【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「よし、始めるか」
ルロイは、ドピィにつけてもらっている部下に命じて、スージーという女魔道師の両手を天井から吊っている鉄の棒に拘束させた。
鉄の棒には、肩幅程の間隔に革ベルトがあり、そこにスージーの手首をそれぞれに結びつける。
合図をして、天井の吊り上げ具が鉄の棒を巻き上げさせ、スージ―を爪先立ちまで吊り上げた。
さすがに、女魔道師が怯えた表情になる。
「おいおい、まだ、始まってもおらんぞ。これくらいで怯えとったら、後がもたん。まあ、できるだけ気をしっかりと保って、わしたちを愉しませてくれ」
ルロイは、準備している「隷属の首輪」をスージ―の首に嵌めた。
あとは、スージ―が心からの屈服とともに、隷属の言葉を口にすれば、言の葉が働いて首輪を嵌めたルロイに対する隷属の魔道が刻まれる。
そうなってしまえば、あとはこの女魔道師は、ルロイに操られる人形だ。
頭領であるドピィに命じられているのは、この女魔道師を調教して屈服させ、改めて隷属を結び直させることだ。
深くは教えられてはいないのでルロイも詳細は知らないのだが、この女魔道師は先刻にこの砦にやってきていたカーリスとかいう外国人が連れてきた女であり、もともとは、そのカーリスの奴隷だそうだ。
しかし、すでに隷属は解除させており、ドピィは改めて、この女魔道に隷属を刻み直したいみたいだ。
一般に、奴隷には二種類ある。即ち「首輪奴隷」と「紋様奴隷」だ。
首輪奴隷とは、その名のとおり、隷属の首輪という魔具を使用して隷属魔道を刻む奴隷であり、特徴は奴隷の譲渡が簡単であることだ。首輪奴隷の場合は、奴隷に対して隷属相手が変わることを告げるだけで、それで所有者が移動する。
最初の隷属化、つまり、「初回隷属」のとき以外には、魔道も必要ない。
主人が口頭で奴隷に主人の交代を宣言をするだけでいい。
だが、その半面、なにかの手段で首輪が外れれば、それで隷属が解除されるという欠点はある。
この盗賊団には、奴隷の首輪を外す魔具があり、所属員には逃亡奴隷が大勢いる。
もうひとつの紋様奴隷は、首輪の代わりに、身体の一部に紋様を刻むものだ。首輪奴隷とは異なり、隠している場所に紋様を刻んでしまえば、外観では奴隷であることがわかり難いという利点はある。
つまり、奴隷であることを隠させたいときなどには、紋様奴隷にする。
ただし、紋様を刻むということそのものが、かなりの高位魔道であり、普通の奴隷商では、まず紋様を刻む技術はない。
そして、紋様奴隷は、服従相手が紋様に刻まれるので、基本的には譲渡はできず、原則として、奴隷の主人の変更はできない。死亡譲渡も不可能だ。主人の死は、そのまま奴隷の死にもなる。
一方で、特別な魔道で紋様を消さない限り隷属が解除できないので、逃亡はほぼ不可能になる。
そして、このスージーは、紋様奴隷だったのだ。
だから、持ち主のカーリス立ち合いのもとで、別室で一度紋様を魔道で消滅させ、その後、ドピィからこの女を隷属し直せと命令を受けたのだ。
一度、紋様を消したということは、「初回隷属」をやり直すということになる。
紋様奴隷はもちろん、首輪奴隷にしても、初回隷属のときには、対象に奴隷の誓いをさせることが必要になる。
ただし、奴隷の誓いというのは、単純に言の葉に奴隷の誓いを乗せるだけではなく、心からの屈服が必要にもなる。
すでに、首輪奴隷になった奴隷は、「主人」の交代を告げるだけでいいが、最初だけはそういう手間が必要なのだ。
つまりは、初回隷属には、大抵は、心の屈服に至るまでに、なんらかの拷問が伴うということである。
まさに、ルロイに相応しい仕事だ。
昔から、女を屈服させて隷属させるのは慣れている。
このスージーについては、魔道師とはいえ、魔道防止の腕輪は装着させているし、ただの小娘にすぎない。
ルロイとしてはこんなに簡単で美味しい任務はない。
考えてみれば、かつては、こんなこともよくやった。
金に物を言わせれば、いくらでも女は調達できた。
強引に奴隷にして、飽きれば奴隷首輪をつけたまま娼館に売り飛ばして、その金でまた
だが、いまにして思うと、エリカという冒険者のエルフ美女に手を出そうとしたときから、運が傾いてしまった気がする。
ルロイは、女衒仕事を専門にやっていた冒険者に、そのエルフ美女を捕らえるのを頼んだだけであり、結局のところ、まったくいい目に遭っていないのであるが、どうやら、そのエリカというエルフ女が属する冒険者のパーティリーダーがやり手の男だったようであり、その女衒男が殺され、ルロイも慌てて王都を逃亡するはめになったのだ。
その冒険者のリーダーは、やがて、王妃や王女に取り入ることに成功し、S級冒険者として子爵位まで手に入れてしまった。
ルロイとしては、まさに鬼門になった。
そして、それを切っ掛けに、なにをしてもうまくいかなくなり、挙句の果てには次々に事業が潰れてしまい、商売も破産した。
それからの転落はあっという間だ。
家族も家人も離散して、多くの知人たちもルロイを見捨てた。
ルロイは夜逃げをして逃亡し、生きるために、どんなことでもやらなければならなくなった。
そして、この盗賊団に辿りついた。
だが、ここに拾ってもらってから、再び運が向いてきた気もする。
数カ月前に、野垂れ死になりかけていたところを偶然に、この盗賊団に連れてこられたのだが、なにが気に入られたのかはいまだにわからないのだが、ここの頭領のドピィは、ルロイを引き立ててくれたのだ。
四天王と称されている副頭領たちの次席級とはいえ、驚くことに、新参者のルロイを副頭領格に指名した。
確かに、一度は王都で成功した豪商のひとりだったのだから、物流や物資管理に関しては誰よりも上手に手配できるが、副頭領にまでしてくれるのは意外だった。
そして、回してくれる仕事には、流通管理のほかに、こういう女をいたぶるような面白い任務も加えてくれる。
実に、ドピィという男は、ルロイによくしてくれるのだ。
いまや、女を拷問したり、いたぶる仕事は、ルロイの独壇場にしてもらっている。
だが、面白いのは、ドピィという頭領は根っからの貴族嫌いであり、なによりも、貴族女が大嫌いのようなのだが、自分では絶対に手を出さないのだ。
今朝も、昨日からさらってきている貴族母娘を磔台に拘束して、食事代だと称して凌辱をさせ続けているが、結構美人であるにも関わらず、ドピィは最初から手を出さなかった。
いや、ほかの古参の幹部たち訊ねたが、ドピィが女に手を出したことはないという。
この盗賊団では、娼婦を呼び出したりもするようなのだが、ドピィだけは女を買うこともないらしい。
だから、もしかして、男色なのかと思ったが、そうでもないようだ。
よくわからない男だ。
まあ、どうでもいいが……。
とにかく、目の前の雌だ……。
女魔道師というが、まだ二十歳にもなっていないだろう。
まだ少女の面影が残っているが、結構いい女だ。
「よし、まずは、そのまま、叩いてみるか」
スージーの正面に位置するように置いている椅子に腰かけているルロイは言った。
ここにはふたりの部下を連れて来ていたが、そのふたりがにやにやしながら、それぞれに乗馬鞭を手にする。
スージ―の顔が真っ蒼になるのがわかった。
「ま、待って、奴隷の誓いをします。屈服します──」
スージーが声をあげた。
どうせ、最終的には無理矢理に隷属を刻まれるのだから、抵抗は無意味だと思ったのだろう。
しかし、隷属に成功すれば光るはずの、首輪に反応がない。
これが、初回隷属の大変なところだ。
口だけで宣言をしても隷属が成立しないのである。
だから、気丈であればあるほどに、冷酷な拷問を避けられないことになり、隷属の完了まで苦労することになる。
このスージーも、魔道師程の女だ。
自分が望んだとしても、心を折ることは簡単ではないだろう。
まあ、その分、ルロイの愉しみが増えるということではあるが……。
「調教を終わらせたければ、早く心から屈服することだな。叩け──」
後ろに回ったひとりが、女の臀部を力いっぱいに引っぱたいた。
「ひがあああっ」
女が身に着けているのは、具足の下に着る薄い下衣だ。
ほとんど素肌に鞭を受けるのと変わらないだろう。
今度は前からだ。
「あぎいいいっ」
スージ―がさらに悲鳴をあげる。
「しばらく、続けろ」
もうひとりは前から腹部や胸部を叩く。
後ろからは臀部と背中だ。
すぐに、下衣が切り裂かれて、
「あがあああ、やめてえええ──。屈服する──。屈服します──」
スージーが必死に叫ぶ。
しかし、口ではそう言っても、まだ心には抵抗心が抜けないみたいだ。
まだまだ、首輪が反応する気配はない。
「なかなか根性があるな」
ルロイは笑った。
こうなっていまえば、すぐに屈服できない体質というのは不幸だ。
鞭打ちが続く。
五発、七発、十発と前後から鞭打たれるたびに、スージーは激しく悲鳴をあげて、均整のとれた身体をうねらせた。
また、打たれるたびに薄い下衣が引き裂かれて、血しぶきとともに肌がどんどん露出していく。
打たれるのが二十発以上になったとき、腰から下の布が全部切断されて、下半身は小さな下着だけになった。
その数発後には、胸の部分が左右に切断されて、乳房が露出した。すでに乳房には真っ赤な鞭筋が幾つもついている。
「いい脚をしているな」
全体がやせ気味の若い身体にしては、太腿だけは発達してむんむんとした色気を放っている。
ルロイは、鞭打ちを一度中断させ、立ちあがると、手でスージ―の股間を下着越しに撫ぜ擦った。
「いやああ、け、けだものおお──」
スージーが昂ぶった声で絶叫した。
やはり、口では屈服の言葉を叫んでも、心の服従には程遠かったのだろう。
手を跳ねのけるつもりなのか、いきなり、狂気したように腰を揺さぶった。
「けだものか……。いいだろう。女のそこをいじられるのが嫌なら、まずはそこからだな。素っ裸にしてやろう。けだもののやり方でいこうか……」
ルロイはまだ残っている下衣に両手を伸ばすと、一気にびりびりと左右に引き裂いてしまう。
すでに外に零れていた瑞々しい乳房がぶるりと震えた。
乳首は桃色だ。
あまり使われてはいないと思った。
「さあ、残り一枚もいさぎよく脱いでもらうか。ご開帳だ」
ルロイはスージーの身に残る最後の一枚に手をかける。
「あああ、いやああっ」
スージーが再び狂ったように腰を捩じって、鎖に繋がれている鉄の棒をうねり動かす。
ルロイは、女の反応を愉しみながら、下着を足首から取り去ってしまった。
「ああ……」
スージーががくりと首を垂れる。
観念したように静かになる。
「場合によっては、俺を垂らし込む任務を受けていたはずだが、案外に性の経験には疎いのか? 反応が素人同然だな」
不意に横から声がした。
ドピィだ。
いつの間に部屋に入ってきたのかわからないが、護衛役の双子男の二名の兵を連れて、壁に置いた椅子に座っている。
「あっ、頭領──」
ルロイは一度、女から離れて、ドピィに身体を向けた。
「ルロイ殿、その女に隷属を刻むのは明日の朝までに頼む。一度刻めば、主人を俺に移してもらう。多分、知っていることは少ないと思うが、タリオの連中が考えていることをできるだけ知りたい」
ドピィが言った。
ここにいる貧農民あがりの者たちとは異なり、ルロイがかつては成功した豪商と聞いているせいか、なぜか、ドピィはルロイを“殿”をつけて呼ぶ。
「わかりました」
ルロイは頷いた。
つまりは、明日の朝までは、この女魔道師を好きなように扱えるということだ。
ルロイとしては十分な時間だ。
「それと、明日からは忙しくなる。ルロイ殿には、本陣の拠点作りを担任してもらう。すでに部落全部を我らの一党に入れ替えている場所があるのだ。ケルサという村落だ。そこに主力が隠れて入る。ルロイ殿には、そこに物資の集積の手配を頼みたい」
ケルサ村……。
クロイツ侯爵領だ。
このドピィが、最終的に貴族社会に対する叛乱を企てているのは知っている。叛乱には幾つの候補地があったが、どこを蜂起の場所にするのかは誰にも教えてくれていなかった。
ついに、決心したのだと思った。
そうか……。
クロイツ領が叛乱の場所か……。
「わかりました。クロイツ領のケルサ村ですな」
「ああ、それと物資の収容には、部落を取り囲む防壁の材料が最優先だ。その防壁の完成が我らの決起の開始となる」
「承知しました」
ついに、決起するのか……。ルロイは内心でがっかりしていた。
いい場所だったのだがな……。
もちろん、しばらくはルロイは言われたことはするが、こいつらとの叛乱遊びを最後までやるつもりは皆無だ。
隙を見て逃亡する予定である。
叛乱など成功するわけもないし、この阿呆どもと一緒に磔にされて処刑されるなど冗談じゃない。
ケルサ村に防壁ができるのが叛乱開始だというのだから、そのときまでに逃亡すればいいか……。
ルロイは素早く計算した。
「頼むぞ」
ドピィが立ちあがった。
ルロイは頭をさげた。
顔をあげたときには、ドピィも護衛の双子も姿を消していた。
「……さて、待たせたな」
ルロイはスージーに向き直る。
いずれにしても、そういうことであれば、こうやって盗賊団の虜囚で遊ぶのも、これが最後になる可能性も高い。
せいぜい、愉しむことにしよう。
しばらくは、こんなおいしい仕事にありつけないかもしれない。
「おう、綺麗に生えそろっているな。さっきのドピィ殿の言い草じゃないが、性奴隷としては仕込まれてはおらんのか? 反応もそんな感じだしな」
ルロイは女の股間に手を伸ばすと、ぐっと女陰に指を入れようした。
「いやああ」
だが、女が片足をあげてルロイを蹴るような仕草をした。
そこまで抵抗するのは意外だったが、予期の範囲だったので、ルロイは片手で女の脚を抱え込むようにした。
魔道は遣えても、武芸のようなものは素人女も同然みたいだ。
「ああ……離して……」
女はそれだけで、なにもできなくなった。
「脚を拡げて動けないようにしろ」
ルロイは部下ふたりに命じるとともに、抱え持っていたスージーの脚を引き渡した。
脚を繋ぎとめる金具は最初から打ち込まれていたので、すぐに足首に縄がかけられて、まるで股裂きのように、スージ―の脚が割られる。
「あああ、もう屈服したよお──。許してよう……。なんでも喋るから……」
スージーが観念したように言った。
「屈服しようがしまいが、明日の朝までは、お前はわしたちの玩具だ。諦めよ。それと、けだものの責めの再開だ。くすぐり責めというのはどうだ? 時間もたっぷりある。もしかしたら、気に入るかもしれんぞ」
ルロイは部下たちに目配せをした。
前後左右から一斉に六本の手がスージーに伸びる。
股間をまさぐり、乳房を揉みあげ、尻の穴を撫ぜてやる。
また、全身のあちこちを愛撫するとともに、身体中に三人がかりの接吻の嵐も加えてやった。
「ああ、ああああっ、だめえええ」
拘束されている上半身と下半身を交互にくねらせて、スージーが上ずった哀願を開始した。
また、女の悶えが始まるのも、あっという間だった。
すぐに開脚させている足の付け根の中心から、女の蜜が滴りだす。
どうやら、蜜は多い性質みたいだ。
「こういう拷問もあるのかと体験してもらおう。最初は、地獄のくすぐり責めだ。これから一ノスほど、繰り返しくすぐり続ける。それが終わったら、一度屈服したかどうか訊ねてやろう。隷属が刻まれれば、強姦に切り替えてやる。隷属が成立しなければ、もう一度くすぐりだな……」
ルロイは笑いながらスージ―から離れると、口に布を突っ込んで上から布で縛った。
これでスージーは、今度は、心で屈服しても言の葉が乗せられないので、隷属が成立しない。
隷属が刻まれるには、猿ぐつわを外してもらうしかないのだ。
つまりは、これは屈服をさせないための処置ということだ。
事前の手筈に従い、部下ふたりが、今度は柔らかい刷毛を手にして、スージーの全身をくすぐりだす。
「んぐふふふふう、んふううううう、んんんん、んふうううううっ」
スージ―がすぐに全身を真っ赤にさせ、身体を暴れさせる。
「ここもくすぐってやろう。切ない気分を味わうといい」
ルロイは自分も刷毛を手に取ると、スージ―の股間をさわさわと掃き、クリトリスを刺激してやった。
「んんふうううううっ」
スージーが涙を流しながら、腰を激しく悶えさせ始めた。
「くすぐり拷問、痒み拷問、隷属絶頂地獄、媚薬寸止め地獄……。今夜は眠れんぞ。まあ、わしと一緒に愉しもう」
ルロイは刷毛を操りながら、スージ―の敏感な股間を執拗に刺激してやった。