※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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456 白痴オークとの激闘

 全身に衝撃が走った。

 目の前が暗くなる。

 なにか温かいものが身体を包んだのがわかった。

 

「ロウ様──」

 

 エリカの悲鳴が耳に入ってきた。

 遠くなりかけていた意識が戻る。

 

「ブルイネン――?」

 

 声をあげた。

 一郎を抱えるように抱き締めている。

 しかし、ブルイネンには意識がない。

 頭の横から血が流れている。

 

 なにが起きたかわからなかったが、突進しながら打ち込まれた魔道の衝撃波に、身体を弾き飛ばされたのだとわかった。

 地面を二転三転と転がりながら、背中を小さな岩に叩きつけられたのだと思うが、咄嗟にブルイネンが一郎を抱えたのだ。

 だから、ブルイネンが傷つき、一郎は軽傷で済んだのだろう。

 しかし、ブルイネンは頭を強く岩に打ったみたいだ。

 

「ブルイネン、しっかりしろ――」

 

 隷属の女を癒せる淫魔術を遣って、ブルイネンの傷を治療する。

 負傷は癒えたが、ブルイネンは倒れたままだ。

 一郎は、ブルイネンをその場に横たわらせて、立ちあがった。

 

「ああ、ごめんなさい――」

 

 ミウが泣きそうな顔で走ってくる。

 スクルドから一郎のガードを託されていたミウだったが、オークに弾き飛ばされたスクルドを守ろうとして、一郎の守りに隙を作ってしまったのだ。

 それがわかっていて、半泣きなのだろう。

 

「気にするな、ミウ。それよりも、こっちを頼む」

 

「はい」

 

 ミウが来て、一郎に治療術をかけた。ちょっと痛みのあった場所が癒えていく。

 もともと、岩に打ちつけられたときの怪我は、一郎に備わる「ユグドラの癒し」が急速回復してくれていたのだが、一郎はミウに礼を言った。

 

 周りを見る。

 足元のブルイネンを除けば、突き飛ばされたりした者も立ちあがっている。

 離れてはいるが、スクルドも足元が怪しいものの健在だ。

 

「ロウ様になにするのよ──」

 

 すると、エリカの絶叫──。

 見る。

 剣を抜いている。

 

 いかん──。

 

 エリカは憤怒で我を忘れている。

 ガドニエルを斬りつける気だ。

 さすがはガドニエルだけあり、魔道の衝撃は強いが、所詮はオーク族だ──。

 集中力もなく、魔道波は練られたものじゃなく、着地点で発散気味だ。

 さもなければ、直撃を受けた一郎たちが生きていられるわけがない。

 また、動きそのものは、力が強いだけで、どう見ても鈍い。

 エリカが本気になれば、瞬殺してしまうかもしれない。

 

「やめろ──。ガドニエル様だぞ──」

 

 一郎は起きあがりながら叫んだ。

 オークと対面して、いまにも、腕でも斬り落とさんばかりのエリカの剣が一瞬、躊躇したのがわかった。

 

「きゃあああ」

 

 次の瞬間、棍棒のようなオークの腕がエリカの頭を振り抜き、エリカが吹っ飛ばされた。

 

「エリカ──」

 

 一郎は叫んで、駆け寄ろうとした。

 

「あっ、ロウ様――」

 

 置いていかれたかたちになったミウが背中から叫んだ。

 だが、無視する。

 エリカが危ないのだ――。

 

「駄目です──。危険です」

 

 その行く手の途中でさっと、横からやってきた女の身体が阻んだ。

 コゼだ。

 

「やめなさい――」

 

 一方で、別の角度から魔道が放たれて、雌オークの足元に小さな衝撃波が飛んだ。

 スクルドだ。

 倒したエリカをそのまま踏みつけんばかりに突進しかけていたのだ。

 威嚇に怒った雌オークが、一転して、再びスクルドに突進している。

 だが、スクルドの前には誰も援護がない。

 

「ガアアアアアアア──」

 

 雄叫び──。

 見た。

 オークのガドニエルは、あの叫び声で魔道を放つための魔力を溜めるのだ。

 スクルドが自分の身体の前に、魔道の防御壁を張るのがわかる。

 

「きゃああああ」

 

 しかし、ガドニエルの衝撃波がスクルドの魔道壁をぶち破り、ほとんど同時に飛び込んできたガドニエルの膝がスクルドの腹に炸裂する。

 スクルドがぶっ飛ぶ。

 

「スクルド」

 

 叫んだ。

 イットがオークの前に出る。身体を屈めて、片足に体当たりして倒した。

 なんとか、足止めをした。

 そのまま、イットが離れる。

 たったいま、イットがいた場所に、オークの拳が炸裂した。

 地面に穴ができている。

 なんという怪力だ。

 オークが立ちあがった。

 

「ミウ、こっちはいい――。スクルドを――」

 

 一郎を守っているコゼの指示により、ミウがスクルドに走っていく。

 今度はスクルドは倒れたままだ。

 ミウが治療を開始したのがわかった。

 

 だめだ──。

 このままじゃあ、歯が立たない。

 せめて、動きをとめない限りは、やりようがない。

 

 一郎は粘性体を飛ばして、再びガドニエルの足元を地面に貼り付けさせた。

 イットを追いかけようとしていたガドニエルが、足を取られて再び倒れる。

 そのまま、さらに粘性体を飛ばして、倒れたガドニエルに二重三重に上から粘性体をかけていく。

 

「大丈夫か、みんな? とにかく、集まれ――」

 

 その隙に、淫魔術を飛ばして、エリカの治療をする。

 すでにふらふらだが大丈夫のようだ。

 一郎のところに寄って来る。

 

「ロ、ロウ様……」

 

 ブルイネンだ。こっちも意識が戻ったようだ。

 

「ご主人様……」

 

「ロウ様」

 

「ご主人様」

 

 イットも来た。ミウとスクルドもだ。

 全員、問題ない。

 

「魔道馬鹿のあんたが、魔道で負けるとはねえ。さすがは、エルフ女王ってこと?」

 

 コゼがスクルドに軽口を言った。

 

「面目ありません」

 

 スクルドはにこにこしている。

 大丈夫だな。

 一郎はほっとした。

 

「で、でも、本当に、あれがガドニエル様ですか──?」

 

 ブルイネンは、まだ半信半疑だ。

 まあ、無理もない。

 一郎も、ここまで魔物そのものとは思わなかった。

 

「間違いない……。だけど、作戦変更だ。とりあえず動きをとめる。話し合いは不可能のようだ」

 

 一郎は言った。

 そのとき、粘性体の中でもがいていたガドニエルが、吠えるような雄叫びをあげるのが聞こえた。

 

「来るぞ」

 

 粘性体が魔道波で弾け飛んで消滅する。

 怒りに震える醜悪なオーク姿のガドニエルがこっちを睨んで、またもや雄叫びをする。

 

「伏せろ──」

 

 叫んだ。

 次は衝撃波だ。

 強力な衝撃波とそれに合わせた突進が、オークのガドニエルの攻撃パターンだ。

 単純だが、勢いはすさまじい。

 

「しゃあああ──」

 

 全身が地面に伏せたが、イットだけはオークに向かって駆け進む。

 

「ガアアアア」

 

 ガドニエルの衝撃波──。

 

「イット──」

 

 一郎は名を叫んだが、衝撃波の直撃を受けながら、イットはそのまま素通りした。

 

 そうか……

 

 イットには魔道は効かない。

 衝撃波も魔道だ。

 イットはそれを受けないでいられるのか。

 そう思ったときには、イットの飛び膝蹴りがオークの顔面に炸裂した。

 

「ヒガアアアッ」

 

 ガドニエルの巨体が音を立てて倒れる。

 

「一度下がれ、イット──。スクルド、足元だ。起きあがる雌オークの足元に落とし穴を作れ。腰の下までの深さでいい――」

 

 一郎は大声をあげた。

 戦うと決めた瞬間、一郎の眼に、青いもやのような薄い光がガドニエルの足元にうつったのだ。これも魔眼能力のひとつであり、一郎には戦う相手の弱点のようなものがぼんやりと青い光でわかるのだ。

 予知のようなものではなく、勘を根拠にするものらしいが、かなり重宝している。

 

「ガアアア──」

 

 怒っているガドニエルが吠えた。

 起きあがる。

 

「いまだ──」

 

「はい」

 

 一郎の合図でスクルドが土魔道を飛ばす。

 ガドニエルの身体の下に穴が開き、ガドニエルの両脚が落ちた。すぐに一郎は穴の下に粘性体を発生させる。

 

「ンガアア」

 

 腿から下を地面に落としたガドニエルが体勢を崩して、悲鳴のような声をあげる。

 

「埋めろ」

 

 一郎はスクルドに指示した。

 たったいまガドニエルを落とした穴が、魔道で元に戻る。

 ガドニエルの腿から下を埋めたまま……。

 

「ガアアアアアア──」

 

 必死にもがいているガドニエルがまた雄叫びをした。

 魔道で脱しようとしているのだ。

 

「ミウ、局部に電撃でも飛ばしてやれ」

 

「えっ?」

 

 ミウが躊躇するような仕草をしたが、一瞬だけだ。

 すぐに剥き出しの雌オークの股間に光線が飛んだ。

 そして、さすがに魔道は中断され、雌オークの衝撃波も、また、埋もれた地面を飛ばす魔道も発生されなかった。

 

「ヒンギイイイィィ」

 

 雌オークが股間を両手で押さえて倒れる。もっとも、腿から下を地面に埋められているので、完全は倒れない。

 一郎は粘性体を飛ばして、ガドニエルの両肘から先を包み、さらに粘性体でそれを繋いで、強引に両手を背中側に持っていき固定してやった。

 

「やれやれだな。じゃあ、ミウ、エリカ、ブルイネン、三人でよく見ていろ。雌オークが魔道を放ちそうになったら、また局部でも乳房でも死なない程度の電撃を送り込め」

 

 一郎は息を吐いた。

 もう、“ガドニエル様”と敬称を付ける気にもなれない。

 これは、ただの魔物だ。

 しかも、見境なく戦うだけの低能だ。

 

「ミウ、あいつが吠えそうになったら股間に電撃だ。あれは、衝撃波を出す前に、大きく息を吸い込む」

 

「はいっ」

 

 ミウが緊張した様子ながら頷く。

 その直後、オークがすっと息を飲んだのがわかった。

 

「ヒギャアアアアッ」

 

 オークが哀れそうな鳴き声をして、身体をふたつに折った。

 腕を拘束している粘性体も外れてない。

 これなら、いけるか……。

 

「ミウ、その調子で頼む」

 

「あ、危ないですよ、ご主人様」

 

 一郎がガドニエルに近づこうとしているのに気がついて、コゼが声をあげた。

 

「ロウ様――」

 

 エリカも気がついて、それを阻む仕草をする。

 

「大丈夫だよ。それに近づかないと、解呪はできないじゃないか。まあ、あの体勢なら大丈夫だろう。後ろからやれるさ」

 

 一郎は嘯いた。

 

「解呪って……。あれと……するんですか……?」

 

 コゼも解呪と一郎が言ったら、なにをするのかは知っている。

 醜悪そのものの雌オークの姿に、コゼも引きつったような顔になっている。

 

「なんて顔だよ。やるのは俺だぞ」

 

 一郎は苦笑した。

 そのまま、ガドニエルに近づく。コゼに加えて、エリカも慌てたように横に付く。

 一方で、ミウの前にはスクルドがついた。そっちには、イットとブルイネンが残る。

 

 近づく途中で、またもやガドニエルの絶叫が起きた。

 ミウが三度目の電撃を股間に送り込んだのだ。

 ガドニエルの魔道が放たれそうになったのだろう。

 悲鳴をあげてもがいているガドニエルの眼から、苦痛の涙がぼろぼろとこぼれだすのが見えた。

 

「さてと……」

 

 一郎は腿から下を地面に埋められているガドニエルの後ろに立った。

 両脇には、一郎を防護するために、コゼとエリカがぴったりとくっついている。

 魔道遣いのミウとスクルドは、ガドニエルの前から、いつでも電撃を飛ばせる態勢だ。

 ふたりとも魔道遣いとしては超一流だ。

 ミウには、ガドニエルの魔道封じに専念させ、スクルドには補助を含めて、全般を見させる。

 ブルイネンも魔道を遣えるし、ガドニエルの抵抗を阻止する態勢としては十分と思う。

 オーク・シャーマン程度の魔物では、それが魔道を発生させるために、魔力を集めだした瞬間に、それに先じて攻撃することができるはずだ。

 魔力が発揮できないのだから、粘性体の拘束も解けない――。

 

 さて……。

 ここまで大変だった。

 

 だが、これからだな。

 これからも大変だ。

 

 これを相手に勃つかな?

 

「ブルイネン、仕方ない。話し合う余地も、納得してもらうことも不可能だ。強引にいくよ」

 

 いまからやろうとするのは、ガドニエルを一郎の性で支配して、パリスの呪術を除去して、魔物化した身体と心を元に戻そうという行為だ。

 それそのものは、ガドニエルに精を放つことさえできれば、可能だという気はしている。

 ただ、それは、エルフ族の女王たる最高位貴族のガドニエルを犯すという行為であり、下手をすると全エルフ族を敵にしそうな気もするし、できればガドニエルとは、話し合いをして、この方法しかないことを理解してもらうつもりだった。

 雌オークに成り果てているとはいえ、こうやってレイプまがいをするつもりはなかったのだ。

 

「は、はい……。だ、だけど、なにを……?」

 

 ブルイネンは理解してないようだ。

 まあいい。

 見ていればわかるし、驚いてとめるようなら、ブルイネンの感情を操作して、とりあえず大人しくさせてもいい。

 ほかの女は、エルフ族のエリカも含めて、わかっているから文句は言わないだろう。

 

 一郎はさらにガドニエルに寄った。

 なにも身につけていないので、尻が剥き出しだ。性器もだ。

 しかし、なんという悪臭だろう。おそらく、身体なんか一度も洗ってないに違いない。

 

 一郎はスクルドに声をかけて、目の前の魔物に洗浄魔道をかけてもらう。

 それでいくらか、ましになる。

 

 魔物のガドニエルは、周りを囲んでいる一郎たちを威嚇するように、凶暴な表情を向けて吠えたり、胴体で体当たりのような仕草をするが、女たちも当たるような距離にはいないし、ガドニエルも下手に魔道を放とうとしたりすると、股間に電撃を浴びせられるのをわかっているので、それは躊躇してる感じだ。

 ガドニエルと女たちが睨み合いのようになっている。

 

 その間に、一郎は亜空間から、一番頑丈な金属の枷を取り出して、粘性体で拘束しているガドニエルの手首と二の腕に嵌めた。これで魔道でも簡単には外れないはずだ。

 なんとか、拘束を完成したところで、一郎は、雌オークの後ろから、すっと手を出して雌オークの剥き出しの乳房をすっと撫ぜる。

 

「ギャオオッ?」

 

 雌オークがびっくりしたような奇声をあげるとともに、身体を捩じるようにくねらせる。

 醜悪な外見のわりには、女らしい仕草だ。

 これなら、大丈夫かも……。

 ちょっと思った。

 

「それにしても、魔物になったくせに、敏感な身体だな。そうやって反応されると、その姿でも興奮してくるよ」

 

 この世界でも、雌オークを強姦した人間族は、これが初めてだろなと心で苦笑しながら、一郎は、ガドニエルの後ろから、再び剥き出しの胸に後ろから両手を伸ばした。

 

「ンギャッ? ンギャアア──」

 

 一郎が背後から乳房を掴んで、乳首を掴んでゆっくりと揉み始めると、雌オークははっきりと狼狽の様子を示し始めた。

 そして、なにをされようとしているのわかったのか、胴体を激しく動かしだして抵抗の兆しを示しだす。

 

「大人しくしろよ。その代わり、気持ちよくしてやるからな」

 

 すかさず、粘性体を肩、胴体、首と次々に飛ばす。紐状にして雌オークを上半身を地面に貼りつけるように倒して動けなくしてやる。

 つくづく、便利な能力だ。

 レイプに向いている。

 

 これで、さすがに雌オークもほとんど身動きできなくなった。

 一郎は片手でズボンと下着を膝まで降ろし、膝立ちで雌オークに後ろから抱きつく体勢になった。

 淫魔術を駆使して、一物を無理矢理に勃起させる。

 一郎の怒張が雌オークの地面に埋めて開いている脚の付け根に入るかたちになる。

 

 位置的には大丈夫だ……。

 ガドニエルの成れの果てである雌オークは巨体なので、高さ的にもちょうどいい。

 

「ンギャアアアアア──」

 

 俯かされている雌オークが苦しそうな恰好のまま咆哮した。

 魔道を放とうと、魔力を集めているのだ。

 

「ご主人様──」

「ロウ様、離れて──」

 

 周りで見守っている女たちが一斉に警告の声をあげた。

 ミウも電撃を放つ体勢をとる。

 しかし、一郎が密着した状態では、電撃が一郎にも伝わることになるため打てない。

 

「問題ない。もう、俺に任せてくれ──。ところで、これはレイプじゃないぞ。治療だからな、ブルイネン。正気に戻ったガドニエル様にちゃんと言い訳をしてくれよ。思い出して、俺を八つ裂きにしないようにな」

 

 一郎はちょっとお道化て言った。

 よく考えたら、人間の男が雌オークを犯そうとしていることも大変だが、エルフ族の最上位の女王をレイプするのも、大きな罪だろう。

 覚えていないといいが……。

 

 一郎はぎゅと掴んでいた乳首を力一杯に握りしめ、ぐちゃぐちゃと揉み始めた。

 

「アギャアアア?」

 

 雌オークの身体がかっと熱くなり、暴れる兆しを示した。

 息を大きく吸い込む動作も……。

 

「ロウ様――」

「ご主人様――」

 

 ミウとスクルドの悲鳴―― 。

 ふたりに大丈夫と手で制する。

 この代わりに、ぎゅっと同時に乳首をつねりあげた。

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