※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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【作者より】

 ストーリーが渋滞している感がありますが、ゴールデンウィークということでご容認ください。
 なお、先日、プライベートのことを思わず書き込んでしまい失礼しました。問題ありませんので、ご安心ください。


 *




619 夜の女巡り(その3・殊勲二位)

 アルオウィンを文字通り抱き潰したのは、夜もまだ深いとはいえない時間にすぎなかった。

 白目を剥いて動けなくなった彼女を全裸のまま大きな白い布に包み、療養用とした元の天幕ではなく、ふたつある女たち用の天幕のひとつに運ぶことにした。

 入った天幕の中には、ガドニエルとコゼとユイナが眠っていたが、その横の空いている簡易寝台にアルオウィンを置いて、そこにあった毛布をかける。

 アルオウィンは、最後まで目を覚まさなかった。

 

 改めて天幕を覗く。

 天井には、明かり取りのための網になっている一部があるのだが、今夜は三個の月が出ているので、それなりに明るい月明りが中を照らしている。

 召喚される前の一郎の時間感覚では、まだまだ働いている時間だが、野外露営の状況では、陽が落ちれば明かり用の油の無駄だし、必要のない限りはすぐに寝てしまう。

 一郎の女たちも、すでに寝入っているみたいだ。

 そう思ったが、横たわったまま眼を開いているコゼと視線が合ってしまった。

 コゼに近づく。

 

「ご主人様、ご飯食べましたか?」

 

 顔を近づけた一郎に、コゼが囁くように言った。

 一郎は頷いた。

 

「アルオウィンを愉しみながら食べたよ。ありがとう……」

 

 コゼに口づけをする。

 深いものではなく、軽くついばむようなキスだ。

 コゼが嬉しそうに手を伸ばして、一郎の頭をかき抱いた。

 

「起きてたのか?」

 

「熟睡してました。でも、ご主人様の匂いがしたので、目が覚めました」

 

 コゼがお道化たように言った。

 

「匂い?」

 

「えっちな匂い。ご主人様の匂いですよ」

 

 コゼはくすくすと笑う。

 “エッチ”な匂いか……。

 エッチというのは、一郎の元の世界の言葉のうち、この世界の言語に自動翻訳されなかった単語であり、“好色”の意味だとクグルスに教えたら、そのクグルスがほかの女たちに使って、時折、女たちもこうやって真似したりする。

 それにしても、匂いか……。

 まあ、嘘だろう。

 だが、コゼにしろ、シャングリアにしろ、エリカにしろ、百戦錬磨の女戦士だ。人の気配には敏感であり、一郎が入ってきたことで、眠りから覚醒したのだろうと思う。

 

「コゼは夜半から、見張り交代だったな。じゃあ、手は出せないな」

 

「あたしはいつでもいいですよ。ご主人様が最優先です」

 

 コゼは笑った。

 だが、いつものように抱きついてきたりはしない。

 コゼがいかなければ、ジャスランの輪姦を見届けているはずの、マーズかイットが交代をして休むことができない。

 その辺りはわかっているのだろう。

 口ではそう言っているが、しっかりとわきまえているみたいだ。

 

 また、見張りというのは、ジャスランへの「十大地獄」のうち四番目の傭兵百人による輪姦の見届けのことだ。

 勝手に犯させてもいいのだが、万が一にも、逃亡を許すような隙を与えても困る。だから、女たちに監視をしてもらっている。

 エリカが手配をして、いまは、エリカと、それにマーズとイットのどちらかが見張りの当番のはずである。

 最初は、スクルドへのお説教の場から離すために、ミウに向かってもらったが、さすがに十一歳で残酷な輪姦をずっと見させるのは、ミウに毒だ。

 スクルドのことが落ち着いたところで、早々にエリカが交代をしに行ったところまでは確認した。

 また、エリカが行ったことで、マーズとイットのうち、おそらくひとりは返したと思う。

 別段に、危険に備えるための見張りではない。

 それは、男爵隊が請け負っている。

 ただ、ジャスランへの刑罰を監視するための見張りなのだ。魔道遣いと戦士の二人組で十分だ。

 エリカの指図によれば、コゼは夜半からの当番だったはずなので、前半夜に仮眠をして後半夜に起きるのだと思う。

 

「……朝近くになったら、見張りの様子を見に行くよ。つまらない仕事だが頼むな」

 

 もう一度キスをする。

 今度は深い口づけだ。

 ねっとりと、コゼの口の中にある性感帯を舌で舐め回す。

 しばらくのあいだ、コゼを堪能した。

 

「す、すごいキス……。あたし、ご主人様に出逢えてよかったです。生きていてよかった……」

 

 口を離すとコゼがにっこりと微笑んだ。

 なにか声を掛けようと思ったが、ふと見ると、すでに寝息をかいていた。

 起きるのも、寝入るのも一瞬なのだと思った。さすがは、アサシンである。

 

「さて、まだ、ちょっと物足りないな。これを拾っていくか……」

 

 一郎は横を見て、簡易寝台に丸まっているユイナに目をやった。

 女たちの中では早々に離脱をして、夕方前から休んでいたはずだ。起こしても問題ないだろう。

 それに、明日の一日は、この森でジャスランへの刑罰を続けるだけだ。午前中でも午後でも、休み続けて問題ない。

 一郎はユイナが被っていた毛布を剥がして、ひょいと横抱きにして持ちあげた。

 だが、ふと思って、粘性体を飛ばして足首と手首をそれそれにまとめて拘束してしまう。

 さらに、口の上にも粘性体を飛ばして、薄っすらと表面に貼りつける。

 

「んんっ、んんんっ?」

 

 さすがに起きてしまったユイナが一郎の腕の中でもがきだしたが、身体が自由にならないことに困惑したみたいになった。

 次いで、一郎を認めて口を開きかけ、開けることのできない口に当惑する。

 

「静かにな……。ガドたちが起きるだろう。お前を夜這いに来たんだ。相手をしろ」

 

 一郎は収納術でユイナが身につけている衣類を下着を含めて全部を亜空間に収納してしまう。

 横抱きにしているユイナが生まれたままの姿になった。

 

「んんんっ」

 

 びっくりしたユイナが一郎の腕の中で身体を縮めるような恰好をする。

 なにしろ、すでに外だ。

 ユイナもびっくりしている。

 一郎は、ユイナの口の上の粘性体を除去した。

 

「ぷはっ、な、なによ──」

 

 ユイナが怒鳴った。

 

「そんな大きな声を出していいのか? 遠くに喧噪が聞こえるだろう。ジャスランを輪姦しているから、傭兵たちのほとんどはまだ起きているだろうな。気が立っているから、裸のお前なんて見たら、襲い掛かってくるかもしれないぞ」

 

 一郎は軽口を言った。

 傭兵たちの天幕は、モーリア男爵の計らいで、中央部分の一郎たちの天幕を取り囲むように配置され、少し距離をとるように設置されている。

 だが、傭兵隊長には、夜通しジャスランを犯し続けてくれと頼んでいるので、夜になって、その賑やかな声がこちらまで届くようになっていた。

 ユイナがびくりと身体をすくめた。

 

「な、なに言ってんのよ──。あんた、守ってくれるんでしょうねえ」

 

「さあな。お前を生贄にして、すっ飛んで逃げようかな」

 

 一郎は笑った。

 そして、さっきまでアルオウィンを抱いていた一郎用の天幕に着く。そのまま中に入る。

 ユイナを寝台におろして、すぐに天井の器具を操作して、束ねている手首を上から落ちてきた鎖に枷をつけて繋ぐ。

 寝台にお尻をつけたまま、両腕を真っ直ぐに伸ばすくらいの位置に引きあげて鎖をとめた。

 手首と足首の粘性体も除去する。

 

「なによ──。あたし、寝てたのよ──」

 

「別にいいだろう。俺が抱きたいんだ。奴隷はご主人様の勝手気儘な気分で、好き放題に扱わるものだろう?」

 

 一郎はうそぶいた。

 ユイナが真っ赤になった。

 さっきまでの天幕とは異なり、この天幕には、油入りの燭台を二個も使って、かなり煌々と内部を照らしている。

 ユイナの表情まではっきりと見える。

 

「あ、あたしは奴隷じゃないわよ──。英雄認定のときに恩赦してもらったんだから──。そもそも、これ、いつになったら外してくれるのよ──」

 

 ユイナが言及したのは、ユイナの首に嵌めさせている首輪のことだ。

 いや、首輪というよりは、チョーカーだろう。

 しかし、いわゆる「奴隷の首輪」に似せた色と形状にしていて、よく見れば、本物の奴隷の首輪ほど太くないし、デザインもアクセサリー風にしているので、奴隷の首輪ではないのだなとはわかるようにはなっている。

 だが、本物と同じ色なうえに、奴隷の首輪にある紋様そっくりの模様もあるし、首の前側には本物より小さいが丸い輪っかも付属している。

 逆に、ちらりとだけだと、ユイナが「奴隷」だと見紛うかもしれない。

 そういうものを水晶宮から出るときに装着させたのだ。

 

「恩赦で奴隷解放したのはガドだろう。だが、お前を奴隷として見受けするために、借金もしてきたしな。悪いが開放はしてやれん。一生のそのままだ」

 

 借金というのは、アネルザのことだ。

 別に一郎の借金ではないが、ユイナという「優秀」な魔道遣いを奴隷として連れてくるということを担保として、イライジャがアネルザにまとまった金額を借りている。

 まあ、すでに、そういう状況でもないだろうが、からかうと面白いから、そういうことにしておく。

 

「か、金ってなによ──。結局、あたしの競売はなかったんだから、使ってないでしょう。返せばいいじゃない」

 

「なんで、俺が返すんだ。お前の借金だぞ。そもそも、その首輪を羨ましがる者もいるんだ。ミウもそうだろう……。それにスクルド……。ガドもしたいって言っていたぞ」

 

「あいつらは頭がおかしいのよ──」

 

 ユイナが怒鳴った。

 一郎は声をあげて笑った。

 そして、寝台に完全にあがってしまうと、両腕を吊り上げられているユイナを抱きしめて、唇を口で塞ぐ。

 舌の挿入をユイナは拒まなかった。

 それどころか、積極的に舌を絡めてくる。

 しばらくのあいだ、口づけを交わす。

 

「んふっ、はっ、はうっ」

 

 始まってしまえば、ユイナは積極的になった。

 苦し気な息遣いながらも、ユイナは込みあがった性の昂ぶりをぶつけるように、顔全体を傾けて、一郎の舌と唾液を吸いあげ、夢中になったみたいにしゃぶりまわす。

 唇を離すと、ユイナは呆然とした表情を浮かべたみたいになっていた。

 

「それよりも、今回はありがとう。第一の殊勲賞はジャスランの暴走をとめていたアルオゥインだけど、それに匹敵する功績はユイナだと思っているよ。ジャスランの血紋術のことを見抜いて要所で指摘してくれたし、怖いのにジャスランとの戦いのときには、必要により前にも出てくれた。魔族殺しの調合のこともね……。ありがとう」

 

 一郎は軽く頭をさげた。

 すると、ユイナが顔を真っ赤にした。

 

「ま、まあね──。し、知っていることは教えるし、協力するわよ。あんたの奴隷なんだしね」

 

 顔を赤らめたまま、ユイナはぷいと視線を外した。

 面白いな……。

 たったいま、奴隷じゃないと怒鳴ったばかりなのに……。

 

 一郎はユイナの後ろに移動して、ユイナの腰を胡坐の上に抱くように座り直した。また、座り直す瞬間に自分の服を亜空間に収納して全裸になる。

 ユイナは勃起している一郎の股間の上に跨るような恰好になった。

 

「ひあっ」

 

 ユイナがそれに気がついて、たじろいだような声を出す。

 ちょっと面白い……。

 

 一郎は、ユイナの小さめの乳房を両手で軽く握りしめた。

 揉んではいない。ただ、持っただけだ。

 だが、ユイナはびくりと身体を震わせて、目に見えて動揺した仕草をした。

 

「ああ、ま、待ってよ──」

 

「なにを待つんだ? ユイナは俺の奴隷だ。対外的には奴隷身分じゃないが、ユイナの命を助けた俺は、その報酬としてユイナを奴隷にした。奴隷であるお前の胸は俺のものだ。叩いたり、傷つけたりしているわけじゃないし、俺の乳房をどうしようと、俺の勝手だ」

 

「そ、そりゃあ、そうだけど……」

 

 ユイナが身体をくねらせながら言った。

 そりゃあ、そうなんだ……。

 一郎はおかしくなった。

 

「あ、あれ? もしかして、二人きり?」

 

「今頃、気がついたのか? ふたりだぞ」

 

 一郎は言ったが、もしかして、ユイナと二人だけになったのは初めてではないかと思い出した。

 そもそも、淫魔師として、常に大量の淫気を補充する必要がるらしい一郎は、平素の営みでも複数の女を同時に抱くことが多い。

 さっきのアルオウィンのときのように、ひとりだけを相手にすると、短い時間で抱き潰してしまうことも多いからだ。

 女たちも慣れっこになり、一郎には複数人数で相手をするのが当たり前になっていたが、考えてみれば、それは異常なことなのだろう。

 ユイナの言い草じゃないが、ふたりきりというのは珍しい気もする。

 

「そ、そう、ふたりきりなのね……。な、なんでもないわよ」

 

 ユイナが急に小さな声で言った。

 だが、ユイナのステータスにある“快感度”が急に数字を落下させ、“55”から“35”になった。

 “30”になれば、挿入可能なくらいに濡れているという指標なので、口づけをして胸に触っただけにしては、さがりすぎだろう。

 実際には、かなりユイナも興奮しているということだ。

 また、性欲上昇を観察できる全身に浮かぶ一郎だけに見える赤いもやも、いきなり数を増すとともに、あちこちが濃くなっている。

 もしかして、二人きりなのがユイナは嬉しいのか?

 一郎はゆっくりと胸を揉み始めた。

 

「あっ、あんっ」

 

 露わな反応と声がユイナから迸った。

 しばらく胸をいじってから、一郎は片側に手をユイナの括れているウエストから脚に向かって這わせる。

 そうしながら、ユイナの両手を吊っている鎖を少し引きあげた。

 あの鎖は、女たちにも動かせるように魔道を刻んだ操作盤があるが、そもそも、一郎の淫魔術でも動かせる。

 魔道と淫魔術は実に相性がいいのだ。

 ユイナが膝立ちになる状態まで、ユイナを引きあげる。

 脚のあいだには胡坐に座っている一郎の身体があるので、ユイナは大きく股を開いている格好になったかたちだ。

 一郎の手は、胸を揉みつつ、片側は脚からお尻の丸みに移動した。

 

「あ、ああっ、くううっ」

 

 ユイナの下肢ががくがくと震えだす。

 次いで、胸を刺激していた手を腹を通過して股間に動かしたのだ。

 触れたら火傷するかと思うほどに、ユイナの前の狭間は熱くなっていた。

 しかも、すでに果汁はおびただしく亀裂から溢れている。

 お尻に触れていた手を割れ目の上に移動し、ユイナの尻側の割れ目をこちょこちょとくすぐるように上から下に動かした。

 

「んああああっ、あああっ」

 

 ユイナが身体をのけぞらせて喘いだ。

 彼女のステータスにある“快感度”は、もう“10”を切ろうとしている。ひと桁というのは、ほとんど絶頂寸前の状態ということだ。

 一郎が赤いもやに沿って手を動かしているということもあるが、まだ前戯もはじまったばかりなのにすごいなと思う。

 

 しばらくのあいだ、ユイナの全身を両方の手で舐めまわすように動かした。

 もちろん、触るのは特に濃い性感帯の赤いもやが中心だ。しかし、赤いもやでなくても、一郎が触れば、すぐにそこに赤いもやが新しく発生して、色が濃くなっていく。

 じっとりと、ユイナを後ろから責め続ける。

 

「うああっ、やああっ、だめえええ」

 

 ユイナが悶え続ける。

 気がつくと、ユイナはびっしょりと汗をかいていて、全身は火照り切って真っ赤だ。しかも、痙攣したように身体は震え続けている。

 一郎は前側の手をまたもや、股間に動かし、ねっとりと熱い膣の中に指を二本潜り込ませた。

 

「んはあああっ」

 

 ユイナが絶叫した。

 “快感値”が一気に“3”になったが、指を挿入しただけで動かさずに、少し放置する。

 すると、徐々に数字が増えて、“10”まであがる。

 しかし、それ以上待っても、数字は上昇しない。蜜はまだまだ増え続けている。

 一郎は、指を出し入れを開始する。

 だが、数字があがりすぎないように、ゆっくりとだ。

 もっとも、膣の中だって、一郎は赤いもやを感じることができる。濃い部分だけを指で強めに押し動かしていく。

 

「ああ、くふううっ」

 

 だが、動かした途端に激しく反応する。

 数字はまたもや“3”……。いや、“2”になった……。

 一度、指をとめる。

 

「ああ、なにやってんのよおお。意地悪しないでええ」

 

 ユイナが身体を震わせながら声をあげた。

 

「意地悪なのか?」

 

 一郎はくすくすと笑った。

 そして、反対の指でお尻の穴を揉むようにいじった。

 

「ひううっ」

 

 ユイナががくがくと両膝を痙攣させて、脱力しそうになる。

 しかし、一郎はすぐにアヌスから指を離す。

 数字は“1”──。

 危なかったな……。

 一郎はほくそ笑んだ。

 少し数字があがったところで、再び同じことをする。つまり、前側に指を入れたまま、後ろ側だけを動かすのだ。

 またもや“1”に近づく。

 

「ああああ、んくううう」

 

 ユイナは背中を弓なりにして身体を震わせた。今度もぎりぎりで指をとめる。

 達してはいない。

 まあ、ぎりぎりのもどかしいところをいったりきたりしているというところだ。

 しかし、もう限界っぽいかもしれない。

 おそらく、この状態では、前でも後ろでも、怒張を挿入した瞬間に絶頂しそうだ。

 一郎は後ろからユイナの耳元に囁いた。

 

「ユイナ、最初はどっちがいい?」

 

 だが、ユイナは荒い息をするだけで、返事をしない。

 一郎はもう一度、同じ質問をした。

 

「えっ?」

 

 やっと、ユイナが肩越しに振り返る。

 

「どっちにすると訊いたけど?」

 

「どっちって……、なにがよ?」

 

「俺の性器を挿入するのは、そのべちょべちょに濡れているまんこか、それとも、感度抜群のお尻かと訊いているんだ」

 

 一郎は笑った。

 ユイナが真っ赤になる。

 

「す、好きな方にしなさいよ──」

 

 さすがに怒ったようにユイナが怒鳴った。

 一郎は声をあげて笑った。

 

「いやいや、ユイナがどっちが好きか知りたくってね。まあ、教えなよ。ずっと指がよければ別だけどね」

 

 一郎は前とともに、後ろの穴にも指を深く挿入した。

 もちろん、後ろを責める指には、指の表面に潤滑油を浮かべている。初期の頃からできた淫魔師としての能力だ。

 

「んはああああっ」

 

 ユイナが甲高い声をあげた。

 しかし、絶頂はできない。

 今度は淫魔術で寸止め状態にした。

 快感はどこまでもあがるけど、絶頂だけはできなくしてしまう。

 女にとっては、これがかなりきつい責めだということは、すでに一郎も熟知している。

 

「ああ、いやあ、はああ、だめえええ、いやああああ」

 

 翻弄されるユイナが悲鳴をあげ続ける。

 がくがくと身体の震えもとまらなくなった。

 ほとんど絶頂をしているが、最後の昇天だけが寸止めされている格好だ。

 いいかえれば、絶頂のぎりぎりをずっと継続している状況ということである。

 

「いやいやいや、ああ、ゆ、許してえええ、んくううううっ」

 

 ユイナの反応が常軌を逸した感じになった。

 だが、容赦せずに責め続けた。

 そして、少し長めにユイナの苦悶を堪能してから、一郎はやっと前後の穴からやっと指を抜いた。

 

「もう一度、訊こうか? 指か? それとも、前で達したいか? 後ろか? 答えないと、ずっといまのを続けるぞ。いきたくてもいけないのは辛いだろう?」

 

 一郎はからかった。

 

「はあ、はあ、はあ……、こ、この……鬼畜……」

 

 ユイナが脱力して言った。

 いまのユイナの“快感値”は“0”と“1”のあいだ……。その状態がずっと継続している。これはつらいだろう。

 一郎はほくそ笑んだ。

 

「まだ、決まらないか? じゃあ、決まるまで指だ」

 

 一郎はまたもや、指を前後に挿入して、膣とアナルの内側の性感帯を刺激しまくる。

 ユイナが悲鳴をあげた。

 

「こ、答えるううう──。後ろおおお──。後ろを犯してええ──」

 

 すぐにユイナが絶叫した。

 一郎は笑いながら指を抜いて、鎖を緩めてユイナの上体を前方向に倒す。

 

「力を抜けよ」

 

 膝を立てたままうつ伏せになったユイナの小さな菊座に怒張の先をあてがい、体重を加えるようにして奥に打ち沈めていった。

 もちろん、怒張の表面には潤滑油をまぶしている。

 潤滑油には、お互いの性器をお尻の穴を清潔に保つ効果もあるが、おそらく、ユイナは普段からお尻の穴はきれいにしてるだろう。

 口は悪いが、実際にはほかの女同様に、一郎に犯されたがっていて、ずっと以前に言いつけたお尻の洗浄をずっと続けているのを一郎は承知していた。

 

「ひうううう、いぐうううう」

 

 挿入を果たしたところで、一郎は淫魔術による寸止めを解除した。

 すると、あっという間にユイナは達してしまい、さらに、二度目の絶頂に向かいだす。

 だが、まだ挿入しただけだ。

 ちょっとばかり、前戯で意地悪をしすぎたかもしれない。

 まあいい……。

 

「まだまだ、夜は長いぞ。そもそも、お愉しみはこれからだ」

 

 一郎はうそぶきながら、ユイナのお尻に挿し入れている怒張の抽送をゆっくりと開始した。

 

「ひいいいっ」

 

 手枷を吊っている鎖にしがみつくようにしたユイナが激しくお尻を動かした。

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