※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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32  尿意と剃毛と男の怒り

 とりあえず、ふたりの身体を密着させていた腰縄と首輪を外した。

 ただし、首輪は鎖を外しただけで、エリカとコゼの細い首には、ふたりの首に合わせて作った首輪がしっかりと嵌まっている。

 

 また、コゼの身体に浸透していた媚薬効果は、淫魔術で一気に消失させた。コゼは夢から覚めたような呆けた顔をしている。

 一方で、刺激を受けながらも、まだ達し損ねているエリカは、いまだ欲情の途中という感じだ。

 だが、強い尿意に苦しそうでもある。

 

 それにしても……。

 こうやって、のんびりと湯に浸かりながら、好き勝手な嗜虐をしていると、改めて、思わず手に入れてしまった幸運について考えたくなる。

 一郎は女たちを見た。

 この世界に来てから、やや強引な成り行きで、性の支配を刻んで女にしたふたりだ。

 

 まずは、エリカ……。

 もともとは一郎を奴隷にしようとした魔道使いであり、エルフ族の優れた女戦士でもある美少女のエリカ──。真面目な性格の下に、実は苛められると欲情するマゾ娘が隠れている面白い性癖でもある。愛すべき一郎の性奴隷第一号だ。

 エリカを性支配することは、一郎がアスカから逃亡するために必要だった。

 さもなければ、一郎はいまでもアスカの奴隷のままだったろう。

 

 そして、奴隷上がりの人間族のアサシンのコゼ……。

 人でなしの主人のために、少女時代を男たちの性欲を満たすための生きた性具として扱われ、自分自身の性の悦びを知らずに、性の経験だけを重ねてしまった可愛らしい顔をした童顔の女だ。さらわれたエリカを救出するために絶対に必要で性奴隷にすることにしたが、意外に性に純粋で可愛い。

 

 二匹の雌犬──。

 一郎の大切な女たちだ。

 

 しかも、ふたりとも本当に、鍛えられた美しい身体と顔をしている。

 それを好きなように抱き、好きなように弄ぶことができる。

 

 異世界に召喚されてしまって失ってしまったものもあったが、元の世界では手に入れることが不可能なものも得た。

 あの魔女からの逃避行の真っ最中であるものの、そう思うと、この世界での生活も悪くない。

 一郎はふたりを湯からあげて温泉の縁に座らせた。コゼの拘束はなくなっているが、エリカの後手縛りはそのままだ。

 

「脚を開け」

 

 一郎は命じた、

 ふたりがおずおずと閉じた脚を開いていく。

 一郎はまだ湯の中に浸かったままでいる。つまりは、一郎の顔の前にエリカとコゼの股が大きく曝け出されたかたちだ。

 さすがにふたりが恥ずかしそうな顔をしている。

 

「あ、あのう……ロ、ロウ様……わたし……」

 

 エリカが腰をもじもじと動かしている。

 一郎の淫魔道で膀胱に水分をいっぱいに溜めてやったままだ。いまだに排尿を許していないので、すでに尿意は限界に近いに違いない。

 

「小便か? まだ、我慢できるはずだ。エリカは俺の性奴隷だからな。性奴隷は許可なく、小便もしたら駄目だ。これも調教だ。いいな──」

 

「は、はい……。で、でも、ロウ様……」

 

 エリカが泣きそうな顔になった。本当に我慢できないに違いない。

 一郎の身体にぞくぞくとする嗜虐心が襲う。

 このエルフ女をもっと苛めてやりたい。

 そんな黒い欲求が一郎を充たしていく。

 一郎はエリカに排尿の許可を与えないことに決めた。

 今日は限界まで我慢させて、最終的にはお漏らしをさせてしまおう。

 そう決めた。

 

「そうだな──。じゃあ、小便は剃毛の後だ。こうやって見ると、コゼの股には余計な毛がなくて性奴隷らしいが、エリカには邪魔な毛が多すぎる。今日は剃るからな」

 

 コゼの股間には一本の恥毛もない。

 奴隷として前の主人のマニエルに飼われていたあいだ、その部下のスラたちから「厠女」扱いされていたらしいが、あるときに悪戯で一本残らず剃られたうえに、二度と生えないように魔道薬で毛穴を殺されたようだ。

 それで、まるで童女ように土手が無毛なのだ。

 だが、初めてコゼの股間に接して以来、絶対にエリカも同じように剃りあげてやりたいと考えていた。

 まさに性奴隷の股間に相応しい……。

 

「そ、剃ってもいいです……。で、でも先におしっこを……」

 

 エリカが消え入りそうな声で言った。

 

「先に剃毛だ──。聞こえなかったのか──?」

 

 一郎はぴしゃりと言った。

 

「は、はい……」

 

 エリカはうなだれた。

 そのとき、一郎は厳しい一郎の口調に当惑している様子のコゼの耳元にそっと口を寄せた。

 

「見てみろ、コゼ……。エリカの股を……。このエリカは本当は苛められると感じる性癖なんだ。そんなに驚いた顔をするな。その証拠にしっかりと股間が濡れているだろう……」

 

 一郎はささやいた。

 コゼがおずおずとエリカの股間に視線を向ける。

 そこは魔眼を使うまでもなく、はっきりと欲情の証がある。コゼは少し驚いているようだ。

 

「へ、変なこと言わないでください、ロウ様──」

 

 一郎の声が聞こえたエリカが大きな声を出した。

 

「違うというのか、エリカ? じゃあ、本当のことを言うんだ。命令だ、エリカ……。コゼに自分がどんな性癖なのかを教えるんだ。嘘は許さん」

 

 エリカの顔が引きつった。

 一郎の淫魔の呪術に縛られているエリカは、「性」に関することでは、一郎の命令に絶対に逆らえない。一郎が本当の性癖を白状しろと命じればそうするしかないのだ。だから、表情を変えたのだ。

 

「あ、ああ……。わ、わたしは……い、苛められて欲情する変態です……。で、でも、ロウ様だけです──。ロウ様以外には欲情しません。それも本当です──」

 

 エリカが恥ずかしさに必死の顔で言った。

 一郎はにんまりしてしまった。

 

「ほ、本当……?」

 

 コゼは当惑の表情のままだ。

 だが、コゼもまた、一郎の呪術を刻まれている。いまの「命令」では、エリカが本音を語るしかないことを知っている。

 

「本当かどうか教えてやれ、エリカ」

 

 一郎は命じた。

 

「あ、ああ……。ほ、本当よ、コゼ……。わ、笑わないで……」

 

 エリカが顔を真っ赤にさせて言った。

 だが、こうやって股間をあらわにしたまま恥ずかしい告白をさせていると、エリカの快感値はゆっくりと下降している。このエリカが正真正銘のマゾ娘だということがそれでわかる。

 

「へえ……。そうなんだ……」

 

 すると、コゼが乾いた唇を湿らすかのようにぺろりと自分の舌で口の周りを舐めたのが見えた。

 

 はっとした。

 一郎はその一瞬の仕草で、コゼの隠れた性癖を垣間見た気がしたのだ。

 ただの勘だが、間違いないと思う。

 おそらく、コゼはエリカと逆の性癖を持っている。自分でも気がついていないと思うが、このコゼにはエリカと反対に少しサドっ気があるようだ。

 正確にいえば、サドというよりは、百合の性交のときの“タチ側”というところだろう。

 一郎の勘が正しく、完全に“受け”の性癖のエリカに対して、コゼが“責め”の性癖であるとすれば、面白いことになってきたなと思った。

 これで三人の「プレイ」にはさまざまな変化をつけることができそうだ。

 それに、エリカとコゼにある「壁」を取り払うのに、これほど有効な材料はほかにない……。

 

 いずれにしても、この瞬間、一郎はこれからどんな風にコゼを「飼育」していくか思いついた。

 コゼには、エリカに対しては「女王様」的なことをさせるのを多くしようと思った。もちろん、一郎に対しては「性奴隷」的だ。そんな風に仕上げていこう……。

 そう思った。

 一郎は自分の思いつきに、顔が綻ぶのがわかった。

 

「じゃあ、コゼ、命令だ。これから、エリカの毛を剃ることにする。毛剃りのための泡代わりは、エリカ自身の愛液だ。エリカの股を手で擦ってやれ。エリカの股がたっぷりと濡れるまでな……」

 

「は、はい、ご主人様……」

 

 コゼは慌てたように立ちあがって、エリカに歩み寄る。

 淫魔術の縛りがあるコゼにとっても、性に関する一郎の命令は絶対だ。逆らうことは不可能なのだ。

 

「か、かんにんしてください……。も、もう漏れそうなんです。コゼの身体を汚してしまいます」

 

 エリカの腰は小刻みに震えている。

 一郎は改めて、エリカがいっぱいいっぱいであることを悟った。

 

「いいから、そこに寝そべるんだ、エリカ……。お前はただ黙って、小便を我慢していろ……。ところで、コゼ……。今日はお前はエリカの調教係だ。言葉や刺激でエリカを追い詰めろ。つまり、いまだけ、コゼはエリカの調教師になるんだ。好きなようにやれ。ただし、手加減するな。命令だぞ」

 

「あ、あたしがエリカを──?」

 

 身体を横にさせかけていたエリカの上に覆い被さろうとしていたコゼが、驚いて身体を硬直させる。

 

「そう言ったぞ、コゼ──。それに、さっきも告げたはずだ。エリカはそうされるのが好きなんだ。だから、心配するな。これは、俺たち三人だけの秘密の“ごっこ遊び”だ」

 

 一郎は言った。

 

「ごっこ遊び……ですか?」

 

 コゼが上目遣いで一郎を見る。

 

「そうだよ。ごっこ遊びだ……。エリカもいいな──?」

 

 一郎は言った。

 

「は、はい……。い、言われた通りにして、コゼ……。で、でも、できれば早く……。も、漏れそうなの……」

 

 温泉の縁の岩の上に横になっているエリカが苦しそうに言った。コゼはそのエリカの上に被さろうとする姿勢のままだ。

 

「ほ、本当に好きなように……していいんですか……?」

 

 コゼが呟くように言い、ごくりと唾を飲んだ。

 

「違うぞ、コゼ──。俺は命令しているんだ。逆らうな──。お前の欲望のままに行動することを命じる。エリカを責めろ──。こいつに泣きべそをかかせるまでやれ──。そして、いかせろ──」

 

 一郎は強い口調で言った。

 さらに、淫魔の力を迸らせる。

 そうしようと思えばできるのだ。

 やり方も覚えてきた。

 その力で性奴隷を完全に操る強い呪術の縛りをコゼにかける。

 一郎は、一郎の強い支配がコゼに及ぶのをはっきりと感じた。

 

「す、好きなようにですね……?」

 

 コゼがまた訊ねた。

 しかし、今度はさっきのような迷ったような口調ではない。コゼの顔に不思議な力強さのようなものがみなぎっている。

 

「そうだ──。エリカに対してコゼはご主人様だ。うんと苛めてやれ」

 

 一郎は言った。

 エリカが真っ赤な顔で「そんな」と小さく呟いている。

 コゼがぺろりと自分の唇を舐めた。

 

「じゃあ、やります……。ところで、ご主人様、エリカのお尻に入っているものを動かしてあげてくれませんか? きっと、おしっこを我慢する気が紛れると思いますから」

 

 コゼがエリカの身体に上から乗るようにしながら、にやりと一郎に微笑みかけた。

 エリカにもコゼにも、さっき挿入した「ローター」が菊座の奥に入ったままだ。もちろん、好きなように動かすことができる。

 一郎はその表情で、コゼもまたエリカにお漏らしをさせようと企んでいることを悟った。

 

「だ、だめよ、そんなの──」

 

 エリカがびっくりした声をあげた。

 しかし、一郎は容赦なく、エリカのお尻にある淫具を作動させた。

 

「ひいいいいっ」

 

 エリカは後手縛りの身体を思いきり反り返らせた

 始まったエリカとコゼの恥態に、一郎は思わずにんまりとしてしまった。

 

 

 *

 

 

 

「い、いやっ、はあ、はああっ」

 

 エリカが二度、三度と身体を跳ねあげた。

 菊座に埋まっているエリカの中の「ろうたあ」という淫具を振動させるようにロウに要求したコゼは、岩の上にエリカを仰向けにさせ、あろうことか尿意の限界に追い詰められているエリカの股間に顔を埋めて、ペロペロとエリカの股を舐め始めたのだ。

 滑らかで優しいコゼの舌の動きに、エリカの身体にはたちまちに全身を蕩けさせる峻烈な戦慄が襲った。

 

 だが、それよりも切迫している尿意がエリカを困惑させた。

 このままでは、それほども時間が経たないうちに、エリカの股は尿を漏らしてしまうだろう。

 しかし、その股間の正面にはコゼの顔があるのだ。この状態で失禁などすれば、まともにコゼの顔におしっこをかけてしまうことになる。

 かといって、我慢するのも限界がある。コゼの舌が粘膜の狭間や肉芯を這い回るだけでなく、お尻の中ではロウに挿入された淫具がエリカの身体を追い詰めているのだ。

 

 自分でも、まだ我慢できるのが信じられないくらいだ。

 

「だ、だめよ──。コ、コゼ、許して──。で、出ちゃう──。か、顔にかけちゃう──。よ、避けて──。顔をどかして──」

 

「まあ、そんなことを言わないで……。あたしは、おしっこなんてかけられないわ。エリカは誇り高きエルフ族様だもの……。まさか、人の顔におしっこをかけたりしないわよね。死ぬ気で我慢してよ──。それよりも、早く達してよ。そうすれば、ご主人様がエリカの股を綺麗に剃ってくれると思うわ。そしたら、ご主人様もエリカがおしっこをするのを許すと思う。だから、達して」

 

 コゼが一度口を離して、エリカに語りかけた。

 そして、すぐにエリカの股間に舌を戻す。

 

 エリカは狂乱した。

 確かに快感は限界までエリカを追い詰めている。

 気を許せばいまにもエリカは昇天すると思う。

 

 だけど、そんなことをすれば、その瞬間に、エリカはコゼの顔に尿をぶっかけてしまいそうだ。その尿意を耐えるのに夢中で、快感に没頭できない。

 快感も尿意も、もう猶予はない。

 エリカは自分でもどうしていいかわからず、泣き出してしまった。

 

「あらあら、泣いちゃいました、ご主人様」

 

 コゼが再び口を離して、呆れたような口調で言う。

 

「もしも、言いつけを守れずに漏らしたりしたら、罰だからな」

 

 ロウが笑って言った。

 

「ふふふ……、本当にいい顔してる……。エリカって、心の底からマゾっ子なのね……」

 

 コゼが舌舐めを再開した。

 もう尿意はどうしようもないところまで迫っている。

 ロウがエリカの股間を責めるコゼの顔の横に、食い入るように顔を差し込んできた。

 

「ひんっ──。ロ、ロウ様、か、顔をどかして……」

 

 エリカは泣きじゃくりながら首を激しく横に振った。これでいま粗相をすれば、コゼだけではなく、ロウにまでまともにかけてしまうことになった。

 

 とにかく、必死になって膀胱を締めつける。

 漏らさないこと……。

 それだけを考えた。

 しかし、そのとき、エリカの股間を舐め続けているコゼが喉の奥でかすかに笑うような音を出した気がした。

 

「や、やあっ、やめて──」

 

 次の瞬間、エリカは泣きながら悲鳴をあげていた。

 コゼの舌先がエリカの尿道を直接こじ開けるように動いたのだ。

 一瞬にして崩壊がやって来た。

 

「んぎいいっ」

 

 エリカは奇声を発していた。

 自分の意思に反して、怒涛のような奔流が股間から噴き出した。それがコゼとロウの顔を飛沫になって叩きつける。

 

「ご、ごめんなさい、ごめんなさい──」

 

 エリカは泣きながら謝ったが、一度飛び出した放尿はもはやエリカにはとめることができない。股間から噴き出している尿はコゼとロウの顔を完全に汚してしまっている。

 

「いいのよ、エリカ……」

 

 尿を浴びながら、コゼがまたもや股間に舌を動かしてきた。

 エリカはあまりのことに動揺して、なにも考えることができないでいた。いまだに放尿は続いていて、その股間をコゼがエリカの尿まみれになりながら、舌の愛撫を続けているのだ。

 

 もう、なにがなんだかわからない。

 さらにロウのあの手がエリカの乳房を襲ってもきた。

 尿を迸らせながら身体を愛撫されるという恥辱と愉悦に、エリカはなにもかも忘れて解放された気分になった。

 不意に突きあげるものがやってきた。

 ふたりの舌と手を感じながら、エリカは五体を激しく痙攣させる。

 

「いぐうう──いぐううう──」

 

 エリカは大きく叫んだ。

 やっと尿は終わったが、大きな解放感と峻烈な悦びは終わらなかった。

 エリカは股間から残尿のようなものを出しながら欲情の頂点に達した。

 

 

 *

 

 

 エリカの尿まみれになった三人の身体は温泉からすくった湯で洗い落とされた。

 

 そして、エリカの剃毛となった。

 エリカは再び温泉の縁に仰向けにさせられ、今度は両膝を曲げて左右に開いた状態に縄で固定される。

 

 さらに責められることになった。

 コゼの舌責めでエリカの股間はたっぷりと濡れたのだが、それは湯で流れて、結局、まだ剃毛するには蜜が不足だというのだ。

 

 愛液を追加するために、ロウが取り出したのは「筆」だった。

 

 柔らかい獣の毛で作ったロウの責め具であり、エリカにとっては、恐怖の責め具だ。

 

 快感が大きすぎる。

 それでいて、繊細でなかなか達しさせてもくれない。

 この「筆」でこれまで、どれだけ泣き叫ばされたことか……。

 ロウはそれを二本取り出すと、一本をコゼに手渡して、ふたり掛かりで筆責めを加えてきた。

 しかも、コゼの提案でエリカには目隠しをされた。

 

 どこを筆で責められるかわからない緊張感の中、エリカの全身に二本の筆が這いまわり、たちまちエリカは絶頂の寸前に追い込まれた。

 だが、簡単には達しさせてはくれない。

 

 あまりの刺激にいきそうになると、まさに絶好のところで、ロウが声をかけて筆の刺激を中止させるのだ。

 

 それを繰り返される。

 エリカの全身はありえないほどの疼きと焦燥感でいっぱいになる。

 その筆責めの合間合間に、ふたりがエリカの股間に剃刀を徐々に動かしていった。

 筆責めにされながらの剃毛はかなり長く続いた。

 意識を保つのが難しくなった頃に、やっと目隠しを外された。

 

 首を曲げさせられて覗いたエリカの股間は、一本の飾り毛もなくなっていた。

 

「俺の奴隷である限り、常にその状態であるように毎日手入れをしろ。それは俺の奴隷である印だ。毛穴を殺す薬は使わせないぞ。毎日手入れすることで、俺のものであることを自覚するんだ。いいな──」

 

「は、はい……」

 

 エリカは小さくうなずいた。

 だが、恥辱とともに、じんと込みあげるものが下腹部を襲う。

 

 ロウの「奴隷」として辱められる。

 

 そう思うと、子宮がきゅんと疼いた感じになったのだ。

 

「やっぱり、エリカはマゾっ子なのね……。奴隷と呼ばれるだけで感じちゃったの?」

 

 上からエリカの股間を見ているコゼが、すかさずからかいの言葉をかける。

 

「そ、そんなこと言わないでよ、コゼ──」

 

 エリカは叫んだものの、股を開かされて拘束されているので、エリカが羞恥責めで欲情している証である股間を隠すこともできない。

 全身がかっと熱くなり、震えるような快感が迸るのがわかった。

 

「ねえ、ご主人様、今度もあたしがエリカを責めていいですか……? こんなに可愛いエリカを見ていると、なんだかもっともっと苛めたくなるんです」

 

 コゼが言った。

 

「いいとも、存分にやれ」

 

 ロウが横に移動する。

 

「ふふ……あたしと一緒ね、エリカ……。でも、ご主人様に剃ってもらえるなんて羨ましい……。あたしなんて……」

 

 そのとき、不意にコゼが我に返ったような表情になって顔を伏せた。

 エリカは少し当惑した。

 だが、それは一瞬だけだった。

 すぐに顔をあげたコゼは、再びさっきから浮かべている嗜虐的な笑みを口元にたたえている。

 

「また、舐め舐めよ、エリカ……。我慢するのよ……」

 

 すぐにコゼが再びエリカの股間に舌を這わせてきた。

 

「ひいっ、ひいっ、ひいいい──」

 

 エリカはあっという間に翻弄された。

 股間を余すところなくコゼが舐め回す。

 エリカは縄掛けされた身体をがくがくと震わせた。

 さっき、股間を剃られながら焦らされた快感が一気に暴発する。

 

「ああっ、そこお──すてきい──も、もうだめええ──コ、コゼ──いっちゃう──いっちゃう──いぐううう──」

 

 すぐに絶頂の快感がやってきた。

 しかし、ロウが身体を入れてきて、コゼの愛撫を中断させた。

 

「今度は俺がもらおう。奴隷らしい股になったご褒美だ……」

 

 ロウはコゼを横にどかすと、上から押し入れるように怒張を挿入してきた。

 

「……コゼ、俺がエリカを犯すあいだ、口づけをしたり、胸を舐めたりしてやれ」

「はい」

 

 コゼの身体が動いて、エリカの上半身を責め始める。

 すると、怖ろしいほどの愉悦がやってきた。

 コゼの舌もすごかったが、ロウから犯されて与えられる快感は桁違いだ。

 それがわかった。

 ロウが繋がったままの腰をゆっくりと動かしだす。

 

「あはあああ──」

 

 全身の震えが止まらなくなる。

 

「コゼ、エリカの顔に跨れ──。そして、今度はエリカがコゼの股を舐めろ──。ちゃんとやれば、いかせてやる、エリカ」

 

 ロウが言った。

 絶頂寸前のところで挿入された怒張の動きがぴたり止まる。

 その絶好の時機の見極めは、怒りさえ覚えるほどだ。

 エリカの顔の上にコゼの股間が乗った。

 中断された快感を手に入れるために、エリカは一心不乱に顔の上のコゼの股を舐め始める。

 

「ああん──き、気持ちいい──こんなの──」

 

 コゼが悶え始める。

 顔の上のコゼの股がエリカの鼻と口を塞いで息が苦しい。

 気が遠くなる。

 だが、いまのエリカには、その苦しさが快感だ。

 息苦しさが、途方もない愉悦に変わっていく。

 ロウの腰が動き出す。

 だが、それは焦らすような動きであり、エリカを達しさせるようなものではない。

 どうやら、ロウはコゼが欲情するのを待っているようだ。

 とにかく、エリカはコゼを感じさせるために、一心不乱に舌を動かした。

 

「ひっ」

「ああん」

 

 エリカとコゼは同時に嬌声をあげた。

 お尻に埋っている淫具が強く振動を始めたのだ。顔の上のコゼのお尻もぶるぶると動いている。

 

「いぐ、いく、いくいくいく──」

 

 やがて、コゼの反応が激しくなった。

 顔の上の股からみるみるとコゼの濃い汁が垂れ落ちてくる。

 

「いくぞ──」

 

 ロウの腰の動きが早くなる。

 今度はエリカを達しさせようとしている動きだ。

 さらに、精の迸りの予兆も感じる。

 やっと来た──。

 欲しい──。

 ロウの精が欲しい──。

 エリカは懸命にコゼの股間を舐める。

 

「いぐう──」

 

 エリカの顔の上のコゼの身体が跳ねた。

 コゼは絶頂したようだ。

 ロウの性器の抽送が激しい。

 エリカにも大きな波が襲う。

 

「あうううんん──」

 

 エリカはコゼに続いて達した。

 頭が真っ白になる。

 そして、ロウの精が放たれるのを感じた。

 エリカの頭は真っ白になる。

 三人で達した。

 そのことが、とんでもなく嬉しくて、エリカは大きな力に吸い込まれるようにして、意識を手放していった。

 

 

 *

 

 

 怒声で眼が覚めた。

 

 はっとした。

 どうやら、ちょっとのあいだ気を失ってしまっていたようだ。

 

 エリカは我に返った。

 温かい温泉の湧いている岩の泉の縁の石の上に寝ている。

 絶頂とともに意識を手放してしまったらしい。

 いつの間にか身体の縄は解かれているが、その縄はまだ身体の下にある。拘束を解かれてほとんど時間が経っていないと思う。

 

「もう一度、言ってみろ──。俺がそんな料簡でいたと思ったのか──?」

 

 すると、また怒声がした。

 怒っているのはロウだ。

 

 そして、怒鳴られているのはコゼだ。

 びっくりした。

 なにが起こったというのだろう。

 

「もう一度、言ってみろ、コゼ──」

 

 ロウがすごい形相でコゼの髪を掴んで、身体を引きあげた。

 そんな乱暴など一度もロウはやったことがなかったのでエリカは驚愕した。

 慌てて身体を起こした。

 

「ま、待って、なにが……?」

 

 エリカは止め立てしようとした。

 だが、大きな音がして、ロウに頬をはたかれたコゼがその場に横倒しになって崩れ落ちた。

 エリカは目を丸くした。

 

「俺を見損なうな──」

 

 そのコゼにロウが、また怒鳴り声をあげた。

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