【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「やめでええ、いぐううう。屈服するううう――。するからあああっ、やめでえええ」
リィナはまたしても、悶絶した。
いや、またしても悶絶しようとした。
だが、無情にも、この悪魔のような男は、ま、た、し、て、も、リィナからぎりぎりで絶頂を取りあげたのだ。
なにがどうなっているのか、さっぱりとわからない。
自分の身体もそうだが、この状況もだ。
わかるのは、自分がいつの間にか、完全に素っ裸にされていて、おかしな座椅子に座らされているということである。
いや、それもわからない。
座っていたのは、ひとり用のソファであったはずだ。それが不思議な粘性体に全身を包まれ、四肢と胴体をソファに貼り付けられてしまった。
いまは、ソファではあるものの、背もたれは寝椅子のように倒れており、両足の部分は脚の部位がせり上がっている。しかも、リィナの足首を首よりも高い位置まで引き上がっており、さらに、大きく股を開かされていた。
そして、腰を乗せる部分からは中心部が消滅し、双臀部をそれぞれに乗せている状態だ。そんな椅子に腰を乗せ、脚を拡げて高くあげさせられているので、局部もアナルも目の前のロウにさらけ出しているというとんでもない格好なのである。
ただのソファがいつの間にこんな破廉恥な椅子に変わったのかの自覚はリィナにはない。
繰りかえされる凄まじい快感の飛翔と寸止めによる極限からの落下を繰り返されて、頭も肉体も狂いそうなのだ。
すでに意識も朦朧としている。
そもそも、服だって、結局どうやって脱がされたのかもわからない。切られたり、引き千切られたということは断じてない。
ただ、じわじわと衣服と下着を剥がされ、肌を露出される辱めを味わわされ、その羞恥も考えられなくなるような峻烈な愛撫に我を忘れさせられ、そうしたいるうちに、知らぬ間に服が消えて、拘束されていた椅子も変換していたという感じであった。
そして、このロウが始めた「百回ゲーム」だ。
そんな馬鹿げたことを言い出し、このロウはリィナに愛撫をし、服を一枚一枚脱がせつつ、リィナに極限の快感を与え続けたのだ。
ロウから強要される快楽は、これまでのどんな男からも味わったことのないようなものであり、ロウが触れる場所のすべてから稲妻のような電流が駆け巡った。
乳房も、乳首も、もちろん、股間も、お尻の穴も…。
とにかく、あらゆる場所を触られ、舐められる。
いや、そんな当たり前の場所だけでなく、ロウが触れれば、手の指先や足先、膝の裏、二の腕や脇の横など、どんな場所であっても、これまでリィナが考えもしなかった快楽のつぼになった。
まさに悪魔の手管だった。
そして、これだけの快感なのに、怖ろしいことにリィナはただの一度も極めさせてもらっていないのである。
ぎりぎりなんてものじゃない。
絶頂の途中で寸止めをして、無理矢理に奈落に引き落とされる。
そんな感じだ。
本当に性の地獄だ。
「無駄だ。あんたは俺の許可なく、いけない……。絶対にね」
ロウがくすくと笑いながら、リィナのお尻から指を抜いた。
いまやられていたのは、お尻の穴から快感を強引に引き出されるということだ。そこが快感の場所だというのはこれまでの男との経験でわかっていたが、ここまで気持ちのいい場所だということは知らなかった。
しかし、またしても絶頂の真っ最中にどん底に落とされてしまった。
リィナは、もはや恥も外聞もなく泣き叫んだ。
「もう、許しでええ。言った。言ったわ。何度も言った。あんたに屈服する。屈服するから──。やめて、やめて、やめて。とにかく、もう解放しでええ」
あまりにも追い詰められて、舌さえもうまく回らない。
とにかく、もういやだ。
これ以上苦しめられるなら、なにもしないで欲しい。
屈服の「キーワード」は、「もうやめて」の単語だったはずだ。すでにリィナは十回は、いや、その倍も言っている。
「もういいのか、リィナ? 百回の寸止めに耐えれば、解放なんだよ。まだ、三十二回だ。残り六十八回。たったそれだけ我慢すれば、あなたは自由だよ」
ロウが笑いながら言った。
なにを言っているのか、頭が回らない。
こんなことリィナは初めてだ。
男に屈服する──。
自分よりも無能な男が上に立っているのが我慢ならず、ありとあらゆる男たちを排除してきた。
最初は兄たち……。
次は父――。
軍の関係者……。
領内の有力者たち……。
リィナから力を奪おうとする分限者や資産家……。
女であるリィナの支配を喜ばず、あわよくば足を引っ張って、とって変わろうとする無能な男たち――。
とにかく、あらゆる男たちをだ――。
それこそ、男に屈するなど、それは身震いするほど忌避してきたことのはずだが、いまは屈服したい。
もう許して欲しい。
リィナは、心の底から思っている。
そもそも、そもそも約束は三タルノスだ。
その時間がすぎているのは間違いないが、もうなにもリィナには考えられない。部屋にいたはずの護衛や顔をベールで隠した女魔道遣いがどうしたのかということも……。
「むりよおお。無理いい」
とにかく、許されたい。
思っているのはそれだけだ。
「わかったよ、リィナ。まあ、これ以上は拷問になるしね……。じゃあ、約束通りに今度は百回絶頂だ」
なにがこれ以上は拷問だ……だ。
すでに拷問だ。
そもそも、いつの間にか、“リィナ”と呼び捨てにして……。
しかし、リィナはふと思った。
“百回絶頂”?
そして、はっとした。
もしかして、屈服をもって、終わりじゃない──?
次の始まり?
そういえば、そんな話だったような……。
「いくよ、リィナ。一回目だ」
ロウが愉しそうに笑いながら怒張をリィナの股間に近づけてきた。
いつの間にか、全裸になっている。これまで、ロウはリィナにあれだけの性の地獄を味わわせながら、服さえも脱いでいなかったのだ。
それが一瞬にして、裸になっていた。
しかも、リィナを横たえさせている寝椅子状のソファは、たったいままでロウが愛撫しやすいような高さだったのに、少しさがってロウが挿入しやすい高さになっている。
しかも、ちょっと腰を浮かせるように全体が回転して……。
「ああっ、だめえええっ、あああ、ああああ」
ロウの肉棒が挿入を開始した。
すっかりと燃えあがっていたリィナの身体は、新しい快楽の愛液を迸らせながら、やってきた侵入者を受け入れる。
すごい──。
すごいものなんてものじゃない。
男に犯されるのが、こんなに気持ちのいいものとは思わなかった。
リィナにとって、これまでの性愛というのは、男を征服するための行為であり、あるいは、自分の野望を実現するために必要な実子を作るための作業でしかなかった。
夫たちと愛し合うことは、それなりに快感もあったと思っていたが、いまロウに引き起こされているものは、そんなものとは次元が違った。
身体の奥底から途轍もないものを引きずり出される。
熱いロウの怒張がリィナの膣の内襞をこさぎまくり、子宮の入り口が押された。
それにより、子宮が震え、全身に快感が駆け巡る。
このまま──。
このまま喜悦の頂点に達したい──。
リィナは心の奥底からそれを渇望した。
女としての本能だった。
「このまま、このままいがぜてええ、いぎたいいい」
リィナは恥も外聞もなく号泣していた。
なんで泣いているのかもわからない。
感情が制御できないのだ。
涙も、涎も、鼻水さえも出ていると思う。
全身も汗まみれだ。
しかし、そんなリィナをロウは蔑む感じさえもない。
すでに年齢を重ね、若い頃の美しさなど身から消え去らせているリィナを本当に嬉しそうに犯している。
それはわかる。
この男はリィナを陵辱するのを愉しんでいるのだ。
幼い頃から人の心の機微を読むのが得手だったリィナには、ロウがリィナの身体を心から満足感とともに犯しているのを感じてしまうのだ。
こんな枯れた女を……。
ひとりの女として。
だから、憎むことができない。
いまさら惜しむ貞操ではないし、自由を奪われ、女としていたぶられるのは恥辱ではあるが、それを快感が上回っている。
いや、この恥辱と屈辱こそが快感に繋がっている。
いまのいままで、自分自身にそんな性癖があるとは知らなかったが、リィナはロウに拘束されて犯されることで激しい快感に襲われている。
しかし、リィナは、それをどこか望ましいこととさえ感じつつあった。
「いくといい。今度は意地悪はなしだ。最初はリィナに合わせて精を放つよ。一緒に気持ちよくなろう」
ロウが本格的な律動を開始した。
「ああっ、ああっ、ひんっ、あああ──」
とまらない。
とめたくない。
自分の意思ではどうにもならない快感──。
寸止めにしても、絶頂にしても、手足のひとつでさえ自由にならず、他人からすべてを押しつけられる快感──。
いや、このロウに強制される快感──。
会ったばかりの男なのに──。
引きつけられる──。
心がロウに引っ張り込まれる──。
リィナはそれを心から求めてしまっている。
「俺の、女に、なれ、リィナ──」
ロウがさらに律動を速めた。
熱くただれきっている膣壁と子宮がうねり、掻き回され、擦られて、リィナは快感のあまり意識まで飛びそうになった。
「なるううう──。あなたの女になるううう──。だから、いがぜてええ」
自分でもなにを口走っているのかわからない。
そして、ついに、リィナは絶頂していた。
快感が弾け飛び、粘性体で絞られている乳房が大きく揺れるのがわかった。
「いけ──。リィナ、これでお前は俺の女だ──」
ロウの腰がぐいぐいと上下に動く。
膣の中でロウの怒張が膨らみ、その先端から、まるで熱湯かとさえ思った精の塊が噴き出るのがわかった。
「ああっ、あひいいいっ、ひいいいっ」
リィナはまたしても絶頂していた。
絶頂をしながら、さらに絶頂する──。
そんな経験など生まれて初めてであり、リィナは本物の快感というのを味わっていた。
「リィナ、これでお前は俺の女だ。だが、それに見合うものは贈る。若さも──。いまを上回る頭の回転のよさも……。求めるなら権力も……。だが、お前はこれで俺の女になる。性奴隷だ」
ロウが腰をとめて言った。
ただし、膣にはロウの一物が挿入したままではある。
射精したばかりだというのに、縮まる気配はない。それどころか、いまも膨らんでいるような……。
それはともかく、この男に犯されて、リィナは圧倒的な充実感と恍惚感に浸っていた。
そしてまた、彼も喜んでいる。
不可思議な安堵感に包まれていた。
「わ、わかった……。あ、あなたの……奴隷に……なるわ」
リィナは息も絶え絶えに言った。
操られている言葉でも、洗脳でもない。
リィナは、いま心からの誓いとして、いまそれを言ってしまった。
ロウが満面の笑みを浮かべた。
嬉しそうな顔だ。
この男はこんな中年の女を征服して、そんなに愉しいのだろうか。
なんだか、おかしな笑いが込みあがってきた。
「わかった。ようこそ、俺のファミリーに……。じゃあ、続けようか」
ロウが笑うとともに、再び律動を開始した。
リィナはびっくりした。
「な、なにっ、なにいっ、なによお。お、終わった。屈服した。奴隷になる。誓ったわ──。やめてええ、ああっ、あああっ、ああああ」
またもや快感が無理矢理にせりあげられる。
リィナはのたうち回りそうになった。
「なにを言ってるんだ。残り九十八回──。それが終われば、百回の寸止め。そして、百回絶頂だ。最低三周りはしてもらうぞ。最初に言ったとおり、失神はなしだ」
これをまだ九十八回──?
いや、それからも、まだ──?
ありえない──。
リィナは心から恐怖した。
セカンドパソコンとして、「コスパ」たるものを買ってみました。
旅先のホテルで使ってみています。
使い勝手は慣れていないので打ち込みがゆっくりになりますが、スマホよりはましで、これからは多少は投降の間隙が減らせるかもしれません。
しかし、打ち込み速度が家のパソコンの半分もいかないですね。
だから、少し短めです。