【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
476 性悪女への躾
「ほら、次は縄跳びだ。跳べよ、雌犬」
ノルズは、小屋の端から端に結んだ長い縄に魔道を流すと、ゆっくりと縄を回転させた。
次の趣向は、縄跳びだ。
ノルズが考えた責め苦であり、素っ裸の女を嫌というほど運動をさせるという調教の一環である。
今日の寝床も三日ほど前に偶然に見つけた人里離れたこの山小屋なのだが、ノルズは夕食の支度が終わったところで、昨夜から今日の午前中にかけてのいたぶりによって、素っ裸で縄で括られたまま起きあがることができないで休んでいたエマを叩き起こして、調教を再開した。
そろそろ二ノスというところだ。
やっていたのは、中腰のまま長くつらい姿勢を保たせたり、寝そべった状態からすばやく直立不動の姿勢になり、また寝そべるというのを繰り返したり、足を拡げて膝を曲げては伸ばしというのを延々と続けたりというような運動だ。
同じことを騎士隊でやれば訓練になるのかもしれないが、裸で後ろ手に縛った女にやらせれば、心と体力を削ぎ落とす立派な調教だ。
いつの間にか、外は陽が落ち、小屋の天井にはノルズが吊った小さな灯かりが山小屋の中を照らすようになっている。
「も、もう許してください、ノルズ様……」
エマが、後手縛りのまま、疲れ果てた汗びっしょりの身体を床に倒れさせた。
すかさずノルズは、指をぱちんと鳴らして、エマのふたなりの小さな男根に挿してある金属の短い釘に電撃を流してやった。
「はぎいいいい」
エマが絶叫してひっくり返る。
この雌犬を躾けるためにノルズが施した悪戯であり、こうやって簡単に電撃拷問ができるだけでなく、これを抜かなければ、この雌犬はどんなに刺激を受けても、射精をすることができずに、その苦しさにのたうち回ることになる。
この少女の股間に男の子の程度の小さな男根を生やしてふたなりにしたのは、小屋の壁に背もたれて、ノルズがエマをいたぶるのを愉しそうに眺めている元アスカ城の女王の魔女だが、その男根の先端に魔道で加工した金属の棒を挿させて、勝手に抜くことができないようにしたのはノルズの発案だ。
男根に施す尿道栓ということだが、ノルズの責めに、アスカは大喜びした。
しかも、面白がったアスカは、男の性器と女の性器の両方を持つエマに対し、男根で射精できなければ、女の性器でも絶頂できないように魔道をかけてしまった。
この三日については、エマには強い媚薬入りの食事をたっぷりと与えながらも、小便をするとき以外に、エマの男根の尿道栓を抜いてやっていないので、エマはもう三日も焦らし責めになっている状態になっていて、それでも苦しんでいる。
まあ、このエマは、いくら苛めたところで、アスカやノルズを殺そうとまでした娘だから、やりすぎということはない。
本人にも、調教に耐えられなくなったら、いつでも殺してやると告げているし、ノルズは邪魔になれば本気で処分するつもりだ。
この逃避行の目的は、アスカをパリスから引き離して、ロウに渡すことであり、エマなど、気まぐれなアスカの退屈しのぎのために連れてきただけだ。
いつでも殺していいと思ってる。
エマもそれがわかっているから、ノルズに逆らうことはない。
「ひぎいいいっ、やめでえええ」
男根に軽い電撃を飛ばされて、びっしょりと汗をかいているエマの裸身が床でのたうち回り続ける。
「ゆ、許しえええっ、い、いやあああっ、あああああっ」
エマが狂ったように床で暴れ続ける。
ノルズは電撃をとめて、エマの腰骨を蹴飛ばしてやった。
「起きないかい。縄跳びだと言っているだろう。そのでかい乳を揺らしながら飛びな。それとも、また、柱に縛りつけられて、ひと晩中ふたなりに電撃を流されたいかい」
ノルズは怒鳴った。
このエマの男根に挿した金属の棒に、一晩中電撃を流してやったのは、この三人旅が始まった初日のことだ。
ただの連続電撃責めではない。
柱に縛りつけ、猿ぐつわをしたうえに、ひと晩中秩序のない間隔で断続的に電撃を流すようにしてやったのだ。
完全に流しっぱなしにすると、むしろ耐性ができて、拷問としての効果が低くなる。
それこそ、生ぬるいことを許さないノルズの躾だ。
しかも、流す時間も弱い電撃を長く流したり、強い電撃を一瞬だけにしたり、短い間隔で連続にしたりするかと思えば、長く間隔を置いて、いつ電撃に襲われるかわからない恐怖に怯えさせたりした。
それを魔道で勝手に行うようにしてから、エマの悲鳴を子守唄にしながら、アスカとふたりで朝まで寝たのだ。
目が覚めたときには、アスカを裏切って、パリスに売り渡そうとした性悪女は、ノルズに逆らうことができない完全な雌犬に仕上がっていた。
次の日は、体力の限界を遥かに越えているエマを魔道で強引に回復させてから、男根に紐をつけて犬のように引っ張って歩かせたっけ……。
本当に愉しかった。
「ひっ、や、やります。やりますから……」
エマは運動で上気した顔を恐怖で引きつらせて、必死になって起きあがらせた。
そして、諦めたように小屋の中で回っている長い縄に近づていき、ひらりと跳ぶ。
「そうそう、その調子だよ。上手じゃないか。失敗するたびに、股間に電撃だからね。必死になって跳びな」
ノルズは笑いながら、魔道で縄の回る速度をちょっと増してやった。
エマは悲鳴をあげて、必死になって足を跳ねあげて跳び続ける。
「ははは、いつ見ても、お前の調教は残酷で面白いさ。大した道具もなしに、趣向を凝らした責め苦を見物させてくれて愉快だしね」
皿に載せてある夕食を口にしながら、ずっとノルズがエマをいたぶるのを見物していたアスカが、愉しそうに笑った。
ノルズもまた、その横に並ぶように床に背もたれ、自分の皿の食事を口にし始めた。
「ご主人様を飽きさせないのも奴隷の務めだしね……。ほらっ、足をもっとあげな。引っ掛かるよ。縄跳び五百。失敗せずに続けな。それが終われば、水を飲ませてやる……。飯もね」
ノルズはエマに怒鳴った。
縄跳びをしているエマの泣き声が大きくなる。
この雌犬エマいじめは、まだまだやりたいことがある。
ノルズは皿のものを平らげようと、急いでさじを動かした。
ハロンドール王国の国境地帯に接する山の森だった。
アスカ城を脱して、執拗な追っ手と戦いながら、ハロンドール王国入りを目指していたノルズたちだったが、結局のところ、ハロンドール王国の西側国境の外縁部を舐めるように山中を旅して、いまは、当初の予定よりもずっと南側のナタル森林に入ったところまで進んでいる。
ただ、ここから先の目的地については悩んでいる。
考えているのは、ハロンドール入りをやめてナタル森林の奥地に向かって進んでエルフ族の族都とも称されるエランド・シティという城郭に向かうべきか、あるいは、それとも、当初の予定通りに、ひと足先にハロンドールの王都のハロルドに向かうべきかだ。
いずれにしても、いまのノルズには、どの方針を選ぶべきかを判断する情報に欠けていた。
また、最初の予定を変更して、ハロンドール王国にすぐに入らずに、ナタル森林に向かって進んできた理由は簡単だ。
アスカを騙して引き渡してしまおうと目論んでいる相手のロウが、いまはハロンドール王国の王都にはおらず、ナタル森林にいることがわかったからだ。
しかも、突然に王都に異変が起き、それによって起きた騒乱のことも伝わってきた。
さらに、ハロンドール王国の王都で起こったその混乱により、それにつけ込んだ外国勢力が国境を侵さないようにと、三公国側の国境警備が強化されていた。
それで、身を隠すために、不法侵入をしようと考えていたノルズたちは、ハロンドール王国入りが少し難しくなったのだ。
始まってまだ、わずか十日余りの逃避行だが、そういう情報をノルズはアスカに見破られないように、ひそかに接触している手の者から入手している。
ただ、ハロンドールの王都側にいる手の者からの情報は不可解そのものだ。
次々に入ってくる王都の情勢は、とてもじゃないがノルズには信じられないものだった。
まだ、情報の評価としては、単なる噂程度の範疇を越えないものだが、入手した情報だけでも、ロウにとって危険なものだった。
だから、詳細を確認する前に、不用意にロウにハロンドールに戻らせるわけにもいかないので、こうやって、彼が戻るときに通過しそうな一帯にやって来るとともに、ここに詳細な情報を届けさせるようにして、万が一のときには、身体を張ってでもロウを引きとめられる態勢をとった方がいいのではないかと考えた。
そのため、急遽、移動をやめて、この小屋をしばらくの居場所と決めたのだ。
以降三日、この山小屋ですごしている。
確かな情報を入手しないことには、うかつに行動を決定することができない。
ただ、問題はこの気紛れ魔女だ。
アスカを信用させて、ロウに渡すためとはいえ、ノルズは条件付きながら、アスカを主人とする隷属の刻印を身体に受け入れている。
いまは、アスカの命令には逆らない奴隷状態だ。
だから、アスカが突然の同じ場所への滞在に飽き、ノルズにすぐに王都に向かうように「命令」されれば、ノルズは従うしかない。
なにかを隠していることを悟られれば、なんでも正直に喋ることを「命令」されるかもしれない。
場合によっては、アスカは怒り狂うだろう。
もっとも、一応はノルズの悪巧みが発覚しても、アスカがロウにだけは手を出せないように手は打っている。
アスカの体内には、アスカの身体を瘴気の特異点にする「魔瘴石」とともに、アスカがパリスに逆らえないようにする「なにか」が埋め込まれているらしい。
アスカはそれを「呪い玉」と称しているが、それを取り出すことができる能力の持ち主として、ロウ=ボルグという老貴族を紹介することになっているのだが、そのボルグ卿を魔道で攻撃しないことと、アスカに埋め込まれている「なにか」を取り出す代償として、そのボルグ卿に身体を許すことまで、魔道契約で承知させているのである。
魔道契約は、強い魔道遣いほど、それに行動が拘束されてしまうので、多分大丈夫だと思うが、そのボルグ卿こそが、かつて、アスカのところから、アスカの「玩具」だったエリカを連れて逃亡したロウのことだと知れば、どういう態度に豹変するかわかったものじゃない。
だから、ぎりぎり直前まで、アスカにはできるだけ情報を与えたくない。
従って、ここで待機状態になっている理由が、ノルズが情報を集めているためということを悟られないようにも気をつけているのである。
まあ、魔道の能力がとてつもない割には、かなり頭が軽く、おまけに嗜虐好きの淫乱ときているので、こうやって、趣向を凝らしたエマいじめを見物させておきさえすれば、呑気にすごしてくれている。
もう数日すれば、王都からの情報もいくらか正確に把握することができると思うから、それまでは、なるべくこの女を退屈させないようにして誤魔化すしかない。
うまい具合に、このところ、しつこかったパリスの部下の襲撃からも免れているし、逃げ回るために転々とする必要はしばらくはなさそうだ。
また、エマへの嗜虐をアスカも十分に愉しんでくれているから、この小屋から動かないのもアスカからは、文句は出てきていない。
もっとも、アスカの気を引くためのエマいじめというのは、ノルズの言い訳でもある。
ノルズは純粋に、こうやって、同性の女を惨めにいじめるのが、心の底から愉しいのだ。
我ながら、困った性癖だとは思うが、これだけはやめることはできない。
「ところで、ノルズ、この山小屋にはいつまで、留まっているんだい? 明日くらいには、出発はしないのかい? この身体に埋め込まれた魔瘴石と呪い玉を取り出してくれる
アスカがエマの痴態を眺めながら言った。
エマは疲労困憊の身体を必死に動かしながら、長いロープの回転に合わせて、汗をまき散らして飛び続けている。
長くやらせ続けている運動で湯気がたつほどに上気しているエマの裸身は、彼女が跳ぶたびに、縄で堅めあげられている乳房が揺れ、双臀がうねり、股間の男根が上下にぶるぶると動く。
なかなかに惨めで煽情的な光景だ。
「なに言ってんだい。先日も説明したじゃないかい。あたしらがここで動きをやめて隠れているあいだに、あたしの部下が、あたしたちに扮してハロンドールの国境の反対側を動き回っているのさ。もう少しの辛抱だよ。パリスの部下はすっかりと、そっちに引きつけられるさ。そうすれば、安心して、こっち側から王都に向かえるということさ」
ノルズたち三人の身なりに似せた女三人を囮として北側の国境沿いに出現させ、パリスの追っ手を目くらましにさせているのは事実だ。
それで、完全に彼らは、ノルズが手配した囮の方向に向かったらしく、この数日については完全にパリスの手の者の追っ手の影がない。
アスカにも、もう少しこのまま待機すれば、うまい具合に逃げおおせるだろうと説明している。
「だけど、連中がわたしを諦めることはないさ。絶対にね……。連中の追っ手を追い払うには、お前が連れていってくれる爺が、このわたしの身体に入っているものを一刻も早く取り出してくれることさ。ここには、連中が絶対に諦めない大切なものがあるからね。どんなことがあっても、連中はあらゆる手段で、わたしを探し出して追ってくるよ」
アスカが自分の胸を軽く叩く仕草を示しながら、言葉の内容とは裏腹の気楽そうな態度で言った。
実際のところ、ロウがアスカの身体の中に埋められている得体の知れない「何か」を淫魔術で取り出せるかどうかはわからない。
まあ、できるんじゃないだろうか。
少なくともロウは、スクルズたちから魔瘴石を抜き、ノルズが掛けられていた死の呪いを性交するだけで、解除してくれた。
ロウの実力については、実のところ、ノルズはあまり心配していない。
また、ロウのことを年老いた貴族だと考えたのはアスカの勘違いだ。
ノルズはただの一度だって、ロウのことを年寄りとは口にしていない。
具合がいいので、勘違いを訂正するつもりもないが……。
「まあ、逃亡のことと、連中を巻くことについては、あたしに任せておくれ。ちゃんと考えてやってんだ」
ノルズは言った。
いずれにしても、とてつもない力を持った魔女のアスカだが、パリスとパリスの手の者には、アスカ自身は魔道で抵抗もできないし、攻撃することもできない。
そういうパリスの魔道がアスカにかけられているらしい。
だから、この逃避行については、なにからなにまで、ノルズに頼るしかない。
従って、ノルズを隷属させながらも、アスカは最終的にはノルズに応じるしかないのだ。
「あっ、いやっ」
そのときだった。
エマが足を縄に引っ掛けて、緊縛した裸身をつんのめらせ、しかも、両腕を背中で縛られているために、重心を完全に失ってしまい、床に転倒したのだ。
「こらっ、なに、失敗してんだい。罰だよ」
ノルズはエマの男根の尿道栓に電撃を流してやった。
「うぎゃああ」
エマが獣のような絶叫をあげてのたうち回る。
その姿にアスカが手を叩いて笑いこけた。
だが、その騒がしさに混じって、ノルズの耳に小屋の外から
ノルズは電撃をやめて、たちあがった。
「立ちな、エマ……。次は縄を跨げ。そうだね……。この水筒をその男根で持ちあげてごらん。縄を張ってやるから、女の股で擦りまくるんだ。そうすれば、ふたなりの男根ももっと勃起して水筒くらいあがるというものさ」
ノルズは、回っていた縄を魔道で、エマの腰の括れの高さで、ぴんと横に張り、強引にエマに跨らせた。
そして、水がいっぱいに入っている革の水筒に紐をつけて、男根の先に結びつけてやる。
「い、痛いいっ」
さすがに水の入った水筒は重いらしく、ノルズの男根は引っ張られて床に向かう。
ただ、十分に紐は短いので、縄に跨らされて腰をさげることができないエマは、男根で水筒を宙吊りにした状態になった。
「エマ、いい格好じゃないか。女の股の寸止めを解放してやるよ。久しぶりに絶頂していい。ノルズの言いつけ通り、見事に水筒を上まであげてみせるんだ」
アスカが笑いながら言った。
ノルズは、アスカにちょっとエマと遊んでいてくれと言ってから、立ちあがった。
「どこに行くんだい、ノルズ?」
すると、アスカが声をかけてきた。
「用足しさ。おしっこだよ」
「小便なら、エマに飲ませてやりなよ。喉が渇いて死にそうな顔をしているよ」
アスカが笑った。
一方でエマはもう反撥する気力もないのか、横に張った縄に跨って亀裂を喰い込ませ、腰を前後させて動かし始める。
しかし、動けば男根にぶら下げられている水筒によって痛みが走るのか、気持ちよさよりも苦痛がまさってつらそうな様子である。
「こいつには自分の小便を食事に混ぜて食わせるよ。自分の精液付きでね。だから、女の股は解放していいけど、男根の尿道栓はそのままにしていくれよね、ご主人様……。戻ったら、自分の食事の皿に、射精と小便をさせるから……」
ノルズはうそぶき、小屋の外に出た。
エマの悲鳴が聞こえる小屋から離れていき、夜道を少し進んで、小屋の喧噪が小さくなるくらいに距離をとった。
口笛で虫の声を奏でる。
すると、夜闇からひとりの男がすっと目の前に出現した。
「ノルズ様、いくつか報告があります……。まずは、ハロンドールの王都の異変に関する追加報告です……」
男が口を開いた。