【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
一郎は、淫魔術を駆使し、このなにもない空間について、イットには、ここが森の中の
いきなり、まったく知らない場所や、なにもない空間に連れて行くとイットが戸惑うかと思ったのだ。
ただし、実際には、ただの真っ白い空間だ。
まだ、完全には支配していないイットなので、うまく暗示にかかってくれればいいのだが……。
「えっ、なに? わっ、わっ」
イットが当惑して声をあげた。
灼けた肌が美しい獣人の美少女だ。
服はさっき治療のために脱がしてしまっていたので全裸だ。
ただ、負傷については、一郎の淫魔術により応急処置が終わり、傷は塞がっている。
かなり出血していたので、本調子にはほど遠いかもしれない。
しかし、ここなら、これ以上の悪化はない。
「はじめましてだな、イット」
一郎は声をかけた。
イットがさっと顔の前で両手を交差するようにして身構えた。
裸体を隠すよりも、戦いの姿勢をとるとは、根っからの戦士なのだろう。
それにしても、初めて獣人の女の身体を見るが、四肢の肘と膝から先には体毛があり、人間とは違うということがわかる。顔の横に耳がなく、頭に房耳があるのも、変な感じだ。
しかし、股間は無毛だ。
なんといっても、身体は小さいのに、割れている腹筋がすごい。腕も脚も細いのに、イットが構えると筋が入り、戦う身体に変化する。
これが獣人なのだと、改めて感嘆した。
「じ、じろじろ見るな――。お前、誰だよ──。そして、ここはどこだ──?」
イットが腰を屈めて唸り声をあげた。
まるで肉食獣が威嚇をするような声だ。
だが、一郎の無遠慮な視線は感じたのだろう。顔が赤らむのがわかった。
とにかく、ここがさっきまでいた場所とは違うということは、すぐにわかったようだ。
とりあえず、一郎はにっこりと笑いかけた。
「ロウという旅の冒険者だ。君を助けた恩人というところかな。そして、ここは俺の術で作った空間だ。これでいいかい」
一郎はできるだけ優しく言ったつもりだ。
手も拡げて、武器を持ってないことを示す。
敵意がないことがわかったのか、イットが少しだけ警戒を解いたようになった。
「恩人……? そ、そういえば、あたしは
なにがあったのかを思い出したようだ。
イットは困惑したように自分の身体に目をやった。イットは、倒れる前に
しかし、自分の身体のどこにも異常がないことに当惑している様子だ。
「たまたま、通りかかってね……。アリアに助けてくれと頼まれて、急いで駆けつけたんだ。俺たちは七人の冒険者パーティで、ある事情でエランド・シティに向かっている。
「退治……? あれを……。全部……?」
イットは目を丸くしている。
改めて、周りをきょろきょろと見回した。
「いや、違う……。やっぱり、ここはさっきまでいた場所じゃない。それよりも、みんなはどこなんだ──?」
イットが一郎を睨んだ。
一郎は手のひらをイットに向けて、もう一度微笑んだ。できるだけ敵意がないことを示したかったのだ。
「……そうだね……。突然に意識が戻って、得体の知れない場所に連れて来られて戸惑っていると思うけど、ここは、俺が支配する亜空間と言っていいかな。君を助けるために連れてきた」
一郎は軽く腕を振った。
暗示を解いたのだ。
何も存在しない、真っ白い空間になったはずだ。
「ひっ」
イットがさっと跳びすさって、一郎とさらに距離をとった。
「お、お前、何者だ──。いま、なにをした──」
叫んだ。
一郎は笑った。
「俺の準備した亜空間だと説明したよ。まあ、そういうものだと思ってよ……。まあ、理解してもらうしかない」
「亜空間?」
イットは眉をひそめた。
しかし、少し全身の力を緩めた感じにも思えた。
だんだんと、一郎に対する警戒心を緩めようとしているのがわかる。
「うん。よく聞いて欲しい。君はさっきまで死にかけていた。ここにいる君はそうやって、元気に動けるけど、現実世界に戻れば、君は危ない状態に戻る可能性がある。それくらいの怪我だった。傷だらけの身体の応急処置は俺がやったが、かなり血が抜けて頭がふらつくはずだ」
「あなたが治療を?」
イットが自分の身体を改めて、あちこち見た。
驚いたように、眼を丸くする。
「どうやって? あたしには、治療術が効かなくて、こんなにすぐに治療する方法など……」
イットは当惑している。
「俺にはできる。だけど、まだ、
「助ける……?」
やっと状況を理解し始めてきたようだ。
イットの身体から、すっと力が抜けたのがわかった。
「君の身体は魔道が効かない。ミウも魔道で助けようとしたんだけど、できなかった。それで、今度は俺の力を使って治療した。そして、この空間に連れてきたんだ。でも、さっきも言ったけど、このまま現実世界に戻っても、君は呪いから逃れられない。また、治療は完全でないから、すぐに瀕死の状態に戻る。だから、いうことをきいてくれ。それで助かると思う」
「……つまり、実際のあたしは、
イットは当惑している。
まあ、納得しろというのが無理だろう。
しかし、イットを助けるためには、まだ淫魔師の支配が足りない。
試しに、イットの中にあるふたつの呪いを細工をしようとしたが、それは受け付けなかった。
また、奴隷状態を解こうと思ったが、それもできない。
そういうものは、やっぱりちゃんと性奴隷として支配しないとできないのだろう。
「死んではいない。だけど、放っておけばそうなる。さあ、もういいかい。死にたいわけじゃないだろう。俺を信用してくれ。君を助けたいんだ」
一郎ははっきりと言った。
イットが小さく頷いた。
「……わ、わかった……。いや、わかりました……。なにをすればいいですか……」
イットが力を抜いた。
ずっと顔の前で交差して構えていた両手もだらりと身体の横におろす。
今度はやっと、思い出したように胸と股間を手で隠した。
どうでもいいけど、身体つきや年齢のわりには、かなり胸が大きい。
これも、獣人の特徴か?
それとも、彼女特有のこと?
すると、イットが真っ赤になった。
「い、いやらしい顔で見るな――。で、でも、なんで、裸なんだ――?」
イットが声をあげた。
どうやら、一郎はかなり無分別に、彼女の裸体を見ているようだ。
ちょっと、イットが怒っている。
「服は血だらけでぼろぼろだった。俺の女たちが脱がしたんだ。それと、さっきも言ったけど、治療のためだ。あちこち傷だらけだった。脱がさないと治療できなかったんだ」
一郎は言った。
本当のことだ。
完全に淫魔師としての性奴隷の刻みができたならば、脱がさなくても、一郎は女の完全な状態を想像できるので、服を着たままでも治療できる。
だが、イットについては、まだそこまでじゃない。
ちゃんと視線で認識しながらじゃないと治療できない。
「そ、そういえば……。あ、ありがとうございます……。でも、あたしには、治癒魔道は効かないはずなのに……」
まだ、当惑しているようだ。
「君を治癒した方法は、治癒魔道じゃない。淫魔術だ。」
はっきりと、説明することにした。
理解してもらえるかわからないが、納得してもらうしかない。
イットを
「淫魔術?」
イットが首を傾げた。
「俺は淫魔師だ。その能力で君を治療した。淫魔術は魔道に似ているけど、違うものなんだ。だから、治療ができた。ただ、
「淫魔師って?」
イットは怪訝な表情になった。淫魔師という単語を知っているのか、知らないのかわからないが、少なくとも、得体の知れなさは感じたみたいだ。
身体を隠したまま、数歩後ずさる。
一郎よりも遥かに強い戦士が、性的な気配を感じて、ちょっと怯えたようになるのは可愛らしい。
「別に大したことじゃない。君を犯す。俺の支配に入ってもらう。それで君を助けられる」
「お、犯す?」
イットが怒鳴った。再びさっと身構える。
一郎は嘆息した。
「それしか方法はない。もう一度、説明するけど、俺は淫魔師だ。伝承程度だろうけど、一度くらいは耳にしたことがないか? 俺は淫魔師の力で女を支配する。だけど、そのまま支配したままにしないと約束をしてあげるよ。しかし、君の身体の呪いを解くためには、一時的にでも、俺の支配下に入ってもらうしかない」
「えっ」
イットは唖然としている。
だが、それほど警戒を強めた感じもない。
「……そうか……。淫魔師……。耳にしたことはあります……。女を操って支配するんでしょう……? 性奴隷にして、心と身体を思いのままに……。ああ、そうか……。それで魔道を受けつけないあたしにも術を……。信じられないけど、この不思議な場所と力……。わかった……。いえ、わかりました……。あなたを受け入れます」
イットが言った。
やっと完全に脱力した。
「じゃあ、俺に犯されることに同意するね?」
「うん……」
イットが頷く。
しかし、次の瞬間、イットの表情が突然に変化した。
再び険しい顔になって、また、身構えた。
「どうしたの? まだ理解できない?」
一郎は戸惑った。
「違う……。あたしはあなたを受け入れるつもり……。でも、それは許されていません……。命令でご主人様以外の者に身体を汚されるのを禁止されています。そのときには、抵抗しろとも……」
イットの言葉に、一郎は溜息をつくしかなかった。
「そうか……。そんな命令を……」
まだ、一郎の性奴隷にはなっていないイットについては、一郎の女たちのように、心を一時的に可変することは不可能だ。
また、さっきもやってみたが、奴隷状態も解除できない。
それには、犯す必要がある。
しかし、イットは、どうやら、あのアンドレからほかの男に犯されるなという命令を与えられていたようだ。
どうするかな……。
「あなたに抵抗するのは本意ではありません……。でも、あたしは奴隷ですので……」
イットは構えたまま言った。
その表情にはなんとなく、一郎に対する謝罪の気持ちのようなものがある気がした。
一郎は破顔してみせた。
イットがちょっと驚いた感じになる。
「まあ、いいか……。いずれにしても、ちょっとくらい抵抗してくれた方が俺も愉しいかも……。じゃあ、抵抗してみて……。できるものならね……」
「ま、待ってください。あたしを無理矢理に犯そうとしないでください。あなたを傷つけていまします。命の恩人のあなたを傷つけたくないんです。もしかしたら、殺してしまうかも」
イットの顔色が変わる。
明らかな怯えが顔に映る。一郎を怯えているのではなく、一郎を傷つけることに対する怯えだ。
一郎がイットに飛びかかろうとしているのがわかったのだろう。
「どうかな? 俺は弱いけど、なぜか女を犯そうとするときだけは、強くなれるんだ。試してみようか」
一郎は試しに、イットの身体の感度をあげようとしてみた。
しかし、それはうまくいかなかった。
まだ、性奴隷状態でないのでうまくいかないというのもあるけど、この少女はやはり、魔道耐性が異常に強いのだ。
じゃあ、これは……。
「きゃあああ」
イットが悲鳴をあげた。
一瞬にして、イットに粘性体を被せたのだ。
四肢だけを包んで、背中側に回させ、イットを仰向けに倒して反り返らせ、大きく股を拡げさせる。
「うわっ、わっ、わっ」
イットが慌てたように全身を暴れさせた。
顔がさらに真っ赤になる。
さすがに恥ずかしいのだろう。
その慌てぶりは、十五歳の少女そのものであり、とても可愛い。
一郎は、粘性体を二重、三重にしてイットをがんじがらめにしてしまう。抵抗の力が強かったのだ。
それにしても、絶対にかなわないはずの相手なのに、こと性愛のこととなれば、相手の女を圧倒できるのだから不思議だ。
淫魔師の能力というのは、やはり、実に奥が深い。
「じゃあ、レイプの時間だよ。イットちゃん」
一郎はイットに近づいていく。
それとともに、一瞬にして、自分の身体を全裸にした。
亜空間収容の能力だ。
そして、その能力を駆使して、一度自分の身体を別の収納空間に移して、すぐにイットの背後に出現した。
これも、亜空間収納能力の応用だ。
「ええっ?」
イットは一郎の行方を見失ったらしい。
しかし、そのときには、一郎はイットの背後にしゃがんでいる。
弓なりに反っているイットのお尻の上に、腕の長さの半分ほどの房毛の尻尾がある。
この付け根が最大の性感帯であることは、ずっとわかっていた。
一郎はイットの尾の付け根を無造作に掴んで擦る。
「ひいいっ」
イットが喉の奥から声を放って、身体をぶるりと震わせた。
「ここを刺激されると力が抜けるんだろう?」
一郎はゆるゆるとそこを刺激する。一気にイットが脱力したのがわかった。やはり、ここを掴まれると力が抜けるみたいだ。
イットが淫らすぎる仕草で身悶える。
「呆気ないね。それでも獣人戦士?」
一郎はわざとからかう言葉をかけた。
特段の意味はない。
レイプをしているというシチュエーションを味わいたかっただけだ。
「な、なにを──」
イットが顔をこっちに向ける。顔は粘性体で拘束していない。
怒りの形相だ。
「戦士」であることをからかわれるのは、イットの逆鱗のようだ。
そして、なにか風のようなものを感じた。
「んがああっ」
目の前に火花が飛び、一郎は吹っ飛んでいた。
腕で横殴りにされて転がったのだというのを理解したのは、自分の身体が二転三転してからだ。
「あ、あたしは……せ、戦士だ……。そ、それを馬鹿にするなあ──」
イットが叫んで、こっちにやってくる。
驚いたことに、包んでいたはずの粘性体を引き千切って、脱出している。
一郎は、初めて粘性体の術を破られた。しかも、どうやったのかもわからない。
それはともかく、殴られたことで、頭が朦朧とする。
一方で、イットは、かなり無理をしたのか、脱力した様子で、ほとんど四つん這いで這うような感じだ。
一郎は、別の収容空間から回復薬の液体の瓶を出して急いで飲んだ。
気を失いそうになった意識が急激に回復する。
とにかく、イットは、すごく怒っているようだ。
だが、なんとなく、どうしてそんなに怒ったのかわかる気もした。
イットは奴隷だ。
しかも、性奴隷だと言っていた。確か、アリアは自分たちのことをそう説明してくれた。
だが、あれだけの戦士だ。
そんな自分が性奴隷扱いされて、男に奉仕しなければならないのは、イットのプライドを激しく傷つていたと思う。
それを支えていたのが、本当は戦士なのだという矜持なのだろう。
それをからかわれて、一郎を許せないという気持ちになっただと思う。
「悪かったな。からかったりして……。君は戦士だよ。たったひとりで、しかも肉体ひとつで、あれだけの戦いをしたんだから……。しかも、俺の粘性体から脱出できるとはね。一瞬にして力を増幅できるんだね。後遺症もあるようだけど……。だけど、俺はそんな強い戦士殿を犯すのが好きでね……」
一郎はイットの尻尾の根元に粘性体の輪っかを飛ばして包んだ。
それをバイブレーターのように振動させる。
「んひいっ、あふううっ」
イットが身体を弓なりにしてひっくり返った。
後ろに手を伸ばして、必死で粘性体を尻尾から外そうとするが、それは完全に密着していて外れない。
さっきもやったが、やはり、そこを刺激されると、力もうまく入らないみたいだ。
「感じやすい身体だね」
どんどんと下がっていくイットの「快感値」の数字を感じながら、一郎は尻尾の根元の粘性体を細工して、さらに刺激を強めた。
「んひいいい」
イットが身体を弓なりにして悲鳴をあげた。
一郎は、粘性体を外そうとしていたイットの両手をそのまま床に貼りついてしまった。
さらに、脚も拡げて床にはりつけにする。
「イットの身体はすごいね。全身が性感帯のように敏感だ。それがよくわかるよ」
一郎は、再びイットに手を伸ばした。
すでに、股間はどろどろに愛液で溢れていた。