【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「あ、ああ、ああっ」
断続的な喘ぎ声に合わせて、エリカが腰を振りながら膣を股の力で収縮させた。
「き、きて、来てください──。ロウ様のが欲しい──。たくさんください。あああっ」
地面に寝そべっている一郎に跨っているエリカの背中に激しい痙攣が起こった。
達したのだろう。
しかし、これで何度目だ?
「なら、やるよ、淫乱エルフめ──」
一郎は一郎の腰の上に密着しているかたちになっているエリカのクリピアスに手を伸ばすと、荒々しく上下運動をさせた。
「ひぎゃああ、あああっ、あがあああっ」
激痛と快感の両方の激しすぎる刺激を受けたエリカが、一瞬にして白目を剥いて、後ろにのけ反って倒れた。
精を注いでやるつもりだったが、その余裕もなく倒れられてしまったので、それはできなかった。
一郎は苦笑した。
「次はもういいのか? 誰だ?」
一郎は一物を空に向けながら言った。
たったいま倒れたエリカを含めて、下半身を露出している一郎の女たちが、一郎の周りに股間をさらけ出したみっともない姿でひっくり返っている。
エリカ、コゼ、マーズの三人だ。
ヤッケルの手伝いでイノシシ狩りをして戻る途中で、うっかりとハルナン草という毒花の毒を吸ってしまった女三人は、ヤッケルがいるというのに、激しい淫情と幻想に襲われ、いまや欲望のままに一郎に襲いかかる痴女になってしまっている。
その三人に恐れをなしたヤッケルは、さっさと近くの樹にのぼって難を逃れ、一郎が女たちの男として責任をもって、この三人の狂ったような「逆レイプ」を引き受けることになった。
もっとも、仮にも「逆」の状態にあったのは、最初から二廻りするくらいのしばらくのことだけだった。
三人は、交代で一郎に跨って、十回ずつ抽送をするのだと順番に一郎の怒張を膣に入れ始めたのだが、一郎は淫魔術を駆使して、ちょうど十回目に、どの女も絶頂寸前の状態にくるように、感度をあげたり、挿入の角度を調整して刺激する場所を変化してやった。
すると、三人が三人とも、狂ったように次の順番を求めて、争うように一郎を取り合うようになった。
それはそれで、なかなかに面白くも壮絶な女の戦いだった。
特に、エリカなどから、いつもの慎み深さが消滅し、淫女さながらに一郎を求め迫るのは新鮮だ。
一郎はしばらくのあいだ、三人から交代で襲われる「プレイ」をしっかりと愉しんだ。
そのうちに、三人のあいだに新しい協定ができ、とにかく、一度達するまでは続けていいことにしようということになった。
十回ずつしか律動できないことで、何度も焦らし責めのような状態になり、我慢できなくなったようだ。
しかし、ヤッケルの最初の話によれば、女たちが「満足」すれば、ハルナン草の毒は解除されるらしい。
それで、一郎も方針を変え、この三人にはたっぷりと一郎への「レイプ」を愉しんでもらうことにした。
つまり、ひとりの女が達すれば、すぐに手元のハルナン草を新たに抜いて、毒となる花粉をまき散らしてやることにしたのだ。
このハルナン草は、花を摘むと、その刺激で毒をまき散らす。
幸いにも、ここはハルナン草が群生している場所の真上である。
ハルナン草の花には事欠かない。
ヤッケルが樹上から、花を抜くなと懸命に言っているが、一郎は聞こえないふりをした。
とにかく、花を摘めば花粉のような毒が撒き散り、正気に戻りかけた女が、すぐに新しい淫情に襲われて痴女になった。
それで、三人の女は終わらない淫情に、さっきから狂ったように一郎をむさぼっているというわけだ。
すでにそれぞれに五回は達しているだろう。感じやすいエリカなど、もう何度になるのかさえわからない。
だが、それでも、その都度、新しいハルナン草の毒を吸ってしまうので、女たちは疲労困憊の状態であっても、野獣のように一郎に襲いかからずにはいられないようだ。
しかも、それだけじゃなく、三人が快感を得やすいように、淫魔術でいじくって、常識外れの感度にまで上昇させている。
その身体で責められるのではなく、責めさせているのだ。
口や態度では、一郎をレイプするかのように積極的に求めるのに、いざ始めると呆気なく達して、倒れてしまう。
実に面白い。
「あ、あたしよ……。ご、ご主人様、か、覚悟しなさい……。あ、あたしが……」
コゼがエリカに変わって一郎に跨る。
だが、もう汗びっしょりのうえにふらふらだ。
コゼが一郎に跨って、上下に動き始めた。
小柄なコゼの身体が陸にあがった魚のように激しく動き回るようになるのにいくらもかからなかった。
「ああ、腰が──、ああ、腰が──」
「腰がどうしたんだ?」
一郎は下側からコゼの動きに合わせて、腰の位置を変化させながら、コゼの狂態に笑った。
「熱いんです、ご主人様──。熱いい──、腰が焼けちゃうう」
「そうか、焼けるか──。遠慮せずに焼けろ。ほらっ」
一郎はコゼが絶頂しようとしているのを知覚すると、今度はこっちからコゼの肉の奥に精を迸らせた。
「ああ、ご主人様のを感じるっ」
コゼは派手な声をあげて、がくがくと狂おしい痙攣を起こして、やはり、さっきのエリカのように白目を剥いたようになって、後ろに倒れていった。
そして、いま気がついたが、エリカは失神しているようだ。
そのエリカに重なるように、コゼが後ろに倒れていった。
そのコゼも動かない。
「じゃあ、次はマーズの番だ。ほら来いよ」
一郎は手を伸ばして、数本まとめてハルナン草の花をぶちりと抜く。
黄色い毒がぱっと舞いあがる。
気絶しているらしいエリカとコゼは、もはや動かないが、のそりと身体を起こしかけていたマーズの目つきがまたまたおかしくなった。
野獣の目だ。
しかし、この野獣が意外に可愛いのだ。
一郎は癖になりそうだ。
「ふふふ、せ、せんせい……。まだ、まだ、いきましゅ……。マ、マーズに……」
マーズは一郎に跨ってくる。
だが、百戦錬磨の女闘士も、闘技とセックスでは、使う筋肉が違うのか、もうふらふらだ。
舌ももつれている。
「いいから来いよ」
一郎は手を伸ばして、マーズの大きな身体を引き寄せた。
筋肉の引き締まったマーズの太腿が一郎の股間に迫る。
すでに濡れているマーズの膣は呆気なく、最奥まで一郎の怒張を受け入れた。
すぐに自ら求めて、腰を上下させ始める。
この毒はそうせずにはいられなくするようだ。
「お、おお、おおっ、き、気持ちいいでしゅ……。こ、殺して……。あ、あたしは……せ、先生に……これで……あ、ああっ、あっ、ああっ……こ、殺して……欲しい」
「殺すものか……。だけど、どこが気持ちいいのかわかるぞ。ここをこうやって突かれると気持ちいいだろう。それとこんな風にもな……」
一郎は上下するたびに、責める場所を変えてやる。
「ああ、ひやああ、ぐねぐね、もっとしてください。ああ、き、気持ちいいですう──。とまらない、とまりません、先生──」
マーズの大きな身体が一度あがったかと思うと、力が抜けたようになって、激しくのけ反って、どんと下に落ちてきた。
「ああ、ああああっ」
マーズはその動きで限界まで一郎の怒張を受け入れてしまいぶるぶると震えた。
一郎は今度もまた、精を注いでやった。
「ああ、先生のもの──。も、もっと欲しいです──もっとおお──」
内部に噴出を感じたのか、マーズは声を上ずらせて、さらに全身を跳ねあげて吠えた。
それとともに、絶頂のスイッチが入ったかのように、再び狂おしく全身を悶えさせる。
一郎は脱力しかけたマーズに、手元の花を摘むことで毒を吸わせる。
マーズがまた野獣に変わり、雄叫びをあげて腰を振りだす。そして、あっという間に、また昇天した。
今度こそ、マーズも意識を失って倒れた。
そろそろ、潮時だろう。
一郎は起きあがって、三人に脱がされたズボンなどを身につけていく。
女の理性を崩壊させるハルナン草か……。
結構面白いものだった。
ちょっと持ち帰って、研究してみようと思った。
周りに散っているハルナン草を亜空間にしまう。
自分の身支度が終わると、順番に三人の身体を布で拭って、服を着せていく。
踏んだり、上に寝たりしても問題はないのだが、もしも花を摘むと、また毒の花粉をまき散らして、女を一時的に発狂させてしまうことになる。
一郎は、花に引っかかって抜いたりしないように気をつけた。
三人の身支度が終わったところで、淫魔術で女たちの身体の回復をさせる。
このままでは、腰が抜けて立てないだろう。
エリカたちが起きあがった。
「あれっ?」
「なに?」
「どうしたんでしょう……」
三人はぽかんとしている。
どうやら、覚えていないようだ。
「お前らの尻の下にあるのは、ハルナン草という女を狂わせる毒を吐く魔草らしい。花を抜かないように気をつけながら、道に戻るんだ」
一郎が言うと、三人はぎょっとした顔になって、ゆっくりと立ちあがる。
一郎は三人の後ろから着いていく。
無事に道まで戻った。
「……ね、ねえ、ロウ様、わたしたちどうしてたんですか……? な、なんか……身体が……」
「そ、そうですねえ……。ちょっと心地よい疲労というか……」
エリカとコゼが首をひねりながら言った。
やはり、記憶には残っていないらしい。
それはそれで残念だ。
我に返って、さっきまでの痴態を思い出して、羞恥に震える様子が見たかったのに……。
まあいい……。
あとでクグルスを呼び出して、ハルナン草を研究させよう。
そのときには、我に返ったときに、しっかりと記憶が残るものを作らせると決めた。
そして、最初の犠牲者はイライジャだな。
みんなの前で狂わせて、自分が狂態を演じたことを恥ずかしがらせるのも楽しそうだ。
妄想が膨らむ。
「三人とも狂ったようになって、俺をレイプしたんだぞ」
一郎は笑って言った。
エリカとコゼは目を丸くした。
「えっ、嘘ですよね、先生?」
マーズも信じられないという顔をしている。
そのとき、ヤッケルも樹の上からおりてきた。
「いやあ、あんたすごいな……」
ヤッケルが一郎の耳元でぼそりと言った。
一郎は、ヤッケルだって、ひと晩で六発じゃないかと言い返した。
*
そして、やっと山の中を抜けて、城郭に戻ってきた。
陽はそろそろ中天をすぎて、ほんの少し西に傾きかけている。
途中、ヤッケルとレンの暮らしている家の前を通ったので、ちょっとだけ、ふたりの家を案内してもらった。
小さな家だが、広い庭があり、きれいな花などもたくさん植えられている。
四日後に、ふたりは、ここで結婚式を迎えることになるのだ。
結婚式といっても、特別なことをするわけじゃなく、ふたりの友人や近隣の人を招いてパーティをし、そこで結婚を宣言するというものらしい。
いまは、家にはレンはいないので、レンが行っているはずの、女友達のところに向かった。
ヤッケルが訪問を告げると、レンと同じ歳くらいの町娘が三人揃って出てきた。
「まあ、ヤッケルさん。レンは大丈夫?」
三人のうちのこの家の持ち主らしき女が言った。
ヤッケルはきょとんとした顔になった。
一郎も同じだ。
ここにレンがいるはずなのだが、彼女の物言いは、そんな感じじゃない。
「大丈夫かというのはどういう意味だい? レンはここだろう? 今日からここでみんなで結婚式の手伝いをしてくれるはずなんじゃあ……」
ヤッケルが困惑したように言った。
すると、娘たちも驚いた感じになった。
「……でも、レンの具合が悪くなったって……。あなたの伝言が家の前に届いてたわ。あたしたち、ちょうど準備に必要なものを買い出しに行っていたので、留守だったんだけど……」
「手紙?」
ヤッケルが驚いて、それを見せてくれと言った。
一郎は嫌な予感がした。
やはり、レンはここにはいないらしい。
しかし、具合が悪くなったということもあり得ない。
そもそも、さっき誰もいないヤッケルとレンの家に立ち寄ったばかりだ。
娘のひとりが家に入り、すぐに戻ってきた。
ヤッケルがそれを開く。
「これは俺の字じゃない。ましてや、レンの字でもねえ」
ヤッケルが呆然と呟いた。
「どういうこと?」
後ろで話を聞いていたエリカが怪訝な口調で言った。
「ねえ、ヤッケル、ちょっとこれは大変なことになっている可能性が……」
一郎は声をひそめて言った。
現時点ではただの勘だが、一郎は自分の勘が怖ろしく当たることを知っている。
ふと、頭に浮かんだのは、昨夜のアレックスのことだ。
「どうしたんですか、ご主人様? レンさん、いなくなったんですか?」
コゼもきょとんとしている。
「ヤッケルさん、探しましょう──」
一郎は言った。
ヤッケルの顔が険しいものになった。
「……レンはここに来る前に、花畑に寄って、花冠を作るための花を摘むと口にしていた……」
ヤッケルがひとり言のように言った。
そして、いきなり振り返ると、すごい勢いで駆けだした。
「待って」
一郎たちも後を追った。
*
一面の花が咲いている広い場所に到着した。
ここが「花畑」と呼んでいる場所らしい。
先に走っていったヤッケルは、すでに到着している。
思ったよりも足が速くて、ヤッケルに追いつけなかったのだ。
ヤッケルは、ちょっと離れた奥で這いつくばっている。
「ロウさん、ちょっと──」
そのヤッケルが一郎たちが到着したのに気がついて、大声で呼んだ。
そこに行った。
ヤッケルは右手にクロスボウを持ったまま、這いつくばっている。
正面を指さした。
「そこにたくさんの一度摘まれた花が落ちている。花を摘んだものを一度ここでまき散らしたということだ。そしたら、これが見つかった……」
ヤッケルの言う通り、確かに抜かれた花がまとめて落ちていた。
だが、一面の花なので、言われなければ気がつかなったと思う。
ヤッケルが差し出したのは、女の下着だ。
その下着には、短剣が突き刺されてもいた。
「レンのものだ……。多分、今日はいていたものだと思う……」
ヤッケルが小声で言った。顔色は蒼い。
「その短剣もレンさんのもの?」
エリカが横から言った。
ヤッケルは首を横に振る。
「違う……。おやっ?」
ヤッケルがなにかに気がついた。改めて短剣の柄を見ている。
そして、その顔に憤怒が浮かんだ。
一郎は、ヤッケルがこんなに怒った顔ができるということに驚いてしまった。
「この剣の柄にある紋章は、アレックスのものだ」
「アレックスって?」
コゼは言った。
アレックスという男の起こした昨夜の騒動のことは、コゼたちには詳しく話していなかった。ただ、ちょっともめたと口にしただけだ。
一郎は簡単に説明した。
コゼもマーズも顔を険しくした。
「……つまり、そのアレックスという男がレンさんをさらったということですか……?」
マーズは驚いたように言った。
そう考えるしかないだろう。
しかも、レンはここで下着を脱がされている。
それが示す意味は明白だ。
「あ、あいつ……」
ヤッケルが持つクロスボウがぶるぶると震えた。
一郎は、それが恐怖のためではないことはわかっている。
そのヤッケルががばりと再び腹ばいになった。
しばらく、犬にように這い回る。
「……ここに争ったようなふたりの足跡がある……。この足跡の動きから考えると、ここで戦ったんだな。勝ったのはレンだ。レンがアレックスを剣で負かした……」
ぶつぶつ言っている。
「そんなことがわかるの……?」
コゼは首を傾げている。
だが、草の中の土に刺さっている折れた剣の破片が見つかった。
レンの剣ではないそうなので、アレックスの剣なのだろう。アレックスの剣が折られたということは、ヤッケルが言ったことが裏付けられたということだ。
それにしても、そんなことよくわかるものだと思った。
一郎にはその足跡というものでさえも、どこにあるのかわからない。
「……これだ。注意してくれ。毒だ。弛緩剤だ。多分、レンはこれを打たれた。油断したんだろうな……」
周囲を腹ばいのまま探っていたヤッケルが小さな針を拾った。
「アレックスは負けたが、レンさんをその仲間が弛緩剤で動けなくしたのか……」
一郎も呟いた。
そういえば、エレックスは三人の連れを伴っていた。
レンを襲ったときも、彼らが一緒だったのだろう。
「卑怯だ──」
マーズが憤慨したように叫んだ。
「……そして、ここで犯された……。さらに、犯されてから服を剥ぎ取られ、布のようなものに包まれて、どこかに連れ去られた……。足跡が続いている……」
ヤッケルが悲痛な口調で言った。
「犯されて……」
エリカがぽつりと言った。
まるで自分のことのように、とても辛そうな表情だ。
「……頼む。一緒に行ってくれ。ずっと足跡が続いている。それを追いかけたいんだ」
「もちろんよ──。早く、行きましょう」
こっちが答えるよりも早く、エリカが叫んだ。
一郎も頷いた。