※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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660 ある悪徳兄弟の末路(その1)

 《黄金館の子羊亭》は、公都ファンゴルン商人街の雑居地区にある。

 店は一階建ての完全会員制だ。

 店には地下があり、その地下については、さらに特別な客しか入ることのできないことになっている。

 ルイージ=マクリーヌが店を訪れると、店の主人が自ら応対に現れて、当然に地下に誘導をしてくれた。

 

「来たよ、クハ。兄貴は?」

 

 ルイージは主人に声を掛ける。

 クハというのは店の主人の名だ。

 ドワフ族であり、この小躯種族は才能のある職人気質が多いのが特色なのだが、この男の特技は料理だ。

 ドワフ族特有の小柄で童顔の外観から、人間族の十二、三歳の少年にか見えないが、れっきとした大人であり、確か、もう七十は超えているはずだ。

 その外観を気にして、ドワフ族の男にはひげを蓄える者が多いが、クハは生やしていない。

 そのため、顔のいいクハは、見目麗しい美少年にしか思えず、わかっているルイージでさえ、いつも戸惑ってしまう。

 

 本来は料理人であるクハも、いまは自ら厨房に立つことはなく、経営にまわっている。だが、年に一度、特別会員だけに、クハの料理がふるまわれることになっていて、まさに絶品だ。

 マリオとルイージのマクリーヌ兄弟も、五年前から特別会員の一員として、その宴に参加できる資格を持つようになっていた。

 これも、隣国の大公であるアーサー公のおかげだ。

 

 あの若き英雄殿は、実に、戦の好きな男であり、大公位継承者としては末端の立場であったにも関わらず、敵対する勢力を数々の戦いで退け、ついにはタリオの英雄とも称される独裁的な大公になってしまった。

 

 マクリーヌ商会は、以前から武器を中心とした商売をしていたのだが、「ペテロの塩」と呼ばれる錬金の生成に関わる魔道技法に長けていたことから贔屓にされ、隣国であるにも関わらず、まだマクリーヌ商会がまだ小さい時代から、アーサーたちとは密接に商売をさせてもらっていた。

 

 「ペテロの塩」というのは、木炭や硫黄とともに、火薬の生成に不可欠なものであり、自分の戦に鉄砲という武器を使用するために、アーサーたちはマクリーヌ商会の技術を必要としたのである。

 それはともかく、なぜ、ペテロの塩というのかは知らない。

 一般的には、マクリーヌ家の祖先に外来人の血が混じっていて、その外来人が生成法を伝え、彼の名がペテロであったからとも伝わっているが、実際のところそれは違う。

 マクリーヌ家に伝わっている古い文書によれば、その祖先にあたる外来人はペテロではないのだ。

 最初から祖先は、これを「ペテロの塩」と呼んでいて、なぜそうなのかは、一切記されていない。

 まあ、どうでもいいが……。

 

 とにかく、アーサー陣営の贔屓を受ける以前の当時には、威力はあるが発射速度が限定されるとして、弓に比して鉄砲はあまり戦争向きではないとされていた。

 だから、鉄砲も特定の冒険者くらいしか需要がなく、当然に鉄砲に必要な火薬についても、生成の面倒さのわりには、それほどの需要もなく、儲けに結びつくようなものではなかった。

 しかし、鉄砲で武装したアーサーの軍がタリオ公国内で圧倒的な勝利を次々に収めると、マクリーヌ商会が持っているペテロの塩の技術は、瞬く間に時代の最先端になったのである。

 おかげでマクリーヌ商会は、いまや時代の寵児といっていい。

 

 その関係から、今回のタリオ公国によるカロリック征服においても、当然に、すぐにマクリーヌ商会はタリオ軍の保護下になった。

 戦争に必要なさまざまな物資の調達の発注も次々に回され、マクリーヌ商会は、まさに我が世の春を迎えている。

 

「たったいま到着されまして、すでに地下の個室にお入りになられています。素敵なお連れ様とご一緒でした」

 

 クハがルイージを案内して歩きながら、意味ありげに言った。

 ルイージは思わず相好を崩してしまった。

 兄であるマリオが誰を同行させているのかわかっているからだ。

 

 そして、通されたのは、地下の中でも最も奥になる個室だ。

 円卓があり、その席についているのは、兄のマリオだけだ。

 マリオが連れてきた若い令嬢は、マリオの横で泣きそうな顔で立ったまま震えている。

 

「まだ始まったばかりか、兄貴?」

 

「そうだな。いま、服を脱ぐように命令をしたところだ。なかなか、言うことをきかない」

 

 マリオが笑った。

 ルイージもマリオの横の席に腰掛ける。

 給仕がいて、ルイージの椅子をひいてくれた。

 

 個室にいる給仕は三人だ。いずれも人間族の男であり、口は堅い。

 この個室でいつも行われていることを口外することはない。

 その三人は、前にも同じようなことをするときに立会させており、クハには今日も、この三人に給仕をさせるように頼んでいた。

 

「兄貴に命令されたのだろう。さっさと服を脱げ」

 

 ルイージは冷たく言った。

 令嬢がびくりと身体を震わせたのがわかった。

 

 この令嬢の年齢は十六だ。

 まだ少女である。

 古そうな衣装だが小綺麗な格好をしており、実は下級だが百年以上も続く名家の娘だ。

 しかし、この数年のカロリック公国内の不穏な情勢で家の財産を持ち崩し、さらにタリオ軍がカロリックに侵攻したことで、持っていた商売の利権を一度に失って大きな借金を抱えてしまっていた。

 

 まあ、もちろん、その背景の裏には、ルイージたちマクリーヌ商会の手引きがあるのだが、とにかく、この令嬢の家はいきなり抱えてしまった大きな借金で、にっちもさっちも行かない状況なのである。

 

 これに声をかけたのがマクリーヌ商会だ。

 そして、借金の一部を肩代わりする代わりに、令嬢のひとりに兄弟を「接待」することを求めたというわけだ。

 

 こいつらの家で、どんな話し合いが行われて、なにを言い含められて、この令嬢がここにひとりだけで来たのかまでは知らない。

 そもそも、この少女の家が借金を作ったのは、マクリーヌ商会が動いたからだ。

 ある程度公然と動いたから、ちょっと調べれば、この少女の下級貴族の父親も、今回はマクリーヌ商会の罠に嵌まったということは、すぐにそれがわかっただろう。

 

 だが、それでも、父親はマクリーヌ商会の軍門にくだった。

 一家が離散しないためにはそれしかないからだ。

 また、少なくとも、この令嬢の父親は、マクリーヌ兄弟が命じる「接待」で、目の前の娘がなにを求められるかわかっていたはずだ。

 わかっていて、この娘をここに送り込んだ。

 つまりは、そういうことなのだ。

 

「家の借金を肩代わりする代わりに、父親に俺たちを接待するように命じられたのではないのか? 接待ができないなら帰るがいいさ。だが家がどうなっても知らんがな。明日には大勢の借金取りが屋敷に殺到するのではないか」

 

「そうだな。俺たちの商会が親切で集めてやった手形は、接待を拒否した腹いせにできるだけたちの悪い金貸しに回してやろう。確か、妹がふたりいたな。いい性奴隷になるのではないか」

 

 ルイージに続いて、マリオも少女に言った。

 

「そういえば、贔屓にしている娼館で、二、三日前にぼや騒ぎがあったな。そのときに、かなりの娼婦に逃げられたそうだ。だから、新しい娼婦を探しているそうだ。よければ、口をきいてやってもいい」

 

 ルイージはさらに言った。

 ぼや騒ぎのあった娼館というのは、“クルチザン教会”という名のカロリックでも有名な大娼館商会であり、そのもっとも大きな闇娼館のことだ。

 このところ、ルイージたちも、その娼館の会員になっていたのだが、火事騒ぎがあり、それで大勢の娼婦が逃げてしまったという。

 いや、火事はともかく、その騒動の真っ最中に、闇娼館の主人のブレイドという男が殺されてしまったらしいのだ。

 

 その娼館では、闇娼館に集めていた娼婦奴隷は、全員がブレイドを「主人」とする隷属を結ばせており、ブレイドが死んだ瞬間に、その隷属が一度に解除されてしまったそうだ。

 それで、騒動に合わせて大脱走があったという。闇娼館では普通では抱けない気の強い女を多数集めていたのも、娼婦の脱走に繋がったみたいだ。

 なかば反乱のようになり、日頃娼婦を虐げていた多くの男衆もたくさんぶち殺されたみたいだ。

 問い合わせてみたら、先日遊びにいって、兄弟で気に入ったシズという女冒険者の折檻奴隷も逃亡していた。

 実に残念だ。

 

「ああ、い、妹はまだ十二歳と十歳です。娼婦など──」

 

 少女が泣き出した。

 

「ただの娼婦ではない。娼婦奴隷だ。借金を払えんのは犯罪だからな。犯罪奴隷として売られるのだ。当然だが、妹だけではなく、お前もだ。それに、お前の母親も有名な美女だ。母娘で稼げば寿命が尽きる前には借金もなくなるのではないか」

 

 マリオが笑った。

 少女の泣き声が大きくなる。

 この令嬢もそうだが、母親も有名な美女である。

 だからこそ、罠をかけて一家を借金まみれにしてやったのだ。

 

 いずれにしても、この令嬢はここで味わい、次いで夫人も、このマクリーヌ兄弟で調教してやろうと決めていた。

 最終的には三姉妹もろとも夫人とともに、性奴隷として売り払うことになると思うが、いま、この娘にそれを告げる必要はないだろう。

 自分が犠牲になれば、家族が助かると思わせておけばいい。

 

 そのとき、テーブルの上に置かれているグラスに給仕が飲み物を注いだ。

 ルイージは、グラスに注がれた高級の葡萄酒の香りを愉しんでから口に注いだ。

 

 実に美味しい──。

 なによりも、無垢な少女が絶望に泣く声は美酒の最高の引き立てだ。

 さらに前菜が運ばれてきた。一度、部屋の外に出ていた給仕が料理を運び込んできて、ルイージたちの前に置いたのだ。

 幾つかの前菜のうち、皿の上の薄肉をフォークで口に運ぶ。

 この店にしては珍しくも辛口の調味料で味付けをしてあった。クハにしては変わった味付けだなとちょっと思った。

 だが、旨い。

 

 しかし、マリオは気に入らなかったみたいだ。

 給仕に指示して、料理を取り替えさせている。

 慌てたように給仕が出ていく。

 

「せ、せめて、どこか寝室で……。か、覚悟は決めております……。でも、こんなところでは……」

 

 少女が嗚咽しながら言った。

 すると、マリオが肩をすくめた。

 

「同じことを言わせるな。ここで脱げ──。さもなければ、一家は奴隷落ちだ」

 

「兄貴を怒らせない方がいいぞ。だが、どうしても嫌なら、ここから逃げればいい。明日には借金取りが屋敷に押しかけて、とりあえず、お前の妹たちを連れていくだろうな。さらに、次の朝になる前に、妹たちは男の味を覚えさせられるだろう」

 

「あるいは鞭の味かな」

 

「両方だろうさ、兄貴」

 

 ふたりで笑い合った。

 少女が慟哭する。

 

 だが、服も脱ぎ始めた。

 せめても防御なのか、兄弟には背を向けた。

 それでもいい。

 時間はたっぷりある。

 

 令嬢が頭から服を脱ぎ取る。

 貴族令嬢の服はひとりでは着脱できないものもあるそうだが、この娘が身につけてきたものはそうではない。

 兄弟に抱かれることはわかっていたのだろう。

 まさか、食事処で給仕たちの前で犯されるとは思わなかっただろうが……。

 

 娘が下着姿になった。

 胸当てに手がかかったが、その指はやはり震えていた。

 

 一方で、先ほどマリオがさげさせた皿の代わりの前菜を給仕が運んできた。

 今度は満足したらしく、マリオがそれを口にして、不満は言わなかった。

 だが、裸体にさせられる部屋に、給仕たちが当たり前に出入りをするのは、想像も絶する羞恥と恥辱に違いない。

 給仕たちが部屋を出入りするために扉が開くたび、少女はびくびくと身体を震わせる。

 

「もたもたするな。妹がどうなってもいいのか? 全裸だ──。全裸になれ」

 

 ルイージは酒と肴を口にしながら言った。

 

「は、はい……。すぐに……」

 

 一方で、少女はびくりとなった。

 胸にあてていた布がなくなる。

 少女はいまだに嗚咽している。そして、指は滑稽なくらいに震えている。

 その手が腰の小さな下着にかかる。

 しかし、震えが大きくなり、どうしても指が動かないみたいだ。

 

「兄貴、仕方がない。とめておいた手形を金貸しの連中に回そう。さっきも言ったが、とびきりに性質の悪い連中に心当たりがある」

 

「そうだな。仕方ない」

 

 ルイージはわざと立ちあがる素振りを見せた。

 マリオもそれに合わせて立つ真似をする。

 

「ああ──。お待ちを──。お待ちください──」

 

 少女が慌てたように叫んだ。

 そして、一気に下着を腰からさげて、足首から抜く。

 

「脱ぎました──。脱ぎましたから──」

 

 少女が全裸の身体を両手で隠しながら、こっちに向かって前屈みにの格好になり、声をあげる。

 ルイージとマリオは、目配せをして席に座り直した。

 

「なら、見せよ。身体を隠すな。両手を身体の横に置け」

 

 ルイージは言った。

 少女が諦めたように、裸身を真っ直ぐにして、手を体側に移動させた。

 小振りだが形のいい乳房と、髪の毛と同じ栗毛の陰毛が露わになる。

 

「日焼けはしているがいい身体だな。生娘か?」

 

「は、はい……」

 

 マリオの問いかけに、少女が消え入るような声で頷いた。

 

「生娘だと? 婚約者がいただろう。まだ抱き合ってなかったのか? 確か、幼なじみだったな」

 

 ルイージはわざと声を掛けた。

 この少女に仲のいい婚約者がいることを知っていた。

 だから、意図的に婚約者の話題を振ったのだ。

 

 一家を追い込むために、色々と調べあげた。

 少女の婚約者は、働き者で有能な商人の青年らしく、将来も有望されている人材みたいだ。

 あと十年もすれば、この令嬢の家が抱えた程度の借金くらい肩代わりできたかもしれないが、残念ながらまだ若すぎて、そんな力はない。

 

 実のところ、この令嬢の家には、息のかかった者を入り込ませていたので、こいつの婚約者が目の前の令嬢に駆け落ちを誘ったのも報告を受けていた。

 結局、令嬢は家族を守るために、少女が拒否したから実現しなかったが、もしもそうしていたら、婚約者ごとさらわせるつもりだった。

 この令嬢の前で、婚約者の少年の尻を犯させるのも愉快だったかもしれない。

 それはそれで面白かっただろう。

 

「ああ、もう、彼とはお別れしたんです──。ああ、どうか、それを言わないで──」

 

 少女は号泣しはじめた。

 その哀れな姿に、ルイージは笑ってしまった。

 

「まあいい。ならば、お前も腹が空いただろう。食事を分けてやろう」

 

 ルイージは、グラスの酒に口をつけてから前菜の肉を口の中に運ぶ。そして、しばらく、咀嚼をしてから、空いている空の皿をテーブルから取り、口の中のものを皿に吐いた。

 唾液混じりの咀嚼中の食べ物が載った皿を床に置く。

 素裸で立つ少女が涙を流しつつも唖然とした。

 

「まずは食べよ。四つん這いでな。手は使うな」

 

 ルイージの言葉で、少女がわっと声をあげて泣く。

 そのとき、ルイージは、いつの間にか、兄のマリオが眠ったように椅子に座ったまま脱力していることに気がついた。

 

「兄貴?」

 

 声を掛ける。

 しかし、ぴくりともしない。

 どうしたのだ、急に?

 ルイージは訝しんだ。

 

 驚いて手を伸ばそうとした。

 だが、なぜか身体が動かない。

 それどころか、休息に眠気が襲ってきた。

 

「な、なんだ?」

 

 ルイージは声をあげた。

 慌てた。

 そして、はっとした。

 

 いつの間にか、給仕たちがいなくなっていたのだ。

 いや、いるのだが、三人いたのがふたりになっている。だが、そのふたりとも見知らぬ顔なのだ。いつもの顔じゃない。

 いつの間に……?

 そのうちのひとりがルイージのそばにやってきた。

 

「効き目が強いと、片側が騒ぐと思ったから遅効性の薬にしたけど、相変わらず、やっていることが下衆(げす)ねえ……。心に咎めるものなく、あんたらを殺せるわ……。ねえ、あんた、もう大丈夫よ。服を着なさい。その代わり、ここで見たものは他言無用よ」

 

 その給仕が言った。

 いや、給仕ではない。

 そう思い込んでいただけで、いつの間にか入れ替わっていた女だ。

 

 しかも、その顔は……。

  

「シ、シズか……」

 

「ご名答。久しぶりね……。いや、そんなに経ってないか」

 

 給仕の男に変装していたシズがルイージの身体を押す。

 身体は完全に脱力していて、支えることもできずに、ルイージは頭と肩から床に落ちた。

 

「あんたは、急いで服を着て外に出なさい。安宿でも、婚約者のところでも逃げ込むのよ──。家には戻らない──。いいわね。そして、今夜のことは忘れなさい」

 

 別の給仕も近寄ってきて、少女に言った。

 少女は唖然としている。

 あっちも女だ──。

 

 その女も、マリオを床におとして服を脱がせ始めている。

 一方で、ルイージについているシズも、ルイージから服を剥がせだした。

 

「な、な……か……かはっ……」

 

 悲鳴をあげようと思うが声が出ない。

 それどころか、急速に意識も消えようとしていた。

 ルイージは焦った。

 

 そこに、さらに別の誰かが部屋に入ってきたのがわかった。

 女だ。続いてふたりの男……。

 

 セイレーン?

 

 その女は、マクリーヌ商会同様に、最近になって頭角を現した商会の女会頭だ。

 あのマア商会の支店的な商会であるが、商会の会頭が大変な美女に交代したことから、マクリーヌたちの業界でも話題になっていた。

 

 しかし、なぜ、そのセイレーンがここに?

 服装からして、客としてこの店にやってきていた雰囲気であるが……。

 

 だが、そのセイレーンがつれていたふたりの男の顔に視線があたり愕然とした。

 そのふたりは、ルイージとマリオと瓜二つの顔をしていたのだ。

 

「あんたらはこいつらの服に着替えて、そこに座りなさい」

 

 セイレーンがその男たちに言った。

 シズともうひとりの女がルイージたち脱がせる服や装飾具が次々に渡されて、そいつらが身につけていく。

 いずれも、この手のことに手慣れた感じだ。

 

 そして、だんだんと意識が消えていく。

 ルイージは、意識を完全に失っていく中で、下着姿になったマリオが大きな袋に身体を入れられていくのを見た。

 

 気がつくと、ルイージの目の前にも大きな袋が……。

 

 そして、なにもわからなくなった。

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