【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「いくうっ、いくううっ、いくうう」
わたしは、意識した派手な声を出しながら、上に乗っている一郎お兄ちゃんの身体に両脚を巻きつけるようにした。
すると、ぎゅっと子宮に近いところがお兄ちゃんの怒張の先端で圧迫されて、まるで稲妻に打たれたかのような電撃がやってきた。
すでに、お尻で二回、前で三回の絶頂をしているが、おそらく六回目の絶倒もあっという間だろう。
もう、身体が快感に爆発するのをどうすることもできない。
そして、わたしの身体に覆いかぶさっているお兄ちゃんは、わたしの股間に怒張を深々と貫かせて、緩やかに腰を動かしている。
だが、一打一打が強烈な衝撃だ。
何気なく怒張を動かしているだけに感じるのに、お兄ちゃんが触るところ、亀頭が擦る場所、舌が這う箇所のすべてが泣くほどに気持ちいい。
わたしは、またもや快感の頂点に昇り詰めさせかける。
冬休みを利用してやってきた一郎お兄ちゃんの会社の厚生施設の別荘である。
ここに到着するまでの車の中で、媚薬に爛れた身体を散々に焦らし抜かれて狂いそうになっていたわたしは、ほとんどとるものもとりあえず、お兄ちゃんとともに寝台にあがり、犯してもらっていた。
掻痒剤で追い詰められていた身体に加えられるお兄ちゃんの愛撫と抽送の快感は、意識さえ飛ばしてしまうような途轍もない快美感の連続だった。
わたしはすでに息も絶え絶えになっている。
「……うう……はああ……」
一方で、すぐ横からは、切なそうな吐息がずっと聞こえ続けていた。
今回の旅行で、セックスパートナーとして同行してもらった同じ学校の英語教師の
彼女とは、この別荘への旅行のあいだ、わたしと一緒にお兄ちゃんの「調教」を受けることに同意してもらっており、早速全裸になっている。
そして、いまは、わたしをお兄ちゃんが抱くのをすぐそばで見学することを命じられていた。
ひとり用の寝台に三人も乗っているので、丹羽先生はほとんど密着する状態でわたしたちが愛し合うのを見学していることになる。
わたしは、すっかりと欲情した気配の丹羽先生の妖しげな息の音を耳にしながら、お兄ちゃんに命じられて、普段以上に激しく声を出して、お兄ちゃんから与えられる淫情をむさぼっていた。
「ああ、凄いい……。先輩と旦那様、凄いいい……」
やがて、恭子ちゃんが感極まったように言った。
「次は君の番になるからね、丹羽先生……。だから、オナニーは禁止ですからね」
お兄ちゃんがわたしの上で腰を動かしながらくすくすと笑った。
「ああ……、だって、これじゃあ、なにもできないもの……」
すると、丹羽先生の追い詰められたような声がした。
わたしは、この部屋に連れてこられてから、服を脱ぐために指錠を外してもらい、そのまま拘束されずに、寝台の上でお兄ちゃんに抱かれているが、逆に丹羽先生は、ここで全裸になってから、お兄ちゃんに首輪を嵌められ、その首輪についている手錠で両手首を拘束されてしまっているのだ。
だから、丹羽先生は首の横から手を動かすことができない状態だ。
ちらりと見ると、そんな恰好でもじもじと内腿を擦るようにして正座をしている丹羽先生の股間の陰毛は、ねっとりと体液で濡れて光っていた。
セックスでは感じにくい方だと口にしていた丹羽先生だったが、どうやら、お兄ちゃんの作る倒錯の性愛の雰囲気に、すっかりと当てられてしまったらしい。
これなら、彼女が、お兄ちゃんに抱かれる番になったら、彼女が欲する絶頂の頂点を幾度も味わってもらえるに違いない。
わたしは安心した。
「余所見をするなんて、いけない奥さんだな」
お兄ちゃんの腰の動きが速くなる。
途端に快感の暴発が次々に発生して、あっという間にまたもや絶頂する。
手を伸ばして、お兄ちゃんの背中を両手で力一杯に抱きしめる。
「ああっ、あふううっ、いぐうううっ、ひうううう」
がくがくと身体が痙攣して、わたしは絶息してしまった。
「ほら、享ちゃん、しっかりと呑み込め」
同時に、お兄ちゃんの剛直が膣の中でぐいと拡がるのがわかった。
熱い精が子宮の奥に迸るのを感じる。
「ああ、もうだめええ──」
わたしは脱力して、意識を飛翔させていく。
頭が真っ白になった。
*
「あああっ、いやあああっ」
けたたましい声で目が覚めた。
まどろみから意識を取り戻すると、寝台のすぐそばに置かれたメッシュチェアに座らせられている自分に気がついた。
その椅子の背もたれにもたれかけされて、眠っていたようだ。
この別荘にやってきてすぐに、お兄ちゃんに抱いてもらったが、立て続けに六回ほど絶頂を極めさせられ、最後に精を注がれたときに、意識を失ったらしい。
そして、そのまま、横の椅子に移動させられて、いまのいままで寝ていたみたいだ。
身体に薄いタオルケットがかけられている。
背を起こそうとして、両手が首の横にあり、そこから動かないことに気がついた。
これは、わたしが抱かれているあいだ、丹羽先生が嵌められていた手錠付きの首輪だと思った。
意識を失った後で、丹羽先生からわたしに、お兄ちゃんが装着し替えたのだろう。
視線を向けると、丹羽先生は両手を大の字に拡げて四隅にある革紐で、さっきの寝台に拘束されていていた。
「ああ、やめないでえ」
その丹羽先生の口から再び大きな悲鳴が迸った。
「おお、目が覚めたか、享ちゃん? しばらく休憩しててもいいぞ。丹羽先生については、じっくりと時間をかけて料理するしね」
寝台の向こう側に立って、仰向けに拘束している丹羽先生に覆いかぶさるようにしていた一郎お兄ちゃんが顔をあげた。
ふと見ると、手に筆を持っている。
どうやら、その筆で丹羽先生の局部を責めていたようだ。
あれは、つらい……。
丹羽先生の切羽詰まった声の理由に納得した。
いずれにしても、わたしは、改めて身体に力を入れて、身体を捻り起きそうとした。
「丹羽先生……ねえ……、あっ、いやっ」
その瞬間、衝撃が股間に走って、今度はわたしが絶叫した。
なにが起きたのかわからなかったが、わたしが大きく身悶えしたために、身体にかけられていたタオルケットがばさりと床に落ちる。
すると、わたしの股間に仕掛けられていた奇妙な淫具が露わになった。
わたしは目を見張るとともに、思わず顔を引きつらせていた。
いつの間にか股間に嵌まっていたのは、クリトリスの付け根を締めつける小さな銀色の輪っかだった。それが極細の鎖で股間に装着されていたのだ。
鎖の一本は股間を潜って、亀裂と尻たぶを締めつけており、ほかの二本は腰の両側に拡がって、中心を通った鎖と腰の後ろでとめられているみたいだ。
「ああ、こ、こんなの、きついい」
身体が失神状態から復活するに従い、急に切なさを供った痺れが下腹部を締めつけてきて、わたしは思わず首を激しく横に振っていた。
「享ちゃんも、これは初めてだったね。クリトリス・リングという淫具だよ。ふたりのために準備したんだ。ふたりを順番に相手をしないとならないから、待っているあいだの退屈しのぎだ。最初は辛いだろうけど、これも調教だ」
お兄ちゃんが笑った。
退屈しのぎなど冗談じゃない。
すでに、身体がぼうっとなって熱くなってきた。
締めつけられているリングによりクリトリスが甘く切ない痺れが込みあがるだけじゃなく、ちょっとでも身じろぎをすると、三方向に引っ張られているリングが容赦なく動いて、さらにリングがクリトリスを堅めあげる。
あっという間に妖しい痺れに連続に襲い掛かられて、わたしはすぐに進退窮まってしまった。
「ああ、せめて細い鎖だけでも外してよ、お兄ちゃん」
わたしは身体を震わせた。
「せっかく準備をしたんだ。簡単に外すわけないだろう。とにかく、我慢だよ、享ちゃん」
お兄ちゃんが意地悪く笑った。
そして、もう無視するように、丹羽先生に向き直る。
一郎お兄ちゃんは、筆を一度寝台の横に持ってきている台車の上にある小瓶に差すと、今度は二本の指をすっと左右に裂かれている丹羽先生の股間に突き入れていく。
「うふうううっ、い、いいいいっ」
たちまちに丹羽先生が身体を弓なりにして奇声をあげた。
お兄ちゃんは身体を屈めて、丹羽先生の豊かな乳房に顔をつけて、ちゅうちゅうと音を立てて乳首を吸い始めた。
「んひいいいっ」
丹羽先生は目を見開いて、がくがくと身体を痙攣させ始めた。
一度もセックスで絶頂したことがないと彼女は言っていたが、見る限り、すでに絶頂近くまで追い上げられている感じである。
おそらく、このまま続ければ、あっという間に昇天してしまうに違いない。
「ほら、またキスですよ、丹羽先生。こっち向いてください」
お兄ちゃんが丹羽先生の胸から口を離した。
そのあいだも、指は卑猥な音を響かせつつ、丹羽先生の股間で抽送を続けている。
おそらく、それなりに長い時間、ああやって丹羽先生はなぶられ続けているのだろう。
丹羽先生の全身は真っ赤に火照っていて、おびただしいほどの汗が全身を濡らしている。
「ああ、旦那様……、んんっ……」
丹羽先生は躊躇う様子もなく、酔った感じでお兄ちゃんとぴったりと唇を重ねた。
しばらく、ねちゃねちゃというふたりの唾液と舌が重なる水音が続く。股間でお兄ちゃんの指が丹羽先生の体液をなぶる音も……。
あれは相当の量が垂れ流れている……。
また、お兄ちゃんのもう一方の手が丹羽先生の胸に動き、甘く揉み解していく。
「んんんんっ、ああああっ」
丹羽先生の身体の震えが大きくなり、急に怯えたように丹羽先生が口を離した。
さらに、痙攣が大きくなる。
「うぐうううっ」
丹羽先生の身体がこれ以上ないというくらいに反り返った。
「また、お預けですよ、先生」
しかし、お兄ちゃんがさっと丹羽先生の胸と股間から手を離す。
わたしは呆気にとられた。
異常なほどに、丹羽先生が興奮していると思ったけど、おそらく、お兄ちゃんはずっとこれをやっているに違いない。
「いやあ、もうやめないでください──。お願いしますうう」
丹羽先生が泣くような声をあげた。
わたしも、お兄ちゃんの焦らし責めは何十回と受けたことがあるが、あれは辛い。とにかく、焦らし責めのときのお兄ちゃんの愛撫は、本当にぎりぎりとのところで寸止めされるのだ。
まさに絶頂の一瞬前まで追い詰められては、快感をさげられ、そして、引きあげられる……。
恐ろしい性の地獄だ。
お兄ちゃんは、これをひと晩中だって続け、気絶しても強引に覚醒させて、さらに寸止め責めを繰り返したりする。
わたしは、そのときの辛さを思い起こしてしまって、身震いしてしまった。
「あああ、もういやああ」
そして、またもや、丹羽先生が狂ったように絶叫した。
どのくらい気を失っていたのかわからないが、あの丹羽先生の頭への血ののぼり方を見ると、相当に寸止めを繰り返されているのだと思う。
「じゃあ、また筆にしましょう、先生。今度も、しっかり掻痒剤をたっぷり溶かした液剤を塗ってある。たっぷりと泣くといいですよ。心の底から、俺に犯されたくなったときに精を放ってあげますね」
お兄ちゃんが再び筆を手に取った。
あれには、掻痒剤まで塗ってあったのかと思った。
さすがのわたしも、お兄ちゃんの責めの凄さに、ぞっとしてしまった。
「ああっ、もう意地悪しないでくださいい」
寝台に拘束されている丹羽先生が本当に号泣し始めた。
*
「あ……」
気絶していた丹羽先生が、やっと寝台の上で身じろぎした。どうやら、やっと意識を戻したみたいだ。
わたしは、びくりと身体を硬直させてしまった。
とにかく、まずは、声をかけて注意しようと思った。
だが、その前に、丹羽先生は大きく寝返りのような動きをしてしまった。
「いたあああっ」
「いぎいいいい、だめええ、動いちゃだめええ」
次の瞬間、ふたり揃って絶叫していた。
なにしろ、わたしと丹羽先生は、ふたり揃って寝台に向かい合わせに横向きに寝かされて、くっつき合う左右の乳首の根元をそれぞれに束ねて、堅い糸で縛られていたのである。
しかも、首に首輪を嵌められて、それも短い鎖で繋げられていた。
つまりは、寝かされていたわたしたちは、身体をぴったりと密着させられて、離れられないようにされていたのである。
それなのに、覚醒をした丹羽先生が、それを知らずに動いたために、ふたりの乳首に激痛が走ったというわけだ。
さらに、ふたりとも手錠をかけられている。
それも、わたしの両腕は、前にいる丹羽先生の背中の向こう側で手錠をかけられていて、丹羽先生の両手もまた、わたしの背中側で手錠を装着してあるのだ。
わたしたちは、完全に抱き合った格好で、拘束されているというわけだ。
「ひいっ、なに、なに、なに? なんですか、これ? ああ、先輩……。どうして……?」
丹羽先生が顔を引きつらせてつつも、唖然としている。
どうして、こんなことになったのかわからないのだろう。
わたしは、丹羽先生が寸止め責めを繰り返された末に、お兄ちゃんに犯されて、壮絶に絶頂をして意識を失ったのだと説明した。
そして、その後、こういう状態をお兄ちゃんに強要されたのだとも……。
丹羽先生は、少しのあいだ呆けていたが、すぐにぱっと顔を赤らめて、愉しそうな表情になった。
ところで、わたしも丹羽先生も、完全な素っ裸である。
汗と体液だけはお兄ちゃんが拭いてくれているが、わたしもずっと股間のリングに悩まされているので、股間がじっとりと濡れているのを感じる。
おそらく、眠っていた丹羽先生も同じような感じだろう。
「先輩、あたし、絶頂したんですね──。しかも、あんなにすごいの……。本当に絶頂で気絶するって、あるんですねえ。驚きです」
ほとんど顔を密着している丹羽先生が嬉しそうに言った。
この別荘にやって来る前、これまでの性行為で、一度も達したことがないと語った丹羽先生だったが、お兄ちゃんのあの責めにあっては、やっぱり、その頑なだった快楽の門を開かされてしまったみたいだ。
だが、随分と嬉しそうな表情になっているのを見ると、屈託なく語っていたが、実はそれは彼女の悩みだったのかもしれない。
とにかく、目の前の彼女は、脱力した感じで安堵の表情を浮かべている。
「よ、よかったわ……。とにかく、こ、こんな具合になっているから、お兄ちゃんが戻るまでじっとしているしかないわ。ちょっと、これだと起きるのも大変だし……」
わたしは言った。
すると、丹羽先生もやっと、首輪の鎖と、お互いの乳首と乳首を糸で括りつけられていることをはっきりと認識したみたいだ。
ちょっとびっくりしたみたいになった。
「うわっ、あれが調教なんですねえ……。あんなに泣いて恥ずかしいけど、旦那様には感謝です。気持ちよかったです。来てよかった……」
丹羽先生が屈託のない笑みを浮かべている。
わたしは苦笑した。
「まだまだ、終わりじゃないわよ。むしろ、始まったばかり……。まだ、一日目なんだから……」
わたしは言った。
丹羽先生は、ちょっとはにかんだような顔になったが、やがて、眉をひそめた。
そして、困惑したようにおかしな鼻息を始める。
「せ、先輩、な、なにか変です……。あ、あのう、お股が……」
丹羽先生は腰をもじつかせだした。
しかし、彼女が身悶えすると、密着されて括りつけられている乳首も動いて、わたしと丹羽先生は同時に声をあげてしまった。
「う、動いたら……だめ……。ああ……。あ、あなたの股間にも、クリトリス・リングが嵌まっているのよ。あなたが気絶した後で、お兄ちゃんが装着したの」
「クリトリス・リングって……。先輩が装着されていたやつですかあ──。あれがあ──?」
丹羽先生の顔が真っ赤になった。
「……じっとしているしか、ないってことね……。そのうち、お兄ちゃんも戻ると思うし……」
わたしは言った。
プレイを始めたときには、まだまだ明るかった外も、窓は夕暮れの薄暗さに変っている。
昼食も抜いてしまったので、空腹も感じていた。
「あ、あのう……。それで、旦那様は……?」
丹羽先生が横向きのまま、向かい合うわたしに訊ねた。
「夕食の支度をしているわ。準備ができたら、戻って来ると言っていたけど……」
ここに置き去りにされてから、すでに三時間は経っている気がする。
随分と戻って来ない。
お兄ちゃんのことだから、こうやって放置するのも、プレイの一環かもしれないが……。
「そ、そうなんですか……。でも、先輩、あたし、ちょっと、おしっこが……」
すると、丹羽先生が困ったように嘆息した。
実のところ、少し前からわたしを悩ましていたのも、その尿意だ。
なにしろ、昼前にここに到着してからずっとトイレに行かせてもらっていないし、部屋を暖かくしているとはいえ、毛布もかけずに、裸でいたから身体も少し冷えている。
丹羽先生よりも、早く起きていたわたしは、ずっと尿意に苦しんでいたのである。
「わ、わたしもなの……。でも、これじゃあ、どうしたら……」
「そ、そうですよねえ……。これも、調教……なんでしょうか……」
「さあ……」
わたしも困惑してしまっている。
そのときだった。
急に部屋の明かりが灯されて、扉の外からお兄ちゃんが入ってきた。
わたしはほっとした。
「お姫様たちはお目覚めだな? 風呂が沸いているぞ。ここは温泉から湯を引いていて、しかも、それなりの大きな湯船だ。三人くらい一度に入れる。行くぞ」
お兄ちゃんが寝台にやって来た。
わたしと丹羽先生の両腕を持って、無造作に引き起こす。
「ああっ、痛い」
「ま、待って──」
ふたりで悲鳴をあげた。
だが、容赦なく寝台からおろされる。
そして、身動きすると、乳首も引っ張られるし、股間のクリトリス・リングも股間を苛む。
わたしたちは、思わず狼狽の声をあげた。
「ちゃんと歩いてこないと、風呂に入る前に、ふたりのお尻にイチヂク浣腸をするぞ。いや、そっちの方がやる気が出るか?」
お兄ちゃんが笑った。
わたしはぎょっとした。
お兄ちゃんは、やると言ったら、必ずする。
ぞっとしてしまった。
「そ、そんな……。丹羽先生、行きましょう」
「はい、先輩」
丹羽先生も顔を蒼くしている。
わたしたちは、おっかなびっくりの感じで、よちよちと抱き合ったまま横歩きで進んだ。
お兄ちゃんの開いた扉から廊下に出ていく。
「あ、あのう、お兄ちゃん……。わ、わたしも、丹羽先生も、そのう……おしっこが……」
わたしは、丹羽先生とともによちよちと歩きながら言った。
とにかく、股間のクリトリス・リングがつらい。
一歩ごとに強烈な衝撃に襲い掛かられる。
これを尿意に耐えて進むのは、かなりきつい……。
「小便は後でさせてやるよ。とにかく、来るんだ」
お兄ちゃんは、あっけらかんと言った。
「そんなあ」と小さな悲鳴をあげたのは、丹羽先生だった。
しばらくして、やっと浴場に着いた。
この別荘が平屋で階段などがなかったのはよかったと思った。
浴室の前にある脱衣所で、お兄ちゃんは、あっという間に裸になった。
お兄ちゃんの股間は、完全に勃起していて、それを見て、わたしも丹羽先生も顔を赤くしてしまった。
そして、浴室に入る。
浴室はバスルームというものではなく、完全に風呂場だった。
黒いタイル張りのモダンな造りであり、湯船には縁がなく、流し場と同じ高さと広さになっている。
その流し場も、湯船も、十人は同時に使えるのではないかと思うほどに大きい。
湯船には獅子の口から出る湯が流れ続けていて、足に当たる湯はぬるめだが、温かくて気持ちよかった。
「さあ、入ろう。俺たちしかいないし、問題ない。ぬるくしている。掛け湯もいらん」
お兄ちゃんに押しやられて、支えられるように湯に入る。
全身が温まる。
緊張が取れていくのがわかった。
「さて、結構、休ませたから、そろそろ大丈夫だろう。のぼせにくいようにぬるめにしておいたから、まずはふたりに、気をやってもらおうか。先に達した方は、温泉の湯で浣腸だ。おしっこを漏らしてもな。この洗い場で大便をしたくなかったら、相手よりも遅くいくんだな」
わたしはびっくりした。
そして、確かに洗い場に、そのための細い管が準備されていることに気がついた。ホースの片側は、器具で蛇口に繋がっている。
ぞっとした。
「ああっ」
「あっ、旦那様──」
湯の中でお兄ちゃんが、わたしとのお尻側から指を伸ばして、後ろ側から肉穴に指を押し込んでくる。
装着されたままのクリトリス・リングが大きく揺れて、衝撃も走る。
わたしたちは、悲鳴をあげた。
密着している丹羽先生の身体がぶるぶると震えている。
彼女もまた、お兄ちゃんに責められているのだろう。
長い三日間の調教旅行は、まだまだ始まったばかりのようだ……。
*
この「ふたり教師」の挿話は、いくらでも妄想が進みますが、切りもないので、次話では、さらに彼女の人生の時間を進めることにします。