【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ふあああっ」
ベルズが大きく拡げられている四肢を突っ張らせてのけ反った。
唾液の乗ったウルズの柔らかい舌がベルズの内腿のあちこちを舐めまわしているのだ。
スクルズ、ベルズ、ウルズの三人は素裸になって、神学校時代のように淫らな遊びをすることにし、小屋敷の寝室に移動してきた。
とりあえず、ベルズが最初に受け役をすることになり、寝台の四隅に四肢を拡げる拘束を受けてもらい、ふたりがかりでベルズをいじめ始めたところである。
「うふふ、ウルズ、べーままのお股のおまめがわかるかしら? そこをもっと舐めてあげて……。べーままは、それが一番好きなのよ」
「う、うん、わかるよ。ぱぱがお手々でさわるところ。そこをぱぱがさわるとウルズのおまたは、びりびりってなるの。すごいの」
「そうね。ぱぱは、すごいわよね……。すーままも、ぱぱが大好き。でも、ウルズも大好きよ……。さあ、べーままを気持ちよくしてあげて」
スクルズはウルズをベルズの股間の前に導く。
「ああ、そんな……」
四肢を拡げて拘束されているベルズが怯えるように、身体を竦ませた。
だが、こういう状態になると、ベルズは神学校時代に刻まれてしまった被虐の血が支配をしてしまって、なにも抵抗はできない。
スクルズは、それをよく知っている。
とりあえず、ベルズの股間を責める役目をウルズに任せることにして、スクルズ自身についてはベルズの上半身に移動し、胸を主体に責めたてることにした。
「さあ、一緒にべーままを気持ちよくしましょうね、ウルズ」
ふたりでベルズの身体に舌を這わせだす。
瞬時に、ベルズは四肢を拘束している革ベルトを引き千切らんばかりに反応した。
「ん、んんんっ、ああ、もうや、やめて……」
あっという間に、ベルズは欲情の声をあげた。
激しくベルズが身をよじらせる。
右を責めれば左に動き、左を責めれば右に身体を動かす。
でも、四肢を寝台の隅に引っ張られているので、そんなに抵抗もできない。
しかも、股間をウルズが懸命に舐め続けている。
ベルズは快感から逃げることはできない。
どうやら、口を懸命に閉ざそうとしているようだが、すぐに泣くような悶え声を出し始めた。
そして、ベルズが気をやりそうになるのに、そんなに時間はかからなかった。
「ひいいっ、んんんっ、あああっ」
やがて、ベルズは、上下からのスクルズとベルズの責めに耐えられず、あっという間に達してしまった。
絶頂するときには、大抵はベルズは必死に口をつぐんで、声を出すまいと一生懸命になる。
いまもそうだ。
しかも、ベルズは快感が沸騰すると、だんだんとまるで泣いているような表情になるのだ。
だが、実際には、そういうときのベルズは一番感じているときだ。
普段は凛としているベルズだが、責められるときにはとことん弱くなる。
スクルズたちしか知らない、まぞっ子のベルズの一面である。
そのとおり、いまも泣いているようにしか見えない顔で達した。
しばらくしてから、寝台の四隅に引っ張られている四肢を突っ張らせて弓なりになっていたベルズの身体が脱力する。
「ふふふ、べーままは気持ちよかったったようよ、ウルズ……。べーままは気持ちがいいときに、泣きそうな顔になるのよ。覚えておいて」
「べーまま、きもちよかったの?」
ウルズが顔をあげて白い歯を見せた。
愉しそうだ。
「き、気持ち……よかった……、ウルズ……」
ベルズが上気した顔で息を荒くしながら言った。
スクルズは、今夜は久しぶりに昔を思い出して遊ぼうと、準備してきたものを取り出す。
「まだまだよ、ベルズ……。久しぶりにこれをしてみましょう。覚えている?」
「あっ、それ、りんの玉か──」
ベルズがスクルズが手に取ったものを顔の近くに寄せられて、声をあげた。
スクルズが収納魔道で持ってきたのは、「りんの玉」というふたつの大小の玉だ。大きさは親指の先ほどの大きさの球体なのだが、二個で一組であり、ひとつはやや大きい。
そして、その大きい方の内側が空洞になっていて、そっちの中にはさらに小さな金属の玉が入っている。
これをもうひとつのやや小さい玉と一緒に膣に入れると、女を疼かせる波動が発生して、女を狂わせるという淫具だ。
痛烈な痒みにも似た疼きが股間に生まれ、頭の芯まで痺れるように身体が燃えあがってしまうのだ。
しかも、締めあげたり、揺すったりすると、玉の開いている穴からきれいな鈴のような音が鳴る仕組みになっていて、それが起きるとさらに疼きが増幅して拡がる。
それが大小の玉が密着することによって引き起きるという仕掛けだ。
スクルズも、ベルズとともに、このりんの玉で散々に遊ばれた。
もともと、神学校から「秘法の修行」の道具として、四人全員に渡されたものであるが、実際に身体に入れたのはスクルズとベルズのみであり、スクルズとベルズは、百合遊びのときに、よく並んで縛られ、ふたり揃ってりんの玉を挿入されて、膣を締めあげる競争をさせられたりした。
鳴りが悪かったり、音が出るのが遅かった方が罰を受けるのだ。
罰は様々だ。
失禁するまで魔道の羽根でくすぐられるというのもあったし、痒み剤を塗られて、しばらく放置というのもあった。
朝まで振動する張形を挿しっぱなしというのもあった。
魔道を込めて振動をするようにした双頭の張形をお互いに咥えさせられて、縄で縛られて置き去りにもされた。
ほかの者のおしっこを飲まされたこともある。
普段のときには仲のいい四人だったが、百合遊びのときには容赦なくいじめられたものだった。
とにかく、四人の百合遊びにおいては、スクルズとベルズは決まったように、責められ役であり、いつも、ノルズとウルズが責め手だった。
このりんの玉というのは、百合遊びを指導巫女から命じられたとき、指導巫女からひと組ずつ渡されたものであり、こういう関係のきっかけのようなものだったので、スクルズにとっても、ベルズにとっても、徹底した受け役だった神学時代の象徴のような淫具である。
また、そんなことを考えていて、ふと思い出したことがあった。
神学校時代のとき、百合遊びの関係を普段の関係に持ち込ませなかったのは、ノルズのおかげだ。
なにしろ、性の関係でスクルズたちに主導権を握ると、ウルズは当然のように、それ以外の場でもスクルズたちを支配しようとした。
淫具を装着したまま授業を受けさせようとしたり、当番を押しつけたりと、とにかく、普段の生活でも、ウルズはスクルズとベルズを奴隷のように服従させようとしてきた。
それを許さなかったのは、ノルズだ。
ノルズの責めは厳しかったが、ノルズは絶対に寄宿舎の外に百合遊びの関係を出さなかったし、ウルズにも許さなかった。
だからこそ、四人は心からの親友として関係を保つことができたと思っている。
色々とあったが、スクルズはそう思っている。
「なあに、それ? きれいな玉」
ウルズがスクルズが持ってきたものを見て、きょとんとしている。
あれだけ、散々にスクルズたちを相手に、これでいじめたくせに、本当にまったく覚えていないのだ。
スクルズは苦笑するしかない。
「これをお股に入れて、ううーんて、おしっこするところに力を入れるの。そうしたら、お股の中で玉がぎゅっとなって、綺麗な音が鳴るわ。それか、腰を振るかね……。とにかく、音が鳴ったら玉がびりびりと震えるから、とっても気持ちよくなるの……。べーままに入れてあげて」
スクルズはまずは大きな玉をウルズに手渡す。
「ああ、そんな……」
ベルズが抗議するような声を出したが、最後まで言葉を紡ぎ終わらない。
そんなところも、ベルズらしい。
普段はあんなに痛烈に言葉を発するくせに、百合遊びのときには、とことん弱気になってしまうのだ。
「べーまま、入れるね」
ウルズがベルズの股間に玉をあてがって、ぐっと押し込んだ。
一度気をやっているので、すっかりと濡れていて簡単に玉は奥に入り込む。
明らかにベルズが嫌がっているのは明白なのに、ベルズは腰を振り動かしてでも阻止しようとはせず、身体はりんの玉を受け入れている。
「んあああっ」
ベルズがぶるりと腰を振った。
さらに、小さな方をウルズに手渡して、股間の中に押し込ませる。
「ああっ」
ベルズが切なそうな声をあげた。
しかし、スクルズも知っているが、このりんの玉が本領を発揮するのはこれからだ。
ベルズはのたうち回るしかない。
スクルズは、本当にそれをよく知っている。
「さあ、ぐっと奥まで呑み込むのよ、ベルズ……。自分でできるでしょう……。さもないと、罰よ……」
……といっても、スクルズは受ける側だけだったので、なにを罰にしていいかも知らない。ロウからだって、責められるだけだし……。
だけど、罰だといわれれば、身体が反応してしまうのだ。
しかし、いつもいつも、そんな風になるわけじゃない。
そんな風になるのは、神学校時代の四人だけのときと、ロウと一緒にいるときだけだ。
神学校時代の弱いだけのスクルズはもういない。
やるときは、やる──。
スクルズはロウによって、強くなったのだ。
ロウのためなら、相手が王国そのものであろうと戦ってみせる。
「ああ……」
ベルズはすっかりと、被虐の顔になって、股間を収縮し始めた。
玉を呑み込みだしたのだ。
スクルズは、少しだけベルズの四肢を引っ張っている鎖を緩めてあげた。
その方が自由にベルズも動ける。
そして、ベルズの股のあいだに移動して、顔をベルズの股間に伏せて、亀裂をかき分けるようにして、舌で舐めてあげた。
「ふああん、あああっ」
ベルズが股間を持ちあげるように、びくりと腰を動かした。
りーんという鈴のような音がベルズのお腹の中で鳴り始める。
こうなったら、もうなにもいらない。
刺激なんかなくても、りんの玉が勝手にベルズの身体を燃えあがらせる。
スクルズは顔をあげた。
しかし、りんの玉の刺激が堪らないのだろう。
ベルズは、りんりんと股間で音をさせながら、大きく腰を振りだした。
それにより、鈴の音が大きくなり、ベルズの反応がさらに激しいものになる。
「さあ、ウルズ、今度はべーままのおっぱいをこれでくすぐってね。わたしの真似をするのよ」
スクルズは柔らかい羽毛の付いた刷毛を四本出すと、二本をウルズに渡した。
身体を移動させてベルズの横に来る。ウルズは反対側だ。
手に持っている刷毛の一本をしっかりと堅く勃起しているベルズの乳首に這わせる。
「いやっ」
ベルズが激しすぎる勢いで身体を反対側に捩じった。
「ほら、ウルズも……。逃がしちゃだめよ」
「うん、べーまま、こちょこちょだよ」
ウルズが愉しそうに、刷毛を反対側から乳首を責める。
「ああ、も、もう許して」
ベルズが今度はこっちに身体を捩じる。
もちろん、こっち側にはスクルズの刷毛が待っている。
しかも、もう一本を脇に這わせた。
ウルズも同調するように反対側から責めている。
「ああっ、だめええっ」
右にも左にも逃げ場を失ったベルズは、大きな悲鳴をあげて、限界まで身体を弓なりに反り返らせた。
すると、びーんというりんの玉が大きく鳴り出した。
これからだ……。
快感を覚えれば覚えるほどに音が大きくなって、それに応じて疼きが拡大するりんの玉の本領発揮だ。
「うう、くうう……。あ、あああ……」
ベルズの悶えが大きくなる。
だんだんとりんの玉の奏でる音も大きくなる。
我慢できなくなったベルズの腰の動きも激しくなった。
「きれいな音。おもしろおおい。それに、べーまま気持ちよさそう。ウルズもしてみたいな」
ウルズがスクルズとともに、刷毛を動かしながら笑った。
スクルズもそうだが、ロウもウルズに接するとき、こういう淫らな行為について、恥ずかしいこととも、浅ましい行為とも教えていない。
仲間以外の者がいるときには、やってはならないと教えているだけだ。もっとも、スクルズもベルズも、こんな風になってしまったウルズを人前なんかに連れてはいけないから、滅多に他人に会うこともないのだが……。
それはともかく、だから、ウルズはこういう遊びに全く抵抗はない。
むしろ、積極的にやりたがる。
このまま大人として成長すれば、どんな女性になるのだろうかと思うが、まあ、きっとロウ好みの淫らな女になるのだろう……。
なにも問題がないはずだ。
ウルズもすっかりとロウの女のひとりだ。
ロウにすべてを任せていれば、多分、どんなことでも大丈夫なのだ──。
だから、これでいい……。
「いいわよ、ウルズ……。でも、べーままが気をやってからね」
ベルズの腰は激しく動きまくり、音が鳴り続けている。
スクルズも知っているが、この音が鳴っているあいだは、疼きが強すぎて、苦しいくらいだ。
それなのに、絶対にこれだけでは達することもできないのだ。
刷毛でくすぐられるだけの刺激も同じだ。
快感はどんどん増すのに、高まるだけで発散などできない。
ノルズとウルズの二人組に、よく意地悪をされて、入れっぱなしで放置されたっけ……。
スクルズは魔道で鎖を縮め直した。
暴れまわっていたベルズの身体に余裕がなくなり、寝台の床に張りついたようになる。
それでも腰だけは、別の生き物のように揺れ続けている。
スクルズは、ベルズがりんの玉を咥えている股間に再び、顔を近づけてぷっくらと膨らんだ肉芽に舌を動かす。
「う、うううっ、あ、あああ……」
ベルズの女陰の入口が異様なほどの収縮を示して、ぐっと締めつけた。
「ああ、あうううっ」
そして、絶息するような生々しい呻き声をあげて、再びベルズは快感の絶頂に到達してしまった。
スクルズは顔を離した。
ベルズは束の間、全身を痙攣させていたが、やがて、再び力を失った。
「べーまま、いっちゃった?」
ウルズがベルズをじっと見ながら、小さく首を傾げた。
スクルズは微笑んだ。
それでも、まだりんの玉は鳴り続けている。
これをそのままにしていると、地獄のような疼きがまた復活することになる。
だが、ベルズは意識を失っているのか、ぐったりとしたままだ。
驚いたことに、ベルズはたった二回目の絶頂だけで、意識を飛ばしたみたいだ。
ロウに調教されて、すっかりと感じやすくなってしまったロウの女たちだが、これだけ快感が強くなってしまうのは、りんの玉の影響があると思う。
仕方がないので、ベルズの下腹部に上から手を当て、魔道でゆっくりと外に出してあげた。
大量の愛液とともに、ぼとりぼとりとりんの玉が外に落ちる。
「べーままは気持ちよくて、ちょっと寝ちゃったみたいね……。すぐにお目めを覚ますと思うけど、じゃあ、次はウルズの番ね。はい、脚を拡げて……」
失神して静かになっているベルズをそのままにして、スクルズはウルズを寝台に仰向けに寝かせて、股を拡げさせた。
股間を刺激して、まずは蜜を溢れさせる。
もともと、ロウの不在による長い禁欲のために、股が真っ赤になるほどに疼き切っていたのだ。
ウルズの股間がりんの玉を挿入できる状態になるのに、そんなに時間はかからなかった。
「ああん、すーまま、気持ちいい、気持ちいいよお。ぱぱのつぎに気持ちいい」
「よかったわ……」
スクルズはまだベルズの股間の下にあるりんの玉を手に取ると、ウルズの股間にぐいぐいと押し込んだ。
ウルズには、スクルズやベルズのようには、股の力だけで吸い込むということはできないと思うので、魔道で誘導して子宮の近くまで持っていった。
すぐにウルズの下腹部の中からりーんという強いりんの玉の音が鳴り響きだす。
「ああん、ああん、す、すーまま、わかんない。わかんないけど、気持ちいい。すっごくきもちいい──。あああん」
ウルズは両手で股間を押さえて、真っ赤な顔で身悶えをし続けたが、やがて、音がさらに大きく高鳴りだす。
りんの玉の音の大きさは、中で響いている微振動の強さでもあるし、疼きの大きさでもある。そして、ウルズが受けている快感の激しさだ。
スクルズは、さっきまで使っていた刷毛でベルズにやったのを同じようにくすぐった。
「やああっ、すーまま、やああ」
さすがにウルズが抵抗して、刷毛を手で払い出す。
だけど、スクルズはくすりと笑うと、魔道で脱力させてウルズの抵抗を封じてしまう。
神学校時代は、こんなものじゃあ、ウルズは許してくれなかった。
ずるいけど、そのときの仕返しをしたくなってきた。
「ああん、ああっ、ふあああ、おかしい、お、おまたが、おまたがおかしいの、すーまま。それにくすぐったいいっ」
魔道が遣えれば、それで抵抗したかもしれないけど、ウルズの魔道はスクルズとロウのふたりがかりで完全に封印している。
そのうち、もう少し分別がつけば、戻してもいいかと思っているけど、いまはまだ危険すぎる。
なにしろ、ウルズの魔道は、まだ子供の精神状態のウルズが扱うには大きすぎるのだ。
ウルズもまた、ロウによる淫魔師の恩恵により、魔道力があがっている。
とにかく魔道を封印しているので、ウルズはスクルズの魔道には逆らえない。
しばらくのあいだ、スクルズはりんの玉と刷毛を使っての焦らし責めを続けた。
「ふあああ、すーまま、もういい。もういいのお。ウルズ、ああってしたいい。あああってしたいいいっ」
ウルズがおねだりするように、上気した顔を右に左にと動かして、悲鳴のような声を出しだした。
スクルズは刷毛を横に置くと、ウルズを抱き寄せて、スクルズの膝の上で胸と股間に愛撫をしてあげた。
今度は、焦らすための責めではなく、達しさせるための責めだ。
「んひゃあああ、すーまま──」
ウルズが大きく身体を弓なりにした。
さすがに転げ落ちそうになったので、スクルズは魔道による身体の弛緩を解いてあげた。
「すーままに掴まりなさい、ウルズ」
スクルズはウルズの秘部に指を二本入れて、りんの玉になんとか指先を届かせると、直接に指で弾いてさらに音を大きくしてあげた。
「ひぎいいいん」
ウルズがもの凄い力でスクルズの首にしがみつき、そのまま激しく悶えだす。
甘えるような仕草だが、身体が大きいので、スクルズは支えることができずに、押し倒されるようにひっくり返されてしまった。
それでも、首を締めつける力が弱まらない。
「う、うう、ぐ、ぐるじい……」
本当に死ぬかと思った。
だが、その身体が急にとまり、ウルズは絶息するような呻き声をあげた。
締めつけていた手が緩む。
ウルズが絶頂をして、失神したようだ。
ほっとした。
脱力したウルズを、スクルズは寝台に横たわらせて、ベルズと同じようにりんの玉を外に出してあげた。
収納魔道で格納する。
荒い息をしていたウルズだったが、すぐに寝息の音をさせだす。
本格的に眠ってしまったようだ。
おそらく、もう朝まで起きない。
スクルズは、魔道でウルズの身体をきれいにすると、収納魔道にしまっていたおしめをつけてやる。
さらに寝着を身につけさせる。
童女のようだが、身体は大人なのでかなり重い。
それでも、なんとかやり遂げる。
「寝たのか……? だが、わたしもそなたも気をつけないとな。子供に接するような気持ちになるけど、力が強いし、油断すると締め殺される」
視線を向けるとベルズだ。
笑っている。
失神から目を覚ましたようだ。
「子供とは思ってないわ。子供相手に、こんなことしないもの……。わたしたちの大切な友達よ」
スクルズはベルズの四肢に繋がっている鎖を完全に緩めると、ウルズをちょっと寝台の頭側に動かして、ベルズと並べるようにした。
ベルズもまだ手首と足首に鎖が繋がっているものの、身体が自由になったので、頭側にあげていた手を体側に戻している。
スクルズも横になり、掛けシーツを三人で覆った。
「なんだ、寝るのか? これを外してくれ。交代するのではないのか?」
ベルズが眉をひそめて、首を傾げた。
スクルズはにっこりと微笑んだ。
「まあ、忘れたの、ベルズ。これはウルズを気持ちよくしてあげるために始めたのよ。だから、もう終わりでもいいのよ……。それにちょっと話もしたいんだもの」
「話?」
ベルズが怪訝そうな表情になった。
「うん……。さっきの話……。ロウ様を王都じゃないところに逃がそうという話よ……」
「そう、そうだったな──。それについて、わたしは……」
ベルズが裸体をスクルズ側に向けた。
そのとき、緩まっている鎖が身体に絡んで邪魔そうになり、ちょっと微かに顔をしかめた。
しかし、素知らぬふりをした。
とにかく、スクルズは、そっとベルズの唇に指を触れさせることで、ベルズの言葉を中断させる。
「……ロウ様は、なにも悪いことはしてないわ。それなのに、どうして逃げないとならないの。そんな理不尽なことはないわ。たとえ、王であろうとも……」
「スクルズ──?」
ベルズがびっくりしたように声をあげた。
スクルズが敬称も付けずに、ただ“王”とだけ呼んだからだろう。
しかし、すぐに表情を緩めた。
「本当にそなたは、ロウ殿のことになると、冷静でなくなるな……。悪いことをしたであろう。イザベラ殿下に加えて、アン様……。王陛下が激怒するのもわかる気もするがな」
「まあ、ベルズ──、あなた、どちらの味方なの──?」
スクルズは心の底から驚いて叫んだ。
ベルズもまた、無条件でロウの味方をするものだと思い込んでいたのだ。
それなのに、ロウを絞首刑にすると息巻いて、全土に手配書を回したような国王に味方するような物言いをするだなんて……。
「本当に見境がなくなるのう……。そもそも、どっちの味方とか、敵とはないだろう。どっちが正しいとか、間違っているという話ではない。これからどうするかの話だ」
「そうね、ベルズ……。これからどうするかの話ね……」
スクルズは頷いた。
「そうだ……。だから、冷静に……」
ベルズが口を開いた。だが、スクルズは身体を持ちあげるようにして、ベルズの顔の上に乳房をどんと乗せた。
同時に、伸びていた鎖を魔道で一気に短くする。
ベルズは再び四肢を寝台の四隅に引っ張られて動けなくなったはずだ。
「んわっ」
ベルズがびっくりしたような声をあげる。
実のところ、スクルズの乳房はかなり大きい。ロウにも喜んでもらっている。
それをベルズの顔にまともに乗せてあげた。
「んんっ、んんんっ、んんっ」
ベルズはスクルズの乳房に鼻と口を塞がれて、苦しさに悶えている。
だが、スクルズはさらに体重をかけるようにして、ベルズの息をとめてやった。
「……ベルズ、わたしはこう考えるわ……。わたしたちのロウ様を絞首刑にしようとするような王様なんて、さっさと退位してもらえばいいのよ。それを間違っているなんてことを言うベルズは嫌いよ……」
「んぐううう──」
ベルズが必死にスクルズの乳房の下から顔をどかそうとする。
だが、完全にベルズの鼻と口はスクルズの乳房の下だ。
「んんんんっ、んぐううう」
ベルズの顔が右に左に動く。
とても苦しそうだ。
「わたしたちのロウ様よ……。なによりも大切よ。絶対に絶対によ──」
スクルズは言った。
一方で、ちょっとベルズの抵抗が弱くなってきた。
全身が痙攣するように小刻みに震え始める。
スクルズは、ベルズの顔に上から乳房をどかしてあげた。
「ぷはあっ、な、なにをするか……。はあ、はあ、はあ、ス、スクルズ……」
「もう一度、ロウ様が悪いなんて口にしたら、ベルズだって許さないわ。ロウ様はなにも悪くないわ」
スクルズはにっこりと微笑みながら言った。
ベルズがきっとスクルズを下から睨んでくる。
「さ、さっきも言った……。いいも、悪いもない……。なにかを考えているなら、馬鹿なことはよせ……。そもそも国政に口を出すことも、関わることも神殿法で禁止されておる」
ベルズが荒い息をしながら言った。まだ、呼吸が整い終わらないみたいだ。
「どうして、そんな建前を口にするの、ベルズ……? そもそも、大神殿の法王
「た、建前は建前だ──。そもそも、そなたは国政向きじゃない」
ベルズは言い捨てた。
神殿界と一般に称するティタン信仰だが、その総本山である大神殿は、旧ローム帝国の帝都であったタリオ公国の公都に存在する。
もともと、この大陸に存在する国が帝国のみであった時代に、各種族の信仰を集約させることで発生したと言われていて、当然に布教の中心となる大神殿は、当時唯一の国家だったローム帝国に建設された。
ティタン教はこの大陸の人々の生活に密着するように拡がり、ローム帝国が事実上滅亡して、三公国に分離をしても、さらに、ハロンドール王国のようなローム帝国時代には、辺境にすぎなかった地域が国家として独立をしても、すべての土地に拡がる各地の神殿を束ねるティタン教の中心として、いまだに大神殿は大きな権威として存在している。
おそらく、この世界に存在する権威としては、形式上は三公国の宗主として存在を続けている皇帝家、ナタルの森にあるエルフ長老家に次いで、大神殿も発祥が神話にまで遡るほどの大きなものであり、国家を跨がる巨大な影響を有している。
その大神殿の長が法王であり、どの国家の国政にも関与しないどころか、三公国ではもっとも力が強いと言われているタリオ公国に近づき、若いアーサー大公に孫娘を嫁がせて、国益を回してもらったりしていて、国政に関与しまくりだ。
「じゃあ、もしもの話の続きで、政変が起きて、あのロウ様が国王陛下になったらどうする? それでも、わたしたちは国政に関与しないの?」
スクルズが訊ねると、ベルズがきょとんとした。次いで大笑いする。
「なるほど、もしもの話か──。もちろん、心からの忠誠心をもって、あの好色者の陛下殿にお仕えするだろうな。もういい、スクルズ――。それよりも、もう神殿で国政批判の演説はよすがいい。さすがに、目をつけられるぞ。ロウ殿のことはみんなで一番いい方法を考えよう……」
「いい方法?」
「そうだ。だが、まずは、王妃殿下のことだな。最初に王妃殿下に対する陛下の怒りを解かねばならんだろう……。誰かあいだに入ってくれそうな者を探そう。わたしに任せてくれ。誰か探してみるから……」
「陛下のとりなしは不可能よ」
スクルズはそれだけを言った。
だいたい、サキもアネルザも、王をとりなそうなどと、まったくしていない。
サキの話によれば、そもそもの発端は、テレーズという女官長の闇魔道により、王が感情を操られてしまったのが原因のようだが、たとえ、魔道を解いても、王のロウに対する怒りはなくならない可能性がある。
いや、実際には、そんなこともどうでもいい。
王都で騒ぎを起こせば、ロウも早く戻ってきてくれるかもしれないし、スクルズたちがロウに権力を持たせるために、王都で政変を起こしたなんて知れば、きっとお仕置きするに違いない。
スクルズは、ロウにお仕置きされたいのだ──。
うんと、恥ずかしいことをされて、思い切り愛してもらいたい。
正直に言えば、考えていることは、それが大部分だ。
でも、そんなことを言っても、間違いなくベルズには通用しない。
彼女はそういう人間だ。
スクルズは、ベルズをいまの段階で、仲間に誘うのを諦めた。
さっきの政変というのは、冗談でもなんでもなく、限りなく本気だと口にしたら、思い切り叱られるどころか、無理矢理、監禁でもされかねない。
「そんなことはあるまい。だが、色々な手を考えよう。ほかにも……」
ベルズが考える素振りになった。
スクルズは、再びりんの玉を出した。
それをベルズの股間に近づける。
「うわっ、な、なんだ──。ス、スクルズか──。もういい──。やめよ──。とりあえず、これを外してくれ──」
ベルズが狼狽えた声を出す。
しかも、無駄だとわかっているのに、抵抗をして鎖の引きあげから逃げようとしている。
だが、ベルズも承知していることだが、この枷はロウが準備したものであり、これを嵌められると、スクルズであっても、ベルズであっても、一切の魔道が遣えなくなる。
つまり、魔道封じの効果があるのだ。
しかし、いまのスクルズもベルズも、この国でも数本に数えられるはずの高位魔道師である。
そのスクルズたちの魔道を封じてしまうのだから、ロウはとてつもない能力を保持していると言っていい。
そんなロウを害そうというのだから、それだけでも、国王は退位させられる理由がある。
「遠慮しないで、ベルズ。あなただって、ロウ殿にずっと愛してもらえなくて、身体が疼いて疼いて仕方がないはずよ。今夜はとことん発散しましょうよ」
スクルズはベルズの股にさっきのりんの玉のうち、大きい方だけを膣の中に押し込んだ。
ちょっと魔道をかけて、ぐっと奥まで押し込む。
いまのベルズは魔道が遣えないので、それに抵抗はできない。
「くううっ、も、もう……いいというのに……」
ベルズが顔を真っ赤にして、歯を喰いしばる仕草をした。
だが、りんの玉は小さい側と一対になって、微振動も始まるし、激しい疼きを生じさせる効果がある。
大きい方一個だと、じんとなって疼くことになるが、常軌を逸するほどの強いものにはならない。
まあ、だけど、ベルズの息を荒げるくらいには、十分に効くとは思うが……。
「いいじゃない。だって、久しぶりだもの。考えてみれば、神学校を卒業してから、こうやって三人だけで、昔みたいに遊ぶなんてなかったわ。これで、ノルズがいれば完璧なのにね」
スクルズは何気なく言った。
三巫女事件と名付けられたあの事件の解決をロウたちがしてくれ、スクルズの名誉回復と命を助けてくれた後、一連の悪事の首謀者だったノルズは、彼女を監禁していたスクルズたちを出し抜き、そのまま逃亡をしてしまった。
スクルズは、ロウに申し訳ないと思ったのだが、ロウは問題ないと言ってくれた。
それどころか、まあ、理由があって逃げ出したのだろうと思うが、彼女に限って、もうスクルズたちに危害を加えることもないし、ロウを裏切ることはないと断言もした。
その根拠は教えてくれなかったが、ロウはただ、そう感じるのだというだけを言った。
そして、ロウは心からそれを信じているらしく、それどころか、いなくなってしまったノルズが所属していた組織に狙われて、どこかで傷づいていたりしていないかどうかと本気で心配していた。
そんなロウに接するうちに、スクルズもいつの間にか、ノルズに対するわだかまりのようなものは消えた。
ロウがノルズを許し、ノルズはもう改心をしたと信じているのだ。
だったら、スクルズはそれでいい。
ロウが白といえば白──。黒といえば黒だ。
スクルズは、ロウに命を助けてもらったとき、そう決めた。
ロウこそが、スクルズの行動のすべての基準だ。
そもそも、ノルズがスクルズたちを陥れなかったら、スクルズはロウとの縁ができなかった。
むしろ、ノルズには感謝しているくらいだ。
「ノ、ノルズか……。あ、あいつ……、ど、どこでどうしているのか……。そ、それよりも、わ、わたしはもういい……。今度はスクルズが……」
ベルズがつらそうに言った。
そろそろ、またもやりんの玉が効いてきたのだろう。
「わたしはいいのよ……。今夜はとことん尽くさせて……。実はお願いがあるし……」
「お、お願い?」
眼を閉じて、必死に歯を喰いしばる仕草をしていたベルズが、スクルズに顔を向けた。
スクルズは頷く。
「実はミランダのことよ……。冒険者ギルドからさらわれて、それきり行方不明になったことは知っているでしょう?」
「あ、ああ……。一度、囚われたが逃亡したのだろう……? まあ、ミランダのことだから、無事でいることは間違いないと思うが……」
ベルズも心配そうな表情になった。
王妃アネルザが突如として監獄塔に収監され、次いで、冒険者ギルドのミランダまで捕らわれたというのは、当然ながら、王都の大きな話題になっている。
その後、急に悪政としか思えない重税を王宮が開始して、民衆の暮らしを締めつけ始めたのだから、それに関係があるのではないかと、人々は口の端に乗せているようだ。
もちろん、ベルズはミランダのこともずっと心配していた。
しかし、いくら魔道力があっても、一介の筆頭巫女のベルズにできることは知れている。
神殿長のスクルズだって、まともな方法では、なにもできないだろう。
「わたしのところにいるわ……。第三神殿よ」
「えっ?」
ベルズが目を丸くした。
「誰にもわからないように、結界で出入り口を隠しているけど、あなたには、結界が通れるように魔道をかけ直しておくわ。もしもわたしになにかあったら、慌てず騒がず、ミランダを訪ねて……。そして、わたしの代わりに、ミランダを庇護して。お願いね」
「も、もしもって、なんだ──?」
「だから、もしもの話よ……。とにかく、慌てず、騒がず、真っ直ぐにミランダのところよ……」
ベルズが息巻いた感じになりかけたが、スクルズはもうひとつの小さい方のりんの玉をベルズの股間に押し込んだ。
「あっ、ああっ」
ベルズが身体をのけ反らせた。
すぐに、りんりんとベルズの股間の中で音が鳴り出し、それに共鳴するように、ベルズが淫らによがりだした。
「ま、待て、もしもって……」
ベルズが我に返ったように、スクルズに向かって叫んだ。
だが、それで終わりだ。
スクルズは、ベルズの股間の前に移動して、舌で股間を舐め始める。
ベルズが甲高い悲鳴をあげた。