【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
目の前に現れたのは、湯気がたちこめる浴場だ。
だが、一郎の記憶にある場所に比べれば、広さが三倍くらいになっている。そして、大きな一漕だけだった湯槽が五漕に増えていた。
以前からあった大きな浴槽は前のままであり、これはこれで二十人は楽に浸かれるほどの広さなのだが、その周りに中心の大浴槽の四分の一ほどの広さの浴槽が四個増設してあった。
そして、中心の大浴槽が透明の澄んだ湯であるのに対し、周りの四つには、赤、緑、青、黄色の四色の湯になっている。湯船の形も、大円形や円形や長方形などさまざまだ。
床や湯槽の縁などにも、色鮮やに小さな宝石のようなものも埋め込まれており、浴場全体が実に美しい。
さらに、すごいのは、中心の湯を含めて、五漕の湯船の全てに、全裸の女性像を形取った等身大の大理石の彫刻が設置してあることだ。
真ん中の大きな湯船には、中心に女性像があり、片手を前に出して立っている手の先から湯が迸って、それが湯槽に注いでいる。
ほかの四人の像は湯槽の中心ではなく、湯槽のすぐ外にあるが、やはり、手の平から湯槽に向かって湯が注がれていることには変わりない。
ただ、ポーズはそれぞれだ。
比較的背の低い裸身像だけは立った姿勢だが、ほかの三体がしゃがんでいて、片膝を立てているのと、胡座をかいているもの、膝立てをして脚を開いているものとそれぞれである。
脚を開いている裸身像が近かったので目をやると、割り開かれている股のあいだには、忠実に女性器が再現されて、まるで本物のようにも思えた。
だが、この裸身像はどこかで見たことがある気がした。
「ほう、すごいなあ。シルキーが改装してくれたのか?」
一郎は横のシルキーの目をやった。
「旦那様に喜んでもらいたいと思って、ずっと頑張りました。喜んでいただけましたでしょうか?」
「ああ、最高だ。ところで、この女性像は誰なんだろう?」
「中心の湯漕に手で湯を注いでいるのが、五人女神の正妻のメティス神です。ほかの四漕は、それぞれ人間族の女神のヘラティス、エルフ族の女神のアルティス、ドワフの女神のミネルバ、北の諸種族の共通神のテルメスの五人女神でございます」
なるほど、五人女神か。どおりで既視感があると思った。多分、神殿で見たのだろう。
「なるほどすごいな。だけど、そういうことなら、あと二神を足して欲しい。獣人族の女神のモズと、魔族の女神のインドラだ。中央の大きな湯槽に追加すればいいだろう」
「かしこまりました。女神像はわたくしめの魔道で構成しているものですから、すぐに手配できるのですが、生憎と、モズ像とインドラ像の顔がわかりませんので、至急調べます。スクルド様やベルズ様に教えてもらって、明日にはなんとかいたします」
「そんなに急がなくてもいいよ。そのうちにな」
一郎は笑った。
「いえ、問題ありません。できれば、ポーズなどにも意見が頂ければいいのですが。すでに設置している五体も含めてです」
「変えられるのか?」
「それは簡単です。先ほどもお伝えしましたが、あの彫刻像は実は幻影を覆わせているのです。実際にはただの柱にすぎません」
「それはすごいな。ガドの言葉じゃないが、すごい大魔道士様だ。いずれにしても、この浴場はすっごくいい。本当にありがとう、シルキー」
一郎はウルズを抱えたままだったが、ちょっと屈んでシルキーの頬に口づけをした。
「喜んで頂いて嬉しいのです。旦那様、改めて、お帰りなさいませ」
シルキーが笑った。
屋敷妖精の笑顔など珍しいはずなのだが、シルキーは満面の笑みを浮かべて微笑んでいる。
一郎も思わず、貰い笑みをした。
「ご主人様、お帰りなさい」
「ロウ様、お帰りなさいませ」
「ロウ様──。コゼさまも」
アン、ノヴァ、そして、ランだ。
浴場の床には、たくさんのベンチや寝椅子があり、さらにその横には、たくさんの料理、果物、菓子を満載した大皿を並べたテーブルがあって、さらに飲み物なども各種取り添えられていた。
アンたち三人は、その一角を占めて食事を愉しんでいたみたいだが、一郎が姿を現すとこっちに寄ってきた。
三人もまた、趣向に富んだ格好をしている。
アンは、真っ赤な前掛け一枚、いわゆる“裸エプロン”だ。
ただ、前掛け部分がとても小さく、股間はぎりぎり露出しているし、乳房の下は覆っているが乳首は隠れてない。
そして、真っ赤な首輪をしていた。
首輪からは鎖が出ていて、その鎖を握っているのがノヴァだ。
ノヴァの格好は、裸身に吊りズボンである。
ただ、吊りズボンといっても、足首から内腿までの丈しかなく、股間部分は完全に露出していた。
また、乳首には吊りベルトの部分だけが乳首の上を通るようにかかっている。
すごく扇情的だ。
アンにしろ、ノヴァにしろ、比較的大人しいふたりにしては、とても攻めた服だと思った。
一方で、ランは、薄地のラバースーツである。
腕の部分にはなにも覆っていないが、首から足首までは、体形をはっきりと見せるその革布に完全に包まれている。ただ身体の前部分の中心はファスナーに似たもので開け閉めできるようになっていて、ランはそれを股間近くまで開けていた。
だから、乳首と股間がぎりぎりまで見えかけている感じだ。
この見えそうで見えないのも非常にいい。よく計算している。一郎の淫魔術の恩恵とはいえ、頭のよくなったランらしい趣向だと感じた。
とにかく、一郎は、三人三様の姿にほくそ笑んだ。
きっと一郎を喜ばせようと思って、一生懸命に考えてくれたのだろう。スクルズやベルズたちを含めて、まずはその女たちの気持ちがありがたい。
もちろん、どの女の格好も淫靡でいやらしいのがなによりもいい。
「みんな、いやらしい格好だ。すぐに犯したくなる。ありがとう」
一郎は三人を含めた女たちに視線をやりながら言った。
そして、アンを見る。
アンのお腹はちょっと膨らんでいる。
こっちの人間族の女の妊娠期間も、一郎の前の世界と同等であり、四か月ほど留守にしていたので、妊娠周期で数えると妊娠五か月というところだろう。
すっと手でお腹に触る。
魔眼でステータスを読む。
「やっぱりか……」
一郎はちょっと複雑な気持ちになり、小さく呟きながら嘆息した。
「シルキーさんの発案ですが、どうやったらご主人様が喜んでもらえるのだろうかと考えるのは、愉しかったですわ。それと、ご主人様、素敵な贈り物をありがとうございます……。子は順調だそうです……。ところで、なにかありますか?」
アンだ。
一郎がアンのお腹を触って、ちょっと表情を変えたことに気がついたのだろう。
おっとりとしているような王女様だが、多分、三姉妹の中では実は抜群に勘がいいのだ。
「いや、実は……」
一郎は口を開いた。
そのときだった。
ぐいと、ほっぺを抓られた。
「ぱっぱああ──。いつまでもはなししちゃやだあ──。まんまん──。まんまんするって、いったああ──。ウルズがいちばんって、言ったああ──。もう、まんまん──。まんまんだよお──」
横抱きにしていたウルズが一郎の頬を引っ張ったのだ。
「ふふふ、ウルズちゃんは毎日、毎日、ロウ様のことを話していましたわ。どうぞ、一番最初にお相手をしてあげてください……。でも、ウルズちゃんはさっき食べたけど、ぱぱは、まだお食事も飲み物も口にされてないのよ。それまで我慢できるわね?」
アンがにこにこと微笑みながら言った。
「むううっ」
ウルズがほっぺを大きく膨らませた。
一郎はくすりと笑った。
「いや、食事は後でいいよ。王宮でも簡易なものを摘まんだしね。みんなは、このまま先に飲み食いしていてくれ。そうだな。じゃあ、そのあいだ、新しい女たちと自己紹介でもやりながら……。ラン、仕切ってくれ」
一郎はランに声をかけた。
「あ、あたしがですか?」
ランはちょっとびっくりしている。
淫魔師の恩恵のために、基本的な能力の全てが底上げてされているのに、一郎の女たちが女傑揃い過ぎて、どうしても、ランは遠慮がちであり控えめだ。
どうせだから、こんなところからでも、度胸をつけてもらおう。
「ああ、なにをしてもいいから、打ち解けさせてくれ。頼むぞ、ラン」
声をかけてから、一郎は寝椅子のひとつにウルズを置いた。
一方で、女たちが一角に集まっていく。
ガドニエルがまたもや「今日からずっとここで暮らす」と言って、コゼから突っ込まれているのが聞こえた。
一郎は苦笑した。
だが、そういえば、ミランダの姿が見えないことに気がついた。
「そうだ、ミランダはどうした、ベルズ?」
声をかけた。
すると、すでに女たちの集団に混ざっているベルズが顔だけこっちに向けた。
「もう少しで来ると思うぞ。ロウ殿が命じたことをひとりでやっている。慣れんことで苦労しているようだが、手伝ってやろうという言葉を、頑として拒んでなあ」
ベルズがくすりと笑った。
一郎が命じたこと?
なんだっけ……?
「なんだ、その顔は? まさか、忘れていた? 可哀想なミランダは、必死になって、シルキーから準備してもらった道具で自分で浣腸を繰り返しているというのに」
「ああ、そういえば……」
ベルズの言葉で、やっと一郎は、ミランダを屋敷に戻す直前に、百回絶頂の罰を与えるから、脱糞しないように事前に浣腸をして腸を空っぽにしておけと命令したんのだった。
本気で忘れていた。
「本当に忘れていたのか。可哀想に」
ベルズが呆れた表情になった。
「忘れていたけど、やることはやるから、無駄な苦労ではないさ」
「やれやれ、お手柔らかにしてやってくれ」
ベルズは女たちの会話に戻った。
「ぱっぱああ──」
すると、寝椅子に横になっていたウルズがちょっと怒ったように声をかけた。
「おっ、すまん、すまん」
一郎は笑って、ウルズに視線を向けなおす。
ウルズは身につけていた穴あきのドレスを脱ぎ捨てて、全裸になっていた。
「あれ、さっきの服は脱いだのか?」
「うん、ウルズは、はだかでぱぱとくっつきたいの。あっ、だけど、ぱぱは、あのふくのままがよかった?」
「いや、ウルズは裸んぼうもすごく綺麗で可愛いから、ウルズの好きな方でいいよ。いっぱいくっつこう」
「うん──」
ウルズが嬉しそうに頷いた。
「お召し物を脱ぐのをお手伝いしますね、旦那様」
シルキーが寄ってきた。
「いや、不要だ」
一郎は収納術で一瞬にして全裸になる。
そして、すぐに外に出して、腕の上に出した。
「洗濯を頼む」
「かしこまりました」
一瞬にして、一郎から服を受け取ったシルキーが消える。
一郎はウルズの寝ている寝椅子の上にあがって、膝と腕で支えつつ、ウルズの裸身の上に覆い被さった。
「また、口づけだ」
「わああい」
ウルズが心の底から嬉しそう笑顔になった。
その唇に口を重ねる。
舌を差し込む。
すぐに、ウルズが舌を絡めてくる。
教えたことをちゃんとやっている……。
一郎は嬉しくなった。
ウルズの幼児返りについては、スクルドやベルズに色々と調べてもらい、クグルスにもウルズの中に入ってもらったり、あるいは、一郎自身もウルズのことは様々なことを試してはみた。
結論としては、ウルズを元に戻す方法は存在しないということだ。
やはり、あのとき、一郎が強引にウルズの魂を剥がしたことで、ウルズの魂は完全に表面が剥がれ、その剥がれた部分がすでに消滅したために、いかなる方法でも元のウルズには戻らないのである。
だが、無垢である核の部分は残り、時間をかけて魂として成長はしている。
従って、ウルズはもうこのまま、時間をかけて大人に向かって成長をしていくしかない。
いまのウルズは、人間の二歳児から三歳児というところだろう。
スクルドやベルズは、一郎がウルズに精を注げば注ぐほど、多少は成長が早いようだとは言っていたが、基本的にはウルズはもう一度時間をかけて育ち直すしかない。
だったら、おもいきり淫乱な女性に育ててやるか。
一郎にだけにしか反応をしないように、淫魔術や色々なもので刻んで……。
「んあっ、んああっ」
一番、自分が気持ちよくなるように舌を絡ませろと言ったので、ウルズが声に甘い響きをさせ始めた。
喋る言葉は舌足らずだが、喘ぎ声は普通の女だ。
そして、なによりも、抜群に感度がいい。
「いい子だな……。次はおっぱいだ」
一郎は舌を口から離して、首筋に滑らせ、肩から乳房の付け根辺りを這わせていく。
淫魔術で垣間見ると、ウルズの身体に縦横無尽の赤いもやが走っているのがよくわかる。
その赤いもやの線のひとつのど真ん中を辿るように舌を滑らせた。
「あいいいっ、ぱっぱああ、きもちいいいっ」
ウルズが一郎の背中を強く抱きしめてきた。
乳房の谷間に顔を押しつけられるようになってしまい、舌を這わせることが難しくなったので、一郎は指をウルズの亀裂に持っていく。
視線を向けることなく、どこに性感帯の疼きが集まっているか知覚できるし、それをどのように刺激したら快感を与えられるかは考えることもなしにわかる。
ウルズの股間はまるでおしっこでも漏らしたかのようにびしょびしょで熱かった。
多分、これだけの欲情が一郎の不在感、ずっと続いていたのだろう。きっとつらかったに違いない。
一郎は亀裂の中心に指を差し入れて、快感の場所をぐりぐりと強めに抉ってあげた。
「ふわああん、ぱぱああ」
ウルズの身体が一郎を抱きしめたまま突っ張り、身体を大きく反りあげた。
「ウルズ、これからいろいろなことを教えてあげよう。だから、ぱぱの大好きな女の子になるんだ。まず、ぱぱとのえっちは、縛られて犯されよう。ぱぱは、それが大好きだからね……。今日は枷で縛ってあげよう。そうしたら、ウルズが好きなぱぱのおちんちんを入れてあげるよ」
ゆっくりと指を出し入れしながら言った。
ウルズは指が出し入れするたびに、身体を派手に暴れさせる。
「ひゃあああ──、ひやあああ──。ぱぱああ──。ぱぱ、だいすきいい──。ウルズ、しばられるうう──。ぱぱのすきなことしたいい──。ウルズをしばってええ──。ひゃあああっ、きもちいいよおお──」
ウルズが喘ぎながら言った。
「いい子だ。腕を頭の上にあげてごらん」
一郎の言葉が終わると、ウルズはすぐに一郎の背中に回していた手を解いて、寝椅子の頭側に真っ直ぐに両手を伸ばした。
亜空間から手枷を出すと、寝椅子の頭部分の金属環に鎖部分を通してから、ウルズの両手首に嵌めてしまう。
これでウルズは両手を頭側から離せなくなった。
さらに、一郎は身体を起こすと、ウルズの両腿を抱えて、股を開かせて左右の手摺りに膝をかけてしまった。
すぐさま亜空間から革帯を出して、膝を手摺りに三巻きほどして固定する。
「これで、ウルズは、ぱぱの玩具だ。なにをされても抵抗できないお人形だぞ。お人形になったら、いつもよりも、ずっと気持ちがいいだろう? これを覚えるんだ。立派なマゾになるんだぞ、ウルズ」
一郎はウルズの股間に怒張を当てて、ゆっくりと沈めていく。
あまり性急にすると、全身が敏感なウルズはすぐに達してしまうので、時間をかけて挿入していく。
それとともに、さっきは届かなかったウルズの乳首を舌で撫であげる。
「ひやああ、ひああああっ、ぱぱあああっ」
ウルズが拘束されている手錠を激しく動かすとともに、手摺りにかけられている膝から下をばたばたとさせている。
いつもなら、あっという間に達するのだが、今日の気分は、ウルズももう少し苛めてみたい気分だ。
簡単に絶頂するのを許さずに、ぎりぎりで刺激をとめて、ちょっと“快感値”に余裕が生まれたところで、再び責めて、またとめる。
これをした。
だから、律動はまるでとまっているかのようなゆっくりとした動きだ。
「あああん、ぱぱああ、もっとしてええっ──。ウルズをわああとさせてええ」
ウルズが泣き叫んだ。
「だめだよ、頑張るんだ。これがマゾの気持ちよさだぞ。ちゃんと覚えような。マゾは、自分が好きなときにいけないんだ。ぱぱが精を出したくなるまで我慢しないといけない。なにもできない人形だからね。マゾは、ぱぱに苛められれば苛められるほど、気持ちよくなるものなんだ。ウルズにはそうなって欲しい」
「あああん、わ、わかったああっ、ウ、ウルズは、り、りっぱな、まぞになるうう。ひやあああん」
一郎の怒張が何度目かの最奥に突き刺さり、ウルズががくがくと身体を震わせて、絶頂に向かう仕草をする。
だが、いかせない。
もうちょっと焦らしてから、いかせよう……。
一郎は、ウルズの絶頂感が逸れるまで動かずに静止し、しばらくしてから怒張を抜く動きを再開する。
ウルズの気持ちのいい場所を亀頭の先で擦りながら……。
「あああ、あああっ、ぱぱっ、きもちいよおお──。でも、ウルズはまぞだから、がまんするうう──。もっともっといじめていい、ぱぱああっ」
「ウルズは本当にいい子だな。じゃあ、一度抜いて、ウルズのお股をぺろぺろするよ。マゾになるため、我慢するんだ。絶対に、わああっなって、いっちゃだめだぞ」
一郎は怒張を抜き、ウルズのクリトリスを口に含んで舐めあげてやった。
「んひゃあああ、きもちいいいっ、ぱぱああっ」
ウルズは必死にいきむように、快感を我慢しようとしたが、さすがにそれは無理だった。
あっという間に絶頂に達して、がくがくと身体を痙攣させて極めようとした。
一郎は舌を離して、淫魔術で強引に絶頂を寸止めしてしまう。
そして、再び怒張を股間に挿入して、一転して激しく動かした。
だが、ウルズの絶頂感はぎりぎりで堰き止め中だ。
いくにいけないウルズの肉欲の快感が、ウルスの中で沸騰して、暴れ回って、荒れ狂っているのがわかる。
一郎は五回ほど擦って、自分の射精態勢ができたところで、堰き止めを解放して、ウルズの中に思い切り射精した。
「ひゃあああっ、ぱぱあああ──」
ウルズは拘束された身体を思い切り弓なりにして昇天した。一方で一郎の射精はまだ続いている。
一郎は、射精しつつ、ウルズの両手首と膝の拘束を消滅させた。
「ほ、ほら、抱きつけ──。今日はいい子だった──。ウルズ──。ぱぱもウルズが大好きだ──」
一郎はウルズの中に最後の一射を放ちながら言った。
「あああ、ウルズもぱぱがすきいい──。がんばって、いい子のまぞになるうう」
ウルズが自由になった手で一郎を再び抱きしめながら叫んだ。
そして、がくりと脱力する。
すぐに、寝息が聞こえてきた。
そのまま、眠ってしまったみたいだ。
一郎は、ウルズの腕を静かに外しながら、ウルズの中から怒張を抜いて離れた。
「ご苦労様でした、旦那様……。ウルズちゃんは、このところずっと心が不安定でした。夜泣きも激しくて……。でも、今夜はしっかりとお休みになられるでしょう。わたくしめからも、お礼を申しあげます」
いつの間にかシルキーが横にいて、一郎に話かけてきた。
「夜泣き?」
幼児から成長をし直しているウルズは、人間の成長の過程をもう一度やり直している。
だから、夜泣きのような段階もあったが、それは本当に最初の頃だ。
いまは、夜泣きどころか、おしめも外して過ごせるようになっていたはずであり、だから、ちょっとびっくりしたのだ。
「はい、旦那様がおられないあいだは、どんどんと不安定になったようであります。向こうの屋敷には、ブラニーがいるのですが、べルズさまも、ブラニーも苦労していたようです。でも、もう大丈夫ですね。わたくしめにもわかります」
「そうか」
ブラニーというのは、王都側のもうひとつの屋敷にいる屋敷妖精のことだ。
二人以上の屋敷妖精が、ひとりに仕えることはないという原則が彼女たちにあるらしく、ブラニーは一郎のしもべではない。
スクルドのしもべだ。
ただ、スクルドには、一郎の性奴隷の刻みをしているので、実質、一郎が二邸の屋敷とふたりの屋敷妖精を管理しているようなものだ。
王都とここは距離があるが、これについては、スクルドの魔道具で瞬時に移動術で往復できるようにしてあり、こっちと向こうは、ほとんど一体の屋敷状態である。
基本的に、ウルズとベルズは、向こうで暮らしているが、シルキーもブラニーを通じて、ウルズの様子を確認していたみたいだ。
だが、夜泣きの段階にまで退行が進んでいたとはびっくりした。
同時に、安定したというのであれば、よかったと思った。
「さあ、皆さんのことも、愛してさしあげてください。皆さん、そろそろ、そわそわされていますわ」
シルキーが言った。
女たちの方を見ると、みんなで集まって、食事や飲み物を口にしながら談笑しているが、確かにこっちを気にしているように思う。
「大丈夫だ。夜はまだまだ長いし、亜空間に入って引き延ばすこともできる。でも、シルキーは亜空間に入るのは難しいからな。お礼として、先に抱かせてくれ。よくこの屋敷を守ってくれた。ありがとう」
一郎はシルキーをその場に跪かせて、床にうつ伏せにさせる。高尻の姿勢だ。
下半身が葉っぱ一枚のシルキーは、後ろから隠すものはなにもない。
一郎は、すぐに後背位での責めを開始する。
「あっ、旦那様──。あんっ」
一郎に仕える以前は、性交のようなことをしても、快感というものを感じることはなかったというシルキーだが、なぜか、一郎にだけはしっかりと女の反応をする。
喘ぎ声も出すし、愛液もふんだんだ。
シルキーも屋敷妖精の自分が人族のように快感を覚えるなど、幸せなことだと喜んでくれている。
それに、屋敷妖精であろうとも、一郎の淫魔術ではしっかりとシルキーも身体の赤いもやが見えている。
それこそ、最初はもやなどあるかないかであったが、しっかりと開発を継続して、いまはちゃんと濃い赤いもやだ。
それを使って、シルキーの胸を揉み、怒張の先端で股間を刺激していく。
「あっ、あっ、ああっ、だ、旦那様──。感じます──。わたくしめは快感を得ております──」
「そうだな。しっかりと濡れてきた。じゃあ、入れるぞ。自分のタイミングで絶頂していい。それに合わせて射精をしよう」
一郎はシルキーのお尻の下を伝って、シルキーの小さな膣に怒張をねじ込んでいく。
最奥までしっかりと貫き、そして、律動を開始する。
「ああっ、旦那様──、あっ、ああっ、ありがとうございます──。ああっ、あああっ」
シルキーはすぐによがり始めた。
やがて、反応が大きくなり、しばらくすると大きくシルキーの身体が硬直した。
「い、いきますうっ──。旦那様──。いきますうう──」
シルキーが切羽詰まった声で叫んだ。
この屋敷妖精のシルキーが感情を露わにする物言いをするのは、この一郎との性交のときだけだ。
一郎は、それが人間らしくて、嬉しくもある。
「おう、いけ──。こっちの準備はいいぞ。いけえっ」
一郎は激しくシルキーを背後から責めたてながら言った。
「はいいっ、いきますううっ」
シルキーが身体をがくがくと震わせて絶頂した。
一郎はそれに合わせて、精を注ぐ。
だが、なにかが起きたのがわかった。
気がつくと、身体が揺れている。
はっとした。
てっきり、シルキーが絶頂して震えているせいかと思ったが、屋敷全体が揺れているのだ。
なにが起きているかわからず、とりあえず、一郎はシルキーから男根を抜く。
「なに、なに、なに?」
「なんですか、これ──」
「これは……、みなさん、結界を張ります。スクルドさんも、お手伝いを──」
最後の声はガドニエルだ。
なにかが起きている。
屋敷の揺れはさらに大きくなる。
「ねえ──。なに? これなにさ、ご主人様──」
クグルスだ。
目の前に出現した。
「ああああああっ」
そのとき、うずくまったままのシルキーが真っ白く光りだした。
「うわっ、なんだ、こいつ──。この揺れの原因はこいつなの? しっかりしろ、屋敷妖精──。お前、この屋敷を壊すつもりか──?」
クグルスが声をあげた。
しかし、次の瞬間、シルキーが……。