【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「えっ? エルフ王家の
すると、一郎に抱きついたままのマアがきょとんとした顔をガドニエルに向けた。
この感じだと、エルフ王族だけにあるという“
「なんかそうらしいぞ、おマア。しかも、その誓いによる魔道の絆は、俺とガドだけじゃなく、俺が性奴隷の刻みで繋げている女側にも影響するということらしい。もしかして、おマアもあと数百年くらい生きるのかもな。もちろん、若さを保ったままで」
「もしかしてじゃありません。その通りになります。それくらいエルフ族王家だけに伝わる“
「胸張るんじゃないわよ。勝手にご主人様に“
コゼが笑った。
「ご主人様との結びつきが全てに優先です。女王の権力です」
「女王の権力ねえ」
コゼは、まだくすくすと笑っている。
「よ、よくわからないけど……、ロウ殿が女王陛下に慕われているというのはわかったわ……。はあ……」
マアが溜息をついた。
「それで、モートレットの話だったな」
一郎はマアに言った。
「あ、ああ、そうだったわね……。実は、ロウ殿にお願いしたいことがあって……。モートレットをあなたの庇護に加えて欲しいの……」
「庇護? もしかして、それは、あいつの出自に関係することか、おマア?」
「え、ええ、そうよ……」
「わかった、聞くよ」
「と、とにかく、どこにでもある話よ……。あのアーサー大公は、いまでこそ大公だけど、もともとは大公家の中でも傍系というのは知っているかしら、ロウ殿? アーサー大公の出身のブリテン家は、ハロンドールでいう伯爵家と子爵家のあいだくらいの地位よ」
「まあ、なんとなくはね。実力で競争相手を蹴落として大公まで成りあがったんだろう?」
会ったのは一度だけだが、なかなかの野心家で、しかも、かなりの自信家だったという印象だ。
そういえば、あいつは、ハロンドールの王女のイザベラやアンにも手を出そうとして、それでわざと目の前でふたりといちゃついてやったのだった。
思い出したら、ちょっと一郎も苛ついてきた。
辺境候域でのこともそうだったけど、南域のドピィとやらの反乱も、タリオの諜報員の影があった。
もしかして、王都騒乱の発端となったテレーズ女伯爵の偽者というのも、タリオの仕掛けたものじゃないのだろうか?
あとで、ゆっくりとサキには訊ねてみるか……。
まさか、あのときのことを根に持って、一郎の周りにちょっかいをかけているわけではないだろうが、実に鬱陶しい。
「だ、だから、出世して成りあがる前は、そんなに大物でもなくて、家同士が普通に政略で結んだ婚約者がいたらしいわ……。し、子爵家の娘でね……。名は……モルダ。ど、どこにでもいるような普通の平凡な下級貴族の娘よ……。当時のアーサーの実家は大公家の系統といってもその程度の立場だったのよ……」
マアが言った。
「もしかして、そのモルダというのが、あのモートレットの母親か、おマア?」
「え、ええ、そうね……。と、ところで、や、やっぱりぬ、抜いてはだめかしら? ば、馬車が動くたびに、こ、こすれて……」
マアが色っぽい吐息をつく。
一郎は返事の代わりに、背中を抱いている手の片側をおろして、マアのアナルをちょっとだけくすぐるように刺激してやった。
「ひゃんっ、ああっ」
マアが大きく身体を反応させ、そのために、自分で挿入されている一郎の怒張で子宮を抉るようにしてしまい甘い喘ぎ声を出した。
慌てたように、一郎に抱きついてくる。
「続きだ、おマア」
一郎は話を促した。
「あ、は、はい……。も、もう本当に……あなたにかかったら、あたしもただの小娘ね……。とにかく、ここから先の話は、あたしにモートレットを預けた女性からの話よ。真実かどうかはわからない……。そう思って聞いて」
「わかった」
一郎は頷いた。
「……はあ、はあ……。と、ともかく、若いアーサー大公は成長するとともに、才気を発揮するようになって、多分、それに相応しい出世も望んだ……。だけど、そうなると、モルダさんという幼い頃からの婚約者が邪魔になったのだと思う……。しかも、アーサーはいまでもそうですけど、とても顔がいいし、女にもてるから……。あたしも記憶しているけど、若い頃にはもっとそうだったわ……」
「邪魔になって、アーサーがモルダを捨てたのか?」
「……と、というよりも、逆にモルダさんが焦ったのねえ……。彼女はわざと避妊薬を飲まなかったの。それどころか、妊娠しやすくなる薬を飲んでアーサーの相手をしたの……。子供ができれば、アーサー大公から捨てられなくなると思ったのでしょうね……。彼女は子供を身ごもったわ」
「それがモートレットか」
一郎は言った。
「え、ええ……。でも、アーサー大公……、当時の彼は激怒したそうよ……。さ、さっきも言ったけど、これは受け売りよ。なにも裏取りはしてない。ただ、モートレットをあたしに預けた女性がそう言っているだけ……。そして、アーサーは、モルダの子が自分の種であることを否定したの。自分はサビナ草を飲んでいるから、妊娠させることはあり得ないと言ってね。モルダが孕んだのは、どこかの馬の骨の男の種だと……。証拠も持ってきたそうよ。モルダの浮気の証拠を……。それこそ、捏造したかもしれないけど、それを子爵家につきつけて、慰謝料も要求したということよ……」
「はあ? そのモルダという人が孕んだ子が誰の種かどうかはともかく、やることはやったんじゃないんですか? それで慰謝料を?」
コゼだ。
かなり怒っている雰囲気だ。
「いずれにしても、モルダさんの父親はアーサーを信じた。激怒して、娘のモルダさんを勘当して家から追い出した……。ただ、彼女の母親が、いまの大神殿の法王猊下の妻ルビアと昵懇で……。それで、母親がモルダさんをこっそりとルビアに頼んで匿ってもらったのよ」
「法王家に?」
法王家というのは、タリオ公国、旧カロリック地区、デセオ公国のみならず、このハロンドール王国にも拡がっているクロノス教会の最頂点である。
スクルドは勝手に飛び出してきたが、スクルドがいた第三神殿、ベルズが筆頭巫女の第二神殿を含めて、王都の三神殿は、実はその大神殿に属する神殿なのだ。王国内のほかの神殿も同様だ。
だが、そういえば、モートレットのステータスには、「神官」というジョブがあった。
つまりは、彼女はその神殿で育ったのだろう。
神官として……。
「ええ、ルビアは法王の奥さんといっても、優しいだけの善良な女性よ。彼女自身は法王の妻だというだけで、特段の神殿で高い地位があるわけじゃない。だけど、彼女はルビアを預かり、神殿の隅に小さな家を与えて、生まれてくる子を育てる手段を与えた……。モルダさんと、そして、モートレットと名づけられた母娘は、そこで生きたわ……。彼女たちの存在は隠さないとならないし、ルビアはできるだけ干渉を避けさせようと気を使っていたから、モルダさんが死ぬまでの十年、ほぼふたりっきりで……」
「モートレットの母親は狂っていたということを言っていたと思ったけど?」
一郎は思い出しながら言った。
「ええ……。だけど、誰も気づかなかった……。モルダさんは他人がいると正気に戻るの……。でも、娘とふたりだけでいると狂うの……。そういう狂い方だったらしいわ。だから、ルビアにもわからなかった……。気がついたのは、モルダさんの死の間際だそうよ……」
「死の間際?」
「ええ……。病に瀕しているモルダさんは、ルビアの存在を認識できなくなったのか、娘をルビアの目の前で口汚く罵り、お前のせいで自分が不幸になったと罵倒し、それでいて、急に態度を翻して、モートレットをアーサー様と呼んで愛していると何度も何度も言ったそうよ。これがひたすらに繰り返された……。とても、常人とは言いがたい、まさに狂人の行動に、ルビアは恐怖したと言っていたわ……。また、そんな母親の態度に対して、モートレットは心を動かす様子もなく、普通に平然としていたとも……」
「モートレットをおマアに預けたのは、そのルビアという法王の奥さんだな?」
ルビアという女性のことは知らないが、確か、法王はクレメンスという老人であり、その孫娘が大神殿で「聖女」を名乗っているマリアーヌという巫女で、また、そのマリアーヌの妹がアーサーの大公妃のひとりのエリザベートだ。
マリアーヌは、聖女認定されるほどの高位魔道遣いであるらしいが、エリザベートはまったく魔道は遣えない。
それで、アーサーはエリザベートを冷たく扱い、大公宮の隅にほったらかしにしているということだった。
まあ、大公宮の中のことは、エルザからの受け売りだが、いずれにしても、その法王クレメンスの妻ならば、それなりの老女だろう。
いまのマアの見た目では及びもつかないが、年齢もマアと近いのだろうと思う。
そういえば、マアは、彼女のことを“ルビア”と呼び捨てにしている。
「なにをしても心を動かさない……。ルビアがモートレットを改めて保護したときには、すでに彼女はそうなっていたそうよ。喜怒哀楽の全部をどこかに置き忘れてきたような子供……。それがモートレットよ。彼女は狂った実の母親から、お前は生まれてこなければよかったと、毎日毎日、怨嗟のような言葉を浴びながら育ったらしいわ……。そういう自分の境遇をモートレットは訊ねられるまま、淡々とルビアに説明したようよ。まるで他人のことを話しているような感じで……。ルビアはぞっとしたと言っていたわ」
「もしかして、それでモートレットを俺に?」
一郎は言った。
「それもあるわね。まあ、もしかしたら、彼女にいい変化を与えてくれるんじゃないかと……。いずれにしても、彼女が大神殿から出るのは、今回が最初よ。あたしは、この旅そのものが、彼女にいい変化を与えたと思う。あれでも、結構、喜怒哀楽を示すようになったわ。それだけでもよかった」
マアは言った。
「ねえ、それだったら、あのアーサーがあいつを捕まえにくる可能性はないんですか?」
コゼが口を挟んだ。
「あるいは、殺そうとするかもね……。まさに、ロウ殿に彼女を託したい理由がそれなの。モートレットの存在をアーサー大公が知ってるかどうかはわからない……。でも、彼女の存在は、彼の若い頃の醜聞の証拠よ。赤ん坊の頃ならともかく、いまのモートレットの顔では、大公との血の繋がりは否定できないもの。それもあって、彼女は大神殿から逃げてくる必要があったの」
「わかったよ。ほかならぬおマアの頼みだから、彼女の身元は引き受けよう。性奴隷の刻みをするかどうかは、彼女次第だけど、まあ、面倒みるよ」
一郎はきっぱりと言った。
「あ、ありがとう……」
マアが安堵したように息を吐く。
「……と、ところで、も、もう抜いてくださる?」
そして、マアが汗びっしょりの真っ赤な顔で哀願した。
一郎はちょっと笑った。
そして、外の景色に目をやる。
ほとんど歩くような速度で進んでいるので、ここから屋敷までは、おそらく、十タルノス……。つまりは、十分間余りで到着すると思う。
三人……、いや四人を相手に、十分間とちょっと……。
余裕だな……。
一郎はにんまりと微笑んだ。
「よし、だったら早周りセックスだ──。俺はお前たちを達するように責めるから、絶頂したら交替のルールでどんどん来い。ナールも含めて、マアも参加だぞ。ナールの番が来たら、コゼが馭者を変わってやれ」
一郎はお
とりあえず、マアから怒張を抜き、横に座らせる。
マアは椅子から崩れ落ちそうになった。
「あ、あたしは、も、もう終わりで……」
「つべこべ言うな。早周りだから負担は少ないだろう。ほら、最初は誰からだ?」
「あたしです──」
たったいままでマアが抱きついていたのと同じ姿勢でコゼが対面で抱きついてくる。
しかも、すでに下半身にはなにも身につけていない。
すごい早業だ。
一郎は苦笑した。
「えっ? あ、ずるいです──。つ、次はわたし──。わたしです」
ガドニエルが焦ったように声をあげる。
一郎はコゼの股間を指で愛撫しながら、笑ってガドニエルに視線だけ向けた。
「下着だけ脱いで待ってろ。コゼなんか、すぐに終わらせる」
「えええ──? あ、あたしも頑張りますよお──。できるだけご主人様とくっつくんですから……。あっ、そ、そこ、気持ちいい──。あっ、あっ、あっ、き、気持ちいいです、ああっ、ご主人様ああ──」
コゼもちょっとお
「ガド、次はお前だぞ。すぐに順番が来るぞ。おまんこを濡らしておけ」
「わ、わたしは、いつも濡れ濡れです──。おまんこは濡れ濡れですわ──。いつでも、ご主人様と愛し合うことにかけては、準備万端なのです──」
ガドニエルが下着を脱ぎながら一生懸命な口調で言った。
それはともかく、魔道で一瞬で洗面ができるのに、いまだに一郎にかけられた顔の精を残したままだ。
一郎は、いそいそと下着をスカートから抜いている好色な女王の姿に笑ってしまった。
一方で、一郎の指の愛撫を受け続けているコゼは、早くも絶頂に向かって快感を飛翔させている。
「大丈夫か、コゼ? まさか、挿入よりも前に達することはないだろうな?」
一郎はコゼを
コゼの一番の性感帯だ。
「あっ、あっ、ああっ、だめえええ」
すると、呆気なくコゼは果てた。
その場にコゼが崩れ落ちる。
一郎は大笑いした。
「次だ。ガド──」
「は、はいっ」
ガドニエル女王が嬉しそうに抱きついてきた。
股間に手をやる。
本当に濡れ濡れだ。
これなら、本当に前戯は不要だろう。
「じゃあ、いくぞ──。股を開け──」
一郎は座ったまま、ガドニエルを対面で受け入れ、すぐに律動を開始した。
ガドニエルの豊富な膣の中の性感帯をこれでもかと怒張の先で刺激していく。
「あっ、あっ、あっ、い、一気に……。一気にいきます──。い、いきそう……。いきそう──。ああ、い、いきそうです──」
ガドニエルが身体を大きく悶えさせる。
一郎は苦笑した。
「お前ら早すぎだろう。ほら、コゼ、ナールを呼んで来い」
一郎はガドニエルを怒張で責めたてながら、脱力して床に座り込んでいるコゼに声をかけた。
また、ナールを馭者台に拘束している二個の手錠はたったいま回収した。
「は、はい……」
コゼが馬車の馭者台に這い進んでいく。
下半身になにもつけないまま……。
「いぐううう」
ガドニエルは結局十回もたないまま、果てた。
しかし、まだ、ナールは来ていない。
「ナールが来るまで、また、おマアが相手だ」
一郎は馬車の隅で呼吸を整えているマアの手首を掴んだ。
「あ、あたしはもう無理……。お、お婆ちゃんなのよ──」
「こんなときだけ、お婆ちゃんになるな。いくぞ」
ガドニエルと場所を交替させて、再び強引にマアと結合する。
「ああああっ」
マアが大きく身体をのけぞらせた。