※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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 第10話  性奴隷試験
55  性奴隷志願の女騎士


「本気なのか、シャングリア?」

 

 とりあえず、一郎は背負い袋を横に置き、長椅子に腰かけながら訊ねた。

 アルファ・ランク以上の冒険者パーティのみが使用を許されるギルド本部にある冒険者用の個室だ。

 

 眼の前には、ジーロップの盗賊退治のクエストのときとは打って変わって、女冒険者の服装をした……しかも、ミニスカートをはいてきたシャングリアがいる。

 クエスト完了の報告をしに、数日ぶりに王都のギルド本部に戻ってくると、「騎士をやめるから、一郎のパーティに入れてくれ」と懇願するシャングリアが待ち受けていたのだ。扉の外の広間では、美貌のお転婆女騎士として有名なシャングリアが、冒険者を希望してギルドにやってきたと大騒ぎだ。

 

「な、なにをいうか、ロウ──。わたしは本気だ。わたしは、お前たちとともに冒険者として生きていくことに決めたのだ。しかも、さっきも言ったが、お前をクロノスと認めて仕える覚悟もある。どうか、お前のパーティに加えて、エリカやコゼ同様に扱って欲しい」

 

 シャングリアが一郎の前に立ったまま言った。

 

「そりゃあ、シャングリアほどの者が、俺にそんなことを言ってくれるのは嬉しいけど……。ちょっと信じられなくてな……」

 

 一郎は困った。

 この美貌の女騎士に興味がないといえば嘘になる。

 だが、この女騎士は、どこまで本気で言っているのだろうか……?

 一郎が抱けば、一郎の精に備わっている淫魔師の呪術の力で、今度はシャングリアの意思とは無関係に性奴隷としてシャングリアの心を縛ってしまうことになる。

 将来もあり、立派な係累もあるシャングリアの残りの人生をそうやって、一郎のような若くもない男が奪ってしまうのは、さすがに少しばかり躊躇するものがある。

 

「お、お前は、わたしの本気を疑うのか──」

 

 シャングリアが血相を変えた口調で言った。

 

「まあ、座りなさいよ、シャングリア──。あんたって、何事も直情的なのよ。あんたがわたしたちのパーティに加わりたいだなんて、わたしだって半信半疑よ」

 

 エリカが口を挟んだ。

 

「なにを言う、エリカ──。あの魔妖精のクグルスだって、ロウの相手はふたりだけじゃあ大変だから、わたしが加わってもいいと言っていたぞ。わたしも体力はある方だ。十分にロウの性奴隷は務まるはずだ──」

 

「ク、クグルスのことを不用意に口にするんじゃないわよ──。いいから、座りなさい──」

 

 エリカが慌てたように低い声で言った。

 確かにそうだ。

 ここは、他人の耳もあるギルドの本部だ。

 一郎が魔妖精をしもべにしているなどと誰かに聞かれれば、一郎は王軍に捕縛され、悪くすれば処刑だ。

 個室はいえ、「魔妖精」などという単語を出すべきではない。

 

「そうね……。とりあえず、ここにおいで」

 

 コゼもそう言って、シャングリアを無理矢理に一郎の向かいの長椅子に引っ張っる。

 一郎に向き合う長椅子に、シャングリアを真ん中にした三人の女がぐっと密着したかたちで腰をかけるかたちになった。

 

「それにしても、ほんとに本気なの、あんた? 気紛れでロウ様に仕える冒険者になるとか言って、それで、しばらくしたら、やっぱりやめたとかいうような気儘をされれば、迷惑がかかるのはロウ様なのよ──。一体全体、どんな了見で……」

 

「いや、そんなことはないはずだ。わたしは、ちゃんとあのクグルスから聞いたぞ──。このロウは淫魔師であり、呪術で女の心を縛ってしまうそうじゃないか。ロウ、わたしの心を縛っていい──。わたしは、お前というクロノスに、一生仕えるつもりなのだ。この心に揺るぎはない。わたしの心を疑うというのであれば、ロウの呪術でわたしを支配すればいい。わたしはそれでいい──」

 

 シャングリアはきっぱりと言い切った。

 一郎は、シャングリアが一郎が淫魔師であるということや、精の呪術について知っているということにびっくりしてしまった。さらに驚くのは、シャングリアが、それを承知で一郎に仕えたいと主張しているということだ。

 一方で、あっさりと一郎の呪術を受け入れるとまで言ってのけるシャングリアの覚悟にも驚きだ。

 

「こらっ、声に出すなと言ってんでしょう──。それにしても、クグルスったら──。あいつ、どこまで、こいつにべらべらと喋ってんのよ──」

 

 エリカが怒った口調で言った。

 確かにそれは一郎もクグルスに苦言を呈したくなった。

 そういえば、ジーロップ山でオーヌというウーズ遣いをやっつけたとき、魔妖精のクグルスは、シャングリアにしきりに一郎の性奴隷になれとからかっていた。

 そのとき、クグルスがシャングリアに喋ったのだろうとは思うが、このシャングリアも、そのクグルスの言葉をまともに受けて、それで一郎のところに正式にやってこようと決心したに違いない。

 

 それにしても、クグルスめ……。

 あとでしっかりと折檻してやろう……。

 

「……と、とにかく、あんたって、ロウ様にお仕えすることがどういうことかわかっていないと思うけど……」

 

 エリカがシャングリアにさらになにか言おうとした。

 だが、コゼが反対側から手を出して、それをとめるような仕草をした。

 

「な、なによ、コゼ……?」

 

 エリカが当惑した表情でコゼを見る。

 

「まあまあ、エリカ──。わたしはいいと思うわよ。もちろん、ご主人様次第だけど、シャングリアは確かに戦力だしね──。冒険者パーティとしては戦力が充実していいことじゃない……。だけど、エリカの言うとおり、本当にご主人様にお仕えする覚悟はあるのかしら……?」

 

 コゼがそう言いながら、悪戯っぽくシャングリアの胸の膨らみにすっと手をやった。

 

「な、なにをする──」

 

 驚いたシャングリアが赤い顔して、ぱっとコゼの手を払った。

 

「はい、不合格──。言っておくけど、このご主人様は、とってもいやらしくて、鬼畜よ──。あたしとエリカだって、ご主人様のご命令で、愛し合ってたりさせられるのよ。ご主人様の性奴隷になるということは、あらゆる辱めを受けることになると考えていいわ。ちょっとばかり、あたしたちに、胸を触られたくらいでいやがるようじゃあ、ご主人様に仕えることは無理ね」

 

 コゼが笑った。

 えらい言われようだが、なんとなく面白いことになりそうだから一郎は黙っていた。

 

 ちょっと人見知りの傾向のあるコゼだが、実はひそかに「エス気」が強い。それで時折、エリカを相手に淫靡な悪戯をして愉しんだりもしたりする。無論、それをけしかけるのは一郎なのだが、この自称性奴隷志願者の女騎士を前にして、コゼのその嗜虐の癖がむらむらと沸いてきたに違いない。

 

「そ、そんなことはない──。い、いまのはちょっとびっくりしただけだ。わたしは、お前たちとも仲良くやるつもりだ……。い、いや、仲良くする──。む、胸くらい触れ」

 

 シャングリアがさっと両手をおろした。

 

「へえ、触っていいの……? じゃあ、遠慮なく……」

 

 するとコゼは、今度はシャングリアの短いスカートの裾にすっと手を入れた。

 

「わっ──な、なんだ──。む、胸だと言っただろう──。なにをするんだ──」

 

 シャングリアの太腿に手を這わせたらしいコゼの悪戯に、シャングリアが真っ赤になって手を押し払った。

 

「ほら、ごらん──。ご主人様に仕えるなんてやめなさい──。あなたのようなお高くとまった女騎士さんには無理よ」

 

 コゼがけらけらと笑った。

 

「コゼ、あんたねえ……」

 

 エリカは横で呆れたような顔をしている。

 しかし、一郎には、いまのコゼの悪戯で、シャングリアの性的興奮の目安であるステータスの「快感値」が初期値の“100”から、すでに“60”にまで落ちているのを発見した。

 

 ほう……。

 

 一郎は思わずほくそ笑んでしまった。

 男勝りの気性のわりには、このシャングリアは、案外にマゾっ気があるようだ。

 これは面白いことになった……。

 

 コゼだけではなく、一郎の嗜虐の火もついてしまった。こうなったら、とことん愉しむことに決めた。

 

「そうだな──。じゃあ、試験をしてやろう、シャングリア。これから、夕方まで、この先輩冒険者のエリカとコゼと散歩をしろ。俺もついていくが、体裁としては三人で散歩だ。それで音をあげなかったら、俺たちのパーティに加えてやろう」

 

「散歩?」

 

 一郎の言葉に、シャングリアがきょとんとした。

 

「もちろん、ただの散歩じゃない。夕方までの散歩のあいだ、シャングリアは先輩ふたりのやることに一切抵抗しない。それが条件だ──。もしも、逆らったら、それで終わりだ。試験は終わり、シャングリアは騎士団に戻る。そういうことにする」

 

「や、やるぞ──。わたしは本当にお前に仕えると決めたのだ。なにをするつもりか知らないが、わたしが本気だということを証明してみせる」

 

 シャングリアがきっぱりと言った。

 本当に直情的で愉しい女だ。

 なんか嬉しくなってくる。

 

「じゃあ、証明してくれ……」

 

 一郎は長椅子の横にある荷に手を伸ばして、小さな淫具を取り出した。

 クグルスに作らせた「ローター」だ。コゼたちが自在に遠隔操作できる操作具もある。

 ジーロップ山のクエストを終わらせてから、借りていたウマと馬車を返して、直接にこのギルド本部にやってきた。それで、旅の荷を持ったままだったのだ。だから、荷の中にエリカとコゼを「調教」するための淫具一式も入っていたのだ。

 

「な、なに、出すんですか、ロウ様──。そ、そんなの──」

 

 エリカが顔を真っ赤にして声をあげた。

 一郎はエリカの言葉を遮るようにさっと片手をあげる。

 エリカがぎょっとしたように口を閉じる。

 

 一郎の淫魔の支配が動いているのだ。

 淫魔師の力で、エリカの心のたがをちょっとばかり緩めてやっている。あとで元には戻すが、どこまでも生真面目なエリカにほんの少し悪戯心が芽生えるようにしようと思った。

 エリカの眼がとろりとなる。

 催眠が成功したようだ。

 

「そ、そうね……。ちょっとばかり遊びましょうか、シャングリア……。杖なしでもそこそこの魔道はいけるのよ……。両手を出して……」

 

 エリカがシャングリアの両手首をぐっと握った。

 

「な、なんだ……?」

 

 シャングリアは当惑しているが、すぐにはっとしたように眼を大きく見開いた。

 エリカが手を離した。

 シャングリアの両手がだらりとシャングリアの身体の横に垂れた。また、その両手首にはうっすらとした灰色の線が刻まれている。

 

「て、手が……」

 

 シャングリアはもがくような仕草をしているが、どうやら、まったく腕が動かなくなったらしい。

 

「……魔錠を刻んだわ。これであなたの両手はわたしが魔道を解くまで、まったく動かせないわよ……。でも、動かしたくなったらいつでも言って──。元に戻すから……。もちろん、試験はそれで終わりだけどね……」

 

 エリカがにやりと微笑んだ。

 いつものエリカには見られない嗜虐の欲情に酔ったような微笑みだ。一郎の施した心の操りが、エリカの心を「女サディスト」として縛っているようだ。

 これで、準備は整った。

 一郎は淫具と操作具をコゼに手渡す。

 シャングリアもそれに目をやっているが、シャングリアは小さな卵のようなかたちをした「ローター」が淫具であることもわからないっぽい。

 

「素敵ですね、ご主人様……。でも、あの油剤も貸してくださいますか。あたしたちが大嫌いで、ご主人様が大好きな油剤です。これをシャングリアに装着するときに、たっぷりと塗ってあげたいんです」

 

 淫具を受け取ったコゼが妖艶に微笑んだ。

 一郎には、コゼが要求したのがなんであるのかはっきりとわかった。

 さらに、背負い袋から小さな容器を出した。

 中身は強い掻痒剤だ。

 それをコゼに渡す。

 

「……なにをしてもいいが、シャングリアは生娘だ。それだけは傷つけるな」

 

「な、なんで、それを……」

 

 自分に性経験がないのを言い当てられて、シャングリアは顔を真っ赤にしている。

 だが、コゼがローターに掻痒剤をたっぷりと塗りたくってシャングリアに向けると、やっと顔に怯えるような色が走った。

 

「な、なにをするつもりだ?」

 

 シャングリアが身体をコゼから離すようにした。だが、その背をエリカが前に押すような動きをする。

 

「立つのよ、シャングリア……。さあ、試験の始まりよ……」

 

 エリカがそのままシャングリアの腰を持って、ぐいと立たせた。さらに背後からスカートをめくりあげて、シャングリアの小さな白い下着を露わにする。

 

「わっ、わっ、わっ、お前たち──。な、なんなんだ──? ちょ、ちょっと……」

 

 シャングリアは思わず、手でそれを遮る仕草をしたが腕の自由はエリカにより奪われている。その手は体側に下がったままだ。シャングリアは片脚を曲げて、脚で下着を隠すようにしている。

 一郎は目の前で行われている美女三人による淫靡な行為に、思わず股間が充実するのを感じた。

 

「あら、もう、試験を中止するの、シャングリア? なら、そう言って、すぐにやめるから」

 

 コゼがくすくすと笑った。

 すると、シャングリアが身体をびくりとさせた。

 そして、一度大きく息を吐き、今度は挑戦的な視線をコゼに向けた。

 

「わ、わかった……。なんでもしろ──。お、お前たちの試験を受けてやる──。だ、だが、わたしがそれに合格したら……」

 

「わかっている、シャングリア──。夕方まで俺たちと一緒に散歩ができたら、俺たちのパーティに加えることを約束するよ──。そのときは、もう二度と俺はお前を離さない。死ぬまで俺と離れられない呪術を加えてしまう」

 

 一郎は言った。

 

「ほ、本当だな──。約束だぞ、ロウ──」

 

 すると、シャングリアが嬉しそうに微笑んだ。

 

「じゃあ、頑張ろうね、シャングリア……。ご主人様はこういう遊びが好きなのよ。それにお付き合いするのもあたしたち性奴隷の仕事……」

 

 コゼがシャングリアの下着に手を伸ばして、シャングリアの股間にたっぷりと掻痒剤を塗ったローターを差し入れた。

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