【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「あがああああっ、があああっ、うがあああっ」
ステージの上で直柱と横材に裸体を拘束されているシャングリアが絶叫し続ける。
だが、そのシャングリアの右手首から先はなくなっている。
血と肉が辺りに飛び散っているが、それはあっという間になくなった。あらかじめ、そういう結界魔道がかかっていたのかもしれない。
エリカから見ても、目の前のジャスランはかなりの高位魔道の遣い手だと思う。
「うるさいねえ。ボールギャグで口を塞いでおしまい。人間女の悲鳴なんて、耳障りだよ」
ジャスランが椅子に座ったまま、手をさっと振った。
すると、ステージの隅にいた兵たちが三人ほど出てきて、シャングリアに寄っていき、革紐のついているこぶし大の革の球体をシャングリアの口に突っ込んだ。そのまま、シャングリアに強引に下を向かせて、彼女の頭の後ろに固く結んでしまう。
また、いつの間にか、シャングリアの後方には、人間族の女がふたりほど立って、シャングリアの手首の治療を魔道で開始していた。
すでに、血は流れていないし、切断面には肉が包んでいる。
しかし、手首から先には、なにも存在していない。
「んんっ、んんんっ」
シャングリアはがくがくと震えながら、必死に首を左右に振っている。
あの気の強いシャングリアが恐怖に怯えているのだ。
エリカは、自分自身が傷つけられたのように、目の前の女に対する怒りが込みあがる。
「さて、次は肘かね。どうせ、すぐには食べ終わらないさ。いまのうちに、左手にも準備しておくか……。それと脚もかねえ。最後は首だけど、それまでには食べ終えておくれよ。いくら、治療術があっても、さすがに首を切断してしまえば、元には戻せないだろうからねえ」
ジャスランが酷薄に笑った。
そして、ステージに合図のような仕草をした。
すると、さっきの兵たちが再び陰から出てきて、新しい肌色の環をシャングリアの左腕と脚の付け根に巻いていく。
あれは、「炸裂環」だろう。いまのでわかった。
魔道を込めて爆発させる魔道具であり、それを身体に巻き付けさせて、作動をさせているのだ。
エリカは、あまりの口惜しさにぎりぎりと歯を鳴らした。
すると、口の中に血の味が湧いた。
「おやおや、口を強く噛み過ぎたのかい、エリカ? “おあずけ”したままだったからねえ。悪かったよ。口を開いていい。お食べ」
ジャスランが洗脳球を握って言った。
途端に、封じられていた口の拘束がなくなって自由になる。
「も、もう……やめさせて……。た、食べるから……」
エリカは吐き気に耐えて皿を見る。
ナイフやフォークのような食器は準備されていない。
「……手で食べてちょうだい。その先っぽの割れている亀頭から口に入れるといいわあ。みんな見ているから、それなりに気分をつけてくれる?」
ジャスランが喉の奥から込みあがるような笑いをする。
かっとなった。
「ふ、ふざけるんじゃないわよ──」
さすがに冗談じゃないと思って、エリカはテーブルをどんと叩いて怒鳴った。
すると、ジャスランが指をぱちんと叩いた。
「んぐううううう」
口枷越しのシャングリアのくぐもった絶叫が響き、シャングリアの右肘がどんと飛んで、肉の塊になった腕半分が床に弾け飛ぶ。
「やめてええ──」
エリカは泣き叫んだ。
なにも考えるな。
必死に自分に言い聞かす。
見るな。
身体を動かせ。
そして、皿の中の醜悪なものに向かう。
決心して、手を伸ばす。
切断されたペニスを掴んだ。
そのまま自分の口の中に入れる。
「んふうっ」
胃から苦いものが一気に込みあがる。
だが、その苦みごと噛み千切った肉を強引に喉の奥に押し込む。
「ははは、いいわああ。美味しい? 汁も全部飲むのよ。少しでも食べるのをやめたら、指を鳴らすからね」
ジャスランが大笑いした。
エリカは、とにかく一心不乱に食べ続ける。
しかし、どうしても吐き気が込みあがる。
「んげっ、だめ……」
もどしそうになり、思わず手で口を押えた。
「あらあら、大変そうねえ」
ジャスランがまたもや指を鳴らす。
シャングリアの残っていた右の二の腕が爆発してなくなる。
「んんんんっ」
エリカは口を押えて、懸命に口の中のものを飲み込んだ。
ジャスランに向かって首を横に振る。
食べてる──。
ちゃんと食べているのだ──。
「次は左腕よ……。何度も言わせないでね。食べるのをやめたら、炸裂環を順番に作動させる……。今度は左腕を手首から……。その次は脚の付け根……。最後は首よ。あの人間族の女は、洗脳球で操れないからいらないの。あんたと違って、ロウを殺す役には立たないから、最初はすぐに殺そうと思ったんだけどね……」
ジャスランが不機嫌そうに吐き捨てた。
とにかく、エリカは懸命に食べ続けた。
最後に皿を両手に持ち、口をつけて汁を飲む。
やっとのこと、皿を空にした。
「お、終わったわ……。シャ、シャングリアを開放して……」
エリカは口の周りを手で拭きながら言った。
腹の中がむかむかする。
いや、かっと熱くなるような……。
「な、なに?」
すぐに身体の異常さに気がついた。
全身が燃えるように熱くなる。
身体から力が抜け、一斉に汗が全身から噴き出してきた。
股間に異常な感覚が込みあがって、膣から愛液が滴りだすのが自分でもわかる。
また、乳首が痛いくらいにがちがちに尖ってきた。乳房の疼きもすさまじく、膨らみの裾野から先端にかけて、どくどくとなにかが流れ出しているようにびりびりと響く。
「ペニスの姿煮を食べて、身体が熱くなった? まあ、汁には超強力な媚薬を溶け込ませさせたから、そっちかもね。なにせ、巨大な家畜を繁殖させるときに使う性興奮剤だそうよ。エルフ族にも効くのねえ」
ジャスランが高笑いした。
「くっ」
エリカは自分の手で胸を抱くようにして、椅子に座ったまま身体を縮めた。
気を抜くと、人前であるにもかかわらず、膣も乳房も、思い切り自分で愛撫したくなる。
その衝動をエリカは脂汗を流しながら必死に我慢した。
「さあ、ステージにあがりなさい、エリカ。いよいよ主役の出番よ」
すると、ジャスランが言った。
エリカは顔をあげた。
「しゅ、主役?」
「言ったでしょう? ロウの一番奴隷だというあんたは、スクルドがやって来るまでの私の生贄よ。たっぷりと恥をかかしてあげるわ……。洗脳球は使わない……。自分の足で行きなさい。それとも、私に指を鳴らさせたいの?」
ジャスランが指を鳴らす仕草をする。
「や、やめて──」
慌てて、エリカは立ちあがった。
しかし、媚薬の効果が高すぎて、ぐらりと足が崩れそうになった。
ジャスランが容赦なく、指を鳴らす。
「んぐうううう」
今度はシャングリアの左手首が爆発でなくなった。
治療はすぐに始まるが、シャングリアはぼろぼろと涙をこぼしている。
「ひ、卑怯者……。わ、忘れないからね……」
エリカは、口惜し涙に視界を滲ませながら、ジャスランを睨んだ。
そして、シャングリアのいるステージに向かう。
台上にあがって気がついたが、シャングリを拘束している柱の下には、薄い板の台座があって、それが車輪で動くようになっていた。
エリカが台上にあがると、シャングリアが柱ごと、ステージの隅に移動させられていく。
「シャングリア、しっかり……」
エリカはそれしか言えなかった。
革の口枷に顔半分を包まれているシャングリアが嗚咽をしながら数度頷く。
あの気丈なシャングリアがここまで追い詰められている姿に、改めてエリカは身につまされる気持ちになるとともに、ジャスランへの憎悪がまたしても噴きあがる。
「両手は首の後ろだよ」
ジャスランの声が近くでした。
気がつくと、いつの間にか、ジャスランはステージの真ん前までテーブルごと移動させていた。
手にエリカの洗脳球を握っているのは変わらないが、反対の手には酒が入っていると思うグラスを握っている。
いままで観察する限り、ジャスランはエリカになにかを行動を起こさせるときには、必ず、あの洗脳球とやらを握っている気がする。
半面、「何かをやらせない」ときには、洗脳球を使って一度命令するだけで、改めて洗脳球を握る必要もないみたいな感じだ。
しかし、それがわかったところで、いまのエリカには打つ手はない。
エリカは両手を頭の後ろで組む。
すると、ジャスランがグラスから手を離して、手をあげて合図をした。
ぞろぞろと前側のテーブルから、五人ほどの傭兵男たちがあがってくる。彼らは、準備されていたらしい白い指揮棒のようなものをひとりひとり手渡されている。
棒の長さは、人の腕の長さほどあるだろうか。
「な、なによ?」
その白い棒を持っている傭兵たちに取り囲まれてしまい、エリカは戸惑った。
どの男たちにも、好色の色が浮かんでいる。そして、退廃的で淫靡な雰囲気だ。彼らは操られてはいるのだろうが、その好色さは本物だろう。
エリカは、思わず生理的な嫌悪を覚えてしまった。
「その棒より近づかないわ。だって、群がりすぎて、ショーが見えなくなっても興醒めだしね」
「な、なにするつもりよ……?」
エリカは手を頭の後ろに置いたまま、ジャスランを睨みつける。
「さあね……。じゃあ、お前の性経験でも、訊ねようかねえ。これまでに、まんこを男に貫かれたのは何人だい?」
「なんで、そんなことに答えないとならないのよ」
ステージの下から質問をしたジャスランに、エリカはむっとして応じた。
「物覚えの悪いエルフねえ。エルフ族っていうのは、そんなに馬鹿なの?」
ジャスランがわざとらしい呆れたという表情で指を構える。
はっとして、慌てて口を開く。
「ひ、ひとりよ──。ロウ様だけよ──」
絶叫した。
なにが可笑しいのか、どっと笑い声が大天幕に響く。
「じゃあ、女は? まんこを擦り合った相手の回数は?」
にやにやしながら、ジャスランが言った。
指は構えたままだ。
必死に考える。
イライジャ……シズ……アスカ様……。コゼともやらされたか……。シャングリアも……。多分、スクルドも……。
すると、どんと音が鳴って、ステージの隅のシャングリアが絶叫した。
左腕も肘からなくなり、すぐに治療が開始された。
「こ、答えないんじゃないのよ──。考えていたの。かぞえてたのよ──」
エリカは声をあげた。
「数えないと、わからないのかい?」
ジャスランはきょとんとしている。
「そうよ。少なくとも六人……。もしかしたら、もっとかも……」
仲間の女同士で絡み合うなど、ロウの命令で結構ある。いちいち、覚えていられない。
「もっと慎み深いのかと思ってたよ。そりゃあ、すまなかったねえ」
ジャスランが笑い続ける。
むっとしたが、そのとき、背後からお尻の付け根を棒で突くようにされた。しかも、棒の先端がぶるぶると震えながら蠕動運動をしている。
「なに?」
思わず、手を離して棒を手で追い払った。
またもやどんと音が鳴り、ついに、シャングリアの両腕が付け根からなくなった状態になった。
「いやあああ──。もうやめてよおお。傷つけるなら、わたしを傷つけなさいよお──」
エリカは泣き叫んだ。
すると、ジャスランの酷薄な声が響きだす。
「その人間族は殺してもいいんだ。ロウを殺す役には立たないしね……。だけど、お前には、ロウを殺すという使い道がある。お前は殺さないよ」
「ロウ様を殺してどうするのよ──。サキが怒り狂うわよ。ロウ様はサキの恋人なのよ──」
叫んだ。
すると、初めてジャスランがちょっと困った感じになった。
「そ、それは……」
本当に困っている。
もしかして、なにも考えてなかった?
エリカは、さらに口を開いた。
「わ、わたしたちだって、サキの友人よ。こんなことをして、サキはあなたを殺すわよ」
「う、うるさい──。サキ様を呼び捨てにするな。サキ様が人間族を恋人にしたり、仲間にするわけがない。現に、王都では仲がよさそうだった人間族と大喧嘩していた。もう、人間族との遊びは終わったのだ。サキ様は妖魔将軍なのだぞ」
「そのサキの恋人がロウ様なのよ──」
「それ以上、喋るな──。あいつの首の炸裂環を作動させるぞ──」
ジャスランが金切り声をあげた。
エリカは押し黙った。
ロウを殺すということが、サキの命令に逆らうというのは、実際にはジャスランにも自覚はあるのだろう。
しかし、それでも、スクルドへの恨みが頭に刻み込まれて、正気を失っている感じなのに違いない。
いずれにしても、冷静に説得できるような感じでもない。
追い詰めたら、一切の思考を捨てて、誰も彼も皆殺しにしかねない気がする。
仕方なく、エリカはこの場での説得は諦めた。
「ふっ、それよりも、腕がなくなってしまったじゃないかい。次は脚の番だから、シャングリアの尻に台座を付けて座らせてやりな。脚がなくなったら、さすがに立ってられないだろうしね」
ジャスランの指示でステージの兵たちが動き出す。
一度シャングリアの腰から下の革紐が解かれて、直柱に小さな板が設置された。それにシャングリアが座らされ、腰と腿と足首をもう一度直柱に拘束されていく。
「それよりも、ショーの続きだよ。お前はじっとしてるんだ。足を動かしたら、炸裂環を作動させる……。それと、絶頂してもだめだ。お前がみっともなく達したら、シャングリアの脚は片足ずつなくなるからね」
ジャスランが言った。
達したら?
エリカは唖然とした。
しかし、それを合図にするように、再び周囲の男たちが棒をエリカに近づけてくる。
ただし、今度は五本が一度に──。
「ひっ」
エリカは手を頭の後ろに置いたまま身をすくめた。
この媚薬に追い詰められている身体をこんなにもたくさんの振動棒で刺激されたら……。
自分は感じにくい方だとは思っているが、ずっとロウに調教されていて、多少は刺激に弱くなっているという自覚はある。
もしも、絶頂してしまったら、今度はシャングリアが……。
「わっ」
そのとき、小さい革の下着の具足の両裾に、同時に棒が左右から差し込まれた。
二本の棒が協力するように、革の下着のような具足を足首側にさげていく。
「ちょ、ちょっと──」
腕で追い払いたいのを必死で我慢して、身体を捩じって避けようとするとともに、両腿をしっかりと閉じて、脱がせないようにしようとした。
だが、股間の付け根を狙うように、棒が前から押しつけられる。
別の棒が乳房にも……。
「うはあっ」
凄まじい快感を全身のあちこちから送り込まれて、エリカは、その場で身体を跳ねあげるようにのけぞらせてしまった。
股間から力が抜けて、革の下着がさっと膝まで引き落とされた。
「ご開帳だ」
「いけっ」
男たちが笑いながら、守るものがなくなった股間に一斉に棒を伸ばす。
前後左右のあちこちから……。
「ああっ、やめええっ」
衝撃にエリカは膝を突きそうになってしまった。
媚薬に侵されている身体に受ける刺激は、全身が千切れるかと思うほどに気持ちよかった。
がくがくと全身が震えた。
「随分と感じやすい身体だねえ。その調子じゃあ、シャングリアの両脚がなくなるのも、あっという間だろうさ。三度目の絶頂は、首の炸裂環だからね」
ジャスランが大笑いしたのが聞こえた。
エリカは必死に歯を喰い縛って、快感に耐える。
「あっ、はああっ」
だが、だめだ。
備えようと思っても、どこに備えればいいのかわからない。
股間だけでなく、首筋、耳、脇の下。腰、太腿まで振動する棒の先端を当てられる。
そのたびに、エリカはよがり狂ってしまい、股間から恥ずかしい樹液を噴きだせてしまった。
いつの間にか、革の下着のような具足は、足首から無理矢理に抜かれて横に置かれ、乳房を包む胸当ては、乳房の外に出されてしまった。ふたつの乳房も剥き出しだ。
その胸にも棒が左右から襲う。
「あああっ、いやああっ、はううううっ」
エリカは、強烈な媚薬の疼きとそれを刺激する棒に狂いそうになりながら、懸命に脂汗に光る裸体を振るわせ続けた。
必死に顔を振る。
絶頂は近い。
自分でもそれがわかった。
「ふぐううう」
また、クリトリスに……。
懸命に腰を逃がそうとする。
別の棒がぐりぐりと後ろから股間を抉る。
腿をぎゅっと閉じて、棒が侵入するのを防ぐ。
そして、腰を振って、執拗に襲うクリトリスへの棒も避け続けた。
「足を開くんだよ。そして、動かすな。拒否すれば指を鳴らすからね」
ジャスランが笑いながら言うのが聞こえた。
エリカはがくがくと身体を揺すりながら、哀願の顔をジャスランに向ける。
ジャスランは、満足そうに微笑みながら、グラスの酒をすすっている。
エリカの視線に気がついたのか、さっと指を鳴らす仕草をした。
「だめええっ」
エリカは、急いで足を肩幅に開いた。
今度こそ、無防備になったクリトリス、さらにヴァギナ目掛けて、五本ほどの振動する棒が前後から襲い掛かる。
棒は先端が振動するだけでなく、自在に先側の角度も変えられるようになっているみたいだ。
股の下に侵入した棒が先端を上に向けるように曲がる。
股間をこじ開けるように、下から膣を押し上げてきた。
「ああああっ」
瞬時に絶頂感が込みあがった。
身体をがくがくと震わせる。
耐えようと、またもや、血が出るほどに懸命に歯を喰いしばった。
「なんだ、これ? 急に固くなって入らねえぞ」
「尻の穴もだ」
男たちは不満そうに言っているが、前後両方の入り口を振動で刺激され、あっという間にエリカは絶頂に追い込まれた。