【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
天井から両手を束ねて宙吊りにしているニーナが両腿を擦りつけながらのたうちまわっていた。
「か、痒い──。た、助けてください──ひぐううっ──」
脂汗まみれのニーナは必死の声で喚いている。
ドルニカは、可愛い女奴隷のニーナの悶え泣きに心からの満足を覚えながら、立ちあがって、痒みの苦しみに歪んでいるニーナの顔を覗き込んだ。
「そんなに痒いの? ほほほ、お前がねだるからドラクスの薬を股とお尻に塗ってあげただけじゃないのよ。もっとも、今日の薬からドラクスの薬のほかに、強烈な痒み剤も混ぜてあげたんだけどね」
ドルニカは笑った。
ニーナは必死になって脚を擦り合わせて痒いと泣き叫んでいる。
「……今日からはもっと愉しくなるわね、ニーナ。ドラクスの薬切れに苦しむか、それとも、ドラクスの薬に混ぜてある痒み剤に苦しむかのどちらかしかないんだから……。しばらく、その発狂するような痒みを味わいなさい──。ブルドから連絡があったのよ。もうすぐ、お前の想い人がやってくるわ。そうしたら、お前の痒い場所を快くまでひっかいてあげるわ」
すると、ニーナがすすり泣きのような声を一瞬止めて、眼を大きく見開いた。
「ど、どういうことですか、ドルニカ様? ま、まさか、トーイを……?」
ニーナが恐怖に包まれたような顔になった。
本当にぞくぞくずる。
この女奴隷をいたぶればいたぶるほど、愉悦を感じる自分がいる。
どうやったら、自分を裏切った歌姫をもっと苦しめることができるか?
どうやったら、この女を不幸のどん底に突き落とすことができるか?
どうやったら、ニーナの顔を屈辱と痴情で歪められるか?
それを考えると、本当に心にうずうずとした悦びが走るのだ。
「あの男は生意気にも、お前をわたしから奪い返そうと、いろいろと動いていたのよ。それで見せしめに捕えて、ここでお前もろとも性奴隷にすることにしたわ。嬉しいでしょう? お前が好きな男と今夜から一緒に調教を受けられるのよ」
ドルニカは笑った。
ニーナが大きな悲鳴をあげた。
「そ、そんな約束が違います──。ああ──。ト、トーイには手を出さないって、や、約束したじゃないですか──お願いです。トーイにはなにもしないで──」
ニーナが絶叫した。
そのあいだも、ニーナの脚は狂ったようにに擦り合わせ続けられている。
少しもじっとしていられないのだろう。
無理もない。
強烈な痒み剤だ。
それをドラクスの薬に混ぜてやったのだ。
いまは、まだ理性が働いているが、しばらくすれば、あまりの痒さになにもかもわからなくなるはずだ。
しかし、それでは面白くない。
ドルニカは痒みが少し癒えるように、指をニーナの尻に挿入してやった。ニーナが奇声をあげながら、凄まじい勢いで腰を動かしだす。
「もっと、腰を振りなさい。気持ちいいでしょう? そうやって淫らに指で尻をほじられているところを恋人に見せてあげなさい。ほほほ……」
ドルニカは笑った。
「い、嫌です──。こ、こんなところをトーイには見せないで──」
ニーナが叫んだ。
「あっ、そう──。だったら、なにもしてやらないわ。そうやって腰を振りながら、死ぬような痒みを朝まで我慢するのね。そのくらい時間が経てば、痒みもなくなるわ。もっとも、その頃には、またドラクスの薬切れの苦しみがやってくると思うけどね。そのときには、痒み剤入りのドラクスの薬を塗るのか、それとも、そのままでいるのか選ばせてあげるわ。いずれにしても、トーイはもうすぐここに来るわ」
ドルニカは笑った。
痒みをほぐす手段だったドルニカの指を尻穴から抜かれたニーナが悲痛な声をあげる。
それが想い人のトーイがさらわれてくることに対する悲しみの声なのか、それとも、痒みに狂う呻きなのかはわからない。
おそらく、両方なのだろう。
このニーナを恋人の目の前で男奴隷たちに犯させるつもりだ。しかも、痒みに狂って、それを自分からねだらせる。
その光景を恋人のトーイも男奴隷に尻を犯させながら見せるのだ。
ふたりがどんな顔で泣くか、いまでも愉しみだ。
自分の思いつきに満足して笑いが込みあがってきた。
ドルニカは、痒みの苦痛で悶え狂うニーナのそばから離れて、その姿を長椅子に腰かけて見物する態勢に戻った。
横の台に手を伸ばす。
だが、グラスの葡萄酒が空になっていた。
そういえば、さっき酒を持ってくるように命じたのを思い出した。ところが、その侍女が戻ってきていない。
それを思い出した。
ドルニカは苛立ちに舌打ちすると、もう一度鈴を鳴らした。
だが、いつもなら間髪入れずに登場するはずの侍女たちの誰もやってこない。
ドルニカは首を傾げた。
そのとき、扉がいきなり開いた。
入ってきたのはブルドだった。
トーイを後ろに連れている。それをふたりの手の者に連行させてきたようだ。手の者は、ひとりは男でひとりは女だ。
手の者については、見覚えがない。ふたりとも人間族で男は三十歳すぎで、女は小柄で若い。
「ト、トーイ──。ああ、わたしを見ないで──トーイ──ああ、お願いです──トーイをここから出して──なんでもいたします──だから、トーイは許してあげて──」
ニーナが叫んだ。
「大丈夫だ、ニーナ。助けにきたんだ──」
トーイが脱兎のごとくニーナに向かって駆けた。
そして、宙吊りになっているニーナの裸身をがっしりと抱いて支えるようにした。
ドルニカは呆気にとられた。
「な、なにを勝手なことを──。ブルド、なぜ、拘束していないのよ──」
ドルニカは大声をあげて立ちあがった。
「ブルド、ニーナの拘束を解け。すぐにだ」
そのとき、ブルドの連れていた手の者のうち、男の部下が口を開いた。
「は、はい……、ご、ご主人様……。その代わり……」
ブルドが走っていく。
ドルニカのことは完全に無視だ。
結局、ブルドはドルニカに断りもなく、壁の操作具でニーナを吊っている鎖を床におろしてしまった。
床におろされたニーナはトーイに抱きしめられている。
ドルニカは目の前で起きていることが信じられないでいた。
ニーナも突然のことに驚きを隠せないようだが、ドルニカはそれ以上だ。
なぜ、ブルドが──?
「ご主人様、ニーナの枷の鍵は、その女が身に着けているはずです」
ブルドがさっきの男の部下に言った。
ドルニカは混乱した。
ご主人様──?
部下ではないのか──?
しかも、これはどういう状況なのか?
「わかった、ブルド──。それよりも、トーイさん、ニーナさんは痒み剤を塗られて苦しんでいるようです。そこでとりあえず抱いてあげてはどうです? 俺たちに遠慮はいりません……。隣室でふたりだけで抱き合わせてあげたいのですが、ニーナさんにも、この伯爵夫人への仕返しを見物させてあげたいのですよ」
男が言った。
「ニーナ、大丈夫か? なにも考えるな。俺が悪かったんだ。マイムに帰ろう。俺の嫁になってくれ。そして、宿屋で唄を歌って欲しい。結婚しよう。この数日のことは忘れよう」
トーイが言った。
ニーナは泣きながら拒絶の言葉を発したが、トーイがそれを妨げるように、ニーナの股間を手で弄り始めると、激しく悶え出した。ニーナはトーイにもう自分は戻れないから帰ってくれと訴えつつ、一方でトーイの指で股間の痒みを癒されて愉悦の声をあげている。
そして、すぐにニーナが発するのは、快感による嬌声だけになった。
ドルニカは我に返った。
「ブ、ブルド、説明をしなさい──。これはどういうことよ──? まさか、裏切ったの?」
ドルニカは金切声をあげた。
「ブルドはこっちに来い。奉仕しろ。うまくできれば、小便を飲ませてやる。それでいまの苦しさはなくなるはずだ」
男がこっちやってきた。
ドルニカは咄嗟に逃げたが、男はさっきまでドルニカが立っている場所の後ろにある長椅子に腰をおろしただけだった。
ブルドが、嬉しそうに長椅子に座った男の脚のあいだに跪いた。そして、嬉々とした雰囲気で男の股間から性器を出して、それを口に含む。
ドルニカはなにが起きているのかまったくわからないでいた。
「お、お前は誰よ──?」
ドルニカは男に声をあげた。
やっと、この場を支配しているのが、自分でもなく、ブルドでもなく、この男だということがわかったのだ。
この男はブルドの手の者ではない──。
それどころか、どういう手段を使ったのかわからないが、ブルドはすっかりと手懐けられているようだ。それでこの男と女とトーイを手引きしたに違いない。
この屋敷には、知り合いの将軍に頼んで厳重な警備の兵を周りに配置してもらっている。だが、ブルドが引き入れたのなら、なんの問題もなく屋敷に入り込めただろう。
「コゼ、その女の服を剥ぎ取れ。それから、そのテーブルに上半身を倒して、テーブルの両脚に足首を縛りつけてくれ──」
男がブルドの奉仕を受けながら、一緒にやってきた女に言った。
「大人しくしなさい、あんた──。ご主人様の命令よ。素っ裸になりなさい」
コゼと呼ばれた女だ。
いきなりドルニカの腕を掴んだ。
逃げようとした。
しかし、小柄のくせに力が強く、たちまちにその場に跪かされた。
はっとした。
右手に刃物を持っている。
「ひいい──いやああ──」
ドルニカが悲鳴をあげたときには、すっぱりと服の前の部分が真っ二つに切り裂かれていた。
さらに背中側も切断される。
ドルニカはもがくが、おかしな技を使っているようであり、軽く押さえられているだけなのに、両手を動かせない。
あっという間に下着まで切り裂かれて、ドルニカは生まれたままの姿にされてしまった。
「ご主人様、鍵です」
コゼがドルニカが持っていたニーナの手首の枷の鍵を差し出した。
「トーイさん、鍵ですよ」
男がトーイにそれを放った。
トーイはそれを受け取ったが、いまはニーナと繋がった状態であり、そのまま行為を続けている。
ドルニカにやっと恐怖が走った。
これは異常事態だ。
「だ、誰か来なさい──。賊よ──、賊よ──、誰か来るのよ──。外にいる警備隊長に報せて──」
ドルニカは悲鳴をあげた。
しかし、コゼはドルニカの腕を取って強引に長椅子の横にある卓に連れて行った。
男が手を伸ばして卓からグラスや酒瓶をおろす。
コゼがドルニカの上半身を押しつけた。
卓は大きなものではないので、ドルニカの身体が乗ると、両手は反対側の脚に届くような感じになる。
コゼは腰にかけていたらしい縄束を出すと、まずはドルニカの両腕をテーブルの向こう側の左右の脚に縛り、次いで、暴れるドルニカの両足首をこちら側のテーブルの左右の脚に縛ってしまった。
ドルニカは、あっという間に素っ裸で尻を突きだすような格好で、小さなテーブルに身体をうつ伏せにした状態で拘束された。
そのあいだ、ブルドは男が股間から出している性器にむしゃぶりついたままだ。
ドルニカには目もくれない。
しかも、こんなに叫んでいるのに、誰も出てこないというのも不思議だ。
そして、この男は余裕たっぷりの表情だ。
ドルニカが騒いでも、絶対に大丈夫だという自信があるに違いない。
自分がとんでもない危機に陥っていることを悟って、ドルニカの背に汗が流れる。
「下手糞な奉仕だな、ブルド──。まだ、エリカやコゼの足元にも及ばないな。だが、まあいい──。俺もいつまでもしゃぶられるのも面倒だし、小便はしてやろう。口を開いて上を向け」
男が言った。
「あ、ありがとうございます──」
ブルドが男の性器から口を離して顔を上に向けた。
男が立ちあがって、ブルドの顔にいきなり放尿をし始めた。
「ああ──あああ──」
顔に尿をかけられているブルドが恍惚の表情をして、大きな口で一心に男の尿を口に入れている。
ドルニカはテーブルにうつ伏せに縛られた状態で、首だけをそっちに向けてその様子を眺めていた。
ブルドの姿には呆気に取られるしかない。
「お、お前は誰よ──。せ、説明しなさい──。も、もしかして、雇われた冒険者というのはお前ね──?」
ドルニカは声をあげた。
「そのとおりだ。俺はロウという冒険者だ。だけど、あんたも気が強いな」
ロウと名乗った男が一物をズボンにしまいながら笑った。
ブルドは顔をロウの尿まみれにして、まだ顔に残っている尿を自分の手で集めて、美味しそうに舐めている。
その顔には理性の欠片もない。
「お前、ブルドになにをしたの?」
ドルニカにはブルドの変わりようが信じられなかった。
トーイと、そのトーイが雇った冒険者の居場所がわかったという報せを受けて出て行ったのは今日の昼前だ。
それが夜になったいま、完全にこの男に支配されきっている。
どうして、そんなことがあり得るのだろう?
「別にどういうこともない。ブルドには、こいつが持っていたドラクスの毒をありったけ自分に塗らせたんだ。そして、そのままじゃあ、気の毒だから、男の小便を飲めば、その薬切れの発作が収まるように身体を変化させた。ブルドは尿が美味しくて仕方がないのさ。これから毎日、一日に一度、誰でもいいから、いまのように跪いて尿をむさぼり続けることになるのだろうな……。なにしろ、ただ小便を飲むだけじゃ、発作は止まらないんだ。直接に顔にかけてもらわないと薬切れの苦痛はなくならない。そんな暗示も与えたしね」
男が笑った。
ドルニカはぞっとした。
この男は呪術師なのか?
そんなことは魔道遣いではできないはずだ。
古い書物でそんな呪術が遣えるという存在の伝承に接したことがある。
それがこの男──?
「いずれにしても、そんな格好にされたのに、まだ気丈でいられるとは頼もしいね。感心したよ──。だったら、これから始まることにも、気を強く保てるだろうね。あんたみたいな鬼畜女にはどんなお仕置きをしたらいいか考えて、趣向を凝らしたよ。気に入ってくれるといいね──。エリカ、クグルス──」
ロウと名乗った男が大声をあげた。
すると、部屋の扉が開いて、大きな黒い影が入ってきた。
ドルニカは目を見張った。
黒い影に見えたのは一頭の牡馬だった。
それを若いエルフの美女が引っ張っている。
この屋敷内の馬小屋で飼育している馬だと思う。
だが、普通の状態ではない。
明らかに発情している。
口の端から泡をため、股間に巨大な陰茎を突出させているのがわかった。
その馬が近づいてくる。
まさか──?
ドルニカは悲鳴をあげるのも忘れて、その馬を凝視した。
エルフ女はしっかりと発情した馬を制御しながら、こっちに馬を近づけてくる。
いやな予感がした。
「だ、誰か──誰か来るのよ──。は、早く──早く──」
はっとしたドルニカは力の限り叫んだ。
そのあいだに、馬は完全にドルニカの背後にまわった。
馬が興奮したような息が聞こえる。
ドルニカは恐怖に包まれた。
「いくら叫んでも無駄よ、あんた──。ブルドがこの屋敷からすべての家人を追い払ったわ──。それよりも、酬いを受けなさい」
背後にいるエルフ女の声がした。
その声は怒っていた
そのとき、突然に背後の馬がさらに興奮したように嘶いた。
ドルニカは今度こそ、心の底からありったけの声で悲鳴をあげた。
だが、やはり誰かが駆けつける気配もない。
「ご主人様、指示のとおりに、この貴族女の股間に、このあいだ教えてもらった“ふぇろもん”という牝馬の匂いをまぶしたよ」
ドルニカはびっくりした。
いつの間にか、青い肌をした小さな小人が顔の前に飛んでいる。
魔妖精──?
魔人族──?
この男は本当に何者──?
「さあ、ドルニカさん、あんたには、これから説明するふたつから、好きな方を選ばせてやる。ひとつは、このまま、なにも濡れていない状態で、発情した牡馬に犯されるというやり方だ──。そして、もうひとつは、事前に股間にドラクスの油剤をたっぷりと塗るというやり方だ。油剤を塗れば、少しはましだろうからね。ただし、今夜が終われば、ブルドはこの王都から追い払う。発作が始まっても、新しいドラクスの薬剤を手に入れる方法はない──。どっちがいい?」
ロウが鬼畜な笑い声をあげた。
「い、いやああ──。いやよおお──。そんなことはしないで──。お、お願いよ──」
ドルニカは身体を揺すって叫んだ。
だが、コゼがしっかりと卓に縛られているドルニカを押さえつけている。
「ふたつの方法から選択だよ。それ以外にはない」
ロウがまたくすくすと笑った。