※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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495 淫魔師とエルフ娘

 対面座位で密着している目の前のロウがくすくすと笑った。

 ユイナは我に返り、羞恥が全身を襲うのを感じた。

 勢いに乗ったとはいえ、なんと恥ずかしいことを……。

 

「い、いまのはなんでもないわよ。う、嘘よ──。本当じゃないからね。わ、わたしがあんたにべた惚れだなんて……」

 

 ユイナは、そこまで口走ってから、口から勝手に心の本音が飛び出して来ないことに気がついた。

 ここに連れ込まれた初日、ユイナはこいつから本音しか喋れなくなる術をかけられて、散々にロウやロウの女たちにからかわれた。

 どうやら、そのときにかけられてた、おかしな術からは解放されているようだ。

 

「まあ、そういうことにしておくか……。俺はこんなんだから、お前だけとはいかないけど、ユイナのことも結構気に入っている。からかうと愉しいしな……。まあ、好きかな。こんな変態だから、特殊なかたちでしか愛さないけどな」

 

 一郎が笑った。

 ユイナはかっと身体が熱くなるのを感じた。

 こいつはなにを口にするのだ──。

 ユイナのことを好きなどと──。

 ま、まったく……。

 すると、いまだに挿入されっぱなしの股間が熱くなった。

 じゅんと、またもやまとまった愛液が膣の中で迸るのを感じた。

 全身が痺れたような感じになり、ユイナは思わず一郎に体重を預けてしまった。

 

「な、なに、い、言ってんのよ。ば、ばかなことを……。それよりもいいかげんに抜いてよ。いつまでこうしてんのよ」

 

 無理矢理に抜こうとする。

 だが、腰をあげたところで、まだ抜けかけていただけの腰をぐんと揺らされた。

 後手に拘束されている体勢が崩れて、一気に奥まで一郎の怒張が突き挿さる。

 

「んふうううっ」

 

 怒張の尖端がユイナの一番気持ちのいい場所を擦り貫く。

 軽く絶頂してしまいユイナは全身を弓なりにして全身を痙攣させてしまった。

 一郎がそのユイナをぎゅっと抱きしめて引き寄せた。

 

「気持ちよさそうだな。俺の調教が病みつきになったか?」

 

「な、なにが……」

 

 ユイナは肩で息をしながら、顔をあげて一郎を睨む。

 しかし、こいつはにやにやと微笑むだけだ。

 それがむかつく。

 だが、確かに性行為については、神がかりに上手かもしれない。

 それだけは確かだろう。

 

「それよりも、知っているか? 隷属の紋様というのは、主人に絶対に逆らえなくなるんだろ? 王都の広場で自慰をしろと命令されても、やるしかないんだぞ。本当に愉しみだなあ」

 

 ロウが笑い声をあげた。

 ユイナはかっとなった。

 

「冗談じゃないわよ。そ、そんなことしないわよ──。変なことさせたら、承知しないからね──」

 

「そうやって、嫌がるのを無理矢理にやらせるのが調教というやつさ。まあ、愉しみにしてな。俺の女たちは、もっと過激な行為をやって、いまみたいな立派なマゾになったんだ。お前もそうなる。いや、してみせる。露出責めの大好きなマゾエルフに仕立ててやるからな」

 

「な、なにが露出責め大好きよ──。あんたの女たちと一緒にしないでよ──。あんたの周りの女が異常なのよ。まあ、強いけどね……。そもそも、あんたが凄いんじゃなくて、エリカさんたちが凄いのよ。それをあんたの力と間違うんじゃないわよ──」

 

 それにしても、なんでこいつは、いつも冷静沈着で、なにかに動じた様子を示さないんだろう……。

 接すれば接するほど、こいつとの差をユイナは感じてしまう。

 ユイナは、どうにかして、こいつを言い負かしてやりたくて、そう言った。

 もっとも、実際には、すでにユイナは、この男に一目も二目も置く気になっている。

 こいつは女扱いが上手いだけじゃない。

 常に冷静で、何事にも正確で的確な判断をする。

 粘性体の術や亜空間とかの術も、どんな高位魔道遣いでも、真似できないような技だ。

 わずか二年のはずなのだが、最初に褐色エルフの里で出会ったときと比べても別人だ。

 まあ、そのときだって、なかなかに大した軍師ぶりであり、ユイナたちを危機から救ってくれたのだが……。

 

「おう、もっともだ。なぜか俺を慕ってくれる女たちに比べれば、俺は凡人もいいところだ。ちゃんと自覚してるぞ」

 

 だが、ロウは特に気を悪くした感じもなく、屈託なく笑った。

 ユイナは、さらに苛ついた。

 

「だ、だったら、少しは自重しなさいよ。あんた、いくらなんでもやりすぎよ。あんたの女たち全員が抱き潰されて倒れているじゃないのよ──。しかも、全部生出しでしょう? 子供ができたら、どうするのよ──。ちゃんと避妊薬飲んでいるんでしょうねえ」

 

「避妊薬? サビナ草のことか? あれは女が飲むんだろう?」

 

 ロウがきょとんとした表情で言った。

 サビナ草というのは、世間に蔓延している絶対確実な避妊薬の原料であり、しかも、安価であるので、まだ妊娠を望まない若い女は誰でも服用している一般的な薬である。

 だが、別に女限定というわけではない。

 男が飲んでも、同様の効果がある。

 

「なに言ってんのよ。あれはねえ……」

 

 ユイナは呆れて、正しいサビナ草の特徴と使用法について教えた。

 ロウは本当に男が飲んでも避妊効果があると承知していなかったようであり、頭を搔いていた。

 

「そういうものなのか。エリカがこれは女が飲めばいいものだと教えたんで、そういうものだと思い込んでいたよ……。ただ、どっちにしても、俺には不要だ。淫魔師の俺には、生出ししても女を孕ませることはないし、逆に俺が望めば、避妊薬なんか関係なく、女を孕ませられる……。ハロンドールの王都に戻れば、ふたりほど妊娠しているらしいけどね」

 

 ハロンドールの王女とその姉を妊娠させたという話のことだろう。

 ユイナはよくわからないが、あのスクルドがそんな話をしてたようだ。しかも、こいつは、それで人間族の王家から手配書をばらまかれて、入国次第に捕縛される可能性もあるということだ。

 王女を孕ませるとはとんでもないことをする男だと思ったが、こっちに来たら来たで、エルフ女王のガドニエルをすっかりと性奴隷みたいにしてしまっている。

 まだ、女王の隠し宮であるイムドリスを乗っ取られて、脱走中の女王であるけれども、戻ったら、この男はこのままエルフ族女王の伴侶ということになるのだろうか?

 いや、人間族がエルフ女王の伴侶などありえないか……。

 しかし、話を耳にしている限り、人間族の国に戻るのは危険極まりない気もするし……。

 

「だ、だけど、あんたどうするのよ……? こっちのことが終わったら……。人間族の国に戻るの?」

 

 ユイナは訊ねた。

 

「んっ? なんでだ? そりゃあ、戻るだろう。まあ、あっちに残している女もいる。しかも、俺の子がお腹にもいるらしいしな」

 

「だけど、手配書が回されたって言ってたじゃないのよ──。捕まるわよ」

 

「おっ、心配してくれるのか? だけど、問題ないようにはしてやろう。お前の隷属については、俺が死ねば、奴隷開放されるように刻んでもらってやる。俺が捕まって死刑になれば、お前は自由だ」

 

「縁起でもないことを言ってんじゃないわよ──」

 

 折角助かったのに、簡単に死なれて堪るものか……。

 冗談でも、そんなことを口にするこいつに腹がたって怒鳴った。

 すると、一瞬だがこいつが怯んだような表情になる。

 だが、すぐに柔和に微笑み直した。

 

「……本気で心配してくれているんだな……。わかる……な。ありがとう。真面目な話、戻り方は考えるよ。しっかりと調べて対策も練る。だけど、こっちの問題を片付けないとな。まずは、イムドリスを取り返さないと」

 

「そ、そうね……。ねえ、だったら手を外してよ。あとで拘束してもいいから……。あ、あんたを抱きしめたいわ……」

 

 言ってみた。

 次の瞬間、あっさりと背中で拘束されていた両腕が自由になる。

 呆気にとられたが、ユイナは、一郎の背中に手をまわして、ぎゅっと抱きしめる。

 すると、今度はこいつの背中側で、ユイナの両手首を束ねるように、なにかが発生してぎゅっと両手首が密着された。

 また、粘性体だろう。

 ユイナは、一郎の背中に両手で抱きつくようにして外れなくされた。

 

「な、なによ──」

 

「思う存分抱きついてもらっていいぞ。ただ、俺は女を拘束して抱く方が興奮するんだ」

 

「この変態……」

 

 ユイナは呆れて軽く舌打ちした。

 もっとも、実のところ、ユイナもこいつに抱かれるのであれば、動けなくされて抱かれた方が興奮するかもしれないと思ったが、さすがにそれは口にしない。

 

「そんなことより、さっきの話だが、じゃあ、試しにお前が孕んでみるか、ユイナ? 人間族との子を妊娠してみるというのはどうだい? 俺が自由自在に子種を仕込めるというのは嘘じゃないぞ。だが、実際のところ試したことがないからわからんけどな。だから、実験台にしてやろう」

 

 ロウが悪戯を思いついたような顔でにやりと笑った。

 

「あ、あんたの子を──?」

 

 思わず声をあげたが、すぐにそれもありかなと思った。

 そもそも嫌だという感情は沸いていない。

 だけど、この男の軽口は、どうやらユイナをからかいたいみたいだ。おそらく、妊娠をさせるといえば、ユイナが烈火のごとく怒ると思っているのだろう。

 しかし、ユイナとしては、むしろ、こいつの子を産むとしたらどうだろうという打算的な考えが浮かんだ。

 この男の性奴隷になるのは、もはや逃れられない運命であるようだし、正直にいえば、ユイナはこの男が嫌いじゃない。

 むしろ、好ましい。

 好きに決まっている。

 

 命の恩人には間違いないし、これほどの恩知らずのことをしたユイナをなんだかんだで受け入れるほどの度量を持つ男だ……。

 人間族であるというのは欠点ではあるが、せいぜい数十年の人間族の寿命程度を添い遂げてやってもいいくらいの情はある。

 

 そもそも、考えてみると、この男の子供を最初に身ごもるということになれば、大勢いるこの男の女の序列の高位に一気に食い込める可能性もある。

 そうか、この男の子供か……。

 もしかして、悪くないかも。

 少なくとも、いまよりも待遇がよくなることは間違いない気もする。

 

「べ、別に……、そうしたければ……いいわよ。わたしはあんたの奴隷なんだし……」

 

 とりあえず言った。

 すると、ロウが急にたじろいだような顔になった。

 

「な、なに言ってんだよ……。そ、そりゃあ、いつかはそういうことになるかもしれないけど、お、お前、嫌じゃないのかよ──。俺の子供を孕まさせられるんだぞ──」

 

 なんだか慌てている。

 その姿が妙に可笑しく感じた。

 

「あんたが言ったんでしょう。遠慮なく孕ませないさいよ。さっきも言ったけど、わたしはあんたがそんなに嫌いじゃないわ。まあ、あんたの子供くらい、産んでもいいくらいには好ましく思ってるわよ」

 

 ユイナがけらけらと笑うと、ロウがますます当惑した表情になった。

 初めてユイナは、ロウより優位に立った気がして、嬉しくなった。

 

「も、もう、その話はいいよ……。とりあえず、ずりねたは返すぞ。王都デビューに必要だしな」

 

 照れ隠しなのか、ロウが話題を打ち切って、急に手元からユイナからとりあげたままだった古文書を出現させた。

 おそらく、亜空間の術とかいうやつだろう。

 やっぱり、処分していなかったのだ。思った通り、こいつの鬼畜は口だけのことだ。

 

「な、なによ……。じゃ、じゃあ、手を解いてよ……」

 

 ユイナの両腕は、いまはこいつの背中で粘着成分の術によって拘束されている。

 

「いや、その前に、ユイナ、ちょっとした賭けをするか?」

 

 すると、いきなりロウが古文書をユイナの口に近づけてにやりと笑った。

 

「賭け?」

 

 いやな予感しかしない。

 この男がこういう笑顔をユイナに向けるときには碌なことはない。

 

「簡単だ。ユイナはこの古文書を口に咥え、砂時計が尽きるまで古文書を口から離さなければ勝ちだ。そのときには、古文書を返すだけじゃなく、眼球紋もすべて元に戻すし、身体に刻まれている魔道封じの紋章も消滅させてやろう。俺の淫魔術なら簡単なことだ」

 

 ロウが宙から小さな砂時計を取り出した。

 一見すると、1タルザン計(1タルザン=約1分30秒)のようだ。

 この男に与えられる刺激が神がかっているのはわかっているが、たったの1タルザンだ。

 それくらいなら……。

 

「おかしな仕掛けはないでしょうねえ。それは本当の時計ね?」

 

「至極普通の1タルザン計だ。名誉にかけて時計に仕掛けはない。仕掛けをするのは、ユイナへの責めかな……。だけど、たったの1タルザンくらいなら、余程の淫乱娘じゃない限り、口を開かないくらいできるだろう?」

 

 ロウが挑発するように言った。

 だが、確かにロウの言うとおりだ。

 1タルザン程度なら、この男の手管にも……。

 ユイナは覚悟した。

 

「や、やるわ……。約束は守りなさいよ」

 

 その程度の時間くらい、いくらなんでも大丈夫だと思った。

 こいつの責めに慣れたとはいえないが、首輪の効果を解放された直後のような激しい疼きの暴流のようなものはなくなっている。その証拠に、いまでもユイナの膣にはロウの男根が埋められたままだが、それほどに気にならなくなっている。

 第一、この賭けに負けてもユイナには損はないが、勝てば魔道が復活するのだ。

 やらない手はない。

 

「じゃあ、始めるぞ」

 

 ロウが砂時計を地面に置いてひっくり返すとともに、ユイナの口に古文書を咥えさせる。

 かなりの重みがあるし、厚さもあるのだが、大きく口を開けば保持できないものではない。実際にユイナはがっしりと古文書を口で咥えることに成功した。

 

「とりあえず、こんなところからかな……」

 

 ロウが ユイナの右脚を軽く掴んで、勢いよく引き戻す仕草をした。

 

「んんんんっ、んんんっ」

 

 たったそれだけの動きなのに、ロウの男根が自分の身体に深くまで沈み込み、ユイナは悲鳴をあげそうになり、狂ったように身体を捩らせた。

 このときはじめて、ユイナはこの勝負について、自分に利が少ないことを悟った。

 ずっと挿入されたままの状態で保持されていたことは、思った以上にユイナの身体を性の生殺しのような状況に陥らせていたらしい。

 

 いや、もしかしたら、これもこの男特有のユイナへの仕掛けなのか……?

 あるいは、わざと疼きを停止させておいて、勝負が開始されてから元に戻した?

 とにかく、一瞬にして気が飛びそうになり、慌てて口に力を入れなかったら、間違いなくユイナは古文書を口から離していただろう。

 

「どうやら、仕掛けに気がついたか? 六日も七日もとめられていた性の疼きが一回や二回くらいの絶頂で収まるものか。多分、三日くらいは、なんらかの後遺症は続くぞ」

 

 やっぱりそうだったのかと思った。

 しかし、ロウがユイナの腰を両手で持ち、軽く持ちあげるようにしてロウの怒張に貫かれたままの膣を回すよう動かし始めると、ユイナの思考はそれだけで飛んでしまった。

 ユイナの感じる場所に、亀頭の先がごりごりと当たってくる。

 とにかく、必死に口を噛んで古文書を咥える顎に力を注いだ。

 それしか考えられない。

 

「ところで、賭けの罰を決めてなかったな。実は、王都の屋敷から、女淫輪(じょいんりん)という海の向こうの大陸に棲むホウゲンという名の女魔王が作ったと伝えられている淫具があるんだが、それを肉芽と乳首に嵌めてもらおう。女の身体を好きなようにいたぶれる淫具なんだが、一番の効果はそれを嵌めると強い性の疼きが四六時中続くというものなんだ。あまりにも強烈なんで、ほかの女にはあまり試さなかったんだが、お前は実験台になってくれ」

 

 ロウがあっさりと言った。

 

 卑怯──。

 勝負が始まってから、賭けの条件を持ち出すなんて卑怯だ──。

 そう抗議したかったが、ユイナの口は古文書を咥えているので塞がれている。

 口は開けない。

 

「黙っているということは、承諾ということでいいな」

 

 ロウがにやりと微笑んだ。

 くそうっ……。

 こいつ、わかっていて……。

 

 口惜しい……。

 そのとき、ロウがユイナの腰を亀頭の先端に引っ掛かるまであげて、手を離してすとんと落とす仕草をした。

 

「んんんんっ」

 

 怒張の先がユイナの膣の気持ちのいい場所だけを強く擦って、一気に子宮近くまで貫いた。

 稲妻が落ちたかのような快感に、ユイナは思い切り身体をのけ反らせて、またもや身体を激しく悶えさせる。

 

 駄目だ……。

 気持ちよすぎる。

 

「んんっ、んんんっ」

 

 ユイナは必死に歯を喰い縛った。

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