【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
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411 太守夫人への要求(導入)
カサンドラは、水晶宮を訪ねてきたパリスに会っていた。
一応は、手続きを踏んだ面会ではある。
表向きには、パリスは、エルフ族の都であるエランド・シティの水晶宮で、太守として行政府の長としての役割を離しているカサンドラの相談役という立場になっている。
だから、エルフ族の最高貴族のひとりであるカサンドラが、面談に応じるというのは不自然ではないのだが、水晶宮の奥にあるカサンドラの居室の横の執務室で会うというのは特別な待遇だ。
しかも、いまのように、侍女たちを遠ざけて、ふたりだけというのは、極めて異例には違いない。
「ああ、いやあ……いやっ……や、やめて……ああっ」
カサンドラは、懸命に唇を噛みしめて、かぶりを激しく振りたくった。
凶器のようなパリスの男根がきつく尻たぶに押しつけられて、がしがしとカサンドラのアナルを割ってくる。
丁寧さの欠片もない。わざと痛みを感じるようにしている肛姦だ。
だが、カサンドラの身体は、その粗暴さから、耐えられない快感を拾い続けている。
「ひ、ひい、さ、裂ける……、うううっ、うああっ」
きつく噛んでいる口から喘ぎ声混じりの悲鳴が漏れ出る。
押し広げられる肛門の粘膜がみしみしときしんで裂けている感じだ。
いつもの男根の太さじゃない。
男根のかたちを魔道で変化させられるパリスは、カサンドラの尻を犯すにあたり、信じられないくらいの太さに変異させた。
その男根で潤滑油なしで、尻穴を犯されるカサンドラは、早くも白眼を剥きそうになっている。
また、カサンドラは、いつもは執務をする大きな机の上に上半身をうつ伏せにして倒し、両手を伸ばして、机の反対側を握らされていた。
そして、大きく脚を拡げさせられて、下半身の服を剥ぎ取られて、後ろからパリスに尻を犯されているという格好だ。
拘束はされていないが、パリスに刻まれた隷属の呪術により、この姿勢を崩さないように命令されている。
カサンドラにとっては、拘束をされているのと同じことだ。
「ははは、声を出すんじゃねえぞ、ばばあ。隣には侍女や従者が控えてんだろうが……。まあ、俺は、別にお前の評判がどっちでもいいがな。それと、これはまだ拷問にも入っちゃいねえぞ」
パリスが粗野な物言いをしながら、ぐいぐいとアナルを強引にねじ込んでくる。
さすがに、潤滑油のようなものを使っていないので、かなりの激痛だ。
カサンドラは、苦悶の顔をのけぞらせたまま、ひいひいと喉を搾った。
痛い――痛い――痛い――。
脂汗が全身から噴き出し続ける。
防音の魔道を刻んではいるが、カサンドラが集中を途切れさせれば、たちまちに薄い扉の向こうにいる侍女たちには、カサンドラの苦痛の悲鳴が聞こえてしまうに違いない。
そのときには、水晶宮の太守代理をしているカサンドラが、一介の人間族の少年の性奴隷になっているということが、衆目に晒されてしまうことになる。
カサンドラにとっては絶望の状況だ。
「う、ううう……ひ、ひいいい……」
じわじわと極限まで尻穴を拡げられて、怒張を呑み込まされる。
やはり、耐えきれずに、カサンドラは喉を搾って身体をよがらせる。
「もう少しだぜ、ばばあ。まあ、潤滑油を使って欲しくないと言ったのは、ばばあだからな。だが、エルフ女の苦悶の声っていうのは、いつ聞いてもいいもんだぜ」
パリスが大笑いしながら、さらに押し込む。
防音の魔道があるとはいえ、本来ならば、外の侍女や従者が飛び込んできてもおかしくはないくらいの大声だ。
カサンドラは、苦痛を覚えながら、そのことに顔が引きつってしまう。
「わ、わたしは……あ、あああ、そ、そんなこと……。だ、だけど、水晶軍を全部……動かすのは……ガドニエル様の許可が……ううう、ううっ、むうう……」
「だから、女王に会わせろって、言ってんじゃねえかよ。俺が話をつけてやるぜ。おっと、全部入ったぜ」
パリスがやっと根元まで男根を貫いたようだ。
そして、勝ち誇ったように笑う。
あまりの痛さに意識を失いそうになるが、意識を失えば、この部屋の防音効果が消滅する。
パリスが、カサンドラの醜態を晒すことを気にするわけがないから、そのときには、尻を犯されて気を失ったカサンドラの姿が、衆目になるだけだ。
パリスは逃亡し、カサンドラの名誉は地に落ちる。
そして、パリスは二度と、水晶宮に現れることはないに違いない。
この男が心の底から、カサンドラを嫌っているのはなんとなく肌で感じる。
とにかく、カサンドラは、なによりもパリスから捨てられることに恐怖していた。
もう、パリスに刻まれた被虐の快楽は、ほかになににも代えることはできないからだ。
「だ、だから……そ、それは……、許されておらず……。イ、イムドリス宮に……は、入れるのは……限られた……上級エルフ……ああああ」
押し込まれたパリスの男根が今度は引き抜かれ出す。
カサンドラはさらに、大きな声で呻いた。
「ああ、だったら、承知するまで尻を犯すだけだ。ただし、拷問はまだ始まってもいねえ。それとも、もっと痛めつけて欲しくて、駄々をこねてんのか? ああ、それとも、人を呼んでやろうか? 前に約束したから、太守の仕事に関することじゃあ、隷属の呪術は使わねえから、“お願い”しているんだ。いいから、軍を出動させろよ。しかも、全軍だ。ある男がエランド・シティに来るんでな。そいつを逮捕して欲しいのさ」
「ううう、痛いい……、あああ」
パリスが腰を突きあげ始める。
たちまちに激痛が走る。
カサンドラは泣き声をこぼした。
パリスに要求されているのは、水晶軍と称するエランド・シティに属するエルフ軍の一時的な指揮権の譲渡だ。
よくわからないが、パリスの探している古文書を持っている人間族の冒険者がいて、それを捕らえたいので、カサンドラが握っているエルフ軍を自由に使いたいのだそうだ。
前にも同じようなことを要求されて、褐色エルフの里というエルフ族の小さな里の襲撃に協力したことがある。
だが、今度は、あのときのような秘密裏の行動ではなく、大々的に軍を動かしたいのだそうだ。
しかし、そんなことができるわけがない。
全軍ではなく、エルフ族の一隊をこっそりとパリスに貸すというのではどうかと提案したが、パリスは同意しなかった。
それで、こんなことが始まったというわけだ。
なにしろ、通常警邏と異なり、全軍をあげてのシティ内への出動ということになれば、エランド・シティ内に“戒厳令”を敷くのと同等だ。
戒厳令は、太守権限ではできない。
女王のガドニエルの許可がいる。
歴代の女王は、原則として、直接に統治行為を行うことはなく、必ず、水晶宮と言われるこの行政府にいる太守を通じて、統治行為をする。
エルフ族の女王は、俗説に交わらず、昇殿から世間を見守り、神なる力で“森”を守護する。
これが、エルフ族の掟であり、千年以上も続く伝統だ。
特に、いまのガドニエル女王は、その傾向が強く、ほぼすべての一生を“イムドリス宮”という結界で守られた亜空間にある宮殿に閉じこもっている。
イムドリス宮を訪問をすることができるのは、ガドニエルに直接に仕えることを認められた親衛隊と選ばれた侍女たち、そして、カサンドラ太守夫婦のみである。
だから、困ったカサンドラが、パリスにエルフ族の法を説明し、女王にお伺いを立てさせてくれと口にすると、なぜか面白がったパリスが、直接に会わせろと要求してきた。
さすがに、それは不可能であり拒否した。
もちろん、隷属の呪術を刻まれているので、それを使われれば拒否できないのだが、パリスはそれよりも、カサンドラを痛めつけて服従させることを選んだ。
パリスの遊びだろうが、カサンドラとしては、隷属の力でエルフ族の掟を破らされるならともかく、自らの意思のみで、掟を破るわけにはいかない。
それは、かすかに残っているカサンドラのエルフ族太守代理としての矜持だ。
そして、パリスの遊びを兼ねた肛姦が開始されたというわけだ。
パリスは、男根の大きさとかたちを自由自在に変化させることができる能力で自分の股間を巨根に変えると、カサンドラを呪術の力で机の上に突っ伏させ、四肢を動けなくした。
そして、潤滑油なしで尻を犯しだしたのだ。
尻穴が破けるような苦痛に、カサンドラは気を失いそうにさえなっている。
「はははは、もっと苦しめ、ばばあ、それとも、もうひと回り太くするか?」
尻穴で巨大な男根を律動させながら、パリスが後ろ側で嘲笑の声をあげる。
「うあああ、死ぬううう」
強まったアナルの圧迫感の苦しさに、カサンドラは、何度目かの大きな悲鳴をあげた。