【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
558話の内容を若干修正しています(2021.1.4)。
特にストーリに影響はありません……。
*
愛撫らしい愛撫もなしに、一郎の「愛している」という言葉だけで、コゼは一郎の怒張を口に咥えたまま気をやってしまった。
これには、一郎も驚きだ。
一郎は、コゼの口から怒張を離して、寝台に抱えあげた。
寝台の真ん中に移動して、後手縛りのままコゼの裸身を横抱きにする。
「はははは、小娘、ご主人様に謝るんだ。許可なく、気をやるのはマゾ奴隷として失格だぞ。そうだよね、ご主人様?」
クグルスが一郎とコゼの周りを飛びながら、からかうように言った。
前に、クグルスを呼び出してからエリカを抱いたとき、意地悪をして、そんなことを口にしたことがある気がする。
それをクグルスは覚えていたのだろう。
一郎は苦笑しながら、コゼの股間に手を伸ばすと、すっと指をお尻の穴に挿入する。もちろん、お尻に挿入する指には、淫魔術を使って挿入直前にたっぷりと潤滑油を施した。
「んんっ、んああああっ、ご、ご主人様、か、勝手にいって、ご、ごめんなさいいい」
短い時間だがコゼは、特にお尻の感度が抜群に敏感になるように調教中だ。
もうかなり、お尻はコゼの感じる場所に変わってきている。
そのお尻に指を入れると、コゼは小刻みな痙攣とともに、ぐんと小さく身体を反り返らせた。
「淫乱なマゾだな、コゼは……。だけど、可愛いぞ……」
「んふううっ、あ、ありがとうございます」
すると、コゼがまた大きく反応した。
なんだか、いちいち反応が大きくて愉しくなっていく。
一郎はコゼの脚を掴んで胡坐で座った一郎の腰を体面のかたちで跨らせた。
そして、おしりの穴から指を抜くと、コゼの腰を下から持ち上げるようにして、怒張の先端をコゼの股間にあてる。
すでに、コゼの股間は濡れきっていた。
コゼの秘部は、押し入ってくる一郎の勃起している男根を拒むどころか、むしろ、むさぼるように水音とともに粘膜で包み受け入れていく。
「はううっ、ああっ」
しっかりと結合する。
一郎はコゼの裸身を抱きしめた。
抱きしめながら、ゆっくりと身体を揺らる。すると、コゼが早くも二度目の絶頂の仕草を示しかけた。
なぜか、すっかりと感じやすくなっているみたいだ。
「淫乱だな」
一郎はコゼの身体に浮かぶ、一郎にしかわからない赤いもやを激しくこすって、一気に責めたてた。
淫魔術を駆使すれば、相手を絶頂させることも、させないこともいとも容易い。
実にありがたい能力だ。
「あ、あああああっ、ご主人様ああ」
コゼの身体ががくがくと震える。
絶頂は間近だ。
しかし、それは許さない。
ぎりぎりまで追い込んでから、一転して、腰の上下を緩やかにした。
コゼがもどかしそうに腰を振りたてるのを無視して、しばらく間をあける。
そして、ステータスを読みながら、コゼが少し回復するのを待って、またもや激しく腰を動かして快感値を“0”に接近させる。
あっという間のことだ。
だが、再びぎりぎりでとめる。
「ああ、またああ」
コゼの嬌声が泣き声に近くなる。
構わずに、同じことを五回やった。
意地悪だが、まだまだ一郎に対するぎこちなさを感じるコゼの壁を壊すためだ。
また、寸止めを続けるだけでなく、言葉ではうまく言い表せないが、淫魔術で心に触れることで、コゼの中にある遠慮や自虐的な精神の色を見つけて抑えつつ、悦びや一郎への思慕だと感じた線を強化してやった。
すると、すぐに焦れったそうに甘い声をあげるようになり、五回目のときには、切羽詰まったように声をあげた。
「ああ、もう意地悪しないでください、ご主人様──」
ついに、ほとんど泣きじゃくるようにして、コゼが叫んだ。
「わおっ、だんだんと調子よくなってきたねえ。鬼畜ううう」
周りでクグルスがはしゃぎまわっている。
余程に濃い淫気が出ているのだと思う。
一郎もまた、コゼが追い詰められていることに接して、興奮をしていた。
なんといっても、エリカもそうだが、このコゼは一郎など一瞬で殺してしまうことができるような暗殺術の持ち主なのだ。
それが一郎の手管で、剥き出しの淫欲の感情を表しているのだから、一郎も優越感に満足してしまう。
「じゃあ、休憩だ……。ほら、口を向けろ」
またしてもぎりぎりで寸止めをした一郎は、コゼの頭を後ろから抱えて口づけをする。
「いやああ、もう……はむむうっ」
コゼは悲鳴のような声をあげつつも、夢中になって一郎の舌に舌を絡めてきた。
さっきとは比べものにならないほどに情熱的で積極的な口づけである。
貫かれながらも達することができなかった欲情が、はけ口を求めて全身で暴れているに違いない。
その不満を口づけにぶつけているのだろう。
しばらく獣のような口づけをしてから、一郎は緊縛されたコゼの裸身をぎゅっと抱いて、対面座位で肌と肌を密着させる。
しばらくすると、肩で息をしつつも、コゼが少し落ち着いた感じになる。
「まだまだ一日は長い……。もっともっと、コゼを苛めてから精を放ちたい。コゼの苦しそうな顔が可愛いからね」
一郎はコゼを抱きしめたまま、コゼの耳元でささやいた。
コゼは一郎の胸に頬を預けるようにしている。
「はあ、はあ、はあ……ご、ご主人様の好きなように……。で、でも、最後には……ください……」
コゼが小さく言った。
一郎は抱き寄せたまま、手をコゼのお尻に側にもっていくと、またもや、すっとお尻の中に一本の指を入れる。
さらに、お尻の穴の中でかぎ状に指を曲げて、内側の粘膜を強く擦ってやる。
無論、しっかりと赤いもやのある場所だ。
「ふいいいっ」
コゼが奇声を発して、身体を弓なりに反らせた。
だが、それだけだ。
一度だけで愛撫を中断してしまう。
「あうううっ」
コゼは切なそうに身体を震わせた。
「俺はこういう抱き方が好きでな。悪く思うな。まあ、こういう俺に捕らわれたのが不幸と思ってくれ」
一郎はくすくすと笑った。
すると、コゼは首を横に振る。
「す、好きなようにしてください……。い、いえ、どうか、も、もっともっと鬼畜にコゼを苛めてください……。ご主人様に苛められるなら、どんなことでも、コゼは嬉しいです……」
コゼは言った。
一郎はコゼの一途な言葉ににんまりしてしまう。
淫魔術でコゼの心に触れている一郎には、コゼの言葉が一郎に媚びを売るためのものではなく、心からの言葉であることがわかるのだ。
「そんなこと口にすると後悔するぞ。耐えきれないような責めをするぞ。昨夜の痒み責めはつらかったろう?」
「つ、つらかったけど、ご主人様なら、なにをされてもいいんです」
コゼがきっぱりと言った。
一郎は苦笑した。
そして、ちょっとした好奇心で、どこまでコゼが許容できるのか確かめてみたくなった。
抱き合う女に関して、ある程度の感情がわかる一郎には、コゼの心の動きを淫魔術で感じることができる。
まあ、ちょっとした遊びだ。
「じゃあ、今日はコゼの尻を責めようかな。浣腸をして、俺の目の前で排便をさせる。いや、すぐには許さない。たっぷりと我慢をさせる。昨日の痒み剤を股間に塗って、排便するときには俺の指で達しながら排便してもらう」
「わ、わかりました……」
ちょっと躊躇った口調になりながらも、コゼはすぐに小さく頷いた。
コゼの心の反応も同じようなものだ。
最初は大きな戸惑いの色が強くなったが、すぐに嬉しさの感情が膨らんだ。
本当に嫌ではないみたいだ。
「……それと、お尻に電撃責めをする。電撃の魔道を帯びさせた淫具を挿し込んで、気まぐれに電撃を流す……」
「は、はい」
今度はちょっと拒否反応が出た。
だが、強い忌避感という程ではない感じだ。
しかし、さすがに恐怖の色が心の中で濃くなっていく。
「わおっ、そんなことするの、ご主人様? だけど、こいつ、満更でもなさそうだな」
クグルスがけらけらと笑った。
コゼがクグルスをきっと睨んだ。
「あ、あんた、さっきから、うるさいってば──」
「おっ、ぼくには怒るんだな、変態娘。だけど、ご主人様は鬼畜だからな。きっとお前が変態の方が喜んでくれるぞ」
「そ、そう……、なのですか……?」
コゼは視線を一郎に向ける。
上目遣いのコゼに一郎は微笑みかけた。
「そうだな」
「じゃ、じゃあ、コゼをうんと苛めてください。問題ありません」
コゼが言った。
一郎は笑ってしまった。
コゼの心の中のさっきの恐怖心が小さくなって、一郎の言葉を受け入れる感情が膨らんだからだ。
本当に受け入れそうだ。
「じゃあ……」
一郎はさらに過激な責めを考えようとした。
そのときだった。
部屋の扉を叩く音がした。
コゼがびくりとするとともに、クグルスがさっと物陰に隠れる。
だが、一郎はステータスを読むことで、外にいるのがエリカであることを確認できた。
ほかに人はいない。
戻ってきたみたいだ。
「クグルス、鍵を開いてやれ。エリカだ」
一郎は声をかけた。
「あいあいさあっ」
クグルスが寝台の影から飛び出すとともに、がちゃんと音がして内鍵が開く。クグルスの魔道だ。
「も、戻りました……。うわっ」
食事の入った籠を抱えているエリカが、寝台で裸体のまま密着している一郎とコゼの接して、真っ赤な顔になった。
「遅かったな、エリカ? ぼやぼやせずに裸になれ。お前も可愛がってもらうといい。今日は肛門調教だぞ。痒み剤を塗って、浣腸して、電撃棒でお尻を苛める。わかったら、さっさと脱げ」
しっかりと扉が閉じられたところで、クグルスがエリカの前に出てエリカに言った。
エリカの心にははっきりとした拒絶反応が出た。
それどころか、憤怒の感情が一気に沸き起こっている。
「はああ? なに言ってんのよ──。そんなことしません」
「だけど、ご主人様の命令だ。いいから、脱げ」
「し、しませんからね、ロウ様──」
エリカが視線をクグルスから一郎に向ける。
「どうかな? 嫌がるのを無理矢理にさせて受け入れさせるのが調教だしな」
一郎はうそぶいた。
すると、エリカの顔が真っ赤になる。
「む、無理です──。そんなの」
エリカは首を手で拒否した。
心の中も、大きな狼狽と拒絶の色でいっぱいだ。
こっちはこっちで、強引にやらせるのも面白いかな?
一郎はちょっと思った。
「ご、ご主人様、あ、あたしがやります。だから、今日は、あたしをたくさん愛してください。さっき、約束しましたよ」
目の前のコゼが口を挟んできた。
一郎はほくそ笑んだ。
「そうだな。じゃあ、さっきの続きから始めるか」
いまだに一郎の怒張はコゼの中に入ったままだ。
一郎は再び腰を動かす。
「あ、あああっ、き、気持ちいいです、あああああっ」
コゼが激しく反応する。
そのとき、エリカがなにかを思い出したように、はっとした表情になる。
「あっ、お、お待ちください、ロウ様──。お、お話とお願いが……」
エリカが大きな声で言った。
一郎はコゼとの交合を再び中断した。
「あんっ──、な、なによ、エリカ──」
コゼがエリカを睨んだ。
「ご、ごめん、コゼ……。あ、あのう、ちょっと外出したいんです……。じ、実は冒険者時代の知人に偶然に下で会って……。四ノスほどで戻ります。久しぶりなんで、ちょっと話をしたいと言われて……。こっちの冒険者ギルドの情報も得られるかもしれないし……」
エリカが恐縮するような表情で言った。
一郎は首を傾げた。
「友人?」
アスカのところに行く前のエリかが、しばらくローム三公国と呼ばれる場所で、冒険者をしていたというのは教えてもらっている。
どうやら、その知り合いに再会したみたいだ。
問題はないが、だが、珍しいことを口にするとも思った。
とにかく、エリカは、一郎の護衛だと自負していて、一郎から少しでも離れることをいつも嫌がる。
あのアスカが、いつ、どんな風に追いかけてくるのかわからないからだ。
それにも関わらず、今日はひとりで外出したいという。
なんとかく違和感を覚えた。
「は、はい……。ちょっとした女性の知り合いで……。冒険者時代に何度かパーティを組んだことがあって……。それだけです。四ノスで戻ります。女友達なんです」
「女友達か……」
なぜ、二度言う?
ものすごく不自然だ。
淫魔術で心を探るまでもなく、表情からして、なにかを隠しているというのは明白だ。
念のために、心の色に触れると、焦燥、後ろめたさ、恐怖心のような感情に触れることができた。
恐怖心の対象は一郎みたいだ。
「は、はい──。女友達です。四ノスだけ、お願いします」
エリカは言った。
一郎は肩をすくめた。“女友達”、“四ノスだけ”……。やたらに繰り返すキーワードだが……。
「わかった。行ってこいよ」
とりあえず、言った。
すると、エリカががばりと頭をさげた。
「申し訳ありません」
ひと言叫ぶと、エリカは隅に置いていた荷から得物の細剣と小さなナイフを腰にさげ、あっという間に部屋を出ていった。
一郎はその背中を黙って見送った。
「ふうん……」
だが、一郎はなんとなく心に浮かんでいた不満な感情を口にしていた。
「ね、ねえ、ご主人様……」
「なあ、ご主人様……」
すると、黙っていたコゼとクグルスが訝しむような口調で、ほぼ同時に、一郎に声を掛けてきた。