【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ロ、ロウ様──?」
いきなり手酷い拷問をやり始めた一郎に、エリカが目を丸くした。ほかの女たちも、びっくりしている。
しかし、一郎のすることだから、強引にとめるということまではしない。
「コゼ、これを台の前側に繋いでくれ」
一郎は、二枚もの石の板を正座をしている腿の上に乗せられ、さらに一郎に体重をかけられているスクルドにしている首輪に繋がる鎖をコゼに手渡した。
台の前側部分に、金具があり、そこに鎖が繋げられるのだ。
「あっ、はい」
さすがにコゼもたじろぐ感じだ。
しかし、コゼは一郎から受け取った鎖を言われたとおりに繋ぐ。一郎は同時に、淫魔術でスクルドの魔道を一時的に封印した。
これで、スクルドは前屈みの姿勢を崩すことはできない。
また、スクルドは胸が大きいので、前屈みにさせると、重ねて置かれた石板に二つの乳房を載せたみたいになった。
なかなかに風情のある光景だ。
「あ、あの……、え、園遊会に……ついては……」
スクルドが歯を喰いしばるような感じになりながらも、必死に口を開く。
観念して喋るつもりなのだろう。
とにかく、一郎がやった訊問のときに、ジャスランが口を滑らせたのは、サキが一郎の後宮にするのだと称して、王都にいる貴族令嬢を集めて、奴隷調教をしているという話だ。
ジャスランは、別にそのことを語ろうとしていたわけじゃないが、王都でサキと一緒にいる“ラポルタ”という眷属について知っていることを全部語れと強要したときに、“園遊会事件”のことを口にしたのだ。
つまりは、その園遊会で集めた人間族の貴族娘の実質的な管理も、そのラポルタというサキの眷属がやっているとジャスランは言ったのである。
だが、一郎は、貴族令嬢を集めて調教をしているという話に驚愕して、耳を疑った。
しかし、どうも本当らしかった。
さらに、話を詳しくさせると、どうにも、スクルドがこれに関与していた気配もある。
少なくとも、スクルドはその園遊会で集められている王宮から、ジャスランとともに出立しているみたいだ。
知らなかったわけがない。
どうして、これまで一郎に、それを教えなかったのか知らないが、まあ、ジャスランのときと同様に、所詮は余事として気にしてなかったのかもしれない。
それとも、一郎がそういうことを嫌って怒ると気がついて口をつぐむことにしたか?
まあ、しでかしたことについては、怒っているが……。
「園遊会って、なに?」
イライジャが口を挟んできた。
やっと、一郎の訊問に対して、スクルドの反応が不自然であることに感づいたのだろう。
「園遊会とはなんのことよ、スクルド?」
エリカも口を挟んだ。
一郎がジャスランにこれを訊問していたときには、エリカたちは一時的に離れていた。
だから、現段階でこれを承知しているのは一郎だけなのだ。
「そ、それは……、あぐうううっ」
スクルドが喋ろうとした。
しかし、一郎はわざと腰を揺すって、石の板を動かす。
スクルドは苦悶の声をあげて、言葉を中断させてしまった。
「まだ、語るのは早いぞ。シャングリア、あの燭台を持って来てくれ」
天幕の隅には、金属製の蝋燭立てがある。
左右に伸びた細い板の上の左右に四本ずつ、合計で八本もの太い蝋燭が並んでいた。
これについてはモーリア男爵がもともと置いていたものであり、天幕とともにそのまま使わせてもらっていた。
「これか?」
シャングリアが怪訝そうな表情ながらもそれを持ってくる。
「ありがとう」
一郎はそれを受け取ると、燭台の脚の部分と蝋受けの下の皿を取り外して、細い板と火のついた
そして、板をスクルドの口に近づけた。
「ほら、口を開け、スクルド……。俺がああいうことを嫌っているということを、ガドとノルズが親衛隊でやろうとしていたことを叱ったと耳にして知っていただろう? どうして言わなかった? いや、まだ喋るな……。いいから、これを咥えていろ。話はしばらくしてから訊ねてやろう」
強引にスクルドに燭台の板を咥えさせる。
「う、ううっ」
スクルドが呻き声をあげる。
細い板だが、口だけで咥えるには、燭台はそれなりに重い。
蝋燭も八本もあるので、かなりバランスもとりにくいはずだ。もちろん、火がついているのでかなり熱いと思う。
そして、ちょっとでも傾いてしまうと、容赦なく垂蝋が肌に落ちる仕掛けだ。
「さあて、困った元神殿長様には、後ろと前の穴に贈りものをしてやろう。女淫玉といって、これを入れられると、そこが疼いて疼いて仕方がなくなる。とりあえず、後ろからだな」
一郎は亜空間から子供のこぶし大の女淫玉という淫具を出す。
特別な微振動と波動を発して、女の性感を強烈に刺激するという淫具である。
「いいか、スクルド」
一郎は一度亜空間に収容して、淫魔術を遣ってスクルドのお尻の中に再出現させる。
「うぐううっ」
スクルドがびくりと動く。
その動きで八本の蝋燭から大量の
「んぎいいいっ、んぐうううう」
スクルドが熱さに悶える。
だが、その動きでまたもや熱い蝋が垂れ落ちる。
「んふうううう」
スクルドが燭台を咥えたまま大きな呻き声をあげる。
だが、今度は動かなかった。
熱くても顔を動かすと、蝋が落ちてくるということを学んだのだろう。
「いい子だ。離さないのは偉いぞ。ちゃんと最後まで耐えたら不問にしてもいい。それとも、こんな意地悪をされて、嫌になったのなら、口から離して嫌だと叫べ。淫魔術の縛りを解いて開放してやる」
一郎の意地悪な物言いに、スクルドが衝撃を受けた顔になるとともに、必死に燭台を噛む口に力を入れたのがわかった。
「あ、あのう……、スクルドはなにをしたんですか?」
押し黙ったみたいになっていた女たちを代表するように、エリカが口を挟んできた。
いまや、寝台にいたイライジャやアルオウィンを含めて、全身が一郎とスクルドの周りに集まってきている。
「スクルドというよりは、サキだな……。まあ、いまのところ、情報源がジャスランだけだから、スクルドにも訊ねないとならないけどね」
一郎は、二個目の女淫玉を出すと、さっきと同じように、今度は膣の深い場所で子宮のすぐ近くに、女淫玉を転送させた。
「んひっ」
スクルドが顔が仰け反って傾いた。
大量の蝋がまたもや、スクルドの大きな乳房を中心として落ちていく。
「んぐううううう」
スクルドが痙攣をしたように身体を震わせる。
もはや、スクルドの身体は真っ赤であり、脂汗でびっしょりだ。
これは、石抱きの苦しさだけじゃない。
身体の狂おしいばかりの性の疼きのせいでもある。
前後の穴に入っている女淫玉は、早くもスクルドをかなり追い詰めているのだ。
一郎はそれを知っている。
ステータスを読んでも、なにも刺激しないのに、あっという間に“快感値”は“30”を下回り、いまでもどんどんと数字を減らしている。
快感値が“30”というのは、すでに挿入可能なくらいに濡れているということであり、これが“0”になれば絶頂状態ということになるのだが、放っておいても、それに近いくらいまではいきそうだ。
余程にこの女淫玉は効果があるみたいだ。
能力があがって淫具作りにも、抜群の力を発揮するようになったクグルスの試作品であり、超微振動で特別な波動を発して、女の肉体を内側から激しく疼かせる効果があるとクグルスは言っていた。
あいつの言葉そのものを使えば、性を知らない童女でも、寝たきりになった老女でもたちまちに喘がせる淫具だと称していたので、すっかりと一郎に調教された熟れた身体のスクルドにはつらいだろう。
その証拠に、スクルドの乳首は、ぴんと勃起して、よく見ると先端から薄っすらだが乳液のようなものまで滲ませている。
一郎は、今度は亜空間から一本の羽根を出した。
長めの柄がついていて、一郎が座ってる場所から十分にスクルドの肌をくすぐることができるくらいの長さになっている。
それで、スクルドの乳首をくすぐってやるつもりだ。
いまのスクルドには、鞭よりもこっちが効くと思う。
「さて、スクルド、質問だ。首を横に振るか、縦にするかで答えろ。いいな」
一郎は意地悪く言った。
この状態で首を振れば、熱い蝋がスクルドの柔肌を襲う。ましてや横など言語道断だろう。
だが、スクルドも答えないという選択肢は存在しないことはわかっていると思う。
「返事は──?」
一郎はスクルドの乳首をさわさわと羽根でくすぐってやる。
しかも、くすぐると同時に、淫魔術で乳首の感度を十倍にした。さらに絶頂するときに、男の射精のように乳液が飛び出すようにもしてやる。
単なる思い付きだが、ちょっと面白かと思ったのだ。
「んぐううう」
羽根の刺激に、スクルドが眼を見開いて、頭を横に振った。
ほとんど無意識だろう。
その瞬間、ぼたぼたと一斉に蝋が落ちる。
「うぐうう」
汗びっしょりの顔が苦悶に歪む。
「おっ、逆らうのか? じゃあ、ここでスクルドは解散ということでいいな」
一郎は意地悪く言った。
スクルドが涙目になる。
「んんっ、んんんっ……、んぐうううう──」
今度は必死の形相で首を横に振った。
すると、蝋が肌にまたもや大量に落ちる。
スクルドが呻いた。
「じゃあ、答えるな?」
スクルドが首を縦に動かす。
またもや、熱い蝋がぼたぼたとスクルドの乳房に落ちる。
「んぐうううっ」
スクルドの顔が苦悶に歪む。
「いいだろう、じゃあ、園遊会のことだ。サキは俺への贈り物にすると称して、王都の貴族令嬢を大量に集めて、王宮で性奴隷調教をしている……。そのことに間違いないか?」
「んっ、んんっ」
スクルドが今度は首を縦にゆっくりと動した。
激しく動かすと、蝋が垂れるので、そうしているのだろう。
だが、それを許すほど、一郎も優しくはない。
一郎は体重をかけている石板に座り直した素振りをして、石板を揺らす。
「ふぐううう」
座っているだけで脛と膝に喰い込む金属管がスクルドに激痛を走らせたはずだ。
スクルドが大きな呻き声をあげた。
それとともに、蝋がまたもやスクルドの肌に垂れ落ちる。
「蝋がついているな。落としてやるよ」
一郎は羽根を持ち返ると、柄の方を先にして、スクルドの乳首の周りについている蝋をこそぎ落とす。
優しさでしているわけじゃない。
落ちた蝋の上に新しい蝋が落ちても、熱さの衝撃は少なくなる。新鮮な熱い蝋が苛むように、古い蝋を落としたのだ。
ついでに、さらにスクルドの乳房全体の感度を十倍にもして、全体をクリトリス並みに敏感な場所に変える。
乳首など、肉芽そのものよりも敏感にした。
そこを棒で擦る。
「うううううっ、んぐうう」
スクルドは身体を弓なりにして、絶頂してしまった。
その瞬間、両方の乳首からぴゅっと乳液が男の射精のように飛び出てきた。
蝋が大量に落ちたが、今度はそれはスクルドは気にしなかった。
絶頂感が熱さの苦しみを上回ったのだろう。
「わっ、な、なに──」
「どうした──?」
びっくりして声を出したのはコゼとシャングリアだ。
「ロウ、あんたねえ……」
一方でイライジャはちょっと呆れたような口調で口を挟んだ。また、その横のアルオウィンは、ちょっと顔をひきつらせている。
一郎は苦笑した。
「ま、待って、スクルド、いまのどういう意味? 令嬢を集めたって、本当に? サキはそんなことしたの? ミランダとか、ベルズも知っているの?」
エリカについては、ちょっと気色ばんだ感じで怒鳴った。
「ああ、そういえば、そんなことをご主人様が言ったわね」
コゼだ。
やっと、一郎が質問をした内容に意識が向かったのだろう。
「訊いてみるか? スクルド、これにミランダたちは関与しているか?」
一郎は言った。
スクルドが首を横に振る。
かなり息が荒く、身体もつらそうだ。
「ううう」
首を動かすと蝋が垂れて、またもやスクルド苦悶の声をあげる。
「だが、スクルドは知っていたな? 少なくとも、サキに反対をしなかった。もしかして、サキとミランダたちが仲違いしたとか言っていたが、直接の原因はこれじゃないのか?」
一郎の質問に、スクルドが首を縦に振った。
またもや大量の蝋が落ちる。
「ううううっ」
スクルドが呻く。
もうかなり意識が朦朧としている感じだ。
涙だけでなく、鼻水も涎もすごい。
「ま、まあ、呆れた──。あんた、それを黙っていたの?」
エリカが声をあげる。
「そういうことだな……」
一郎は再び羽根でスクルドの乳房と乳首を刺激してやる。
すでに性感帯のもやは、赤を通り越して、赤黒くなっているが、その中でも特に充血している場所を中心にくすぐる。
あっという間に、スクルドが絶頂に向かって、快感を飛翔させたのがわかる。
「うああああっ、んはああああ」
スクルドが二度目の絶頂をした。
同時に乳首から乳液が飛び出す。
それとともに、ついに燭台を口から離してしまった。まあ、そろそろ限界だとは思っていた。
魔道遣いとしては一流以上だが、魔道なしで体力などない。
二度も絶頂すれば力も抜けるだろう。
「おう、ついに落としたな」
一郎は、できるだけ怒ったような口調になるように冷たく言った。
もっとも、実際には大して腹も立てていないし、スクルドをこのことで叱るつもりはない。
王都の事件を意図的に黙っていたことは気に入らないが、まあ、もう諦めた。
こういうことも含めてスクルドなのだろう。
しかし、これは絶好の機会だから存分に遊ばせてもらおう。
そもそも、王都のことは、ここで詳細を知っても、どうしようもないから、スクルドから得られる情報など正直どうでもいい。
それよりも、これはプレイの一環だ。
しかし、そう告げてしまうと緊張感がなくなるので、スクルドには追い出すぞと追い詰めているだけだ。
もちろん、王都に戻れば、サキをはじめ関係者には、たっぷりとお仕置きをする。
しかし、いまは本当は聞いても仕方がない。
やれることがないからだ。
対応できるとすれば、まずはサキとの連絡手段の確保が必要なのだが、それについては、スクルドは隠してないことは確信している。
「ああ、ごめんなさいいい。捨てては嫌ですすう。許してくださいいい。うわああああっ」
スクルドが喘ぎながら泣き出した。
一郎がそんなことを仄めかしたので、当然に本気にしたのだろう。童女のような号泣だ
しかし、ついでだから、とことん責めることにした。
「とにかく、知っていることを喋ろ。今度隠すと、本気で叱るぞ──」
一郎の言葉に、スクルドが慌てたように、嗚咽しながら喋りだす。一郎とともに、ほかの女たちも聞き入る態勢になる。
そして、スクルドが語り終えた。
おおよそのことは、一郎がジャスランの言葉から類推した通りだった。
やっぱり、ミランダたちをサキの直接の分裂の原因は、その園遊会とやらで集めた令嬢たちの仕打ちの件でのことのようだ。
そして、さらに聞けば、令嬢たちだけではなく、令嬢たちの母親も含めて、かなりの人数を集めたようだ。
しかも、赤色組とか、黄色組とか、青色組とかに区分して、徹底した性調教をしているみたいだ。
一郎も、さすがにそれには頭も痛くなってきた。
王都の貴族秩序はすでに崩壊だろう。
この始末をどうしたものにするのか、ちょっと一郎にも、現段階で成案はない。
いずれにしても、スクルドは令嬢たちを集めることや、彼女たちの調教に積極的には加わってもない。
ただし、反対もしてない。
静観したという立場みたいだ。
また、話の端々には、どうも、これについて、一郎が喜ぶだろうと思っていた気配もある。
おそらく、サキもまた、令嬢たちの性奴隷集団という贈り物を一郎が喜ぶと考えているのは間違いないだろう。
悪気はないのだ。
まあ、いい具合にとってやれば、そういうことだ。
「ま、まあ、呆れた、スクルド──。あんた、仮にも神殿長だったんでしょう──?」
エリカが再び怒鳴った。
「も、申しわけありません──」
スクルドが泣きながら言った。
「申し訳ありませんじゃないわよ。最初はロウ様もひどいと思ったけど、相応の罰じゃないのよ。反省しなさい──」
エリカがスクルドを叱った。
一郎は苦笑してしまった。
とにかく、スクルドの上にある石板と脚の下の台を亜空間に収納する。さらに、燭台もだ。
あれは、立派な責め具だった。もらっておくことにしよう。また、ほかの女にも使ってもいいかもしれない。
スクルドの首には鎖付きの首輪だけ残っているが、ほかはすべてなくなった。
「あ、ああ……」
汗まみれのスクルドがへなへなと崩れ落ちる。
一郎は、スクルドに近づき、亜空間から出した革の貞操帯を出してスクルドの股間を封印することにした。
スクルドの股間は可哀想なくらいに、愛液で溢れかえっていたが、構わずそのまま貞操帯をしてしまう。
「スクルド、罰を言い渡す。ここを出発する
一郎は宣言した。
「えっ」
「ええ?」
「なに?」
反応したのは、エリカ、コゼ、シャングリアの「三人娘」だ。
ちょっと呆気にとられている。
いや、ちょっと微妙な表情だ。そんなのは罰じゃないと言いたそうな顔をしている気もする。
まあ、罰のつもりではないしな……。
一郎は微笑んだ。
「魔道は返す。洗浄術で身体をきれいにするといい。だが、貞操帯はなにをしても外れないから覚悟しろ。とりあえず、少なくとも明日の朝までそのままだ。寝れるなら、寝ろ。寝れたらだけどな……」
一郎はさらに、意地悪く言った。
まあ、まず寝れないだろう。それほどの疼きのはずだ。しかも、この貞操帯は特別で、外からの刺激の一切を排除する。スクルドはひと晩のたうち回るだろう。
このくらいは、エリカの言い草ではないが、相応だろう。明日の朝にはたっぷりと犯してやるつもりではいる。
スクルドが身体を起こして、地面の上に正座に直る。
その内腿は震え、すでに愛液が貞操帯の隙間から滲み出はじめている。すでにかなりつらいはずだ。
「いつ外すかはしらん。雌犬奴隷だからな。俺の都合で外す。多分、犯したくなったら外すだろうな。もしも、小便や大便がしたければ、そのときまで我慢しろ。雌犬奴隷には、糞尿も自由はない」
「は、はい……」
スクルドは俯いたまま従順な態度をしているが、淫魔術で心に触れると、かなり興奮しているし、悦んでいる。
大したエムである。
「……あらあら、もしかして、雌犬さんの世話は、ロウが自ら? 幼いころ、孤児施設で犬を飼っていたことがあるけど、結構大変よ。食事の世話に、糞便の世話……。身体を洗ったり……」
イライジャだ。
完全に面白がっている口調だ。
一郎が罰のつもりではなく、それを口実にスクルドで遊ぶつもり満々であることに完全に気がついているのだろう。
とにかく、一郎は大きく頷いた。
「もちろん、俺がやってやる。小便も大便も俺の目の前だ。尻の穴もちゃんと洗ってやる。俺が直接に指でな」
一郎は笑った。
スクルドが顔をあげる。
「あっ、は、はい……。よろしくお願いします、ご主人様……」
一生懸命に隠そうとしているが、スクルドの顔には隠せない笑みが消えては浮かび、浮かんでは隠れるということを繰り返している。
一郎は噴きだしそうになった。
「人騒がせのわりには、とんだご褒美ね」
コゼがやれやれという口調で言った。
ほかの者も同じような感想を抱いたみたいだ。スクルドのことを心配そうにはしてない。むしろ、羨ましそうな顔になっている。
やぱり、一郎がしつけた「
雌犬連れ回しは、むしろご褒美か?
ただ、唯一、アルオウィンだけは複雑そうな表情になっている。アルオウィンだけは、そんなに調教めいたことはしていない。せいぜい、「ソフトSM」の領域を越えない程度だ。
それに、スクルドがかなりの“マゾ”であり、そもそも、スクルドがナタル森林まで、一郎の雌犬にしてくれと追いかけてきたという事情もよくは知らない。
だから、少し過激だと感じているのかもしれない。
まあ、アルオウィンについても、うちの女たちと遜色ない感情を抱くほどに、少しずつ躾けていくことにしよう。
そのときだった。
ずっと黙って見守っていたかと思ったガドニエルが、なぜか、一郎の前にずいと出てきた。
「んっ、なんだ?」
一郎はガドニエルに視線を向けた。
しかし、そのガドニエルの顔は真っ赤だ。
そして、まるで尿意でも我慢するように、内腿をもじもじとさせている。
「じ、実はわたしも、ご主人様に告白することがあります……。そ、それは、とてもとても、大切なことを黙っていて……」
すると、ガドニエルがそう言った。