【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
【ケイラ=ハイエル(田中享子)の支配前のステータス】
“ケイラ=ハイエル(田中享子)
エルフ王族(日本人)
エルフ族(転生者)、女
年齢850歳(20歳)
ジョブ
魔道遣い(レベル4)
招魂士(レベル50)
生命力:200
攻撃力:50(素手)
魔道力:1000
経験人数:男***、女**
淫乱レベル:A
快感値:200
能力
招魂術”
*
一郎は、裸のまま、気を失ってしまった享子、あるいは、ケイラの横に座り直して胡坐をかいた。
彼女は、満足しきった表情で静かに寝息をかいている。
ただ、顔も身体も、汗と涙と涎と鼻水、そして、男女の淫液でべったりと濡れている。
しかし、それでも彼女は、可愛い……。
また、愛おしい……。
この世界とは異なるが、彼女とは、別の世界で一生というべき時間を夫婦として過ごしたのだ。
愛情を感じないわけがない……。
だが、あれは果たして、この仮想空間の中で実際に経験したことなのだろうか……?
あるいは、経験したと思っているだけの、まったくの作り事なのだろうか……?
実のところ、一郎自身にも、いまだに判別がつかない。
あのとき……。
ケイラ=ハイエルの中で、あの幼くして病気で死んだ従妹の田中享子の魂と記憶が同化しているとわかったとき、一郎の心に浮かんだのは、単純な憐憫の感情だった。
一郎の記憶にあった彼女は、病院の寝台に横たわり、たくさんのコードを繋がれて痩せ細っている可哀想な少女の姿だった。
あの頃の一郎は、両親の遺産の大半を伯父さんたちに譲り、自分は奨学金を使って寮のある実業高校に所属するようになった頃だ。すでに同居は解消していたものの、余裕があれば、できるだけ彼女の見舞いには行くようにはしていた。
伯父さん夫婦は、保険の利かない高額治療に望みを託して、ひたすらに彼女の快復に一縷の望みを賭けていたものの、その金策に精一杯であり、あまり、頻繁には彼女のところには行けていないようだった。
そのためか、一郎が行くと、享子はいつもひとりぼっちで病院に横たわってて、寂しそうにしていたと思う。
だから、特に一郎が行くと、本当に嬉しそうに笑ってくれたのをよく覚えている。
しかし、呆気なく彼女は死に、それ以上の話もない。
それ以降、なんとなく、伯父さんたち家族とも疎遠になってしまったので、一郎と田中享子という薄倖の少女の縁は、それで切れた。
それだけの物語だ。
彼女が一郎に恋をしてくれていたことは知らなかったが、招魂術によってケイラ=ハイエルの中に入った享子から、当時、彼女が一郎が好きだったということを教えられたとき、一郎はあの可哀想な田中享子という少女に、どうしても恋を成熟させて幸せだった人生の記憶を与えてあげたくなった。
現実にはそんなこと不可能だが、仮想空間ならそれができるのだ──。
偽物には違いないが、幸せな記憶を与えてあげることができる。それは、不幸せだった現実よりも、ずっと望ましいはずだ。
そう思った。
だから、一郎は、仮想空間の中に、もしも、享子が生き延びたとしたら、送ったかもしれない世界を準備した。
まったくの気紛れだった。
だが、そのとき、一郎は、一郎自身もまた、享子が望むであろう存在として仮想現実の中に入り込ませることにした。
彼女が恋をしていたのは、あのときの一郎らしいので、一郎本人もまた、実際に本物の存在として仮想現実の中で生きることで、彼女がもっとも望むことを与えてあげられると考えた。
彼女に与える偽物の記憶は、できるだけ本物に近いものにしたいと考えたのだ。
それは、一郎なりの誠意だった。
しかし、その結果、一郎はこっち側の繋がりをほとんど断ち切ってしまい、一郎自身が作りあげた世界の中に、ほとんど純粋に参加してしまうことになった。
一郎は、自分自身で、一郎をあのときの彼女が一番望んだ存在に変えてしまい、病身の彼女に恋心を抱いているという設定だけでなく、あの頃の一郎そのものになったのだ。
その結果、こっちの世界のことなど、ほぼ完全に忘れてしまった……。
一郎がこっちのことを思い出したのは、仮想空間で享子と人生をすごし、やがて彼女が死に、さらに十年ほどの時間がすぎて、向こうの世界の一郎が死を迎えたときだ。
そのときまで、なにもかも完全に忘れていたのである。
本当に、一郎と享子は夫婦としての長い長い時間をすごし、そして、なによりも、一郎が仮想現実の中で何十年もの歳月を過ごしてしまった。
いや……。
もしかしたら、あるいは、実際にはそれほどの時間が過ぎておらず、ただ多くの時間をすごしたと一郎が思い込んでしまっているだけかもしれない。
だが、現実の話として、すでに一郎には、享子と夫婦になり、さらに祥子という女性とともに暮らした時間と記憶の実感がある。
子供たちも生まれ、そして、育ち、孫にも恵まれ、享子だけでなく一郎自身も幸せな人生を終えた。
そんな一生だった。
幸せだった……。
そして、その結果、大きな変化が生じている。
“田中享子(ケイラ=ハイエル)
外来人(エルフ王族)
エルフ族(転生者)、女
年齢80歳(850歳)
ジョブ
教師(レベル15)
魔道遣い(レベル30)
招魂士(レベル50)
生命力:200
攻撃力:50(素手)
魔道力:1000
経験人数:男1(***)、女1(***)
淫乱レベル:A
快感値:200
能力
招魂術
状態
淫魔師の恩恵”
これが、いまのケイラ=ハイエル、いや、享子のステータスだ。
仮想空間に入り込む前と比べて、ケイラ=ハイエルの存在と、田中享子としての存在が逆転してしまっている。
ケイラ=ハイエルが消滅したわけではないが、ステータスのベースが享子に変わり、たとえば、前には、経験人数などは、ケイラ=ハイエルというエルフ族の女長老の性経験が反映されていたはずなのに、いまは、享子としての……しかも、あの仮想空間で暮らした享子としての経験人数が表示されて、ケイラ=ハイエルのものは併記されるという感じだ。
また、教師という能力もある。
これは、仮想空間の中で享子がずっと教職、あるいは塾の講師職についていたからだろう。
それでいて、ケイラ=ハイエルに対しても、魔道遣いの能力があがるなどの淫魔師の恩恵が発生している。
いずれにしても、実際には起きていないはずの人生経験が、現実のステータスに影響を及ぼしているのだ。
一郎は驚いていた。
また、一郎を唖然とさせているのは、一郎自身のこともある。
“ロウ=ボルグ・サヴァエルヴ・サタルス(田中一郎)
エルフ族の英雄
冒険者
ハロンドール王国子爵
人間族(外来人)、男
年齢36歳
ジョブ
クロノス
淫魔師(レベル230)[限界突破]↑
戦士(レベル10)
治政力(レベル70)↑
交易(レベル50)↑
生命力:200
攻撃力
30(素手)
支配女[73]
〇冒険者パーティ員(9)
・エリカ[魔道戦士]
・コゼ[アサシン]
・シャングリア[女騎士]
・マーズ[女闘士]
・ミウ[見習い巫女]
・イット[獣人戦士]
・スクルド[魔道遣い]
・イライジャ[一時加入、クエスト依頼者]
・ユイナ[一時加入、魔道技師]
〇ハロンドール王室関係(5)
・イザベラ=ハロンドール[ハロンドール王太女]
・アネルザ[ハロンドール正王妃]
・アン=ハロンドール[元王女]
・シャーラ=ポルト[王太女護衛長]
・ノヴァ[アンの恋人]
〇エルフ・ナタル王国関係(5)↑
・ガドニエル=ナタル(
・ラザニエル=ナタル[副女王]
・ブルイネン=ブリュー[女王親衛隊長]
・アルオウィン[女王直属諜報員]
・田中享子(ケイラ=ハイエル)[女長老]↑
〇神殿関係(2)
・ベルズ=ブロア[神殿筆頭巫女]
・ウルズ
〇タリオ公国関係(2)
・ビビアン[諜報員]
・ノルズ[諜報員]
〇冒険者ギルド(4)
・ミランダ[ドワフの女戦士]
・ラン[ギルド職員]
・ゼノビア[Bランク冒険者]
・シズ[Bランク冒険者]
〇大陸交易商(1)
・マア[女豪商]
〇王国女官団(10)
・ヴァージニア[女官長]
・トリア=アンジュー[男爵家令嬢]
・ノルエル[商家の娘]
・オタビア=カロー[子爵家令嬢]
・ダリア[カロー家家人の娘]
・クアッタ=ゼノン[子爵家令嬢]
・ユニク=ユルエル[子爵家令嬢]
・セクト=セレブ[男爵家令嬢]
・デセル[商家の娘]
・モロッコ=テンブル[騎士爵の娘]
〇クロノス聖騎士隊(30)
・ドルアノア[聖騎士小隊長]
・エルミア[聖騎士小隊長]
・ジェネ[聖騎士女兵]
・グロリナ[聖騎士女兵]
・ナギト[聖騎士女兵]
・ブラム[聖騎士弓手]
他24名
〇支配眷属(5)
・クグルス[魔妖精]
・シルキー[屋敷妖精]
・サキ[妖魔将軍]
・ピカロ[サキュバス]
・チャルタ[サキュバス]
〇その他(1)
・祥子↑
特殊能力
淫魔力
魔眼
ユグドラの癒し
亜空間収納
粘性体術
仮想空間術
性感帯移動
五感操作
使徒(2/6)
イット[勇者]
ラザニエル=ナタル[魔女]
伴侶(1)
田中享子↑”
まずは、能力に“交易”と“治政力”が増えている。
仮想空間の世界の中で、一郎は享子を支えるために、児童学習を専門とする企業に就職した。別段に、児童学習に興味があったわけではないが、享子が中学教諭になりたいという夢を抱いており、そのためになんらかの助けになると考えたからである。
寮があるというだけで選択をした高校卒業の学歴だった本来の人生とは異なり、それなりの大学を卒業して、しかも、大学の成績もきちんとしていた一郎は、無事に自分が選んだ第一希望の会社に就職することができた。
あの頃は、享子と婚姻して、しっかりとした生活力を得ることを強く考えていて、ものすごくほっとしたのを覚えている。
そして、一郎は、その会社の中で、一郎が持っている能力、すなわち、魔眼の能力を駆使して出世した。
魔眼保持者は、特別な勘の良さを持つ。
なによりも、その特別に勘がいいという能力は、随分と自分の仕事に役立った。
こっちの世界のことを認識していないのに、魔眼や淫魔力の能力のことを受け入れていたというのは、いまにして考えると不可思議ではあるが、仮想空間の中の一郎は違和感は覚えてなかった。
ともかく、一郎は任された仕事にことごとく成果をあげ、あるいは、成功すると「勘」が働いた企画を自分から立ちあげ、たちまちに重要な次々に仕事を任されるようになり、気がつくと、企業の中でも最年少の取締役にまでなっていた。
まだ、三十歳前の時期だ。
その立場の中で部下を扱うようになり、まだまだ新しかったAI機器を活用した学習塾を子会社として立ちあげ、事実上のその責任者になった。
ここでも、一郎の能力は駆使されて、成果のあがる教育手法や教材を次々に取り入れ、あるいは、開発させ、一郎は一躍成功者となった。
わざと本来の立場を隠していて、影武者のような表向きの上司などを作っていたので、仮想空間の中の享子は、ついぞ、一郎の本来の仕事を知ることはなかったと思う。
しかし、実は、一郎は子会社の収益が本社を上回り、最後には下克上をして、一郎の会社が親会社となって、本社を買収するということにまでなったほどに立身出世した大物企業家だった。
また、一郎は、それらの全経営の責任者だった。
もっとも、肩書は、本社の「専務」ということにしていたが……。
一郎が役職を隠すことにこだわったのは、あまり出世していると、享子の「調教」の邪魔になるからだ。
享子には、彼女が属する学習塾の教室長くらいに思っていて欲しかったし、だからこそ、気楽に、調教遊びをするような気の置けない関係を保ってこれたのだと考えている。
もっとも、享子は気にしなかったかもしれない。
前世……といっていいか、わからないが、一郎の妻だった彼女は、一郎に対する依存性の高い女性であり、ほとんど一郎の言葉を疑うことはしなかったし、一郎のすることをすべて受け入れた。
もしかしたら、一郎が大変に立場の高い人間だということを知っても、なにも気にせずに、彼女は彼女のまま、一郎の与える痴情と愛情だけにどっぷりと浸かって、幸せのまま過ごしたかもしれない。
だが、一郎は彼女に、大成功した企業家の妻としての世間付き合いなどをさせたくなかったし、彼女が望む、一介の「先生」でいさせたかった。
そのためには、一郎が高すぎる立場になることは邪魔だった。だから、最後まで表に出さなかったのだ。
享子には、一切の苦労をさせずに生きさせる──。
それこそが、一郎がやりたかったことだ。
そして、一郎のもうひとつの顔が、株を転売しては収益を確保するデイトレーダーとしての立場だ。
享子に一切の苦労をさせないために、財力はいくらでも欲しかったが、手っ取り早く金を稼ぐために始めたのが、ネットを活用する株の売買だ。
自分の好きな時間を使うだけなので、享子たちとすごす時間を削がないで済むし、なによりも好きなことをしながらの片手間でいい。
極論すれば、享子や祥子を調教しながらでも、手元のタブレットがあれば、十分に取引ができる。
実際にそうしていたし、一郎は、タブレットの傍らで享子たちの股間に嵌めた淫具で色責めにかけながら、同じタブレットの半分では、数億という金を動かしてもいた。
これについても、魔眼保持者である一郎の能力は役立ち、収益のあがると考えた株を買い、値がさがると勘が動いたものを売るということを繰り返しただけで、とんでもない利益を得るこができた。
これについても、享子は一郎がかなりの大富豪であることに、気がついてなかったみたいだ。
まあ、享子らしいといえば、それまでだが……。
一方で、あの祥子は一郎が超一流の立場の人間であり、享子との性生活を保つという理由だけのために、一郎が企業家や富豪であるということを隠していることに気がついていた。
祥子は祥子で、愉快な性格をしていて、一郎がどんな立場でも態度を変えなかった。
それが気に入っていたところではあるが……。
それにしても、一郎は不思議でしかない。
仮想空間で作った「偽物」の世界なのだから、丹羽祥子……最後には、田中祥子となったあの女性もまた、架空の存在だ。
だが、一郎には、確かに彼女が実在していたという感覚が残っている。
そして、なによりも、支配女性の中に“祥子”という名が……。
これは、どう言う意味を持つのか…?
それに、一郎には、享子が病死したあと、祥子と婚姻をして十年足らずに歳月をすごしたという記憶まで残っている。
本当に、あの日々は仮想空間で作ってしまった架空の時間だったのだろうか?
それとも、一郎の隠されているなんらかの秘めた能力が、本当に一郎や享子に、別の人生というものを作ってしまったのか……?
さらに、一郎のステータスには、「伴侶」という項目ができて、そこに、享子の名があり、籍を入れたと記憶している祥子の名はない。
まあ、祥子そのものが、一郎とはまったく接触したことがない、架空の女性なのだから、当然といえば、当然なのだが……。
わからない……。
いずれにしても、あの架空であるはずの一郎と享子のもうひとつの人生のことが、いまのステータスに反映されて、影響を及ぼしている。
享子には、長く続けていた教師の能力が現出し、魔眼で知れる性体験数などには、現実の数字ではなく、架空のはずの享子の人生が反映されている。
ケイラ=ハイエルではなく享子としてのステータスには、享子の経験は、男が“1”、女が“1”になっているが、男というのが一郎であり、女というのが祥子であるのは間違いないだろう。
そうなると、丹羽祥子は実在したということになってしまうのだが……。
また、一郎についても、“治政力”、“交易”の能力は、仮想空間における企業家、あるいは、デイトレーダーとしての能力が反映したものだ。
そうであれば、あるいは、この仮想空間の能力には、まだまだ別の遣い方があるということか……。
そして、なんとなく思ったのは、仮想空間とはいえ、一郎の元の社会における超一流の経営能力や流通管理能力は、こっちの世界の能力に換算すると、あれくらいのレベルになるのかという思いだ。
まあいい……。
一郎はそれ以上考えるのはやめた。
いまあることを受け入れることに決めよう。
すでに、一郎のステータスには、目の前のエルフ女性になっている享子を“伴侶”として数えている。
ならば、彼女は一郎の妻なのだ。
それにしても、彼女はまだ気がついてないかもしれないが、ケイラ=ハイエルとしての外観に関しても、一郎の支配による影響がすでに出ている。
支配前は、人生経験豊富なやり手の女性という感じであり、美人で妖艶ではあったが「若い」という感じはなかった。
ただ、いまのケイラ=ハイエルの外見は、ちょっと痩せ、また顔にも幼さが浮き出た感じに変わっていて、「若さ」をとても感じさせる。
もしかしたら、仕草や話し方が田中享子そのものなので、一郎が仮想空間のときの記憶に引っ張られるのかもしれないが、最初に対面をしたときとは異なり、目の前のケイラ=ハイエルには、かなり享子を感じてしまう。
「さて、どうするかな……」
いまだに寝息をかいているケイラ、すなわち、享子を一郎は見た。
現実空間に戻るのだが、まあ、紹介がてらだ。
ちょっと悪戯を加えて、向こうで待っているみんなを驚かせてやるか……。
一郎は、享子の首に、首輪を出現させる。
首輪には、手錠が装着されていて、それに両手首を繋げてしまう。
「う、うう……」
刺激を受けたことで反応はあったが、まだ目を覚まさない。
ならばと思って、今度は一本の極太の黒マジックを仮想空間の能力で出現させる。この世界にはないものだが、仮想空間の力なら、一郎の空想力によって実現できる。
簡単に、右手に出すことができた。
それを使って、享子であるケイラ=ハイエルの白い肌に、マジックで字を書く。
この世界に召喚されたばかりの頃は、この言葉の言語は話しはできたが、書くことも読むこともできなかった。
さすがに、二年以上の歳月が立ち、そこそこの読み書きはできる。
一郎は、この世界の共通語の文字で、彼女の身体に大きく“淫乱妻”と書いた。さらに、“セックスが大好き”とも……。
これは卑猥だ。
一郎はちょっと愉しくなってきた。
さらに、太腿に“調教済みまんこ”と書いて、矢印を股間に向けて書く。さらに、“ロウ=サタルスの肉便器”……、さらに“雌犬の敏感乳”とも……。
裸体のあちこちに、思いつくままに落書きしていく。
「う、うう……」
反応で小さな声は口にするが、まだ目を覚まさない。
身体を半身にして、尻たぶの一方に“アナル調教終了”と書き足す。
こんなに動かしているのに、まだ起きない。
どれだけ、深く寝入っているのかと笑ってしまった。
「じゃあ、これで起きるか?」
一郎は自分の股間を手に持って勃起させた。
享子の顔に向かせながら、怒張を擦る。
淫魔師の一郎にとっては、射精をするのも、我慢するのも自由自在だ。
享子の顔に向かって射精をする。
しかも、鼻の穴に向かって……。
「んあっ、なっ、なに、なあっ、ああっ」
鼻が一瞬塞がれて、息が苦しくなった享子がもがきだした。