【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
ばんという大きな音とともに浴室の扉が開いた。
現れたのは、大きな布一枚を裸身に巻いているミランダだ。
なんだかわからないが、とても怒っている顔だ。
「あら、ミランダ、遅かったですね。でも、仮装はどうしたのですか? 趣向を凝らして、ご主人様を喜ばせる計画をミランダにもお教えしましたよねえ?」
スクルドがミランダに声をかけた。
「そ、そんなもの──。どうせ、こいつに裸に剥かれるだけじゃないか。関係ないよ……。も、問題ない」
ミランダがスクルドを睨みつけた。
しかし、そのミランダが急に眼を大きく開いた。
「あれっ? この浴場はどうしたんだい? いつ、こんなに綺麗に?」
ミランダが入口のところで、視線をきょろきょろと動かしだす。
どうやら、ミランダも改装した浴場に入るのは初めてだったようだ。
「シルキーが俺の留守中に改装してくれたようだ。俺を喜ばそうと思ってね。それと、あそこにいるのがシルキーだ。なぜか、成長したんだ」
一郎は声をかけた後、クグルスと話し込んでいるシルキーを示す。
「えっ、あれが、シルキー?」
ミランダは目を丸くしている。
「さっき、屋敷が揺れたであろう。あれは、このシルキーが成長をしたためのものだったのだ。ロウ殿がシルキーに精を注いだら、いきなり、シルキーが変化をしてな」
ベルズがミランダに説明した。
「揺れた? そうだったかい?」
だが、ミランダは首を傾げている。
もしかして、ここ以外は揺れなかったのか?
あるいは、ほかのことに気をとられすぎて、屋敷が揺れていることすら、気がつかなかったとか?
まあいいか……。
一郎はミランダに向かって口を開いた。
「ところで、ミランダ。やっと浴場に来たということは、つまりは、準備ができたということでいいな? こっちに来いよ。じゃあ、百回挑戦の開始といこうか」
一郎は笑った。
しかし、ミランダの顔がみるみると
表情も引きつったみたいになった。
一郎は吹き出しかけた。
どうやら、怒っていたように感じたのは、怖ろしく緊張していたせいのようだ。
そのミランダがやってくる。
同じ側の手と足を出しながら……。
一郎はほくそ笑んだ。
ほかの女たちも、いつの間にかしんとなって、ミランダに注目している。
「お、お手やらかに……。お、お願いします……」
ミランダがそばまでやって来て言った。
「さあてねえ……」
一郎はミランダが身体に巻いていた布をむんずと掴んだ。
一気に引き剥がす。
ミランダの裸身が現れる。
「あっ」
咄嗟に、ミランダが咄嗟に身体を両手で隠す。
しかし、一郎は、その手を軽くぱちんと叩いた。
「両手は後ろだよ、ミランダ……。そして、背中で組んで、俺に背中を向けるんだ」
一郎はわざと冷たい物言いをした。
だが、内心では、これ以上ないほどに愉しんでいる。
とにかく、ここまで怯えているミランダも新鮮だ。
「く、くそう……。なんで、あたしが……」
ミランダは文句のようなことを口にしたが、特に抵抗はせずに、一郎に言われたまま、大人しくこちらに背を向けて両腕を背中側で水平に重ねる。
「まあ、そんなに怯えるな、ミランダ。そんなに怖がると可愛らしく見えるぞ」
一郎は軽口を言いながら、亜空間から縄を出すと、その縄をほぐしながら二重にし、縄頭をミランダの両手首に数周りずつ巻き付け、手首のあいだの縄を割ってそこにも巻き、まずはそこで固定する。
さらに縄尻部分を二の腕に這わせ、正面に回して乳房の上側を縛って、背中側に戻す。
ぐっと絞る。
「うっ」
縄で胸を圧迫された感じになったミランダが小さく呻いた。
だが、同時にステータスも見ている一郎には、ミランダが緊張感とともに快感を覚えつつあることを見抜いている。
そろそろ長い付き合いになるミランダのことを、しっかりと一郎はわかっていた。
一度縛られてしまえば、もうミランダには一切の抵抗が不可能になる。なにをされても逆らえないし、実際に大抵の恥辱をたっぷりと繰り返して味わわせてきた。
しかし、そのミランダに、一郎はしっかりとマゾの快感を与え続けてきた。
なにもできなくなって責められしかないマゾの快感だ……。
だからこそ、ミランダは緊縛されることに逆らえない……。
すでに、抵抗できない状態で責められる快感を身体で覚え込んでしまっているからだ。マゾの性感が染みついているのだ。
そもそも、一郎がミランダの乳房の上に喰い込ませた場所は、ミランダの性感帯を正確に圧迫もしている。
快感を覚えているのだ。
一郎はミランダの股間がじゅんと濡れたことを見抜いて、さらに強めに縄を圧迫させて、反対側の二の腕に縄尻を戻した。
「うくっ」
ミランダが息を吐く。
その息にはかすかな甘い響きが混ざっている。
「縄に欲情してきたのか、ミランダ?」
「ば、馬鹿なことを……」
ミランダの顔が真っ赤になった。
一郎は微笑みつつ、縄を正面に戻しつつ、今度は乳房の下を通って再び背中に戻す。
後手の縄尻に固定して、今度は両方の二の腕の下側……。背中と腕のあいだを通して背中の縄に……。
それを割って両腕の固定をさらに強くし、一度縄を二本に割って前に回し、乳房の上下を割る縄に繋いでから、縦に通して首の周りに通す。もう一度二本にまとめて、首の後ろ側と後手の縄を固定する。
「とりあえず、腕は終わりだ」
あとは玉留めして完成だ。
あちこちでしっかりと固定しているので、いかにミランダが怪力でも、この縄は解けない。
だから、しっかりと緊縛をしてやっているのである。
ミランダに抵抗できないという絶望感を愉しんでもらうためだ。
「あ、あのう、珍しい拘束の仕方ですね……」
女たちはじっと一郎とミランダを息をのんで見守っているかたちだったが、意外にもモートレットが口を挟んできた。
多分、純粋に縄掛けのやり方に興味があったのだろう。
「後ろ高手小手縛りというものだ。興味があるか、モートレット?」
「多少は」
「そうか。じゃあ、味わってみるといい。そのうちな」
「よろしくお願いします」
モートレットが静かに言った。
「お、お前たち、じっと見てるんじゃないよ。向こうに行っておくれ」
ミランダが女たちの視線に気がつき、顔を真っ赤にして声をあげた。
「あ、あのう……。ミランダ様は、これからなにをされるのでしょうか?」
さらに口を開いたのは、これもまた意外なノヴァだ。
「ただの懲罰セックスさ」
一郎は別の縄を亜空間から出してほぐしつつ、ノヴァたちに白い歯を見せた。
「懲罰セックス?」
マアだ。
「騒動を起こした原因を作った四人組とやらには、ひとりひとり懲罰を与えている。スクルドも、アネルザも、こっぴどくお仕置きをした。サキは後からするけど、ミランダはこれからだ。ミランダには、百回連続絶頂を申し渡している。だから、ちょっと亜空間に行ってくる」
一郎は言った。
「えっ、百回?」
ナールが仰天したような声を出したのが聞こえた。
「百回とは?」
一方で、モートレットは意味が理解できないのか、首を傾げている。
いずれにしても、ふたりの反応の違いが面白い。
ほかの女たちは、大なり小なり、一郎の激しい責めの洗礼は受けているので、これからミランダが味わうことの予想はついているし、理解もできている。
「心配しなくても、戻るのは一瞬後だ。ただし、俺とミランダは二ノスほどを過ごすけどね。その後、みんなの相手をさせてくれ……。ところで、ミランダは、その場にしゃがんで脚を胡座に組め」
一郎は言った。
二ノス……。元の世界の時間感覚では、百分間ちょっとだ。つまりは、一分間に一回のペースで連続絶頂……。
さて、どうなることか……。
一郎の女たちの中で、この百回絶頂の試練に成功した者は皆無である。
「あっ、わたしたちのお相手のことなどはいいんですけど……。ミランダは大丈夫なのですか。二ノスで百回というのは……」
アンが声をかけてきた。
「大丈夫ではないだろうねえ」
一郎は笑った。
「えっ、ま、待っておくれ。二ノスで百回って……。だったら、一回につき……」
ミランダが慌てたように言った。
やっと計算に頭が回ったみたいだ。
「いいから、ミランダ、脚を胡座に組めと言っただろう?」
一郎はミランダのお尻をぱちんと一度叩いた。
「ぐっ、わ、わかったよ。わかったから……」
ミランダは腰を浴場の床におろして、脚を胡座に組む。
今度は、その脚にも縄をかけていく。
両腕と同じように、まずは胡座に組ませた両足首を縄で緊縛し、さらに縄尻を腿に伸ばして巻きつけ、次いで腿と膝を固定する。
これでミランダは脚を閉じることもほとんどできない。
同じように反対側も緊縛していく。
そして、また、足首の縄に戻って縛り、最後に玉留めをする。
「ここまでが、
一郎は興味深そうなモートレットに聞こえるように言った。
まだ縄にはかなりの余りがあり、足首に固定したあとで、ミランダの上半身を背中から足を乗せて、ぐいと曲げさせた。
「あっ、いやっ」
ミランダが悲鳴のような声をあげた。
だが、すぐに自分がまるで少女のような声をあげたことに気がつき、羞恥したのがわかる。
一郎は、構わずに、足首から伸ばした縄を首の後ろに通して、足首に戻して繋げる。
これでミランダは、胡座状態で上体を前に屈んだまま戻せない。
縄尻を足首と首を繋いでいる縦縄に巻いて、さらに縄を強化した。
「くふっ。うう……」
さすがに、ミランダがちょっと苦しそうに息を吐く。
「さて、海老縛りの醍醐味は、ここから先にある。別名、“なにをどうされても仕方のない、どうにでもして縛り”という」
一郎は、うそぶきながらミランダの肩を押して前倒しにした。
「あっ、な、なにするんだよ──?」
さすがにミランダが、一番の狼狽の声をあげる。
だが、ミランダの顔が床に密着し、胡座で縛られた格好で浮きあがった腰があがった状態で固定されてしまって、どうにもできない。
股間もアナルも、これみよがしに一郎の前に晒される。
「あっ、ちょ、ちょっと……」
ミランダはいきなりの羞恥の格好に身体を起こそうとするが、海老縛りの状態の者が自力で身体を起こすのは不可能だ。
かえって、腰がもじもじと揺れるだけで、むしろいやらしい。
「じゃあ、始まりだ。だが、折角、浣腸で柔らかくなったアナルだ。最初はアナルで十回ほど絶頂しようか、ミランダ」
一郎は、
指には淫魔術で潤滑油をまぶしているが、何度も自分で浣腸をしたらしいミランダのアナルはすっかりとほぐれていた。
なんの抵抗もなしに、ミランダの尻穴は一郎の指を迎え入れていく。
「あっ、ああっ、や、やめ……。し、しかも、な、なに言ってんだい──。お、お尻で十回って……。ば、ばかな……、あっ、あっ」
ミランダは抵抗しようとするが、すでになにもできない状況だ。
潤滑油をまぶした一郎の指にアナルの快感の場所を蹂躙されて、早くも汗をどっと流しながら喘ぎ声を出し始める。
一方で、女たちが「お尻?」、「十回」とか口にしてざわめいている。
モートレットは、「お尻とはなんですか」と素で横にいたマアに質問をしたりしていた。
一郎は執拗に愛撫を続ける。
「あっ、ああっ、ま、待って……。ちょ、ちょっと……」
ミランダの声にさらに完全に甘い響きが混ざる。呼吸も荒くなる。
そもそも、一郎はしっかりとアナルの中の赤いもやを的確に責めていた。
一郎の手管から快感を逃れることもまた、不可能だ。
「だったら抵抗してみるんだな、ミランダ。説明しそこねたけど、淫具も各種準備しているぞ。愉しみにしてくれ。まずは、これはどうだ? 触手バイブというんだけど、みんないやがってな。これを前に受けながら、俺の一物を尻穴で受けてくれ」
一郎は亜空間の中で作成した新しい淫具を取り出して、ミランダに見えるように顔の前の床に置いた。
媚薬性の粘性物を噴き出しながらうごめいている百本の短い触手がバイブの表面にある特殊張形である。
一郎の頭の中で想像したものを亜空間から取り出すように現実化したものであり、いつの間にか淫具に限り、こういうことができるようになった。
ガドニエルに言わせれば、想像だけでものを現実化させるのは、あり得ない特殊能力だと驚いていたが、レベルが天井あがりの青天井になった一郎には、想像力だけで淫具作りもできるようになったのだ。
ステータスには、“創始(淫)の力”とあったが、実に便利な能力である。
「ひいいっ、そ、それはなんだい──。し、しまって。しまってよ、そんなもの──」
ミランダが仰天した声を出す。
「まあ、遠慮するな。本格的には亜空間に行ってからだ。人生で一番長いかもしれない二ノスを開始するぞ」
一郎は手を伸ばして、触手張形を手に取ると、その先端をミランダの股間に密着させた。一方で、アナル側については指を抜き、怒張の先を菊門にあてがう。
「あっ、あっ、ま、待って……」
「待たないね」
一郎はゆっくりと怒張をアナルに埋めていった。指同様に、男根にも潤滑油をねっとりとまとわせている
また、すでに前側では先端を当てているだけなのに、その先端側の触手がミランダの快感の場所を探して、触手の首を伸ばして一斉に暴れだしている。あっという間に、二十本以上は膣の中に潜り込んでいった。クリトリスや尿道にも向かっている。太さも長さも一本一本変化できるのだ。
しかし、与えられる快感は、まだ本来の四分の一以下にしかすぎない。
「ああっ、だめええっ、ああああっ」
ミランダが悲鳴をあげた。
だが、一郎はアナルの中に挿入していく怒張がミランダの尻の筋肉に強く絞られるのを気持ちよく感じながらも、ぐいと触手張形を前側から押し込んでやった。
ミランダの薄い肉の隔壁越しに、触手張形の複雑な動きが一郎の男根に伝わってきて、お互いに圧迫し始める。
「ひいいいいっ」
ミランダが海老縛りの身体を弓なりにした。
前からの触手バイブは、触手の一本一本がミランダの膣の中の性感帯の全部を最適の刺激で愛撫することになっている。
この淫具から快感を逃れることはできない。
なにしろ、全部で百箇所の性感帯の同時刺激だ。
しかも、どんな小さな快感も見逃さずに、それが一番気持ちのいいやり方で刺激されるのである。
ただ、いき狂うことしかできないだろう。
さらに、一郎の肉棒の責め──。
こっちも最大の快感を与えるように、ミランダのアナルを責めている。
「あぎいいっ、やめでえええ、おかしくなる。これはだめええ──。あっああああ、せめて前をとめて──。ああ、願いだよおお──。おおおおおっ、おほおおおっ──。おっほおおお──」
ミランダがさっそく奇声をあげて絶頂した。
「まずは一回目だな」
一郎は冷静な口調でアナルを犯しながら、張形全体の蠕動運動を開始させた。
さらに刺激が倍……。
いや、三倍かな……。
「ひがああああ──」
あっという間にミランダが二回目の絶頂をした。
「ちょっとは耐えないと、後がつらいぞ、ミランダ」
「だって、だって、だって……。いやあああっ、いやあああ──」
一郎は、女たちが唖然とした顔でこっちを見ているのを確認しながら、二回目の絶頂が終わらないのに、早くも三回目の快感を極めようとしているミランダとともに亜空間に移動した。