※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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466 懲罰準備

「さて、どうするかな? どんな罰を受けたい?」

 

 一郎は、少し離れた場所で、真っ蒼になって立ち尽くしているユイナを見あげながら言った。

 ユイナは、なにかを言いたそうに口を開きかけたが、なぜか一瞬胡坐をかいている一郎の股間に視線をやり、すぐに険しい顔になった。

 

 一郎の股間ではミウの頭が動き続けていて、その横には、まるでほかのことなど眼中にないエルフ女王のガドニエルがいる。

 ガドニエルについては、ミウのフェラの真似を空中でやって、一郎への奉仕の技術を得ようと、見よう見まねで練習をしているのだ。

 とにかく、ユイナは、それが気に入らない気配だ。

 いまでも面白くなさそうな顔で、一郎を睨んでいる。

 

「どうした? すまんな。お前と話をするのに、女に奉仕をしてもらっているような不真面目な態度で……。だけど、お前のせいだぞ。シャングリアとマーズのためにも、俺には大量の淫気が必要だ。それをなにも考えずに、消し飛ばしてくれたんだからな。言わば、お前の失敗をこいつらが補ってくれているんだ。礼でも言ってくれよ」

 

「な、なによ、淫乱男──。女の敵──」

 

 ユイナが喚いた。

 しかし、一郎は無視する。

 その代わりに、奉仕をしてくれているミウとその横のガドニエルの頭にそっと両手を乗せた。

 ふたりがかすかにびくりと反応する。

 

 一郎は、ふたりの頭をゆっくり撫ぜる仕草をした。

 ふたりの一生懸命さをなんとなく愛おしく感じたのだ。

 ほとんど同時に、ふたりとも、笑みを堪えきれなくなったかのように、嬉しそうににんまりと微笑んだ。

 片や人間族の年端も行かない少女だし、もうひとりはエルフ族を束ねる女王で遥かな年配なのだが、こうやって一心不乱に一郎を愛してくれるところは、同じように可愛い。

 

「ミウ、半分をガドに分けてくれ。お前の覚えているやり方をガドに教えるんだ……。ガド、ミウの反対側から実際にやってみろ」

 

 ガドニエルはフェラの練習を空中でやっていただけだったのだが、一郎はミウに、ガドニエルとふたりで奉仕するように指示した。

 ミウが一郎の前から身体をずらして、ガドニエルが入る場所を作る。

 

「は、はい。ミ、ミウ様、ごめんなさい。わたしにロウ様を分けてください」

 

 ガドニエルが心の底から嬉しそうに、一郎の股間に顔を埋めさせてくる。

 

「ミ、ミウ様?」

 

 一瞬、一郎の股間から口を離したミウが目を白黒させた。

 だが、すぐに元の態勢に戻った。

 今度はふたりがかりの奉仕になる。

 ミウが咥え、少ししたらガドニエルに変わり、ガドニエルがミウの真似をしてひと通りのことをすると、またミウに変わるという具合だ。

 ふたりの奉仕を受け、征服感を刺激された一郎は、ふたりの口の中でさらに怒張が膨れるのがわかった。 

 

「あ、あんたって……」

 

 ユイナが顔を真っ赤にして口惜しそうな表情をした。

 しかし、それ以上の悪態はつかない。

 ほかの女が、武器で威嚇するように、ユイナの周りを取り囲んだからだ。

 つまり、エリカとコゼとイットである。

 三人とも激怒の表情だ。

 本当に、いまにもユイナを殺さんとばかりの表情をしている。

 ユイナはぎょっとしている。

 また、さっきまでミウが張り付いていた一郎の前にはスクルドがいる。

 同じことは許さないという感じで、一郎の前に結界を作っている。

 

「それよりも、そのマントを返してもらおうかな。俺の女たちが全裸なのに、ひとりだけ身体を隠しているなんて、許されることじゃないしな?」

 

 一郎は優越感たっぷりに笑った。

 ユイナがまたもや、一郎を睨むような視線を向けた。

 しかし、コゼが手に持っていた短剣をすっとユイナに向かって動かすと、慌てたようにマントを身体から外す。

 

「ロウ様」

 

 エリカがマントを取りあげて、一郎に向かって放った。

 一郎はそのまま亜空間に収納する。

 これで、ユイナが身に着けているのは、一郎が施した『絶頂封じの首輪』だけだ。

 羞恥に顔を歪めたユイナの両手がさっと股間と胸に伸びる。

 

「隠すなよ……。もっと、見せつけてくれよ。そうだなあ……。がに股になって、股に手をやって、性器を大きく拡げろ。俺の目の前でな」

 

「なっ──」

 

 一郎の鬼畜な命令に、ユイナは今度は顔を真っ赤にして怒鳴りかけたが、ユイナが口を開くよりも早く、エリカの細剣の先がユイナの喉元に伸びた。

 

「ひいっ、エ、エリカさん──」

 

 ユイナが恐怖に顔を引きつらせていた。

 

「聞こえなかったの? ロウ様の言うとおりにしなさいよ……。死にたくなければね」

 

 エリカが冷たい声で言った。

 

「命令をきいても、最後には死ぬかもしれないけどね……。ねえ、ご主人さま、命令が聞こえないような耳はいらないから、切り取ってもいいですか?」

 

 コゼが短剣をさらにユイナに近づけて、一郎に向かって振り向く。

 ユイナが恐怖に震えだす。

 一郎は笑って、コゼを制する。

 

 エリカもコゼも単に脅しているだけとは思うが、案外、本気かもしれない。

 ふたりとも、ユイナの一郎に対する態度にはずっと腹が煮えている感じだったし、そのうえ、今回の不能薬騒動だ。

 一郎から見ても、ふたりとも殺気がみなぎっているようにも感じる。

 

 もっとも、正直にいえば、一郎としては、そんなには腹が立っていないというのが本音だ。

 最初から、こんな娘だと思っているので、多少のお転婆くらいどうということもない。

 むしろ、次から次に一郎を怒らせようと努力して行動をしているようであり、逆に可愛いらしさえ感じる。

 からかいがいもあるし、いい玩具を手に入れた気分だ。

 

 まあ、生意気ではあるが、一郎からすれば、大人になりきれない少女が精一杯に背伸びをしようとして反抗的になっているようなものだ。

 以前、褐色エルフの里で冤罪で、このユイナのせいで処刑されそうになったときには、本気で怒ったりもしたので、一郎の能力があがって実力差ができたことで、なんとなく度量も大きくなったのだろうか。

 

 だが、いずれにしても、多少は懲らしめないと、一郎はよくても、女たちが我慢できなさそうだ。

 腕のいい若い魔道遣いを連れ帰るというのは、ハロンドールの王都にいる王妃アネルザとの約束でもあるし、一郎としては、最終的には、このユイナを王都に連れ帰ることをすでに決めている。

 これだけ、古文書に精通し、魔道技術に長けているのであれば、いくらでも役立ってくれるだろう。

 ユイナを奴隷購入するのに、アネルザからも資金援助も受けているのだ。

 そのためには、けじめくらいはつけさせないといけないだろう。

 

「ユイナ、俺の前まで来い。そして、言われたとおりの恰好をしろ。さもないと、耳がなくなるらしいぞ。エルフ族から耳がなくなれば、人間族と区別がつかなくなっちまう」

 

 長耳族とも称される特徴のある耳を持つエルフ族だ。

 耳を失うというのは、彼女たちにとって、最大の恥辱のひとつだとも聞いたことがある。

 

「や、やるわよ──。あ、謝ってるじゃないのよ──。あ、あんなのちょっと、あんたを見返してやろうと思っただけよ──。そんなことで殺されるなんて……。うわっ、やるっ、やります、エリカさん──」

 

 不満のような言葉を一郎にぶつけかけていたユイナだったが、エリカにまたもや剣を突きつけられて、慌てたように一郎の前にやってきた。

 

 ミウとガドニエルが這いつくばっている後ろに立つ。

 一郎の命じるまま、両脚を大きく拡げて真横に開き、腿が水平になるまで屈ませた。

 さらに、手を股間にやらせて、両襞を拡げさせる。

 パリスから受けた拷問の過程の中で剃りあげられたらしく、ユイナの股間には一本の恥毛もない。

 また、少し前に一郎がユイナの局部を生娘の状態に戻してもいるので、初々しい桃色の綺麗な秘部でもある。

 

「イット、ユイナの後ろに立て。ユイナが姿勢を崩したら、容赦なく斬れ。最初は耳だ。ユイナが動いたら、無条件に斬っていい」

 

「はい、ご主人様」

 

 イットが長い爪を伸ばしたまま、ユイナの背後に立つ。

 

「ちょ、ちょっと、変なこと命令しないで──」

 

 ユイナが顔をひきつらせた。

 

「耳がいらないなら動けよ。それと、もっと拡げな。ちゃんと処女膜が見えるくらいまで、しっかりと開いておけ」

 

 たとえ、耳が切断されたところで、スクルドの術でそれくらいは回復できるだろう。

 

「処女膜?」

 

 ユイナが怪訝な顔になった。

 そういえば、説明していなかったことを一郎は思い出した。

 

「言わなかったか? この狭間の森に到着してすぐくらいに、お前の鞭痕を治すついでに、股間の状態も治療したんだ。まあ、俺の能力のひとつだ。支配した女の身体を自由にいじくれるんだ。よければ、俺に犯され終るたびに、処女に戻してやろうか? 毎回毎回、破瓜の痛みを味わえるぞ」

 

「き、鬼畜男……」

 

 ユイナが悪態のような言葉を吐いたが、そのくせ、口元が緩んでの少し笑ったようになり、さらに顔を真っ赤にした。

 一郎は、その反応が意外で小首を傾げてしまった。

 

「エリカもコゼも、もういい。こっちに来い。スクルドもだ。イットは悪いけど、そいつを見張っていてくれ。イットは先にやったし、まあ、あとでまた可愛がろう」

 

 すると、イットの顔がちょっと綻んだようになった。

 それはともかく、一郎はとりあえず、エリカとコゼを引きあげさせた。

 イットは一郎の指示なく勝手に動くことはないが、このふたりは激昂するとなにをするかわからない。

 

 ふたりが戻ってくる。

 一郎はエリカとコゼを一郎の隣に座らせ、両手を拡げて抱き寄せ、外側からふたりに乳房を揉むようにする。

 

「とにかく、頭を冷やせよ、ふたりとも」

 

 性感帯を刺激するように胸をそれぞれに捏ねあげる。

 

「あん」

「ああ、ご主人様……」

 

 あっという間にふたりが脱力して、一郎に横側からもたれかかるような感じになる。

 一方で、股間のふたりの奉仕も、そろそろいい心地だ。

 ふたりの努力もあり、それなりの快感を覚えてきた。

 

「な、なによ、あんた──。よ、四人もいっぺんに──?」

 

 ユイナが真っ赤な顔のまま怒鳴った。

 

「いや、五人いっぺんだ。スクルドは俺の背中に、そのふわふわのおっぱいを擦り付けるんだ。やる気が出るように仕掛けもしてやろう。痒いぞ」

 

 一郎の前で、ユイナを見張る傍ら、ちらちらとこっちを見ていたスクルドがぱっと振り向く。

 そのスクルドに淫魔術で乳首に強い痒みを与えるとともに、クリトリスと感覚を繋いでしまう。

 これで、スクルドは胸を刺激するとクリトリスに刺激が伝わるという仕掛けだ。

 ついでに感度も三倍くらいにしてやった。

 

「ひやっ、あん」

 

 命令のとおりに背中に回ろうとしたスクルドが、一郎の悪戯を受けて、途中で転びかけ、慌てて一郎の背中に乳房を密着させて激しく擦りだす。

 

「うふううう、んはあああっ」

 

 だが、すぐにその場に膝を崩して座り込んでしまった。

 刺激が乳房を通じて股間に直撃したからだ。

 

「ほらほら、休むな、スクルド」

 

「あんっ、頑張ります」

 

 スクルズがすぐに立ちあがって胸擦りを再開して、喘ぎ声を出し始める。

 一郎はしばらくのあいだ、五人の身体を愉しみ続けた。

 

「くくく、こ、この鬼畜男おおおっ」

 

 なにが気に入らないかわからないが、ユイナが怒鳴り声をあげて、一郎を射抜くような視線で睨んでいる。

 ただ、がに股で性器を自ら引っ張り拡げる姿勢を強要しているので、その恰好で悪態をつかれても滑稽なだけだ。

 

 しかし、一方で一郎はユイナの性感がかなり上昇していて、すでに疼くような淫情に襲われているのを知っている。

 『絶頂封じの首輪』を嵌めさせてから、一郎の悪戯によりかなりの回数の絶頂感を寸止めで溜めさせている。

 目の前一郎とで女たちが裸でじゃれつくのを見せつけられ、それが蘇ってきたに違いない。

 かなり全身が赤くなったし、知らずがに股開きの腰をもじもじと動かすようにしている。

 一郎はほくそ笑んだ。

 

「どうした、ユイナ? もしかしたら、見られて感じているか? 股からなにか垂れてきたぞ」

 

「そ、そんなことはないわよ、変態──」

 

 ユイナがさらに真っ赤になった。

 一郎は、意識を自分に周りにいる五人に戻した。

 

「もっと激しくしろ、ガド。顔を俺の腹にぶつけるみたいにな」

 

 ちょうどミウと代わったばかりだったガドニエルに一郎は言った。

 

「うっ、うっ、ううっ」

 

 ガドニエルが言われるままに、大きな動きで顔を前後し始めた。

 ただ、喉奥に怒張の先端が当たるのか、えずくような小さな呻きをあげている。

 構わず、一郎はもっと激しくやれと容赦なく言った。

 ガドニエルが苦しそうにさらに勢いをつけて顔を前後に動かしだす。

 ただ、マゾのガドニエルは、それで欲情を大きくしたようであり、正座をしている両腿が切なそうに擦り合わせ出しもした。

 本当に打てば響くようなマゾ女だ。

 もしかしたら、思わぬ拾いものだったかもしれない。

 

「エリカとコゼは俺の胸を舐めろ。ミウは睾丸だ。ガドの口吻の邪魔にならないようにな。スクルドはもっと激しくやれ。二、三度は気をやれよ」

 

 一郎はエリカとコゼをぐっと引き寄せて、それぞれに一郎の胸に顔をつけさせた。

 まるで酔っ払っているようなとろんとした表情で、ふたりが舌で一郎の乳首を舐めだす。

 ミウも一郎の睾丸を頬張り、包むようにゆっくりと舌で粘っこい刺激を開始する。

 そして、スクルドの胸擦りもいよいよ激しい。

 

「ああん、もうだめえええ」

 

 すぐに、呆気なくスクルドが最初の昇天をした。

 

「休むなよ、雌犬一号。残り二回だ。ご褒美に、犬のように犯してやる。でも、不甲斐なければお預けだ」

 

 一郎は容赦なく言った。

 膝を崩しかけていたスクルドが姿勢を戻す。

 

「が、頑張りますね」

 

 再び胸擦りを開始した。

 振り向くと、すでに汗びっしょりであり、前髪が額に貼りつくほどだ。だが、顔だけは満面の笑みを浮かべている。

 しかし、一郎の悪戯による乳首の痒みが凄まじいはずなのだが……。

 

 とにかく、贅沢な五人がかりの奉仕だ。

 おそらく、これだけの美女と美少女を集めて、こんな破廉恥なことをさせたりするのは、さすがに一郎だけなのではないかと思ったりする。

 五人が五人とも、心から一郎を愛してくれて、悦んで一郎に尽くしてくれるのだ。ユイナの見張りをしているイットを含めれば六人。

 それが一郎のどんな淫靡なことでもやってくれる。

 こんなに嬉しいことはない。

 

 しかも、ただ美人で美少女というだけでなく、一騎当千の女傑揃いだ。

 そんな女たちを好きなように弄ぶことが許され、女たちもどんなに破廉恥な要求にも応じてくれる。

 自分は果報者だと思う。

 

「出すぞ。ふたりで分けて飲むんだ」

 

 一郎は精を放った。

 まずは熱い精の塊をガドニエルの喉に直撃させる。

 一郎は合図をして、素早くミウに交代させ、二射目と三射目を少女の口の中に発射してやる。

 

「ほら、お前らも来い。スクルドはそのままだ」

 

 一郎は四射目以降を一度中断して、エリカとコゼを愛撫していた乳房を手放した。

 射精を自由自在にコントロールするくらいのことは、今の一郎には朝飯前だ。

 ミウとガドニエルを押しのけるように、エリカとコゼが一郎の股間に割り込んできた。

 ひと足早かったのはコゼだ。

 一郎はコゼの口に四射目を出し、すぐに入れ替わったエリカに最後の五射目を出した。

 

「い、いくううっ」

 

 そのとき、スクルドが二度目の絶頂をした。

 だが、スクルドは今度は足を踏ん張るようにして、一郎の肩にしがみついて身体を支え、再び胸擦りを続ける。

 しかし、すでにかなり脱力しているのが、肌を通じてわかる。

 一郎はにんまりしてしまった。

 嗜虐好きの血が高揚する。

 

「ああ……、も、もっと、美味しくないものと思っておりました。と、とても、いいものです。なによりも、ロウ様の香りを感じます」

 

 一方で、ガドニエルが一郎の精を嚥下(えんか)しながら、うっとりとした表情で言った。

 これには一郎も苦笑するしかない。

 こんなものが、美味いわけもないし、香りなどという洒落たものでは断じてない。

 臭くて苦い──。

 精液なんていうのは、そんなものだ。

 だが、ガドニエルの様子からすれば、本当に美味しいと感じている気配である。

 ほかの女がガドニエルの言葉に、一斉に笑い声をあげた。

 また、どの女も、嫌な顔せずに、すでに全員が一郎の精を飲み下している。

 

「なんか、この女王様、あんたとそっくりね……」

 

 コゼがちらりとスクルドを見て笑った。

 

「そ、そうですか……? そ、それよりも、ああ、あん、ご、ご主人様、ず、ずるいです……うっ、うう……あ、あああ。ス、スクルドだけ、もらってません──」

 

 スクルドが背中で胸擦りしながら、駄々を捏ねるような物言いをする。

 

「そう言うなよ。最後はもらいがいいぞ。ほら、ご褒美だ」

 

 一郎は笑って、ほかの女を一度離して、スクルドを前に持ってくる。

 しかも、跪いて一郎にお尻を向けさせる後背位だ。

 

「そらっ」

 

 スクルドの股間に尻の下から怒張を突っ込む。

 深いところにぐいと突き挿さった。

 また、とりあえず、乳房への変な悪戯は終わってやる。

 

「んあああっ、気持ちいいです、ああああっ」

 

 スクルドが甲高い嬌声を出す。

 一郎は律動を開始する。

 

「あはあっ、あっ、あああっ」

 

 スクルドは身体を弓なりにして大きく反応する。

 これは、すぐに達しそうだな。

 

「ま、まあ、気持ちよさそう……」

 

 ガドニエルが羨ましそうな声を出したのが聞こえた。

 

「そう言わないのよ、ガド。すぐに順番が回ってくるから」

 

「そうね……。とにかく、ロウ様には終わりがないから……。終わるのは、わたしたちの全員が相手をできなくなったときです」

 

 コゼとエリカだ。

 とにかく、どうやら、コゼもこのまったく偉ぶらないエルフ女王のことがすっかりと気に入った感じだ。また、エリカも急に気安そうな口調になっている。

 ほかの女も好意的な視線で接しているのがわかった。

 一郎との情事に夢中なガドニエルの態度は、みんなに好印象を与えたみたいだ。

 

「あはあっ、だめええ、いきます。いきますううう」

 

 スクルドががくがくと震えた。

 絶頂したみたいだ。

 一郎はとりあえず精を放つ。

 

「んんああっ、ああっ、ありがとうございます、あああっ」

 

 スクルズがさらに感極まったように、全身を桃色に染めて声をあげる。

 精を放たれたのがわかったのだろう。

 

「次はミウだ。来い」

 

「は、はいっ」

 

 声をかけると、すぐに満面の笑みを浮かべてミウがやって来た。

 一郎は脱力して突っ伏したスクルズから怒張を抜き、ミウを対面に抱いて、勃起した一物の先でミウの股間を擦ってやった。

 

「あはあん、ああん、はああっ」

 

 ミウはすぐによがり出した。

 一郎はミウの幼い身体から発する淫乱な反応を愉しんだ。

 

「そういえば、王都を出立してから、そろそろ二箇月ね。こっちの方はどうしてるかしら、みんな? こいつはここまで追いかけてきたけどね……。それとも、色々と起こっているみたいだから、それどころじゃない?」

 

 コゼが言った。

 

「はあ、はあ、はあ……。い、いえ……む。もしろ……逆です……。ご主人様が……、ロウ様がおられないので、な、なんとなく、こ?心が……不安定じゃないかと……」

 

 スクルドがうつ伏せで大きく息をしながら言った。

 すると、ガドニエルがぴくりと反応したのがわかった。

 一郎はミウを味わいながら、ちょっと耳も傾けることにした。

 

「まあ、ほかにも、女の方がいらっしゃるのですか?」

 

 ガドニエルがコゼとエリカに訊ねている。

 

「いるわよ。王女様に……、王妃様に……、堅物ドワフ女に……。まあ、とにかくいっぱいね。あんたが王都にくれば、競争相手が大勢いるということよ」

 

 コゼが軽口を言って笑った。

 仲間のあいだでは遠慮のないコゼだが、実は人見知りの傾向があり、打ち解けない限り、あまり他人とは話はしない。

 そのコゼがこんなに最初から打ち解けて語るというのは珍しいことだった。

 このガドニエルが余程に気に入ったのだろうと思う。

 口調も最初からため口だ。

 

「えっ? 女王様も一緒に王都に行くのですか?」

 

 イットだ。

 こっちを振り返っている。

 

「そりゃあ、そうなんじゃないの? (つがい)とか、なんとか言っていたじゃない。それって、妻になるってことなんでしょう? じゃあ、一緒に来なきゃ。あたしは、ガドさんのこと認めるわ」

 

「そ、そんな簡単にいくわけないでしょう、コゼ。ガドニエル様は、エルフ族の女王なのよ」

 

 エリカがコゼをたしなめる口調で口を挟む。

 

「知らないわよ。そんなもの放り投げて、ご主人様と一緒に戻ればいいだけじゃないのよ。ねえ、ガドさん、そうしたら? あんたって、どう見ても女王様向きじゃないし、いいじゃないのよ。一緒に戻れば」

 

 コゼがあっけらかんと言った。

 すると、ガドニエルも、「そうですね」と大きく頷く表情をする。

 横でエリカが目を丸くしている。

 

 だが、このぶっとんだ女王様は、一郎が命じさえすれば、本当になにもかも放り投げて、一郎についてきそうで怖い。

 おそらく、そうするのだろう。

 なぜか、このガドニエルは、一郎に懐ききって、まったくエルフ女王の地位に執着心のようなものを示さない。

 一方で、すっかりとミウの準備が整った。

 一郎は対面のまま、ミウの股間に怒張を挿入した。

 

「あっ、あん」

 

 ミウがびくんと反応した。

 

「いくぞ、ミウ……。しばらく挿したまま、ゆっくりと揺れるか。こういうのもいいだろう?」

 

 一郎は律動せずに、ミウを抱き締めたまま、ゆっくりと前後左右に静かに動く。

 ミウは、鼻で甘い声を出しつつ、うっとりとした感じで一郎にしがみつく。

 一郎は、ミウに挿入したまま身体を揺らしつつ、ガドニエルに声をかけた。

 

「ガドのことは後で考える……。いずれにしても、偽者女王を追い出して、ガドのイムドリス宮を奪い返すのが先だ。パリスの遺した因縁に決着をつけないと、いつまでも騒動がついて回りそうな気もするしね」

 

 一郎がそう言うと、ガドニエルは「よろしくお願いします」と頭をさげた。手招きすると、甘える態度で一郎の胡座座りの腿に頬をすり寄せるようにしてきた。

 本当に主人にじゃれる雌犬みたいだ。

 犬気質だな──。

 一郎は笑ってしまった。

 

 まあ、さっきガドニエルが少し前に口走っていたが、女王家には、ガドニエルのほかにもうひとり優秀な姉がいるらしい。

 確か、ずっと行方不明になっていたが、最近になって見つかったとか……。

 

 だとしたら、なんとかなるんじゃないだろうか……。

 その姉という人がどんな人かわからなけど、いまの一郎なら、淫魔術で支配して操ることでもできるし、女王の座を強引に継がせればいい。

 族長会議とかいうナタルの森の意思決定機関については、突然の女王交代には、騒然となるかもしれないが、こっちについてはむしろ、ガドニエルと一郎の関係が公になれば、もうひとりの姉の方が相応しいという考えに傾くかもしれない。

 まんまと闇魔道をかけられて魔物化しかけていたという失点もある。

 やりようによっては、なんとかなるんじゃないだろうか……。

 

 いや、傾かなければ、強引に傾けさせる。

 こっちには、ガドニエルというこの世界でもっとも力を持つと称されている魔道遣いがいるのだ。

 ついでに、目の前で性交疲れで突っ伏している淫乱元神殿長殿もいる。

 

 いずれにしても、族長会議とやらを牛耳るにも、イムドリス宮にいる偽者を退治するという功績は必要だ。

 ナタルの森に拡がっていた巨大な陰謀を防ぐことになるのだし、多少の我儘は押し通せるかもしれない。

 

 いや、なんとかしてやる──。

 一郎は決断した。

 このガドニエルは、一郎が妻としてもらい受ける──。

 

「いずれにしても、ガドと結婚をするということになれば、エリカには言ったけど、そのときに合わせて、お前らとも結婚するからな。改めて言っておく。エリカが一番妻、コゼが二番妻──。ミウはまだ年齢が足りないからまだできないけど、成人して、ミウが望むなら、ちゃんと結婚する。イット、お前もだ。王都に戻れば、結婚だ。スクルドもな」

 

 一郎はあっさりと言った。

 死んだことになってるスクルドだが、所詮、この世界の結婚など、あのヤッケルとレイのように、パーティーをして夫婦と名乗れば、もうそれで結婚だ。

 顔を隠していればなんとかなるだろう。

 

「ふ、ふあい……」

 

 スクルドが性交の余韻が抜けないのか、うつ伏せで寝たまま、間の抜けた返事をした。

 一郎は笑ってしまった。

 

「ええっ、あたしを妻にしてもらえるんですか──。き、聞いた、エリカ?」

 

 一方で、コゼが絶叫した。

 

「う、うん、わたしもさっき言われて……」

 

 エリカが応じている。

 一郎はガドニエルに視線を向けた。

 

「さっき言いかけた条件というのはこれだ。エリカを一番妻にして、コゼが二番妻。ガドが何番目になるかわからないけど、一番にはできない。それを受け入れるなら、お前を全力で生涯にかけて、愛することを誓う」

 

「もちろんです。問題はまったくありません。ありがとうございます、ロウ様――」

 

 ガドニエルが感極まったように口調で返事した。

 問題ないわけないのだが、一郎は満足して頷く。

 その瞬間に、なにかの魔道が一郎に入り込むのがわかった。

 これが、(つがい)の誓いというやつか?

 なにがどう変わったかわからないが、特に支障はなさそうだ。

 まあいいか。

 それはともかく、一郎はミウとの交合を楽しむことにした。

 ピッチをいきなりあげて、律動も開始した。

 

「あん、あん、あんあん」

 

 ミウが声をあげる。

 しばらくすると、ミウががくがくと身体を震わせて絶頂する。

 一郎は精を放った。

 

「ふ、ふううう」

 

 ミウがぎゅうぎゅうと一郎を抱き締めて、しばらく震える。

 一郎はミウもまた強く抱いてやる。

 そして、落ち着いたところで、ミウから怒張を抜いて身体を離した。

 

 すると、そのとき、いきなりぐいと顔を掴まれた。

 コゼだ──。

 鬼気迫る表情になっている。

 

「な、なんだ──?」

 

「い、いまの言葉、ほ、本当ですよね?」

 

 コゼが殺気さえ感じる形相で声をあげる。

 

「に、二言はない──。ガドに求婚に応じたのに、お前たちと一緒にならないという選択肢はない。俺からすれば、女王であろうと、庶民であろうと、俺の女ということで変わりはない──。ましてや、シャングリアも含めて、エリカやお前を妻にしないのなら、誰も妻にはしない。妻にするなら、お前たちが最初だ」

 

 そして、ガドニエルにも視線を向ける。

 

「そして、ガド──。とにかく、お前も一緒だ──。さっき言っていた、姉とかいう人に女王の座は渡すぞ。お前は俺について来い──。命令だ──。拒否は許さん──。とにかく、細かいことは後で打ち合わせをするが、最終的にはお前は俺について来い」

 

「はい──。嬉しいです、ロウ様──」

 

 ガドニエルががばりと顔をあげて、両手を顔の前で組んで一郎に振り返った。

 その目には涙があふれている。

 そして、感極まったように両手で顔を伏せた。

 

「エリカ──」

 

 一方で、コゼがエリカに抱きついた。

 

「わっ、コゼ」

 

「よかったあ、エリカ──。奴隷あがりのあたしがご主人様と結婚だなんて──。あ、あんたのおかげよ──。いつもありがとう──」

 

「わ、わたしこそ、ありがとう、コゼ──」

 

 そして、驚いたことに、コゼがエリカに抱きついたまま、わんわんと泣き出した。

 すると、エリカまで泣き出した。

 これには、一郎もたじろいでしまった。

 

「ちょ、ちょっと──」

 

 そのときだった。

 大きな声がした。

 

 放ったらかしにされていたユイナだ。

 当然だが、相変わらずがに股で性器を自分の手で曝け出した姿勢を崩していない。

 ただ、股間からつっと愛液が溢れて内腿に伝っている。

 一郎たちの痴態に、興奮してしまったのかもしれない。

 だが、もの凄い顔でこっちを睨みつけている。

 とても怒っている顔だ。

 

「イット、こっちに来ていいぞ。ユイナの身体は俺が乗っ取った。もう自分では動けない」

 

 しかし、一郎は、そんなユイナを無視して、イットに声をかけた。

 そもそも、一郎はすでにユイナを淫魔術で隷属化しており、いつでもユイナの身体を操れる。脅迫など必要はないのだ。

 そうしなかったのは、ユイナに怯えた顔をさせたかっただけのことだ。

 イットが武器である爪を隠して、一郎たちのところに戻ってくる。

 一郎はイットを一郎の前に呼び込んだ。

 

「あ、あのう──。さ、さっきのことですが……あ、あたしは奴隷なのに……」

 

 イットが困惑した様子で、一郎ににじり寄った。

 そのイットの頭に手を置く。

 

「何度も繰り返し諭したつもりだったが、イットはすでに奴隷じゃない。それに、結婚のことも問題ない。お前さえよければ、全員まとめて面倒看る。俺はクロノスだ。みんなで幸せに暮らそう」

 

 一郎はうそぶいた。

 

「ほ、本気だったんですね……」

 

 イットは呆然とした感じで自分の身体を抱き締めたような体勢になり、そしてすぐに、だんだんとにやにやと微笑みだし、やがて顔を真っ赤にして震えだした。

 ……と思ったら、急に涙も流しだす。

 忙しいことだ。

 

 一郎は、イットを抱き寄せて一度ぎゅっと抱くと、自分の前に座らせた。

 ほかの女たちも争うように、一郎に寄って来て、それぞれに密着する場所を確保する。

 スクルドとミウまで、起きあがって寄ってくる。

 いずれにしても、これで、一郎たち六人とユイナが向かい合う態勢になった。

 

 イットが去ったことで姿勢を崩そうとしたのか、ユイナからすっと力が抜けた感じになったが、すぐにびくりと身体を震わせて、顔を強張らせた。

 勝手には動かないことを悟ったのだろう。

 

「さて、ちょっと取り込んでしまって待たせたな。じゃあ、そろそろ話をしようか、ユイナ……。ところで、お前への罰だが、まずはお前の一番大切なものを奪うことにする。まあ、それが一番堪えるだろうしね」

 

 一郎は言った。

 ユイナがぎょっとした表情になった。

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