【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「い、いい加減にしてよ──。か、厠に行かせてったら──」
クリスチナはいよいよ切羽詰まってしまって声をあげた。
すでに、尿意はのっぴきならないものにまでなっていた。クリスチナはぐっと奥歯を噛み、太腿を締めつけて尿意を耐え続ける。
だが、椅子を横に移動して、クリスチナの朝食の給餌をするシモンは、にこにこと微笑むだけだ。
さすがに、かっと頭に血が昇る気がした。
だが、同時に下腹部の芯に切ないような疼きも起きているのもわかった。それがなんであるのかは、クリスチナにはわからなかったが……。
「わかっているよ、俺のクリスチナ。早くスープを口にするといい。何度も同じことを繰り返させないで欲しいね。それとも、わざと折檻をされたくて、我が儘を言うのかな?」
シモンは笑いながら言った。
クリアスチナは歯噛みした。
この男はどうしても、クリスチナをとことん苛めると決めたみたいだ。おそらく、夕べ、クリスチナが柄にもなく、このシモンに甘えまくったのが気に入ったのだろう。
クリスチナにしても、どうして、あんな風に自分がなってしまったのかわからないのだが、シモンもクリスチナも、かつてないほどに性愛に燃えあがったのは確かだ。
だが、起き抜けに与えられているこの悪ふざけは冗談でない――。
確かに、夕べは拘束されて、苛められながら愛されるというのも悪くはないとは思ったが、排泄姿まで晒させられるなど正気とは思えない。
「だ、だから、解くのよ。鎖を外して──」
クリスチナは両手を吊っている鎖を揺すった。
当然ながら、手首の革枷も、それに繋がっている天井からの鎖もびくともしない。じゃらじゃらと音が鳴るだけである。
「なるほど、余程に俺の前でおしっこをするのが嫌なんだね。だけど、調教というのは、君が心の底から嫌だと思っていることを受け入れさせるのが調教だそうだ。師匠がそう言っていた」
シモンが少しおどけた口調で言った。
「師匠?」
「ロウ殿のことさ。今朝挨拶に行ったときに、少し話す機会があってね。調教のことを色々と教授してもらったんだ。心配ないよ。君の心も身体もすっかりと作り替えてあげるからね」
朝、ロウに会った?
もしかしたら、この悪戯もロウの教授とやら?
いずれにしても、このシモンが他人を「師匠」などと呼ぶのは余程にロウに心酔したみたいだ。
クリスチナは少し驚いた。
「とにかく、心で嫌がっていることを、君は無理矢理にやらされるんだよ。それに逆らうことができなくなる。それが調教らしい。ほら、スープだ。飲むんだよ、俺のクリスチナ」
シモンがスープをクリスチナの口の前に運んでくる。
だめだ……。
なにを言っても、シモンがクリスチナの訴えに応じる感じがしない。
仕方なく、口を開いてスープを飲む。
とにかく、食事が終わるまでは許さないつもりなのだろう。
だったら、飲む干すしかない。
クリスチナは、限界に近くなってきた尿意に耐えながら、シモンがすくって与えるスープを飲み続けた。
しかし、あまりに尿意が大きくて味などしない。
一方で、だんだんと身体は熱くなるし、肌には脂汗のようなものまでにじんできた。
それだけでなく、性感が甘いざわめくような異常な感覚も襲う気がしてきた……。
じわじわと身体が内側からあぶられるみたいに……。
「はあ、はあ、はあ……。お、おかしいわ……。ね、ねえ、このスープ、変なもの入ってないわよね……?」
そのときには皿には、ほとんどスープは残っていない状態だった。
だが、やっとクリスチナは、ちょっとおかしいなと思ってきた。
身体の火照りはともかく、あまりにも尿意が迫るのが速い気がしたのだ。
「スープかい? 身体に影響するものは入ってないよ。ただの利尿剤だ。君の可愛い姿が見たくてね。ごめんね、俺のクリスチナ」
シモンは笑った。
クリスチナは唖然とした。
「り、利尿剤──。ひ、卑怯よ──」
「なにが卑怯なものか? さあ、食事は終わりだ。おしっこをするのを許そう。だけど、さっきも言ったけど、漏らしたら罰だからね。それは皿の外に出してもだめだよ」
シモンがクリスチナが座っていた椅子を強引に引いて、クリスチナから取りあげた。
転びそうになるのを足を踏ん張らせて耐える。
立ちあがったために鎖がやや緩み、手枷が嵌まっている手首は頭の位置までさがった。
だが、それだけだ。
ほんの少し屈むことができるくらいしかできない。
すると、シモンがクリスチナの足のあいだに、さっきの皿を差し入れて床に置いた。
クリスチナびっくりした。
「な、なにやってんのよ──。まさか、立ったまましろって、言ってないわよねえ──」
クリスチナは引きつった声をあげた。
「大丈夫だよ、俺のクリスチナ。ちゃんと後始末はしてあげるから。だけど、しっかりと狙うんだよ。皿はそんなには深くないから、できるだけ少しずつ出した方がいいね。罰が嫌なら頑張るんだ」
「ふ、ふざけないでったらあ──」
クリスチナは怒鳴った。
「だから、問題ないんだって、俺のクリスチナ……。明日の朝まで、なにもかも俺が面倒を看てあげるからね。食事だけでなく、排尿、排便、着替えも、化粧もすべてを俺に任せるがいいよ」
「は、排便? すべて――?」
「うん、俺たちは夫婦になるんだ。昨日の君は可愛かった。いままでよりも、ずっといい関係が結べそうさ。これからは、俺も心を入れ替えて、君の夫として相応しく面倒見のいい男になるつもりだ。さあ、準備がよければ声をかけてくれ。下着を外してあげるから」
シモンがテーブルの上の食事を横の車輪付きの台車にどけていく。
テーブルの上になにもなくなると、シモンは自分の座っていた椅子を少し移動させて腰掛けて、クリスチナを斜め前から観察する態勢になった。
クリスチナは、歯を噛みしめた。
本当に漏れそうだ。
腰の震えまでもとまらなくなってきている。
「ね、ねえ、こんなこと嫌だったらあ──。外して、外してよおお」
クリスチナは絶叫した。
しかし、シモンはくすくすと愉しそうに笑い声をあげた。
「俺のクリスチナ、君が本当に嫌なことはしないさ。だけど、気がついていないのかもしれないけど、君の下着はすっかりと濡れているよ。見てごらんよ。君は嫌がっていもりなのかもしれないけど、股間はすっかりと濡れているじゃないか。乳首だって、しっかりと勃っている。君は苛められるのが好きな身体になってしまったのさ」
はっとした。
そして、目を股間にまとっている小さな下着に落とす。
はかされている下着は生地が薄い白い色のものであり、確かにその股間の部分に丸い分泌液の染みができていた。
そういえば、さっきから身体が熱い感覚も襲っている。
まさか……。
「ね、ねえ、スープに媚薬も入れていた? いえ、そうなんでしょう──」
クリスチナは怒鳴った
シモンは首を横に振る。
「君を追い詰めるために利尿剤は入れたけど、誓って媚薬は入れていない。さっきも言ったとおり、君は昨日の一日で、すっかりと苛められると感じる性質になってしまったのさ……。いや、そうじゃないね。前からそうだった。だけど、その本性を引き出されてしまったんだ。こうやって意地悪をされることで身体が反応してしまうのが、君の本当の姿でもあったのさ」
「そんなことないわよ──」
「そうかな。じゃあ、試してみるかい? なんの愛撫もしていないのに、俺を受け入れることがほどに股間が濡れてしまったのは、どういうことなのかな?」
シモンが手元から小さな操作具のようなものを取り出した。
鎖が緩まって、クリスチナは両手をさげることができるようになった。
どうやら、天井と繋がっている鎖は、魔石が嵌まってる魔道具のようだ。シモンは魔道遣いではないが、魔石付きの魔道具を自在に扱えるくらいの魔道の力は持っている。
そして、シモンが立ちあがる。
ついで、クリスチナの背後に回り込み、肩口に唇を押し当ててきた。
「あんっ」
くすぐったさに甘い声が出た。
シモンは唇を首から耳に向かって這わせながら、片手で胸覆いの下から手を入れてクリスチナの乳房を掴み、もう一方の手で下着の頂きをくりくりと撫で回してきた。
「ふううっ、ひんっ」
クリスチナはぶるりと身体を震わせて呼吸を乱した。
同時に必死に股間を締めつける。
おしっこが堰を切って飛び出そうになったのだ。
「漏らしたら、罰だからね……」
シモンは胸の表面を愛撫しながら、耳近くに唇を這わせてくる。
下着の横の紐にも手をかけた。下着を外そうとしているようだ。
「ううっ、や、やめてっ、ち、力が抜ける──」
クリスチナの身体を知り尽くしているシモンだ。
的確にクリスチナの弱点を突いてくる。
シモンの唇が耳の付け根から耳たぶ、そして、縁を舐めて、舌先が耳に入ってきた。
「ひ、ひいいっ」
クリスチナは歯を喰いしばった。
一瞬でも気を抜けば、あっという間に放尿しそうなのだ。
その代わりに、シモンの愛撫に一切抵抗することができない。
シモンがクリスチナから下着を取り去る。
すると、首を押さえられて上体を曲げられ、上半身をテーブルに押しつけられた。
「おしっこを漏らしたら、浣腸をして立ったまま排便をさせるよ。それが嫌なら、一生懸命におしっこを我慢するんだ」
シモンが片手でクリスチナの身体を押さえつけたまま、片手で自分のズボンを外そうとしたのがわかった。
それはともかく、浣腸──?
クリスチナはぞっとした。
「脚を開け──」
シモンが大きな声をあげた。
知らず、クリスチナは股を開いていた。
自分でも、なぜ抵抗しないのか不思議だったが、シモンに怒鳴られると、まるで操られているみたいに、クリスチナの身体は逆らう意思を失ってしまっていた。
シモンがクリスチナの尻たぶに、腰を押しつけてきた。
太腿のあいだに滑り込んできたシモンの怒張の先端がクリスチナの股間に当たるのがわかる。
そのまま、ずぶずぶとヴァギナの中に怒張が押し入ってくる。
クリスチナが思うよりもずっと多くの果汁がそこから溢れていたみたいだ。
まったく拒むことなく、シモンの男根がクリスチナの中に貫かれた。それどころか、むしろ貪るように、粘膜がシモンを引き入れていく。
「いやああ、だめええええ」
クリスチナは拘束されている手首で思わず鎖を握った。
身体の芯まで溶かすような愉悦が背筋を突き抜けたのだ。
だが、いまのクリスチナには恐怖でしかない。
少しでも気を抜けば、おしっこを漏らしてしまう──。
「漏らしたら、浣腸だぞ」
シモンは笑いながら背後から激しく抽送を開始した。
「あぐううううっ」
クリスチナは悲鳴のような声をあげた。