※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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 509【仮想空間】…「痴漢電車」に次いで、仮想空間の電車シリーズ第二弾──。
 前回はコゼでしたが、今回はケイラ=ハイエルこと、享ちゃんです。

 *





780【仮想空間】…羞恥電車(その1)

 ケイラ……いや、享子は、駅のホームの雑踏の中にいた。

 

 状況が理解できずに、ぼんやりとしていたが、それは一瞬だけだ。すぐに圧倒的なほどの情報が頭に入ってきて、わたしは自分の状況を理解した。

 

 田中享子……すなわち、わたしは、大学を卒業して四年目となる国語の教諭だ。

 また、大好きなお兄ちゃんとは高校生のときに結婚して、妻としてはすでに八年になる。

 そして、お兄ちゃんの性奴隷として調教を受ける日々は、高校一年生からだから、もう十年だ。

 つまりは、わたしは、お兄ちゃんのベテランの「性奴隷」なのだ。

 

 そして、どうやら、わたしは朝の通勤時間帯となる時間に、駅のホームに立っているようだ。

 ホームには、人が溢れかえっていた……。

 

 いや、再び、圧倒的な情報が頭に入ってきた。

 すぐに、お兄ちゃんから受けている「調教中」だということを思い出した。

 今日は、たまたま授業のない日であり、わたしは久しぶりの有給休暇を取っていた。すると、当然のように、お兄ちゃんも務めている会社から休暇をもらい、特別な一日を送ることになったのだ。

 だから、もうすっかりとわたしは、たじたじだ。

 

 なにしろ、早朝の住宅街を首輪をつけての全裸散歩に始まり、何度も何度も、裸のまま路地裏で犯された。

 それでいて、意地悪なお兄ちゃんは、絶頂だけは与えてくれずに、わたしがいきそうになると、寸止めをしてお兄ちゃんの“おちんぽ”を抜き、再び全裸で進ませる。

 それを繰り返したのだ。

 

 やがて、散歩の途中で無人駐車場に連れて行かれ、事前に準備していたらしいレンタカーで、こうやって駅までやって来たのだ。

 車はワンボックスタイプであり、わたしはお兄ちゃんに渡された服を全裸に着た。

 灰色の女性用のスーツとシャツとパンプスだ。

 色もかたちもフォーマルだが、とにかくスカート丈が異常に短い。ほとんど太腿が露出している。

 だから、いまも、この人混みの中でも、絶対に目立っていると思う。

 

 また、当たり前だがストッキングはない。下着も許されなかった。この短いスカートでノーパンなのだ。

 さらに、車を降りる前に、お兄ちゃんにどろどろのローションをたっぷりと股間に塗られた。いやらしいお兄ちゃんは、それこそ粘膜の一枚一枚まですり込む感じで指で秘裂の奥に塗りたくったのだ。

 わたしは何度もいきそうになったが、やっぱりお兄ちゃんは絶頂させてくれなかった。

 そして、アナルや、さらにシャツの下のバストまでローションを塗られ、切符を渡されて車をおろされたのだ。

 とにかく、お兄ちゃんに連れられて、駅のホームまでやってきて、サングラスとワイヤレスイヤホンだけを渡されて、お兄ちゃんは離れていった。

 

 ちょっと怖い……。

 

 お兄ちゃんは、ちょっと離れた場所に素知らぬ顔をして立っている。お兄ちゃんも完全なスーツ姿だ。

 それだけはほっとする。

 また、わたしの恐怖を誘っているのは、お兄ちゃんにかけるように命令されたサングラスである。

 どうやら、このサングラスは顔を隠す目的だけではなく、おそろしく視界を遮る効果があるみたいだ。

 おそらく、特別な処置をしていて、周りがぼんやりとしか見えない構造になっているみたいだ。景色はすべて屈曲してよく見えず、さらに、色が強すぎて、まるで薄い布の目隠しを通して周囲を見ている感じになっている。

 実のところ、お兄ちゃんの立っている姿もぼんやりである。

 周りの人の顔もよくわからない。

 こんなものをかけさせて、満員電車にこんな格好で乗せるなんて、お兄ちゃんは本当に意地悪だ。

 意地悪で、意地悪で……、そして、ぞくぞくする……。

 

「えっ?」

 

 はっとした。

 

 スーツの下の胸と超ミニのスカートの下の股間、さらにアナルの周辺がすごく熱を持っていることに気がついたのだ。

 車の中で塗られたときには、ひんやりとしか感触しかなかったが、いまはすごく熱い……。

 いや、痒い……。

 やっぱり、搔痒剤だった。

 わたしは、助けを求めて、お兄ちゃんに眼差しを向ける。

 

「なに?」

 

 だが、思わず小さな声を出してしまった。

 さっきまで立っていた場所に、お兄ちゃんがいないのだ。

 見失ってしまうと、この視界を制限しているサングラスでは、簡単にお兄ちゃんを見つけられない。

 とにかく、きょろきょろと顔を動かして探してみた。

 だが、すぐ近くの人の顔もわからないだの。

 恐怖心が拡大する……。

 

『きょろきょろするなよ、享ちゃん。目立つぞ』

 

 ワイヤレスイヤホンからお兄ちゃんの声がした。

 心の底からほっとする。

 しかし、お兄ちゃんに訴えたくても、わたしの方からお兄ちゃんに言葉を送る方法はない。

 

 痒いよ、お兄ちゃん……。

 

 わたしは歯を喰い縛り、高い踵のパンプスの中で痛いほど爪先を折り曲げた。どっと脂汗も流れてくる。

 

『電車が来たぞ』

 

 お兄ちゃんがくすくすと笑いながらワイヤレスで声を送る。

 やっぱり、このまま乗せるつもりらしい。

 本当に意地悪だ。

 

 お兄ちゃんはどこにいるんだろう……?

 もう一度探す。

 しかし、やっぱりこのサングラスでは無理だ。

 わたしは、諦めて人並みに混じって電車に乗り込む。

 

 中は混み合っている。

 扉に近い場所に身体を滑り込ませて手すりに掴まる。

 電車が動き出す。

 

「あっ」

 

 すると、後ろから誰かの手を感じて身震いした。

 短いスカートから出ている太腿に、何者かの手がすっと触れたのである。

 慌ててその手首を掴む。

 

「痒いんじゃないのか?」

 

 ワイヤレスリモコンからではない。

 耳元からささやかれた生のお兄ちゃんの声だった。

 わたしはほっとしてしまった。

 

 すると、お兄ちゃんの手が伸びてサングラスが外された。一気に視界がはっきりとする。

 だが、びっくりした。

 すぐ横に、わたしが教えている学校の制服を身につけた男子生徒の集団がいたのだ。こっちに顔を向けていないので、わたしの存在には気がついていないが、明らかに学校の生徒だ。

 そういえば、この電車は教えている学校の方向に向かう電車だ。生徒が乗っていてもおかしくはない。

 わたしは慌てて顔を俯かせて顔を隠した。

 

「状況がわかったか?」

 

 お兄ちゃんがサングラスを戻す。

 再び視界が曲がって、よく見えなくなる。

 お兄ちゃんの狙いはわかった。

 こうやって、一般の乗客、しかも、偶然に乗り合わせたと思う学校の生徒たちの前でわたしを痴漢しようというのだろう。

 本当に意地悪だ。

 この状況では選択肢はひとつしかない。

 お兄ちゃんに逆らわずに、痴漢を受けるのだ。

 もともと、お兄ちゃんの調教に拒否することなど思いもよらないが、わたしが抵抗すれば、目立ってしまって、あそこにいる男子生徒たちに見つかってしまう。

 

「頑張るんだぞ」

 

 お兄ちゃんの嬉しそうな笑い声……。

 声も我慢するしかない。

 だけど、耐えられるか……?

 わたしはまったく自信がない。

 とにかく、お兄ちゃんの愛撫は神がかりなのだ。ちょっと触ってもらっただけで、信じられないような快感の津波が襲いかかる。

 それを何度も寸止めをされ、さらに搔痒剤まで塗りたくられた身体で耐えられる気はしない。

 

 わたしはまだ掴んでいたお兄ちゃんの手首を離した。

 いずれにしても、すでに胸と股間の痒みは極限だ。もしも、この状況でなければ、わたしは自分で慰めていたと思う。

 歯を喰い縛り、お兄ちゃんの愛撫に備える。

 

 しかし、なかなか来ない。

 

 やっぱり、意地悪だ……。

 

 だが、やがて……。

 

「くっ」

 

 わたしは知らず身体を満員電車の中でのけぞらせた。

 お兄ちゃんの手がスカートの中に入ってきたのだ。

 ほかの客に気づかれているかどうかはわからない。とにかく身バレしないことだけを思って、顔を男子生徒がいた方向から背ける。

 

 あっ──。

 

 わたしは声を出しそうになってしまった。

 お兄ちゃんが短いスカートをいきなりまくって、お尻を剥き出しにしたのだ。

 スカートの中をいじくられることは想定していた。だが、まさかまくられるとは思わなかった。

 反射的にスカートのまくれを戻して、手で押さえる。

 

「抵抗しても構わないぞ。特別に許してやる」

 

 お兄ちゃんが背中側でくすくすと笑いながらささやく。

 わかっていて言っている。

 激しく抵抗すれば、間違いなく男子生徒は気がついてしまう。

 彼らが直接に教えている生徒かどうかは、一瞬だったのでわからないが、学校でも一応は美人教諭で知られているわたしは、向こうには知られている可能性は高い。

 

「はうっ」

 

 だが、喰い縛っている口から声が漏れてしまった。

 お兄ちゃんが手を伸ばして、前側からスカートの中に手を入れて、ぎゅっと股間を指で押したのだ。

 たったそれだけだったが、強烈な快美感がわたしを貫いていた。

 しかし、次の瞬間、恐怖が走った。

 わたしが声を出したことで、周囲の乗客が一斉に視線を向けた感じがしたのだ。

 

「ひっ」

 

 今度は後ろ──。

 とにかく、股間もアナルも、掻痒感は限界だ。

 いやしてもらわなければ気が狂いそうだが、公衆の中──しかも、学校の男子生徒が近くにいる状況で愛撫を受けるなど、恥ずかしくて死にそうにもなる。

 

 えっ、なに……? どうして──?

 

 そして、愕然とした。

 急に、激しい尿意が襲ったのだ。

 考えてみれば、朝の全裸散歩のときから、一度もおしっこを許されていない。いや、そういえば、起きてから一度も許可をしてもらえなかった。

 尿意が襲っても当たり前だ。

 

「どうした? おしっこか?」

 

 わたしのことならなんでもわかっているお兄ちゃんが、今度は前からスカートの中に手を入れて、亀裂を指でいじりだした。

 

「んんっ」

 

 わたしは力の限り歯を喰い縛った。





 *

 一話で終わらせようかと思いましたが、今日は起きるのが少し遅かったので、できあがり分で投稿します。続きは明日……?
 なお、享子ちゃんシリーズは、「人生劇場~交渉を待ちながら」の579~587になります。
 念のため……。
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