【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
809【幕間】童女姦もどき
苦しいよう……。
寒いよう……。
怖いよう……。
スカンダは、はらわたが無数の触手によって喰い荒らされる夢を見ていた。
おぞましい色をした触手であり、その表面には尖った針のような
その針だらけの触手が、スカンダの股間やお尻の穴、さらに口や鼻の穴、とにかく、穴という穴からスカンダの中に入り込み、身体の中を突き破りながら抽挿運動を続けるのだ。
そして、ついには全身を喰らい尽くされて、スカンダはなにもなくなる。
しかし、次の瞬間、再び身体が元に戻り、再び眼の玉に触手が突き刺さる場面から再開されるのである。
痛い──。
痛い──。
痛い──。
そして、またもや、眼の玉の穴にも触手が入り込んできた。
うぎゃああああ──。
スカンダは言葉にならない悲鳴を頭の中であげ続ける。
なにも見えない。
なにもわからない。
とにかく、得たいの知れないなにかが、頭の奥深くに進み、スカンダの頭の中を好き勝手に食べ続ける。
“あがあああああ──。ぐるじいいいいい──。くずりいいい──。くずりがほじいいい──”
スカンダは絶叫していた。
いや、絶叫しようとした。
しかし、声は出ない。
当然だ。
触手がスカンダの舌も、喉もすっかりと食べているのだ。
全身を触手の針がスカンダを痛めつける。
今度は泣いた。
お願いだから、もう苛めないで欲しい──。
許して──。
許して──。
とにかく、もう一度、薬──。
ほんのちょっとだけでいい──。
さもなくば、死にたい──。
殺して──。
死にたい……。
それか、くすりを……。
もうなにも考えられない。
頭がぐらぐらする。
死にたい。
薬が欲しい。
くすり──。
死にたい。
くすり──。
死にたい。
くすり──。
くすり──。
くすり──。
くすり──。
くすり──。
くすり──。
死にたい。
くすり──。
くすり──。
くすり──。
そのときだった。
突如として光が視界を照らし、見覚えのない人間族の男がスカンダを見下ろすように立っていた。
「これは、眠っているのか?」
「うーん、あんまりうるさいからさあ……。だけど、いまは半覚醒にしたよ。ご主人様が犯さないとならないからね」
「だが、酷い状態だな……。これが“
「わかるの?」
「ちょっとはな」
「人間族が魔族を支配するために精製した毒なんだって。むかしむかしの話みたいだけどねえ。人間族って、ときどき、酷いことするよねえ」
「そうか……」
喋っているのは、人間族の男と魔妖精だ。
だけど、話の内容はこれっぽっちも入ってこない。
そして、再び、激しい寒さが襲ってきた。
束の間なくなっていた激しい苦痛も戻ってくる……。
苦しい……。
死にたい。
くすりが欲しいよう……。
苦しいよう。
すぐに我慢ができなくなる。
とっても苦しい──。
「あああっ、ぐずりいい──。ぐるじいいい。ぐるじいよおお。ええええん、ええええん、ええええん」
スカンダは泣きじゃくった。
目の前がぐるぐると回る。
とにかく、苦しいのだ。
ちょっとでいい。
ほんのちょっとだけ、あの黒い薬を舐めさせてくれれば、楽になるのに……。
そのとき、ひょいと身体を抱えられた。
蹴り飛ばそうと思ったけど、身体が怠くて手足を動かすことはできなかった。いや、身体がなにか柔らかいもので包まれている?
べとべとしたなにかが全身を覆っていて、それがスカンダが暴れるのを封じていた。
「んんっ、んんっ」
身体を抱えられたまま、口の中になにかが入ってきた。
触手?
いや、そうじゃない。
もっと、ねっとりとしたものだ。
あの人間族の男がスカンダに口づけをしたのだと気がつく。
咄嗟に、その舌を噛み千切ろうとした。
だけど、開いた口の両端に、また柔らかいものが当たって、スカンダは口を開いたまま、口を閉じられなくなってしまった。
「はぎゃああ──。びゃあああ」
わけがわからなくて奇声をあげた。
人間族の男はスカンダの口の中をこれでもかと舐めあげていく。
すると、よくわからないけど、ちょっとだけ身体が楽になった。
気持ちいいかもしれない……。
いや、気持ちいい……。
なんだろう、これ──。
気持ちいい──。
気持ちいい──。
すぐに、スカンダは夢中になって、人間族の男の舌を舐めまくった。
美味しい。
人間族の男の舌についている唾が美味しい──。
身体が楽になる。
ちょっとだけ、頭の中もすっきりしてきた気がする。
だけど、その舌が抜かれて、人間族の男の顔が離れていく。
「んべえええ、ひばばいれ──」
スカンダは必死になって「いかないで」と叫んだが、口をなにかによって閉じられないようにされているので、言葉さえも紡ぐことがきない。
懸命に動けない顔だけで人間族の男の舌を追いかけ、そして、離れてしまったことで、とにかく、悲しくなって号泣してしまう。
「さすがはご主人様だねえ。こいつ、もうご主人様の唾液に夢中になったよ。顔色も少しましになったかも」
「毒も抜く。隷属もだ……」
「隷属? やっぱり、こいつ、誰かに操られてるの? もしかして、サキ様が?」
「そこまではわからんな。だけど、確かに、誰かに隷属されている……。多分、魔毒を与えたのものそいつだろう。でも、まさか、サキの仕業か?」
「確かに、魔毒を使うなんて、サキ様らしくないかもね……。もっとも、ぼくもサキ様のことを詳しく知っているわけじゃないんだ。妖魔界の詳しいことまではわからないしねえ。だいたい、サキ様たちがいる異界の中心世界と、ぼくたち魔妖精の住み処の異界はちょっと違うんだ。ぼくたち魔妖精のような淫魔族は、人族に寄生するから、こっちの世界にずっと近い位相に住んでるんだよ」
「追放された妖魔族の築いた第二の世界か……。まあ、一度は行ってみたいな」
「ふふ、ご主人様なら、あっという間にあっちでも王様になれるよ。なにしろ、人族と同じで、魔族や妖魔族だって、半分は雌だしね」
魔妖精が人間族の男の周りを跳びながらけらけらと笑った。
しかし、どうでもいいけど、あの気持ちのいい舌をもう一度くれないだろうか。スカンダは人間族の男に抱かれながら、その人間族の男の口に向かって、必死に舌を伸ばした。
そして、ふと思い出した。
クグルス……。
そうだ。この魔妖精はクグルスだ。
ぼんやりと記憶が蘇る。
確か、人間族の王女様をある建物から離すなと命令されて、そうやって……。それから……。それから、大勢の人間族の襲撃があって……。また、王女様が逃げようとしたから邪魔をして……。
だけど、邪魔しようとしたら、このクグルスに捕まって……。
その後はわからない。
だいだい、ここはどこなんだろう?
景色のようなものはなにもない。真っ白い空間があるだけだ。そこに、スカンダと人間族の男とクグルスだけがいる。
そして、いま気がついたが、いつの間にか全身に突き刺さっていた触手がなくなっている。
「これをおしゃぶりしてみろ。もっと身体が楽になるぞ……。だけど、ちょっと罪悪感を覚える外観だなあ。まるで五歳くらいの童女を犯している気になるし……」
「すけべえのご主人様がなにを言ってんだよ。人族であろうが、魔族であろうが、童女でも熟女でも、なんでもござれのご主人様じゃないか。まあ、こいつは実際には百歳を超えていると思うけど、確かに見た目は人族の五歳さ。ご主人様もそう思いなよ。そっちの方が興奮するでしょう」
クグルスがまたけらけらと笑う。
頭がまだぼんやりとするので、やっぱり内容は入ってこない。しかし、いまはかなり身体が楽になっていることがわかる。
ちょっとしか寒くない。
苦しいけど、我慢できないほどでもない。
「まあ、そうかもな……。じゃあ、童女姦といくか。ほら、スカンダ、口を開け」
身体が床のようなところにおろされる。
だが、すぐに再び抱きあげられて、胡座に座った人間族の男の股に向き合うように座らされた。
とてもいい匂いがした。
すっごく大きくて太いものが目の前にあった。
先っぽが割れていて、そこからねらねらとした白っぽい液がある。その液がとてもいい匂いなのだとわかった。
ちょっとだけ顔をあげる。
脱いだ気配はないのに、人間族の男は素っ裸になっていた。
いや、そもそも、最初から裸だったか?
ついさっきのことなのに、よく覚えていない。
いずれにしても、いまは男は全裸になっていた。
とても、素敵な身体だと思った。とにかく、かっこいい……。
そして、どうやら、スカンダの顔の前にあるのは、その人間族の男の性器みたいだ。
一方で、スカンダはいつものように赤い前あわせ布の服を身につけている。それも、やっと自覚できた。
ともかく、とってもいい匂い……。
「……いい……匂い……」
スカンダは呟いていた。
口が閉じられないようにされていた柔らかい異物はいつの間にかなくなっている。
手足も自由だ。
だけど、もう逃げようとも、暴れようとも思わない。
とにかく、目の前のいい匂いのものを舐めたい。
どんな味がするのだろう……?
「ふふふ、どうやら、この韋駄天族の妖魔も、ご主人様のほかの雌奴隷と同じくらいにすけべえみたいだ。物欲しそうな顔になった」
「そうだな……。だけど、もっと口を開かないと入らないぞ、スカンダ。もっと口を開いてみろ。奥まで入れるんだ」
人間族の男の言葉のとおり、スカンダの小さな口から比べれば、目の前にある人間族の男の性器がとっても太くて大きい。
多分、性器が巨大というよりは、スカンダの身体が小さすぎるのだと思う……。
だけど、スカンダは首を捻った。
舐めるのではなく、これを口の奥まで入れる?
「ほら、ご主人様の言うとおりにしろ、スカンダ──。このロウ様は、お前を助けようとしてくれてるんだぞ──」
スカンダの戸惑いを躊躇っていると勘違いしたのか、クグルスがちょっと叱るような口調で言った。
「怒らなくていい。スカンダはよくわからないだけだ。そうだな、スカンダ?」
「う、うん……。スカンダ、ご主人様のもの……舐めたい……」
ご主人様……。
ごく自然に、スカンダは、そう口にしていた。
精いっぱいに口を開けて、ご主人様のものを口の中に入れていく。
やっぱり、大きい。
ご主人様の性器が大きいというよりは、スカンダの口が小さすぎるのだと思うけど、半分も入ってないのに、息ができなくなって苦しいのだ。
でも、美味しい。
とっても、美味しい。
苦しさがなくなっていくのがわかる。
もっと……。
もっとだよ。
もっと──。
スカンダは必死になって、ご主人様の性器にくっついている汁を舌で舐めた。舐めれば舐めるほど、身体が楽になる。
なんだろう、これ?
なんだろう?
「なんだ、こいつ? 泣き出しちゃったよ」
クグルスがくすくすと笑っている声が耳に入ってくる。
泣いてる?
もしかして、自分は泣いているのか?
いずれにしても、美味しい。
スカンダは我を忘れて、口の中のものをちゅうちゅうと吸いあげる。
しばらくのあいだ、スカンダはそうやって、ご主人様のものを舐め続けた。ご主人様は急かすわけでもなく、叱ることもなく、スカンダのやりたいままにさせてくれ続けた。
だんだんと、身体も頭も楽になっていくのがわかる。
そして、気持ちいい。
もっと、欲しい。
ご主人様のものが欲しい──。
「もういいだろう。そろそろ、まんこに入れるぞ。引導を渡してやろう。今日から、スカンダは、俺のしもべのひとりだ」
「せいぜい、尽くすんだぞ。お前を助けてくれたのがご主人様だってのを忘れちゃだめだからな」
ご主人様に次いで、クグルスが声をかけてきた。
すると、ご主人様がスカンダの両脇に手を差し込んで、スカンダを自分の股にあてがう。
そして、一気に股間を突き破られた。
「いいっ、いいいいいっ」
激痛が全身を貫く。
だけど、すぐに、とっても気持ちよくなる。
とてつもない衝撃──。
気持ちいい──。
「ああっ、ご主人様、気持ちいい──。気持ちいいです。ああああっ。もっと、もっと痛くして──。もっと、もっとおお」
スカンダはわけもわからず叫んでいた。
とにかく、底知れない気持ちよさ。
ご主人様だ──。
いま、まさに、スカンダは本当のご主人様を手に入れたのだ──。
身体を感動が包む。
「すぐに出してやるぞ。その代わり、なにがあったか喋るんだ。お前に黒魔の毒を与えたのは誰か? なにを命令されて、なにをさせられたのか。俺に話すんだ」
ご主人様が言った。
そして、ぐいぐいと腰を動かす。
「んぎいいっ、いがいいいっ、ら、らけど、きもちいいい──」
痛いけど、とっても気持ちよかった。
そして、なにかが込みあがる。
頭が白くなる。
全身がかっと熱くなり、よくわからなくなる。
とにかく、もっと欲しい。
これがもっと欲しい──。
「ほら、さっそく一発目だ。そして、これで、スカンダは俺のしもべだ。奴隷だぞ」
ご主人様がスカンダのお腹の中でなにかを吐き出したのがわかった。これまでに味わったことのない快感がスカンダを覆い尽くしていく。
「ああああっ、ぎもじいいいい──。なんでも話すよお。なんでも言うう。だから、もっと──。もっと、この気持ちのいいことをしてえええ」
スカンダは感極まって叫んでいた。
大きなものが腰の奥で弾けて、それが全身を貫く。
気持ちいい──。
とっても気持ちいい──。
頭が真っ白くなる。
「気持ちいいのか、スカンダ? だっから、ご主人様の質問にお答えするんだ。まずは、お前に、毒を飲ませたのは誰なんだ? あの人間族の王女様を殺させるように命令したのは?」
耳元でささやいたのはクグルスだ。
「そうだな。それを答えてもらうか。ちゃんと教えてもらうまで、続きはお預けにするか」
そして、ご主人様が小さな声で笑いながら、スカンダの中から抜けようとする。
スカンダは慌てて、小さな手でご主人様の太腿を掴んで逃すまいとする。
「ああっ、いっちゃやだああ。なんでも言うから。言うよおお。言うなって、命令されたけど、言うから──。ラポルタ様──。ラポルタ様だよおお。サキ様の部下のラポルタ様──。スカンダを苛めたのは、ラポルタ様──。王女様を逃げられないようにしろって言ったのも」
スカンダは慌てて言った。
「ははは、こいつ、すっかりとご主人様のおちんぽ様を気に入ったみたいだね。もう、とりこさ」
クグルスがお笑い声をあげた。
「そうか?」
すると、ご主人様が抜けかけていた“おちんぽ様”を再びぐんと押し込んできた。
「ふにゃあああ」
スカンダは歓喜の悲鳴をあげてしまった。