【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ああっ、ロウ様、お、お情けをください──。か、痒いんです──、ああっ」
「あ、あたしが先に──」
「くっ、ま、まだなのか──。ま、まだ、我慢しなければならないのか、ロウ──」
大きな寝台の上に柔縄で後手縛りに緊縛している三人の女が汗びっしょりでのたうちまわっている。
エリカ、コゼ、シャングリアの三人だ。
一郎は、腰から下だけに薄い掛布を載せて、寝台に上体を預けて脚を伸ばした格好で、三人の苦悶の姿を眺めていた。
三人娘たちには、両腕を背中側に折り曲げさせて後手縛りにしているだけでなく、全員の両脚をM字縛りに拘束もしていて、真っ赤になって濡れきった女たちの性器がねらねらと愛汁を流しながらうごめく様子もあからさまだ。
実に淫靡で面白い。
あのドピィといった賊徒の頭領との戦いが終わった夜である。
敵も味方も大勢の人間が死んだ。
こんな日は血が昂る気持ちになるが、一郎が今夜の伽を彼女たちだけにしたのは、大勢いる女たちの中でも、この三人については、特にまったく気にせず、一郎の剥き出しの性癖をぶつけやすいからかもしれない。
いずれにしても、激戦が終わったからといって、すぐにここを立ち去れるわけではない。農民たちを農村に戻さなければならないし、叛乱にはそれなりの刑罰を与えて、今後の混沌の芽は断たないとならない。
流通の建て直しもさなければならないし、なによりもまずは、統治秩序の回復だ。
イザベラや女官団たちを中心に、戦後処理をやろうとしているが、とにかく人が足りない。
なんとか、王都にいるはずのアネルザあたりに連絡をして、息のかかった文官集団でも派遣してもらう手筈にした。そのあたりの連絡を実は、ケイラ=ハイエルである享ちゃんに託してもいた。一郎からの伝言の手紙を渡してもいる。
賊徒との決戦前に、戦後処理を見越して動いてもらっていたので、早ければ今夜にも、享ちゃんからの連絡がくるかもしれない。享ちゃんには、王都情勢も情報集めをしてもらっているので、まずはこの南方の地で、享ちゃんを待つことにした。
なによりも、情報だ。
そして、一郎は、あの賊徒の山砦のあった場所から、このガヤの城郭に戻ってきていた。
そのガヤで、一郎やイザベラが本拠地にしている司令部の一室である。その一室で、一郎は久しぶりに三人娘だけの四人で過ごしているのである。
「ああ、痒い――」
「ううう、ご主人様ああ」
「うっくくく、ロウ、ロウ、も、もう苦しい――」
三人娘たちはもがいているが、起きあがることも這い動くこともできない。三人とも必死になって、寝台の背もたれに半身に寝そべっている一郎に近づこうとしているのだが、実は、三人にはばれないように、彼女たちの肌の一部と寝台を粘性体で貼り付けたり、離したりしていて、なかなか近づけないようにもしているのだ。
「そうか? だったら頑張って、ここまで来いよ。ほら、頑張れ」
一郎はわざと煽りたてる。
とにかく、三人は必死の様子だ。
その懸命さが面白く、また、一郎の欲情をあおり立てる。
一郎は、苦悶する三人をわざと放置したまま、しばらくのあいだ三人娘たちの痴態を眺めていた。
三人にやったのは、緊縛して動けない状態にしてから、いつもの「遊び」に使用する掻痒剤を乳房と股間とお尻の穴にたっぷりと塗りたくるということだ。
別段に、無理に強要したわけでなく、今夜の伽を久しぶりに、三人娘だけに命じたのだが、ふた周りほどしたところで、いつものお礼に、たまには、自分たちを悦ばせるのではなく、本当に一郎がしたいことをなんでもしてもいいと、彼女たちから言い出したのだ。
言い出したのは、コゼだったと思うが、そのそも、なんのお礼なのかわからないし、女たちには悪いが、一郎はこと性愛に関しては、とことん、好きなようにしているし、遠慮などしない。
拷問まがいの責めとして愉しむこともしているし、時には女たちの尊厳をいたぶりの材料にしたりもする。
申し訳ないが、普通に抱くよりも、嗜虐責めが好きな変態なのだから、仕方がない。
だが、コゼをはじめとした三人娘が主張するには、一郎は女に尽くし過ぎるというのである。
もっと尊大で我が儘で構わないし、性奴隷として支配しているのだから、とことん、女たちを奴隷として使役すればいいのだと──。
もっとも、一郎はそうしているつもりだ。
だが、彼女たちからすれば、一郎は優し過ぎる“ご主人様”なのだそうだ。
今回だって、王太女のイザベラの陥った危機を救うため、あるいは、さらわれたミウを助けるために、身体を張って、賊徒たちの戦いの正面に立った。
そんなことは、“ご主人様”はやってはいけないと言うのである。
見解の相違だとは思うが、折角好きなように責めていいというのだから、本当に好きなようにさせてもらうことにした。
すなわち、痒み責めだ。
一郎が好む「プレイ」の中で、この痒み責めはやめられない。
なんでもしていいと口にした三人だが、実際に身動きできないようにしてから、掻痒剤を局部などに塗ってやると、音をあげて哀願の言葉を吐き出し出したのはすぐだった。
もちろん、一郎はしばらくのあいだ、放置したままでいる。
「なんでもしていいということだからな。もう少し、そのままだ。あと半ノスは愉しませてもらわないとな」
「そ、そんなあ、ロウ様──。そんなには無理です」
「わ、わたしじゃないぞ──。なんでもしていいと、最初に口にしたのは、コゼだ」
エリカとシャングリアだ。
「そうだったな。だったら、俺の身体に痒い場所を擦ることを許してやろう」
一郎は、上体を寝台の頭側の縁に預け、上半身を傾けて横になっていたが、その状態のまま、両腕を体側の横に垂らした。
同時に、エリカとシャングリアの身体を寝台に密着させていた粘性体を消滅させてやる。
ふたりだけは、脚のM字縛りだけも切断してやる。
「あ、ありがとうございます──」
「ああ、ありがとう、ロウ」
エリカとシャングリアが跳躍するように一郎に跳んできた。
そして、左右から一郎の腕に股間を跨がせて擦り、乳房を一郎に擦りつけてくる。
「ああっ、あああっ、き、気持ちいい──。だ、だけど、リ、リングに当たって――。ひゃあああっ」
「ほおおっ、おおおっ」
ふたりがあられもない声をあげる。特に、ピアスを施しているエリカの乱れかたはすごい。
いつも毅然としている女たちが一郎の責めで見せる淫らさはいつになっても、一郎をとことん欲情させる。
「あ、あたしだけじゃないですよ──。このふたりだって、同意しました」
ひとりだけ取り残された感じのコゼが痒みの苦しさに涙を流しながら叫んだ。
「わかった。わかった。コゼも来い。股間がまだ空いているぞ」
さっきまで四人で愛し合っていたのだから、三人娘も全裸だが一郎もそうだ。
一郎は、自分の腰に掛かっていた掛布を取り去った。
勃起して、天井を向いた一郎の男根が露わになる。
さらに、コゼの粘性体も解除した。
「あ、ありがとうございます、ご主人様──」
コゼについては、まだ、脚をM字縛りのままだったのだが、その状態でゴゼは器用に一郎に跨がり、いきなり一郎の股間に自分の性器を埋めてきた。
「あああっ、すてきいい、ああああっ」
コゼがのけぞって身体をがくがくと痙攣させる。
「あっ、ずるい──」
「ま、また、先に──」
それに気がついたエリカとシャングリアが抗議の声をあげた。