている。
一郎は、粘性体を使って、マーズをうつ伏せにして、尻だけ高くあげた状態にした。
「負けた女はその場で犯される。それがいやなら、負けないことだ」
一郎はマーズの後ろに回ると、半ズボンを無造作に下げて、股縄を解く。
「んふっ」
縄瘤が外れるとき、マーズがその刺激に声を出して反応した。どうやら、気が逆流しまくり、感度が制御不能になっているようだ。
一郎は、びっしょりと濡れているマーズの女陰に、取り出した自分の怒張を一気に貫かせた。
「ああっ」
マーズが悲鳴を放った。
「ほらっ、どんな方法でもいい。抵抗しろ。最後まで諦めるな。諦めたら、それで試合終了だ」
一郎はマーズを後ろから犯しながら声をかけた。
そのあいだも、一郎の怒張はマーズの腰を突き続けている。
しかも、巧みに角度を変えたり、速度を変化させたりして、マーズの性感帯の赤いもやをしっかりと擦りまくってもいる。
さらに、包んでいる粘性体で、ほかの敏感な場所を振動で刺激したりもしているのだ。
マーズは激しい痙攣をするだけで、反撃のための闘気を集めることなどまったく不可能な状態だ。手足は完全に粘性体で包んでいるので、マーズに反撃の手段など残っているわけもない。
「う、うううっ、はううううっ」
マーズがまたもや激しく身体を震わせた。
達した。
一郎はマーズの膣に精を注いでから怒張を抜いた。
「終わりだ……。降参だろう?」
一郎はマーズの前に出てきて言った。
マーズは荒い息をしながら、項垂れている。
「こ、降参です……。参りました……」
一郎は頷いた。
「じゃあ、罰ゲームだ。いつも言っているが負ければ、屈辱が待っている。稽古であろうとも、負けてもなにもなしじゃあ、稽古に身が入らない……。今日は、そうだな。やったことのないことをやってもらうか……。俺の小便を飲んでもらおう」
一郎はマーズの身体を包んでいた粘性体を全部消滅させた。
マーズはすっかりと脱力していて、そのまま倒れそうになったが、なんとか身体を保持したようだ。
だが、突き出された顔の前の怒張にびくりとなった。
「早くしろ──。負けた恥辱も覚えるのも鍛錬だ」
引きつったような表情になっていたマーズの顔が引き締まった。
覚悟が決まったようだ。
闘う女の目になる。
負けた恥辱を覚えるのが鍛錬だという言葉が心に響いたみたいだ。
もちろん、まったくの出まかせなのだが……。
本当にこの筋肉娘は面白い。
「は、はい、先生……」
マーズが口を開いて一郎の一物を咥える。
一郎は放尿した。
「んぐっ、んんっ」
マーズが必死になって口の中に迸る小便を飲んでいる。
初めてのはずだが、一滴もこぼさないのは流石だろう。
それにしても、だんだんとマーズもいい顔になってきた。
調教は始めたばかりだが、すっかりといまのようにマゾの表情をするようになった。
しっかりと、この国最強のマゾの女戦士に成長してくれそうだ。
しかし、自分よりも遥かに強い女を好き放題にいたぶるのはいい。
十六歳とはいえ、たった一発で一郎を殺せるほどの力を持った女に、一郎はこうやって小便を飲ませることだってできるのだ。
放尿が終わって一郎は股間を抜いた。
「はあ、はあ、はあ……」
マーズは精根尽きたようにぐったりしている。
一郎はまだ、どろどろに濡れているマーズの股間に股縄を締め直す。
「ああっ」
マーズの大きな身体が激しく悶えた。
「服を整えろ。拭くことは許さん。それも負けた罰だ」
「は、はい、先生……」
マーズは、だるそうに腰をあげると、膝まで降ろされていた半ズボンをあげてはき直した。
一郎はマーズの隣に座り込む。
亜空間から冷たい水の入った水筒を出して、マーズに口を洗って水を飲むように言った。
喉が渇いていたのか、マーズはうがいをした後で、水を貪るように飲んだ。
「あ、ありがとうございます、先生」
マーズが空に近い水筒を差し出した。
一郎はそれを亜空間に戻す。同じような水筒は百個は亜空間に収納している。食料も生鮮食料から保存の効くものまで大量に準備している。
おそらく、一郎たちだけなら、数年はもつのではないだろうかという量だ。
実に、亜空間というのは便利なものだ。
「よくやったぞ。どんどんと強くなっている。こうやって、いたぶれるのも、そんなに長くはないな」
一郎はマーズの頭に手を置いてぽんぽんと叩いた。
マーズが真っ赤になる。
「そ、そんな、ま、まだまだです……。で、でも、いつも稽古をつけてくれてありがとうございます。ロウ様の奴隷になれてよかったです。もっと、もっと鍛錬して強くなってみせます」
マーズは言った。
一郎は苦笑した。
「奴隷じゃないだろう。すでに解放している」
「そ、そんな。あ、あたしは、ロウ様の性奴隷です……」
「わかっている。手続きとして奴隷状態から解放した。だけど、お前が俺の女であることには変化はない。つまり、性奴隷だな──。俺は自分の女は手放さない。一生こうやって、調教……いや、鍛錬させられると覚悟しろ」
「も、もちろんです。ありがとうございます……」
「じゃあ、次は縛られた状態で抵抗する訓練だ。腕を後ろに回せ。今度は身体を拘束する以外の粘性体は使わない。しっかりと抵抗しろ」
「は、はい──」
マーズが腕を背中に回す。一郎はそれを粘性体で密着させ離れないようにする。
それだけじゃなくて、膝と膝を包んで、あいだの部分を棒状に堅くしてしまう。
これでマーズは立つことしかできない。
いくらなんでも、この状態で一郎が負けることなどないと思うし、マーズだって勝ち目など存在しないはずなのに、精一杯抵抗してくるから愉しくなる。
しかし、そのとき、一郎はふと宿に置いてきたミウのことを思い出した。
目の前のマーズとミウは仲がいい。
大柄のマーズに対して、同世代の童女と比べても小柄なミウでは、子供と大人どころか、大人と幼児という感じなのだが、ミウはマーズは気安いらしく、お互いに名前を呼び捨てにし合う間柄なのだ。
マーズにだったら、ミウは一郎たちには晒さない本音を必ず口にするはずだ。
「そうだ──。宿に戻ったら、ミウについてそれとなく、昨夜のことを訊ねてくれないか? 昨夜はミウを抱いたが、負担のように思ってはないだろうか? 昨日のことは必要なことだからやった。だけど、ずっと俺の相手をしなければならないというわけじゃないんだ。そもそも、ミウはまだ十一歳だし……。ミウが望まなければ、別に身体の提供まで……」
ミウを抱いたのは、第一には一郎の精を注ぐことで、先日のように悪意のある存在や魔道遣いによる心の操りや介入を防ぐこと、第二は、ミウの魔道の安定を図るためだ。
一郎から性支配をされれば、淫魔師“99”レベルの一郎を上回る操り魔道を駆使する者など、事実上存在しないのだから、今後はミウがなにかに憑依されるということは防げるはずだ。
また、魔道については、悪霊もどきに憑依されたことが、逆に効を奏して、すでにミウは魔道の安定感を手に入れつつあったが、一郎の支配でさらに安定するし、なによりも、淫魔師の恩恵により、能力の向上が望める。
事実、昨日観察した時点で、ミウの魔道師レベルは、“30”となり、すでにスクルズ、ベルズに次ぐ三番目である。
つまりは、一度精を注ぐことで、一郎としてはミウについては、必要な処置は終わったということになる。
だから、懸念は、これからのことだ。
一郎には、ミウがこれからも、一郎と昨夜のような関係を望んでいるかどうかがわからなかった。
もしも、それを望んでいるなら、一郎はミウについても、一人前の女のひとりとして扱うつもりもあるし、一郎であればミウの負担にならないように、それをすることができるだろう。
しかしながら、逆にミウが望まなければ、これで男女の関係を終わらせることもできる。
直接に訊ねれば、ミウは一郎に気を使って、一郎の望むと思う言葉しか返さない気がするので、その役目をマーズに頼もうと考えた。
「ミウが先生に抱かれて嫌そうな顔をしたのですか?」
マーズが後手に拘束された格好のまま、怪訝な表情になる。
一郎は首を横に振った。
「そんなことはないが……」
少なくともミウは満足そうだった。
一郎に犯されたときも、拒絶のような感情は観察できなかった。それについては、淫魔術でミウの心に触れて、確認もしていたのだ……。
すると、マーズが破顔した。
「だったら、問題ありません。むしろ、先生が気を使う必要もないと思います。というよりも、先生が思っているよりも、ずっとミウは変態で好色だと思います。実は、以前から、何度も相談を受けていて……」
マーズが微笑みながら言った。
「変態?」
一郎は首を傾げた。