【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
ご無沙汰してました。間隔が開いてしまいすみません。
短いですがリハビリ代わりに投稿します。感覚を取り戻したら、話を進めますが、それまで漫然とした感じになるかもしれません。ご了承ください。
「わ、わたしはご覧のとおりに、ロウ殿の雌犬になりました……。で、でも、これからはシモン殿の雌犬として引き渡されます……。どうか、ご指導のほど、よろしくお願いします……」
裸体に革の貞操帯だけを身につけた破廉恥な格好で、クリスチナははっきりと言った。
おそらく、彼女の首輪に繋がっている鎖を握っているロウが言わせた言葉だろう。
とにかく、シモンは驚くしかなかった。
クリスチナのような気の強い女が、わずか数時間でこうやって屈伏してしまうということなど、とてもじゃないが信じられるようなことじゃない。
「シモン殿、彼女は返しますよ。躾けてありますから、いいように過ごしてあげてください。そして、いま、聞いたとおりです。彼女もそれを望んでますから、調教を引き継いでください。それとも、まだ、俺たちが躾を続けますか? 余興としてね」
ロウがクリスチナの首から鎖を外す。
そのとき、シモンはクリスチナがぶるりと身体を震わせたのがわかった。
シモンは目を見張った。
クリスチナが興奮をしていることに気がついたのだ。
美しい顔の鼻孔を膨らまして、少しばかり頬を赤らめ、そして、喉が渇いたかときのようにちょっとだけ口を開いて舌先を覗かせる……。
それがクリスチナが性的に興奮したときの癖なのだ。
ただし、これまでシモンが知っていたクリスチナは、自分が性奴として扱っている男や女を嗜虐するときに、あんな表情をしていた。
しかし、いまは自分が同じ仕打ちをされることでも、そのときと同じように興奮しているのだとわかった。
これでも婚約者として何度も性愛を交わしたことがあるシモンには、確かめるまでもなく、クリスチナの股間が興奮でびっしょり濡れているのだろうということを確信した。
つまりは、クリスチナがあんな風に扱われることを悦び、おそらく屈辱であろうこの仕打ちに欲情しているということだ。
なんということだろう……。
いずれにしても、大したものだ。
さすがは、天下の女たらしだとシモンが評価したロウだけある。
どんな魔法を使ったのだろうか?
シモンは舌を巻くとともに、ちょっと興味がわいた。
あのクリスチナがどれだけ乱れるのか、ちょっと見物してみたい気がしてきたのだ。
本当にクリスチナが屈服したのか?
あのクリスチナが与えるのではなく、与えられる恥辱や被虐で興奮する?
大いに興味がある。
「余興ねえ……。だったら、お願いしようかな。そのときには、ロウ殿自らがクリスチナの調教を?」
シモンは言った。
すると、ロウがくすくすと笑った。
「いや、余興だから、俺の女にさせましょう。そっちの方がクリスチナには屈辱でしょうし……。イライジャ、頼むよ。何をしてもいい。命令には逆らわないように諭してある。手を焼くなら、これを使うといい。貞操帯に電撃が流れるようになっている」
ロウがズボンのポケットから手のひらに隠せるような黒い操作具のようなものを取り出して、テーブルの端に座っていたイライジャに手渡した。
イライジャというのは、黒い肌のエルフ女だ。
情報によれば、今回ロウがナタル森林にやってくるきっかけとなったクエストを依頼した女ということだが、詳しいひととなりはまだわかってない。
この屋敷でも大人しい印象であり、それほど目立つ感じではなかった。
まあ、ロウによく細かいことを相談されているという感じはある。
参謀的な側近役というところか?
「な、なに言ってんのよ──。あ、あなたやシモン殿ならともかく、どうして、違う女になんか……」
だが、四つん這いのままのクリスチナが顔を真っ赤にして怒鳴った。
その口調はいつもの気の強いクリスチナだ。
シモンはくすりと笑ってしまった。
安心したということもある。
まるで洗脳でもされたようなクリスチナの態度が少しばかり不気味だったのだ。
そのときだった。
ロウがクリスチナに向かって口を開いた。
「いいのか? また、あれをされたいか? 今度は一日や二日じゃ終わらないぞ」
ロウがくすくすと笑う。
一日や二日?
まるで、何日もかけて、クリスチナを調教していたような物言いだ。
しかし、ロウとクリスチナが二人きりでこもったのは、ここにやってきてから、この夕食会までの数ノスにすぎない。
しかも、“あれ”とはなんだろう?
だが、クリスチナは一瞬にして顔を蒼くした。
「わ、わかったわよ──。こ、この夕食会だけだからね。し、従うわよ」
さらに慌てたように言った。
シモンは驚いた。
「あら、従うの? まあ、あんまり人前でこういうことをするのは趣味じゃないけど、ロウには恩もあるしね。余興程度でいいのね」
すると、イライジャという黒エルフの女が立ちあがった。
シモンはほうと思った。
口の端に嗜虐的な笑みを浮かべている。しかも、余裕たっぷりな感じで、クリスチナを見下ろしながら歩いていて、なかなか堂に入った感じだったのだ。
真面目で大人しそうな外観だったので、こんな一面を持った女性だったのかと思った。
やはり、ロウの周りにいる女はどうにも興味深い。
「ご主人様、“あれ”とはなんですか?」
「そうですね。なんでしょう……。き、興味深いですわ……」
スクルド、次いで、ガドニエルが言った。
ふたりとも顔を赤らめて、完全の女の顔になっている。ガドニエルなど、ついさっきまで女王然として、つんと慎ましい感じだったので、すごい違いだと思った。
「なんでもいいでしょう、あんたら……。ところで、ご主人様、こっちに……。ほら、ミウ、真ん中の席が空いているわよ」
そのとき、席につこうとしたロウを後ろから、コゼという女がロウの腕を引っ張って、端に空いている席に誘導しようとした。
一方で、真ん中に座れと呼びかけられたミウが目を見開いている。
「ちょ、ちょっと、コゼ──」
「そんな──」
焦ったように声を出したのは、エリカとガドニエルだ。
しかし、そのときには、ロウは強引にコゼから端の席に引っ張りこまれてしまっていた。
ロウも苦笑しながら、そのまま座ってしまった。
すると、コゼが隣の椅子をロウにぴったりと密着するようにくっつけて自分も着席した。
「ず、ずるいです、コゼ姉さん」
ミウと呼ばれた童女魔道遣いが、ロウの隣の席に駆け寄って、コゼと同じように椅子を移動させて座る。
そこはたったいままでイライジャが座っていた場所だったところだ。
「あんたら、いい加減にしなさいよ。一応、真ん中の席はホスト席と決まっているのよ。ロウの役目よ」
ユイナが呆れた感じで言った。
「まあいいさ。そんなかしこまった食事じゃない。シモン殿も気にしないでしょう? マーズかイットが座るといい」
ロウだ。
テーブルに運んできた皿を配っていたのがそのふたりであり、マーズとは大柄の闘士少女で、イットとは獣人だ。
このふたりのどちらがが主人席に?
ふたりとも奴隷あがりだったはずだ。
ましてや、イットなど獣人でもある。
シモンも、そういうことにこだわる方ではないので、確かに気にしないが、本来であればあり得ない配席だろう。
まあ、気にするかと問われれば、シモンは気にしないが……。
「えっ?」
「あたしたちですか?」
イットとマーズは困惑している。
すると、エリカが口を開いた。
「仕方ないわねえ……。じゃあ、イットはこっち。マーズはそっちに座りなさい」
指示をしたのはエリカだ。
困惑した様子だったが、食事を配り終わったイットがロウのために空けていたシモンの正面の席に座れ。
エルフ族といえば、選民意識が強くて、人間族はもちろん、獣人を蔑む傾向があるというが、エリカにはもちろん、エルフ族女王のガドニエルも、イットを軽く扱う感じはない。
当惑しているイットに笑みを向けている。
「たまにはいいでしょう。こういう機会もだんだんと多くなるかもしれないし。あなたも、王都に戻れば、ロウ様と婚姻を結ぶんだから」
エリカがイットに声をかけた。
「で、でも、あたしがいいんでしょうか……?」
イットも困った感じだ。
「いぎいいいいっ」
そのときだった。
突然にけたたましい悲鳴が聞こえたので視線をやると、クリスチナが股間を押さえて、のたうち回っている光景が眼に映った。
クリスチナの前に立っているのは、さっきロウからクリスチナを躾ける余興をしろと言われていたイライジャである。
ふと見ると、手にロウから渡された操作具を持っている。
そういえば、あれでクリスチナに嵌めている貞操帯に電撃を流せると言っていたか?
つまりは、いま、クリスチナの股間に電撃を流したのか?
「ふふふ、もう一度訊ねるわね? わたしの指導を受けたいのね、クリスチナさん?」
イライジャという女は笑っている。
こういうことに随分と手馴れている感じである。
聞いてはいなかったが、イライジャがクリスチナになにかを喋り、それにクリスチナが反抗したというところか?
「な、なによ──」
クリスチナが股間を両手で押さえたまま、顔だけあげてイライジャを睨みつけ?。
「クリスチナ……」
そのとき、ロウが声をあげた。
ロウは両側から、コゼとミウから給餌を受けながら食事をしている。
一方で、クリスチナはさっきと同じで、ロウに声をかけられただけでびくりとなって、大人しくなってしまった。
本当に、たった数ノスのあいだで、なにをどうされたら、あのクリスチナがここまで大人しくなるのだろう?
シモンは改めて不思議に思った。
「クリスチナ、もう一度鍛え直す必要があるか? イライジャになにを言えばいいんだ?」
そして、さらにロウが言った。
すると、クリスチナが我に返った感じになる。
「くっ……。わ、わかったわよ……。あ、あの、ど、どうぞ、ご、ご指導をお願いします、イライジャさん」
「わかったわ。じゃあ、まずはあんたの身体を調べてあげるわね。立ちなさい、犬」
った
イライジャがクリスチナの前に脚を開いて立つ。
「い、犬?」
クリスチナが目を見開いた。
「もちろん、あなたが犬であることはわかっているわ。みんな服を着ている場所に、ひとりだけ裸でやってきたんだしね。犬になってないわけないもの……。だけど、生意気そうな顔をしているから、もしかしたら、少しばかりは、人間だと思っているかもしれないから、一応検査するのよ。立ちなさい──」
イライジャが言った。
クリスチナは一瞬、歯を喰いしばった感じになったが、ちょっと顔をあげてロウの視線を感じた様子になって、諦めたように立ちあがる。
本当に、こんなクリスチナなど見たことがない。
シモンは心の底からびっくりしてしまっている。
すると、イライジャがすっとクリスチナの乳房に手を伸ばした。
「な、なによ──」
クリスチナの手がイライジャの手を払いのけた。
「あら、逆らうの、犬?」
イライジャがクリスチナの腕を掴んだ。
しかも、ぐいとそのクリスチナの片腕を背中側に捩って、クリスチナの身体を強引に床に向かって屈ませる。
「うわっ、なによ──」
クリスチナがもう一方の手を振り回す。
だが、その腕も簡単に掴んで、イライジャは簡単にクリスチナを押さえ込んでしまったのだ。
しかも、両腕とも背中に捻りあげている。
「ええっ?」
シモンは信じられなかった。
クリスチナがロウになにかをされて従順にふるまわされているのは理解してきたが、いまは、本当に抵抗しようとしたと思う。
それを呆気なく、イライジャという女は押さえ込んでしまった。
「ふぎいいい」
そして、クリスチナ絶叫した。
イライジャがクリスチナの背中に足を載せて固め、再びあの操作具で貞操帯に電撃を注いだみたいだ。
クリスチナの身体が激しく跳ねあがり、次いで脱力した。
「ふふふ、普通ならかなわないかもしれないけど、ロウ特性のディルドを前後に挿入されているんでしょう? そんな状態じゃあ、このわたしでもあなたに勝てるわ。大人しく躾けられなさい」
イライジャが言った。
シモンは呆然とした。