【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
リィナ=ワイズ女伯爵の飲み物だけに、媚薬を入れているスクルドからの伝言……。
どうやら、スクルドもまた、一郎があの女史に狙いを定めたことに気がついているみたいだ。
手を軽く文字の上で動かす。
すると、文字が消滅した。
一方で、横にいるクレオンについては、一郎よりもむしろガドのことが気になるみたいだ。
さっきからちらちらと視線を送っている。
いや、クレオンだけではなく、ほかの領主たちもガドに注目しているみたいだ。
横目で見ると、淫具と戦って、必死に我慢しているガドは、信じられないくらいに淫靡で妖艶だ。確かに男なら意識を持っていかれるかな。
一郎は思った。
「別室で……ですか?」
リィナは、別室で話したいという一郎の言葉にちょっと戸惑っている。
一郎は目の前の紅茶に手を伸ばし、ひと口飲んでからほかの全員にも勧める仕草をする。
横のクレオンは全く動かないが、ほかの者は出された紅茶に手を伸ばす。ただ、リィナだけは、左の手の指輪を目の前のお茶にかざす動作をした。
さっきの「鑑定の指輪」か……。
それで、鑑定をしたみたいだ。
だが、リィナはすぐにカップに手を伸ばして、お茶を口にした。
残念ながら、スクルドの仕掛けた罠には、リィナの道具は役に立たなかったみたいである。
「すぐに終わります。危害は加えないとお約束します。ここでは伝えられない約束事があるんです。それを受けてもらえなければ、こちらとしては、そちら側の代表の交代を認めるわけにはいきません」
一郎はリィナは口にした紅茶を飲み干すのを待って言った。
さすがに、リィナはむっとした顔になる。なにしろ、辺境候軍側の陣営の代表を誰にするかなどということをこちら側が口を挟む権利はないのだ。
だが、一郎はにっこりと微笑んだ。
すると、リィナの表情が変わった。一瞬きょとんとして、眉をひそめた感じになる。
一郎の主張する言外の意味がわかったのだろう。
話を聞かなければ代表の交代を認めないというのは、逆にいえば、話を聞きさえすれば認めるということだ。
リィナとしては、エルフ族側の承認など必要ないかもしれないが、あれば望ましいだろう。
下剋上により軍営の総帥の地位を横取りしたリィナとしては、自分がエルフ族王家との対立を収めたという功績は箔として欲しいはずだ。
それに、このリィナがそれなりの政治力があるなら、ハロンドール王国内としては、冒険者で一代子爵でしかない一郎であっても、アネルザやイザベラと昵懇で、そこそこの影響力をいまの王宮に持っているという情報を握っているかもしれない。
王国とこの西方域群の関係が最終的にどうなるか未知数ながら、リィナがこの統帥権の簒奪を王家に認めさせるカードに一郎が使えると思ってくれれば……。
「なるほど……」
リィナが絞るような声で言った。
そして、一郎を試すような視線に変わった。
エルフ族王家との話し合いで一郎が出てきたといっても、所詮は部外者だ。少なくとも、現時点で一郎の言葉など口約束にもならない。だが、これだけ女王と昵懇なのを見せつけているのだから、試す価値はあると思ってくれたか?
また、王家と一郎の関係認識についても、リィナがある程度知っていれば、確認したいと考えるのは間違いないのだ。
一方で、横のクレオンを見る。
一郎とリィナの様子の変化に気を配る感じはない。また、リィナから話し合いの主導権を奪おうという雰囲気もない。
やはり、あまりこういう交渉に慣れている人物ではないのだろう。
「いえ、それが条件というのであれば伺います。別室ですね。護衛は同行しても?」
リィナが乗ってきた。
一郎はにやりと微笑んだ。
気がついていないと思うが、リィナの顔はかなりほてってきており、首や顔に汗をかき始めている。
どれだけ強力な媚薬を仕込んだのか知らないが、ひと口だけであれだけの効き目とは大丈夫か?
一郎はちらりとスクルドを見た。
スクルドがちょっと小首を傾げて、一郎に微笑む。
「ふたりきりがいいのですが……、まあ、そうはいきませんか……。まあ、いいでしょう。その代わりに護衛はひとりにしてください……。でも、あなたはお強いでしょう。護衛など不要では? とにかく、俺もひとりは護衛を同行させます。スクルド、来い」
視線をリィナに戻してから護衛への合意を交わし、再び、スクルドに声をかける。
スクルドが「はい」と返事をして頷いた。
そして、すぐに別室で一郎とリィナが話し合いを先にする算段となる。
クレオンの家宰のサーマクと、あのジェシーが出て行く。準備をしに行ったのだ。
やがて、準備が整ったという知らせを持って、サーマクとジェシーが戻ってきた。
「それでは行ってくるよ、みんな……。ガド、わかっているな?」
立ちあがりつつ、一郎はガドに声をかけ、「無制御設定」を一時的に解除して、クリトリスに当たっている部位を“最強設定”で振動させた。
「うあっ、くくっ」
立ちあがったままガドを横目で見ると、ガドは耳たぶまで真っ赤にして、両手で下腹部を押さえている。
しかも、喰い縛っている歯のあいだからは、さすがに苦悶の声が洩れた。
スクルドの防音術が多少は効果があるといっても、それでも大きい。
それだけの甘美感なのに違いない。
一郎は、次いで、ガドに与えている振動をクリトリスに対するものから、アナルに変える。
すなわち、アナルの中のディルドを“強設定”で作動した。律動と蠕動の両方の動きを同時にである。
「おっ」
今度はガドは声を飲み込んだ。
しかし、天を仰ぐように全身を硬くした。
そして、すぐに姿勢を戻した。だが、振動は続いており、懸命に耐えている。
「遊んでるなあ」
「まあ、可愛いしね」
「羨ましいですわ」
シャングリア、コゼ、スクルドだ。全員が一郎の淫靡な悪戯にはもう慣れているのか、自分が対象でなければ、大して反応はしない。
三人ともちょっとのんびりとした口調だ。
「一番の新参者で修行中だしな。それに実に愉しい
一郎はうそぶきつつ、ガドに与えている刺激を切断した。まだ、スクルドの防音の効果の範疇だ。一郎の声はクレオンくらいしか。届いていないはずだ。
一方で、ガドが脱力するのがわかった。
「それでは、お願いします、ワイズ伯殿」
リィナの前に立ち、エスコートの体勢で腕を差し出す。
彼女はすぐに立ちあがろうとしたが、一瞬腰が抜けたみたいにすとんと座り直した。
さっきのスクルドの媚薬だ。
だが、すぐに立って、一郎の腕をとった。
首をかすかに傾げている。身体の異常さの理由がわからないのだろう。
また、それもちょっとした仕草だったので、一郎以外には、単にリィナが戸惑ったようにしか見えなかったかもしれない。
ふたりで部屋を出る。スクルドが続く。
部屋の外に出る直前に、ガドの貞操帯を“連続設定”にする。三箇所の刺激が強力だが短い時間で一箇所ずつ入れ替わる「連続刺激モード」だ。
ガドが股間を押さえて身体を曲げるのが、背中越しでもわかった。
「こちらで、よろしいでしょうか?」
家宰のサーマクだ。
彼が準備したのは、ほんの目の前の部屋だった。ちょっとした小部屋であり、覗くとリィナの護衛らしき男がすでに部屋の中で立っていた。
「三人が入ったら、扉を完全に閉めてください」
一郎はサーマクに声をかけてから、リィナを室内に促そうとした。スクルドはすぐ後ろだ。
「待って」
しかし、リィナは一郎の腕から手を離して小部屋の直前で立ち止まると、サーマクの隣にいるジェニーに視線を向けた。会議室から出る前に、リィナはこのジェシーに声をかけていた。
「頼んだものはあったかしら、お嬢さん?」
「あっ、はい、ここに」
ジェシーが持っていたものをリィナに手渡した。
砂時計だ。
「三タルノス計」と呼ばれているものであり、一郎の前の世界の時間に換算すると「約三分」の時間を計れるものである。
リィナはそれをひっくり返して、砂を落とさせて始めてから、ジェシーに戻す。
「この砂が落ちきったら、一度扉を開けて中を確かめて。どんな返事が戻ろうとも、必ず一度開くのよ。いい──?」
「わ、わかりました」
ジェシーが戸惑った感じながらも、しっかりと砂時計を両手に抱える。
室内には向かい合うソファがある。
リィナは、すでに護衛がいる側に腰掛け、一郎は反対側に座る。スクルドは一郎の後ろで、向こうの護衛と向かい合うように立つ。
部屋の扉が外側から閉じられた。
「さっきのは問題ないでしょう? 砂時計が落ちきるまでに終わるとおっしゃったのは英雄公ですから」
リィナが一郎を試すように微笑む。
一郎は肩をすくめた。
「もちろん、問題はありませんよ。約束通りに、砂時計が落ちきる前に終わりますから。それとざっくばらんでいきましょう。時間がもったいない」
「そう。時間がないのね……。じゃあ、ざっくばらんでいいわ。あなたとハロンドール王家の関係は? エルフ族の女王陛下は本当にあなたの恋人? わざとらしく女王といちゃつくのは自分の権威を見せつけたいから? まあ、いいけどね……。噂通りに両方に影響力があるなら、ある程度の要求は全部飲むわ。だから、わたしを新しい統帥者と認めて」
乗ってきた――。
一郎はほくそ笑んだ。
それに、かなり気も強そうだ。
いいねえ……。
「両方に抜群の影響力を持ってますよ。ガドにも、姫様にも」
「姫様?」
リィナが怪訝そうな表情になる。
「イザベラ殿下のことですよ。王都に戻れば、あのルードルフ王はなんであろうと王都から放り出します。新女王はイザベラです。そして、彼女が孕んでいる子供の父親は俺です」
「なるほど……」
リィナは考える仕草になった。
そんなに驚いた感じはない。やはり、それなりに一郎についても情報を持っていたか……。
我ながら生意気だが、この人は結構使えるかも……。
クレオンよりもずっといい……。少なくとも、タリオの間者にしてやられるへまなどはしない感じだ。
「俺の持っている影響力を使って、あなたの簒奪を両方に認めさせます。その代わりに、あなたは俺のものになってもらいますよ。それが俺の要求です……」
「えっ? 俺のなんて?」
「スクルド――」
一郎は、リィナの言葉を無視して、軽く片手をあげた。
「了解です。お任せください」
途端に向こうの護衛が音を立てて尻餅をついた。
スクルドの魔道で眠ったのだ。
さすがに、ぎょっとしたようにリィナが立ちあがろうとした。
しかし、そのときには、一郎が発生させた粘性体がリィナの四肢も背中も椅子に密着させている。
リィナの顔色が変わった。
「ど、どういうこと──? ちょっと誰かああああ──」
リィナが金切り声をあげた。
「無駄です。この部屋は完全に防音の結界で包みました。いくら悲鳴をあげても、部屋の外には、ご主人様とあなたがひそひそ声で会話をしているようにしか聞こえませんわ。もちろん、部屋に魔道がかかっていることも、外の方々にはわかりません」
スクルドだ。
リィナがぎょっとしている。
だが、すぐに不敵に微笑んだ。
「あら……。そういうこと……。だけど、どうするつもりなの──。もしかして、拷問、洗脳? 隷属の魔道? そんなことをしても無駄よ──。わたしは拷問には屈しないし、洗脳にはかからない。わたしは魔道で誰かに支配されることを心から拒否するからね。その顔を隠している魔道遣いがどんな闇魔道師でも、強引に洗脳しようとすれば心が毀れるわ。隷属にしようとしても不可能よ。隷属にしろ、洗脳にしろ、そんなものにかけられたような兆候があれば、ありとあらゆるもので探知して調べるように指示をしているわ。しかも、時間は残り二タルノスくらいじゃないの? あの娘が持っている砂時計の砂が落ちきれば、彼女は扉を開くわ。開かなければ、わたしの護衛の全員が突入する。つまり、そういうことよ──」
リィナが早口で言った。
強気の口調だが、彼女の恐怖がその表情から一郎にも伝わってくる。
一郎は立ちあがると、リィナの顎を摘まんで、顔を上にあげさせる。
その唇に顔を接近させる。
リィナの目が大きく見開く。
「な、なにしようとしているのよ──。ちょ、ちょっと正気──?」
リィナが悲鳴をあげた。
だが、無駄だ。
一郎は強引に口づけをした。舌をねじ込んで唾液を送り込む。リィナは必死に顔を振って逃げようとするが、一郎の舌はリィナの口の中の赤いもやを的確に擦り回す。
さらにあいている片手でスカートの中に手を差し込んで股間に触れる。
「んんんっ、んんんんっ」
リィナが暴れ回る。
しかし、粘性体を次々に飛ばして身体を雁字絡めにしてしまう。
年齢は重ねているが、経験も豊かで快感には弱いみたいだ。
ちょっと赤いもやを愛撫しただけで、リィナの全身は脱力して力を失った。もともと、スクルドの媚薬が全身に回っていたというのもある。
一郎が最初に手を触れたときには、すでにかなり下着が濡れていたのだ。
ここまで、一タルノス──。
残りは一タルノス。だが、唾液を注ぎ込んだことで、完全に淫魔術が浸透した。
すでに
口を離す。
「ふはああっ、はあ、はあ、はあ……。な、なにを……。な、なにをするのよ……」
リィナはすでに肩で息をしている。
だが、冷徹な簒奪者の姿は影に隠れ、すでに女の顔になっている。
「話し合いをするのさ。そう説明したはずだ。あなたが欲しいものを可能な限り準備するよ。要求するのは統帥権の簒奪をあちこちに認めさせることだけ? ほかに欲しいものは? この辺境候軍の総帥の地位? 王国から独立してその新国王としての地位? 施政者としてのさらなる能力? それとも若さ? あるいは、気の遠くなるような快感の極みとか……。もしかして、それらの全部?」
一郎はくすくすと笑った。
まだ、一郎の手はリィナのスカートに入ったままだ。
淫魔術が結びついているので、リィナの感情が完璧に入ってきた。リィナは完全に怯えている……。
得体の知れない一郎の能力に……。
すでに引き出さされてしまった欲情と喜悦に……。
激しい自分自身の劣情に……。
そして、期待もしている。
自分が女として犯されようとしているというこの状況に……。
「ま、ま、まさかとは思うけど、わたしを犯そうとしているんじゃないでしょうねえ。それで、わたしが支配できると──?」
「そうか──。それもいいかもね。そんなつもりはなかったけど、俺があんたを犯して、それであんたが屈するかどうかやってみようか。面白そうだ」
一郎は言った。
そして、会話をしながら、リィナの心の中にある性欲の糸を鷲掴みにする。どうやら彼女は昔から気が強くて、相手を屈服させるような性交が好きみたいだ。だが、嗜虐欲と被虐欲は裏表だ。未発達だが被虐をされて悦ぶ感性を最大限に活性化する……。
すると、リィナの身体が劇的に変化した。
全身の毛穴から一斉に汗が噴き出し、下着越しにさわさわと触れている股間からどっと愛液が溢れかえった。
リィナの欲望が被虐の感性に置き換わったので、拘束されて犯されかかっているという状況に肉体が反応したのである。
「あっ、ちょ、ちょっと──。い、いい加減にして──。は、離しなさい。もうすぐ、三タルノスよ──。犯せるわけないでしょう。さっきの娘が来る──。わたしの護衛たちも押し入るわ──」
「もう残り半タルノスくらいかな。それだけあれば十分だよ」
一郎はゆっくりとリィナの服を脱がせ始める。一気に脱衣させることも可能だが、じわじわと追い詰めることが、いまのリィナには効果的だ。
全身に張りついている粘性体を移動させつつ、上衣側から服を取り去っていく。
「や、やめてええっ──。ば、馬鹿なの、あんた──。半タルノスって……。冗談じゃないわ、この早漏──」
リィナが絶叫した。
上半身については完全に胸ははだけている。布のようなもので乳房を巻いているがそれは面倒なので収納術で一気に取り去る。
乳房が露わになる。
なかなかに豊かな胸だ。
「早漏ねえ……。まあ、あっという間に終わらせてあげてもいいけど、それじゃあ、面白くないし折角だからゲームをしよう。百回ゲームだ」
一郎は笑った。
粘性体を巧みに使って、脚を開かせて椅子に固定したまま、スカートだけを完全にまくりあげる。
下着が外気に触れて、むっとするような女の匂いが股間から拡がった。包む面積は大きく、お世辞にも色っぽいとはいえないが、厚地の下着の布地が白なので、股間から溢れる淫汁で大きな丸い染みがはっきりと見えている。
「ひゃ、百回って──。か、隠して──。わ、わかった。とりあえず、わかったから……。あの娘が扉を開けたら、うまく返事をする──。今度はしばらく顔を出さないように言う──。だから、身体を隠して。こ、こんなところを見られたら、あんたも、わたしも破滅なのよ──。ちょ、ちょっと、あんた──。この馬鹿をとめなさいよ──」
リィナが叫んだ。
そして、一瞬後、ぎょっと様子を示す。
スクルドなどいないことに気がついたのだ。
やっと、スクルドの存在を思い出して、スクルドに訴えようとしたみたいだが、実は、あの口づけの直後から、すぐに仮想空間に引っ張り込んでいた。
いくらこっちで時間をかけようとも、あの時間から一タルノス後に戻るだけだ。
砂時計が落ちきって、ジェシーが部屋に入ってきたときには、すべてが終わっている。
「えっ? あれ?」
慌てて首を曲げて、背もたれの後ろを覗き込んでいる。もちろん、眠り込んでいる護衛もいない。
向こう側では、スクルドがうまくやっていると思う。記憶操作に関することは闇魔道であり、不得手だとは言っていたが、ひとりくらいの簡単な記憶操作は可能だと言っていた。
だから、あの護衛には、うまく意識のないあいだの記憶を繋げてもらって、小部屋でなにもなかったと認識してもらう必要がある。
「やっと気がついた? 見てごらん。扉もないだろう。俺はいくらでも時間をかけるよ。あんたが完全に屈服するまでね……。その代わりに、さっき言ったことは、可能な限り実現する。辺境候軍の総帥の地位……。王国から独立しての新国王としての地位……。施政者としてのさらなる能力の飛躍……。それとも若さ……。あるいは、気の遠くなるような快感の極みとかね……。あとで選択させてあげるよ。俺の権限外のことも多いけど協力はする。明日にやってくるエルフ王族の長老への説得も努力する──。だから、百回ゲームのあいだに、じっくりと考えるといい」
一郎は笑った。
リィナはもはや、完全に恐怖していた。
だが、被虐の性癖に変えられたリィナは、その恐怖心でさえ快感だ。愛撫もなしに、彼女がどんどんと欲情しているのがありありとわかる。
「ひゃ、百回ゲーム……?」
「そうだね。最初にするのは、百回のぎりぎりの寸止め──。この寸止めのあいだに、“もうやめて”と言わなければ、あなたの勝ち。開放してあげよう……。だけど、その言葉を口にしてしまったら負けだ。次は百回連続の絶頂が待っている。そして、やっぱり“やめて”と口にしてしまえば、再び、百回の寸止めだ……。百回寸止めと百回絶頂。それをひたすらに繰り返す。ゲームのあいだは気絶もできない……では、始めようか」
一郎はリィナの股間から下着を消滅させた。
すでに股間は真っ赤になって膣口が開いている。淫汁は溢れかえり、内腿までべっとりだ。
スクルドの媚薬と一郎の淫魔術の影響である。
陰毛は濃い目。股間はまだまだ若々しい。
「ひいっ、なんで――」
リィナは顔を引きつらせた。