【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「か、痒いいいっ」
イザベラは、ロウにしがみついた。
できることは、それしかないのだ。
ロウにさっき潤滑油のようなものを塗られたお尻が痒いのだ。いや、痒いだけではない。
ただれるように熱い。
疼く──。
とてもじっとしていられない。
歯を喰い縛ろうとしても、身悶えを止めようとしてもできない。噛みしめようとした歯はかちかちと鳴り、喘ぎ声が洩れ、知らずのうちに腰がうねる。
だが、その腰を意地悪くロウが手で押さえている。
「効きはじめたな。さて、じゃあ、こっからがお転婆お姫様のお仕置きだ。こんな間抜けな罠に嵌まって、命を捨てようとした罰だ。そもそも、どうして南方くんだりまで、やってきたんだ。南方なんて、放っておけばいいだろう」
「な、なにをいきなり……」
すると、身体が浮きあがった感じがして、気がつくとロウから離れて寝台に仰向けにされていた。
両手は寝台の頭側に真っ直ぐに伸ばすようにして、束ねて拘束されてしまっている。
一瞬のことであり、どうやったのかわからない。
ロウはイザベラの下半身側にいる。
さらに、太腿を抱えられて、お腹に腿がくっつくようにされた。
びっくりしたが、不思議な
ロウの粘性体の術か……。
そして、ロウが浮きあがった股間ににじり寄って、手を伸ばして枕を腰の下に潜り込ませた。
つまりは、イザベラは、両手を両脚を頭方向に引っ張られて、開脚した股間とお尻の穴を天井方向にさらけ出したような格好になってしまったのだ。
こんなの恥ずかしすぎる。
「わっ、な、なにをするか──」
イザベラは思わず怒鳴りあげた、
「どう考えても、王都を回復するのが先だろう。それがなんで、王太女自ら南方軍に合流するという発想になるんだ。しかも、こんな襲ってくださいというような里に少数でやってくるなど」
ロウがいつの間にか手に、鳥の羽根を持っていることに気がついた。
それで、イザベラのお尻の穴の周りをすっと掃く。
「んくううっ、や、やめよおお」
イザベラは我を忘れて声を放った。
しかし、ロウは刷毛を操るのをやめない。
痒みと疼きが襲いかかっているお尻の穴を柔らかくくすぐり続ける。
「ほら、なんとか言え、姫様。百歩譲って、南方軍という軍勢が王都から王の軍勢を追い出すのに必要だとしても、どうして、あの怪しい司令官の言いなりになって、こんなところに入ったんだ。俺の前世妻がたった半日調べただけでも、そのリー=ハックとかいう司令官には、怪しい埃が山ほど出たぞ。いまは、詳しく調べ上げてもらっているけど」
「ああっ、ああっ、や、やめてくれ──。い、いや、やめてください。頼む──。あ、あなる調教をしてくれ──」
イザベラは叫んだ。
そういえば、あなる調教を強請れと言われたのを思い出したのだ。
とにかく、表面だけなど狂いそうだ。
恐ろしいほどの痒みと疼き、そして、そのお尻の表面だけをくすぐられる妖しい被虐の快感に気が狂いそうだ。
お尻の中をごしごしと掻き回されたい。
もう、頭の中が痺れて、なにも考えられない。
しかし、前世妻?
なんのことだ?
リー=ハックを調べあげている?
「おっ、調教か? わかった。じゃあ、さっきの潤滑油を塗り足してやるな。重ね塗りをすればするほど痒くなるんだ。お転婆のお仕置きだから、刺激なしで塗り足してやろう」
ロウが笑ったのと同時に、お尻の中に異物が浮かびあがったのを感じた。だが、すぐにそれがすっと消滅する。その途端にお尻の奥の痒みと疼きが数倍に跳ねあがった。
「あああ、な、なんだああ──。か、痒いいいい──」
イザベラは拘束されている身体を暴れさせた。
ほんのちょっともじっとしていられない。
信じられないほどの痒みだ。
「それでさっきの返事は? 俺がどれだけ心配したと思っている。なんで、こんな馬鹿げた罠に嵌まった? あんなリー=ハックとかいう司令官の首なんて、王太女の権力でさっさと切ってしまえばよかっただろう。こんなゲーレの小里に向かってくれなんて言われた時点で、激怒したふりして、捕らえるか、殺すかするもんだ。それを大人しく罠に嵌まって……」
ロウが再びお尻の穴を刷毛で掃き出す。
身体の奥底がかっと熱くなり、ずきんずきんという痛いような痒みがお尻から全身に拡がる。
脂汗がどっっと全身から流れ落ちているのがわかる。
「ああ──、ゆ、許して──。ど、どうにかしてくれ──。お願いだあ──」
イザベラは泣き叫んだ。
「反省の弁を口にするまで、刷毛でくすぐりだ。独裁官の権限だ。ハロンドール王国の独裁官は女王が誤った決断をした場合には、お仕置きをする権利を有する」
ロウが冗談めかしく言って笑う。
だが、まったく刷毛責めをやめてくれない。
「ああ、もうだめええ。許してくれ。わ、わかった──。悪かった──。罠に嵌まって悪かった──」
「当たり前だ。いいか、頭に刻み込んでおけ、イザベラ──。これは想像だけど、王都のこともあるけど、荒れている南方のことをどうにかしなければならないと想いもあって、それで、ここに乗り込んだのだろう? だがそもそも、その民衆そのものが敵なんだぞ。こんなもの、簡単に収まるか。それを力もなしに、少人数で乗り込んで意味があるのか」
ロウが刷毛で股間とお尻の穴を掃き続ける。
もう気が狂う。
自分の意思とは関係なく、イザベラは懸命に腰を振っている。
「いや、ああっ、いやああ。ごめんなさい──。悪かった──。ごめんなさいい──」
とにかく声をあげる。
「いいか、イザベラ。俺の元いた世界にはこんな言葉がある。“君主に必要なのはまずは自分を守る力だ。そして、その意思だ”。イザベラの今回の行動はそれを忘れていた行為だった。この国の存亡のときには、手段の正当性を考えるな──。事態を解決しようとして、南方軍という力に目をつけたのはいい。確かに力は必要だ。だが、だったら一目散に、理由をつけて軍権を奪え──。非常時には目的に向かって一直線に行動しろ」
「わ、わかった──。もう許して──」
イザベラは必死で言った。
すると、ロウがやっとイザベラの股間とお尻を刷毛で悪戯するのをやめてくれた。
「いいだろう。じゃあ、次は、それでも生き残ってくれたご褒美だ。だけど、あとでみんなにも事情聴取するからな。もしも、戦いのあいだに、イザベラが自分の命を粗末にするような発言をしていたら、その分、またお仕置きだぞ」
ロウが言った。
ぞっとした。
この二日間、追い詰められたとき、イザベラは自分を捨てて逃げろと、一度ならず、二度くらいは発言した気がする。
また、お仕置きされるのか──?
だが、ロウの指がすっとイザベラのお尻の中に挿入してきた。そして、指を伸ばしたり、回したりしながらまさぐり、そして、ある一点を捕らえて、そこをぐいと押してきた。
「あああっ、ひゃあああ」
ロウの指がそこを押すと同時に、背骨が折れるかと思うような衝撃がイザベラを襲った。
気がつくと、全身を反り返らせて絶頂をしていた。
なにが起きたのかも理解できない。
「ここが気持ちいいみたいだな。だが、いきなり絶頂してしまうとはな。お尻女王の素質があるぞ」
ロウが同じ場所を集中的に愛撫をしてくる。
「ああ、あああっ、ひうっ、ひいっ、ああっ」
あっという間に思考力を完全に奪われた。
そこを刺激されるたびに、全身が砕け、頭が真っ白になる。痒みも吹き飛んでしまい、ひらすら快感だけが全身に迸る。
今度は絶頂こそしなかったが、そのぎりぎりまで追い詰められる。
そして、絶頂しそうになると、ちょっとほかの場所を刺激されて、すぐにそこに戻って快感の場所を押される。
すると、身体ががくがくと震えて、絶頂しそうになる。
それをひたすら繰り返された。
「も、もうだめえ。お尻いい。お尻いい──」
なにを喋っているかわからない。
イザベラは本当に狂いそうになった。
「いくぞ」
足首を頭方向に引っ張っていた紐状のものが消滅した。だが、腿はお腹に密着したままだ。
ロウがイザベラの腰を下からちょっと抱えて、股間の怒張をイザベラのお尻の穴に当てた。
尻たぶを横に拡げられ、男根が挿入してくる。
「い、いきなり怖いい──。ああっ、ああああ」
「痛くはないはずだ。気持ちよさしかないだろう? そうなるようにしている」
どんどんと怒張は侵入してくる。
ロウの言葉のとおり、気持ちよさしかない。
最後まで肉杭を沈めたロウがゆっくりと律動を開始した。
「ああっ、ああっ、あああ」
痒みと疼きで狂いそうだった肛肉を強く抉り擦られ、そして、反対に腰が引かれていくと、排泄時の解放感に似た感覚がイザベラに拡がる。
得体の知れない快感に、イザベラは錯乱しそうになった。
「もう一度絶頂するか?」
ロウが挿入しながら、お尻の中のさっきの一点をぐりぐりと擦り押してきた。
「ああっ、あああっ、ひゃああああ。いぐうううっ」
激しい感覚に思考が吹っ飛ぶ。
なにも考えられなくなり、イザベラはまたもや絶頂した。
頭にあったのは、達するときには「いく」と言えとしつけられたロウの言葉だけだ。
「もう一度だ」
同じ場所を今度は肉棒を引かれながら刺激される。
しかし、すぐに押し沈みながら刺激──。
そして、引き……。
押される──。
「あああ、ああ──、また、いくううう」
イザベラは寝台が壊れるかと思うほどに、激しく全身を痙攣させた。
「だ、出すぞ……。くっ、おっ」
ロウもこもった声をあげてちょっとだけ腰を激しく動かした。
熱いほどの精液がイザベラのお尻の中に染みこんでいくのがわかる。痒みも疼きもすっと溶けていく。
大きな大きな快感がイザベラを包み込んでいった。
快感で意識が消えていく……。
手と足が自由になる感覚……。
ロウがイザベラを横たえ直してくれている。
「お母さんが気持ちいいと、お腹の娘も気持ちいいようだ。とっても元気だ。そして、健康だ……。だから、あとのことは俺に任せろ……。いまだけは、なにから、なにまで、この俺に任せてくれ……」
ロウが耳元でささやいた。
その言葉を子守歌にして、イザベラは気持ちのいい眠りの中に心を沈めさせた
【作者より】
私事ですが、仕事のため2月上旬まで投稿できません。ご了承ください。