【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
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854 新米性奴隷への洗礼
噴水広場と呼ばれる王都の広場で馬車を停めてもらった。
アネルザに準備してもらったのは、四人乗りの小さな馬車である。屋根はあるが、腰から上の部分は吹き抜けの柱だけになっている簡易なものだ。
それに、馬一頭だけを繋ぐものである。
馭者はナールで、座席側に座っているのは、一郎とガドニエルとコゼだ。
王家の紋章の入ったような派手なものじゃない方がいいと頼んで、これにしてもらったのである。
「あれが、スクルドならず、スクルズの祭壇か?」
一郎は、馬車の中から、ちょっと離れた位置にある広場の一角を占めている四角い台座のようなものを眺めて言った。
話しかけたのは馭者台のナールに向かってだ。
一郎は目立たない簡素なものに着替えたが、貴族たちを集めた大会議を行った
ただ、すでにかなりの汗をかいている。
陽は落ちて、風の涼しい時間帯になっているので、これだけの汗をかくのは不自然なのだが、まあ、一郎が施した悪戯を考えれば、それも当然だろう。
なにしろ、一郎は、馬車に乗る直前に、ナールの股間に装着させている二本にディルド付きの革帯を一度外し、それぞれにたっぷりと痒み剤に塗ってから装着させ直したのだ。
もちろん、左右の乳首にも忘れずに塗りたくった。
しかし、そのナールの表情はまったくの無表情だ。
痒み責めが効いていないわけじゃないのは、これだけの汗をかいていることからわかるが、随分と我慢強い性質みたいだ。
「は、はい……。な、なくなったスクルズ様が、生き返って昇天なさったという奇跡の場所です。王都の者たちがああやって、祭壇をこしらえたもので、い、いまでも花などを捧げて祈りをする者たちが絶えず……」
ナールが説明を始める。
だが、こうやって見ていると、ナールの足は馭者台で小さく足踏みをするようにずっと動いており、軍装だが短いスカートから出ている腿はずっと擦り合わされている。
どうやら、かなりつらいみたいだ。
一郎の嗜虐心が刺激されて、思わずにやにやしてしまう。
「なるほどなあ。確かに、こんな時間だが、まだまだ祈りのために集まっている者は多いな。しかし、さっきも教えてもらったと思うけど、そのスクルズは生きているぞ。認識阻害の魔道をずっとかけているから、誰もわからないけどな。しかし、屋敷の中では、欺騙の魔道も解いているだろう。生きているスクルドに会ってやってくれ」
一郎は言った。
あのスクルドが一郎を追いかけるために、神殿長をやめようと考え、ここで偽者の死体を準備して死んだふりをしたというのを聞いたのは呆れたものだ。
本人としては、死体が空中に浮かび、昇天した演出をしたのはベルズのやったことだと言い訳していたが……。
「は、はい、スクルズ様が本当に生きておられるというお話には驚きましたが、嬉しいです……。お、お会いするのが楽しみで……」
「会ったらきっと幻滅するわよ。あたしたちの仲間の中でも、かなりぶっ飛んでいる方だしね」
コゼも顔を前側に乗り出してきて笑った。
「で、でも、楽しみです。で、では……そろそろ……」
ナールが馬車を進めようとする。
これもまた当然だろう。
ナールには、痒みを解決してやるのは、ナールに馭者を命じた一郎たちを乗せた馬車が屋敷に着いてからだと言っている。
だから、早く行きたいのだ。
しかし、もちろん、一郎は時間をかけて屋敷には帰るつもりだ。
さっきはブラニーの守っていた小屋敷にも立ち寄り、外観からはただの廃墟の幻影のかかっている屋敷に入って、ブラニーとの再会もした。ブラニーの屋敷と王都郊外のシルキーが守っている幽霊屋敷とは、移動術の設備で繋がっているので、そのまま瞬時に戻れたのだが、あえて、馬車で進むことを選んだのは、王都を確認したかったというのもあるが、このナールで遊ぶためでもある。
早く帰る手段は、スクルドを呼び寄せて、移動術で向かってもいいし、新しく眷属になった韋駄天族のスカンダもいる。
実は、いくらでも、早く戻る手段はあるのだ。
「まあ、急くなよ。折角だ。俺たちも祈りを捧げていくか。当たり前だがスクルズ様とは、満更、知らない仲じゃないしな……。ナール、着いてこい──。ガドとコゼはここにいてくれ。ガドはどうしても目立つし、コゼは馬を頼む。心配ない。すぐそこだ」
一郎は意地悪くそう言うと、馬車の腰までの高さしかない馬車の扉を自分で開けて、馬車をおりる。
祭壇の回りには、陽も落ちたというのに、かなりの人がいて、膝をおとして祈りの姿勢をしている。祭壇に向かって並んでいる者もいる。
それなりの人手だ。
まあ、この噴水広場そのものが夜でも人通りが絶えることのない場所であり、おそらく、広場全体で数十人はいるだろう。賑やかな場所なのだ。
広場全体にかがり火も照らされているので、音楽を鳴らしたり、大道芸人の周りに集まったり、集会のようなことをしたりとまちまちだ。
恋人っぽい男女がデートをしたりしている姿も垣間見られる。
スクルズの祭壇もその一角にあるのだ。
聞いたところによれば、これが昼間ともなると、あの祭壇にはあれ以上のかなりの行列ができるくらいに人が集まるそうだ。
もっと立派な祭壇に有志で作り直すという計画もあるらしく、まだまだ、スクルズ人気がすごいようだ。
「あっ、は、はい。お待ちを、天道様……」
ナールがちょっとつらそうな動きで、馭者台を降りてくる。
一郎は馬車の下でそれをにやにやしながら待つ。
「ふふふ、相変わらず、意地悪ですね、ご主人様……。ねえ、ナール、これはご主人様の性奴隷になったら、誰もが体験する洗礼なのよ。みんな、やっているの。なにせ、ご主人様は、なんといっても、痒み責めであたしたちを苛めるのが大好きなんだから。まあ、しっかりね」
座席側から、馭者側に移ってきたコゼがナールに声をかけてきた。
「あ、ありがとうございます、コゼ様」
「呼び捨ててよ、ナール。言葉も崩していいし」
コゼがくすくすと笑った。
「い、いえ、言葉遣いが丁寧なのは性分で……。でも、わかりました、コゼ」
「じゃあ、よろしくね。ご主人様の調教を受けてても、護衛はちゃんとするのよ。痒み剤付きのディルドを挿入されているくらいで、満足に動けないようじゃあ、ご主人様の性奴隷はつとまらないわよ」
コゼが適当なことを言う。
どうやら、半分揶揄っているのだ。
しかし、ナールは真面目にとったらしく、はっとした表情になる。
「わ、わかりました」
ぐっと背筋も伸びた。
一郎はほくそ笑んだ。
「わたしも、ここで魔道で見張っております。少しでも怪しい者がいれば、魔道で吹っ飛ばしますのでご安心ください」
ガドニエルだ。
「なんか、怖いなあ。スリのひとりでもいれば、この王都広場を焼け野原に変えそうだな」
一郎は笑った。そのガドニエルにそっと耳打ちする。ガドニエルは怪訝そうにしながらも、しっかりと頷いた。
そして、祭壇に進む。
一郎は、ナールを連れて、祭壇が空くのを待っているらしい男女の後ろに並んだ。最前列まで五組ほどだ。
ナールはぐっと歯を噛みしめている。
しかし、まあ、よくも我慢できるものだ。
こうやって隣にいると、時折、眉がひそめられたり、顔全体が上気しているように見えるのを除けば、ほとんど平静だ。
だが、よくよく観察すれば、やはり足先については、かすかに足踏みをするようにずっと動いていた。
一郎は、ナールの耳元に口を近づける。
「……そういえば、まだ、おしっこをさせてなかったな。ここでならしていいぞ。立ったままな。構わない。貞操帯のままぶちまけろ」
意地悪くささやいた。
軍営でナールを成り行きで性奴隷の刻みをしたときから、ナールには、ずっと放尿を許さずに、革帯で股間を封鎖している。
あのときから尿意を訴えていたので、もう半日も耐えていることになる。
随分と我慢できるものだと、少しばかり感心もしていた。
「こ、ここで? えっ、い、いえ、我慢します。な、なんとか」
ナールは一瞬、びくりとしたが、ここで放尿するなら出していいと言われて、目を丸くした。
慌てたように首を横に振る。
「そうか。ならいいけどね。尿意も痒みも、ディルドを締めつけていれば、少しは耐えれる。そうしてろ」
一郎は、もう一度誰にも聞こえないようにささやくと、にやりと笑った。
「は、はい……。そうします。お、お言葉をありがとうございます。は、励みます……」
ちょっと調子も狂うが、それでも、ナールががくりと肩を落としたのがわかった。
だが、言われたとおりに、必死にディルドを意識して締めつけだしたみたいだ。
一郎の淫魔術で見極めているナールのステータスは、締めつけることで、どうしても快感を覚えるらしく、どんどんと「快感値」の数値が減っている。
いまは、“20”を切った。
すでに、股間はびっしょりと濡れていることだろう。
さすがに、だんだんと息も荒くなってきた。
さらに淫魔術で覗けば、ナールが必死になって、締めつけているのがよくわかる。
犯したときもそうだったが、シャングリアとか、ベアトリーチェとかも同様なのだが、騎馬で鍛えている者は膣の締めつけがいいのだ。
かなり気持ちがよかったのを覚えている。
ただ、百合癖でも性癖は過激でないのか、あまり性感は鍛えられていない。
しかし、感受性は高いみたいだ。
なかなかに、調教のしがいがあると思った。
そもそも、これは多分、すぐにマゾに染まる。もう染まりかけているし……。
さて、そろそろ、鉄仮面の仮面を剥いでやるか。
祈りをしていた者が祭壇の前からどき、列が前に進んだ。
一郎は、ナールが一歩進もうとするのを待ち、股間のディルドを淫魔術で突然に振動させた。
「うっ」
ナールが一瞬立ちすくんで、さらにがくんと膝を曲げた。
前の二人づれが訝しんで、振り返ったのがわかった。
「どうかしたか?」
一郎はわざとらしく声をかける。
「い、いえ……。な、なんでも」
ナールは懸命に歯を喰いしばっている。
一郎がまだディルドを激しく動かしているのだ。
「どうする? とめて欲しいか? それとも動かし続けるか?」
一郎は周りには気づかれないように、ナールにそっと耳打ちした。
「と、とめて……ください……」
ナールがほとんど聞こえるか、聞こえないかの声でささやく。
「そうか。そろそろつらいと思ったから、動かしてやったんだがな。動かして欲しければ言ってくれ」
一郎は振動をとめた。
ナールがほっと息を吐くのがわかった。
だが、つらいのはこれからだ。
一郎にはわかっている。
一度、痒みが癒える快感を味わうと、もう我慢することは無理だ。痒みのつらさは桁違いになる。
ナールが音をあげるのに、どれくらいかかるか……。
そして、しばらくすると、ナールの息遣いがかなり激しいものに変わってきた。
足踏みの動きも不自然なくらいに目立ってきている。
さらに前が空く。
ナールが一郎に声をかけてきたのは、さらに列が一組分進んだときだった。
「う、動かしてください……。お願いします」
ナールがか細い声で言った。
「いいとも」
一郎は微笑んでからディルドを振動させた。
ただし、ナールが予想していた前側ではなく、アナルに挿入している後ろ側のディルドだ。
「おうっ」
ナールが吠えるような声をあげて伸びあがり、両手をお尻に当てて、その場にしゃがみ込んでしまった。
さらに、一郎はナールのクリトリスに当たっている部位にある革帯の突起も激しく動かす。
実はそこも自在に動くのだ。
「ひいいいっ」
ナールがひと際大きな悲鳴をあげた。
すると、次の瞬間、しゃがんだナールのスカートから、激しくおしっこが噴き出した。
ついに、失禁したみたいだ。
「わっ、なんだ?」
「きゃあああ」
「わっ、なんだ。こいつ?」
周りの者が驚いて騒ぎだす。
「ひっ、ひっ、ひいっ」
ナールはどうしていいかわからず、動転している。
一郎はしっかりと、ナールの腕を掴む。
「ガド──」
馬車に向かって声をあげる。
次の瞬間、ナールと一郎はまだ喧騒にある祭壇の前から離れて、馬車の陰に移動していた。
もっとも、まだナールの放尿は続いている。股間に革帯が嵌まっているので、スカートの中で撒き散らしている感じだ。
「早くすませろよ。小便が終わったら逃げるぞ」
一郎はにっこりと微笑んで、アナルとクリトリスの部位の振動をとめてやる。
「ひ、ひいっ、ひっ──。は、はいっ、天道様」
ナールの顔からはついに鉄仮面が完全に剥がれて、ついに、彼女は真っ赤な顔をして、泣きべそをかきだした。
いまだに終わらないおしっこをスカートから撒き散らしながら……。
「いい顔になったな、ナール。ようこそ。俺の家族に。だが、まだ、痒みは我慢しろ。犯すのは屋敷に着いてからだ。小便の汚れもな」
やっと放尿の終わったナールに屈み込み、一郎は唇を吸った。
ナールがまだ泣きながら、一郎の口にむさぼりついてきた。