【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「な、なにが、浣腸だ──。ふざけんんあああ──。そんなことしたら、お前ら全員、殺してやるからなあ──」
ゼノビアは怒鳴りあげた。
そして、吊り上げられている両手と片脚を必死に動かす。
だが、両腕を吊っている鎖ががちゃがちゃと鳴るだけだ。
片脚も大きく引き上げられた片脚立ちだし、魔力も消えている。
鉄格子はなくなったが、足の下の床にはゼノビアの魔力を消失させる魔道紋が刻まれているのだ。
一時的なものかもしれないが、いまは完全に魔力を喪失されている状態だ。
なにもできない。
「どうやって殺すんだ、おい? 身体は拘束され、魔道もブレイドの魔力封じの文様で封印されている。ああ、そうか。ブレイドが浣腸とか言っておったから、糞を垂れて、その臭いで殺すつもりか。そりゃあ、たまらんのう」
拘束されているゼノビアの正面で胡座を掻いて酒を飲んでいるヴィトーが大笑いした。
ゼノビアは歯噛みした。
「そうか。じゃあ、シズに媚薬を足すとするか、おい──」
ブレイドが近くに跪かされているシズに視線を向ける。
シズは後手縛りの身体を五、六人の男から抑えられていたが、そのシズに小さな管のついた針を持った男が寄る。
シズの二の腕に針を刺す。管を操作して、薬液のようなものをシズの体内に入れている。
「んがああああ、ああああああ──」
シズが獣のような声をあげて絶叫した。
身体が一瞬にして真っ赤になり、シズは目を血走らせ、涙と涎、さらに全身から夥しい汗を一斉に噴き出させた。
「シズ──」
ゼノビアは悲鳴をあげた。
シズは暴れ回ろうとしている。
それを男たちが寄ってたかって押さえつける。
やがて、まるで糸でも切れたかのようにシズが脱力する。
ふと見ると、シズの股間からじょろじょろと水液が流れ出している。
失禁したのだ。
「つくづくお漏らしの好きな冒険者たちだのう──」
ヴィトーが手を叩いて笑い、周囲の男たちも追従して喝采する。
「準備した浣腸は三本だからな。シズには残り二本を足せ──」
ブレイドが事もなげに言った。
ゼノビアは耳を疑った。
あの状態のシズに、さらに二本だと──?
そんなことしたら、本当は死んでしまう。
ゼノビアに恐怖が走る──。
「やめええええ──。わ、わかった──。あたしが受ける──。残り二本の媚薬は、あたしに刺しな──」
慌てて叫ぶ。
だが、横にいるブレイドはせせら笑っただけだ。
「お前が受けるのは浣腸だと言ったはずだがな。自分から浣腸してくれと頼むなら、シズの薬剤を注入する代わりに、お前の尻穴に薬液を入れてやる。どうするのだ?」
ブレイドが独特の抑揚のない口調で言った。
ゼノビアは拘束されている拳をぐっと握る。
こんな状態で浣腸などされれば、その結果どうなるかなどわかりきっている。こいつらは、それをゼノビアが屈服して、服従を誓わせる材料にしたいだけだ。
だが……。
「なんだ。断るのか……。よし、シズに薬液を足せ」
ブレイドが言った。
ゼノビアは慌てて口を開く。
「待って──。浣腸を受ける──。受けるから……、これ以上はシズを……」
がくりと首を項垂れさせる。
「浣腸をしてもらいたいのだな、ゼノビア? だったら、そう言え──。お願いしますとな」
ブレイドだ。
どこまでも、ゼノビアの心を抉ろうとする。
はらわたが煮えるのをぐっと我慢する。
「お、お願いします……。浣腸を……してください……。だから、シズを許して……」
「いいだろう」
ブレイドが声をかけ、ゼノビアの後ろで待機していた男のひとりがお尻の穴になにかを差し込んだ。
一気に生暖かい液体が腹の中に入ってくる。
「ああ、い、痛い──」
「我慢するんだな。まだまだ、本番はこれからだぜ」
ゼノビアに薬液を注入している男が揶揄いの声を出す。
しばらくして、やっとのこと管が空っぽになったのか、男が離れてお尻の穴から管が抜かれた。
だが、すぐに二本目を注入される。
それも終わり、三本目──。
やっとのこと、それが終わる。
「一度、拘束を解く。両手を背中で組め。もしも、暴れたら、シズに……」
「わ、わかってるよ──。逆らわないよ──。その代わり、約束を守りな──。今日は、シズにはもう手を出さないと誓え──」
ゼノビアはすでに耐えられないものになっている腹の痛いを我慢しながら言った。
あっという間に、恐ろしいほどの便意が襲ってきている。
ふと見ると、下腹部がふっくらと膨れている。かなりの薬液を注入されたのだ。
「わかった。誓おう」
ブレイドが言った。
ゼノビアはわかったと示す代わりに、大きく頷いた。
「脚を開いて、跪け」
両手首の手錠と片足首を結んでいた縄がやっと外される。
ゼノビアは崩れ落ちてしまった。
男たちが一斉に寄ってくる。
力を抜いて逆らわなかった。
両腕を背中に回させられて、水平に密着した両腕を革帯でしっかりと固定された。さらに、肩幅より長い金属の棒を挟んでいる棒の両端にある革枷を両膝の上に装着される。
これで、ゼノビアは両手を封じられて、しかも、股を閉じることができなくされてしまった。
「いいだろう。じゃあ、シズを
すると、ブレイドが言った。
わっと歓声があがり、シズが連れていかる。
ゼノビアは唖然とした。
「ま、待ってよ──。約束が違うよ──」
「約束か? ありゃあ、嘘だ」
すると、ずっと無表情だったブレイドが馬鹿にしたように、ゼノビアに向かって舌を出した。
ゼノビアはかっとなった。
ブレイドの道化た態度に、ヴィトーをはじめとした男たちが爆笑した。
「ち、ちくしょう──」
暴れ回ろうと思ったが、寄ってたかって押さえつけられる。
そもそも、両腕も膝も枷を嵌められて固定されているのだ。
なにもできずに、押さえられる。
それどころか、嵌まっている奴隷の首輪の前側の金具に鎖を繋がれて、膝と膝のあいだに嵌まっている棒の真ん中に、その鎖で首を繋がれてしまった。
鎖がそれなりに短いので、前傾姿勢から崩せなくなる。
床についている両膝と首に、鉄球の重りが装着された。
肩を押されて跪かされる。すると首も引っ張られて、ゼノビアは尻を大きく天井に突き出したような格好になってしまう。
「くそったれがああ」
ゼノビアは高尻の体勢で喚いた。
一方で、シズの正体をなくしたような嬌声も響き渡り始める。
再び、シズの輪姦が始まったのだ。
「さて、お前も娼婦としての訓練だ。しばらく、愉しめ」
ブレイドがゼノビアの前にしゃがみ込んできた。
ぎょっとした。
男根とそっくり同じディルドだ。しかし、魔道を帯びている気配がある。また、ディルドの付け根には四本の革紐があった。
「や、やめえええ」
それを口に押し込もうとしたので必死に抵抗した。
だが、ほかの男たちからも頭を押さえられ、さらに鼻も摘ままれて強引を開かされる。
ディルドが喉の近くまで突き刺さる。
嗚咽が込みあがって、涙が目ににじむ。
すぐに四本の革紐で頭の後ろで完全に固定された。
大きく口を開いた状態で、いくら顎に力を入れても歯を噛み合わせることができない。
すると、ブレイドが魔道を込める仕草をした。
口の中でディルドが蠕動運動を開始する。
「ううっ」
ゼノビアは呻き声をあげた。
そのあいだも、口の中のディルドが、まるで本物の男根のように伸縮を繰り返して喉を刺激していく。
「んごっ、んんっ、んぐうっ」
ゼノビアは嗚咽を繰り返した。
一方で、いよいよ便意が本格的になってきていた。
後ろ手の拳を握ったり、閉じたりして、それを耐えようとする。
しかし、いつまで我慢すればいいのか。
どうすればいいのか……。
次第に、便意がどうしようもないものに切迫していく。
ゼノビアの苦悶を愉しむように、ヴィトーをはじめとする男たちがゼノビアを囲むように、床に座って酒盛りの態勢を取り直した。
ブレイドもまた、その輪の中に入って座り込む。
「んごおおおお」
ゼノビアはディルドに塞がれている喉を必死に鳴らして抗議した。
しばらくのあいだ、ゼノビアはそのまま放置された。
一瞬一瞬が嫌というほどに長く感じる。
「ほう、股ぐらで涎を流し始めたな。こりゃあ、驚いた。
しばらく時間が経ってから、ちょうど後ろからゼノビアの股を覗く位置にいるヴィトーが不意に言った。
股が涎って……もしかして、濡れているということ……?
そんなわけあるか──。
あり得ない──。
「ほう、マゾですか……。ほう、なるほど」
ヴィトーの隣にいるブレイドの声──。
股を後ろから見られる視線に、ゼノビアの全身に屈辱が走る。
「どれ、確かめてやるかのう」
ヴィトーが立ちあがる気配がした。
確かめる……?
次の瞬間、指が後ろ側から伸びて、亀裂をいじりはじめた。
「むむむむっ」
全身をおののかせた。
便意が迫っている状態で股間をいじくられるのだ。
ゼノビアは全身の肌が粟立つのを感じた。
「こりゃあ、どろどろじゃのう。どれ……」
後ろ側でヴィトーがなにかの仕草をする気配がした。
そして、尻越しに生身の男根がゼノビアの秘肉にあてがわれた。
「あぐっ、ぐっ、ぐううっ」
まさかと思った。
口の中で隠微に動くディルドを噛みしめながら、ゼノビアは喉の奥で呻いた。
信じられなかった。
だが、ヴィトーは本気だ。
この状況でずぶずぶと怒張を埋め込んできたのだ。
「むぐううううう」
ゼノビアは必死で肛門に力を入れた。
抽挿が始まる。
アナルに全神経を集中する。とにかく、お尻に力を入れる。
「くおっ、こりゃあ、締めつけおるわい。さすがに、股にも力がある。あっという間に抜かれそうじゃ」
ヴィトーがゼノビアを犯しながら笑い声をあげた。
一方で、ゼノビアは早くも絶頂の気配に襲われていた。全神経がお尻の穴に集中しているので、まったく股間に襲う快感を防御できないのだ。
あっという間に昇り詰めそうになる。
しかし、その瞬間に崩壊しそうで、ゼノビアはそれに恐怖した。
「んぐっ、むむっ、んぐうっ」
容赦のない抽挿が続く。
ゼノビアは懸命にアナルに力を入れる。
強大な波が襲ったが、なんとか堰きとめる。
漏れる──。
すでに危険な状態だ。
ゼノビアはもうなにも考えられなかった。
便意の限界に襲われている身体を犯され、口の中には蠕動と伸縮を繰り返すディルド……。そして、満座の中で痴態をさらされてる屈辱……。
そういったものの全部が、ゼノビアの身体を愉悦で溶かしていく。
「おぐうううっ」
泣きたくなるような嗜虐の快感がゼノビアの全身を震わせた。
そのとき、ヴィトーがゼノビアの中で射精をするのがわかった。
やっと、股間からヴィトーが出て行く。
「んごおお──」
ゼノビアは吠えた。
排便を漏らさなかったのが奇跡のようなものだ。
腸を襲う便意はもう抑えきれないものになっている。
もうもたない……。
いまも必死に肛門の筋肉を締め付けているが、一瞬でも緩めたら、その瞬間に崩壊する。
ゼノビアは脂汗を流しながら、必死にそれを訴えた。
だが信じられないことに、ヴィトーが終わると、次にはブレイドがゼノビアを犯し始めた。
さすがに、ゼノビアは泣き呻いた。
「んぐううう」
ゼノビアは犯されながら吠えた。
視界が滲み、ゼノビアは自分がぼろぼろと涙を流しているのがわかった。
やがて、やっとのこと、ブレイドも射精をした。
どうやら、ゼノビアが股間を締め付けているので、あっという間に達するみたいだ。そんなことを怒張を抜きながらブレイドが言っていた。
厠に……。
訴えたいが、口の中のディルドがそれを阻んでいる。
恐ろしいことに、三人目がやって来た。
三人目は比較的簡単に終わった。
しかし、もう限界だ。
急激に便意が高まり、頭に閃光が走った感じになった。
早く──。
早く──。
しかし、ゼノビアはこのまま排便を噴き出させてしまうだろう。
絶望感に襲われる。
「ゼノビア、厠に連れていってももらいたいか?」
そのとき、前側に回ってきていたブレイドがゼノビアの顔を覗き込むようにして言った。
ゼノビアは必死に頭を縦に振る。
すると、頭の後ろの革紐が解かれて、口からディルドが引き出された。
ゼノビアは大量の涎とともに、それを吐き出す。
「けほっ、げほっ、げほっ……、も、もう許して……、か、厠に……」
ゼノビアは全身を震わせながら言った。
声を出すだけでも必死だ。
決壊はそこまできている。
「隷属を誓え……。そうすれば、厠に行かせてやる」
ブレイドが冷たく言った。
それはできない……。
同意すれば、終わり……。
それはわかる。
ゼノビアの隷属が成立すれば、いまは辛うじて、ゼノビアを「主人」として保っているシズの隷属は、簡単にブレイドたちに譲渡させられる。
そうすれば、もしかしたら、シズとゼノビアは離される可能性もある。
いや、絶対にそうなるだろう。
「なら、もう少し苦しめ……。おい、浣腸を追加しろ──」
ブレイドが声をあげた。
無理だ……。
ゼノビアに絶望が走る。
ごめん、シズ……。
「く、屈服する……。ど、奴隷になります……。だから、厠に……」
魔道が全身を包むのがわかった。
隷属が刻まれるのだ。
だが、次の瞬間、急に身体の中に大きな衝撃が走った感じになった。
大きな音が鳴る。
なにが起こったかわからなかったが、首の圧迫感がなくなり、気がつくと首にあった奴隷の首輪がばらばらに砕けて外れていた。
ゼノビアはびっくりした。
「な、なにが起こった──。おい、いまのはどうして──?」
ブレイドが初めて狼狽えた声をあげた。