【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「き、貴様……」
アネルザが絶句している。
それは一郎も同じ思いだ。
このルードルフ王がやった野蛮で冷酷な一連の行為……。正直に言えば、一郎はいまのいままで、それらは、サキか、あるいはいなくなっているようである女官長テレーズ、それとも、あのラポルタなどがやった工作行為だと思っていた。
一郎の知っているルードルフ王の性質には合致しないからだ。
しかし、操られていたか、おかしな暗示を掛けられていたのだとしても、現時点でルードルフ王がいかなる操心術、すなわち、心を操る魔道のようなものにはかけられていないことは明らかだ。
それは魔眼で確認できる。
だから、さっきの言葉は正真正銘、ルードルフ王の本音なのは間違いない。
それにも関わらず、あの残酷な死体に対して、仕方のないことだと言って笑うことができるのだ。
この瞬間、一郎の中にあった一切の罪悪感が消滅した。
「なぜ、そんな顔をする。なにか不満でもあるのか? だから、仕方がなかったのだ。残酷な仕打ちをしなければ、余の一物が勃起せず、しかも、純粋で無垢な少女でないと、射精もできんかったのだ。だから、仕方あるまい。あれらの身内にはちゃんと謝罪して、王領の一部を譲渡しよう。まあ、それで収まるであろう」
ルードルフ王がからからと笑った。
「もういい。喋るな……。エリカ、イット、そいつを真ん中に連れてこい」
「あっ、はい」
「はい」
ふたりが気持ち悪そうに、ルードルフ王の腕をとって、部屋の真ん中に連行する。
ルードルフ王は抵抗はしなかった。
一郎は最初にこの地下牢に入ったとき、ベアトリーチェの両腕を吊っていた天井からの鎖に、ルードルフ王の前手錠を繋げた。
おそらく、この地下牢はもともと拷問室も兼ねているのだろう。
だから、こんな仕掛けがあるのだと思う。
天井からの鎖を上下する操作具も壁にあることに気がついていた。
一郎はルードルフ王の前手錠がしっかりと鎖に繋がったのを確認すると、壁の操作具で鎖を引きあげていった。
「おっ、おっ、なんじゃ? もしかして、余を愉しませてくれるのか? ならば条件がある。責めるのは、そのエルフ娘にしてくれ。その娘であれば、余は愉しめそうだ」
徐々に短くなる鎖に身体を引きあげられながら、ルードルフ王が笑った。
まったく、この変態は……。
「わかった。望み通りにしてやるよ。エリカにお前を責めさせる。その代わりに、エリカを主人とする隷属を結べ。いいな」
一郎はルードルフ王の爪先がぎりぎり床から離れたところで、鎖の引きあげをやめた。
準備していたものを取り出す。
「隷属の腕輪」だ。いわゆる「隷属の首輪」の腕輪版であり、通常この世界で奴隷に嵌めるのは首輪がほとんどなので、それだけで腕輪だと隷属具だとわかりにくい。
しかも、意匠にも凝っており、さらに宝石なども散りばめさせていて、見た目では国王が身につけるのに相応しいような装飾具だ。
この王都に来る前に、ユイナとミウに無理を言って作成させたものであり、ガドニエルとスクルドに魔道を込めさせた。
おそらく、この世に存在する最高の隷属具であり、しかも、まずどんな魔道遣いでも、これが隷属具と見抜くことはないと思う。
ガドニエルやスクルドを越える魔道遣いが鑑定術を使えば別だが……。
いずれにしても、今回の王家乗っ取り策には、目の前のルードルフ王の隷属が不可欠なのだ。
手を伸ばして、宙づり状態のルードルフ王の右手首にこれを嵌める。
「ほう……。隷属具か?」
本人にはわかったみたいだ。
「そうだな。お前には奴隷になってもらう。犯した罪の代償だ」
「奴隷にすることで、余を助けるということか。まあよいだろう。だが余にも条件がある。余を愉しませよ。さもないと、奴隷になどなってはやらん」
ルードルフ王が高笑いした。
一郎は舌打ちした。
だが、このルードルフ王の言うとおり、隷属具の難しいところは、最初に隷属がかかるときに、心の底からそいつが隷属したいと考えることが必要なことだ。
それは、ガドニエルたちほどの魔術遣いが隷属術を刻んだとしても同じらしい。一度隷属術がかかれば、あとはその隷属術を使って、主人を替えればいいだけだが、とにかく最初は「屈服」という状態が不可欠なのだ。
だから、大抵の隷属には拷問が伴う。
しかし、こいつが拷問で屈服するか?
さっきから、蹴ったり叩いたりしても、喜ばすだけみたいだが……。
まあ、こいつはエリカが「主人」であれば、隷属してもいいと口にしたのだから、試してみるか……。
隷属さえかければ、策を先に進められる。
「あ、あのう、もしかして、さっき、わたしがこいつを責める役をすると、おっしゃいましたか……?」
そのとき、不安そうにエリカが言った。
「言ったな。策は説明していたよな。こいつを隷属させることが必要なんだ。どんな手段でもいいから……」
「い、いやです──」
エリカが顔を蒼くして叫んだ。
「絶対に嫌です──。こんな変態──」
さらに激しく首を振る。
それに対して、一郎は微笑みで返した。
「い、いやああ」
さらにエリカが拒絶した。
「まあいいから……。それよりも、アネルザ、来い」
一郎はアネルザを呼んだ。
アネルザをルードルフ王の前に来させたのは、この変態が一番効果がありそうないやがらせをしようと考えたからだ。
あとでエリカでも誰でも使って隷属を完成させるにしても、それだけでは罰にならない。
この変態が口惜しがるような、なにかをしたい。
「ん? なんだい?」
アネルザがルードルフ王が吊られている正面にやってくる。
一郎はいきなり、そのアネルザのスカートを正面から
「わっ、な、なにをする──」
顔を真っ赤にしたアネルザが慌てて、手で押さえようとする。
「抵抗するな──。命令だ──」
しかし、一郎は強引にスカートを引きあげながら一喝した。
「ひっ」
そのひと言だけでアネルザがすくみあがり、おずおずと両手をスカートの裾からどかせた。
両手を体側に伸ばした体勢になる。
一郎はアネルザの股間がぎりぎり露わになるまでスカートを引きあげたところで手をとめる。
「スカートを持て、アネルザ。おろすなよ」
アネルザにスカートを持たせた。
ルードルフ王に振り返る。
「一度だけ謝っておくよ、ルードルフ。以前、遠慮なく王妃を愛人にしていいと語られたことがあったな。確か、キシダインを殺した直後にふたりきりで話したときだった」
「おっ、おっ、おおっ?」
しかし、ルードルフ王は聞いているのか、聞いていないのか、いまはただただ、ぎりぎりまで捲りあげられているアネルザの白い腿に見入っている様子だ。
眼を大きく見開いて凝視し、股間はぎんぎんに硬く勃起させている。
「見たとおり、いまや、このアネルザは俺の女だ。しっかりと寝取らせてもらった。言っておくが、このアネルザはいいぞう。打てばしっかり啼く可愛いマゾだ。お前にはもったいない。しかし、それでも人の妻を奪うんだ。一度だけ謝っておく。すまんな。アネルザはもう俺がもらった」
一郎はアネルザに振り返る。
「あげろ」
アネルザが顔を引きつらせる。
「こ、ここでか? だ、だって……。ここで?」
流石にアネルザは躊躇したようだ。
一郎は亜空間から乗馬鞭を出した。
びしりとアネルザの太腿に正面から一閃する。
「ひうっ」
アネルザが顔をしかめた。
「命令だ」
一郎はもう一度、アネルザに太腿を打ち据える。
だが、打ったそばから、淫魔術で肌の治療をしている。
「わ、わかったよ……」
ちょっと半べそのような表情になったアネルザのスカートがさらに捲りあがっていく。
次第に股間が露わになっていく。
「こ、このアネルザを……。あの虎女を……。信じられん……。し、しかも、あのアネルザが可愛い……。こんなに……」
ルードルフ王が呻くように言った。
唖然としている表情だ。
「ほ、本当にやらないとだめか?」
しかし、アネルザがぎりぎりでスカートをあげるのをやめてしまった。
一郎は黙って乗馬鞭を太股に打ち据える。
「ひんっ」
アネルザが短い悲鳴をあげて、またスカートを持っている両手をあげていく。
それはともかく、ちょっと面白いのはほかの女の反応だ。
いまいる女たちの中でも、特にエリカとガドニエルは被虐癖が高い。このふたりはしっかりと責められるアネルザを凝視し、まるで自分も責められているかのように、顔を赤くして太腿を擦り合わせるような仕草をしている。
コゼはアネルザもルードルフ王も見ていない。コゼがじっと視線を送っているのはただただ一郎だけだ。
イットについては、この状況でどうしていればいいのかわからないかのように、あちこちに視線をさまよわせている。
こんなところにも個性があって愉快だ。
アネルザの秘部が現れた。
下着のない剥き出しの胯間だ。すでにたっぷりと濡れている。
実は、今日のアネルザには下着をはかせていなかった。一郎の焦らし責め調教のせいで、股間の疑似男根がずっと勃起状態なのだ。
とてもじゃないが、下着をつけることができなかったのである。
「おおっ、おおおっ? なんだ、それは? なんじゃあ?」
ルードルフ王が声をあげた。なにしろ、アネルザの股間には子供の性器のように小さいが、まるでふたなりのような疑似男根がある。
しかも、夕べからの射精管理が継続していて、大きく勃起している。
ルードルフ王は、それにびっくりしている。
「な、なんだそれは──。ふたなり──。ふたなりか──。待て──。それは余に任せよ。余はまだふたなりという者を味わったことはない──。そのアネルザは余のものだ──」
ルードルフ王が口惜しそうに暴れ始めた。
絶対にこの変態は、アネルザの股間を見せれば、悔しがると思った。
せめて、自分のものだった素晴らしいものを奪われている口惜しさを味わえばいいのだ。
まあ、こいつは、だが根っからの変態だ。
口惜しがるだけでは、終わらないのもわかっているが……。
「アネルザ、悪かったな、恥ずかしい思いをさせて……。達していいぞ」
一郎はアネルザの疑似男根の根元に嵌まっていた射精防止の環を取り外した。ガヤの城郭でアネルザにお仕置き調教をしたとき一度外したが、あれからもう一度装着させていたのである。
それを外すとともに、粘性術で塞いでいた疑似男根の尿道口も解放した。
「ひやっ」
アネルザが奇声をあげ、出口を求めて男根の竿の部分がぱんぱんに膨れるほどに溜まっていた精液がいっきに噴出する。
まあ、本当は精液でなく、女の愛液なのだが……。
「ああっ、ああああっ」
そして、アネルザはスカートを捲りあげて持ったまま、すごい勢いで疑似男根からどくどくと射精を続ける。溜まりに溜まっていたのだ。
それがルードルフ王の首から顎あたりにかかる。
「うおおおっ」
すると、ルードルフ王が感極まった声をあげた。完全に欲情している。
なにが気に入ったのか知らないが、目の前で本当は自分の妻である女が他人に調教されて淫らに乱れるのを見て興奮したのかもしれない。
やっぱり、根っからの変態だ。
「た、頼む──。いまじゃ──。いま擦ってくれ──。それとも打ってくれ──。最高じゃ──。最高の快感じゃ。目の前で余の王妃が調教をされる──。なんという屈辱──。なんという快感──。おおおっ、おおおおっ、早く──早くうう」
ルードルフ王が鎖を鳴らして暴れ出す。
絶対に、こいつは目の前でアネルザを調教してやれば、むしろ興奮すると思ったのだ。
「だったら、隷属の誓いをするんだな。射精ができるぞ」
一郎はさっきアネルザから外したばかりの金属環を無造作に、ルードルフ王の勃起している男根の根元に嵌める。
「ひおおおおっ」
ルードルフ王が絶叫した。
もしかしたら、かなり興奮させてしまったか?
だが、もうこれを外さない限り、ルードルフ王は射精はできない。
あとは、こいつが興奮することをどんどんとやればいいだけだ。
絶対にこのど変態は、射精欲しさに、隷属を誓うだろう。心から──。
「ああっ、ああっ、ロウおおお」
一方で溜まりに溜まった精液をやっと抜くことを許されたアネルザは、耐えられずにその場に跪いてしまっている。
ただ、それでも一郎が命じたスカートめくりはしっかりと保持している。
一郎はアネルザの肩を押して、床に倒した。
高尻の姿勢になったアネルザのスカートを今度は後ろから捲り、白い尻を露出させる。
「ルードルフ、口惜しいか? それともアネルザを手放すのが惜しくなったか? どっちでもいい。もっと興奮したければ、その腕輪から流れる隷属の魔道に身を委ねろ。心から屈服しろ」
一郎は自分の股間を露出させるとアネルザの尻の下から怒張を挿し込み、すでにずぶずぶに濡れている股間に男根を貫かせた。
女側の性欲についても、アネルザは半日以上焦らし責めの状態だった。
一気に深いところまで貫かれたアネルザは、最初のひと突きで昇天してしまった。
「あああっ、ほおおおっ」
アネルザが激しく腰を揺らして嬌声を響かかせる。
「うわああっ──。それは余のものだ──。余のものだと言っておるだろうがあ」
ルードルフが宙吊りの身体を揺らしながら叫んでいるのが聞こえる。
「いまは俺の女だ。もっと口惜しがれ。もっとな」
一郎はアネルザの子宮の入口部をがんがんに刺激しながら激しく律動した。
「ひいいいっ」
達したばかりのアネルザが、またもや絶頂に向かって快感を飛翔させた。
「くそうっ、それは余のものだあ。余を無視するなあ──」
一方で、ルードルフ王は口惜しそうに悪態をついて、宙吊りの身体を暴れさせる。
ざまあみろ──。
一郎はますますアネルザを激しく啼かせようと、律動に拍車をかけた。