【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
“(サキ)
(元一郎の眷属)
魔族、女
年齢1歳
ジョブ
妖力(レベル80→1)
魔族支配力(レベル50→1)
生命力:100
攻撃力:3000→1000(素手)
魔道力:900→10(再生術に変換)
経験人数:なし
淫乱レベル:S→D
快感値:100→500
能力
仮想空間術(停止中)
状態
幼体再生中”
*
最初に接したとき、ベアトリーチェと親しげに会話している真っ赤な髪の幼児が誰なのかわからなかった。
いや、一郎自身がサキとベアトリーチェを亜空間に収納して、ぼろぼろの身体と精神を休ませていたのだから、当然にその子供はサキに決まっているのだが、そこにいたのは、魔族の幼児を思わせる小さな身体であり、人間であれば、五歳か六歳くらいの童女だったのだ。
だから、すぐに知覚できなかった。
ただ、童女の赤い頭に小さいが二本の曲がった角があり、四肢の膝から下と肘から下には白い毛があって、この世界における魔族の身体をしていた。
もっとも、手足の毛の色が透明に近い白なので、毛深いという印象はない。体形は、まさに五歳程度の童女のそれであり、つるんつるんである。
しかし、よくよく見れば、顔にはサキの面影があった。
それで咄嗟にステータスを読んだのだが、さらに驚くことになった。
まずは、名前がなくなっている。
ステータス表記から、高位魔族の特徴だと聞いた真名がなくなり、一郎には括弧書きで表示されて認識できる“呼び名”だけになっている。
そして、年齢は“1歳”だ。多分、いわゆる数え歳の算定で、生まれたばかりという意味なのだろう。
状態に“幼体再生中”とあるから、首だけになったサキが本来の能力を犠牲にして、首から下の身体を再生したのではないかということについては、想像がついた。
これについては、ほっとした。
ラポルタは、サキの胴体は、再生不可能な処置をしたということらしく、スクルドもガドニエルも、そうなった魔族の身体を蘇らせる方法はちょっと思いつかないと言っていたし、そもそも、首だけになって生きていることそのものが、考えられないとふたりとも言っていた。
もちろん、努力するとは約束はしたが……。
とにかく、一郎は、淫魔術を駆使して、サキの身体を復活させるつもりだった。
だから、自力で復活したなら、これにまさるものはない。
心の底から安堵した。
だが、変わりすぎている。
名前も消え、“80”もあった妖力のレベルは“1”になり、魔道力も“10”だ。
これは、人間族の魔道遣いでも並以下だ。
ステータスとかレベルとかいうのが、一郎だけにしか見えない魔眼力によるものなので、それに関する明確な指標のようなものはないが、これまでに接した者たちを考えると、魔道力が“10”程度では、魔道は遣えず、魔道具を使って魔道を発生させる程度だったと思う。
素手の攻撃力もかなり強いものの、能力はかなり低減している。 妖魔将軍として数多くの妖魔を眷属化していた“魔族支配力”もまた失ったみたいだ。
なによりも、一郎の眷属の項目に“元”がついている。
しかも、消えかかっている。
以前につけてやった“淫魔の刻印”もない。
これもまた、予想だが、サキが再生術で肉体というよりは、存在そのものを作り直したからだろう。
その結果として、能力の大半を失い、一郎との関係を含むほかの眷属たちとの繋がりを失い、真名も消滅することになったのだと思う。
だが、かっとなった。
ほかの眷属たちとのことなどどうでもいいし、真名がなくなったなら、高位魔族としては万々歳だろう。
しかし、一郎との関係がなくなったのは許せない。
一瞬にして、頭に血が昇った。
誰が、サキを手放すものか──。
だから、本来はサキからの付与されたものだった一郎の仮想空間術を駆使して、幼体のサキを一瞬にして拘束した。
二本の柱を出現させ、幼体のサキの四肢を限界まで伸ばして拡げさせ、柱に手首と足首を枷で繋げてやったのだ。
「うわっ」
「もしかしなくても、この魔族の子供は、どうやらサキのようだな。よくわからないが、首から下を復活する方法があったのか……。よかった。どうやったら、首だけのサキに折檻ができるのかと考えていたからな。心置きなく、罰が与えられるよ」
苛立ちのまま、サキに声をかけた。
「あっ、天道様」
サキに向かい合っていた裸のベアトリーチェが声をあげた。
こっちは元気そうだ。
亜空間に収納する直前は、心が動顛仕切っている状態、すなわち“ヒステリー”、さらに言い換えると、いわゆる“極度の興奮状態による精神隔離”の状況だった。しかし、すっかり落ち着いているようであり、ベアトリーチェについては安堵した。
一郎は軽く手だけで、ベアトリーチェに挨拶をした。
とにかく、サキのことだ。
「えっ、
幼体のサキが嬉しそうな声を出して、振り返ろうとした。
一郎は、サキの背中に面するように、ここに出現していたのだ。
サキが、一郎のことをまだ“主人”として認識しているみたいだ。それについては嬉しかった
性奴隷とか、眷属とかの繋がりなどなくても、一郎は女たちと結びついているつもりだし、そんなものに頼らなくても絆があるんだと信じている。
だが、それは一郎の自惚れかもしれないし、ましてや、サキは妖魔、魔族中の魔族だ。
一郎が思っている心の繋がりなど存在しないかもしれないじゃないか。
だから、よかった。
しかし、それとこれとは別だ。
いずれにしても、サキを逃がすつもりはない。
サキにとって理不尽だとしても、切断されてしまったのなら、再び強引に主従関係を結び直すだけだ。
それに、魔族の
人間族の法に照らせば、間違いなく、ルードルフ王と一緒に処刑しなければならない罪だ。
これを闇に葬るのだ。
その分、一郎がサキに罰と罰として認識させるだけのことをしなければならない。
人間族の掟が魔族のサキに理解できないのであれば、理解させるのも、一郎の役目である。
そういう意味では、今回のサキの罪は、一郎の罪でもあると思っている。
その代わり、誰にも手は出させない。
一郎は、サキを柱に繋げている枷の位置をずらし、片脚だけ大きくあげる格好にしてやった。
「どわっ」
サキが悲鳴のような声をあげた。
「さて、サキ。言いたいことも、聞きたいこともある。特に、なんで幼体になったのかは教えて欲しいな。しかし、まずは挨拶代わりの一発だ。幼体になるとともに、生娘にも戻ったみたいだが、三つ数えるあいだに濡らせ。数え終わったら、その小さな幼児まんこに、俺の怒張をねじ込む。準備ができてなくて乾いた状態だろうが、お構いなしだ」
一郎はできるだけ酷薄に聞こえるように言った。
サキは言われたことの意味がすぐには頭に入らなかったみたいだ。
一郎はサキの前に回ると、さらに片足立ちの身体全体を引きあげ、一郎の腰が幼体のサキの腰とほぼ同じ高さになるようにした。その結果、小さなサキは、足が地面から離れて引きあがるかたちになる。
また、下着一枚だけの格好だったが、その自分の下着を消滅させる。
サキの眼には、すでに勃起している一郎の怒張が視界に入ったはずだ。
「ひいっ」
幼体のサキの顔が引きつる。
やっと、自分の小さな膣に、この勃起した男根をねじ込まれるのだということを理解したのだろう。
「どう見てもサイズが合わないからなあ。痛いなんてものじゃないと思うぞ。せめて、濡らした方が多少は膣が裂ける激痛も軽減するかもしれんな……。ひとおおつ……」
さらに怖がらせようとして言った。
すると、思いのほか、サキは心の底からの恐怖を顔に浮かべた。
膣が裂けるどころか、手足が切断されてもけろりとしていそうなサキだったと思うが、再生術とやらで、能力も消失して、身体も小さくなると、それに相応して心も弱くなるのかもしれない。
これはこれで、怯えるサキも新鮮だ。
それはともかく、多分サキの膣は裂けるだろう。
ただ、一郎が支配し直してしまえば、すぐに淫魔術で治療もできる。
いずれにしても、これは懲罰だ。
一郎は快感なしに、女を抱くことはほんとないが、いまこのときだけは、ほんの少しも快感も与えることなしに、激痛だけを与えて、サキを苦しめることを決めている。
「ま、待ってくれ、主殿。わ、わしは……」
「話は後だ……。まずは、折檻からだ。もっとも、これはまだ、折檻には入らないけどな。ふたああつ……」
「だ、だが、濡らすって、どうやって……」
幼いサキが泣きそうな顔になる。
どうにかして、ちょっとでも股間を濡らそうと考えているみたいだ。
だが、再生前に一郎の調教で“S”になっていた「淫乱レベル」も、これもまた再生術の影響か、“D”になっている。
いまのサキには、愛撫なしに股間を濡らす手段はないと思う。
そもそも、童女だし……。
幼体としての身体の再生により、性経験もご破算になっているから、このサキが処女に戻っているのは間違いない。
いや、そもそも、この童女体形で処女かどうかなどの推察そのものが無意味か……。
「みっつ──」
一郎は拘束している小さなサキの腰を抱え、最低限の潤滑油を自分の股間にまとわせただけで、力いっぱいにサキの膣に怒張をねじ入れた。
「うぎゃあああああ」
サキの悲鳴が轟いた。
「サキ様──」
ベアトリーチェが後ろで心配そうな声をあげたのが聞こえた。
「ベアトリーチェ、この後、お前も犯し直すから大人しく待ってろ。それとこいつをサキと呼ぶな。サキというのは、ルードルフ王と一緒に、王国を惑わせた悪女として処刑されるルードルフの寵姫の名だ。こいつはサキじゃない」
ルードルフはイザベラが凱旋するとともに、すぐに民衆の前で処刑するが、ルードルフ王とともに、王宮を我が物顔にしたことになっているテレーズ女伯爵と寵姫サキは死なねばならない。
とりあえず、すでに死んだことにして処刑そのものは行わないが、死んだ証拠として準備する死骸の偽物は、ルードルフ王の首とともに晒すつもりだ。
だから、ここにいるサキの名は変える。
「あがあああ、いたいいいっ、
激痛に見舞われているサキが涙をこぼしている。
痛いだろう。
一郎は、無理矢理にねじ入れたサキの小さすぎる膣がやはり、中で裂けて血が流れ出していることを感じている。
それでも、一郎はサキの腰を掴んで、無理矢理に律動した。
「あぎゃあああっ、ひがああああ」
サキが獣のような悲鳴をあげて暴れる。
しかし、いまのサキには抵抗の手段はない。
だが、やっぱりサキは、いまこの瞬間の、まだ淫魔の再支配をしていない状況でも、一郎の眷属になりたいと思ってくれているのだと確信した。
サキには、最初から一郎に抵抗する素振りは皆無だった。
「いいか──。お前はもう一度やり直しだ──。躾も、調教も一からやり直す──。徹底的に再教育だ。人間族の掟もわかってなかったようだが、やっていいことと、やってもいいことを身体の脳みそに叩き込む。動物のように痛みでな──」
一郎は律動を続ける。
「いぎいいいっ、あがあああ」
律動とともに、サキの股間から血が漏れる。
サキがぼろぼろとさらに涙をこぼす。
「ひがあっ、があっ、わ、わしをしつけて……。だ、だが、わしは、もうなんの能力もなくて……や、や、役立たずで……。むぎいいいっ」
サキがぐたぐたとなにかを言いかけたが、一郎は律動の激痛で中断させる。
それよりも、一郎が聞きたいのはただひとつの言葉だ。
「御託はいい──。俺の眷属に……性奴隷になり直すのか。いやなのかだけを言え──。もっとも、結論は決まっているけどな。お前がいやだと言っても、無理矢理に、俺はサキを眷属にし直す。能力があろうが、なかろうが関係ない──。お前も生涯、俺の女のひとりだ。逃げられると思うな──」
強引に腰を動かし続ける。
サキは痛いだろう……。
苦しいだろう……。
「んぎいいいっ、しゅ、しゅどのおお──」
激痛に顔を歪めながらも、サキの眼が大きく見開いた。
サキが涙を流しながら、一郎を見つめてきた。
「わ、わしを──。しゅ、主殿のおおお──おんなとおおお──まだ──みとめてくれるのかああ──? あがあああ──」
サキが悲鳴をあげつつ、一郎に吠えるように叫んだ。
「当たり前だ──。お前も俺の大事な大事な女のひとりだ──。それなのに、悪さしやがって、これでもか──。これでもか──。人間族の法では、お前を殺さないとならないんだぞ──。こんちくしょう──。この馬鹿たれががあ。並大抵の罰で許すと思うな──。このあほたれえ──」
一郎は律動をしながら叫んだ。
サキが暴れながら悲鳴をあげる。
だが、そのサキの顔に喜色が浮かんでいるように思った。
「あ、ああっ、あがああっ、あ、ありがとう──。しゅ、しゅどのおお──。な、ならば、もっとじゃああ──。もっとしつけてくれ──。もっと、罰を──。わ、わしは、主殿の眷属でいたいいいい──あがあああっ」
「よくぞ言った。お前は俺の女だ──。逃がさないからな──」
一郎はぎゅうぎゅうに締めつけられるサキの膣に精を放った。
支配の感覚がやってくる。
それを利用して、サキから痛みを消してやる。
傷ついた膣も、あっという間に治療した。
そして、痛みを消せば、童女といえども、残るのは快感だけだ。
しかも、一郎は膣の治療に合わせて、裂けた場所をクリトリスと同じ性感器官として再生してやった。この膣で一郎や淫具を受け入れさせれば、この幼体といえども、簡単に快感を覚えるに違いない。
一郎が激しかった律動に変えて、一転して、ゆっくりと揉むような刺激にしてやると、サキの顔が呆けたような赤ら顔になっていく。
「あっ、ああっ、き、気持ちいい……。しゅ、主殿と……愛するのは……き、気持ちいい──、ふわあああっ」
サキが甘い声をあげる。
「わかってるな? さっきのは罰にもならないぞ。みんなの前で徹底的に罰を与えるからな。覚悟しろ──。簡単には許されんぞ──」
一郎は小さな律動をしながら怒鳴った。
だが、今度は快感を与えるように抱いている。
幼いサキの身体では愛撫で快楽を拾えないが、性感帯を操る一郎の技で無理矢理に性感帯を作ってもいる。
流れていた血に、サキの膣から新たにこぼれる体液が混ざり合うのがわかった。
「あっ、ああっ、うん、うん、主殿──。う、うんと、わしを懲らしめてくれ──。あ、あああっ、そ、その代わり、捨てんでくれ──。わ、わしはああっ、もうなんの能力もないが、あ、ああっ……」
「やかましい──。俺の女であることと、能力なんて関係ない──。それよりも、いけ──」
一郎はさらにサキの身体の快感を急上昇させる。
これだけあげれば、童女でも十分に絶頂できる感度にだ。
「ああああああっ」
サキが小さな身体をがくがくと震わせながら、一気に絶頂に向かって、快感を飛翔させていく。
「ひあああっ、あっはああっ」
「しっかり味わえ──」
一郎は再び精を放った。
「ほおおおっ、しゅ、主殿おおお──」
幼いサキが涙を流しながら絶頂した。
「いいか、お前は今日から“リリス”だ。俺の元の世界では、罪を犯した最初の女性ということになっている。そのリリスの名でやり直せ」
「ああ、わしはリリス──。リリスじゃ──。あ、ありがとう、主殿──。ああああ」
サキ、いや、リリスがまだ続いている一郎の射精とともに快感の頂点を極め、ついには、力尽きたのか、がっくりと気を失って脱力してしまった。
気絶の直前に垣間見たステータスのリリスの部分は、呼び名であることを示す括弧が外れていた。
もしかしたら、“リリス”が本物の名となったという意味であろうか……?
一郎は、気を失った、サキならぬリリスの拘束を一度解き、優しく床に横たえてやった。
*
“リリス
一郎の眷属
魔族(再生中)、女
年齢1歳
ジョブ
妖力(レベル10)↑
魔族支配力(レベル1)
生命力:100
攻撃力:1000(素手)
魔道力:300↑
経験人数:男1↑
淫乱レベル:C↑
快感値:400↓
能力
仮想空間術(再生中)
状態
幼体再生中
淫魔師の恩恵↑
性奴隷の刻印↑”
【サキ】
第一帝政直前のハロンドール王国に現れ、女官長テレーズ=ラポルタとともに、兇王ルードルフの寵姫となって、ルードルフ王を破滅に追いやったとされる悪女。遠国の王族と記録されているが、そもそも、遠国というのがどの国を示していたのはかわからない。
当時は、好色のルードルフ王に
ルードルフに媚びるため、王都に所在していた高位貴族の子女を園遊会と称して集め、強引に後宮に監禁して、ルードルフに陵辱の限りを尽くさせた。(『園遊会事件』の項目も参照。)
ルードルフやテレーズ=ラポルタとともに放蕩の限りを尽くしたといわれているが、兇王ルードルフの蛮行に対して、政変を起こした独裁官のロウ=サタルス及びイザベラ女王(当時は王太女)が王都に乗り込む直前に、テレーズとともに、そのルードルフに殺された。
ボルティモア著『万世大辞典』より(ここに再録した引用文はすべてスクルズ記念国際図書館から許可を受けて初版本から抜粋して採録したものである。)
*
【作者より】
旧約聖書では、原初の男女は、アダムとイヴということになっていますが、人類の母であるイヴと、禁断の実を食べて罪を犯した最初の女は別の存在だという説もあるそうです。
そのイヴではない、アダムの最初の妻は“リリス”と名前がつけられています。
なお、イヴがアダムの二度目の妻である根拠は、神はアダムの肋骨から最初の女性を作ったはずなのに、調べても男女の肋骨の数が一緒、もしくは、男の方が多いからだそうです。