【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
2021.1.4:修正しています。
「ああ、気持ちいいよ、コゼ……。そ、そんな感じだ……。そうそう……。付け根から先端までを大きく舌先で何度も擦りあげてくれ……。ああ……そうだ……」
全裸のまま寝台に腰掛けて脚を大きく開いている一郎に対し、コゼは床に正座をして一郎の怒張を口に咥え、懸命に舌と口を動かしている。
そのコゼを一郎はさっきから罵倒し続けているのだ。
フェラチオの「特訓」だ。
一郎は、コゼに一郎の怒張を咥えさせながら、さっきから、わざと教えるような口調でやり方を教え諭しているふりをしている。
もっとも、実際には、コゼの与えく照れる舌技が気持ちよくて、かなりいっぱいいっぱいだ。
いつでも射精できるし、したいのだけれど、いまは我慢している。
コゼのフェラ技術を否定し、それを改めて教えるのだという体裁をとっているからである。
「んん、んんんっ……」
コゼが甘い声とともに鼻息を鳴らす。
これもまた、強要したことだ。
そういう男に媚びるような仕草については、コゼも知らないみたいだし、拒否感もあるかもしれないと思った。
しかし、敢えて、やらせてみると、コゼは思ったよりも抵抗はないみたいだ。
いや、むしろ嬉々としてやっている。
淫魔術でコゼの心に触れている一郎には、それがわかるのだ。
一郎はほっとしている。
「……いい感じだ……。そ、そんな風に、甘い鼻息で俺の気分をよくもするんだ……おっ、おお……。そうそう……。唾を出して音を出してもいいかもな……。とにかく、簡単に精を抜こうとするなよ……。むしろ、抜かせないことに気を付けるんだ。俺が射精するまで、一ノスでも、二ノスでもしゃぶり続けるんだ……」
一郎は手を伸ばして、一郎の股に顔をつけているコゼの頭をさする。
すると、懸命の舌と口を動かしているコゼが嬉しそうに鼻を鳴らした。
ハロンドールの王都に向かう途中の旅の宿である。
外は小雨が降っているので、昨夜のうちに、今日は移動をせずにそのまま逗留をしようと決めていた。
そして、起きてからずっと続いている性愛の真っ最中である。
いまは、起き抜けの長い長いセックスを終えたところだ。
朝というよりは、もう昼に近いだろう。
野宿とは異なり、久しぶりに心置きなくエリカとコゼを抱きまくれる機会を得て、一郎も溜まったものを全部吐き出す勢いで、ふたりに性欲をぶつけている。
朝からエリカと並べてたっぷりと可愛がった後であり、コゼの全身はすっかりと上気して、全身は汗にまみえている。
そのコゼを休ませることなく後手縛りに縄掛けし、一郎はフェラチオの練習だと称して、口で奉仕することを強要している。
性交の疲労で肩で息をしているコゼの懸命な奉仕が続いていた。
「ああ……。も、申しわけありません……。コゼはなにも知りません……。ご主人様のやり方を教えてください」
コゼが荒い息とともに、口を離して一郎を上目遣いで見上げるようにした。
その顔には被虐酔いで満ち溢れている。
「わかった……。でも、ちょっと休憩だ……」
一郎はコゼの髪をわしづかみにして、ぐいとコゼを持ちあげて膝立ちにさせる。
だが、行動は乱暴だが、実際にはコゼに痛みが加わらないように、反対の手で縄掛けの縄を握って一緒に身体を持ちあげるようにしている。
罵倒のような物言いも、こういう乱暴な扱いも、気分だけのことだ。
また、こういう小芝居も、実はコゼの気持ちを軽くするために必要なのでやっている。
「わお、ご主人様、鬼畜うう──。だけど、この小娘って、かなり気分出してるよ。すっごく濃いい淫気出してるうう。お前もご主人様好みのマゾになってきたなあ……。うっはあああ」
明るい口調で声をあげたのは、さっきから一郎がコゼを「調教」するのを見物している魔妖精のクグルスだ。
他人の目のあるところで、なかなか呼び出すことはできないけど、クグルスもまた、一郎が支配することになった性奴隷のひとりである。
もっとも、手のひらほどの大きさしかない妖精族であり、一郎と直接に性交することはできない。
しかし、その代わりに、クグルスは一郎がエリカやコゼが愛し合うことによって湧き出る「淫気」を捕食する。
クグルスは、人族が愛し合うことで発生する淫気を得ることで生きる、魔妖精という種族なのだ。
妖魔の中でも淫魔族と呼ばれる存在とのことであり、人間族の世界に出没しては、淫気を発生させるために、淫美な媚香を送ったり、感情や性欲を操って、まぐ合いをさせようとするのが特性らしい。
同じ淫魔族の中には、「サキュバス」、「インキュバス」とか称される種族もいて、こっちは身体が大きく、妖魔自身が人族と交わったりもするそうだ。
いずれにしても、人に害をなすものとして、発見次第に討伐の対象になるらしい。
だから、こうやって人中に出すときには、間違っても、他人に見つからないように気を使わないとならない。
一方、エリカは階下に行っていて、いまはいない。
コゼと一緒に、朝からずっと代わる代わるに、抱き潰す勢いで犯して続けてたが、やっとひと区切りついた気分になったので、ちょっと遅くなったが、昨夜のうちの頼んでいた朝食を受け取りに行ってもらったところだ。
また、どうでもいいが、この世界に召喚される前では考えられないくらいに、一郎自身も淫乱に歯止めが効かなくなった気がしている。
以前であれば、エリカやコゼの疲労を気にせずに、自分の本能のままやりまくるなど考えられない。
ましてや、大切な仲間であり、一郎を守ってくれた愛おしい恋人たちをこうやって嗜虐的に扱うなど、以前の一郎では考えられない。
そういう意味では、淫魔師としてこの世界に覚醒したことで、一郎自身の性格も大きく変わったのだろうと思う。
まあ、そうだとしても、手加減はするつもりはないし、倒錯している性癖を隠すつもりは皆無だが……。
「しかし、素直なのはいい……。ご褒美だ、コゼ……。水を飲ませてやろう」
一郎は横の台から水差しをとると、そのまま口に水を含んだ。
すると、コゼは明らかに
かなり長くフェラをさせていたので、コゼの口の周りは、コゼ自身の涎と一郎の先走りの精液で汚れている。
それを自分で拭うこともできないコゼは、その状態で一郎と口づけをすることに戸惑ったみたいだ。
淫魔術を駆使して、ずっとコゼの心を探る線を繋いでいる一郎には、そういうコゼの感情の動きが手に取るようにわかる。
これも、淫魔師として、この世界に覚醒した一郎の能力のひとつである。
読もうと思えば、性支配をしている女の心がある程度読めるのだ。
こうやって抱いていてもコゼの心には、アサシン時代に刻み込まれた性的虐待による心の傷が浮かんでは消え、消えては浮かびしている。
あの山の温泉でコゼの記憶と感情の結びつきを操作して、あまりにも強い精神的外傷については、それが表に出ないようにし、記憶についても、コゼが意識をしない限り思い出すことのない奥底に隠すようにしてやったが、それでもコゼの感情は、あの深い深い心の闇に囚われて離れない……。
親から奴隷に売られ、望まないアサシンの能力を身につけさせられてしまった少女時代……。
奴隷の首輪によって強要され、罪のない者たちを殺し続けさせられたこと……。
飼われていた主人の命令によって逆らうことに禁止され、同僚の男たちに
自殺さえも禁じられ……。
そういうことは、何度も何度も消しても浮かびあがってくるコゼの闇として、強く刻まれてしまっている……。
だから、一郎はコゼと愛し合うたびに、それらが二度と浮き出てこないように、いわゆる「上書き」を続けるのだ。
酷い虐待も、心のトラウマも、全部一郎が刻んでしまったものとして、新しい記憶を上乗せするのである。
これを繰り返せば、コゼは性的虐待のことだって、それより先に一郎との「行為」を思い起こしてしまって、昔のことを心から引き出してこない。
そして、いまのところ、いい感じにコゼの心の上書きは進んでいる。
最初に会ったときの暗い影のようなものは、いまやほとんど外に出ることはなく、最近のコゼは無邪気でよく笑い、よく喋り、一生懸命に一郎に愛を求めてくる。
エリカにも遠慮のない絡み合いを求めたりする。
ちょっとばかり、破目を外す傾向もあるが、その屈託のない悪戯好きが、本来のコゼだったのだと思う。
エリカは最近、辟易しかけているところも垣間見れるが、まあ、いい傾向だ……。
「んんっ、んん」
口を寄せると、コゼが驚いたように……、そして、困惑したような感じで一郎から顔を反らそうとした。
だが、それはさせない。
強引に唇を重ねて舌でコゼの口をこじ開け、口に含んだ水を注ぎ込む。
やはり喉は乾いていたのだろう。
喉を鳴らして、注いだ水がコゼの身体に落ちていく。
「ま、待って、あ、あたし、ご、ご主人様を奉仕してたから、き、汚くて……」
口を離すと、真っ赤な顔になったコゼが当惑の顔で言った。
「汚い」「卑猥」「醜い」……。
そういうことも、アサシン時代にさんざんに男たちに言われ続けてきたに違いない。
実は、それらに強く反応するのは悪い傾向だ。
コゼの中の封印しているはずの闇が、コゼを反応しているのだある。
だから、ちょっとした隙に表に出てこようとするそういうトラウマをその都度刈り取っていく……。
一郎はコゼの顔を寄せて、コゼの口の周りを舌で拭きとってやる。
同時に、淫魔術で心に触れ、表に出かけている黒いもやのようなものを押し込めて、淫情や欲望の線を刺激してやる。
「コゼに汚いところなんてない──。それよりも命令だ。コゼはこれから自分の欲望を隠してはならない。俺と一緒にやりたいこと、俺にやって欲しいことは隠すことなく口にするんだ。その代わりに可愛がってやる。俺のために生きろ──。俺が生きている限り死ぬな……」
ちょっと口を離してコゼの耳元でささやく。
それだけでなく、心の線を操作して、コゼがいまの言葉を心から受け入れるように干渉する。
それは抑制の場所を二つ、三つと外すだけでいい。
案の定、コゼの心に歓喜が溢れるのがわかる。
一郎と出会うまで、コゼはずっと死にたがっていた。
罪のない人間を殺し続けた記憶……。
考えられる限りの性的虐待を受け続けた過去……。
コゼはそれにより、生きることよりも、命を捨てることに大きな望みを求めるようになっていた。
それは、一郎の淫魔術による操作でも、完全には消すことができないでいる。
だが、消すことができなくても、それを上回る欲望を植えつけることはできる。
あんなに嫌悪していた男との性交でも、一郎が相手であったら、それが好ましいことだと感じるようにすることはできると思う。
一郎に依存して生きさせる……。
それでもいい……。
依存の先で、コゼは忌々しい過去からしっかりと離れることができる。
それが、一郎がずっとコゼに施している「調教」だ。
コゼの心に触れるようになった最初のときに感じた、あの真っ黒い絶望の闇よりもずっと、それがいい。
また、一郎は、コゼが「一郎が生きる限り、そばで生きろ」という言葉に強く反応することに気がついている。
だから、最近では好んで、それを口にするようにしていた。
強い依存性は、あまりよくないこととは思うが、それでもいい……。
コゼは一郎に依存している限り、明るくて無邪気なコゼになることができる。
「あ、ああ……。あ、あのご主人様……。み、水をください……。もう一杯……。そして、ご主人様の気持ちのいい奉仕のやり方を教えてください……」
コゼがうっとりとした顔で言った。
一郎はほくそ笑んだ。
また、心のたががひとつ外れた。
コゼが喉が渇いたと水を求めたのだ……。
生きるために、なにかを求めることを放棄しきっていたコゼが、また自分の欲望を口にした……。
こうやって、少しずつ「調教」していこう……。
コゼはいまよりも、ずっと可愛くて明るい、みんなから愛される人間になるだろう。
「じゃあ、水だ……」
一郎は再びみずを口に含んで、コゼと口づけをする。
今度はコゼから積極的に一郎の舌に自分の舌を絡ませてきた。
しばらくのあいだ、一郎はコゼの口の中を思う存分に舌で蹂躙してやった。
「あ、ああ……」
口を離すとコゼが脱力したようになった。
ステータスを見ると、すでにごっそりと「快感値」が“25”まで落ちている。
“30”が男性を受け入れることができるくらいに濡れている目安なので、コゼは口づけだけで、すっかりと欲情してしまったことになる。
「水をやったぞ。次はなにが欲しい……?」
一郎はコゼから手を放して言った。
腰が抜けたように、すとんと正座の体勢に座り直したコゼが虚ろな視線を一郎に向けてくる。
「あ、あたしは……コ、コゼはご主人様のお情けが欲しいです……。いっぱい、いっぱい……。死んでしまうくらいに愛されたいです……」
コゼが言った。
一郎は微笑んだ。
「だったら奉仕だ。俺のやり方を覚えろ──。なにも知らない、経験もないコゼには、しっかりとフェラチオのやり方を覚えてもらう。合格したら死ぬほど犯してやろう」
「は、はい、もちろんです。あ、ありがとうございます」
コゼが上気した顔に満面の笑みを浮かべた。
もっとも、コゼの口奉仕の技術は下手どころではない。
そういうことも、散々にやらされたのだろう。
実際には、下手どころか、かなりの技術がある。
それを敢えて否定することで、一郎は、コゼの過去をなかったことにしてしまおうとしているのだ。
言葉だけでなく、心の線を操作して、その「嘘」をコゼに受け入れさせる……。
「嘘」は、強い一郎の罵倒の言葉とともに、コゼにとっての「真実」となり、コゼの心を軽くしていく。
一郎には、それがわかる。
ぶるりと腰を軽く振って、一郎はコゼの顔面に怒張を付きつけた。
「奉仕の基本は、相手のことを想うことだ。自分ではなく、相手を気持ちよくしたいと本気で願え……。俺の気持ち良さはずっと続くようにしろ。お前が愉しむんじゃない。俺を愉しませろ。そのために、コゼが俺に奉仕し続けることを愉しいと思え」
「コゼはご主人様に奉仕するのが愉しいです……。大好きです、ご主人様」
コゼが大きく口を開いて一郎の男根を口に含む。
言われたとおりに、唾液を出して舌で上から下に……。下から上に口の中で一郎の男根を舐めあげていく。
「……い、いいぞ……。き、気持ちがいい……。だが、少しよくなっただけだ……。ま、まだまだ技術が……ち、稚拙だ」
やはり、気持ちがいい……。
一郎には勿体ないくらいの舌技だ。
しかし、それは言葉では認めない。
コゼに刻み込むのは、一郎と出逢って初めて愛し合うことを覚えた無垢な女だ。
だから、コゼが性技を駆使するのは、一郎による調教が上書きされてからだ。
「でも、俺もコゼが大好きだ……。これからもずっといてくれ……。いや、命令だ。生きる限り俺の性奴隷として奉仕し続けろ。絶対に離してやらん。可愛いコゼを俺は愛している……」
一郎はコゼの舌を愉しみながら、コゼの頭を軽く撫でながら言った。
「んん、んんんんっ」
すると、突然にコゼが震えて身体をぐんと伸ばすようにした。
急な反応で少し驚いた。
淫魔術でステータスを覗くと、コゼの「快感値」は“0”になっていた。
「ははは、ご主人様が優しいから、いまの言葉でこいつ、いっちゃったみたいだね。よかったな、小娘」
クグルスがけらけらと笑った。