【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
奴隷の首輪が砕けた?
ゼノビアは激しい便意に襲われながらも、そのことに呆然とした。
そんなことがあるのか?
だが、さっきの一瞬、ゼノビアは確かに心が折れそうになり、屈服したと思う。それで、首に嵌められている「奴隷の首輪」のよって、隷属魔道が全身を包みかけたのだ。
しかし、その結果、首輪が砕けたということは、隷属に対して大きな反発がゼノビアによって起きたということになるが……。
「おい、ブレイド、なんで首輪が砕けたんじゃ?」
後ろ側のヴィトーが不思議そうな口調で言った。
「さて……」
目の前のブレイドも首を傾げている。
しかし、そんなことよりも、ゼノビアは切羽詰まった状態になっている。
もう、便意は少しも我慢できない。
「お、お願いだよ……。か、厠に……」
ゼノビアは目の前のブレイドに訴えた。
だが、ブレイドは考え込むような表情のままだ。
「……普通では考えられませんが……。しかし、あり得るとすれば、すでにこいつが誰かの隷属となっている場合か……? それなら、隷属が反発して首輪が壊れるということも……。しかも、この奴隷の首輪に刻まれている道術を遙かに上回る高位魔道遣いの奴隷か……?」
ブレイドがぶつぶつと言った。
ゼノビアが誰かの奴隷?
馬鹿げたことだと思ったが、あのロウ=ボルグのことが頭によぎる。あの男の奴隷になった記憶はないが、あの男が不思議な術を使うことも確かだ。
およそ、一流の女たちが、一見だけでは大した取り柄のなさそうな男にかしずいている。
シズとゼノビアが最初に襲ったエリカだけでなく、ハロンドールの王都冒険者ギルドを牛耳っているあのミランダや、高位魔道遣いで名高かった神殿のスクルズ、それどころか王妃、王女までもが、ロウを慕って集まっていた。
あんなことあり得ないと思ったが、ロウに不思議な呪術があるとすれば、納得できるところもある。
そもそも、妙な魅力があいつにあることは確かだ。
あんな目に遭わされたのに、心の底ではゼノビア自身も、あいつを悪く思ってないし……。
しかし、すでにロウに隷属されているって……?
いや、だが……。
あいつに犯されてから、異常なほどに魔道の能力もあがったし、武術も信じられないくらいに向上もしている。
シズも同じようなことを口走っていて、首を傾げていたし……、もしかしたら……。
「おい、お前は、すでに誰かの奴隷なのか?」
ブレイドが言った。
「し、知るものかい──。そ、それよりも、厠に行かせて──」
ゼノビアは怒鳴った。
「さてなあ……。聞こえないな……。それとも、口を割る気になったか?」
ブレイドがにやりと微笑む。
ゼノビアの引きつった口調に、ゼノビアの陥っている窮状が限界であることを悟ったのだろう。
少なくとも、ゼノビアは、自分では隷属を受け入れるくらいには、追い詰められてるのだ。
「し、知らない──。わからない。奴隷だなんて、そんなことあり得るものか──。く、首輪もしてなっただろう──。と、とにかく、早く……」
「そうか? だが、高位魔道遣いにかけられた呪術であれば、首輪なしに隷属になっているのも珍しいことじゃない。紋様奴隷というがな……。身体のどこかに魔道紋があるのかも……。徹底的に調べていいが、欺騙もかかっていれば、それも見えんし……。まあ、ゆっくりとお前が思い出すのを待つか……」
ブレイドが笑った。
ゼノビアは歯を喰いしばった。
「ま、待って、それよりも厠に……」
「いくらでも無駄口を叩くがいい。誰の奴隷であるか思い出したら、厠に行かせてやろう」
ブレイドが冷たく言った。
おそらく、ブレイドはゼノビアの窮状をわかっていない。だからこそ、こんな暢気なことを言っているのだろう……。
いや、むしろ、理解しているからこそ、追い詰めているのか……。
「おい、ブレイド、つまりは、これには隷属はかからんということか?」
そのとき、ヴィトーが不満そうに言った。
高尻のうつ伏せの姿勢を崩していないゼノビアには、ヴィトーの顔は見えない。ヴィトーはゼノビアの尻側に座っているのだ。
「おそらく……。だから、隷属の魔道同士が反発して、奴隷の首輪が壊れたのだと思います。こいつを隷属にかけた道術遣いを上回る能力の術士の作成した奴隷の首輪であれば、隷属を刻めるかと思いますが、このゼノビアの主人がこいつを紋様奴隷に仕立てるくらいの能力を持っているとすれば、普通の奴隷の首輪では、隷属は不可能でしょうね」
「ならばどうする?」
「どうもしません。隷属はさせなくても、客は取らせることはできます。ただ、調教に時間をかける必要があるだけです。同じことです」
「そうか……」
ヴィトーがほっとした口調で言った。
「そういえば、俺の鑑定術では、こいつも、あのシズも判別を拒否する部分がありました。おそらく、こいつを隷属した者は、欺騙術も同時にかけたのでしょうね。相当の魔道遣いかもしれません。吐かせます」
すると、そのブレイドがゼノビアの後ろ側に移動して、視界から消える。
次の瞬間、衝撃が走った。
ブレイドの指をゼノビアのクリトリスを人差し指を親指で挟んでゆっくり捏ね回しだしたのだ。
「ううっ、んひいいっ」
ゼノビアはみをよじりかける。
快感の衝撃はすさまじいものだった。
だが、いまはそこに一切の意識を向けるわけには許されない。
愛撫を避ける行動もだめだ。
そんなわずかな動きでも、必死に締めている肛門が緩んでしまいそうだ。
「お前のおまんこは、随分と簡単に濡れるな。もしかしたら、お前を隷属した者に調教を受けたか? 身体が敏感だ」
ブレイドがクリトリスを刺激しながら言った。
「い、いやああ、やめええ──。い、言う──。言う──。ロウ──、ロウ=ボルグ──。あたしのご主人様は、ロウ=ボルグ──。ロウ殿──。ハロンドールの呪術師──。エルフ族の英雄殿だよ──。やめてええ──」
ゼノビアは鋭く声を放った。
誤魔化すことも、嘘をつくこともできなかった。それだけの余裕がまったくなかったのだ。
だが、もしも、ブレイドが口にしたように、ゼノビアが誰かの隷属をされているとすれば、それはロウ=ボルグしかない。
そして、そう考えると、なにもかもしっくりくるとことがある。
ゼノビアもシズも、あのときにロウになにかの呪術をかけられて、隷属されてしまったのではないか……。
いや、そうに違いない。
ロウに仕えている女たちにも、首輪も紋様もなかったが、彼女たちはしっかりとロウにしっかりと服従していた。それどころか、奴隷だとはっきりと口にする者もいた。
「ロウ=ボルグ? あの?」
ブレイドが驚いたよう指を離す。
とりあえず、愛撫から逃れることができて安堵する。
しかし、崩壊寸前の状況であることは変わらない。
「そ、そうだよ……。だ、だから、て、手を出したら、こ、怖いよ──。あ、あんたらをご主人様は許さない──。絶対にだ。さあ、あたしらを解放しろおお」
崩壊は目前だ。
ゼノビアとシズが捕らわれたからといって、ロウたちが救出に来ることは万に一つもないが、そういえば、ロウはエルフ族の英雄だった。
その魔道映像が大陸中に流れたのだ。
もしかしたら、そのロウの権威を信じて、こいつらがなにかを躊躇するかもしれない。
「ほほう、あの英雄の女奴隷ということか……? 馬鹿を言うな。まあいい。ゆっくりと聞き出せ、ブレイド。どの道、隷属できないのであれば、このゼノビアについては、手間をかけて調教をしてからでないと店には出せんのだろう」
ヴィトーが笑った。
「わかりました……。しかし、シズは間接的とはいえ、こいつの命令によって、服従状態にあります。あれは英雄の女として、いくらか付加価値をつけて売り出しましょう。さっそく客をとらせます」
ブレイドが応じる。
「お、お前、あほうかい──。ほ、本当だよ。あたしたちはロウ殿の女だああ」
ゼノビアは叫んだ。
だが、まったく信じている気配はない。
しかし、彼らの話に耳を傾けていると、ずっと悲痛な声で輪姦を受け続けているシズについては、ここから離そうということになったみたいだ。
当初は、ゼノビアにシズを隷属させて、そのゼノビアをこいつらが隷属状態にすることで、シズの隷属を乗っ取るつもりだったが、ゼノビアの隷属が難しくなった以上、ゼノビアがシズに施した連中への命令を取り消される前に、ゼノビアから引き離すべきだとなったようだ。
よくわからないが、シズがこの場から解放されるのなら、それだけは嬉しい。
「だが、このゼノビアがシズに隷属をかけたときには、反発はせんかったなあ。シズには隷属はかかったのではなかったか?」
ブレイドがシズをこの広間から連れ出して、娼婦部屋に移動させるように指示したとき、ヴィトーが思い出したように言った。
「同じ主人に隷属されている奴隷同士の隷属は反発しないのです。同じ奴隷同士の隷属関係は簡単に成り立つのです」
「そういうものか」
ブレイドの説明にヴィトーが納得したように応じた。
「ああ、もう限界だよおお──。は、早く厠に……」
ゼノビアは何十度目の哀願をした。
「そうだな。そろそろさすがに限界か……。ならば、厠に連れて行ってやる。だが、その前にもう一本、浣腸を受けろ」
ブレイドが言った。
ゼノビアは鼻白んだ。
「こ、これ以上は無理……。もうだめだよお──」
「なにを言っておる。だったら、いつまでもそこで尻を振っていろ。だが、もしも、漏らしたら、シズを連れ戻して、お前の尻から出たものを全部、舌で掃除させる。それでもいいなら、垂れ流すがいい」
ブレイドがせせら笑った
ゼノビアは押し黙るしかなかった。
ブレイドが合図する、
すぐに再び浣腸器の管がゼノビアの尻穴に挿さる。
すぐに薬液が注入されていく。
「ああ、あああ、ああ」
ゼノビアは脂汗まみれの身体を震わせて、涙目でブレイドを見た。
もう本当に限界だ。
すがるような視線を向ける。
「ははは、いい顔になったな、マゾの雌の顔だ。お前を奴隷にして調教したのが、本当に、あの英雄殿なのかは知らんが、お前ほどの気の強い女をマゾに仕上げたのだから、その能力は本物だな」
ブレイドがにやりと笑った。
本当に自分は、ロウにマゾに躾けられているのだろうか……。
確かに、ロウに与えられた性交の快感も、懲罰として受けた調教の日々も、ゼノビアの奥底で甘美な快感の日々として記憶されているのは確かだが……。
「立たせろ。厠まで連れていく」
男たちがゼノビアを立たせた。
首に新しい首輪がかかる。ただ今度は奴隷の首輪ではなく、普通の首輪みたいだ。その首輪に鎖が繋げられた。
「来い──」
首輪についた鎖が引かれる。
だが、両膝に嵌まっている膝枷には、金属の棒があいだに繋げられていて、ゼノビアはみっともないがに股でしか歩けない。
しかも、崩壊寸前の便意に襲われている状況では、歩みの一歩一歩が恐怖だ。
ゼノビアはそれでも必死になって歩いた。
男たちが周りを揶揄いながらついてくる。
しかし、いくらも歩かないうちに、ブレイドは歩みをとめた。
目の前には、最初に運ばれた大きな透明の水槽だ。中には水が入っている。
ふと見ると、水槽の上にあがれるように階段がついている。
ゼノビアは呆気にとられた。
「着いたぞ。ここがお前の厠だ」
ブレイドの言葉に周囲の男たちが爆笑した。
「いやよおお──。じょ、冗談じゃないったらああ──」
絶叫した。
しかし、男たちから強引に階段を昇らされる。
上まであがると、水槽の中に突き落とされた。
「きゃああああ」
頭まで水に沈む。
だが、真っ直ぐに立てば、なんとか首から上は水の上になる高さだ。
「か、厠に……」
ゼノビアは必死に訴えたが、後手に拘束されているゼノビアには水槽から逃げる方法などない。
水槽の周りに、男たちが見物の態勢をとる。
ゼノビアは、羞恥と屈辱で血が凍る気がした。
「あああ、いやあああっ」
やがて、耐え続けたゼノビアの肛門がついに決壊した。
透明の水があっという間に茶色く汚れる。
「ああ、ああああ――」
すさまじい勢いで糞便が水の中に拡がっていく。最初は茶色い水流だったが、次第に固形物が混ざってもいく。
さすがのゼノビアも、号泣してしまった。
「おうおう、汚いのう……。美人の大便だが、いつ見ても汚いものは汚いのう……。ところで、どうだゼノビア、すっきりしたか?」
いつの間にか、ゼノビアの排便姿を目の前から見物する位置で、水槽の前に立っていたヴィトーが大笑いした。
人間として、もっとも恥ずかしい姿を晒した惨めさに、ゼノビアもただただ泣くしなかった。
しばらくしてから、嗚咽に続けるゼノビアが水の外に引きあげられる。
その後、水の外で身体を男たちによって綺麗にされたゼノビアは、再び酒盛りをする男たちの真ん中に連れて行かれた。
そして、掻痒剤を股間と尻穴、乳首に塗られてしばらく放置される。
男たちは発狂するような痒みに泣き叫ぶゼノビアをひたすらに揶揄した。
そして、数名ずつの筆責めによる寸止め責め──。
ゼノビアは、尊厳という尊厳を完全に削ぎ落とされた。
次いで木馬責め──。
尻穴に山芋を挿入され、惨めな哀願を大声で叫ばされた。
それが終わると、魔道のかかった淫具による連続絶頂責め──。
失禁するまで絶頂を繰り返させられた。
そして、最後にはシズが受けた媚薬を身体に注入されて、数名ずつの輪姦──。
ゼノビアが解放されたのは夜が訪れて、翌朝がやってきたときのことだった……。