【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「んあっ、はっ、んはあっ」
「あああっ、ああああっ、ああん」
「あっ、ああっ、あああ……」
「あんっ、ああっ、ああっ」
一郎の周りでブルイネン、スクルド、エリカ、ミウの四人が派手な嬌声をあげて、よがり狂っている。
いまやっているのは、仰向けに横たわらせたブルイネンの両膝を曲げさせ、左右の足首をそれぞれ左右の手首と粘性体で離れられなくし、その彼女の股間をひたすらに舌で舐めあげるという責めだ。
一応、大きな毛布を草の上に敷いている。亜空間から取り出したものであり、七、八人の女たちが一度に転がれるような大きさの特別製だ。
荷物にするには、嵩張って大きすぎるが、収納術を使えば問題なので、王都で作らせて、いつも持ち歩いている。
一度に複数の女を抱くことも珍しくない一郎としては、かなり重宝している。
いまも、ブルイネンの両脇では、拘束こそしていないものの、エリカとスクルドとミウが、ブルイネンに重なるように左右に倒れてもいる。
こっちはこっちで、なにもしていないのに、それぞれに股間に両手を当てて、がくんがくんと悶え動くのが愉しい。
この四人については、誰がどんな愛撫で感じようとも、お互いの快感が共鳴し合い、自分自身が愛撫されているように、ほかの三人に与えられた快感がそのまま自分の快感として伝わってしまうようにしている。
快感の共鳴というわけだ。
しかし、そのせいだけではないみたいだ。
四人とも快感の完全な泥酔状態だ。
あまりに反応が激しすぎる。
なんで、こうなったのだろう……?
生娘のブルイネンのために、破瓜の痛みを少しでも和らげてあげたいと思い、痛み止め代わりに一郎の体液の媚薬を舐めさせ、さらに周りの空気にも一郎の肌の発する媚香を充満させた。
体液の媚薬はともかく、もしかしたら、初めてやってみた体液の媚香の影響が強すぎたのもしれない。
ブルイネンはもちろん、エリカもスクルドもミウも、前戯の途中だというのに、早くも狂乱状態になってしまった。
まあ、自分の身体から外に出る体液に、好きなように媚薬成分を混ぜることができるというのは、淫魔師としての一郎の能力のひとつだ。
身体がだるかったこともあり、今日はその技に頼らせてもらった。
ただ、そのとき、体液で可能なら、身体から出る呼吸や皮膚呼吸で外に出る気体も、同じことができないかと考えたのだ。
つまりは、一郎自身の肉体から発する媚薬の香というところだ。
もっとも、あまり加減を考えずに全力を注いだかもしれない……。
やってみたら、四人全員がまるで夢遊病者のように朦朧となってしまった。
最初こそ、初めての性行為をこんな明るい空の下でやることや、周りに他人がいる状態で抱かれることに、多少の抵抗をような表情のあったブルイネンだったが、いまは完全によがり狂うさかりのついた「雌」そのものになっている感じだ。
そして、上半身はしっかりとした軍服で、下半身はなにも身に着けていない恰好になっている。
かなり扇情的な姿なのだが、それを気にするというよりは、いつ脱がされたかということすらもわからなかった様子である。
それはエリカもスクルドもミウも同様であり、このふたりも、下半身に身に着けているものを脱がし、ミウについては上衣ごと脱がして完全な素裸にまでしたのだが、やはり、ブルイネン同様に、脱がされたことさえ、意識に留まらなかった気配である。
そして、エリカとスクルドとミウも、ブルイネンに与えている一郎の全力の快感に対して、あられもない姿と大きな嬌声を恥ずかしがることもなく、ブルイネンに負けず劣らず、派手な反応を示している。
特に、スクルドがすごい。
媚香のみならず、快楽の共鳴により、スクルドの嬌態に、ブルイネンたち三人が引きずられている傾向も感じる。
一郎が王都を離れて抱かなかった期間は、まだ数箇月ほどなのだが、その間隙がここまでスクルドを狂わせているかもしれない。
まさかとは思うが、自分の精にはそんな特殊な依存性のようなものがあるのだろうか?
こんな風に思うのはちょっと怖いが、淫魔術でスクルドを探る限り、スクルドの興奮具合と、いままでの情緒不安定な状況は、一郎の精への飢餓状態が引き起こしたものであるみたいだ。
だったら、王都にいる者たちは大丈夫だろうか……?
そんなことをちょっと思った。
とにかく、四人とも狂乱状態だ。
このまま抱いたら、簡単に抱き潰して、しばらく動かなくなってしまいそうだ。
繰り返すが、どうしてこうなった……?
「おい、ブルイネン、聞こえているか? 破瓜の前に何度か絶頂しておいた方がいいと思うから、そのまま快感を受け入れてくれ。その後、お前の初めてをもらうことにするよ」
一郎は一度ブルイネンの股間から舌を離して、ブルイネンに呼び掛けた。
しかし、ブルイネンは、ちょっと常軌を逸したような喘ぎ声を出すだけで、言葉は返して来ない。
エリカとスクルドとミウも同じだ。
こっちが引くくらいによがり狂っている。
喋ることができないというよりは、一郎の言葉が聞こえていない感じだ。
性行為を開始して、そんなに時間が経ったわけじゃない。
やっぱり、この四人の反応は異常だ。
一郎は一度、責めるのを中断した。
「いいぞ、ご主人様、こいつら、四人揃ってすけべえだな。ご主人様に責められて、もの凄い量の淫気を発散している。この新しい女エルフだって、初めてのくせに淫乱すぎるよ。ご主人様に調教されているエリカや巫女、こっちの小さな魔女娘に負けず劣らずに淫気を出しまくっている。処女のくせにね……。まあ、ご主人様の作った
一郎の周りを舞っていたクグルスが、嬉しそうに耳元でささやいてきた。
「
「違うの? このご主人様の周りって、とんでもないことになってるよ。ここに近づいたら最後、女であろうと男であろうと、狂ったように淫情してよがりまくってしまう魔素空間になっている。このぼくだって、おかしくなりそうだもん。本当にご主人様って、なんでもできるんだね。そして、規格外だ」
クグルスがけらけらと笑った。
しかし、一郎は驚いてしまった。
慌てて、身体から媚薬香を発散する行為を中止する。
なにしろ、四人ともほぼ意識のない半覚醒状態だ。
これでは、話にならない。
「クグルス、風の魔道で媚香を吹き飛ばしてくれ。正体を失くした女を抱くなんて、睡眠姦も同じだ」
もっとも、睡眠姦というのがまったく一郎の好みの外かというとそうでもない。
かなり前だが、以前、たまたまそこにたシャーラを加えた三人娘たちを相手に、淫魔師の一郎の限界まで射精をしようと試みたことがある。
普通の人間族の男であれば、どんなに精力が強くても、十発も連続で射精できる者は皆無だろう。
しかし、一郎は十発どころか、一郎の思うまま無尽蔵に勃起もできるし、連続射精だって、一郎の意思のままだ。
だったら、限界はどこまでだろうとやってみたのだ。
結論からいえば、結局それを知ることはできなかった。
五十発まではやったのだが、それで女たちが完全に白目を剥いて倒れてしまい、一郎の相手をすることができなくなったのだ。
なにしろ、淫魔の術で失神できなくしているはずなのに、意識があるのに意識がないのと同じような感じになったのだ。
淫魔術でも、責め具を利用した電撃でも、無論、叩いても動かないし、途中で淫魔術で体力の回復までさせたのに、嬌声すらも発しなくなった。
まさに肉人形である。
まあ、無理もなかったかもしれない……。
なにしろ、一郎が一発射精するあいだに、女たちは四回、五回と気をやってしまうのだ。
最後の方は、一郎の一度の射精につき、十回は絶頂していたかもしれない。
つまりは、五十発までに合計で三百から四百回、もしかしたら、それ以上の絶頂回数ということだ。
四人いたから、ひとり当たり百回以上の絶頂……。
淫魔術を駆使しても、気絶してしまうのは当たり前か……。
いずれにしても、気を失ってからも続けたから、最終的には射精七十回までは数えた。
それ以上はやらなかったが、おそらく、どんなに少なく見積もっても、あの倍は射精できただろう。
そのときの行為が「睡眠姦」だ。
悪くはないが、そんなに面白いものじゃない。
それが感想である。
やはり、一郎は自分が抱く女がよがりまくるのが好きだ。
反応のない相手は好みではない。
「これを無くすの? 勿体ないよ。だって、こいつらがよがり狂うから、もの凄い淫気が集まっているんだよ。ご主人様もあっという間に回復したみたいだし、このまま、この性奴隷たちから限界まで淫気を搾り取っちゃいなよ」
クグルスが言った。
「淫気が回復?」
夢中になって気がつかなかったが、そういえば、身体が完全に軽くなっている。
両手も見たが、ちょっと前まで薄っすらと存在していたパリスの呪いの紋様も完全に消滅していた。
さらに、亜空間に収容したシャングリアとマーズの様子も探った。
一郎自身が直接に接触すれば、あっという間に彼女たちの体内時間が進むので、一郎が亜空間に入ることはできないが、意識だけ向けて、様子を知ることくらいは可能だ。
小康状態という感じだ。
彼女たちの中では、ほとんど時間が静止している状態なので、眠っているというよりは、呼吸もなくて死んでいるのではないかと錯覚しそうになるが、全身の紋様は真っ黒いものだったのが、かなり線が薄くなっている気がする。
生命力も多少だが回復している。
一郎の淫魔師としての能力が回復すれば、彼女たちにもよい影響を及ぼすらしい。
ちょっと希望が見えてきて嬉しくなった。
「うん、やっぱり、ご主人様はほぼ完全に回復している。むしろ元気になったかも。本当に、こいつらがいやらしい女たちばっかりでよかったねえ」
クグルスが笑った。
一郎も苦笑した。
「とにかく、風魔道を頼む。これからブルイネンをレイプするしな。意識のない状態で処女を失ってしまっても、ブルイネンが気の毒だ」
「そういうものかなあ……。だって、これすごいよ、そんじょそこらの結界よりも、ご主人様を護るのに効果があるかも……。なにしろ、この魔素に触れたら最後、男でも女でもあっという間に欲情して、男なら勃起して射精がとまらなくなり、女なら淫液垂れ流しの雌犬になる。それくらいのものだよ」
「むしろ危険じゃないか。男でも女でも、俺はあっという間に襲われる」
一郎は笑った。
女に抱きつかれるのはいいが、欲情して股間を勃起させた男に襲われるのは、想像しただけでもぞっとする。
クグルスも、それもそうだねと笑って、一郎の周りに充満してしまった媚薬の香を風で吹き飛ばしてくれた。
目の前の四人の女たちは、まだ起きあがれずに倒れたままだが、嬌声はとまったし、身悶えも抑えたものになった。
一郎は淫魔の術で彼女たちの体力の回復を図る。
魔素に当てられておかしくなっていたのが静かになったのはいいが、倒れてしまったままなのだ。
これじゃあ、続けられない。
すると、重なって横たわっている四人が吐息のような声を出しだした。
これなら、すぐに回復もするだろう。
一郎は、自分の愉しみのために、ちょっとだけ彼女たちを休ませることにした。
とにかく、確かに、淫魔術も復活した気がする。
いずれにしても、これからは気をつけようと思う。
淫魔師の術を遣うとしても、下手に全力を注ごうとすると大変なことになるようだ。
自分がレベル“100”であり、そのジョブにおけるこの世界最高の能力保持者なのだということを自覚した。
「んっ、んんっ……ううん、うんっ……」
そのときだった。
背後から女のよがり声が聞こえてきたのだ。
「ふふふ……。見なよ、ご主人様……。少しばかり離れていたから、そこの四人ほどの影響は受けなかったけど、あいつ、夢中になってるね」
クグルスが一郎の耳元で小さく笑う。
聴こえてくる淫らな声の正体はユイナだ。
裸体にまとった黒いマントのあいだに手を入れ、自分の胸と股間をまさぐって自慰をしている。
もしかしたら、ユイナはずっとああやって自慰をしていたのかもしれない。
だけど、目の前の女たちの反応が激しすぎて、一郎はそれに気がつかなかったらしい。
マントは左右にはだけて、鞭痕だらけだけど、瑞々しそうな若いエルフ娘の褐色の美しい裸体がはっきりと見える。
「ちょっと悪戯してやるか」
一郎は粘性体を飛ばして、まずはユイナが股間に触れている手が肉芽の上から離れないようにしてやった。
「はっ、な、なに? なにっ?」
違和感に気がついたユイナがはっとしたように声をあげる。
そして、すぐに、手が股間から離れなくなったことに気がついて悲鳴をあげた。
一郎は笑った。
「あ、あんたの仕業──? ねえ、そうなんでしょう──? 変なことやめてよ──。ば、ばっかじゃないの──。これ、取ってよ──。外してったら」
ユイナが顔を真っ赤にして怒鳴り、必死になって、片手ではだけたマントを隠そうとしながら、くっついてしまった指を肉芽の上から動かそうとしている。
だが、一郎の粘性体が相手では、ユイナが魔道を駆使したところで不可能だ。しかも、ユイナは魔道封じの刻印を身体に刻まれている。いまのユイナは、ただの無力な娘にしか過ぎない。
まあ、魔道封じの刻印は、一郎がユイナを淫魔術で支配し直し、一郎が力を加えれば、瞬時に消滅するだろうが……。
「俺たちのセックスに当てられて、自慰をしてたんだろう? 遠慮せずに続けてくれよ」
一郎はユイナに近づいて言った。
実際には、一郎たちの狂態に興奮したのではなく、一郎の発した媚薬の香が原因とは思うが、それは教えない。
ユイナが、もともと上気していた顔をさらに真っ赤にした。
「だ、だって……。な、なんか知らないけど、おかしくなって……。そ、そんなことはいいじゃない──。ねえ、この指を外してって──。あんたがやったんでしょう。そのおかしな術で──」
ユイナが喚いた。
しかし、一郎が目の前に立ちはだかると、気後れしたように顔を引きつらせ、目を逸らす。
なにしろ、一郎は素っ裸だ。
股間では勃起したままの怒張がそそり勃っている。
ユイナが顔を真っ赤にして、開いていた脚を慌てるように閉じる。
もっとも、右手が股間に密着しているので、完全に閉じることはできない。
べっとりと濡れているエルフ娘の股間がしっかりと、一郎の視界に映っている
「いいものをつけてやるよ。別に自我を失わせるような品物じゃないから安心してくれ」
一郎は、さらに悪戯をしてやろうと考え、ユイナの首に亜空間から取り出した『絶頂封じの首輪』を嵌めた。
これを嵌めると、いくら快感がせりあがっても、最後の絶頂ができないのだ。
クグルスに手伝わせて作ったものであり、何十回も女たちに試したが、これを嵌められて性交をすると、どんな女でも苦悶にのたうち回るった。
一郎のお気に入りの悪戯具である。
「うわっ、なにすんのよ──」
ユイナが気がついて叫んだ。
慌てたように、自由になっている側の手で首輪を外そうとするが、もちろん、外れるわけがない。
「そんなに怯えるなよ、ユイナ。ただの絶頂封じの首輪だ。奴隷の首輪の類いじゃない。ただ、いくら自慰をしても、絶頂できないだけだ。だから、安心して自慰を続けろよ。手はそのままにしておいてやるからな」
「や、やっぱり、この手はお前の仕業ねえ──。ど、どっちも外してよ──。外さないとひどいからね──。しかも、立派な呪いの魔具じゃないのよおっ」
地面にしゃがんだままのユイナが喚き続ける。
ただ、それでいて、一郎に対して、少しばかり恐怖を抱いている素振りも示す。
どうやら、勝ち気で上から目線の態度は、一郎に対して気後れする感情の裏返しらしい。
「それよりも、一気に責め過ぎて、女たちが途中で倒れてしまったんだ。あいつらが回復するまで、ちょっと舐めて慰めてくれよ」
一郎はユイナの顔の前に、怒張を突きつけた。
ユイナの顔がますます真っ赤になる。
「じょ、冗談じゃ……」
ユイナは再び喚きかけたが、一郎はユイナが大きく口をあけたところを片手で顎を掴んで顎の骨を固定した。
そして、口を閉じられなくしてから男根を突っ込む。
「んあっ、んんっ」
びっくりしたユイナが叫ぼうとしたが、一郎の怒張で口を塞がれて声にならない。
すぐに、自由な側の手で一郎を押しどかそうとする。
しかし、一郎は粘性体を飛ばして、その手の動きを封じ、ユイナの胴体に適当に密着させた。
これで両手は封じた。
それでもユイナは、懸命に首を横に振って、一郎の男根を口の外に出そうとする。だが、しっかりと一郎が固定している。
また、顎の骨を押さえているので噛みつくことも不可能だ。
そんなことができるということに、自分でも驚いているが、やろうと思えばできたし、やる前から、なぜか自信もあった。
やっぱり、淫魔師の能力が完全に復活してきた感じだ。
「そんなに顔を動かすなよ。感じるじゃない……か。感じたら出すぞ」
一郎はからかった。
ユイナの顔が恐怖に包まれたようにとまる。
面白い娘だ。からかいようがある。
一郎はユイナの顔を固定したまま、男根でユイナの口を前後に蹂躙する。
小さなユイナの口は、犯すのにちょうどいい大きさだった。
なかなかに締めつけられて気持ちがいい。
「んんっ、んんっ」
ユイナの目からぼろぼろ涙がこぼれだす。
男根で喉を突かれる苦しさか、あるいは、人間族の男に口を犯されるおぞましさか……。
まあ、両方かもしれない。
だが、驚いたことに、ほんの少ししたら、今度は一転して、ユイナの方から積極的に舌を動かして一郎の一物を刺激し始めた。
決して、上手な技巧というわけじゃないが、一生懸命という感じだ。
いや、夢中という様子か……?
一郎はちょっと戸惑った。
「ああ、いい気持ちだ」
一郎はわざと大きな声で言った。
「んんっ、んっ、んっ、んんっ」
しかし、ユイナの表情に嫌悪の色はない。
むしろ、うっとりとしている?
淫魔術で覗いても、ユイナの身体はどんどんと欲情を昂ぶらせている。
一郎はユイナの口の中に、少し多めの先走りの精液を流し込んだ。
それを怒張の先で押すように、喉の奥に流し飲ませる。
ユイナとの淫魔の縛りが復活し、はっきりと性奴隷の刻みをユイナに刻み込むことに成功した。
もともと、ずっと以前に褐色エルフの里から出るとき、一郎を窮地に陥れた代償に、徹底的に犯して淫魔の力を注ぎ込んでいた。
その気がなかったので、ステータスでは淫魔術の支配が凍結状態になっていたが、凍結解除のためにはこれで十分だ。
ユイナは支配状態になった。
完全に性奴隷の縛りが成立する。
「んあっ、ああ……」
ユイナの抵抗が一気に弱くなり、脱力して全身からすっと力が抜けるのがわかった。
眼も虚ろになる。半催眠状態というところだろう。
一郎は、顎を押さえていた手を離す。
もう噛み千切られる心配はない。
今度はゆっくりと動かす。
「舌を動かせよ。気持ちよくしてみろ」
一郎はユイナに命令した。
ユイナは嫌悪の素振りを見せることなく、むしろ、一郎に命令されて嬉しそうに欲情した顔になった。
まさに、一郎の淫魔の力だ。だが、実際のところ、無理矢理にフェラをさせたとき、すぐに抵抗しなくなっていた気もする?
まあいいか……。
とにかく、目を蕩かせたユイナの舌が口の中で動き出し、一郎の怒張にまとわりつっく。
まるで操られているかのようだが、淫魔術を刻んだだけで、まだ操心のようなことはしていない。
ただ、ユイナの中にある一郎に対する抵抗心が薄れて、そのため、もともと充満していた性的興奮が表に出てきただけだ。
「こっちの手は自由にしてやろう。自分で乳房を揉めよ。股間の手も動かせ。自慰をしな。俺に口を犯されながらね」
一郎はそう言って、胴体に適当に密着させていた手を自由にする。
ユイナはすぐにマントの下に手を入れて、乳房を揉みだした。
股間の手も激しく動き出す。
「そうだ。いい子だ。そのまま、絶頂するまでいじくるんだ……」
一郎はさらに精液を出して、ユイナの身体に注ぐ。
今度はかなり強めの媚薬の成分を加えた。
「んはっ、んんん」
精を注がれたことよりも、強力な淫気を注入されたことによる快感の暴走だ。
もっとも、ユイナは、さっき嵌めた首輪のために絶頂することはできない。
しかし、もう忘れているらしく、ユイナが自分を慰める手はかなり激しい。
すでに、興奮状態だ。
「んあああ、んんっ、んんんっ」
たちまちにユイナの顔も裸体も真っ赤に充血して、脂汗のようなものが流れ出した。
一郎はほくそ笑んだ。
「ユイナ、胸はもういい。人差し指をお尻の穴に付け根まで挿入するんだ。潤滑油をまぶしてやった。なんの抵抗もなく入るはずだ」
「んああ、ああっ」
ユイナはほとんど意識した様子もなく、一郎に言われるまま、手をお尻側に持っていく。
そして、腰を浮かせて、ゆっくりと挿入する仕草をする。
そのあいだも、いまは夢中になったように一郎の怒張をしゃぶりまくっている。
そのとき、一郎の耳元で、またクグルスが含み笑いをした。
「こいつやっぱり、淫乱だよ……。ご主人様も大して操ってないよね……。それなのに、必死になってご主人様の性器を舐めているよ。あれは夢中になってんだね。完全な“まぞ”さ。淫乱さも、とびきりだし、ご主人様の性奴に相応しいね。ぼくも淫気のお裾分けが美味しいよ」
クグルスがささやいた。
一郎も微笑んだ。
「ユイナ、また出すぞ。全部飲めよ」
一郎はそう言ってから、おもむろにユイナの口の中で射精をした。
今度もかなりの媚薬成分を足している。
飲み干してしまえば、身体の激しい疼きがしばらくとまらなくなるはずだ。
「んなああ」
ユイナがおかしな声をあげて、身体をぶるぶると震わせた。
一郎に口の中を汚されて、絶頂とよく似た愉悦の激情に包まれてしまったようだ。
それでも、絞り出すようにしながら、よがり声のようなものをあげて、なおも怒張を舐め続ける。
そのとき、エリカたちが身じろぎをして身体を起こす気配を示しだした。
そろそろか……? いや、もう少しか……。
一郎は、ユイナの口から怒張を抜く。
「ふえっ? えっ、なに? なにがあったの?」
一瞬、ユイナが呆けた声を発する。
「じゃあ、続きは俺たちのセックスを眺めながら自慰をしてくれ。お尻と股の指は外れないようにしてやるから、やり放題だぞ」
一郎はからかった。
クグルスが爆笑している。
「やっぱり、ご主人様は鬼畜だよ。その鬼畜が戻ったということは、ご主人様が復活したということさ。もう大丈夫だよ」
クグルスが笑いながら言った。
「なっ、なにこれ──? ええええ──。ね、ねえ、指が……指が離れない──。外れない──ああっ、なによ、これはああ──」
我に返ったユイナが手を抜こうとする。
だが、さっき口にさせられた媚薬が効果を現し、ちょっと動かしただけで感じてしまうのか、甘い声まで迸らせている。
「んはあああっ」
ユイナが指を前後の穴に挿入したまま、全身を弓なりにして震える。
媚薬のせいもあり、かなりの快感を爆発させたと思うが、一郎の悪戯による首輪のために、絶頂だけはできない。
ただ、絶頂寸前のもどかしい状態のまま引き留められるだけだ。
苦しいのは、これからが本番だろう。
まあ、これくらいの仕返しがなければ、溜飲はさがらない。
いまでも、シャングリアとマーズは、亜空間の中で、事実上の仮死状態のままで隔離しているのだ。
仕返しとしては、許される範囲だろう。
「丸一日、まったく手を動かさなければ、手は外れる。そうしておいた。まあ、頑張れよ。絶頂封じの首輪は、俺が手を出さないと外れないけどな。外してもらいたくなったら、俺の足を舐めに来い」
ただ、あれだけ媚薬でただれた状態になっているいまの身体で、一番感じるクリトリスとお尻の穴に手を当てて、ずっと動かさないでいるというのも不可能なんじゃないだろうか。
しかも絶頂もできないので、どんどんど性に対する焦燥感と飢餓感が増大され続けるのだ。
あのまま、放っておいて、どうなるのか見物だな。
一郎は思った。
それにしても、本当に、ユイナのように、とことん苛め抜いても心が痛まない相手というのは貴重だ。
これほどまでに、鬼畜をぶつけることのできる相手というのはいない。
一郎にとっては、心の底から無遠慮に性欲を発散できる相手だと思った。
また、こんな風に、性欲剥き出しの思考ができるというのも、クグルスの言うとおり、一郎自身の淫魔師の能力が復活した証拠かもしれない。
「な、な、なんですって──。この性悪男──」
一方で、ユイナは一郎の背中に向かって、大きな声で悪態をついてきた。
だが、さっそく苦しそうに悶えだした。
とりあえず、淫魔術でユイナの全身の鞭痕を跡形もなく消滅させた。
うん──。
やっぱり、問題ない。
とにかく、淫魔師も、スケベ心も、鬼畜も、全部完全復活だ──。
一郎は自信を持った。
そして、ふと気まぐれで、ユイナの処女膜や膣の状態を誰にも凌辱されていない状態に復活させた。
この娘には後で破瓜の痛みも、しっかりと味わわせる。
まあ、それにしても、このユイナ相手だと、いくらでも平気でいじめ抜きたくなる衝動に襲われるから不思議だ。
本来であれば、生意気でも、かなり歳下なのだから、多少は加減してもいいとも思うのだが……。
だが、まったくもって、そうは思わない。
「なにか言ったか、ユイナ。言っておくけど、そろそろ下手に出た方がいいぞ。お前が知ってる通りに、俺は淫魔師だ。だから、こういうこともできるぞ」
一郎はユイナの指を密着させるために使っているクリトリスに貼りついている潤滑油を振動させてみた。
やっぱり、淫魔術が完全復活だ。
いや、意識して充満している分だけ、むしろ調子がいいかもしれない。
事、情事に関する限り、大抵のことは自由自在にできる気がする。
「ああ、あああ、いやっ、な、なに、いやあああ」
肉芽を覆っている潤滑油がユイナの指ごと激しく振動を開始したことにより、ユイナが悲鳴をあげて身体をがくがくと震わせだす。
「いい気持ちだろう? どうだ?」
一郎は腰骨が砕けんばかりに震わせて、切ない声をあげるユイナを見下ろした。
「い、いやあ、こ、この鬼畜──。あ、ああ、ふ、ふざけないで……。ああ、とめて、とめてったらあ」
ユイナが全身を真っ赤にして悶えさせながら、一郎を睨みつける。だが、すぐに全身で暴れまくる快感に負けて、大きく顎を突き出す仕草をした。
まあ、普通ならこれだけ媚薬に欲情させられ、こんな刺激を加えられれば、一度くらいは達してもいいくらいだ。
しかし、いまのユイナは首輪を外さないと絶頂できない。
というよりも、絶頂するほどの反応を示してしまえば、それが発散することなく、ぎりぎりのところでとどまり続けるので、大変な性の苦悶を味わうことだろう。
いまもそうだろう。
「とめて欲しかったら、俺をもう一度満足させな」
一郎は勃起している男根をユイナの顔の前に突き出した。
さっきは、淫魔術で抵抗意思を喪失させた一種の半催眠状態でフェラをさせたが、今度はユイナ自身の意思でさせてみようと考えたのだ。
拒否するならすればいいし、一郎としてはどっちでもいい。
拒めば、振動をしばらくとめないだけのことである。
「こ、この……き、鬼畜……。だ、だったら、く、首輪外して……。手も……」
「ああ、じゃあ、わかった。その代わりに、精液を全部飲め。ひと滴も残さずに飲み込んだから、全部開放してやろう」
一郎はうそぶいた。
ユイナは口惜しそうに歯ぎしりしたが、意外なことにすぐに一郎の怒張を口に含んだ。
唇を開いて亀頭部を包む。
「おっ、いいな。なかなかだ」
ユイナの舌がねっとりと一郎の肉棒の先に絡みつく。
始まると、さっきと同じように、ユイナの顔から抵抗の色が消えていった。
舐めるのをやめることなく、一心不乱に一郎の性器を舐めては、先っぽを吸いあげたりしてくる。
このまま、ずっとやらせてもいいが、股間の刺激に一生懸命に耐えながら、懸命に肉棒を舐めあげるユイナの姿に満足して、精を放つことにした。
「いくぞ。全部飲めよ。成功したら淫具も手も外してやる」
一郎はユイナの頭を押さえて、顔を勝手に動かせないようにしてから、すっと怒張を抜いて、精をユイナの顔に目掛けて射精した。
「うわっ、な、なにっ、ひいっ」
ユイナの顔面に白濁液がまともにかかる。
目鼻の周りにべっとりと一郎の精液がかかって汚れた。
ユイナは完全に呆気に取られていたが、すぐにやられた仕打ちに気がついて、顔を真っ赤にした。
「ふ、ふざけないでよ──。な、な、なんのつもりよおお──」
ユイナは叫ぶが、両手は股間と尻穴にくっついたままだ。
顔にかかった精液をぬぐうことさえできない。
「残念ながら、かなり残したな。おまけして振動だけはとめてやるよ」
一郎は大笑いした。
ユイナがますます怒りで顔を赤くする。
そして、白濁液で汚れた顔を一郎に向ける。
「じょ、冗談じゃ……。ま、待って──。ちゃ、ちゃんとやったじゃないのよ──。こ、これ外しなさいよ。呪いの首輪もよ──。約束じゃないのよお」
ユイナが涙目で一郎に向かって声をあげる。
だが、一郎はわざとらしく、大袈裟に肩をすくめて見せた。
「約束は全部飲んだらだろう。とにかく、外して欲しければ、みんなの前で土下座と足舐めだ。じゃあ、しばらく自慰でもしてなよ」
「こ、この鬼畜男──。あほおお──。くず男──。嘘つき──」
ユイナが怒鳴った。
一郎はさらに笑い声をあげてしまった。
その横ではクグルスも一緒になって笑っている。
ユイナがますます真っ赤になる。
実に愉しい。
一郎はユイナをそのままにして、エリカたちのところに戻った。
エリカたちが本格的に覚醒しそうになったからだ。
さて、じゃあ、本番だ。