※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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83  筆頭巫女の醜聞

「おや、座薬が効いてきたようだね。まあ、とにかく、早くクエストの内容を話しなよ。約束だから、話を先に聞くよ」

 

 一郎は言った。

 

「あ、ああ……、う、うう……」

 

 さっと顔を蒼ざめさせたミランダが歯を食い縛り始める。

 一郎はほくそ笑んだ。

 

 当然だ。

 さっきミランダのお尻に入れたのは、一郎がクグルスとともに開発した固形型の浣腸剤だ。

 子供の男根ほどの小さなものだが、取扱いが簡単で、どこでも挿入可能で便利であるばかりでなく、肛門に挿入するとあっという間に溶けて腸内に吸収されて、強力な浣腸液を抽入されたとき以上の効果を生む。

 全部が解け終わった瞬間に、急激な便意が発生するのだ。

 誰かに試すのは初めてだが、出来は成功のようだ。

 しかも、この固形浣腸の鬼畜さはそれだけではない。

 液体浣腸の場合は、排便は大量の水流とともに出るのだが、これは固形のまま便をひり出すことになるのだ。

 羞恥は液体浣腸の比ではないはずだ。

 

「ロ、ロウ、こ、こんなのないわよ……。さ、さっき、あ、あんたがお尻に入れたのって……」

 

 ミランダが早くも真っ蒼になって脂汗を流し始めた。

 ロウはひそかにミランダの心に淫魔の縛りを伸ばして、一時的にロウに対する抵抗心をさらに奪った。

 淫魔術のことはミランダには語ったが、どんなことができるのかということまでの詳細は話していない。

 まあ、それでも、ハロンドールどころか、いまや国境を越えて拡がる冒険者ギルドの大組織を事実上動かすミランダだ。

 一郎の淫魔術に、女に対する精の支配力があることには、ある程度のことは察しがついているとは思うが、それについては、ミランダはなにも言わない。

 自分の心が支配されている可能性もあるとは思っている節もあるようだが、それすらも受け入れてくれているようだ。

 まあ、実際には、こうやって性愛のときには、ミランダを支配するが、それ以外ではなにも手は出してない。

 ミランダが逆らわないのは、ミランダ自身の意思によるものだ。

 断じて、一郎の強要ではない。

 

「あ、あの……。ロウ様、ミランダはどうしたのですか?」

 

 固形型の浣腸剤というのに初めて接したエリカが不思議そうな顔をした。エリカに限らず、三人の性奴隷たちも、さっきの固形浣腸はまだ見たことがない。

 

「なんでもないさ、エリカ。ちょっと、お尻を出せ」

 

 一郎はエリカを強引に立たせると、一郎に向かってお尻を突き出させた。

 エリカは恥ずかしそうな仕草をしたが、もう諦めているのか特に抵抗はしない。一郎は、横の台にある入れ物から固形浣腸を取り出すと、エリカのお尻にもつるりと挿入した。クグルスとの共同試作品を十個ほど皿に載せて、横の台に置いている。そこから一つを取りだしたということだ。

 

 もともと、今日はこの試作品を三人娘に試すつもりだった。

 そんなところに、のこのこと訪れてしまったミランダも運が悪いものだ。

 また、この固形浣腸については、クグルスと作ったときに、淫気の込め具合により効果の発揮時間を変えられるようにした。

 ミランダには全部が解け終わるまで、排泄感が発生しないようにしたが、エリカにやったのは、すぐに効果が発揮して、だんだんと便意が大きくなる仕掛けにした。

 

「ひゃ、ひゃん」

 

 お尻に異物を入れられた刺激で、エリカが小さな悲鳴をあげて身体を弓なりにした。

 効果はすぐに出るだろう。

 案の定、すぐにエリカが顔色を変えて振り返った。

 

「ロ、ロウ様、こ、これって──」

 

「固形型の浣腸剤だ。試作品だ。強力だろう? しばらく、我慢するんだ」

 

 一郎はエリカの右手を強引に掴むと、その右手に手枷をかけて、反対側の枷を一郎の座っている椅子の手摺りに繋いだ。これでエリカは逃げることはできない。

 もっとも、この地下には厠というものは存在しない。

 それを知っているエリカは、ミランダ以上に悲痛な表情になった。

 

「なんだ、なんだ? 固形型の浣腸剤なのか?」

 

 シャングリアが近づいてきた。

 今日のシャングリアには、コゼを徹底的に責めるように申し渡している。

 どちらかというと嗜虐癖の強いコゼには、いつも「責め役」をさせることが多いが、たまに逆転をさせるのも面白いと考えたのだ。

 シャングリアの焦らし責めも容赦なさそうだが、コゼも満更でもないようだ。

 苦痛の様子の影にしっかりと被虐に酔うコゼの内心がしっかりとロウにはわかる。

 コゼもまた、しっかりと被虐の性は浸み込ませている。

 いまは苦悩の時間だが、もう少し責めさせた後、焦らし抜かれた股間をたっぷりと犯してやるつもりだ。コゼは腰を抜かすほど悦ぶに違いない。

 

「そういうことだ、シャングリア。コゼの責めにも使うか? あの貞操帯は外から金具を引っ張ることで、肛門に喰い込ませている内側の張形を引き抜くことができる。すると、そこに穴ができるから、そこからこの肛門浣腸を押し込むこといい」

 

 一郎は固形浣腸を入れている容器をシャングリアに差し出した。

 淫気を込めないとなんの意味もないが、シャングリアに差し出しながら、エリカに施したのと同じように淫気を注ぐ。

 

「もらう」

 

 シャングリアはその中から三個ほどを無造作に掴んだ。

 一郎はびっくりした。

 これは一個でも相当に強力な排便剤なのだ。一気に三個も入れられれば我慢などできずに、すぐに大便を噴き出してしまうだろう。

 

「そんなに使うなら肛門栓も持っていけ。浣腸剤を入れた後に、これを押し込むんだ。これを押し込んだら尻の中で先端が押し開くように変形するから絶対に漏れない。しかも、押し入れられた浣腸栓を締めつけると振動をするという優れものだ。これも屋敷の蒐集品のひとつだけどな」

 

 一郎は苦笑しながら、さらに横の台からプラグ型の浣腸栓を渡した。

 

「そうか。じゃあ、全部もらうぞ」

 

 シャングリアは嬉々とした表情で受け取った。

 もちろん、シャングリアが持っていった残りの固形浣腸の二個についても、ちゃんと淫気を注入する。

 

「ロ、ロウ、ひ、ひどいわよ……。か、厠に行くわ……」

 

 ミランダが後手に拘束されたまま、一郎の前から廊下に向かう扉に進み始める。

 だが、扉の前に進んだところで、外に出る手段は存在しない。

 一郎は放っておいた。

 ミランダは後手に拘束された背中側の腕で、少しのあいだ、鍵のかかった扉の取っ手と格闘していたが、やがてさらに悲痛な表情で振り返った。

 

「ロ、ロウ、悪ふざけはやめてよ──。か、厠に行かせてったら──」

 

 ミランダが怒鳴った。

 かなり激昂しているようだ。

 考えてみれば、ほかの三人とは異なり、浣腸責めというのは、まだやってない。

 この三人だって、最初は嫌悪感が凄まじかった。

 本来は気の強いミランダが簡単に受け入れるわけがない。

 一郎は慌てて、さらにミランダの心に入り込んで、一郎に服従をしようとする感情の線を強めて、逆に抵抗の線を弱めてやった。

 支配した女の心を操る。

 本来はこれが淫魔術なのだ。

 ミランダの顔から怒りの色が消えて、急に追い詰められたような表情になる。

 

「ね、ねえ……お、願いだから……」

 

 ミランダが後手に拘束された身体をくたくたと扉の前に崩れさせた。

 一郎は椅子から立ちあがって、ミランダの方に歩いた。

 椅子に手枷で繋げているエリカが弱々しい声で一郎を呼びかけたが、それは無視した。

 エリカは、浣腸責めもかなり経験をさせている。

 ミランダとは違い、まだまだ我慢ができるはずだ。

 

「ミランダ、俺を満足させたら排便をさせてあげるよ」

 

 一郎はミランダの前で胡坐に座り直すと、脂汗を出して小刻みに苦痛の震えをしているミランダを向かい合わせの態勢に抱え込んだ。

 そして、一郎の身体を跨ぐようにして、ミランダを胡坐の上に乗せる。

 大きく脚を開くかたちになったミランダは、それだけで悲痛な声をあげた。

 だが、抵抗はしない。

 さすがのミランダも、一郎の淫魔師としての呪術を前にしては、すっかりと抵抗心を抑えられてしまっている。

 一郎はミランダの股間に指を伸ばすと、ゆっくりと媚肉をいじりはじめた。

 

「ああ、い、いやあ──」

 

 ミランダが身体をのけ反らせた。

 一郎は片手で背後から抱えて引き寄せ、さらに指をミランダの肉襞に押し込みつつ、肉芽を親指で揉み動かした。

 

「や、やめて。も、漏れる──」

 

 ミランダが悲鳴をあげる。

 だが、ミランダの股間は驚くほどに熱くて、しかも、たっぷりとすでに蜜で溢れている。

 一郎に見えるミランダのステータスも、ミランダが早くも挿入可能なくらいに欲情していることが示されていた。

 浣腸を受けて、股間をいじられるという、あまりにも異常ないたぶりが、ミランダの感覚を昂ぶらせているようだ。

 しばらく愛撫を続けると、ミランダの身体から完全に力が抜けて、一郎への抗議の訴えがすすり泣くような喘ぎ声に変化した。

 一郎はミランダの股間から指を抜くと、まるで小学生のように小さなミランダの腰をすっかりと勃起している一郎の怒張の上に乗せ直した。

 

「うううっ、へ、変になる……。う、ううっ、あ、ああっ──」

 

 ミランダは身体をのけ反らせたまま、腰をがくがくと震わせた。

 浣腸を受けて排便の苦痛に喘いでいるときに、股間を犯されるというのがどういう感覚なのかは、一郎にははっきりとはわからない。

 ただ、同じことをすると、エリカもコゼもシャングリアも、必ず泣き狂う。

 汚辱感とともに膨れあがる便意の苦痛とない交ぜの愉悦というのは、それほどに強烈な甘美感なのだろうか……?

 

「……じゃあ、クエストについて説明してくれよ、ミランダ。そのために来たんだろう?」

 

 一郎はミランダの股間を貫かせたまま意地悪く言った。

 まだ、挿入をしただけで動かしてはいない。

 その代わりに、向かい合わせになっているミランダの大きな乳房に手を伸ばすと、下から包み込むようにして片側ずつ乳房と乳首を揉みしだいた。

 ミランダはあられもないよがり声をあげた。

 ほとんど苦悶に近い表情だが、それ以上に快感に溺れているというのは、魔眼で覗けるミランダのステータスでわかる。

 

「……こ、このままで、なんて……」

 

 ミランダが苦痛に顔を歪ませながら、呻き声のように言った。

 

「逆らうなら、さらに固形浣腸を挿入するぞ。シルキー、追加だ──」

 

 一郎は大きな声をあげた。

 すると、対面座位で繋がっている一郎たちの背後に、屋敷妖精のシルキーが出現する。

 スカート丈の短いメイド姿だ。

 一郎のお気に入りの格好であり、それを身に着けているシルキーは、ミランダと同じように、一郎の感覚では「小学生」のような体つきの美少女にしか思えない。

 

「はい、旦那様」

 

 シルキーがにこにこと微笑みながら言った。

 

「椅子の横の台から、固形浣腸の入った容器を持ってくるんだ。俺が指示をしたら、ミランダのお尻に追加しろ」

 

「畏まりました」

 

 シルキーが椅子に歩み寄っていく。

 

「か、勘弁してよ──。言うわ──。言うから──」

 

 ミランダは絶叫するような大声をあげた。

 やっと、ミランダが語りだす。

 一郎はミランダが冷静になることができなくなるように、挿入している股間を一郎の腰に押しつけるように動かしたり、愛撫を続ける乳房の責めを変化させたりした。

 ちょとした遊びだ。

 意地悪だが、すっかりと気心が知れている一郎と女たちが性愛をするときの約束のようなものであり、女たちはもう諦めて、そんな一郎の鬼畜癖を受け入れてくれている。

 それにしても、本当にこの世界に召喚されてよかった。

 一郎の周りに集まるのは、誰も彼も、この世界において一騎当千の女傑であり、しかも、美人だったり、美少女だったりして、見た目も素晴らしい女性たちばかりだ。

 それが、こうやって、一郎の好きな「SM」を受け入れてくれる。

 嫌がるが心からの拒否はする女はいない。

 このミランダでさえもだ。

 

 一郎もこの世界にやってきて、すでに半年だ。

 すでに、自分の女に対する遠慮というものはない。

 

 だが、ミランダの話に耳を傾けているうちに、その内容が驚くべきものであることがわかってきた。

 途中から、一郎も、ミランダをいたぶるのを忘れてしまっていたほどだ。

 

 ミランダが話したのは、この王都でも有名な三人美人巫女のひとりであるスクルズの醜聞事件についてだった。

 それによれば、一昨日の夜、あのスクルズが裸同然の姿で夜の王都に出現し、色町の裏通りの路地で大勢の与太者を相手に性交に及ぶという事件があったらしい。

 発見されたのは、その夜の夜半過ぎのことであり、スクルズを保護したのは、報せを受けて駆けつけた神殿の者だったようだ。

 

 ミランダが聞き及んでいるところによれば、神殿の者がスクルズを見つけたときには、スクルズは四人の男を相手にした乱交の中心にいたそうだ。

 そのとき、スクルズは手首に巻いた腕輪で後手に拘束した状態であり、さらに肉芽の根元を淫具で締めつけて、その輪を鎖で繋いで男たちに引っ張られて、性交を強要されていたらしい。

 また、ミランダのさらなる説明によれば、スクルズが最初に誘った男たちについては、その淫女が第三神殿の筆頭巫女のスクルズだと気がついて、恐れおののき逃げてしまったようだ。結局のところ、神殿に異変を報せたのも、その男のうちのひとりらしい。

 だが、そのあいだ、スクルズは、後からやって来た別の集団を相手に乱交を始めた。

 そういうことのようだ。

 

 二度目にやって来た男たちについては、酔っていたこともあり、スクルズとは気がつかず、ただの痴女だと思って犯していたらしい。

 最初に逃げた男たちの報せで駆け付けた神殿の者がスクルズを保護したのは、そういう状態のときとのことだ。

 そこまで詳しくわかっているのは、やってきた第三神殿の者たちが、いち早く現場を押さえて男たちを拘束し、それぞれから話を集めたからとのことである。

 しかし、スクルズ本人については、なにが起きたのか、ほとんど語っていないようだ。

 

「驚いたな。スクルズ殿といえば、王都でも有名な三巫女様だろう? そんな醜聞が?」

 

「まあ……醜聞そのものは……神殿が箝口令を……。男たちには……記憶改変の……魔道も遣ったようだから、おそらく、世間には出ないと思うけど……」

 

 ミランダが歯を喰いしばりながら言った。

 限界に迫っている便意もあるが、ミランダの股間には一郎の怒張を挿入しっ放しだ。刺激は中断してあげているとはいえ、ミランダは相当に追い詰められているようだ。

 一郎は対面座位の状態のミランダをぐっと抱き締めてやる。

 ミランダの荒い息遣いによる胸の動きが一郎の肌に伝わってくる。

 あっという間に脂汗びっしょりになったミランダの肌の熱さも……。

 

「記憶改変? スクルズ殿の名誉を守るため?」

 

「スクルズ……というよりは……。スクルズを犯してしまった男たちを……守るためということもあるわ……。な、なにしろ、スクルズはかなりの人気のある美人巫女だから……。合意のもととはいえ、スクルズに手を出したと知れたら、彼らが大変なことに……」

 

「合意のもと? いま、合意のもとと言った?」

 

 一郎は驚いて言った。

 面識があるわけじゃないが、王都にやってきてもう四ヶ月になり、三神殿の筆頭巫女の美しさも、人気も一郎は十分に認識している。

 そのスクルズに手を出したとあれば、酔っていたからと言っても許されないだろう。

 確かに世間に知られれば、王軍に捕縛される前に、その男たちが世間から八つ裂きにされかねない。

 それくらいに、三巫女は人気のある女神官なのだ。

 だが、合意のもと?

 

「す、少なくとも、ス、スクルズは……無理矢理じゃないと言っている……。男たちとは合意のうえだと……。ね、ねえ、いい加減に許してよ」

 

「まだだよ。そもそも、スクルズ殿が輪姦されていたときに、後ろ手に拘束されていたって言わなかった? クリトリスに金具を装着されて、鎖で引っ張られていたとか……」

 

「……そ、それは、さ、さっきの腕輪よ……。あ、あれは腕につけておけば、自分で自分を拘束できる……のよ……。に、肉芽の淫具もそう……。スクルズは自分で自分の肉芽にそれを締めつけて、さらに腕輪で自縛をしたと言っている……。そして、男たちを誘ったと……。だから、自分を犯していた男たちには罪はないとね……」

 

「まさか……。スクルズ殿は貞節な巫女だろう? それが信じられないような破廉恥なやり方で、夜の街で男を漁ったりするか?」

 

 あり得ないな。

 一郎は自分で口にして思った。

 スクルズは神に仕える敬虔な巫女だ。

 合意のもとに、夜の王都の路地で輪姦ごっこなんて、まさか……?

 

「で、でも、そう自分で証言しているわ……。い、いまは、所属の第三神殿の一室で監視付きで監禁されているけど……。あ、あたしも直接に話をした……。長い時間でなかったけどね……。確かに……スクルズは……そう言ったわ……。で、でも、スクルズが……て、貞節かどうかはともかく……。男を漁るような女ではないことは……た、確かね……。ねえ、も、もう、限界──。お願いだから……。あ、あんたにかかる……。もう許して──」

 

 ついにミランダが泣き声をあげた。

 すでに全身に鳥肌が立っている。

 かなりの便意なのだと思う。

 ぶちまけるならぶちまけても構わないが、おそらく、ミランダはまだ我慢できる。

 そういうことを見極めるのも、一郎の淫魔術だ。

 

「まだまだ我慢できるさ……。それよりも、ミランダは、そのスクルズ殿の知り合いなのか?」

 

 一郎は訊ねた。

 なんとなくミランダの物言いは、スクルズと親しそうな感じだ。

 

「し、知ってる……。ス、スクルズだけじゃなく……ウ、ウルズと……ベルズともね……」

 

 ウルズ、ベルズ、スクルズは、この揃って王都の三大神殿の筆頭巫女というだけでなく、同じ神学校で同窓として修行をした姉妹のように仲のいい親友同士だというのは周知のことだ

 この美貌の三人は、その優秀さによって、揃って同じ時期に地方神殿から王都の三神殿にそれぞれに招かれたのだ。そして、瞬く間に出世して、以前からの修業巫女をごぼう抜きされたのだそうだ。

 そして、若くして筆頭巫女にまでになった。

 一郎でも知っている有名な話である。

 やはり、ミランダは、そのスクルズたちと知り合いなのだ。

 だから、この案件については、ミランダの個人的な思いもあるかもしれない。

 

「……だ、だけど……こ、これはそんな簡単な話じゃない……。さ、さっきの淫具……。これは魔族の瘴気の気が満ちている……。つ、つまりは、魔族の力のこもった淫具……。スクルズはこれを自分の持ち物だと言い張っているけど……。そのまま、彼女がそう主張を続けるなら……スクルズは処刑されるしかない……」

 

「処刑──?」

 

 一郎は驚いて声をあげた。

 さらにミランダは説明を続けた。

 つまりは、一郎も違和感を覚えたミランダが持ってきた拘束具と淫具は、人間族の魔道師の力の源である「魔道の気」ではなく、魔族の力の源である「瘴気」の気がこもっているということだった。

 すなわちスクルズは、なんらかのかたちで、異世界に封じたはずの魔族と関わりがあるということになるらしい。

 

 スクルズはそれを自分のものだと主張しているようだ。

 だが、一方でスクルズは、それをどこで手に入れたかは、忘れたとも主張しているらしい。

 だが、魔族に関わるのも、魔族の瘴気のこもった魔道具を手にするのも、この世界では「死刑」に該当するご法度だ。

 それをどうやって手に入れたか忘れたで済むことではない。

 

 ところで、この世界でよく知られている魔道の源である「魔道の気」と「瘴気」であるが、実は第三の力の源なのが、一郎や魔妖精のクグルスの駆使する「淫気」だ。

 ほとんど魔道の気と同じなので、ほとんどの者に区別はつかないようだが、ミランダに施した「固形浣腸」も、第三の力である淫気で作り出したものだ。

 

「……はあ、はあ、はあ……。ス、スクルズが発見されたとき、神殿の者……だ、だけじゃなく……。警邏中の王軍の兵も数名やってきて……。箝口令は敷かれているけど……、瘴気のことは……王軍側も……し、知っている……」

 

 いずれにしても、ミランダによれば、いまはまだ神殿の者がスクルズを訊問しているので、手酷い扱いは受けていないが、スクルズがあくまで黙秘同然の証言を続けるなら、王軍の魔道師隊に引き渡されるのは時間の問題のことらしい。

 そうなれば、スクルズが拷問をされるのも違いないようだ。

 

「……つまりは、俺たちに真相を解き明かせというのが、クエストの内容かい?」

 

 一郎は言った。

 ところで、ミランダの苦悶はますます激しくなっている。

 いまや挿入している一郎の肉棒は信じられないくらいの力でミランダの膣に締めつけられていた。

 

「ち、違う……。それは神殿か王軍でする……。ク、クエストの依頼主は……当のスクルズよ……。ウルズとベルズを救って欲しい。しかも、できるだけ密かに……。それが今回のクエスト……。あたしがスクルズと面談ができた短い時間の最後に……スクルズが……ひと目をはばかるように……小声でそれを……依頼したの……」

 

「ウルズ殿とベルズ殿──? なんで、それをスクルズ殿が……?」

 

 そう言って、一郎は途中で言葉を途切らせた。

 突然にある考えが、一郎の頭を過ぎったのだ。

 

 スクルズは誰かに脅迫されている?

 しかも、仲のいいウルズとベルズを人質にされている?

 一郎の第六勘がそれを告げた。

 そう仮定すると、スクルズの不自然な言動も辻褄が合う。

 

「……お、お願い……。た、多分、ウルズ……と……ベルズを調べることは……スクルズを救うことにもなる……。と……思う……」

 

 ミランダは息も絶え絶えの様子で言った。

 そして、成功報酬について告げた。

 悪くはない額だ。

 

「……そ、それと……役に立つ情報かもしれないから……お、教えておくわ……。ウルズ……ベルズ……スクルズは……実は百合の関係よ……。昔はね……。誰にも秘密にしてね……」

 

 ミランダが言った。

 これには一郎も驚いた。

 あの王都でも有名な三人巫女が百合の性愛の関係であるとは……。

 だが、巫女の修業というのは、男を排除した女だけの世界で行われる厳しいものだとも聞く。

 そういうこともあるかもしれないと思い直した。

 

「わかった──。引き受けるよ。もちろん、急いで着手する……」

 

 とにかく一郎は言った。

 このクエストに許される時間は少ない。

 それも悟った。

 この瞬間にも、スクルズは神殿から王軍魔道師隊に引き渡されるかもしれない。

 そうなれば、スクルズには苛酷な拷問が待っている。

 ただ、自分がそうなるのを知っていながら、「真実」を告げないスクルズだ。

 スクルズが拷問に負けて、なにかを喋れば、おそらく、さらに不幸なことが誰かによって引き起こされる可能性が高い。

 

「……あ、ありがとう……」

 

 ミランダが苦痛の顔にちょっとだけ安堵の色を滲ませた。

 

「わかった──。任せろ、ミランダ──。おい、遊びは終わりだ、みんな──。仕事だ──。シルキー、扉を解放しろ。コゼの拘束と貞操帯もだ」

 

 一郎は叫んだ。

 ひとりだけ拘束をされていないシャングリアがすぐに動き出すのがわかった。

 さっそく、コゼを気付け薬で正気に戻して、エリカを含めたふたりの拘束を解くだろう。

 シルキーも次々に魔道であちこちを解放させている。

 

「……じゃあ、ミランダも急ぐか」

 

 一郎は肉棒で貫いているミランダの腰を上下に揺さぶり始めた。

 

「ああ、いいっ……ああっ、あうっ」

 

 ミランダが大きなよがり声を放つ。

 一郎はいきなり激しく腰を動かしている。

 それだけではなく、さらに膣の中に浮かぶ赤いもやを擦るように肉棒の先端で強く擦るようにした。ミランダは激しくのけ反って突っ張らせた身体に痙攣を走らせ始める。

 

「うあああっ。だめええっ」

 

 激しい便意に襲われながら、一郎から快感を与えられだすミランダが悲鳴をあげた。

 そのとき、一郎も思わず声を放ってしまった。

 ミランダが、信じられないくらいに強く膣を収縮させたのだ。

 

「いくうっ──」

 

 ミランダが絶叫した。

 あっという間に追いあげられたミランダは、早くも達したようだ。

 しかし、一郎は責めをやめない。

 ますます激しくミランダの身体を揺り動かし続ける。

 絶頂の余韻が終わらないうちに、さらに高みに昇らされるミランダは、総身をますます激しく震わせた。

 それでいて、ミランダは急激に膨れあがる便意の苦痛にも追い込まれている。

 悶え方が狂乱状態に近くなっていく。

 

 ふと、一郎はミランダの背後に、影のように立っているシルキーに眼をやった。

 にこにこと微笑んで木桶を抱えている。

 準備万端というところのようだ。

 一郎は、このまま排便の我慢のぎりぎりまでミランダを犯し、そのままミランダに一郎の眼の前で、その木桶に排便させるつもりだ。

 一郎は突きあげの勢いを増した。

 

「ひいっ──」

 

 一方で、一郎たちの横を拘束を解かれたエリカが走り抜けていった。

 さっき鍵が外された扉を開いて全裸のまま駆け去っていく。

 一階にある厠まであのまま駆けていくのだろう。

 

「う、うう……だ、だめ……」

 

「しっかりしろ、コゼ──。ほら、気を確かに持て──」

 

 その後をシャングリアに抱えられたコゼが四つん這いで進んでいく。

 コゼは、朦朧として半分意識がない感じだ。

 それでも失神することも許されず、懸命に身体を這わせている。コゼはシャングリアから固形浣腸を三個注入されたはずだ。

 ふと見ると、四つん這いのコゼのお尻では、肛門栓がぶるぶると震えている。

 あれを外すと、一気に糞便が噴き出すだろうから、そのまま進むしかないのだろう。

 

「……すぐに……行く……。コゼの世話……を……頼むぞ……シャングリア」

 

 一郎はミランダを犯しながら言った。

 一方で、

 

「わかった。任せてくれ──。ところで、ロウ……。ミランダが終わったら、コゼを犯してやってくれ。コゼは焦らし責めで狂いそうになっているのだ」

 

 シャングリアがコゼを抱えて廊下に出ながら言った。

 

「わかっている」

 

 一郎は頷いた。

 

「さあ、あと少し頑張れ」

 

 三人が去っていくと、改めて一郎はミランダに声をかけた。

 ミランダは白目を剥きかけていた。

 そのミランダが、再び大声を放って、全身をよがらせる。

 一郎は、そのミランダの二度目の絶頂に合わせるようにして、ミランダの子宮めがけて精を迸らせた。

 

「んぐううううっ」

 

 ミランダが身体を限界まで反らせる。

 一郎は二射、三射とミランダの子宮に精を注いでいく。

 だが、すぐに抜いた。

 脱力しているミランダを反転させて、膝を後ろから手を入れて、まるで幼児が小尿をさせられているような格好に脚を開かせる。

 余りの便意でほとんど失神状態にあるミランダは、もう抵抗しない。

 

「ほら、ミランダ」

 

 シルキーが木桶を当てるのと、ミランダのお尻から糞便がぼとぼとと落ち始めるのがほぼ同時だった。

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