【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ふふふ、お姉様、とてもよいお顔ですわ。雌犬の顔です。お姉様のそんな一面、もっと早く知りたかったですわ。ロウ様には、本当に感謝ですね」
ガドニエルがくすくすと笑った。
だが、アスカはそれどころじゃない。
股間から突然に刺激をなくされたことで、瞬時に襲いかかってきた痒みで発狂しそうだ。
地獄のような掻痒感と、さらに満たされることがなかった欲望への焦燥感で、すぐにアスカは抜き差しならない状況に追い込まれた。
すると、不意に脚を拘束していた革ベルトと、首輪に繋がった鎖が外れた。
ガドニエルの魔道だろう。
そして、次の瞬間、木馬そのものが消滅した。
「うわっ」
アスカは地面に足を落とすことになったが、もう脚に力が入らなくて、そのまましゃがみ込んでしまった。
「お姉様、こっちにおいでください。痒みを癒してさしあげますわ」
ガドニエルから声をかけられた。
そして、目隠しが消える。
やっと戻った視界をガドニエルの声がした方向に向けると、一個の肘掛け付きの籐椅子にガドニエルがひとりで腰掛けている。
それで気がついたが、ここは水晶宮でも、貴賓者用の大食堂のひとつだ。
同じような部屋がいくつもあるが、ここは予備のような場所であり、椅子も卓も片付けられていてがらんとしている。
その広い場所の真ん中に、ガドニエルが椅子だけを出して座っていて、アスカが少し離れてしゃがみ込んでいるというわけだ。
「くううっ」
アスカは、いつの間にか太腿を激しく擦り合わていた。
しかし、たったいままで、木馬の球体から貰えていた刺激は、再び下着の持つ特殊な効果によって、一切の刺激を遮断してしまっている。
アスカは泣きそうになった。
「お姉様、どうしたのです? 痒くて気が狂いそうなのではないですか? ノルズからは、お姉様がとてもお苦しみになっていると聞きましたが?」
ガドニエルがにこにこと微笑みを浮かべて言った。
ノルズから聞いている?
いつ、連絡を取ったのだ?
一瞬、そう思ったが、連絡を取り合う手段はいくらでもあるだろう。
それよりも、これでわかるのは、やっぱりこいつらはすっかりと連携し合っているということだ。
すべては、ロウの仕業だろうけど……。
ノルズはともかく、ガドニエルがアスカの調教に積極的に関与するわけがない。
こいつは、かつて、アスカが徹底的に仕上げてやったマゾ女なのだ。
ガドニエルがアスカに逆らうわけがない……。
ましてや、アスカに、ガドニエルから手を出すなど……。
「お、お前ら、よってたかって……。ど、どうするか……お、覚えて……」
アスカはふらつく脚を必死に立ちあがらせながら言った。
ガドニエルに屈するのは癪だが、いまはそれよりも、この痒みだ。
本当に気が狂いそうだ。
「待って──。お姉様、そこで服を脱いでください。雌犬には、雌犬に相応しい恰好があるじゃないですか」
すると、突然にガドニエルが言った。
「なっ」
アスカは絶句した。
「どうしたのですか、お姉様。服を脱ぐんです。もう服はお姉様にまとわりついているだけですわ。その状態でも背中から引っ張れば脱げるじゃないですか。足も使ってください。下着一枚の恰好になったら、こっちにいらしてください。ちょっとだけ、痒みをほぐしてさしあげます」
ガドニエルが妖艶に微笑んだ。
アスカは唖然とした。
いまのいままで、こいつがこんな顔ができるということさえ知らなかったし、なによりも驚いたのは、ガドニエルが、アスカを「雌犬」呼ばわりしたことだ。
信じられることじゃなかった。
「お、お前、だ、誰に向かって……」
やっとのこと口から出したのは、その言葉だ。
だが、ガドニエルからは、冷笑のような表情が向けられただけだ。
「ならば、いつまでも、そうしておられますか? わたしは、ロウ様のご用事が終わるまで、お姉様の時間潰しをするように命じられているだけですから……。ここにずっとおられるだけでも構いませんわ。もっとも、ここは一応は防音と人避けの結界を張っておりますが、この部屋の外は普通に官吏や家人たちが大勢いる廊下ですから、その恰好ではうろうろしない方がよいですわね」
「ふ、ふざけるな──。ロ、ロウはどこだい──? なにが用事だよ。どっかで見てるんだろう。早く連れてきな、ガドニエル──」
アスカは怒鳴った。
しかし、昔であれば、このアスカの一喝で、竦みあがったはずのガドニエルが、まるで風の音でも聞いているかのように涼しい顔をしている。
「だったら、わたしはもう行ってもよろしいですね? ロウ様には、お姉様が聞き分けがなかったと報告しておきます。きっと、失望なさるでしょうね。もう来ないかも」
ガドニエルがわざとらしく立ちあがり、転送術でいなくなるような仕草をする。
はったりだとは思うが、アスカにはあがらいの手段はない。
この状態で放置されるわけにはいかないのだ。
本当に痒みでに死にそうだ。
「ま、待って──。脱ぐよ。脱げばいいんだろう──」
アスカは指縛りをされている後手で、服を引っ張り落した。
さっきノルズにより、胸が剥き出しになるほどに斬り裂かれているし、すでにスカートは取りあげられている。
簡単に胴体から足首に滑り落ちる。それを足首から抜くと、アスカは例の「呪いの下着」一枚の恰好になる。
ガドニエルに向かって歩く。
「お待ちください。その鎖、じゃらじゃらして、こ
アスカは歯噛みした。
首輪に繋がっている鎖を自分の手で持たせるなど、細かい侮辱行為をどこで覚えて来るんだと思った。
アスカはしゃがみ込み、なんとか背中で鎖を掴んで引き寄せ、床に落ちないように後手でまとめて持つ。
ガドニエルの前に立つ。
「鎖はそうしてくださいね。それが雌犬ですよ。さあ、もっとこっちにおいでください。雌犬のことなら、色々とお教えしますから」
ガドニエルがすっと手をアスカの股間に伸ばしたと思った。
「はううっ」
一瞬だ。
一瞬だった。
ほんのちょっとガドニエルの指がアスカの下着の上から股間を触ったのだ。
痒みに狂っている股間を刺激され、愕然とするほどの快美感がアスカに襲いかかる。
あれほどに頑なに外からの刺激を遮断していたのに、やっぱり他人による刺激はちゃんと伝わるのだ……。
だが、もうそれはどうでもいい。
それよりも、もっとだ。
もっと──。
アスカはガドニエルに股間を突き出すようにしていた。
「ああ、もっと、もっと、触っておくれ。ああっ、な、なにしてんだよ。もっとだよ」
必死に声をあげる。
だが、ガドニエルはもう手を伸ばそうとせず、逆に身体をすり寄せるアスカをどんと押した。
足がふらついているアスカは、それだけで倒れそうになったが、それよりも、びっくりしたのは、ガドニエルがアスカにそんな態度をとったことだ。
それは、アスカの持っている「常識」ではありえないことだ。
「お姉様、伏せ。伏せです」
ガドニエルが愉快でたまらないという表情で、優雅に笑いながら言った。
しかし、いま、なんて……?
伏せ?
「伏せですわ、お姉様。その場に正座をして、頭を床につけるんです。それが雌犬の伏せです。昔、お姉様がわたしに教えたことですよ。覚えておられるでしょう?」
ガドニエルがころころと笑った。
全身に屈辱が走る。
その瞬間だけは、痒みが股間から消えた気がした。
「お、お前……」
余りの怒りに声が震えるのがわかった。
いや、すぐに声だけじゃなく、全身が震える。
こっちは怒りではなく、痒みによる身体の痙攣だ。
怒りよりも、やはり痒みの苦痛が上回る。
すると、ガドニエルの手に一本の乗馬鞭が出現した。
びっくりしたが、その乗馬鞭がすっと伸びて、ガドニエルの股間を撫ぜた。
「はひいいっ」
溶けるような気持ちよさが全身を駆け抜ける。
痒みに狂う股間を刺激される快感のなんという心地よさ……。
アスカはそれだけで気が遠くなりそうになったが、すぐに鞭は引きあげられる。
「ああ、そんなあ」
アスカは悲鳴をあげた。
「伏せをしてください、お姉様。わたしに従えば、股間を掻いてあげます。もう、おわかりになったと思いますが、お姉様がおはきになっているロウ様の下着は、装着している者自身による行為では、すべての刺激を遮断しますが、他人から与えられる刺激には、ちゃんと感じるようになっているんです。さあ、お股を擦って欲しくないですか? 雌犬ができれば、ご褒美に擦ってあげますわ」
アスカは、ぐっと怒りが込みあがるの感じた。
だが、その気力はすぐに消える。
もうだめだ。
さっきの刺激から与えられた甘美感のためなら、すべてを犠牲にできるし、この恐ろしいほどの痒みの苦しさから逃れるためなら、もうなんでもする。
屈辱に歯噛みしながら、アスカはガドニエルの足元に正座をして、ぐっと身体を倒して頭を床に着ける。
「それだけですか、お姉様? なにを言えばいいか、お姉様は知ってなさるのではないですか? お姉様自身がわたしに教えたことですわ」
頭の上から声がかけられる。
アスカは唇を噛んで、恥辱を飲み込む。
「……め、雌犬の……ラ、ラザニエルに躾を……。どうか……よろしくお願いします……」
頭の上にガドニエルのサンダルが乗る。
腹が煮えるのを必死に耐える。
しかも、ぐりぐりと踏みにじられた。
アスカは額を床に押しつけられる痛みと頭を踏まれる恥辱を我慢する。
しばらくすると、その足がどかされた。
「よくできましたわ、お姉様。ご褒美です。顔をあげてください」
顔をあげる。
鞭先が股間のあいだにすっと入ってきた。
えっ──?
当惑したが、次の瞬間、ぐいと鞭の尖端がアスカの股間を激しく擦った。
「はああ」
露わな声とともに、アスカは身体を反り変えさせた。
待ちに待った瞬間だ。
途方もない快美感が全身を駆け抜ける。
「こっちも欲しいのではないですか、お姉様?」
ガドニエルが笑いながら立ちあがり、今度は後ろ側からアスカのお尻を布の上から擦る。
それまで感じたことがないような妖しくも、峻烈な快感が五体を駆け巡った。
そのときだった。
遠くから鐘の音が聞こえてきた。
すると、ガドニエルがはっとしたように、身体を竦ませた。
しかし、そんなことよりも、アスカはこれにより終わってしまった愛撫に対して、愕然とした。
ガドニエルに向かって哀願の口を開く。
「ああ、や、やめないで──。も、もっとおくれよ」
ガドニエルが顔をアスカに向ける。
なぜか、急に真顔になっている。
「お姉様、なんともありませんか? どこか、おかしなことは……?」
こいつ、なにを言っているんだ……。
「ふ、ふざけるなよ。痒くて死にそうだよ──。もっと、刺激をおくれったらあ──」
大声をあげた。
もしかしたら、泣いていたかもしれない。
それくらい、痒みの苦しさが脳天に達している。
すると、ガドニエルの顔がほっと緩んだ気がした。
「どうやら、お変わりないようですね……。じゃあ、ロウ様はもうすぐ来られると思いますよ。それまで、ロウ様に言いつけられた、お姉様とのお遊びをしましょう。ほら、これを持ってきてください。そうしたら、お姉様が欲しいものをさしあげます」
いきなり、ガドニエルが持っていた乗馬鞭を部屋の隅に放り投げた。
アスカは唖然とした。
「どうしたんですか、お姉様。鞭を拾って持って来るんです。さあ、さあ……」
かっとなる。
まさか、自分がガドニエルから雌犬調教を受けるとは……。
投げたものを口で咥えて持ってこさせる……。
犬のように……。
まさに、かつて、アスカがガドニエルにやってやった倒錯の遊びだ。
「く、くそう」
負け惜しみ気味の悪態をついたが、もう全身を蝕む股間の痒みは耐えられないものになっているし、中途半端な刺激は発狂しそうな焦燥感となって、アスカを追い詰めている。
アスカは立ちあがり、投げられた鞭の場所まで行き、なんとか口で咥えて、ガドニエルのところまで戻る。
「まあ、お姉様、全然なってないじゃありませんか。遅いですわ。とても遅いです。それじゃあ、ご褒美はなしですね」
鞭が再び投げられた。
呆然としたが、行くしかない。
今度はアスカは懸命に走り、すぐに口で咥えてガドニエルのところまで戻った。
「今度は合格ですわ。さあ、ご褒美です」
いきなり前から股間を鞭で引っ叩かれた。
「ひぎゃあああ」
悲鳴をあげてその場にひっくり返ったが、激痛と引き換えに、あの狂うような痒みが一瞬にして消滅する。
なんという気持ちよさ……。
「ああ、もっと、もっとだよ──」
アスカはすぐさま立ちあがって、ガドニエルに向かって股間を向けていた。
ガドニエルが声をあげて笑った。
「本当に雌犬っぽいですね、お姉様。次はお股を十回くらい擦ってさしあげますわ。その代わり、わたしが満足するくらいに速く持って来るんです」
鞭が投げられる。
アスカはその鞭を追って走り、口で持ってくる。
しかし、一度目は合格は貰えなかった。
アスカは泣きそうになる。
もう一度投げられる。
それもだめだった。
三度目──。
今度は投げられる前から駆け、必死になって口に咥えて駆け戻った。
「はあ、はあ、はあ……」
鞭を受け取ったガドニエルの審判を待つ。
ガドニエルは小さく頷き、アスカを立膝にさせ、股間の下に鞭を入れる。
「ううっ、あああっ、ああああっ」
ぐいぐいと股間を圧迫しながら鞭が股間を前後する。
掻痒感が癒えていく快感に加えて、再熱した性感への欲求に、堪らずアスカは甘い声をあげた。
「あああ、気持ち、気持ちいい、ガドニエル──。ああ、もっと、もっとだ──」
アスカは歓喜に震えながら叫んだ。
だが、鞭がさっと引きあげられる。
「ああ、どうして──」
アスカは泣き叫んだ。
「ふふふ、相当に頭にきていますね、お姉様……。本当にロウ様の言った通り……。もう、あの裏切り男……いえ、女かしら……とにかく、あいつのことなんて、頭にはおありにはないですね……。よかったですわ……。そら、もっと欲しければ、鞭を持って来るんです」
鞭が投げられる。
なにも考えずに、アスカはそれに向かって走った。
そうやって、ガドニエルから躾けられる時間が続いた。
鞭が投げられ、それを咥えて戻り、ご褒美に鞭打ちか、股間への愛撫をもらう。
しかし、すぐに中断され、鞭を投げられて、走ってそれを追う。
その繰り返しだ。
もう汗びっしょりで、へとへとだが、やめれば愛撫がなくなるのだ。
やめるわけにはいかない。
アスカは懸命に駆け続けた。
そのときだった……。
「やっているな、ガド──。どうだ、ガド、ラザの躾はちゃんと進んでいるか」
視線を向ける。
この大食堂に入る扉のひとつの横にロウが立っていた。
いま、入ってきたのだろうか。
「あらあら、大変な感じですね。でも、問題ないですよ。よいお顔におなりです、ラザさん」
横には、あの巨乳魔術遣いがいて、いつものように呑気そうな口調でにこにこしている。
スクルドだ。
アスカは、どうにもこのなにを考えているかわからないような、この女が苦手だ。
しかし、それよりもロウだ。
わけのわからない感情がアスカの中で爆発する。
ほとんど、なにも考えられずに、アスカはロウに駆け寄り、その足元にひれ伏していた。
「ああ、ロウ、もう我慢できないんだ。どうか、犯しておくれ。このとおり──。このとおりだから──。お願いです。どうか──」
その瞬間、この一連のいたぶりの張本人がロウであることも、ガドニエルの前であるということも忘れた。
アスカにあったのは、ロウに犯してもらいたいという激しい欲望だけだ。
もう、恥も外聞もない。
おかしな下着をはかせたことに対する怒りもない。
あるのは、発狂するような地獄の痒みと、灼熱に燃えたぎる性欲だけだ。
アスカは、その場に土下座をしたまま懇願した。
「ラザをここまで躾けるとは頑張ったな、ガド……。ご褒美をやろう。ラザはそのままだ。しばらく、待て」
ロウが笑いながら言った。
「そんなあ」
アスカは絶望の声をあげた。
「言われた通りにしただけですけど……。でも、ありがとうございます」
一方でガドニエルが、嬉しそうにロウに駆け寄るのが眼の端に映った。
女王に似つかわしくない、全力疾走で……。
「ひいいん」
しかし、その途中で不意に膝を崩して倒れこみそうになった。
アスカには、それがガドニエルがはかされている貞操帯の刺激によるものだとすぐに悟った。
おそらく、この悪戯男は、ガドニエルに装着させている貞操帯のディルドを激しく動かしたに違いない。
「まだまだだな、ガド。俺の雌犬女王様なら、そのくらいの刺激は毅然として我慢しないとな」
ロウがにやにやしながら言った。
股間を両手で押さえてうずくまりそうになっていたガドニエルがはっとしたように身体を真っ直ぐにして、ロウのところに駆け寄る。
ロウの前に着くと、目に見えて脱力した。
ディルドをとめてもらえたのだろう。
「ではガドさん、ご主人様はお渡ししますね……。では、ご主人様、わたしはみんなのところに戻ってます。先ほどはお情けをありがとうございます」
スクルドがにこににしながら、ロウの腕をとってしだれかかった。
気がついたが、スクルドの短いスカートから出ている脚に精液のようなものが伝い垂れていた。
たったいままで、ロウと愛し合っていたというのがわかる。
「ありがとう、スクルド。嫌な仕事を悪かったな」
「いえ……」
「いや、ありがとう」
ロウがスクルドの頭をぽんとさわった。
そして、引き寄せる。
濃厚な口づけが始まる。すると、スクルドは途中で腰を砕けそうになり、それをロウが抱いて支えるようにした。
そして、身体が離れる。
「ふう……、さ、さすがはご主人様です……。と、とても、危険な口づけ……」
スクルドが上気した顔でうっとりとした感じで言った。
「戻ったら続きをすると、みんなに伝えてくれ。今度は目隠し鬼ごっこだ。ただし、左右の手首足首を繋いでな。もちろん、負けは罰だ」
「ふふふ、みんなに伝えます」
スクルドが移動術で消えた。
「さて、待たせたな、ガド。調教はまだまだだが、ラザをしつけたご褒美はやろう。もっとそばに寄れ」
「は、はい、ありがとうございます」
ガドニエルが満面の笑みを浮かべて、ロウにくっつかんばかりに近寄る。
「ま、待っておくれ、わ、わたしは――」
アスカは叫んだ。
「ラザは待てだ。だが、俺の許可なく一歩でも動けば、そのまま夜まで放置するぞ。まあ、とりあえず、刺激遮断だけは解除してやろう」
「ふ、ふざけんじゃ……」
アスカは屈辱で身体が震えるのがわかった。
しかし、一方で、ほとんど無意識に強く太股を擦っていた。確かに刺激はくる。
しかし、この死ぬような痒みを癒すには程遠い。
「俺に犯されたくなければ、好きなようにしな」
ロウがにやりと笑った。