【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「いやあああっ、ひいいいっ」
ランスロットが下着を引き破って、布切れになった下着を横に放り投げると、さすがに、身体の下のエリザベートが顔に恐怖の色を浮かべて絶叫した。
だが、もう後戻りはできない。
おそらく、ランスロットがエリザベートに近づけるのは、今日のみ──。
明日には、アーサーは見張りの兵をここに立てるはずだ。ランスロットはこれまでのように自由にエリザベートを訪問できなくなるだろう。
いまを逃したら、二度とエリザベートに近づけなくなる可能性がある。
そう思うと、ランスロットは一目散にここにやってきてしまっていた。
欲望のまま、エリザベートを犯す──。
考えているのはそれだけであり、その後、どうするのかということも考えてない。どうなってもいいし、どうでもいい。
いまは、ただただ、エリザベートを愛したいだけである。
たとえ、エリザベートがそれを望んでなくても……。
「いや、いや、いやああっ。ラ、ランスロット様──。離して──。離して──。いやああっ」
必死になって、馬乗りになっているランスロットをはね除けようとしているエリザベートが脚でランスロット蹴ろうとする。彼女のスカートが大きくまくれあがって、白い腿が露わになった。
ランスロットは片腕をエリザベートの片側の膝裏に手を回して抱えあげるようにした。
さらにスカートがまくれ、エリザベートの秘部がほとんど露わになりそうになった。
「きゃああああ」
エリザベートが再び悲鳴をあげた。
ただ、いずれにしても、こういう体勢にしてしまえば、エリザベートも抵抗はほとんどできない。
馬乗りから、エリザベートの身体の横に腰をおろす体勢にずらす。だが、エリザベートの身体を固めているランスロットの手はそのままだ。
「いやああっ」
重みがなくなったことで、エリザベートがランスロットから逃げだそうとした。しかし、ランスロットは抱えているエリザベートの片脚をぐいと曲げて、胸まで着くようにしてしまう。
これで背中が寝台に押さえつけられたかたちになり、もう逃げ出せない。
「ラ、ランスロット様──。しょ、正気になってください。いやああああ」
もう片方の脚でランスロットを蹴り飛ばそうとエリザベートがもがく。
ランスロットは、片脚と束ねて縛っているエリザベートの両手首を押さえながら、くすくすと笑った。
「エリザベート殿は、相変わらずお転婆ですね。しかし、そんなに脚を暴れさせると、目の毒ですよ」
ランスロットは押さえつけているエリザベートを眺めながらちょっと愉しくなって笑った。
笑ったのは、いつも元気で陽気なエリザベートらしい抵抗だと思ったからだ。
エリザベートは、片脚をランスロットから抱えられて仰向けのエリザベートの胸まであげられている。そのうえに、エリザベートのスカートの下の下着はすでに破りとっているのだ。
その状態で、もう一方の脚でエリザベートがランスロットを蹴りどかそうとするので、さすがに完全にスカートがまくれあがってしまったのだ。
実際、エリザベートのスカートは下腹部の上くらいまであがり、恥毛まではっきりと露わになっている。
そんなことに頓着せずに、暴れるエリザベートが彼女らしいと思った。
「えっ、きゃあああ、見ないでよ──」
エリザベートが自由な片脚を折り曲げるようにして股間を隠すようにした。
ランスロットは身体を倒して、ほとんど顔と顔が密着するばかりにする。胸でエリザベートの胸を押さえるかたちでもあるので、今度こそ、エリザベートは暴れられない。
距離が縮まったことで、エリザベートは「ひっ」と声をあげて、全身を硬直させた。
頭の上側で押さえているエリザベートの手首を縛っている細紐には、まだまだかなりの縄尻が残っている。それに手を伸ばして、片手で寝台のベッドボードの飾り枠に縄尻を結んでしまう。
これでエリザベートの両腕は完全に拘束された。
ランスロットは両手を離して、エリザベートの服の左右の襟袖を掴む。
力いっぱいに、一気に内衣ごと服を左右に引き破った。
「きゃああああ──」
エリザベートが絶叫した。
再び暴れだしたエリザベートの身体を片手で押さえつけ、胸巻きとスカートも剥ぎ取る。
エリザベートの裸身がランスロットの視界にさらけ出された。
美しい……。
心の底から欲しかったエリザベートの身体……。
ランスロットはごくりと唾液を呑み込んだ。
「こ、こんなことなさっては、な、なりません。い、いまなら……ま、まだ、間に合います……。な、なにも言いません……。喋りません……。で、ですから……」
エリザベートが必死の形相でランスロットに言った。
だが、ランスロットは首を横に振った。
「いましかないのです……。アーサーにあなたを俺に降嫁してもらうようにお願いしました……。あなたを俺の嫁にと……」
ランスロットは、エリザベートの顔に再び顔を寄せ、彼女にささやくような声で言った。
「えっ?」
エリザベートが目を丸くした。
「……しかし、拒絶されました……。だから、おそらく、俺がこうやってエリザベート殿のところに自由に来られるのも、これで最後になると思います。今後は、アーサーは、俺がひとりでここに来ることを許さないでしょう。見張りの兵も配置すると思います。アーサーはそういう男です」
「えっ、えっ、ええ?」
エリザベートは目を白黒させている。
頭が回ってない感じだ。
「だから、俺はあなたを犯します。この機会を失えば、あなたを愛することが二度とできないかもしれない……。今日しかない。いましかないんです。あなたには申し訳ないと思っています。でも、卑劣で鬼畜な裏切り者になり果てたとしても、俺はあなたが欲しい──」
ランスロットは、エリザベートの唇に自分の唇を重ね合わせる。
「んっ、んんっ」
エリザベートが懸命に顔を横に振って逃れようとするが、ランスロットは両手でエリザベートの顔を固定してしまう。
もがく、エリザベートの口の中に強引に舌をねじ入れる。
エリザベートがランスロットの舌を噛み千切るなら噛み千切ればいい。たとえ、殺されても、ランスロットはこの欲をとめられない。
「んっ、んっ、んっ」
エリザベートの鼻息が荒くなる。
ランスロットはエリザベートの口の中を舐め回す。
抵抗は少ない。
ランスロットは、エリザベートの口の中をむさぼり続けた。
「んんっ」
すると、口の中のエリザベートの舌がランスロットの舌を舐め返してきた。ランスロットも舐め返す。
舌と舌を擦り合わせ、お互いに唾液をすすり合う。
しばらくして、やっとランスロットはエリザベートから口を離した。ねっとりした唾液の糸がふたりの口と口のあいだに伝わる。
「はあ、はあ、はあ……。こ、こんなことして……しょ、正気ですか……?」
エリザベートは肩で息をしている。
「もちろん正気です……。この後、八つ裂きになって殺されようとも、悔いなどありません。あなたを愛しています」
ランスロットは身体をずらして、口をエリザベートの乳房に持ってくる。また、もうひとつの乳房も手で握る。そのまま乳房を揉みながら、舌でエリザベートの乳首を口の中で転がす。
「はああっ」
エリザベートの身体が跳ねあがった。
ランスロットは乳房への愛撫を続けつつ、空いている手でエリザベートの股間を無造作にまさぐった。
「あああっ」
エリザベートが甘い声を出すとともに、大きく悶えた。
彼女の股間は信じられないくらいに熱くて、そして、ねっとりと蜜で濡れていた。
エリザベートが感じてくれている。
ランスロットはそれだけで感極まりそうになった。
「あっ、あっ、ああっ──。ラ、ランスロット様──。ゆ、許してください──。お、お願い──」
エリザベートが本能的に二本の脚を閉じ合わせようとする。
しかし、ランスロットが指先で亀裂をなぞりあげると、たちまちにその脚が脱力してしまう。
そのまましばらく愛撫を続ける。
エリザベートの反応はだんだんと艶めかしいものになり、全身に汗が吹きあがってくる。
「あ、愛してます、エリザベート様──。狂うほどに──」
ランスロットは声をあげながら、さらに愛撫の力を強める。
「くふうううう」
やがて、引きつった声とともに、エリザベートはどっと太腿の付け根から熱い蜜を迸らせながら全身を痙攣させた。
気をやったようだ。
ランスロットは一度エリザベートの身体から離れた。
自分が身につけているものを次々に脱ぎ捨てては、寝台の下に放り捨てていく。
「ラ、ランスロット様──。ひ、紐を……紐を解いて──。なにも言いません。語りません。で、ですから……」
「許されないことをしていることはわかっています。でも、あなたに憎まれようとも、あなたを愛させてもらう──。その愛とともに、死んでもいい」
ランスロットは最後に残った自分の下着を脱ぎ去った。
男根は固くそそり返っている。
素早く体勢を整え直すと、ランスロットはエリザベートの両腿を抱えて、膝が乳房に押しつけられんばかりに折り曲げた。
その勢いのまま、怒張の先端をエリザベートの濡れきっている股間の中心部に押し当てた。
ぐいと男根を押し立てて貫く。
「あうううっ」
一気に最奥まで突っ込んだ。
エリザベートが耐えきれなくなったように、獣じみた声をあげる。
全身にうずまく、欲という欲がランスロットを支配する。異常なまでに膨れあがった峻烈な快感が全身を貫く。
いまこそ、エリザベートを愛することができた。
死んでも悔いがないという言葉に偽りなどない──。
この瞬間に、命を失っても、ランスロットは後悔などしない。
深々と貫いた男根を引き──。そして、再び押しあげる。
「はああっ、ああっ、ああっ」
エリザベートの口から悦びの声が漏れ始める。
ランスロットは繰り返し律動を続けた。
恋い焦がれた彼女の肢体は、これほどまでに甘美で気持ちのいいものだったのか──。
ランスロットはしばらくのあいだ、我を忘れるようにエリザベートを犯し続けた。
「はうううっ」
エリザベートがまたもや全身をがくがくと震わせて、身体を弓なりにした。
嬉しかった。
一度だけではなく、二度までも、エリザベートはランスロットから欲望の絶頂を味わってくれたのだ。
そのときだった。
扉が外から荒々しく叩かれた。
「エリ様──。どうしたのか──。悲鳴のような声がしたけど、どうしたの──?」
はっとした。
ギネビアだ。
しまった。
眠り薬は効いていなかったのか──。
ランスロットは、エリザベートの口を塞ぐべく、彼女の顔に手を飛ばす。
しかし、エリザベートが声を出すのが早かった。
「ギ、ギネビア──。どうか──」
エリザベートが叫び声をあげた。