【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
コゼとクグルスは温泉の泉の中に浸かっている。
一郎とエリカはその縁だ。
エリカの両手は背中に回させて、軽く手首を縛っていた。コゼも同じようにさせている。
「はっ、あっ、あん」
後手に拘束された裸身を一郎に布で擦られているエリカが耐えられない嬌声をこぼす。
一郎は苦笑した。
「ただ身体の汚れを布で拭いているだけだろう。いちいち反応するんじゃないよ」
「だ、だって……」
エリカが恥ずかしそうに顔をさらに真っ赤にした。
だが、手足を擦り終わった布でわざともう一度股間の周囲を撫ぜるような仕草をすると、一郎の胡坐の上に腰かけていたエリカがぴんと身体を反らして声をあげた。
すでに周囲は薄暗くなっている。
泉のそばにはおこした焚火が煌々と燃えていて、その横にはみんなで準備した薪が積みあげられてもいる。
コゼの「破瓜」を終えてから少しひと休みをすると、一郎は今日はここで野宿をすると宣言した。それでクグルスも含めた四人で支度をしたのだ。薪を準備し、寝床を整え、エリカの魔道で周囲に警戒の結界を刻んでもらった。食事は干し肉があったので、それを分けて食べた。
そして、いまは、もう一度温泉の泉に入り、身体を温めようということになり、そのついでに、一郎が性奴隷たちの身体を布で洗ってやっていたところなのだ。
「もういい、交代だ──。いくら拭いてもここは蜜が溢れる。切りがない。もう、湯に入れ」
一郎は笑いながらエリカを立たせた。
「は、はい……。も、申し訳ありません……。そ、それと洗っていただいてありがとうござます……」
エリカが小さく頭をさげてから、両手を拘束されたまま温泉の泉に入っていく。
「ああ、また、温泉を見つけることができたら必ず立ち寄ろうな。そのときは、また、俺が三人を順番に洗ってやるよ──。それとも、ハロンドールの都で冒険者として成功したら、家に風呂を作りたいな。家の中に水を引いて、火で沸かせるようにするんだ。そうしたら、毎日、お前たちを洗ってやれる」
一郎は笑った。
「ご主人様はぼくたちの身体を洗うのが好きなの? ぼくも洗ってもらうのは気持ちよかったけど……」
湯の中に浸かっているクグルスがいまはうっとりとした表情で言った。一番最初に布で洗ってやったクグルスは、一郎の手が触れるたびに激しく悶え、簡単に三回以上も気をやった。
いまはその疲れを癒すように湯に身体を浮かべている。
「ああ、好きだね。家に風呂を作る──。これを当座の冒険者としての目標にするよ」
一郎は笑いながら言った。
「でも、ご主人様、家に風呂なんて、王侯貴族ですよ。水は共同井戸から運んでくるか、それとも、魔道遣いを五、六人奴隷にして、水を溜めさせる作業をやらせることができるようにしないといけないんです。エリカだけじゃあ、人が入るような大きな桶いっぱいに水を溜めることなんてできないと思いますよ」
エリカと同じように後手に拘束されているコゼが、泉から出てきながら言った。
昼間の「破瓜」の儀式の後、コゼは吹っ切れたように随分と明るくなった。
そして、よく喋る。
この明るい雰囲気が、本来のコゼの性質なのだろう。
それが、奴隷として人殺しの道具として使われ、さらに、屋敷の男たちから「厠女」として身体を汚され続けた日々が、コゼを暗くしていたのだと思う。
だが、あの性交のとき、一郎はそのコゼの心の影を掴みとって、それを力づくで壊すことに成功したと思った。
それが本当であったのを示すように、コゼは急に表情が柔らかくなり、一郎やエリカやクグルスにも打ち解けたように接してきた。
自分がなにをしたのか、実際のところよくわからないのだが、まあ、いい結果となってくれてよかった。
一郎は満足している。
「エリカにそんなことはさせないよ。風呂が王侯貴族だけの特権なら、王侯貴族になるさ。これで目標もできた。きっと冒険者として成功してみせるぞ──。お前たちも協力しろよ」
一郎はコゼの裸身を胡坐座りの膝の上に抱きあげて乗せた。
布でコゼの乳首のあたりをそっと撫ぜる。
「あっ」
コゼは乳首が弱い。
ほんのちょっと触っただけで、コゼの乳首は見事なくらいに勃起してしまった。
一郎はほくそ笑んだ。
「も、もちろん、あたしたちも、が、頑張ります……。ね、ねえ、エリカ?」
コゼが身体をくねくねと悶えさせながら、湯の中のエリカに声をかけた。
「もちろんよ」
エリカが元気よく言った。
「ぼくもいるよ──。また迷惑かけるから、ほかの人間の前にはなかなか姿を現せないけど、ぼくも頑張るからね」
クグルスが身体を浮かべたまま、首だけを起こして言った。そして、また湯に全身をゆったりと浮かべる体勢に戻る。
一郎は彼女たちの言葉に満足心をいっぱいにしながら、布でコゼの丸くて品のいい乳房を包み込むように揉んでやった。
「ううっ……ご、ご主人様……」
性感の疼きに襲われているらしいコゼが甘い息とともに声をたてる。
「エリカもそうだが、やっぱり、コゼもいやらしいな……。ただ布で身体を拭いているだけなのに、そんなに感じたらだめだろう」
一郎はわざとからかいながらコゼの全身を布で磨きあげていく。
「そ、そんな……。それはご主人様がいたずらをなさるから……」
コゼが恥じらいで身体を赤くしながら言った。
「いたずら? いたずらというのはこんなことを言うんだ。布で身体を拭くのがいたずらに入るものか」
一郎は指をコゼの股間に移動させると、指で肉芽をゆっくりと動かしてやる。
「ああ、だ、だめ──。あ、ああ……き、気持ちいいです……あっ、あああっ……」
コゼは激しく悶え始めた。
「一応は破瓜を終えたばかりの女のはずだが、そんなに感じるなんて変だな。ここはどうだ……?」
「も、もう、ご主人様、いじわるばっかり……。や、やんっ、ああ──」
コゼが突然に引きつった声をあげた。
肉芽を弄っている一郎の反対の手の指をコゼのアヌスにつるりと潜り込ませたのだ。
布は横に置いている。
コゼの股を一郎が前後から指で弄るかたちになった。
「んんんっ」
食い縛った口から喘ぎ声が洩れ、コゼの背筋がぴんと伸びた。
「破ったばかりの処女膜がある膣は今日はそっとしておいた方がいいだろうが、ここは大丈夫だろう? しっかりと一度気をやっておくか?」
一郎は淫魔の力で自分の指の表面に潤滑油となる油剤をたっぷりと浮きあがらせていた。
それが抵抗を作ることを阻止して、さらにもう一本の指をコゼのお尻の中に指の根元まで挿入することに成功した。
一郎は指を交互に動かして菊門の内側を刺激してやった。
一郎だけに感じることができるコゼのお尻の内側になる真っ赤なもやの部分でだ。
「うわああ──ご、ご主人様、それはだめえ──」
コゼがエリカに負けず劣らぬ大きな声をあげた。
一郎がしばらくそうやってお尻を弄っていると、コゼの股間の蜜がすっかりと溢れてくるのがわかる。
“快感値:25↓”
コゼはすっかりとできあがって全身にはしっとりと汗をかいている。
そろそろ、いいだろう。
一郎はコゼのアヌスから指を一度抜くと、コゼの小さな腰を抱え直して、すっかりと勃起している肉棒の上に菊座をあてがって挿し貫かせていく。
もちろん、一郎の怒張にも淫魔力で潤滑油をしっかりと浮きあがらせている。
おかげでなんの抵抗もなく、一郎の肉棒は完全にコゼのアヌスに吸い込まれた。
「きゃあああ──」
心の準備のできていなかったらしいコゼが悲鳴をあげた。
「ああ、やっぱり、コゼのお尻は気持ちがいいな──。それに、俺のみたところ、コゼはエリカよりもお尻で感じる素質があると思うぞ。膣そのものより、お尻の感覚が高いようだ。これからしばらくは、お尻を専門に犯してやろうな──。エリカから洗い粉をもらって、毎日お尻の穴を綺麗にしておくんだ。いつでも、俺がコゼのお尻を犯せるようにな」
「は、はい……」
コゼは荒い息をしながら数回首を縦に振った。
まだ、動かしているわけでもないが、コゼは、ただ挿入するだけで、すでにかなり追い詰められている。
エリカよりもコゼが、お尻が弱いのは本当だ。
一郎にもそれがわかってきた。
マニエルの屋敷でさんざんに男たちに犯されながらも、一度も快感を得ることができなかったのも、その辺にも理由があるのではないかと思う。
一郎はコゼを挿し貫いている一物の表面に媚薬を浮びあがらせた。しかも、しっかりと掻痒効果のある媚薬だ。
それをどんどんと発散していく。
「ああ、な、なんかおかしい……。お、おかしいです……。な、なにか変……」
コゼがもじもじと腰を動かしだした。
当然だろう。
だんだんと挿入されているアヌスの内側が痒くなっているはずだ。
それを癒すには、自分から腰を動かして、挿入されている一郎の一物でアヌスの内側を擦りあげるしかない。
一郎はそうやって、コゼにお尻の快感を刻みつけてやるつもりだ。
「ふんっ、んんっ、なっ……ああっ……くうっ」
コゼのお尻が前後左右に強く動き出す。
そろそろ我慢できなくなる頃合いだ。
「息を吐け──。尻の力を緩めろ──。そして、自分で擦るんだ。そうやって、尻で気をやれ」
「お、おかしいです……。な、なにかしたんですか……? ああっ、か、痒い……。で、でも、気持ちいい……。だ、だめ……これはだめ……。おかしくなる……。あ、あたしおかしくなってしまいます……。ああっ──」
コゼの官能の疼きがしっかりと股間にも拡がっているのがわかる。コゼの股から垂れる蜜が一郎の股間にも落ちてきている。
コゼの快感の声はもう大きい。
そして、その尻たぶは、一郎の胡坐の上でぐいぐいと一郎の股に強く擦りつけるように、激しく動き出していた。
*
「は、恥ずかしいです……。こ、こんなの勘弁してください、ロウ様……。ねえ、コゼ……」
エリカが両手で乳房と股間を抑えて、素裸の裸身を隠しながら言った。
温泉の泉のあった場所からアッピア峠を通る山街道に戻る小路だ。
朝も温泉にひと入りしてきたので、かなり陽も高い。
その白昼の山道をエリカはコゼと一郎に挟まれるように、素っ裸で歩いている。
「駄目よ、エリカ──。忘れたの? あなたは、ご主人様の言いつけを守ることができなくて、あたしやご主人様の顔におしっこをかけたのよ。これはその罰なの──。服は街道の手前で返してあげるわ。ちゃんと歩かないと、手も括っちゃうわよ」
コゼが嗜虐的な笑みを浮かべて言った。
「な、なに、言ってんのよ、コゼ。ちょ、調子に乗って……。あ、ああっ、そんなあっ」
エリカが必死になって両手で身体を隠して、羞恥で真っ赤にしている顔を項垂れさせる。
愉快なのはエリカのステータスの数字だ。
快感値の数字は、挿入可能の目安となる“30”を下回り、“15”だ。横で見ていても、隠している股間から垂れた愛液が内腿を伝って、サンダル履きの足にまで垂れ落ちているのがわかる。
エリカがこうやって全裸行進をすることになったのはほかでもない。
コゼの提案だ。
今日出立する前に、そういえば、昨日、温泉で最初にエリカたち抱いたとき、エリカがおしっこを我慢できなかったことで罰を与えることになっていたことを思い出したのだ。昨夜はそれを失念してしまい、すっかりと忘れていた。
それで、どんな罰がいいかと、コゼに出立前に訊ねてみた。
返ってきた答えが、この全裸歩きだったのだ。
ひと皮むけたコゼのなかなかの鬼畜ぶりに、一郎も嬉しくなった。
エリカは嫌がったが、もちろん、一郎だけではなく、コゼも加わった嗜虐指示に逆らえるわけもない。
エリカは服どころか、下着まで奪われて素裸にされた。
そして、こうやって歩いているところだ。
まあ、昨日、温泉に向かうときには、街道から分かれたこの小路で一度も人には遭わなかった。
今日、他人とすれ違う可能性も低いだろう。
それに、この羞恥責めに、当のエリカもすっかりと欲情してしまっている気配でもあるし……。
そのとき、一郎は目の前の草むらが不意にがさがさと動くのがわかった。
魔眼を発揮する。
盗賊だ──。
五人──。
武器を持っている──。
それがわかった。
だが、それほど危険でもなさそうだ。
直接攻撃力の数値も低く、大して強い連中ではない。
コゼひとりでも大丈夫なくらいだ。
一郎は放っておいた。
すると、草むらの横に差しかかったところで、武器を持った盗賊五人が飛び出してきて、一郎たちを囲んだ。
「きゃあああ──」
エリカが悲鳴をあげて、その場にしゃがみ込んでしまった。
「おうおう、なにを遊んでいるのか知らねえが、別嬪ふたりを従えているとはいい身分だなあ。しかも、ひとりは素っ裸じゃねえか──。こりゃあいいぜ。男は逃がしてやる──。どっかに行きな。女は別だ。お前たちふたりは、俺たちがもらい受ける。大人しくしろ──」
五人のうちのひとりが言った。
全員がすでに武器を抜いていて、それを一郎たちにかざしている。
連中が数を恃んでいるのと、三人のうちに男が一郎しかいないことで、のんでかかっているのは明白だ。
一郎はしゃがんでいるエリカの腕を掴むと、強引にその場に立たせた。
「な、なにするんです──。いやあ、いやあ──」
裸を晒されるかたちとなったエリカが悲鳴をあげた。
構わず一郎は、叱咤と淫魔の縛りで嫌がるエリカをその場で脚を開かせて、さらに前屈みの姿勢にさせた。
「お前ら、この女たちが欲しいのか──? そりゃあ、できない相談だ。見ての通り、このエルフ娘は俺の性奴隷だ。こっちの人間族の美女もな──」
一郎は呆気にとられている盗賊たちの前でいきなり一物を露出させた。
そして、それを前屈の姿勢を強要されているエリカの股間に背後から挿した。
「ひいっ──そ、そんな──だ、だめええ──」
エリカが絶叫した。
たっぷりと濡れているエリカの股間に一物を貫かせるのは簡単だ。
一郎はそのまま抽送を開始する。
「お、お前──?」
「こいつ、阿呆か──?」
「は、はじめやがったぜ──」
盗賊たちが騒ぎ始めた。
一郎は腰の左右に差している二本の短剣に手をかけているコゼに視線を向けた。
「俺がエリカに精を放ち終るまでに、この連中を殺すか、追い払うかしてくれ、コゼ」
一郎はエリカの尻に腰を繰り返しぶつけながら言った。
エリカは声を出して喘いでいて、早くも絶頂に快感を向かわせている。
「わかりました、ご主人様……。その代わり、あたしにもご褒美くださいね」
コゼが短剣を抜いた。
そして、囲んでいる男たちに斬りかかる。
ひとりがあっという間に斬られて倒れると、ほかの男たちは呆気なく逃げ始めた。コゼがそれを追っていく。
たちまちに一郎とエリカの周囲には人影がなくなってしまった。
それを確認しながら、一郎はエリカの股間に嗜虐の欲望を叩きつけていった。
「ああ、ああ、あああ──」
エリカの身体ががくがくと震えて、背中がのけ反った。
道で盗賊たちに囲まれながら、全裸の身体を一郎に犯されるという異常な行為に、早くもエリカは興奮で達してしまったのだ。
コゼが戻るにはもう少しかかるだろう。まだ、エリカを犯す時間はあるはずだ。
一郎はすっかりと官能に酔ってしまった感のあるエリカをさらに激しく犯し続けていった。
(第6話『山の中の温泉』終わり)
*
【コゼ・サタルス】
サタルス朝の初代帝ロウ・サタルスの正妃のひとり。ハロンドール人。出生地は幾つかの説があるが定説はない。生年は……。
サタルス帝には身分や種族を異にする多数の正妃がいたことは広く知られているが、コゼは奴隷階級出身であることを公言していた正妃のひとり。彼女の残した文書によれば……。
文盲だったコゼが勉強のために始めたとされる『コゼ日記』は、サタルス帝の毎日の食事、面会者、性交の相手に至るまでの赤裸々な日常生活が克明に記録されている貴重な記録であり、これにより当時の宮廷生活の様子を現在において知ることができる。
コゼは……。
……。
……。
ボルティモア著『万世大辞典』より(ここに再録した引用文はすべてスクルズ記念国際図書館から許可を受けて初版本から抜粋して採録したものである。)