【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
ラスカリーナの腰の後ろに繋がっている縄がゆっくりと動いていく。
「あっ、あっ」
その縄は、このロウの不思議な術で天井に繋がっていて、その天井に繋がっている部分は前に動くので、当然にラスカリーナは縄に押されるように前に出るしかない。
だが、その腰の縄は、ロウがラスカリーナに施した股縄にも繋がっていて、否が応でも、ラスカリーナの股間を刺激する。
「おっと、連隊長、足首に絡まっているものは置いていってもらいますよ」
ロウがラスカリーナの足首に残ったままだったズボンを後ろから踏みつけた。
しかし、縄は前に進んでいるので、一瞬、ラスカリーナは身体が浮きあがって、股間がぐっと持ちあげられた感じになった。
「ひあっ、あんっ」
ずんという甘い衝撃が股間に加わり、ラスカリーナは思わず淫靡な声をあげてしまう。
この歳でこんな声を……。
恥ずかしい……。
ラスカリーナに羞恥が襲いかかる。
とにかく、必死で体勢を整える。
下半身には、半分おろされた下着と縄以外になにもなくなる。ラスカリーナは縄に引っ張られて歩かされる。
だが、やっと爪先が立つくらいに引きあがっているのだ。歩くたびに股縄が食い込み、ラスカリーナの下腹部になんともいえない切ない疼きを咥えてくる。
「あっ、こ、こんな……」
ラスカリーナが懸命に足を前に出しながら、思わず呻いた。
「これも邪魔かな?」
ロウがさらに手を伸ばして、半分ほど脱がされかけている下着を持つ。
すると、一瞬にして下着が消滅する。
「えっ?」
またもや、魔道だ。
しかも、瞬時に身につけているものを剥ぎ取る魔道など、存在するのか?
ラスカリーナは驚いた。
だが、さらに、抜き取った布の厚さの分を埋めるように、股縄が縮むようにさらに股間に喰い込んできた。
ラスカリーナの思念を一瞬で消滅させ、股間の激しい疼きが走る。
「ああっ」
ラスカリーナは歩きながら背中をのけぞらせていた。
布越しに加わる股縄の衝撃など、直接に加わる瘤縄の刺激とは比べれば、大したものじゃなかったのだということを思い知ってしまった。
「あっ、いやっ」
歩みを進めるたびに、股縄の衝撃が襲いかかる。
足が砕けそうになるのに、膝をおとすと股縄が喰い込み、さらに強い衝撃が加わる。
それでも縄が引きあがって前に進むので、ラスカリーナは無理矢理に歩くしかない。
知らず、ラスカリーナは首を横に振りながら、取り乱すように身体を悶えさせてしまっていた。
「いい感じに練れてきたね」
横を歩いているロウがラスカリーナの内腿に手を伸ばして、つっと腿を指で撫でる。
そこには、ラスカリーナが恥ずかしくも垂らしてしまって股間の汁があるのだが、それをすくい取るようにして指につけ、ラスカリーナの頬になすりつけてきた。
それはともかく、びっくりしたのは、ロウの指だ。
指先が肌に触れた途端に、凄まじい快感がそこから襲いかかったのだ。まるで、とうの昔に置いてきたと思っていたものを掘り起こされるように……。
「ひああああっ」
ラスカリーナは自分でも驚くような声をあげてしまった。
なに、いまのは──?
あれは、なに?
ラスカリーナは大きく狼狽した。
魔道の指──?
そんなものじゃない。
あれは、怖ろしい武器のようなものだ──。
指先だけで、あんなに──。
「ねえねえ、これって、あのめすい……、いえ、スクルズ様が作ったの?」
耳にソファにいる女たちの声が入ってきた。これはコゼの声か?
はっとする。
そういえば、ここにはナールをはじめとして、ロウと一緒に来た女たちがいて、その目の前でこんな醜態を演じているのだった。
ラスカリーナに改めて大きな羞恥が走る。
それとともに、身体がかっと熱くなり、さらにどくどくと樹液が股間からこぼれて、股縄を濡らすのがわかった。
「いえ、スクルズ様が語られたありがたい言葉を書き取ったものだと言われてます。これは簡易版なのです。正規の聖典はもっと厚い本なのですが、数が少なくて、それに高額でとてもあたしの準備できる財くらいでは……」
ナールが応じている。
「高額って、これが? ええっと、“右の尻を叩かれたら、左の尻も叩かれなさい。叩かれる幸せを覚えましょう。苦痛を幸福感に変えることができることが、天道様のしもべになる道です……。ええと、まだあるわね……“問題ありません。いまが苦痛でも。その先に最高の幸せがあります……”。はあっ、なんか、いかにも、あいつが言いそうなことだけど……。なんか、頭の線が数本切れている感じで……」
さらにコゼ。
「とてもじんと心に染みます」
ナールが言っている。
「ちょっと待って、それはともかく、あんた字が読めるようになったの?」
エリカが驚いたような声をあげている。
「なんか失礼ねえ──。あたし、これでも毎日勉強しているのよ。練習がてら、日記も書いてるんだから」
「日記? すごいじゃないのよ。今度見せてよ」
「なんで見せないといけないのよ。まあいいけど」
コゼがくすくすと笑っている。
「聞きました、ロウ様──。コゼは文字の勉強してるんですよ。ロウ様もいい加減に──」
「いいんだよ。その代わりに、俺はお前たちの読めない文字を知ってるんだから」
ラスカリーナの横のロウが笑って、エリカに言葉を返した。
「まあ、だったら、ガドがご主人様が必要なものは全部読みますわ。文字の読み係の雌犬のガドですわ」
あれは、ガドニエル女王だろう。随分と陽気……というか、能天気な雰囲気だが……。
「なに言ってんのよ、ガド。あんた、そろそろ、国に帰らなくていいの?」
「ちょっと、コゼ様がなにを言っているのか……」
「薄ら惚けるんじゃないわよ」
彼女たちが笑い合った。
そういう話のあいだも、ラスカリーナは縄に引きずられるように、部屋を歩かされている。
大きく一周回り、やがて、廊下に続く扉の前に着く。
そこでやっと吊り縄の動きがとまった。
ラスカリーナは大きく息を吐いた。
「股縄の味は気に入ったか、ラスカリーナ?」
ロウが前に回ってきて、ラスカリーナの顎を軽く持ちあげた。
「はあ、はあ、はあ……。はい……」
乱れている息を整えながら、ラスカリーナはロウに顎を持たれたまま頷いた。
だけど、“はい”?
なに言っているのよ──。
ラスカリーナは自分でも自分の言葉に驚いた。
「いい子だ。ご褒美だ」
ロウの顔がラスカリーナに近づく。
どきりとした。
まさか、口づけをしようとしている?
こんな中年の女に、辱める以外の興味がロウにあるとは信じられなかったが、ロウの唇はしっかりとラスカリーナの唇に重なった。
舌が唾液とともに入ってきて、口の中がねっとりと舐められる。
「んんっ、んああっ、んんあっ」
全身がかっと熱くなる。
脱力する──。
強烈な口づけだ。
いや、これが口づけか──?
それは、遠い昔にラスカリーナが味わったものとは、まるで違っていた。口を使った性交そのものだ。
ロウのひと舐め、ひと舐めが気持ちよすぎて、なにも考えられなくなる。口から股間に向かって強い疼きが走り抜けていく。
「んんんんっ」
身体ががくがくと震えた。
まさか、口づけで絶頂しようしている?
ラスカリーナは自分が信じられなかった。
しかし、ロウの顔が離れた。
ラスカリーナはほっとするとともに、切ない気持ちにもなった。
「ああ……」
ラスカリーナは、ロウの顔を追って、じっと視線を動かした。
「雌の顔になったな、ラスカリーナ。じゃあ、改めて聞いてやろう。そろそろ、覚悟ができただろうしな」
ロウが笑った。
そういえば、そんな話だったか?
赤いチョーカーをつけて、ロウたちの一党に加わるということだったか……。
もちろん、否はない。
わざわざ、こんな脅すようなことをしなくても、ラスカリーナはすぐに頷いただろう。
もともと、あんな国王に忠義を尽くして、一緒に殺されるつもりなどないのだ。
「わ、わかったわ……。あなたたちに加わります……」
ラスカリーナは言った。
しかし、ロウはくすくすと笑った。
「ああ、それはもっと後で聞いてやろう。いま訊ねるのは、俺に犯される覚悟ができたかということだ。犯されたいなら、そう言ってくれ。言えば、俺のことを永久に忘れられないようにしてやろう。つまり、性奴隷だ」
ロウが言った。
「せ、性奴隷?」
耳を疑った。
犯すとか、性奴隷とか、そういう価値が自分にあるとは思えなかったのだ。しかも、横で聞いている限り、あの信じられないような美女たちがロウを慕っているのはわかる。
そんなロウが、まさか、ラスカリーナを性奴隷に求めると?
ラスカリーナは唖然としてしまった。
「そういうことだ。決心がつけば、教えてくれ」
すると、ロウが廊下に続く廊下を大きく開いた。
ラスカリーナはびっくりした。
さっきも同じことをされたが、今度は廊下から複数の兵たちの話し声がするのだ。
しかも、近づいてくるような……。
「ひっ、や、やめて。し、閉めて。閉めてください。なる。なります。なりますから」
ラスカリーナは慌てて言った。
談笑している雰囲気の兵たちの会話はどんどんと声が大きくなっていく。つまり、近づいているのだ。
だが、扉は大きく開いていて、ラスカリーナのみっともない姿がそこにあり……。
「聞こえないなあ。なんになるんだ? 俺が訊ねているのは犯される覚悟ができたかどうかだ。犯されたいか、犯されたくないか。それだけを言ってくれ」
ロウが笑った。
そのあいだにも、足音が近づく。
もう、すぐそばだということがわかる。
もしかしたら、ラスカリーナとロウの会話まで聞こえるくらいだ。
ラスカリーナは動顛した。
「お、お願いします……。閉めて。閉めてください……」
ラスカリーナは必死で言った。
もちろん、声は抑えている。
「犯されたいか、犯されたくないかだ。大きな声を張りあげろ。それが俺の性奴隷になる覚悟だ。だが、その覚悟をすれば、最高の幸せを約束しよう。さっきの小冊子の言葉じゃないけどね。辱しめの苦悩の後に幸せがある」
ロウがラスカリーナが締められている股縄を後ろから掴んだのがわかった。
そして、いきなり、それを揺すられた。
「ひゃああ、ひゃっ、やっ、やめて、ああっ、なります──。いえ、犯して──。犯してください──。お願いします──。だ、だから、やめて。扉を閉めて」
縄瘤が激しく動き、ラスカリーナに快感が襲いかかる。
思わず声をあげたが、兵たちの談笑の声はすぐそこだ。なにかを話し込んでいるのか扉のすぐ手前くらいから、声が聞こえてくる。
ラスカリーナは必死に哀願した。
「仰せのままに、連隊長。だが、気づかれたくなければ、一生懸命声を我慢することだ」
吊りあがっていた縄が緩んで、身体ががくんとさがった。
ラスカリーナは膝を折りそうになったが、それを腰を掴んでロウが支える。
ほぼ同時に縄瘤が外れた。
「ひんっ」
縄瘤が離れることで痺れるような快感が股間に走り、咄嗟に声が出そうになったが懸命に耐える。
見ると、自分でも恥ずかしいくらいに、股縄に愛汁がまとわりついていた。まとまった蜜もどろりと垂れ落ちる。
どれだけ感じたのだ。
かっと羞恥が走る。
それはともかく、ロウがラスカリーナの腰を引っ張るように下げ、ラスカリーナは後ろにお尻を突き出すような格好にされた。
ロウが背後でズボンと下着を足首におとす気配がした。
まさか、立ったまま──?
いや、それよりも、まだ扉が……。
そういえば、声を出すなって──。
えええ──?
「ちょ、ちょっと待って、扉を──」
ラスカリーナは恐慌に陥った。
「自分を知ることだよ、ラスカリーナ。君はこういうことが好きなんだ」
ロウの怒張がお尻の下を通って、ラスカリーナの股間を貫いた。
「んふうううっ」
信じられないような快感の衝撃──。
ラスカリーナは全身を硬直させつつ、懸命に口を閉じた。