【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「は、はああ……。か、感激です、天道様……」
絶頂と口づけでぐったりと脱力したベアトリーチェを床に座らせる。
一方で、ぎしぎりと背中側で鎖の音が鳴るのを一郎の耳は捉えていた。そろそろ、サキ……いや、リリスが意識を戻すようだ。
いや、もう半分は目を覚ましているか……?
ただ、まだ覚醒しきっていないようだ……。
全身が目覚めるまで、もう数瞬か?
「えっ? な、なんじゃあ──?」
がんとリリスのチョーカーに繋げた鎖が強く鳴った。
「ぐっ」
だが、ほんの拳ひとつ分くらいしか長さしかないので、力いっぱいに引っ張った分だけ、リリスは首を引き戻されて、床に顔の横を打ち付けてしまったようだ。
「いつつつ……。な、なんで、こんな風に?」
リリスは首の後ろに繋げられた両腕や、棒枷のために閉じられない両脚に何度も目をやり、唖然としている。
「やっと、目を覚ましたか、リリス? じゃあ、折檻の時間だ」
一郎はとりあえず、ベアトリーチェとの性交で汚れたままの男根をリリスの前に持っていく。
そして、床に寝ているリリスの前に仁王立ちしてから、リリスの首を床に繋いでいる鎖を外して手に持った。
わざと乱暴に引っ張りあげる。
「あぐううっ、ひぎいっ」
リリスが悲鳴をあげて必死に立ちあがる。
だが、両手はチョーカーの後ろに手錠で繋げているし、膝と膝のあいだには、肩幅ほどの金属棒があいだに入っている。
うまく立つこともできずに、リリスの小さな身体が、なかば、床から浮きあがる感じにもなった。
それでも体幹はいいのだろう。
なんとか、体勢を取り直して一応は自分の足でしっかりと立った。
「げほ、げほ、げほ、しゅ、
リリスが悲鳴をあげた。
一郎は力いっぱいにリリスの頬を張り倒した。
「いびいっ」
幼いリリスの身体が横に吹っ飛ぶ。
だが、チョーカーに繋がった鎖の端を一郎が握っている。
床に倒れる前に、鎖の張力にちょっと引き戻されてから、リリスが顔から床に倒れ込む。
「サキ様──」
少し離れて見守る感じになっているベアトリーチェが声をあげた。
「リリスだ。そして、これは躾だ──。そうだな、リリス? 折檻して欲しいと言ったのはリリスだ。それに間違いないな。それとも、不本意なのか?」
一郎はわざと冷たい物言いでリリスに言い放った。
すでに汗をかき、息も荒げているリリスがやっと顔を引き締まらせる。
失神する前にした一郎とのやり取りを思い起こしたのだろう。
「い、いや、不本意じゃない……。ど、どうか、わしを躾けてくれ。わしに折檻を……」
「よく言った。だったら、叩かれた意味を考えろ──。さっきも言ったとおり、お前のことは一から躾け直すし、調教もやり直す。ものを教えるときには、動物のように痛みで覚えさせる。うまくできれば、ご褒美だ……。しかし、もしも、放逐されたいなら、いま言え。考えてやる──」
「えっ?」
リリスは呆然としている。
言われた意味がよくわかってないのかもしれない。
覚醒したばかりでいきなり張り倒され、さすがに頭は回らないか。
それはともかく、目の前のリリスは、どこからどう見ても、幼い魔族の女の子そのものだ。
顔は可愛らしいし、喋る言葉こそサキのままだが、発達していない舌がちょっと舌足らずの発音を作るし、声もかなり高い。
それをこうやって苛めるのは、まさに幼女を陵辱している気分になる。
もちろん、“ロリ魔族”となったリリスを調教するのは、一郎の嗜虐の血が刺激される。
しかも、実際には
「後でやっぱりやめますと言っても、許してはやれんぞ。どうする──? このまま、折檻を受けるのか──。それとも、やめるのか──? 考えてやるぞ、しかし、俺から離れるなら。名前も返してもらうからな──。リリスというのは、俺のもとで調教をやり直すことを決めた“ロリ魔族”に与えた名前だ」
一郎は意図的に怒鳴る。
「ろ、ろりい……?」
サキが首を傾げる。
ああ、“ロリコン”は、この世界にはない言葉か……。
それはともかく、こいつ、本当に舌足らずなのだ。話す内容は大人びているが、童女が精一杯の大人の真似で背伸びをしているみたいで可愛いだろう。
思わず、苦笑した。
「それはいい。それでどうするんだ?」
もちろん、考えるだけで、この“ロリ魔族”になったリリスを手放す気持ちはさらさらない。
ベアトリーチェのときと同様に、リリスの覚悟を促したいだけだ。
リリスはちょっときょとんとしていたが、すぐにはっとなる。
だが、一郎は、その片膝を少し強めに蹴った。
「きゃん」
リリスは完全に立ちあがっていたのだが、また床に倒れ込む。
しかし、またしても、一郎の持つ鎖でチョーカーが戻され、首から一郎側に戻る。
それはともかく、やっぱり幼体の身体ではサキは、随分と弱いようだ。
「サ……いえ、リリス様──。ああ、お願いでございます、天道様。わたしたちは、リリス様には恨みなど持っておりません。折檻など無用です。それどころか、リリス様は必死になって、わたしたちを守ってくれました。恩人なんです──。ですから……」
「いいから、黙っていろ」
一郎は、ベアトリーチェの口に穴あきのボールギャグを発生させる。
いきなり口の中にボールギャグを出現させられて、ベアトリーチェが目を白黒させているのがわかった。
「い、いや、主殿、わ、わしはリリスでいい──。いや、リリスがいい──。ど、どうか、しつけてくれ」
「よく言った。だったら立て──。なんで叩かれたか考えろ」
一郎は鎖を引っ張って強引にリリスを立たせる。
両手も両脚も拘束されているリリスは、うまく動けなくてチョーカーで引きずりあげられるかたちになる。
「げほ、げほっ、げほ」
やっと立ちあがったものの、苦しそうにえずいている。
身体が幼体に戻ったことで、やはり身体全体が弱体化しているのは間近いない。
心と頭以外は、幼体なのだろう。
一郎は宙から取り出すように、右手に乗馬鞭を出す。
リリスの幼い脇腹を横から一閃する。
「ひんっ」
小さな脇腹に赤い鞭痕ができる。
あえて、治療はしない。
そのままにしておく。
「リリス、お前はしばらくは、俺の身の回りを世話する召使いにする。ほかの女とのセックスが終わったら、まずはお前が俺の一物を掃除するんだ。覚えろ──」
反対側からも無防備の脇腹を叩く。
赤い線が白い肌に走り、リリスが顔をしかめた。
「わ、わかった……」
リリスが立っている一郎の股間に顔を埋める。
背の低いリリスだと、立って一郎の股間を口で咥えても、ほんのちょっと屈む程度だ。
舌で奉仕をして体液を舐め始めたが、すぐに腰を動かし始めた。
「ううっ、ううっ……」
リリスが苦しそうに顔を歪める。
痒いのだろう。
一郎が亜空間に準備している掻痒剤にもランクがあるが、最高度の痒さのものを塗ってやったのだ。
しかも、詰め込むほどにだ。
いまだに悲鳴をあげないだけ、心の芯の部分は妖魔将軍のサキなのだろう。
「痒いか、リリス?」
一郎は白かった肌を真っ赤にして、全身の毛穴という毛穴から汗を噴き出させ始めているリリスに言った。
開いている膝をもじつかせるように腰を動かしているが、掃除フェラだけは続けている。
リリスは、一郎の股間を懸命に舐めながら、小さく首を動かした。
「だったら、やめろ。その代わり、調教も終わりだ。好きなところに行っていい。その代わりに、二度と俺たちには近づくな。それだけのことをしたんだ。俺が後宮なんて欲しがるなんて思ったのか──? なんてことをするんだ。お前のやったことは、卑劣な誘拐魔だ。わかっているのか──」
一郎は声をあげた。
後ろでベアトリーチェがなにか叫んでいるが放っておく。
どうせ、そんなことはない、とでも言っているのだろう。
ボールギャグを嵌めさせてよかった。
また、一郎の言葉に、リリスが上目遣いになり、一郎の顔を見あげて、大きく目を見開いた。
びっくりしている。
どうやら、この後に及んで、園遊会で人間族の貴族の子女を集めて大量の性奴隷狩りをしたこと自体は一郎が喜ぶと思っていた節がある。
一郎は嘆息した。
「わかりやすく言ってやる。お前がしたことは、幼かったコゼを隷属して従わせ、男たちに厠女として使わせていた奴隷商のしたこととまったく一緒だ。そいつは、俺が殺してやった。俺は、そいつに対する怒りと同じくらいに怒っているんだぞ──」
一郎はリリスの赤い髪を掴んで、一郎の股間から引き離した。
「そ、そんな……。じゃあ、わ、わしは……。だ、だって、主殿が喜ぶと……」
リリスは愕然としているようだ。
どうやらわかっていなかったみたいだ。
まあ、強いものが弱いものを虐げてもいいという魔族の社会で育ったこいつだ。人間族の常識をすぐに悟れというのが無理なのかもしれないが……。
しかし、それでいて、ベルズやミランダの話によれば、自分の尊厳を犠牲にしてでも、自分が奴隷宮に集めた女たちは守ろうとしていたみたいだ。
そこにいるベアトリーチェ自身も、こいつには悪感情は抱いていない。
言葉で説明させるまでもなく、淫魔術で感情に触れていれば、ベアトリーチェが本気でリリスを擁護するとともに、心配しているのを感じることができる。
一郎は、二本の鎖を亜空間から出すと、空中に放り投げる。
ここは一郎の想像のままに、世界を作ることができる亜空間だ。
その鎖の端が空中の途中で止まり、まるでそこに見えない天井と金具でもあるかのように、空中からぶら下がる。
一郎は垂れている二本の鎖の反対側に二組の足枷の片側を一個ずつつけると、リリスの足首をそれぞれに繋げた。
指を鳴らして、鎖を縮めていく。
「うわっ」
膝のあいだに金属棒が挟まったリリスの両足首が徐々に引きあがり、小さなリリスの身体が尻餅をつく。
「わっ、わっ、わっ──」
さらに、リリスの身体がどんどんと上にあがっていき、やがて、完全に頭が白い床から離れた。
一郎はリリスの股間が一郎の胸ほどの高さになったところで、リリスの身体の吊り上げをやめる。
リリスは一郎の前で完全な逆さ吊りの状態になった。
「じゃあ、とりあえず、話してもらおうか」
一郎は言った。
左手にはさっき出した乗馬鞭を持っていたが、右手には小筆を持っている。さっきベアトリーチェをいたぶったときに使ったのと同じものだ。
「は、話すって……なにを……。だが、しゅ、主殿……か、かゆくて……。お、お願いじゃ。かゆみをなんとか……」
リリスがまた身体を小刻みに震わせて歯を喰いしばるような動作をした。
相変わらず、汗がどんどんと肌から湧き出てくる。
一郎はとりあえず、筆でリリスの内腿の付け根をすっと撫でてやった。
「ひああああっ」
リリスが両手を後ろで組んでいる頭を激しく動かして、身体を暴れさせる。
「痒みを癒やして欲しければ、さっさと説明しろ。ちゃんと説明できれば、好きなところに鞭を打ってやろう。言葉がとまれば、筆でくすぐりだ。いや、逆がいいか? 罰が鞭で、ご褒美が筆がいいか。好きな方でいいぞ」
もう一度、股間を筆でくすぐる。
しかし、一番痒い場所には触らない。その周りを筆先で這うだけだ。
「んぎいいいっ、主殿おおおおっ」
リリスが逆さ吊りの身体をのたうたせる。
「王宮でなにがあった? そもそも、テレーズというもうひとりの女は何者だ?」
筆を引きあげて、軽く股間を鞭で叩く。
「ひぎゃあああ」
軽くといっても、丸出しの股間への直接の打擲だ。
幼児の身体に戻っているリリスにとっては、言語を絶する激痛に違いない。
だが、いまのリリスにとっては、これが“ご褒美”なのだ。
「あ、ああっ、もう一度じゃ──。た、頼む、主殿──。もう一度、股ぐらを打ってくれ──。いや、打ちまくってくれ──。おねがいじゃあ」
リリスがぼぼろぼろと涙をこぼしだした。
やっぱり、心が弱くなっている。
一郎は、再び筆で股間を二度、三度とくすぐり動かす。
やっぱり、痒みの中心はぎりぎり避けてだ。
「あああっ、もうゆるしでええ──」
リリスが激しく身体を振った。
「ご褒美は、ちゃんと喋ったときだと説明しただろうが。いい加減に喋らないと、痒み液を塗り足して、しばらく放置するぞ」
一度鞭を亜空間に片付けると、痒み液の小瓶を出して、膝のところに嵌まっている枷の両方に上から垂らしてやる。
股間と尻穴に埋め込んでやった油剤よりも、粘性状のものだ。
どろりと枷の上にのって、ゆっくりと内腿を伝って股間に垂れていく。
「ひあっ、な、なんじゃ? そ、それはなんじゃ──?」
気がついたリリスが逆さ吊りのまま、目を大きく見開く。
「新しい痒み液だ。最初に塗った油剤に混ざると、痒みが二倍、いや、四倍にくらいになるかな。股間に垂れ落ちる前に喋った方がいいぞ」
一郎は笑って、もう一度膝枷の上に油剤を垂らす。
さらにどろりと股間に向かって落ちていく。
「いやああ、もう、もういやじゃああ。喋ると言っても、そんなになにもかも一度には……。あっ、あっ、あっ、到達する──。ま、股に……。いやあじゃあ、いやああ」
「ははは、暴れると、すぐに股ぐらに到達するぞ。まあ、暴れなくても、到達するけどな」
一郎はにやりと微笑んだ。
かなり粘性力が強いので、一気には垂れずゆっくりと落ちていくが、すでに先端は内腿の付け根に到達しようとしている。
「ひいいいっ──。わ、わかったから。なにも隠するもりは、ないんじゃ……。テ、テレーズ──。あの偽物テレーズがわしを真名で操って……」
「真名で?」
驚いた。
このサキを真名で操っただと?
真名というのは、魔族の中でも高位魔族にしか現れないという不思議なものであり、低位魔族には出現しないのに、なぜか能力が高くなると、真名というものが現れて、その名を呼ばれると、相手の支配下に入ってしまうというものらしい。
なんとも不思議な性質だが、なるほど、“サキ”は真名で支配されたのか……。
俺のサキを……。
むっとしてしまう。
こいつを好き勝手していいのは、一郎だけだ──。
「しかし、お前ほどの妖魔が真名を簡単に知られたのか?」
一郎は訊ねた。
知られれば相手に隷属される真名だけに、高位魔族は二重三重の防護を鑑定術などに対して備えている。一郎は比較的簡単に真名を暴くが、それは魔眼という極めて特殊な能力があるからだ。
実際には、そう簡単にはいかないことは知っていた。
「あっ、ああっ、かゆいいい──。かゆいいい──。た、タリオから、も、持ってきたという、ま、魔族殺しの香を、か、嗅がされて……。あ、あれは、わしらにはわからんから……。能力を低下させられて……。あ、ああっ、む、鞭じゃああ──。鞭打ってくれええ、主殿おおお」
“魔族殺し”だと?
しかも、タリオ?
「まだだ。それで誰なんだ? その偽テレーズは?」
「テ、テレーズの本名は知らん──。か、顔も……。本物のテレーズに化けていて……。いや、化けさせられていて……。そのテレーズ自身も、タリオの諜者に奴隷にされていた女で……。ああ、きた──。痒み剤がまた来たあああ──。かゆいいい──。これは痒いいい──」
「痒いか。そうだろうな。じゃあ、早く語り終えるんだ。死ぬほど犯して、また気絶させてやる。それで、そのテレーズはどこに行った? 死んだのか? 殺されたか?」
淫魔術で痒みの中心はわかっているので、再び筆で刺激する。
その周りを……。
それはともかく、やっぱり、タリオが絡んでいたのか……。
辺境候軍でも、南域でもそうだった。
アネルザの異母弟のレオナルドを焚きつけたのは、結局潜入していたタリオの間者だったことはわかったし、南方で暴れたドピィとやらの率いた賊徒が保持していた大量の銃はタリオ産であることは十中八九間違いなさそうな感じだ。
それに加えて、王都の騒乱さえも、タリオの絡んでいたことだったのか……。
あのアーサーめ……。
どうしてくれよう……。
「い、生きておる。どこに行ったかわからん──。わしは真名で操られていたから、なにもできんで──。だが、ふたりでタリオの間者は殺して──。それでやっと隷属から逃れて、あいつは逃亡して……」
「ふうん……。じゃあ、園遊会というのも、そのタリオの間者の奴隷だった偽テレーズのしたことか?」
一郎はまた、筆をリリスの股に持っていく。
「いや、それはわしの考えで……。主殿が王になるお祝いにしようと……。はうううっ──もう、いじめないでえええ」
一郎は喋っているリリスの股間を筆で刺激すると、リリスがぼろぼろと涙を流しながら絶叫した。
しかし、その声と口調と姿があまりにも、見た目のままの童女の物言いと仕草だったので、一郎は思わず噴き出してしまった。