【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
ミランダは、濡れている革紐の一本を手に取ると、“コウノトリ”の拘束具で背中を曲げたM字開脚の格好で拘束されているラポルタの股間に手を伸ばし、剥き出しの性器の根元にひと巻きして、力いっぱいに縛った。
ラポルタの顔が限界までのけぞり、凄まじい形相に変化して、全身を一気に赤くする。
もしも、声が出せたら力の限り悲鳴をあげていただろう。
そんな感じだ。
しかし、いまは、一郎が保持していた防音魔道の刻まれた開口具を嵌めさせているので、息の音さえ出ない。
まったくの無音だ。
だが、表情はラポルタがとんでもない苦痛を味わっていることを物語っている。
「お前が部下にやらせたことさ……。濡れた革紐が乾いてくればどうなるかわかってるだろう。サキやあたしたち、そして、奴隷宮の女たちに与えた苦痛のほんの少しでも喰らうがいい。性器を去勢される恐怖をじわじわと味わいながらね」
ミランダが、革紐で根元を引き絞ったため、すでに赤黒く充血しているラポルタの性器の上を覆う陰毛をがっしりと掴む。
そして、無造作に引き千切った。
“コウノトリ”に捕らわれているラポルタの全身ががたがたと揺れる。
陰毛の一部が完全になくなった。
とにかく、一郎は目を丸くしてしまった。
「ははは、いい顔だよ。ご主人様の性奴隷に手を出した酬いだ。ざまあみろ。ぼくが淫魔族の魔道をかけてやるよ」
クグルスがとんとラポルタの下腹部の上に舞いおりた。
ラポルタの顔が歪む。
そして、さらに全身が赤くなり、汗がどっと噴き出した。それとともに、萎えていた男根が勃起する。
しかし根元は固く革紐で絞られている。
まるで、ひょうたんを半分にしたようなかたちになった。
「まあ、同情の余地はないな。最終的な処置は、サキに任せるが、俺のサキをこんな目に遭わせたんだ。これは俺からの礼だ」
一郎は亜空間から媚薬の液剤の入っている小瓶を出した。
同時に、抱いていた生首だけのサキを亜空間に収納した。改めて、今度は一郎の淫魔術で眠らせる。
サキとの話も後回しだ。
しばらくは、悪夢ではなく、和やかな夢を見させてあげよう。それについても淫魔術をかけた。
そして、瓶の中の液剤を赤黒くなっているラポルタの性器に垂れ落とす。液剤は即効性の媚薬だ。そして、猛烈な痒みの効果もある。
数瞬すると、ラポルタの性器がひとまわり大きくなる。ただし、ミランダの縛った革紐が根元にくい込んでいるので、さらに歪なかたちになった。
「じゃあ、先に連れて行くね。屋敷妖精には、死なないように監禁するように言っておくよ。まあ、妖魔だからね。性器が千切り落とされたくらいじゃあ、死なないと思うけど」
クグルスが陽気な口調でそう言って、すっと舞いあがる。
同時に、ラポルタの身体全体がふわりと浮く。
ラポルタは涙をぼろぼろと流しながら、なにかを訴えるように、一郎に向かって必死に首を動かしている。
一郎は無視した。
「シルキーには、こいつは寒がりだから、監禁場所はうんと温かく、そして、乾燥した場所にしてやれと伝えてくれ。それと、水は一滴も飲ませるな。ミランダとベルズにも同じことをしたんだ。当たり前だな」
そして、一郎は浮きあがったため、立っている一郎の顔と同じ高さまで上昇したラポルタの髪をむんずと掴んだ。
「水が欲しければ、千回射精しろ。それまでは水はなしだ」
ラポルタが涙を流しながら吠えるような仕草をする。
もちろん、なにも聞こえないが……。
「じゃあ、ご主人様、行くね」
クグルスだ。
「ああ、シルキーには遅くなっても、必ず夜までには戻ると伝えてくれ。それと大浴場の準備も頼むと。食事もそこでとる」
「大浴場が好きだねえ、ご主人様。うん、わかった。屋敷妖精には伝えとくよ」
クグルスとラポルタの身体が消える。
一郎たちの屋敷に向かったのだろう。
「じゃあ、スクルド、ミランダとベルズを連れて行ってくれ。それと、ベルズ、スクルドの言ったことは信じてやってくれ。多分、こいつは、その
ミランダにしても、ベルズにしても、身体の外観と骨折の治療、そして、喉の渇きと疲労だけは癒やしたみたいだが、まだまだ身体はぼろぼろだ。
本当に死ぬ寸前まで痛めつけられたのだと思う。
さっき、ラポルタの股間を革紐で縛ったミランダの指には、まだ爪が復活してなかった。
ベルズは、スクルドに怒りの言葉を浴びせてはいたものの、まだ立ちあがることはできず、ぺたんと生尻を床につけたままだ。
身体の衰弱はとれていない。
「しかし、向こうの奴隷宮の者たちが……」
ベルズが躊躇うような表情になる。
「それも、俺たちに任せてくれ。アネルザに面倒をみさせる。そう言ってある」
「ああ、そうだね。王家の威信にかけて、彼女たちには償うよ」
アネルザも大きく頷いた。
「だが、あいつらは……。いや、とにかく、見てもらった方が早いか……。じゃあ、お願いします。しかし、驚かないように」
ベルズが大きく息を吐いた。
「わかった。ところで、俺もちょっとばかり、治療をしておこう。俺の体液は抜群に効果があるから、全身くまなく舐めて癒やしてやるけど、とりあえず、これだ」
一郎はベルズに向かって歩き、屈み込んで軽く抱きしめた。
唇を奪う。
「んんっ、んっ」
ベルズの舌に一郎の舌を絡め、唾液を送り込んでやる。
それとともに、口の中の感じる場所を探り、そこを徹底的に刺激した。
たちまちに、ベルズの身体が小刻みに震えてくる。ほとんど無意識だろうが、ベルズが一郎を押しのけようとするように両手を一郎の胸に伸ばしたので、さっと腕をとって強引に背中に回させて片手で両手首を掴んだ。
普段は気の強い態度のベルズだが、性癖はマゾだ。
抵抗する手段を全て奪われて、徹底的になぶられるのが好きなのだ。一郎が拘束した感じになると、ベルズの中の快感の度合いが急激に上昇したのがわかった。
「んふっ、ふっ、んんっ」
絡めているベルズの舌が一転して、積極的になる。
むさぼるように、一郎の舌に吸いついてきた。一郎はさらに唾液を注ぎ込んで飲ませた。
「んくううっ」
ベルズの身体が小さく反り返り、ぐんと身体の力が入った感じになった。
軽く達したのだ。
一郎は口を離した。
「続きは後でな、ベルズ……。じゃあ、スクルド」
一郎は脱力してしまったベルズの身体をスクルドに預けた。
ぼっとしていた感じだったスクルドが慌てたように、ベルズを抱きかかえる。
「ねえ、ベルズ、わたし、本当におかしな魔道なんて覚えがなくて……」
「わかった、わかった……。ところで、ロウ殿、さっき、女王とか言ってませんでした?」
ベルズが顔をあげた。
一郎はガドニエルを呼び寄せて腰を抱く。
「あんっ」
だったそれだけで、ガドニエルは心の底から嬉しそうにして、一郎の身体にしなだれかかってきた。可愛い女王様だ。
「紹介する。エルフ女王国の女王陛下のガドニエルだ。俺の雌犬になりたいというんで、首輪を付けて連れてきた。三世界一の白魔導師殿だぞ」
一郎はそう言いながら、ガドニエルが首輪のように巻いている赤いチョーカーをぐいと引っ張って持ちあげる。
もともとは、エルフ族女兵の親衛隊の目印なのだが、この女王は好んで同じものを装着しているのだ。
「んんっ」
首輪になっているチョーカーを持ちあげられ、ガドニエルが爪先立ちになり、一郎に抱きつくかたちになった。
しかし、ガドニエルは構ってもらって嬉しそうな顔になっている。
まさに雌犬様だ。
一郎は苦笑する。
「ガドニエル女王陛下──?」
ベルズの目がまん丸になった。
「えっ?」
ミランダも驚いている。
「ガド、挨拶だ」
一郎は抱き寄せた感じになっているガドニエルの乳房を服の上からぎゅっと掴む。
一郎とガドニエル、そして、エルフ女王国との関係をてっとり早く説明するには、これが一番早い。
「ああっ、ご主人様ああ」
ガドニエルがうっとりと雌の顔になる。
一郎は力を入れ、軽くガドニエルの乳房を捩った。
「挨拶だと言っただろう」
一郎は笑った。
「あっ、はいっ、雌犬女王のガドニエルです。よろしくお願いします。ご先輩方……。ううん、もっとです、ご主人様」
ガドニエルが切なそうに喉を鳴らして、一郎に全身を委ねるようにしてくる。
「ガドも後だ。そろそろ、やって来そうだ」
女たちに接しているあいだも、一郎は魔眼を広く拡げて、すでに後宮に入りこんでいる王軍の一隊の動きを把握していた。
いまは、一階部分を探索しているみたいだ。
瓦礫を追って、この地下までやってくるまで、もう少しだろう。
逃げるという手もあるが、ここは一度接触してみようと思う。逃げるのは接触してからでも可能だ。
いまは、連中の動きを知りたい。
「あっ、はい、ご主人様」
一郎がガドニエルの身体を離すと、雌犬女王様はちょっとだけ残念そうな顔になった。
「よし、次はミランダだ。まだちょっと時間もあるようだしな」
「あ、あたしは……」
ちょっと逃げかける仕草をしたミランダを掴むと、小さな身体を抱きしめて、唇を強引に重ねる。
舌を吸って唾液を送りながら、すっとミランダのお尻に手を伸ばし、いきなり尻穴の中に指を入れた。
指にたっぷりの潤滑油をまぶしたので、問題なく一気に指の根元まで挿入できた。
ミランダの尻の中で指を曲げ、性感帯の急所の赤いもやの場所を掻くように動かす。
「んふううう」
ミランダが激しい抵抗の素振りを見せたので、唾液に全身を弛緩させる効果を混ぜ、さらに極薄の粘性体をミランダの全身に巻き付けて完全に抵抗力を奪ってやった。
あとは簡単だ。
時間をかけてじっくりとなぶることもできるが、ここは一気に昇天させる。
「んぐうううっ」
ミランダが一郎と口づけを受けながら激しく絶頂した。
粘性体を除去するとともに、指を尻穴から抜き、腰が抜けたような感じになったミランダをその場に座らせた。
「な、な、な、なにをいきなり……」
しゃがみ込んだミランダが真っ赤になっている。
「苦労したようだが、それと罰は別だからな。四人組とやらの結成の顛末は耳にしている。スクルドはひと足先にお仕置きをしたし、アネルザはその真っ最中だ。サキとミランダも、四人組についてはきついお仕置きを覚悟しておけ。とりあえず、ミランダはスクルドの治療が終わったら、シルキーに頼んで、いまの場所に浣腸して中をきれいにしておけ。いいな」
一郎は言った。
「か、浣腸? な、なんで?」
ミランダが明らかに狼狽した顔になる。
「ミランダの罰は連続絶頂だ。数瞬で一回の絶頂を百回連続で味わわせてやろう。百回終わるまで失神もできないぞ。失禁は当たり前だが、下手に腹に汚物が残っていると、脱糞の恐れもあるから先にしておけと忠告してるんだ。俺に犯されながら、垂れ流してもいいなら、浣腸はしなくてもいいけどね」
「ひゃ、百回?」
ミランダの顔が引きつった。
しかし、一郎はにやりと微笑を返してやる。
「覚悟しておくことだ。四人組の片割れ殿」
「ひっ」
ミランダの裸身がびくりと震えた。
「さあ、連れていけ、スクルド」
一郎は声をかけた。
「わかりました。では……」
スクルドがベルズとともにミランダに手を伸ばす。
三人の姿も消えた。
「百回って本気ですか?」
すると、黙って見守っていたエリカがぼそりと言った。
「当然だ」
一郎は頷いた。
「ちょっと、可哀想かなあ」
コゼも肩を竦めた。
「と、ところで、わたしの罰はそろそろ……。いや、シルキーの待つ屋敷に戻ったら終わってくれるんだろうか、ロウ?」
アネルザだ。
顔が赤い。
そして、腰をもじつかせている。
一時的に中断させていた淫情の膨れあがりを徐々に返還してやっているのだ。アネルザについては死ぬような焦らし責めをしてから、女としての部分も、疑似男根の部分もまったく発散させることなく、そのまま股間を封印している。
かなりつらいはずだ。
「もうすぐ王軍がやってくる。それへの働き次第かな。それと、奴隷宮の貴族女性たちの対処もだ。それらが終わったら、焦らし責めから解放してやる。それまでおあずけだ」
「わ、わかったよ」
アネルザががくりと項垂れる。
「わたしも、百回のご褒美が欲しいですわ。わたしは、まだそれはしてもらってないです」
ガドニエルだ。
「百回連続は、ご褒美じゃなくて罰だ」
一郎は笑った。
そのときだった。
警戒をさせていたイットが走り戻ってきた。
「ご主人様、来ます──」
イットが叫ぶ。
一郎は頷いた。
「コゼ、イット、ご主人様と王妃様の前に──」
エリカが声をかける。
一郎とアネルザを守るように、三人が前に立った。
イットは爪、エリカとコゼは武器を抜く。
「来たね」
アネルザが呟いた。
一階から繋がる階段からがちゃがちゃと具足を鳴らしながら王軍の一隊が降りてきたのがわかった。
三十人くらいだろう。
すぐに、一郎たちが待っている部屋までやって来た。
さっと展開して、一郎たちを取り囲んだ。
「誰だ、お前たちは──。あれっ、まさか、王妃殿下──?」
そして、隊長らしき男が唖然としたような大声をあげた。
(第4部・第3話『魔宮潜入』終わり、第4話『王宮の一番長い日』に続く)
小エピソード区切りを挿入します。